説明

木のモザイクベンチ

【課題】屋外用厚手木製ファニチャーは、従来木の腐敗により耐用年数が短く、設置後の維持管理費を多く要し、実用性に欠ける側面があった。
【解決手段】木材の中に防腐剤貯留用のたて穴と、防腐剤が木全体に行き渡りやすくするための横穴をつけ、その穴に防腐液を注入することで、木の腐敗を持続的に防ぐ。通常時閉まっている注入口は、防腐効果の現象が見られた時にいつでも開けて薬剤注入が可能。樹液を持った木に対して大量の食塩水を貯留槽に注入し続けることで塩の浸透作用により樹液を抜くことの出来る構造にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は今後、大都市を中心に建替えられる団地などで、植えられていた樹木を生かし、色彩豊かで15年以上の使用に耐える屋外ファニチャー等で使用される木材防腐処理装置のついた構造の商品である。木の組織である導管を食塩水、薬剤浸透に使い、伐採原木を再生利用するもので、木工、石工の技術を導入して完成する。当発明は、丸太ベンチを利用例として説明を行うが、ログハウス、屋外デッキ木製ガードレール、構造材、木杭等、一定以上の断面積の大きさを持つ木材には、すべて応用可能である。
【背景技術】
【0002】
戦後直後に建設された住宅公団などの古い団地は、すべて建替え時期がきている。それに伴い、当初植栽された樹木は長い年月を経てかなり大きく育ってきている。団地立替の際、これらの樹木を新しいプランの中に移植することは難しいが、その存続を願う住民が多いのも事実である。住宅公団は、このような樹木を、枝、葉は肥料等に使用、樹部分はチップスにしていた。しかし、集積地での火災の発生、害虫の発生等の問題が生じ、また肥料やチップスの使用先も減少している。原木を廃材処分すると、高額な費用(首都圏では、1t当り1万円以上)を要するため、その実用的且つ有効な利用法が模索されている中、当発明は、その解決法の一つとして考案された。
木の丸太を二つ割りにしたベンチは多く見かけられるものであるが、このようなベンチは、製作後1年も経つと黒く汚れ、人々がその上に腰掛けるのをためらうような状態になる。3年もすると腐食が生じ、本来の使用目的を果たすことができない。
【0003】
この改善策として、当発明のベンチは、木部は15年以上腐れが生じず、また腰掛ける部分はモザイクタイル張りのため、製作時の状態を半永久的に維持できるという利点を持つ点で、従来品と大きく異なる。また、木とモザイクタイルの組み合わせにより、色彩鮮やかで、異なる素材の組み合わせの妙もある魅力的な新しいタイプの屋外ファニチャーとして、使用可能である。丸太二つ割りのベンチに限らず、腐食防止を必要とする屋外使用の木材一般に使用の汎用性があり、従来品よりはるかに長い耐用年数を持つ木材品としての活用の道が大きい。
【0004】
従来品として存在するのは、丸太の原木を長手方向に半切りにし、切断面を上にした丸太ベンチで、公園などでよく見かけるものである。防腐抑止策として、表面をペンキで塗ったもの、木地をそのまま使用したもの等があるが、屋外で雨風にさらされ、森の中では高い湿気等で苔が生え、ペンキは3年程度で剥げ落ちる場合が多い。木に菌類が付着して腐敗が始まり、黒味を帯びた木地は、その上に座ると衣服が汚れるので、人々が腰掛けることも少なくなっていく。そのため、屋外に作られる木製ファニチャーは、設置後の維持管理費を多く要し、耐用年数も少ないため、現実的な実用性に欠ける側面があった。また樹液を持つ生木等は当発明においては貯留槽に大量の食塩を入れることでこれに変わる効果を得るものである。
【0005】
木の腐敗防止のため防腐剤を圧注入した枕木などがあるが、タール状の防腐剤が表面に出て、注入跡が表面に見えるなど、汚れた面が多く、ガーデニングの床や花壇などには使用できても、人が直接触れるファニチャーとしては使用が困難である。またペンキで表面を塗り、雨をはじくようにしたものも屋外では、木が水分を吸い、木の内部から腐食が発生し、美観を長く保つことは困難である。
【0006】
