説明

携帯装置、携帯装置の操作方法およびコンピュータプログラム

単一の接触検知領域からなるユーザ入力(102、206、302、404)を有する携帯装置(100、200、300、400)が開示される。ユーザ入力は、接触検知領域に加えられた力に応答して信号を出力(500、600、700)するように構成される。携帯装置は、対応する制御信号の供給(504、604、704)のために信号の複数のレベル中の1つを識別(502、602、702)するように構成されたコントローラ(104)をさらに有する。制御信号は、携帯装置の操作を制御(606、706)するために利用可能である。携帯装置の操作方法および操作方法を実施するためのコンピュータプログラムも開示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯装置、携帯装置の操作方法、および操作方法を実施するためのコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザにより操作される装置では、装置の実際の動作を規定する上で、ユーザインターフェイスが非常に重要となる。このことは、特に、ユーザインターフェイスのためのスペースが制限されると同時に、ユーザの移動中または同時タスクの実行時でもユーザインターフェイスの容易な操作が望まれる、携帯装置に当てはまる。簡易化された入力インターフェイスのための1つのアプローチは、単一ボタン入力(single−button input)の利用である。第1、第2および第3の予め定められた連続スイッチの出力状態に基づき、第1、第2および第3の状態コマンドの発行時点を判断するスイッチモニタを開示するUS5,966,093Aは、この一例を提供している。マイクロプロセッサは、メモリと協力して状態コマンドのためにタイマを維持する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、このアプローチは、ユーザからのリズム感を要求し、習得および利用が困難となる場合がある。よって、習得および利用が容易な簡素化されたユーザ入力が要求される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、直感的な入力が人間の直感により直接的に認識可能な指標(位置、速度、力、方向等)に基づくものであることが望ましいという理解に基づいている。本発明は、最小限のスペース上で実施可能な入力が入力動作に関連して僅かな動作のみを要求し、または動作を要求しないものであることが望ましいという理解に基づいている。このことから、本発明は、単一の入力領域に加えられた力に基づくアプローチを形成した。GB2381499Aには、機械的な相互作用の程度に基づく入力の一例を見出すことができる。GB2381499Aは、手動の相互作用の程度に関連して入力信号を生成し、入力信号が第1の閾値レベルを超えて第2の閾値レベルに至るまでは、単一のキープレスに基づきディスプレイ上の第1または第2のキャラクタが表示されるように、処理手続きを開始することを開示している。発明者は、異なる入力の同様な識別が単一の入力領域のみを有するヘッドセット等の小型携帯装置を制御するために有用であることを見出した。
【0005】
本発明の第1の観点によれば、単一の接触検知領域からなるユーザ入力を有する携帯装置であって、ユーザ入力は、接触検知領域に加えられた力に応答して信号を出力するように構成され、携帯装置は、対応する制御信号の供給のために信号の複数のレベル中の1つを識別するように構成されたコントローラをさらに有する携帯装置が提供される。
【0006】
制御信号は、音量を制御するように構成されてもよい。ユーザ入力が作動する場合において、閾値レベルを超える信号レベルに対応する制御信号は、音量を増加させるように構成されてもよく、閾値レベルを超えない信号レベルに対応する制御信号は、音量を減少させるように構成されてもよい。制御信号は、呼処理を制御するように構成されてもよい。呼が受けられユーザ入力が作動する場合において、閾値レベルを超える信号レベルに対応する制御信号は、呼を拒否するように構成されてもよく、閾値レベルを超えない信号レベルに対応する制御信号は、呼を受付けるように構成されてもよい。ヘッドセットが待機状態にありユーザ入力が作動する場合において、閾値レベルを超える信号レベルに対応する制御信号は、呼を開始するために音声制御を作動させるように構成されてもよく、閾値レベルを超えない信号レベルに対応する制御信号は、呼を開始するために直近の電話番号をリダイヤルするように構成されてもよい。
【0007】
上記携帯装置は、ヘッドセットでもよい。ヘッドセットは、ブルートゥース技術を用いて無線通信するように構成されてもよい。
【0008】
ユーザ入力は、接触検知領域と機械的に接触し、ユーザ入力の加えられた力を信号に変換する変換器を形成するロードセルを有してもよい。ロードセルは、電気活性ポリマー、微小電気機械センサ、歪みゲージ、圧電センサのうちのいずれかでもよい。
【0009】
本発明の第2の観点によれば、単一の接触検知領域からなるユーザ入力を有する携帯装置の操作方法であって、接触検知領域に加えられた力に応答して信号を供給し、信号の複数のレベル中の1つを識別し、識別されたレベルに対応する制御信号を供給することを含む操作方法が提供される。
