説明

映像音声記録再生装置

【課題】パスワードや映像音声情報に付加される視聴制限の情報を用いることなく、HDDやDVDに記録されている映像音声情報が不用意に視聴されること、および、予期しない番組がHDDやDVDに記録されることを防止する。
【解決手段】HDD6やDVD13の再生の指示が入力手段10に入力されたときにHDD6やDVD13の再生を禁止するかどうかの設定と、HDD6やDVD13への記録の指示が入力手段10に入力されたときにHDD6やDVD13への記録を禁止するかどうかの設定とを行う禁止許可設定手段19を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスクドライブ(以下では、HDDと称する)やDVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力されたときにHDDやDVDの再生を禁止するか許可するかの設定と、HDDやDVDに映像音声情報を記録する指示が入力されたときにHDDやDVDへの映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定とを可能にした映像音声記録再生装置、および、映像音声情報を情報記録媒体に記録する指示が入力されたときに映像音声情報を情報記録媒体に記録することを禁止するか許可するかの設定を可能にした映像音声記録再生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
映像音声情報が記録されたDVDの再生を、ある状態となるときには禁止し、別の状態となるときには許可する技術に、パレンタルロックと呼ばれる技術がある。すなわち、この技術では、DVD毎に記録されたパレンタルレベルと、再生装置の側に設定されたパレンタルレベルとを比較するようになっている。そして、比較結果が再生の許可を示すときには、再生の指示が入力されるとDVDの再生を行い、比較結果が再生の禁止を示すときには、再生の指示が入力されるときにも、DVDの再生を行わないようになっている(第1の従来技術とする)。
【0003】
また、以下に示す技術が提案されている(第2の従来技術とする)。すなわち、この技術では、コンピュータ本体から取り外しが可能なHDDの内部に設けられたフラッシュメモリに、予め、オーナー名とオーナーパスワードとを記憶している。また、ユーザ認証のためのデータ(ユーザ名とパスワード)をフラッシュメモリに記憶している。また、オーナー名とオーナーパスワードとを、コンピュータ本体を介して前記HDDに入力するときでは、前記HDDの状態を、非ロック状態とロック状態とのうち、任意の側の状態に設定できるとともに、ユーザ毎の属性を設定できるようになっている。
【0004】
そして、非ロック状態に設定されたときでは、前記HDDは、書き込みと読み出しとが可能な、通常のHDDとして動作する。一方、ロック状態に設定されたときでは、コンピュータ本体からユーザ認証のためのデータ(ユーザ名とパスワード)が与えられると、フラッシュメモリに記憶したユーザ認証のためのデータを参照することによって、与えられたデータが正しいかどうかを調べる。与えられたデータを調べた結果、データが正しいことが判明すると、正しく認証されたことをコンピュータ本体の側に知らせるとともに、データ領域にアクセス可能な状態に移行する。データ領域にアクセス可能な状態に移行した後では、認証されたユーザの属性が読み書き可能であるときには、読み出しと書き込みとが可能なHDDとして動作する。一方、認証されたユーザの属性が読み出しのみであった場合には、データの読み出しのコマンドは受け付けるが、データの書き込みコマンドの受け付けを拒否するHDDとして動作する(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、以下に示す技術が提案されている(第3の従来技術とする)。すなわち、この技術では、ユーザ機器は、自身に記録されているコンテンツデータを再生するための操作要求が出されると、現在時刻情報、機器ID、コンテンツ情報、操作情報をサービスセンタに送信するとともに、これらの情報を用いて、ある限られた時間内でのみ有効となるワンタイムパスワードを作成する。一方、サービスセンタの側では、ユーザ機器から送られてきた情報と自身の時計部で得られる現在時刻情報から、同じくワンタイムパスワードと操作許可指令とを作成し、それをユーザ機器に送信する。ユーザ機器ではこれら2つのワンタイムパスワードを比較し、一致すればユーザからの要求のあった操作(再生)を実行するようになっている。このため、情報提供側に未登録の機器でのコンテンツデータの不正使用が防止されることになる(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2004−86336号公報(第0026−0045段落)
【特許文献2】特開2004−227077号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、第1の従来技術を用いる場合には、以下に示す問題を生じていた。すなわち、パレンタルロックでは、視聴を制限する情報を映像音声情報に付加することが不可欠となっている。このため、ビデオカメラを用いて個人的に撮影した映像音声情報等のように、視聴を制限する情報が付加されていない映像音声情報であって、且つ、他のユーザに見られたくない映像音声情報が、HDDや装置にセットされたDVDに記録されており、且つ、本人がいないときにも、他のユーザが装置を使用可能になっているときでは、他のユーザに見られたくない映像音声情報が、他のユーザによって見られるという事態が発生するが、このような事態の発生を防止できない。また、連続ドラマ、等のような特定の番組の記録のみに使用するDVDを装置にセットしているときに、他のユーザによって、そのDVDに、異なる番組が不用意に記録されるという事態の発生を防止できない。また、HDDの空き領域が少なく、例えば、2時間分の番組の記録が可能な程度の空き領域しか残っていない状態において、2時間の番組の録画予約をしたとき、他のユーザによって、その空き領域に番組が記録されると、録画予約が実行できなくなるという事態が発生するが、このような事態の発生を防止できない。
