本人確認バッジの構造
ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体シートを含むラベル・バッジ・シート構造。支持体シートの弱化した分離線が、少なくとも1つのラベルを画定する。シート構造をプリンタまたはコピー機に通し、所望の表示を少なくとも1つのラベルに印刷した後、印刷したラベルを外して、訪問者のバッジなどとして使用することができる。第1および第2ラベルには、それを分離する折り曲げ線を形成し、リア名・シートを通る弱化した分離線が、第1ラベルの裏面に接着するライナ・パネルを形成することが好ましい。第1および第2ラベルおよびライナ・パネルを、ラベル・アセンブリとして外し、ラベルを折り曲げ線で折り曲げた状態で、第1および第2ラベルおよびライナ・パネルを通る貫通穴が整列する。紐またはクリップを、整列した貫通穴に通すことができる。これによって、ライナ・パネルは貫通穴を強化する。本発明はさらに、組み立てたラベル・バッジ、これを形成する方法、シートの製造方法、およびシート、ソフトウェア、ハードウェアなどを含むキットを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は以下の米国暫定特許出願に対する優先権を主張する。つまり、
2003年2月11日出願の第60/446,817号、2002年9月16日出願の第60/411,268号、2002年12月11日出願の第60/432,941号、および2003年4月29日出願の第60/466,689号である。これらの出願全ての内容全体が、参照により組み込まれる。
【0002】
本出願は、2003年8月14日に出願された米国特許出願第10/641,132号に対する優先権も主張する。
【0003】
本発明は本人確認バッジの分野に関する。特に、本出願は、本人確認バッジの構造および印刷の分野に関する。
【背景技術】
【0004】
訪問者の管理は、多くの異なる方法で対処されてきた。最も一般的な方法の一つは、粘着性の名前バッジである。クリア・プラスチックのスリーブに挿入し、紐から吊すか、クリップで訪問者の衣服に取り付ける、また、何らかの種類のバッジ・キャリアに配置したバッジを有することには、特定の利点があるが、このような用途には標準的なラベルを使用することができない。バッジがひっくり返り、訪問者を本人確認するためには無効になることがある。訪問者、または特定の場合には従業員に、訪問者または従業員のIDを取り付けた無線周波数本人確認(RFID)バッジ(カード)を提供することが好ましい場合もある。また、バッジが非常に暫定的なバッジであることもあり、バッジに何らかの保護および耐久性を提供することが望ましいこともある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、一般的に入手可能であり、多層紙または紙とフィルムのラミネート構造を使用するコピー機またはデスクトップ・プリンタを使用し、本人確認バッジを印刷し、形成する方法および媒体を提供する。本人確認バッジは、訪問者の名前、訪問者の写真、および他の有用な表示を含むことができる。このような本人確認バッジは、単独で、または実施形態に応じてRFIDカードなどの2次的表面に接着して使用することができる。デスクトップ・プリンタを都合よく1回しか通過しないことにより、このような本人確認バッジは、実施形態に応じて、片側または両側に印刷することができる。印刷面は、実施形態に応じて、印刷して組み付けた後、環境に対して露出するか、印刷して組み付けた後、透明フィルム層によって環境から保護することができる。これらのバッジは、印刷して組み付けたら、バッジ・ホルダに直接入れるか、実施形態に応じてバッジ・クリップまたは紐から直接吊す、または再び実施形態に応じて、RFIDカードなどの2次表面に接着させることができる。しかし、本発明はバッジに制限されず、標識、指示情報、装飾用途など、他の用途にも使用することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの好ましい実施形態によると、本明細書ではラベル・シート構造が開示され、これは(a)ライナ・シートと、(b)接着剤でライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体シートと、(c)支持体シートを通り、支持体のラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを含み、ラベル・アセンブリは第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、第1および第2ラベルの少なくとも一方で印刷作業をした後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番上で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能であり、さらに(d)ライナ・シートを通り、ライナ・シートのパネルを画定する少なくとも1本の弱化した分離線を含み、パネルは、第1ラベルの裏面上で位置決めされ、支持体ラベル・アセンブリが分離位置および折り曲げ位置にある状態で、接着剤によりこれに接着される。