【0010】
上記操作方法は、制御信号に応答して音量を制御することをさらに含んでもよい。
【0011】
上記操作方法は、ユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えるときに音量を増加させ、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えないときに音量を減少させることをさらに含んでもよい。
【0012】
携帯装置がヘッドセットでもよく、上記操作方法は、ブルートゥース技術を用いて無線通信することをさらに含んでもよい。
【0013】
上記操作方法は、制御信号に基づき呼を処理することをさらに含んでもよい。
【0014】
上記操作方法は、呼が受けられユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えるときに呼を拒否し、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えないときに呼を受付けることをさらに含んでもよい。
【0015】
上記操作方法は、ヘッドセットが待機状態にありユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えるときに呼を開始するために音声制御を作動させ、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えないときに呼を開始するために直近の電話番号をリダイヤルすることをさらに含んでもよい。
【0016】
接触検知領域が変換器を形成するロードセルでもよく、上記操作方法は、ユーザ入力の加えられた力をロードセルにより信号に変換することをさらに含んでもよい。
【0017】
本発明の第3の観点によれば、コンピュータ読取可能な媒体であって、接触検知領域に加えられた力に応答して信号を供給し、信号の複数のレベル中の1つを識別し、識別されたレベルに対応する制御信号を供給することをプロセッサに制御させる命令集合を有する、コンピュータ読取可能な媒体が提供される。
【0018】
制御信号に応答して音量をプロセッサに制御させる命令集合を有する。
【0019】
上記コンピュータ読取可能な媒体は、ユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えるときに音量を増加させ、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えないときに音量を減少させることをプロセッサに制御させる命令集合を有してもよい。
【0020】
上記コンピュータ読取可能な媒体は、制御信号に基づき呼をプロセッサに制御させる命令集合を有してもよい。
【0021】
上記コンピュータ読取可能な媒体は、呼が受けられユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えるときに呼を拒否し、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えないときに呼を受付けることをプロセッサに制御させる命令集合を有してもよい。
【0022】
上記コンピュータ読取可能な媒体は、ヘッドセットが待機状態にありユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えるときに呼を開始するために音声制御を作動させ、ある信号レベルに対応する制御信号が閾値レベルを超えないときに呼を開始するために直近の電話番号をリダイヤルすることをプロセッサに制御させる命令集合を有してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係る携帯装置を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯装置を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る携帯装置を示す図である。
【図4】本発明に係る携帯装置の利用を示す図である。
【図5】本発明に係る方法を示すフロー図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る方法を示すフロー図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る方法を示すフロー図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るコンピュータ読取可能な媒体を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、本発明に係る携帯装置100を概略的に示すブロック図である。携帯装置100は、多くのスペースを要求しない簡素化された直感的なユーザ入力が有利となる、ヘッドセット、または時計、パルスメータ、リモートコントローラ等の他の携帯装置でありうる。携帯装置100は、装置100のユーザ制御のためのユーザ入力(user input)102を有する。ユーザ入力102は、多くのスペースを要求しない簡素化された直感的なユーザ入力を実現するために、ボタンまたはキー等の接触検知領域にユーザによる加えられた力の量に応答する出力信号を供給可能な単一の接触検知領域からなる。ユーザ入力は、このような信号を供給可能とするために、信号を供給することにより、加えられた力を変換および指示可能な変換器としてロードセルを有する。