【0007】
第2の従来技術は、コンピュータ本体から取り外し可能なHDDに対して、正しいユーザ名とパスワードとが入力された場合に、記録と再生との双方を可能にするか、または、再生のみを可能にするかの設定を、オーナー名とオーナーパスワードとを知るユーザによって設定可能にした技術となっている。つまり、ユーザ名とパスワードとを用いて、ユーザ毎の記録や再生に関する許可または禁止を管理する技術となっている。このため、ユーザ名とパスワードとを用いることなく、第1の従来技術において生じた問題を解決しようとする場合には、適用することが困難な技術となっている。
【0008】
第3の従来技術は、情報提供側に未登録の機器でのコンテンツデータの不正使用を防止する技術であるので、上記した第1の従来技術における問題を解決しようとする観点からは、適用することが困難な技術となっている。
【0009】
本発明は、上記の問題点を解決するため創案されたものであり、その目的は、パスワード、あるいは、映像音声情報に付加される視聴制限の情報を用いることなく、HDDやDVDに記録されている映像音声情報が不用意に視聴されることを防止できるとともに予期しない番組がHDDやDVDに記録される事態の発生を防止することのでき、且つ、録画予約のために確保していた空き領域が、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザによって使用されたために、空き領域が不足して録画予約が実行できなくなるという事態の発生を防止することのでき、且つ、本人以外のユーザによって、禁止するか許可するかの設定が変更される事態の発生を防止することのできる映像音声記録再生装置を提供することにある。
【0010】
また本発明の目的は、HDDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力されたときにHDDの再生を禁止するかどうか、HDDに映像音声情報を記録する指示が入力されたときにHDDへの記録を禁止するかどうか、DVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力されたときにDVDの再生を禁止するかどうか、DVDに映像音声情報を記録する指示が入力されたときにDVDへの記録を禁止するかどうかの設定を行う手段を備えることにより、パスワード、あるいは、映像音声情報に付加される視聴制限の情報を用いることなく、HDDやDVDに記録されている映像音声情報が不用意に視聴されることを防止できるとともに、予期しない番組がHDDやDVDに記録される事態の発生を防止することのできる映像音声記録再生装置を提供することにある。
【0011】
また本発明の目的は、映像音声情報を情報記録媒体に記録する指示が入力手段に入力されたときに情報記録媒体への映像音声情報の記録を禁止する設定を行ったときには、録画予約の受け付けを行うことを禁止するとともに録画予約に基づいてチューナ部が受信した番組を情報記録媒体に記録することを許可することにより、録画予約のために確保していた空き領域が、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザによって使用されたために、空き領域が不足して録画予約が実行できなくなるという事態の発生を防止することのできる映像音声記録再生装置を提供することにある。
【0012】
また、上記目的に加え、正しい暗証番号が入力されたときにのみ、禁止するか許可するかの設定の変更を可能とすることにより、本人以外のユーザによって、禁止するか許可するかの設定が変更される事態の発生を防止することのできる映像音声記録再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の課題を解決するため、本発明に係る映像音声記録再生装置は、ユーザの指示が入力される入力手段と、商用放送の番組を受信するチューナ部と、映像音声情報を内部に記録するとともに内部に記録した映像音声情報を再生して出力するHDDと、DVDへの映像音声情報の記録とDVDに記録された映像音声情報の再生とを行うディスクドライブ部と、録画予約の受け付けを行うとともに受け付けを行った録画予約を記憶する録画予約手段と、録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて、チューナ部が受信した番組を示す映像音声情報をDVDまたはHDDに記録する予約実行手段とを備えた映像音声記録再生装置に適用している。そして、予め入力された暗証番号を記憶する暗証番号記憶手段と、HDDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段に入力されたときにHDDに記録された映像音声情報の再生を禁止するか許可するかの設定と、HDDに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにHDDへの映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定と、DVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段に入力されたときにDVDの再生を禁止するか許可するかの設定と、DVDに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにDVDへの映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定とを行う禁止許可設定手段とを備えている。