説明

撮像装置

【課題】 上述した事情を考慮してなされたもので、外部マイク及び内部マイクの性能を十分発揮することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】 切り替えスイッチ4は、内蔵マイク装置2と外部マイク接続シュー2を介して接続された外部マイク装置1とのいずれかからの音声信号を切り替えて出力する。A/Dコンバータ5は、切り替えスイッチ4が出力する音声信号をアナログ/デジタル変換してデジタル音声信号を出力する。制御装置8は、外部マイク接続シュー2に接続されている外部マイク装置2から外部マイク情報を読み出し、読み出した外部マイク情報から外部マイク装置2の性能を判断して、A/Dコンバータ5における量子化ビット数及び/又はサンプリングレートを制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関し、より詳細には、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置における録音技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の撮像装置における録音機能の構成例を図4に示す。
図4に示すように、従来は外部マイク101が外部マイク接続シュー103に接続されていない場合には切り替えスイッチ104によって内蔵マイク102が選択され、外部マイク101が外部マイク接続シュー103に接続されている場合には切り替えスイッチ104によって外部マイク101が選択されて音声信号がA/Dコンバータ105へ入力される。A/Dコンバータ105は、入力された音声信号を、一定の量子化ビット数とサンプリングレートでデジタルデータへと変換する。変換されたデジタルデータに対して、DSP106が、一定の音声信号圧縮を行い、圧縮データを出力する。出力された圧縮データが記録装置107にて映像信号と共に記録媒体に記録される。
【0003】
例えば、内蔵マイクを備えるビデオカメラに外部マイクを接続して、内蔵マイクと外部マイクとの切り換えを外部マイクに設けたスイッチで行うという技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2004−222131号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の撮像装置では、どのような性能の外部マイク101が外部マイク接続シュー103に接続されたとしても内蔵マイク102使用時と全く同じ条件で録音を行うことになり、外部マイクの性能を十分発揮出来ない場合があるという問題がある。
また、指向性の顕著な外部マイクを用いた状態で、近距離撮影を行う時には内蔵マイクの方がより良い録音性能を発揮する場合があり、これに対応できないという問題がある。
【0006】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、外部マイク及び内部マイクの性能を十分発揮することができる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による撮像装置においては、性能情報、識別情報、又は双方を少なくとも含む外部マイク情報を記録した記録媒体を有する外部マイクと、外部マイクを接続可能な接続手段と、内蔵マイクと、内蔵マイクと接続手段を介して接続された外部マイクとのいずれか一つからの音声信号を切り替えて出力する切り替え手段と、外部マイクが接続手段に接続されている場合に接続されている外部マイクの記録媒体から外部マイク情報を読み出す読み出し手段と、切り替え手段が出力する音声信号をアナログ/デジタル変換してデジタル音声信号を出力する変換手段と、変換手段が出力するデジタル音声信号を所定のデータ形式に変換して所定形式音声データを出力するデータ形式変換手段と、撮影した映像データを出力する撮影手段と、データ形式変換手段が出力する所定形式音声データ及び撮影手段が出力する映像データを記録媒体に記録する記録手段と、読み出し手段が読み出した外部マイク情報から外部マイクの性能を判断して、変換手段における量子化ビット数及び/又はサンプリングレートを制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
これにより、外部マイクの性能に応じた最適な量子化ビット数及び/又はサンプリングレートでアナログ/デジタル変換を行うことができる。
【0008】