【0025】
ロードセルは、電気活性ポリマー、微小電気機械センサ(micromechanical sensor)、歪みゲージ、圧電センサ、またはセンサ技術として公知であり、加えられた力に応答して電気的な出力信号を供給可能な他のセンサを用いて実施可能である。信号は、サンプリング、フィルタリング、および/または携帯装置100のコントローラ104での処理を容易にする他の方法で処理されうる。
【0026】
コントローラ104は、加えられた力、つまり、ユーザ入力102を作動させるユーザの意図を判定するために信号を処理する。処理は、もちろん、ユーザ入力102の作動または非作動を判断することだけではなく、作動時に加えられた力が閾値を超えているか超えていないかを判断することも含む。ここで、閾値は、ユーザがユーザ入力102にハードプレスまたはソフトプレスを意図していることが明確となるように設定されることが望ましい。
【0027】
選択的に、作動の力を2以上のレベルで識別して入力可能な選択肢を増加させることも可能であるが、このことにより、ユーザの意図の識別が困難となる場合がある。さらに選択的に、作動のレベルは、携帯電話のユーザインターフェイスに利用される短いプレスまたは長いプレス、またはUS5,966,093Aに開示されている複数のプレスのように、作動のタイミングと組合せることも可能である。いくつかのレベルの力の利用と同様に、このことにより、入力可能な選択肢が増加しうるが、ユーザの直感を減少させてしまう場合がある。
【0028】
コントローラ104は、よって、ユーザ入力102により供給される信号の判定、いずれの制御信号がユーザの意図を反映しているであろうという判定に基づき制御信号を供給する。制御信号は、そして携帯装置の制御操作のために利用される。例えば、制御信号は、スピーカなどを通じて携帯装置により供給される音声出力の音量を調節するために利用可能である。よって、例えば、閾値レベルを超える信号レベルに対応する制御信号は、音量を増加させるように制御し、閾値レベルを超えない信号レベルに対応する制御信号は、音量を減少させるように制御する。もちろん、2つの選択肢は、ユーザインターフェイスの設計要求に応じて切替え可能である。
【0029】
前述した例は、例えばヘッドセットに適している。ヘッドセットは、音声出力の音量を調節することが望まれるスピーカと、選択的に双方向通信用のマイクロホンからなり、電話、コンピュータ、メディアプレイヤ、PDA、ナビゲーションエイド等の主装置と通信するように構成されている。この通信は、有線で行われてもよく、ブルートゥース無線技術等を用いて、代替的に無線で行われてもよい。電話としての利用では、制御信号は、呼処理の制御に適用されてもよい。例えば、入力の一状態は、前述したように、受信された呼の受付けを制御するように設計されてもよく、他の状態は、呼の拒否を制御するように設計されてもよい。
【0030】
代替的に、または待機、着信(call reception)、呼継続(ongoing call)等の異なる状況により暗示される異なる操作モードとして追加的に、異なる選択肢が提供可能であり、入力の一状態は、前述したように、音声制御の作動を制御するように設計されてもよく、他の状態は、直近の電話番号のリダイヤルを制御するように設計されてもよい。
【0031】
前述したとおり、同一の装置について、異なる状況は、異なる選択肢をユーザに提供可能である。待機状態は、音声制御およびリダイヤルの作動の選択肢を提供してもよく、着信は、呼の受付けまたは拒否の選択肢を提供してもよく、呼継続は、音量の調節の選択肢を提供してもよい。
【0032】
図2は、本発明の一実施形態に係る携帯装置200を、ユーザの耳に取り付けられる音声出力202と、ユーザの口に向けられるマイクロホン204を有するワイヤレスヘッドセットとして示している。携帯装置200は、装置200の制御のために接触検知領域206からなるユーザ入力を有している。接触検知領域206は、ユーザが装置200を見なくても容易に認識可能なように構成されることが望ましい。
【0033】
図3は、本発明の一実施形態に係る携帯装置300を示している。携帯装置300は、装置300の制御のために接触検知領域302からなるユーザ入力を有している。接触検知領域302は、ユーザが装置300を見なくても容易に認識可能なように構成されることが望ましい。この実施形態では、接触検知領域302は、ユーザが装置を握ることができるように端部304の反対側に配置されている。これにより、より正確に力を加えることができるので、特に、いくつかの選択肢のためにいくつかのレベルの力を各々に識別する場合に有用となりうる。
【0034】
図4は、本発明に係る携帯装置400の一例がユーザ402により利用される場合の利用を示している。図4から理解されるように、ユーザは、利用中にユーザ入力を作動するときに、装置400を見ることができない。例えば、動作中のパルスメータまたは他の同様な携帯装置についても、同様のことが当てはまる。よって、直感的かつ容易にユーザ入力を認識することが要求される。