また、禁止許可設定手段は、HDDに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにHDDへの映像音声情報の記録を禁止する設定を行ったときには、録画予約手段が録画予約の受け付けを行うことを禁止するとともに録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて予約実行手段がチューナ部が受信した番組を示す映像音声情報をHDDに記録することを許可し、DVDに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにDVDへの映像音声情報の記録を禁止する設定を行ったときには、録画予約手段が録画予約の受け付けを行うことを禁止するとともに録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて予約実行手段がチューナ部が受信した番組を示す映像音声情報をDVDに記録することを許可する。また、禁止許可設定手段は、入力手段に入力された暗証番号が暗証番号記憶手段が記憶した暗証番号に一致するときには、前記禁止するか許可するかの設定の変更の受け付けを行うようになっている。
【0014】
すなわち、HDDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力されたときのHDDの再生を禁止に設定すると、この設定を変更しない限りでは、HDDに記録された映像音声情報が視聴されるという事態の発生が防止される。また、DVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力されたときのDVDの再生を禁止に設定すると、この設定を変更しない限りでは、DVDに記録された映像音声情報が視聴されるという事態の発生が防止される。また、HDDに映像音声情報を記録する指示が入力されたときのHDDへの記録を禁止に設定すると、HDDに、不用意に、予期しない映像音声情報が記録される事態の発生が防止される。また、DVDに映像音声情報を記録する指示が入力されたときのDVDへの記録を禁止に設定すると、DVDに、不用意に、予期しない映像音声情報が記録される事態の発生が防止される。また、チューナ部が受信した番組をHDDやDVDに記録する指示が入力されたときのHDDやDVDへの記録を禁止に設定すると、録画予約の受け付けを行うことが禁止される。このため、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザにより入力された指示に基づく録画や、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザにより入力された録画予約に基づく録画によって、HDDやDVDの空き領域が使用されるという事態の発生はなくなる。その結果、録画予約時に確保されていた空き領域は、録画予約の実行時まで確保されるので、録画予約を支障なく行うことができる。また、暗証番号を知らないユーザには、禁止するか許可するかの設定を変更できない。
【0015】
また本発明に係る映像音声記録再生装置は、ユーザの指示が入力される入力手段と、映像音声情報を内部に記録するとともに内部に記録した映像音声情報を再生して出力するHDDと、DVDへの映像音声情報の記録とDVDに記録された映像音声情報の再生とを行うディスクドライブ部とを備えた映像音声記録再生装置に適用している。そして、HDDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段に入力されたときにHDDに記録された映像音声情報の再生を禁止するか許可するかの設定と、HDDに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにHDDへの映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定と、DVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段に入力されたときにDVDの再生を禁止するか許可するかの設定と、DVDに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにDVDへの映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定とを行う禁止許可設定手段を備えている。
【0016】
すなわち、HDDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力されたときのHDDの再生を禁止に設定すると、この設定を変更しない限りでは、HDDに記録された映像音声情報が視聴されるという事態の発生が防止される。また、DVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力されたときのDVDの再生を禁止に設定すると、この設定を変更しない限りでは、DVDに記録された映像音声情報が視聴されるという事態の発生が防止される。また、HDDに映像音声情報を記録する指示が入力されたときのHDDへの記録を禁止に設定すると、HDDに、不用意に、予期しない映像音声情報が記録される事態の発生が防止される。また、DVDに映像音声情報を記録する指示が入力されたときのDVDへの記録を禁止に設定すると、DVDに、不用意に、予期しない映像音声情報が記録される事態の発生が防止される。
【0017】