【0007】
本発明は、本人確認カードの印刷に使用することができる様々なタイプの印刷媒体にも関する。一タイプの印刷媒体は、インクジェットのインクで印刷すると透明になる印刷可能なコーティングを有する金属質スポット印刷媒体でよい。印刷していない場合は白および不透明でよい印刷可能なコーティングの下に、金属箔の層があってよい。したがって、印刷した区域は全て、標準的なデスクトップ・インクジェット・プリンタで印刷しても、金属質の性質のようである。材料は、様々な方法で、例えばカード用紙またはラベル用紙として、自動ラミネート製品として、および様々なシート・サイズで構成することができる。
【0008】
別のタイプの印刷媒体は、インクジェットまたはレーザ・ジェット・プリンタに挿入し、次にそれより小さい印刷済み本人確認カードをシートから切り離すことができる、例えば4×6インチのフォーマットまたは欧州の同等のフォーマットである。本人確認カード(または4×6シート)は、様々な用途に適合するようなサイズにしてよい。例えば、本人確認カードは、特定のスリーブまたは本人確認カード・ホルダに填るようなサイズにしてよい。1つまたは複数の本人確認カードを4×6のシートに印刷することができる。あるいは、印刷媒体はロールの形状でよい。ロールを使用して、複数の本人確認カードをインクジェットまたはレーザ・プリンタに連続的に形状供給するか、感熱または熱転写プリンタまたは他のタイプのデスクトップ・プリンタに供給することができる。次に、本人確認カードを、ロールからちぎり取るか、切り取る、または他の方法で外してよい。シートまたはロールは、例えば艶消しまたは光沢版で、および材料の様々な色および材質感で生産することができる。
【0009】
別のタイプの印刷媒体は、妥当性インジケータ印刷媒体でよい。妥当性インジケータ印刷媒体は、ある時間が経過すると外観が変化してよい。妥当性インジケータ印刷媒体によって、使用者は本人確認カードの発行時に、本人確認カードの時間関数を作動させることができる。例えば、この作動は、印刷媒体上に印刷されたインジケータ像を第2媒体構造に接触させることによって開始することができ、このことは、印刷媒体の別個の2つの層を相互に接触させることを含む。時間関数の結果、予め確立された期間の後、バッジの外観が変化する。例えば、発行前に期間をバッジに内蔵することができる。外観の変化は、色の変化、またはバッジがもはや有効ではないことを示すテキストまたは図形の外観でよい。印刷媒体は、約8時間後に外観が変化するように形成することができる。2003年3月7日に出願されて、Avery Dennison Corporationに譲渡され、参照により全体が本明細書に組み込まれた米国特許出願第10/383,460号に開示されているように、様々な構造、組成および使用方法を使用して、時間表示機能を実行することができる。
【0010】
別のタイプの印刷媒体は、2000年3月30日に発行され、「Business Card Sheet Construction and Methods of Making and Using Same」と題した国際特許公報第WO00/16978(PCT/US99/21854)号で開示されているようなCLEAN EDGE印刷媒体である。この公報は、参照により本明細書に組み込まれる。CLEAN EDGE印刷媒体は、打ち抜いて本人確認カードの形状にできるが、キャリアへのドライ・ラミネートまたは非感圧接着剤によって一緒に全体的なシート・アセンブリに保持することができる印刷可能なカード用紙である材料を使用してよい。あるいは、打ち抜き部に沿ってキャリアまたはテープへの超再剥離性接着剤を使用して、本人確認カードをシート・アセンブリに維持することができる。CLEAN EDGE印刷媒体は、シート・アセンブリから剥離させて、滑らかな縁部を残し、本人確認カード上に接着剤または粘着性の残滓がない事前切断の本人確認カードでよい。CLEAN EDGE印刷媒体は、様々なカード用紙のタイプを使用して、多様なシート・サイズおよび打ち抜きフォーマットにて生産することができる。
【0011】
一タイプの印刷媒体は、両方とも参照により全体が本明細書に組み込まれる米国特許第6,159,570号および第5,662,976号に記載された自動貼り合わせ印刷媒体である。自動貼り合わせ印刷媒体は、片面または両面でよい。自動貼り合わせ印刷媒体をRFIDカードに接着することも、本発明の範囲に入る。
【0012】