【0035】
図5は、図1から図4のいずれかを参照して先に説明された携帯装置を操作するための、本発明に係る方法を示すフロー図である。信号供給ステップ500では、接触検知領域に加えられた力に応答して信号が供給される。信号レベル識別ステップ502では、信号の2以上のレベル中の1つが他のレベルから識別される。レベルは、閾値により識別されることが望ましく、最低レベルも最小レベル閾値により接触検知領域の非作動から識別されることが望ましい。制御信号供給ステップ504では、信号レベル識別ステップ502で他のレベルから識別された決定レベルに対応して制御信号が供給される。制御信号は、そして、携帯装置を操作するために利用可能となる。
【0036】
図6は、本発明の一実施形態に係る方法を示すフロー図である。信号供給ステップ600では、接触検知領域に加えられた力に応答して信号が供給される。信号レベル識別ステップ602では、信号の2以上のレベル中の1つが他のレベルから識別される。制御信号供給ステップ604では、信号レベル識別ステップ602で他のレベルから識別された決定レベルに対応して制御信号が供給される。制御信号は、そして、音量調節ステップ606で音量を調節することにより携帯装置を操作するために利用可能となる。
【0037】
図7は、本発明の一実施形態に係る方法を示すフロー図である。信号供給ステップ700では、接触検知領域に加えられた力に応答して信号が供給される。信号レベル識別ステップ702では、信号の2以上のレベル中1つが他のレベルから識別される。制御信号供給ステップ704では、信号レベル識別ステップ702で他のレベルから識別された決定レベルに対応して制御信号が供給される。制御信号は、そして、呼処理ステップ706で呼を処理することにより携帯装置を操作するために利用可能となる。
【0038】
図8は、本発明の一実施形態に係るコンピュータ読取可能な媒体を概略的に示している。携帯装置は、ソフトウェアと協力して装置内のハードウェアにより実施可能となる。よって、操作の制御は、汎用プロセッサおよび/または信号プロセッサ等の処理手段と協力した実施に適している。コンピュータプログラムは、図8に示すように、コンピュータ読取可能な媒体800上に記憶され、前述した方法を処理手段802に実行させるために処理手段802により読出および実行可能なプログラムコードを有することが望ましい。
【0039】
プログラムコードは、さらに、図1を参照した例で説明された操作を処理手段に実行させることが可能である。
【0040】
処理手段802およびコンピュータプログラム製品800は、プログラムコードを連続して実行して動作をステップ順に実行するように構成可能であるが、通常、リアルタイムベースでプログラムコードを実行して動作を要求およびデータの利用可能性に応じて実行するように構成可能である。処理手段802は、通常、組込みシステムと称されるものであることが望ましい。よって、図8に示すコンピュータ読取可能な媒体800および処理手段802は、原理の理解を提供するための説明の目的としてのみ解釈されるべきであり、要素の直接的な説明として解釈されるべきではない。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
単一の接触検知領域からなるユーザ入力を有する携帯装置であって、
前記ユーザ入力は、前記接触検知領域に加えられた力に応答して信号を出力するように構成され、
前記携帯装置は、対応する制御信号の供給のために前記信号の複数のレベル中の1つを識別するように構成されたコントローラをさらに有する携帯装置。
【請求項2】
前記制御信号は、音量を制御するように構成される、請求項1に記載の携帯装置。
【請求項3】
前記ユーザ入力が作動する場合において、閾値レベルを超える信号レベルに対応する制御信号は、前記音量を増加させるように構成され、前記閾値レベルを超えない信号レベルに対応する前記制御信号は、前記音量を減少させるように構成される、請求項2に記載の携帯装置。
【請求項4】
ヘッドセットである、請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯装置。
【請求項5】
前記ヘッドセットは、ブルートゥース技術を用いて無線通信するように構成される、請求項4に記載の携帯装置。
【請求項6】
前記制御信号は、呼処理を制御するように構成される、請求項4または5に記載の携帯装置。
【請求項7】
呼が受けられ前記ユーザ入力が作動する場合において、閾値レベルを超える信号レベルに対応する前記制御信号は、前記呼を拒否するように構成され、前記閾値レベルを超えない信号レベルに対応する前記制御信号は、前記呼を受付けるように構成される、請求項6に記載の携帯装置。
【請求項8】
前記ヘッドセットが待機状態にあり前記ユーザ入力が作動する場合において、閾値レベルを超える信号レベルに対応する前記制御信号は、前記呼を開始するために音声制御を作動させるように構成され、前記閾値レベルを超えない信号レベルに対応する前記制御信号は、前記呼を開始するために直近の電話番号をリダイヤルするように構成される、請求項6に記載の携帯装置。
【請求項9】