また、本発明による撮像装置の一態様例においては、画像信号と音声信号を記録する撮像装置において、外部マイクを接続することのできる外部マイク接続手段と、外部マイク接続手段に接続される外部マイクの有するマイク情報を取得するマイク情報取得手段と、撮影光学系の撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、音声信号をアナログ/デジタル変換する変換手段と、情報取得手段によって取得した外部マイクのマイク情報および撮影情報取得手段によって取得した撮影光学系の撮影情報に基づいて、変換手段にて設定されている量子化ビットまたはサンプリングレートを変更する変更手段とを有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明による撮像装置の一態様例においては、画像信号と音声信号を記録する撮像装置において、撮像装置に内蔵される内蔵マイクと、外部マイクを接続することのできる外部マイク接続手段と、外部マイク接続手段に接続される外部マイクの有するマイク情報を取得するマイク情報取得手段と、撮影光学系の撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、情報取得手段によって取得した外部マイクのマイク情報および撮影情報取得手段によって取得した撮影光学系の撮影情報に基づいて、内蔵マイクから音声信号を出力させるか外部マイクから音声信号を出力させるかを切り換える切換手段とを有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明による撮像装置の一態様例においては、画像信号と音声信号を記録する撮像装置において、外部マイクを接続することのできる外部マイク接続手段と、外部マイク接続手段に接続される外部マイクの有するマイク情報を取得するマイク情報取得手段と、撮影光学系の撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、音声信号を圧縮処理する圧縮処理手段と、情報取得手段によって取得した外部マイクのマイク情報および撮影情報取得手段によって取得した撮影光学系の撮影情報に基づいて、圧縮処理手段にて設定されている圧縮レートを変更する変更手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明による撮像装置は、外部マイク及び内部マイクの性能を十分発揮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態における撮像装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における撮像装置の概略構成を示す図である。尚、本発明の特徴となる部分は、撮像装置の録音機能に関する部分であるので、図1では、撮像装置の録音機能に関する部分の概略構成を主に示している。
【0013】
図1において、10は、撮像装置であり、後述する内蔵マイク装置2と外部マイク装置1を切り替えて音声を録音する機能を有する。1は、外部マイク装置であり、音声を音声信号に変換して出力するマイク機能に加えて、自身の性能情報(以下、外部マイク情報とする)を保存する記録媒体を有する。また、外部マイク装置1は、後述する外部マイク接続シュー3に接続可能な構成であり、外部マイク接続シュー3を介して撮像装置10へ音声信号を供給する。
【0014】
また、上述した外部マイク装置1自身の性能情報とは、例えば外部マイク装置1の指向特性や雑音特性などの集音性能に関する情報である。尚、外部マイク装置1が撮像装置10へ供給する外部マイク情報は、上述した外部マイク装置1自身の性能情報に限定されるものではなく、外部マイク装置1自身の識別情報や製造元情報などを代わりに用いたり、合わせて用いたりしてもよい。尚、外部マイク装置1自身の識別情報を用いる場合には、後述する制御装置8の内部に、その識別情報を基に外部マイク装置1の性能に関する情報を特定できる情報テーブルが用意されているとする。
【0015】
内蔵マイク装置2は、撮像装置10に最初から装備されている内蔵マイクである。外部マイク接続シュー3は、撮像装置10において外部マイクを利用できるようにするためのものである。例えば、外部マイク装置1が接続されている場合には、外部マイク接続シュー3は、外部マイク装置1からの音声信号を切り替えスイッチ4へ出力する。また、後述する制御装置8からの要求に応じて外部マイク装置1からの外部マイク情報を出力する。
【0016】
切り替えスイッチ4は、外部マイク装置1または内部マイク装置2からの音声信号を切り替えて後述するA/Dコンバータ5へ出力する。具体的には、外部マイク装置1が外部マイク接続シュー3に接続されている場合には、外部マイク装置1からの音声信号をA/Dコンバータ5へ出力するよう選択する。また、切り替えスイッチ4は、外部マイク装置1が外部マイク接続シュー3に接続されていない場合には内部マイク装置2からの音声信号をA/Dコンバータ5へ出力するよう選択する。
【0017】