公団団地等で植えられている木は、観賞用のものであり、後日木材として使用するための物ではないので、生育する土壌も十分ではなく、幹部分も構造材として使用できるだけの質に育っていない。また団地内に植栽されている木の種類は多種多様で、従来の木製家具の中で、木地強度耐用性など板材とした時に屋外でファニチャー等として使用できる良質の組成を持つ種類の木は、わずかである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、木の新しい防腐工法として考案されたものである。公団などで植栽され大きく育ちすぎた木が不要になった場合、従来チップすとしてのみ使用されてきたが、この処理法から多くの問題が発生し、利用先にも限界がきている。また、木の種類が多く条件も雑多な中、低コストでの有効な活用法を見出す必要に迫られている現実がある。雑木の最も効率のよい活用として考えられるのは、木材容量の増す丸太のベンチ、ログハウス的組み物、木製ガードレール、または屋外デッキなどで使用する厚板の床材であるが、前途のようなこのような用途に供するには、木材の腐敗を防ぎ、人が安心して触れられる状態を保つという条件を満たす必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
不要になった木は、水揚げの終わる10月過ぎに切り倒し、乾燥。以後、腐食を防止するため、防腐剤として木酢またはこれに変わるものを使用する。従来防腐剤は、木の表面に塗る処理がなされてきたが、この方法では防腐効果が一時的にしか持続しない。当発明においては、木の内部に防腐剤の貯留槽をはめ込み、木の養分を運搬する機能のある木の導管を使って、貯留槽にある防腐剤を木の細部にまで送り込み、バクテリア等の繁殖を防止するものである。木酢は元来木の成分の一部であり、殺菌力が強く人体に対する害もない。また表面への塗布と異なり、表面的には白木などの木地の外観がそのまま保て、タール等を塗布する場合のような汚れたイメージを与えることも非常に少ない。貯留層へは、木の種類、防腐効果の効力等を見ながら薬液を区別、濃度を決定する。(当初は1年に1回、木が完全な防腐性能を保持した段階で2年に1回、次は3年に1回というように回数を減らしていく。また樹液を持った生木等で樹液を抜く新しい方法として貯留層に一定の濃度の食塩水を入れることで樹液の交換を容易にし、木材の腐食防止と活用を進めるものである。)
【0009】
木表面の黒ずみに対する更なる防止手段として、木表面全体を透明なアクリルで完全コーティングし、雨の侵入を防ぐ。また、ベンチで使用する半切り丸太は、切面を下にして使用し、円形を上にして本皮を剥いだ対候性の強い木表部分に雨が当る構造とする方法もある。人が座る部分は、平らな磨かれた石、またはプレキャストコンクリートを固定する。プレキャスコンクリートまたは石には、建設現場で出るタイル、石、瓦等の廃材を利用したモザイクを張り付ける。カラフルな石と木で組み合わせのできた、耐用年数のある丸太ベンチができる。すなわち座るモザイク部分は、半永久的に変化することはなく、美しい色と形のままで屋外ファニチャーとしての機能を長く保持することができる。丸太の足元は、石、煉瓦などで足を置き、直接雨が当らない構造とする。厚板のデッキ、丸太橋の梁、屋外遊具等に使用する場合は、アクリルのコーティングは不要で、防腐剤注入の貯留槽を持つだけの製品とすることも可能である。
【0010】
丸太ベンチに取り付ける石、プレキャストは、肌触りがよく、人を傷つけないように、それぞれの角を十分面取りしたもので、モザイクを張り、人が座る面は、石、コンクリート面をそれぞれ15mm程度の切込みを持たせておく。後作業で、廃材のタイル、瓦、石等を使ったモザイク張りができるようにしておく。
知的障害者の自立を目指す授産施設では、木工部を置き、従来木製ベンチ等の製作実績があり、大型の木材加工器具も備えているため、当製品の製作は、十分可能である。施設内のコンクリートモザイク班と木工班共同のプロジェクトとすることで、職域の幅が広くなり、仕事を増やすことで知的障害者の自立を増進させる。
【0011】
樹皮をはがし、十分乾燥した木材直径30cm以上(丸太ベンチとしての役目を持ち得るサイズ)を長さ120cm(二人掛用)〜200cm(四人掛用)に切り、末口方向(長手方向)から2つ割に切断する。次に、末口方向または反対方向の切り口から、丸太長手方向に向かって、長いドリルを使用して1本以上の直径3cm程度の穴を逆の切り口の手前に近いところまであける。これが貯留液導水管となる。また導水管を持たず、木の組織である導管を利用して導水管の役目を与える方法も可能である。この場合薬液貯留槽があればよい。
【0012】
次に丸太ベンチの上面になる部分に、石またはコンクリート板を張らない部分で、半円丸太の中心部から(図5)のように直径3cm~9cm(木の種類により異なる)の穴を導水管に下面まで開ける。これが注入口または貯留槽となる。二つの穴は、それぞれコルクまたはプラスチック等で蓋ができるようにしておく(ワイン栓のような蓋)。導水管の蓋をし、貯留槽の上から調合した防菌剤である木酢等を注入し、数日間置き、木全体に木酢等の薬液が行き渡るまで防腐液を注入する。小口が少し黒ずみ始め、木全体に木酢等が十分行き渡った時点で防腐液注入をやめ、蓋をして防腐処理を完了する。丸太は木の内部から木の本来の組織である導管を通し、丸太全体に防腐剤が行き渡り、外部から来る雑菌等の侵入を防ぐ。