前記ユーザ入力は、前記接触検知領域と機械的に接触し、ユーザ入力の加えられた力を前記信号に変換する変換器を形成するロードセルを有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の携帯装置。
【請求項10】
前記ロードセルは、電気活性ポリマー、微小電気機械センサ、歪みゲージ、圧電センサのうちのいずれかである、請求項9に記載の携帯装置。
【請求項11】
単一の接触検知領域からなるユーザ入力を有する携帯装置の操作方法であって、
前記接触検知領域に加えられた力に応答して信号を供給し、
前記信号の複数のレベル中の1つを識別し、
前記識別されたレベルに対応する制御信号を供給すること
を含む操作方法。
【請求項12】
前記制御信号に応答して音量を制御することをさらに含む、請求項11に記載の操作方法。
【請求項13】
前記ユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する前記制御信号が閾値レベルを超えるときに前記音量を増加させ、ある信号レベルに対応する前記制御信号が前記閾値レベルを超えないときに前記音量を減少させることをさらに含む、請求項12に記載の操作方法。
【請求項14】
前記携帯装置がヘッドセットであり、ブルートゥース技術を用いて無線通信することをさらに含む、請求項11から13のいずれか1項に記載の操作方法。
【請求項15】
前記制御信号に基づき呼を処理することをさらに含む、請求項14に記載の操作方法。
【請求項16】
前記呼が受けられ前記ユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する前記制御信号が閾値レベルを超えるときに前記呼を拒否し、ある信号レベルに対応する前記制御信号が閾値レベルを超えないときに前記呼を受付けることをさらに含む、請求項15に記載の操作方法。
【請求項17】
前記ヘッドセットが待機状態にあり前記ユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する前記制御信号が閾値レベルを超えるときに前記呼を開始するために音声制御を作動させ、ある信号レベルに対応する前記制御信号が前記閾値レベルを超えないときに前記呼を開始するために直近の電話番号をリダイヤルすることをさらに含む、請求項15に記載の操作方法。
【請求項18】
前記接触検知領域が変換器を形成するロードセルであり、ユーザ入力の加えられた力を前記ロードセルにより前記信号に変換することをさらに含む、請求項11から17のいずれか1項に記載の操作方法。
【請求項19】
コンピュータ読取可能な媒体であって、
接触検知領域に加えられた力に応答して信号を供給し、
前記信号の複数のレベル中の1つを識別し、
前記識別されたレベルに対応する制御信号を供給すること
をプロセッサに制御させる命令集合を有する、コンピュータ読取可能な媒体。
【請求項20】
前記制御信号に応答して音量をプロセッサに制御させる命令集合を有する。
【請求項21】
前記ユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する前記制御信号が閾値レベルを超えるときに前記音量を増加させ、ある信号レベルに対応する前記制御信号が前記閾値レベルを超えないときに前記音量を減少させることをプロセッサに制御させる命令集合を有する。
【請求項22】
前記制御信号に基づき呼をプロセッサに制御させる命令集合を有する。
【請求項23】
前記呼が受けられ前記ユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する前記制御信号が閾値レベルを超えるときに前記呼を拒否し、ある信号レベルに対応する前記制御信号が前記閾値レベルを超えないときに前記呼を受付けることをプロセッサに制御させる命令集合を有する。
【請求項24】
前記ヘッドセットが待機状態にあり前記ユーザ入力が作動する場合において、ある信号レベルに対応する前記制御信号が閾値レベルを超えるときに前記呼を開始するために音声制御を作動させ、ある信号レベルに対応する前記制御信号が前記閾値レベルを超えないときに前記呼を開始するために直近の電話番号をリダイヤルすることをプロセッサに制御させる命令集合を有する。
【請求項25】
コンピュータプログラムコードを有するコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムコードを実行するプロセッサに、請求項11から18のいずれか1項に記載の方法を実行させるための命令を含むコンピュータプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2011−510574(P2011−510574A)
【公表日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−543395(P2010−543395)
【出願日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際出願番号】PCT/EP2008/059006
【国際公開番号】WO2009/097910
【国際公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】