また本発明に係る映像音声記録再生装置は、ユーザの指示が入力される入力手段と、商用放送の番組を受信するチューナ部と、チューナ部が受信した番組を示す映像音声情報を記録する情報記録媒体と、録画予約の受け付けを行うとともに受け付けを行った録画予約を記憶する録画予約手段と、録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて、チューナ部が受信した番組を示す映像音声情報を情報記録媒体に記録する予約実行手段とを備えた映像音声記録再生装置に適用している。そして、映像音声情報を情報記録媒体に記録する指示が入力手段に入力されたときに情報記録媒体への映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定を行う禁止許可設定手段を備え、禁止許可設定手段は、映像音声情報を情報記録媒体に記録する指示が入力手段に入力されたときに情報記録媒体への映像音声情報の記録を禁止する設定を行ったときには、録画予約手段が録画予約の受け付けを行うことを禁止するとともに録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて予約実行手段がチューナ部が受信した番組を示す映像音声情報を情報記録媒体に記録することを許可するようになっている。
【0018】
すなわち、映像音声情報を情報記録媒体に記録する指示が入力されたときの情報記録媒体への記録を禁止に設定すると、録画予約の受け付けを行うことが禁止される。このため、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザにより入力された指示に基づく録画や、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザにより入力された録画予約に基づく録画によって、情報記録媒体の空き領域が使用されるという事態の発生はなくなる。その結果、録画予約時に確保されていた空き領域は、録画予約の実行時まで確保されるので、録画予約を支障なく行うことができる。
【0019】
また、上記構成に加え、予め入力された暗証番号を記憶する暗証番号記憶手段を備え、禁止許可設定手段は、入力手段に入力された暗証番号が暗証番号記憶手段が記憶した暗証番号に一致するときには、前記禁止するか許可するかの設定の変更の受け付けを行うようになっている。すなわち、暗証番号を知らないユーザには設定を変更できない。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、HDDやDVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力されたときのHDDやDVDの再生を禁止に設定すると、この設定を変更しない限りでは、HDDやDVDに記録された映像音声情報が視聴されるという事態の発生が防止される。また、HDDやDVDに映像音声情報を記録する指示が入力されたときのHDDやDVDへの記録を禁止に設定すると、HDDやDVDに、不用意に、予期しない映像音声情報が記録される事態の発生が防止される。また、チューナ部が受信した番組をHDDやDVDに記録する指示が入力されたときのHDDやDVDへの記録を禁止に設定すると、録画予約の受け付けを行うことが禁止される。このため、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザにより入力された指示に基づく録画や、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザにより入力された録画予約に基づく録画によって、HDDやDVDの空き領域が使用されるという事態の発生はなくなる。従って、録画予約時に確保されていた空き領域は、録画予約の実行時まで確保されるので、録画予約を支障なく行うことができる。また、暗証番号を知らないユーザには、禁止するか許可するかの設定を変更できない。このため、パスワード、あるいは、映像音声情報に付加される視聴制限の情報を用いることなく、HDDやDVDに記録されている映像音声情報が不用意に視聴されることを防止できるとともに予期しない番組がHDDやDVDに記録される事態の発生を防止することができ、且つ、録画予約のために確保していた空き領域が本人以外のユーザによって使用されたために、空き領域が不足して録画予約が実行できなくなるという事態の発生を防止することができ、且つ、本人以外のユーザによって、禁止するか許可するかの設定が変更される事態の発生を防止することができる。
【0021】
また本発明によれば、HDDやDVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力されたときのHDDやDVDの再生を禁止に設定すると、この設定を変更しない限りでは、HDDやDVDに記録された映像音声情報が視聴されるという事態の発生が防止される。また、HDDやDVDに映像音声情報を記録する指示が入力されたときのHDDやDVDへの記録を禁止に設定すると、HDDやDVDに、不用意に、予期しない映像音声情報が記録される事態の発生が防止される。このため、パスワード、あるいは、映像音声情報に付加される視聴制限の情報を用いることなく、HDDやDVDに記録されている映像音声情報が不用意に視聴されることを防止できるとともに、予期しない番組がHDDやDVDに記録される事態の発生を防止することができる。
【0022】
また本発明によれば、映像音声情報を情報記録媒体に記録する指示が入力されたときの情報記録媒体への記録を禁止に設定すると、録画予約の受け付けを行うことが禁止される。このため、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザにより入力された指示に基づく録画や、禁止許可を設定したユーザとは異なるユーザにより入力された録画予約に基づく録画によって、情報記録媒体の空き領域が使用されるという事態の発生はなくなる。このため、録画予約のために確保していた空き領域が、禁止許可を設定したユーザ以外のユーザによって使用されたために、空き領域が不足して録画予約が実行できなくなるという事態の発生を防止することができる。