【0013】
丸太ベンチの表部分は透明アクリルを2mm厚程度まで塗り、雨水の浸入、木の腐敗を防止する。アクリルは対候性に富み、ベンチは15年の耐久性を保持できるようになる。またアクリルは透明であるため、木肌、木目等が見え、気の柔らかさ、温かさの味わいを外観から失うことなく利用できる。
【発明の効果】
【0014】
当発明は、これまで屋外で使用される一定の断面を持つ厚みのある木材、丸太的なものに対し、虫、バクテリア等による腐食を防ぎ、長期間使用可能な状態を保持する商品の開発である。木材が現場に設置され、実際に使用されてからも、いつでも木の内部より防腐対策ができていることを特徴とする。従来の屋外ファニチャーは新品時には美しい外観であるが、数年経過するとバクテリア、虫等による腐食が進行し、黒ずんだ外観となり、人々が使用をためらうような状態になる。特に湿気の多い森林の散歩道などに置かれた丸太ベンチの損傷は早い。しかし等発明品のように、設置後も常に防腐処理の維持管理が可能なものであれば、必要に応じて適切な防腐処理を施すことで、使用年数を大幅に延ばす事ができる。合わせて、使用場所を広げることで需要を増し、特に近年処理法が問題になっている都市の公団住宅立替で発生する多くの大木、森林の間伐材を人手間をあまりかけることなく活用できる。また、樹の部分を産業廃棄物として燃やす必要がなくなり、火災や害虫の発生の危険をはらむチップス加工のみに依存しなくてもよい、という利点がある。
【0015】
座る部分を石のモザイクですることで、丸太の持ち味とマッチした美観が半永久的に保持できるので、人々の目を引き付けると同時に常に清潔な状態に保つことができる。また製品の製作は、現在全国に多くある知的障害者の作業所において、木工班とコンクリート班の共同作業として行うことができ、完成品の現場設置、設置後の防腐液の注入といった作業まで彼らに委託することで、知的障害者の職域の拡大と自立支援を推進できる。販売後の維持管理まで責任を負うことは一般企業ではなかなか困難であるが、障害者の作業書の請け負う仕事しては、一貫性、継続性のある作業としているといえる。今後障害者の社会参加が我が国の大切な目標となることが予測され、多様な障害をもつ人々に具体的にそれぞれの作業場に適した作業を創出する必要がある。この点において、当発明は住宅公団等の公共工事に知的障害者が参入する大きな機会を提供する。安価で良質な製品の提供をし(通常障害者の作業所でかかる事務費、作業場、指導員人件費、光熱費等の費用を原価に入れる必要が無い)、社会支援の中で成立している作業所の持つ組織形態の強みを最大限に活用して、高い市場競争力を持つ商品を生み出すことを可能にするもので、福祉社会の新しい産業として発展させる基盤となる一つである。
【実施例1】
【0016】
以下本発明の最適な実施例を添付図に従って説明するが、本発明の適用例はこれに限定されるものではない。図1直径30cm程度の末口を持つ木を切り倒し、十分乾燥させ、長さ、2人掛け120cm、3人掛け160cm、4人掛け200cm程度に切断する。これを二つ割にするか丸太の状態で使用するか、図3の厚板で使うかは自由。図4は、丸太と半割で使用した3人掛けの例である。
丸太切断中央に、図5の1のような防腐剤貯留槽の直径9cm程度の穴を開ける。深さは12cm程度とする。(木の外皮より40mm程度残した位置まで)つぎに、図5の4の防腐液注入のための横引穴Φ25mm程度を開ける。この貯留槽穴は、5の木蓋、4の横引は3のコルクまたそれに変わる蓋を付けたものとする。貯留槽の数は3人掛けの場合2個以上。木の種類により防腐液の浸透が異なるため、浸透状態を十分把握、確認したうえ、1週間程度で防腐液が木全体に浸透するよう1の貯留槽の数を決定する。防腐液の浸透が遅い木質の場合は図5の2の導水管を施し、浸透を容易にする。
【0017】
防腐液は、ベンチ製作中は木酢を主に使用するが、ベンチ設置後ベンチに腐敗損傷が見られ始めたときなどは、クレゾール液などより強力な殺菌効果のより高い液の使用も考える。生木で木の樹液を出すためには、食塩を適度な濃度で貯留槽に入れて使用も可。設置する場所の環境条件(乾燥状態、水が当りやすいかどうか等)を考慮した上、木の保存に最も適した防腐液を配合し、木の貯留槽に注入するものとする。
【0018】