A/Dコンバータ5は、切り替えスイッチ4から入力される音声信号を、後述する制御装置8による制御に応じた量子化ビット数及びサンプリングレートによりアナログ/デジタル変換処理を行い、デジタルデータ(デジタル音声信号)を出力する。
【0018】
DSP(Digital Signal Processor)6は、A/Dコンバータ5によって出力されたデジタルデータに対して音声用圧縮処理を行い、圧縮データを出力する。記録装置7は、DSP6によって出力された圧縮データを記録媒体へ記録する処理を行う。
【0019】
制御装置8は、外部マイク接続シュー3に外部マイク装置1が接続された場合に、外部マイク接続シュー3を介して外部マイク装置1の記録媒体から外部マイク情報を取得する機能と、後述する撮影装置9から撮影光学系の撮影情報を取得する機能とを備える。更に、制御装置8は、取得した外部マイク情報と撮影情報とを基に、A/Dコンバータ5の量子化ビット数またはサンプリングレートを制御する。これにより、外部マイク装置1の出力を撮影状況に応じた最適な量子化ビット数及びサンプリングレートにてA/D変換することができる。
【0020】
撮影装置9は、レンズや絞りなどの光学系、CCDなどの撮像素子、及び撮像素子の出力信号を基に映像信号を生成する映像信号処理装置などから構成され、記録装置7へデジタル映像信号を出力する。これにより、記録装置7は、DSP6が出力する(音声の)圧縮データと合わせて撮影装置9が出力するデジタル映像信号も記録媒体に記録する。また、撮影装置9は、レンズの焦点距離情報、合焦距離情報、被写界深度情報などの情報を撮影光学系の撮影情報を制御装置8に対して出力する。複数の撮影シーンモードがあらかじめ設定され、そのなかから1つの撮影シーンモードを選択する撮像装置の場合には、選択された撮影シーンモードを撮影情報として制御装置8に対して出力する。
【0021】
上記撮影情報の具体例を示して、A/Dコンバータ5のサンプリングレートや量子化ビット数の制御例について以下に説明する。
例えば、撮影情報の対象物とのフォーカス位置から距離情報を取得し、近距離の被写体の撮影であると判断した場合であって、接続されている外部マイク装置1が指向性の高い遠距離用マイクであった場合は内部マイク装置2を選択し、内部マイク装置2の性能に応じたA/Dコンバータ5のサンプリングレートや量子化ビット数となるよう制御する。逆に遠距離の被写体の撮影であると判断した場合には、外部マイク装置1を選択し、A/Dコンバータ5のサンプリングレートや量子化ビット数を外部マイク装置1に最適な値に制御する。
【0022】
上記例のように、撮影情報から被写体の存在する範囲がわかり、マイク情報から外部マイク装置1の集音特性がわかるので、集音特性の良い範囲に被写体が存在するのであれば、A/Dコンバータ5の量子化ビット数を高くしたり、サンプリングレートを高くし、集音特性の良い範囲に被写体が存在しないのであれば、A/Dコンバータ5の量子化ビット数を低くしたり、サンプリングレートを低くする。
【0023】
以上の構成により、第1の実施形態における撮像装置10は、外部マイク装置1が外部マイク接続シュー3に接続された場合には、外部マイク装置1の性能及び、撮影状況に応じてA/Dコンバータ5を制御することで、外部マイク装置1からの音声信号を適切な量子化ビット数及びサンプリングレートでデジタル信号化することができる。
【0024】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態における撮像装置の概略構成について説明する。図2は、本発明の第2の実施形態における撮像装置の概略構成を示す図である。尚、図2において、符号21〜23、25〜27、及び29は、図1の1〜3、5〜7、及び9と同様の構成であるので、説明を省略する。
【0025】
図2において、20は、撮像装置である。切り替えスイッチ24は、制御装置28からの制御に応じて外部マイク装置21または内部マイク装置22からの音声信号を切り替えて後述するA/Dコンバータ25へ出力する。制御装置28は、外部マイク装置21から取得した外部マイク情報と撮影装置29から取得した撮影情報とを基に、A/Dコンバータ25の量子化ビット数及びサンプリングレートを制御すると共に、切り替えスイッチ24を制御する。
【0026】
以上に示した構成により、第2の実施形態における撮像装置20は、外部マイク装置21が外部マイク接続シュー23に接続された場合には、外部マイク装置21の性能及び、撮影状況に応じてA/Dコンバータ25を制御することで、外部マイク装置21からの音声信号を適切な量子化ビット数及びサンプリングレートでデジタル信号化することができるとともに、外部マイク装置21の性能及び、撮影状況に応じて外部マイク装置21又は内部マイク装置22からの音声信号を適切に切り替えることができる。