【0023】
また、さらに、暗証番号を知らないユーザには設定を変更できないようにしているので、本人以外のユーザによって、禁止するか許可するかの設定が変更される事態の発生を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0025】
図1は、本発明に係る映像音声記録再生装置の一実施形態の電気的構成を示すブロック線図であり、ハードディスクドライブ一体型DVDレコーダを示している。
【0026】
図において、チューナ部1は、マイクロコンピュータ(以下では、マイコンと称する)7から指示されたチャンネルの商用放送の番組を受信するとともに、受信して得られたアナログ映像信号(アナログ音声信号を含む)をA/D変換部2に出力する。A/D変換部2は、チューナ部1から出力されるアナログ映像信号をデジタル映像信号(デジタル音声信号を含み、以下では、映像信号と称する)に変換し、信号処理部3に出力する。
【0027】
なお、チューナ部1が出力する番組とは、チューナ部1が出力する番組を示すアナログ映像信号であり、このアナログ映像信号は、HDD6やDVD13に記録されるときでは、所定処理が施された映像音声情報として、HDD6やDVD13に記録される。しかし、以下における説明では、説明を簡明なものとするため、チューナ部1が出力するアナログ映像信号が、HDD6やDVD13に記録される場合では、チューナ部1が受信した『番組』、あるいは、チューナ部1が出力する『映像信号』は、チューナ部1が出力するアナログ映像音声信号を所定処理して得られた映像音声情報を示すものとする。
【0028】
ディスクドライブ部5は、信号処理部3より出力される映像音声情報を、DVD(請求項3記載の情報記録媒体)13に記録する。また、DVD13に記録された映像音声情報を再生して信号処理部3に出力する。
【0029】
HDD6は、信号処理部3より出力される映像音声情報を内部に記録する。また、内部に記録した映像音声情報を再生して信号処理部3に出力する。D/A変換部4は、信号処理部3より出力されるデジタル映像信号(デジタル音声信号を含む)を、アナログ映像信号(アナログ音声信号を含む)に変換し、外部に設けられたテレビ受像機14に出力する。
【0030】
信号処理部3は、A/D変換部2から出力されるデジタル映像信号を、エンコード部15を用い、MPEG2方式で圧縮処理することによって得られた映像音声情報を、ディスクドライブ部5やHDD6に出力する。また、ディスクドライブ部5やHDD6から出力される映像音声情報を、デコード部16を用い、MPEG2方式で伸長処理することによって得られたデジタル映像信号(デジタル音声信号を含む)をD/A変換部4に出力する。
【0031】
また、信号処理部3は、マイコン7からの指示に従い、ディスクドライブ部5から出力された映像音声情報をHDD6に転送する。また、HDD6より再生された映像音声情報をディスクドライブ部5に転送する。
【0032】
入力回路部8は、図示されない装置本体の前面パネルに設けられた電源キー等のキースイッチや、リモートコントローラ(以下では、リモコンと称する)9から送信される赤外線信号を受光する受光ユニット等を備えており、ユーザからの指示が入力される。また、入力されたユーザからの指示をマイコン7に出力する。なお、入力回路部8とリモコン9とは、請求項記載の入力手段10を構成している。
【0033】
暗証番号記憶手段11は、マイコン7に設けられたフラッシュメモリ等の不揮発性メモリによって構成され、入力手段10を用いて予め入力された暗証番号を記憶する。
【0034】
マイコン7は、ハードディスクドライブ一体型DVDレコーダとしての主要動作を制御する。すなわち、リモコン9等に入力されたユーザの指示に従って、チューナ部1が受信するチャンネルを制御する。また、信号処理部3を制御(信号処理部3を介したディスクドライブ部5やHDD6の制御を含む)することによって、DVD13に記録された映像音声情報を再生して、テレビ受像機14に表示する制御を行う。また、チューナ部1が受信した番組をDVD13に記録する制御を行う。
【0035】
また、HDD6に記録された映像音声情報を再生して、テレビ受像機14に表示する制御を行う。また、チューナ部1が受信した番組をHDD6に記録する制御を行う。また、ディスクドライブ部5から出力される映像音声情報をHDD6に転送する制御、HDD6から出力される映像音声情報をディスクドライブ部5に転送する制御を行う。
【0036】
また、マイコン7は、その機能の一部でもって録画予約手段17、予約実行手段18、禁止許可設定手段19を構成する。
【0037】
録画予約手段17は、録画する情報記録媒体がHDD6となるHDDモードとなるとき、および、録画する情報記録媒体がDVD13となるDVDモードとなるときとの双方において、録画予約の受け付けとなるときには、信号処理部3のオンスクリーンディスプレイ(図示を省略)を制御することによって、録画予約に必要な情報(録画日、受信するチャンネル、録画の開始時刻、録画の終了時刻、録画モード)の入力を求める画面を表示する(図8を参照)。また、この画面表示に対応して入力された録画予約の情報を記憶する。予約実行手段18は、録画予約手段17に記憶された録画予約の情報に基づいて、チューナ部1が受信した番組を、HDD6またはDVD13に記録する。
【0038】