図2、図3の丸太加工が完了した段階で貯留槽に防腐液を入れ、防腐液が木全体に行き渡るまで補充する。特に小口に防腐液が染み渡り、茶色に変色するまで。完全に行き渡ったことを確認した後、2週間程度ベンチを乾燥させ、5,6の蓋を完全にして、ベンチ全体に透明アクリルを2mm程度の厚さに塗り重ねる。これで木の中への雨水の浸透、バクテリアの発生を完全に防ぐ。水の浸透しやすい小口には、特に十分な塗布を施し、より厚いアクリルで防水を完璧にする。木製ベンチの従来品では、木の表面にバクテリアが付着、巣を作り、3年もすると黒く変色、外観が汚れ、人が安心して腰掛けることのできないものになっていった。当発明は、木の内部から防腐剤を浸透させることでこの腐食を防ぎ、木の表面には15年以上の効力を持つアクリルを塗布して、木を半永久的に保護するものである。また表面から塗布したアクリルは、内部から出てくる防腐液の蒸発を抑え、液の効力を長く持続させる役目を持つ。
【0019】
図6の石とモザイクの台座を木の上に載せ固定する。7の台座は、人々が座るところで、屋外においても半永久的に設置でき、当初の外観を保つことができる。石と丸太の固定方法は、7の石に、8のホールインアンカーで9の接着剤を木に埋め込んで固定する。また、タンパックルとワイヤーで木を括りつけて固定する方法等、木と石の固定には数通りの方法が考えられる。石の端部には10の水切りがあり、石の上に降った雨水は、水切りで地表に落ち、丸太を雨から保護する。また石と木の接点は、11のコーキングを打ち、水や湿気が石と木の間に進入しない構造とする。
【0020】
図6は、3人用半切り丸太ベンチで、それ以外に丸太ベンチ、厚板ベンチなどがある。図6の12の足は、石または煉瓦などで腐らない、上質なものを使用する。この発明の最も重要な点は、屋外に備え付けられた各種ベンチが腐食しないための防腐効果が減少した段階で、必要に応じて5のコルク栓または、蓋を開き、防腐液を貯留槽に注入し、持続的にバクテリアや虫から木を守ることができることである。それによって木は屋内における使用と変わらない外観を長く保つことができる。座る部分は、石、コンクリート、モザイク等無機質のもので作られているため、半永久的に良好な状態に維持管理でき、長年にわたって人々に座る場所を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明にかかわる立木である。
【図2】立木を切断した立体図
【図3】立木を厚板にした立体
【図4】本発明に係る貯留槽等を記入した立体図
【図5】本発明に係る貯留槽断面図
【図6】完成予想図の立体図
【符号の説明】
【0022】
1.貯留槽
2.導水管
3.注入口蓋
4.横引防腐液注入口
5.貯留槽蓋
6.導水管蓋
7.石の台座
8.石固定アンカー
9.アンカー固定接着剤(木部)
10.水切り
11.コーキング
12.石またはレンガ等の足
13.木(丸太)
14.モザイク張


【特許請求の範囲】
【請求項1】
丸太または丸太を半割りにしたもの、厚手の加工木材等に腐食防止装置のついた構造を持つ木材である。この装置をつけた屋外ファニチャー、木杭、木製ガードレール、デッキ等は、雨のあたる屋外で使用開始以後も必要な時に自由に薬液の補充が続けられる構造である。すなわち木材の中に防腐剤貯留用のたて穴と、防腐液が木全体に行き渡りやすくした横穴を持ち、その穴に注入された防腐液が木の細胞でできた木管を通じ、木全体に浸透する。通常時、注入口は閉まっているが、防腐効果の減少が見られた時は、いつでも注入口を開けてその状態で一番適した薬剤を注入することで、木部の腐敗を持続的に防ぐ。また、樹液を持った木に対して大量の食塩水を貯留槽に注入し続けることで塩の浸透作用で樹液を抜くことのできる構造を持つもの。
【請求項2】
石と木の組み合わせからなる丸太ベンチ。ベンチ等に使用する場合、石の台座またはプレキャストコンクリート板を丸太の上に固定し、丸太ベンチの座の部分としたもので、木が変色または一部腐敗しても、座の部分が石、コンクリートであるため、半永久的な使用が可能。石板及びプレキャストコンクリート板は、モザイク張りの埋め込みが可能で、そのため、張り面は15mm程度の切込みをつけ、モザイク張りが容易に行える構造。ここで使用されるモザイクは、リサイクル材を主とし建設廃材として出る石、タイル、煉瓦、瓦等を砕き、色調を整えて張り付けたもの(エコ平板公開特許 特別出願公開番号2000-170102)に発明の詳細な説明。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2006−56083(P2006−56083A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−239001(P2004−239001)
【出願日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願人】(597077562)
【Fターム(参考)】