【0027】
例えば、制御装置28において、外部マイク装置21からの外部マイク情報より外部マイク装置21の性能が指向性の強いものであると判断し、かつ、撮影情報として、撮影装置29におけるレンズの焦点制御情報を得て、その焦点制御情報から近距離撮影であると判断した場合には、制御装置28は、切り替えスイッチ24を内蔵マイク装置24に切り替えるよう制御する。これにより、指向性の顕著な外部マイクを用いた状態で、近距離撮影を行う時には内蔵マイクの方がより良い録音性能を発揮する場合に対応することができる。すなわち、撮像装置20は、外部マイク装置21及び内部マイク装置22の性能を十分発揮することができる。
【0028】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態における撮像装置の概略構成について説明する。図3は、本発明の第3の実施形態における撮像装置の概略構成を示す図である。尚、図3において、符号31〜35、37、及び39は、図2の21〜25、27、及び29と同様の構成であるので、説明を省略する。
【0029】
図3において、30は、撮像装置である。DSP36は、A/Dコンバータ35によって出力されたデジタルデータに対して音声用圧縮処理を行い、圧縮データを出力する。この際、DSP36は、制御装置38からの制御に応じて最適な圧縮レートで可変的に音声用圧縮処理を行う。制御装置38は、図2の制御装置28と同様に外部マイク装置31から取得した外部マイク情報と撮影装置39から取得した撮影情報とを基に、A/Dコンバータ35の量子化ビット数及びサンプリングレートを制御すると共に、切り替えスイッチ24を制御する機能を有する。また、更に、制御装置38は、外部マイク装置31から取得した外部マイク情報と撮影装置39から取得した撮影情報とを基に、DSP36における音声用圧縮処理の圧縮レートを制御する。
【0030】
以上に示した構成により、第3の実施形態における撮像装置30は、上述した第2の実施形態における撮像装置20における効果と同様の効果を得ることに加えて、外部マイク装置31の性能及び、撮影状況に応じてDSP36の圧縮レートを制御することで、音声信号を適切な圧縮レートで圧縮することができる。
【0031】
尚、上述した第1の実施形態〜第3の実施形態における撮像装置10、20、及び30においては、外部マイク情報を基に判断する外部マイク装置の性能、及び撮影情報を基に判断する撮影状況に応じて各種の制御(切り替えスイッチ、A/Dコンバータ、DSPなどの制御)を行ったが、外部マイク装置の性能情報及び撮影光学系の撮影情報のいずれか一つを用いて各種の制御をおこなってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の第1の実施形態における撮像装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態における撮像装置の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施形態における撮像装置の概略構成を示す図である。
【図4】従来の撮像装置の録音機能の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
1、21、31 外部マイク装置
2、22、32 内蔵マイク装置
3、23、33 外部マイク接続シュー
4、24、34 切り替えスイッチ
5、25、35 A/Dコンバータ
6、26、36 DSP
7、27、37 記録装置
8、28、38 制御装置
9、29、39 撮影装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
性能情報、識別情報、又は双方を少なくとも含む外部マイク情報を記録した記録媒体を有する外部マイクと、
前記外部マイクを接続可能な接続手段と、
内蔵マイクと、
前記内蔵マイクと前記接続手段を介して接続された前記外部マイクとのいずれか一つからの音声信号を切り替えて出力する切り替え手段と、
前記外部マイクが前記接続手段に接続されている場合に接続されている前記外部マイクの前記記録媒体から前記外部マイク情報を読み出す読み出し手段と、
前記切り替え手段が出力する前記音声信号をアナログ/デジタル変換してデジタル音声信号を出力する変換手段と、
前記変換手段が出力するデジタル音声信号を所定のデータ形式に変換して所定形式音声データを出力するデータ形式変換手段と、
撮影した映像データを出力する撮影手段と、
前記データ形式変換手段が出力する前記所定形式音声データ及び前記撮影手段が出力する前記映像データを記録媒体に記録する記録手段と、