禁止許可設定手段19は、HDD6に記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段10に入力されたときに、HDD6に記録された映像音声情報の再生を禁止するか許可するかの設定と、HDD6に映像音声情報(チューナ部1が出力する番組等)を記録する指示が入力手段10に入力されたときに、HDD6への映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定とを行う。また、DVD13に記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段10に入力されたときに、DVD13の再生を禁止するか許可するかの設定と、DVD13に映像音声情報(チューナ部1が出力する番組等)を記録する指示が入力手段10に入力されたときに、DVD13への映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定とを行う。
【0039】
また、禁止許可設定手段19は、映像音声情報をHDD6に記録する指示が入力手段10に入力されたときに、HDD6への映像音声情報の記録を禁止する設定を行ったときには、HDD6に番組を録画する録画予約の受け付けを録画予約手段17が行うことを禁止するとともに、予約実行手段18が録画予約手段17が記憶した録画予約に基づいて、チューナ部1が受信した番組をHDD6に記録することを許可する。
【0040】
また、映像音声情報をDVD13に記録する指示が入力手段10に入力されたときに、DVD13への映像音声情報の記録を禁止する設定を行ったときには、DVD13に番組を録画する録画予約の受け付けを録画予約手段17が行うことを禁止するとともに、予約実行手段18が録画予約手段17が記憶した録画予約に基づいて、チューナ部1が受信した番組をDVD13に記録することを許可する。
【0041】
また、禁止許可設定手段19は、入力手段10に入力された暗証番号が、暗証番号記憶手段11が記憶した暗証番号に一致するときには、DVD13の再生やDVD13への記録の禁止や許可、HDD6の再生やHDD6への記録の禁止や許可の設定の変更の受け付けを行う。
【0042】
図2は、禁止許可の設定時の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。必要に応じて同図を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。
【0043】
既に暗証番号が入力されており、入力された暗証番号が暗証番号記憶手段11に記憶されているとする。この状態において、HDD6の再生やHDD6への記録、DVD13の再生やDVD13への記録に関して、禁止や許可の設定状態を変更するときには、リモコン9等を用いて、禁止許可の設定画面の表示を指示する(ステップS1)。設定画面の表示を指示すると、禁止許可設定手段19は、図3に示す禁止許可の設定画面をテレビ受像機14に表示する(ステップS2)。次いで暗証番号を入力する(ステップS3)。
【0044】
暗証番号が入力されると、禁止許可設定手段19は、入力された暗証番号が暗証番号記憶手段11に記憶された暗証番号に一致するかどうかを調べる(ステップS4)。そして、一致するときには、設定の変更の受け付けを行う状態に移行する(ステップS5,S6)。このため、ユーザは、リモコン9に設けられた上下左右の方向キー(図示を省略)等を用いて、HDD6の再生、HDD6への記録、DVD13の再生、DVD13への記録のそれぞれ毎に、禁止するか許可するかを設定する(図3においては、HDD6の再生とHDD6への記録とが許可、DVD13の再生が許可、DVD13への記録が禁止になっていることが示されている)。
【0045】
なお、ステップS5において、入力された暗証番号が暗証番号記憶手段11に記憶された暗証番号に一致しない場合には、設定の変更の受け付けは行われることなく、動作を終了する(再度、暗証番号の入力を求めるようにしてもよい)。
【0046】
図4は、HDD6の再生、HDD6への記録、DVD13の再生、DVD13への記録のそれぞれについて、設定が可能な全ての組み合わせを示している。この組み合わせにおいて、HDD6の再生、HDD6への記録、DVD13の再生、DVD13への記録の全てを許可に設定するときには、全ての動作が可能になる(工場出荷時では、この状態に設定される)。また、HDD6の再生、HDD6への記録、DVD13の再生、DVD13への記録の全てを禁止に設定するときには、チューナ部1が受信した番組をテレビ受像機14に表示する動作のみが許可されるに過ぎなくなる)。
【0047】
図5は、再生の指示を入力したときの実施形態の主要動作を示すフローチャート、図6は、記録の指示を入力したときの実施形態の主要動作を示すフローチャート、図7は、録画予約の入力時の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。必要に応じてこれらの図を参照しつつ、動作を説明する。
【0048】
HDD6を使用するモードであるHDDモードと、DVD13を使用するモードであるDVDモードとのうち、HDDモードになっているとする。この状態において、再生の指示を入力すると(ステップS11)、マイコン7は、HDD6に記録された映像音声情報の再生が禁止されているのか、許可されているのかを調べる(ステップS12)。禁止されているときには、HDD6の再生が禁止されていることを示すメッセージをテレビ受像機14に表示し、再生を実行することなく動作を終了する(ステップS13,S14)。一方、HDD6の再生が許可されているときには、HDD6に記録された映像音声情報を再生して、テレビ受像機14に表示する制御を行う(ステップS13,S15)。
【0049】
また、HDDモードとなっている状態において、チューナ部1が受信した番組をHDD6に録画する指示が入力されると(ステップS21)、マイコン7は、HDD6への映像音声情報の記録が禁止となっているのか、許可となっているのかを調べる(ステップS22)。禁止となっているときには、HDD6への番組の録画が禁止されていることを示すメッセージを表示し、録画を実行することなく動作を終了する(ステップS23,S24)。一方、HDD6への記録が許可されているときには、チューナ部1が受信した番組をHDD6に録画する制御を行う(ステップS23,S25)。
