説明

携帯電話ネット身体測定システム

【課題】健康増進のために老若男女を問わず歩いたり走ったり泳いだり自転車に乗ったりなど運動をしている、しかしその運動が、その個人に適しているかどうかはフィットネスクラブ等の施設に行かないと測定が出来ない、そのため無理な運動や体調の悪さなどに気が付かなくて、かえって健康を害したり、場合によっては死亡するケースなどが起こっている。
【解決手段】腕や指に付着したセンサーとコネクター付きケーブルを携帯電話に接続し、運動時の身体情報を携帯電話でインターネットに接続し、運動の開始時と終了時に身体データーを情報サービス会社に送信する、情報サービス会社は運動の開始時と終了時に送られたデーターを解析して血圧や心拍数や消費カロリーなどの情報やアドバイスを提供する、情報サービス会社は提供する情報に応じて課金する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、運動時の身体情報を携帯電話を使ってインターネートに接続して情報サービス会社から提供を受けるシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
健康増進のために運動時の身体情報を測定するフィットネスクラブには多種多様な測定機械が据付けられている。近年、携帯電話が普及し、携帯電話でインターネットに接続して天気やスポーツやイベント等のいろんな情報が多量に情報サービス会社から提供されている。
【特許文献1】特開2003−316905号公報
【特許文献1】特開平5−201374号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
健康増進のために老若男女を問わず歩いたり走ったり泳いだり自転車に乗ったりなど運動をしている、しかしその運動が、その個人に適しているかどうかはフィットネスクラブ等の施設に行かないと測定が出来ない、そのため無理な運動や体調の悪さなどに気が付かなくて、かえって健康を害したり、場合によっては死亡するケースなどが起こっている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、腕や指に付着したセンサーとコネクター付きケーブルを携帯電話に接続し、運動時の身体情報を携帯電話の表示部に表示することを特徴とする。
【0005】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の携帯電話はインターネット接続を可能とし、運動の開始時と終了時にインターネットに接続して、身体データーを情報サービス会社に送信することを特徴とする。
【0006】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の情報サービス会社は運動の開始時と終了時にインターネットを介して送られたデーターを解析して血圧や心拍数や消費カロリーなどの情報やアドバイスを提供することを特徴とする。
【0007】
また、請求項4記載の発明は、請求項2記載の情報サービス会社は提供する情報の量に応じて課金することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る携帯電話ネット身体測定システムによれば、携帯電話とセンサーと接続ケーブルさえあれば、フィットネスクラブのような専用の施設に行かなくても、場所や時間に関係なく運動の開始時と終了時のデーターをインターネットを介して情報サービス会社に送信すれば適切な情報やアドバイスを提供してもらえる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
センサーとコネクター付き接続ケーブルと携帯電話を接続し、インターネットでデーターを送信し、情報サービス会社から解析データーの提供を受け、情報サービス会社は提供する情報によって課金するシステムによって実現した。
【実施例1】
【0010】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明に係わる携帯電話ネット身体測定システムの全体システム構成図である。また、図2はこの発明に係わる携帯電話ネット身体測定システムのセンサーとコネクター付き接続ケーブルと携帯電話とを接続した斜視図である。図3は、この発明に係わる携帯電話ネット身体測定システムの携帯電話の表示部の実施例である。
【0011】
図1、図2において、利用者1は運動を始める前に、腕や指にセンサーを取り付ける、センサーは運動中に邪魔にならず外れないように、たとえばバンド式のもので止める。
【0012】
センサー2には信号を伝えるケーブル3が接続されており、ケーブル3のもう一方にはコネクター4が装着されている。
【0013】
センサー2は腕や指から血液の圧力や速度や体温、発汗などを測定する、測定したアナログ信号は携帯電話に入力する前にデジタル信号に変換される。
【0014】
利用者1は携帯電話5でインターネット6に接続し、情報サービス会社7に運動開始時の測定データーを送信する、情報サービス会社7のサーバーは運動開始時のデーターを受信する、利用者1は運動が終了すると再度、携帯電話5でインターネット6に接続し、情報サービス会社7に運動終了時の測定データーを送信する。
【0015】
図3において、情報サービス会社7のサーバーは運動終了時のセンサー測定データーを再び受信し、情報サービス会社7は運動開始時の測定データーと運動終了時の測定データーを解析して血圧や心拍数や消費カロリーなどの解析データーをインターネットで利用者1の携帯電話5の表示部8に表示する。
【0016】
さらに情報サービス会社7は、利用者1の今の運動が適切なのか、運動が激しすぎるのか、軽すぎるかの解析結果もインターネットを介して利用者1の携帯電話5の表示部8にアドバイスする。
【0017】
従来は過度の運動によって逆に健康を害したり、場合によっては死亡するケースもあったが、利用者1は前記アドバイスによって運動量を調節することができる、本来、このような運動直後の運動者の身体情報を測定して、運動量の良し悪しを判断するには、フィットネスクラブ等の専任のインストラクターに頼まなくてはならず、フィットネスクラブの会員になるにも多額の費用が必要で、高額所得者しか会員になれず、クラブの運営時間も制限があるなど問題があった。
【0018】
本発明は運動をする老若男女の誰でも時間に制限なく低料金で、運動情報のアドバイスが携帯電話でインターネットに接続することで得られる、情報サービス会社7は利用者1から予め年齢や性別、過去の運動経験、疾患経歴、仕事、身長、体重、血圧、血糖値等の情報の提供を受け入力する、利用者1は情報サービス会社7に個人情報を登録する。
【0019】
情報サービス会社7は提供をうけた個人情報はセキュリティーで保護し、利用者1はサービスを受ける際は個人のIDを入力しなければならない。
【0020】
利用者1は登録時に例えば入会金のような形で課金され、さらに運動情報提供時毎に課金される、情報サービス会社7は前記課金手段によって運営費用を賄う。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明は、低料金で誰でもが時間や場所に関係なく、運動による消費カロリーや血圧などの身体情報を携帯電話でインターネットに接続すること得られるシステム用途に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明に係わる携帯電話ネット身体測定システムの全体システム構成図である。
【図2】この発明に係わる携帯電話ネット身体測定システムのセンサーとコネクター付き接続ケーブルと携帯電話とを接続した斜視図である。
【図3】この発明に係わる携帯電話ネット身体測定システムの携帯電話の表示部の実施例である。
【符号の説明】
【0023】
1 利用者
2 センサー
3 ケーブル
4 コネクター
5 携帯電話
6 インターネット
7 情報サービス会社
8 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
腕や指に付着したセンサーとコネクター付きケーブルを携帯電話に接続し、運動時の身体情報を携帯電話の表示部に表示することを特徴とする携帯電話ネット身体測定システム。
【請求項2】
請求項1記載の携帯電話はインターネット接続を可能とし、運動の開始時と終了時にインターネットに接続して、身体データーを情報サービス会社に送信することを特徴とする携帯電話ネット身体測定システム。
【請求項3】
請求項2記載の情報サービス会社は運動の開始時と終了時にインターネットを介して送られたデーターを解析して血圧や心拍数や消費カロリーなどの情報やアドバイスを提供することを特徴とする携帯電話ネット身体測定システム。
【請求項4】
請求項2記載の情報サービス会社は提供する情報に応じて課金することを特徴とする携帯電話ネット身体測定システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−72865(P2006−72865A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−257802(P2004−257802)
【出願日】平成16年9月6日(2004.9.6)
【出願人】(500548943)
【出願人】(504338678)
【Fターム(参考)】