前記読み出し手段が読み出した前記外部マイク情報から前記外部マイクの性能を判断して、前記変換手段における量子化ビット数及び/又はサンプリングレートを制御する制御手段と
を具備することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記撮影手段における制御情報及び設定情報の少なくとも一つを含む撮影情報を前記撮影手段より取得する撮影情報取得手段を更に具備し、
前記制御手段は、前記外部マイクの性能の判断に加えて、前記撮影情報取得手段が取得した前記撮影情報を基に撮影状況を判断して、前記変換手段における量子化ビット数及び/又はサンプリングレートを制御すること
を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記外部マイクの性能の判断に応じて、前記切り替え手段における切り替え処理を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記外部マイクの性能の判断に加えて、前記撮影情報取得手段が取得した前記撮影情報を基に撮影状況を判断して、前記切り替え手段における切り替え処理を制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記データ形式変換手段が、前記デジタル音声信号を圧縮データ形式に圧縮処理することで所定形式音声データを出力する場合に、前記制御手段は、前記外部マイクの性能の判断に応じて、前記データ形式変換手段における圧縮処理を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記データ形式変換手段が、前記デジタル音声信号を圧縮データ形式に圧縮処理することで所定形式音声データを出力する場合に、前記制御手段は、前記外部マイクの性能の判断に加えて、前記撮影情報取得手段が取得した前記撮影情報を基に撮影状況を判断して、前記データ形式変換手段における圧縮処理を制御することを特徴とする請求項2又は4に記載の撮像装置。
【請求項7】
画像信号と音声信号を記録する撮像装置において、
外部マイクを接続することのできる外部マイク接続手段と、
前記外部マイク接続手段に接続される外部マイクの有するマイク情報を取得するマイク情報取得手段と、
撮影光学系の撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
音声信号をアナログ/デジタル変換する変換手段と、
前記情報取得手段によって取得した前記外部マイクのマイク情報および前記撮影情報取得手段によって取得した前記撮影光学系の撮影情報に基づいて、前記変換手段にて設定されている量子化ビットまたはサンプリングレートを変更する変更手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項8】
画像信号と音声信号を記録する撮像装置において、
前記撮像装置に内蔵される内蔵マイクと、
外部マイクを接続することのできる外部マイク接続手段と、
前記外部マイク接続手段に接続される外部マイクの有するマイク情報を取得するマイク情報取得手段と、
撮影光学系の撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
前記情報取得手段によって取得した前記外部マイクのマイク情報および前記撮影情報取得手段によって取得した前記撮影光学系の撮影情報に基づいて、前記内蔵マイクから音声信号を出力させるか前記外部マイクから音声信号を出力させるかを切り換える切換手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項9】
画像信号と音声信号を記録する撮像装置において、
外部マイクを接続することのできる外部マイク接続手段と、
前記外部マイク接続手段に接続される外部マイクの有するマイク情報を取得するマイク情報取得手段と、
撮影光学系の撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
音声信号を圧縮処理する圧縮処理手段と、
前記情報取得手段によって取得した前記外部マイクのマイク情報および前記撮影情報取得手段によって取得した前記撮影光学系の撮影情報に基づいて、前記圧縮処理手段にて設定されている圧縮レートを変更する変更手段とを有することを特徴とする撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−229329(P2006−229329A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−37905(P2005−37905)
【出願日】平成17年2月15日(2005.2.15)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】