【0050】
また、HDDモードとなっている状態において、録画予約の画面の表示を指示されると(ステップS31)、録画予約手段17は、録画予約のための画面(図8参照)を表示する(ステップS32)。このとき、既に入力された録画予約があるときでは、この録画予約を表示する(41により示す)。次いで、録画予約手段17は、HDD6への記録が禁止となっているのか、許可となっているのかを調べる(ステップS33)。禁止となっているときには、HDD6に番組を録画する録画予約の受け付けは禁止となっていることを示すメッセージ42を表示し、動作を終了する(ステップS34,S35)。一方、HDD6への記録が許可されているときには、録画予約の入力の受け付けを行う(ステップS34,S36)。
【0051】
上記方法により入力された録画予約については、HDD6への記録が禁止されているときにも、この禁止に関わりなく、予約実行手段18によって実行される。つまり、録画予約については、禁止の設定は無視されるようになっている。従って、HDD6への記録が禁止されているとき、および、HDD6への記録が許可されているときの双方において、録画予約により示される開始日時となったときには、録画予約により示されるチャンネルの番組の、HDD6への記録が開始されることになる。
【0052】
なお、上記した動作説明は、HDDモードとなっている場合であるが、DVDモードとするときでは、再生の対象となる情報記録媒体を、HDD6からDVD13に変更すると、同一動作となる。すなわち、再生の指示を入力すると、DVD13の再生が禁止なのか、許可なのかが調べられ、禁止のときには再生が実行されず、許可のときにはDVD13の再生が行われる。
【0053】
また、記録の指示を入力すると、DVD13への記録が禁止なのか、許可なのかが調べられ、禁止のときには記録が実行されず、許可のときにはDVD13への記録が行われる。また、録画予約については、DVD13への記録が許可されているときには、録画予約の受け付けが行われ、DVD13への記録が禁止されているときには、録画予約の受け付けは行われない。また、録画予約は、DVD13を対象として、予約実行手段18により実行される。
【0054】
以下に、HDD6やDVD13の再生の禁止や許可、HDD6やDVD13への記録の禁止や許可の設定に関し、設定内容に対応して生じる効果について説明する。
【0055】
DVD13やHDD6の再生を禁止する場合では、例えば、ビデオカメラを用いて撮影した個人的な映像がDVD13やHDD6に記録されているときでも、この映像が、不用意に再生されるという事態の発生が防止される。また、DVD13への記録を禁止する場合では、例えば、特定の番組のみを記録するために使用しているDVD13を装置にセットしたままにするときにも、他の者によって、異なる種類の番組が記録されるという事態の発生が防止される。
【0056】
また、HDD6への記録を禁止する場合では、以下に示す状態となるときに、特に有効となる。すなわち、いま、HDD6への2時間分の番組の録画予約が入力されているとする。また、HDD6の空き領域が、2時間分した残されていないとする。このような場合、録画予約が実行される以前に、HDD6に、他の者によって録画されるという事態が発生すると、録画予約の実行時には空き領域の不足となって、録画予約が実行されなくなるという事態が発生する。しかし、HDD6への記録を許可に設定した状態において録画予約の入力を行った後、HDD6への録画を禁止状態に設定すると、2時間分の空き領域が、録画予約が実行されるときまで確保されるので、空き領域の不足が原因となって録画予約が実行されなくなるという事態の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明に係る映像音声記録再生装置の一実施形態の電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】再生や記録に関して、禁止するか許可するかの設定時の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。
【図3】再生や記録に関して、禁止するか許可するかの設定時の画面を示す説明図である。
【図4】禁止と許可との組み合わせの一覧を示す説明図である。
【図5】再生の指示を入力したときの実施形態の主要動作を示すフローチャートである。
【図6】記録の指示を入力したときの実施形態の主要動作を示すフローチャートである。
【図7】録画予約の入力時の実施形態の主要動作を示すフローチャートである。
【図8】録画予約の入力時の画面を示す説明図である。
【符号の説明】
【0058】
1 チューナ部
5 ディスクドライブ部
6 ハードディスクドライブ(情報記録媒体)
10 入力手段
11 暗証番号記憶手段
13 DVD(情報記録媒体)
17 録画予約手段
18 予約実行手段
19 禁止許可設定手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの指示が入力される入力手段と、
商用放送の番組を受信するチューナ部と、
映像音声情報を内部に記録するとともに内部に記録した映像音声情報を再生して出力するハードディスクドライブと、
DVDへの映像音声情報の記録とDVDに記録された映像音声情報の再生とを行うディスクドライブ部と、
録画予約の受け付けを行うとともに受け付けを行った録画予約を記憶する録画予約手段と、
録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて、チューナ部が受信した番組を示す映像音声情報をDVDまたはハードディスクドライブに記録する予約実行手段とを備えた映像音声記録再生装置において、
予め入力された暗証番号を記憶する暗証番号記憶手段と、
ハードディスクドライブに記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段に入力されたときにハードディスクドライブに記録された映像音声情報の再生を禁止するか許可するかの設定と、ハードディスクドライブに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにハードディスクドライブへの映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定と、DVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段に入力されたときにDVDの再生を禁止するか許可するかの設定と、DVDに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにDVDへの映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定とを行う禁止許可設定手段とを備え、
禁止許可設定手段は、ハードディスクドライブに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにハードディスクドライブへの映像音声情報の記録を禁止する設定を行ったときには、録画予約手段が録画予約の受け付けを行うことを禁止するとともに録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて予約実行手段がチューナ部が受信した番組を示す映像音声情報をハードディスクドライブに記録することを許可し、DVDに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにDVDへの映像音声情報の記録を禁止する設定を行ったときには、録画予約手段が録画予約の受け付けを行うことを禁止するとともに録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて予約実行手段がチューナ部が受信した番組を示す映像音声情報をDVDに記録することを許可し、
且つ、禁止許可設定手段は、入力手段に入力された暗証番号が暗証番号記憶手段が記憶した暗証番号に一致するときには、前記禁止するか許可するかの設定の変更の受け付けを行うことを特徴とする映像音声記録再生装置。
【請求項2】
ユーザの指示が入力される入力手段と、
映像音声情報を内部に記録するとともに内部に記録した映像音声情報を再生して出力するハードディスクドライブと、
DVDへの映像音声情報の記録とDVDに記録された映像音声情報の再生とを行うディスクドライブ部とを備えた映像音声記録再生装置において、
ハードディスクドライブに記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段に入力されたときにハードディスクドライブに記録された映像音声情報の再生を禁止するか許可するかの設定と、ハードディスクドライブに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにハードディスクドライブへの映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定と、DVDに記録された映像音声情報の再生の指示が入力手段に入力されたときにDVDの再生を禁止するか許可するかの設定と、DVDに映像音声情報を記録する指示が入力手段に入力されたときにDVDへの映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定とを行う禁止許可設定手段を備えたことを特徴とする映像音声記録再生装置。
【請求項3】
ユーザの指示が入力される入力手段と、
商用放送の番組を受信するチューナ部と、
チューナ部が受信した番組を示す映像音声情報を記録する情報記録媒体と、
録画予約の受け付けを行うとともに受け付けを行った録画予約を記憶する録画予約手段と、
録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて、チューナ部が受信した番組を示す映像音声情報を情報記録媒体に記録する予約実行手段とを備えた映像音声記録再生装置において、
映像音声情報を情報記録媒体に記録する指示が入力手段に入力されたときに情報記録媒体への映像音声情報の記録を禁止するか許可するかの設定を行う禁止許可設定手段を備え、
禁止許可設定手段は、映像音声情報を情報記録媒体に記録する指示が入力手段に入力されたときに情報記録媒体への映像音声情報の記録を禁止する設定を行ったときには、録画予約手段が録画予約の受け付けを行うことを禁止するとともに録画予約手段が記憶した録画予約に基づいて予約実行手段がチューナ部が受信した番組を示す映像音声情報を情報記録媒体に記録することを許可することを特徴とする映像音声記録再生装置。
【請求項4】
予め入力された暗証番号を記憶する暗証番号記憶手段を備え、
禁止許可設定手段は、入力手段に入力された暗証番号が暗証番号記憶手段が記憶した暗証番号に一致するときには、前記禁止するか許可するかの設定の変更の受け付けを行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の映像音声記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−148717(P2006−148717A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−338120(P2004−338120)
【出願日】平成16年11月22日(2004.11.22)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】