別のタイプの印刷媒体は、消去可能な印刷媒体でよい。消去可能な印刷媒体によって、耐久性があるマーカで印刷した情報を消去することができる。消去可能な印刷媒体の例は、米国特許第5,736,525号および第5,587,408号に記載され、これも両方とも参照により全体が本明細書に組み込まれる。
【0013】
別のタイプの印刷媒体は、レンズ形スリーブの印刷媒体である。レンズ形スリーブの印刷媒体は、特定のレンズ材料を使用しないと見ることができない表示を含んでよい。特定のレンズ材料とは、例えば印刷媒体を挿入したプラスチック・スリーブまたはホルダでよい。このようなレンズ形スリーブの印刷媒体については、米国特許第5,346,259号に記載され、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0014】
別のタイプの印刷媒体は、滑らかな縁部を有するドライ・ラミネートである。ラミネートを打ち抜いて、本人確認カードの2つの区間を形成してよい。2つの区間は、弱化した線、例えば切り込み線またはミシン目によって分離することができる。これで、本人確認カードの片面に沿って切り込み線の対向する側に情報を印刷した状態で、本人確認カードの2つの区間に印刷することができる。2つの区間をほぼ同時に印刷してよい。次に、本人確認カードを、切り込み線に沿って折り曲げ、両面の本人確認カードを生成することができる。
【0015】
別のタイプの印刷媒体は、ミシン目を入れた両面カード用紙である。カード用紙は、本人確認カードの1つまたは複数の輪郭を含む。本人確認カードは、1つの方向に沿ってほぼセンタリングした切り込み線を含んでよい。カード用紙は、片側のみに、または対向する側に印刷してよい。本人確認カードは、カード用紙から打ち抜き、切り込み線に沿って折り曲げて、両面の本人確認カードを生成することができる。つまり、シートをプリンタに1回通して、両面を印刷することにより、切り込み線によって分離された2つの区間に印刷する。
【0016】
別のタイプの印刷媒体は、接着剤および再剥離性ライナを含むラベルでよい。ラベルを打ち抜いて、所望の形状を有する1つまたは複数の本人確認カードを形成することができる。本人確認カードは、その1方向に沿ってほぼセンタリングされた切り込み線を有して、2つのパネルを形成することが好ましい。2つのパネルを、ほぼ同時に印刷することができる。ラベルおよび接着剤を含む本人確認カードを、ライナから外すことができる。本人確認カードの2つのパネルは、切り込み線に沿って相互にほぼ重ねて折り曲げることができる。あるいは、2つのパネルをベースの対向する側へと折り曲げて、両面本人確認カードを形成してよい。
【0017】
他のタイプの印刷媒体は、当技術分野で知られているようなラベルのタイプ、グローインザダーク、ホログラフィ、電子タイプ、事前設計タイプなどである。ホログラフィの本人確認カードは、本人確認カードの1つの区域に形成できるホログラフィの像を含む。電子式本人確認カードは、像が明滅するか、視認性を変更できるようにする印刷可能な材料を含む。材料は、電池で電力を供給し、目に見える時計、ある時間にわたって変化するディスプレイ、および失効の通知などの形体を含むことができる。グローインザダーク、ホログラフィ、電子、および事前設計タイプの本人確認カードは、様々なシートのサイズまたは打ち抜いた構成で提供できるラベルまたはカードなどでよい。
【0018】
さらなる態様では、本発明は、ライナ・シートと、2つのほぼ対称の区間を画定するように打ち抜かれる紙の支持体シートと、ライナ・シートと紙の支持体シートとの間に配置された接着剤層および剥離コーティング層と、支持体の1つまたは2つの区間に印刷された人間の顔の写真のような本人確認用写真とを有し、2つの支持体区間が、自身の間に形成された線を有して、線に沿った折り曲げを容易にするラベル・シートである。支持体を含むラミネート構造は、4×6インチのシートまたは3×5インチのシートまたは欧州の同等サイズのように、フルサイズのシートより小さいことが好ましい。2つの支持体区間はさらに、支持体の区間をライナから分離し、相互に折り曲げたら、紐またはバッジ・クリップから吊すことができるように、2つの区間に対称の穴を押し抜くことを促進するため、自身内に形成された打ち抜き部を有することができる。2つの区間が厳密に対称である必要はない。
【0019】
使用可能な別のタイプの媒体は、独特の両面自動貼り合わせカードであり、これは、クリア、透明または半透明プラスチックなどの光透過性材料を有するライナ・シートを有し、ライナ・シートは、自身内に、複数の接続されたライナ・パネルおよび残りのライナ・シート部分を画定する分離線を有し、さらに、ライナ・シートに接着した紙の支持体シートのような印刷可能な支持体シートを有し、支持体シートは、自身内に、個々のライナ・パネルに接着した2つの支持体パネルを画定する分離線を有し、構造は、プリンタに起こり込むことができ、したがってプリンタに1回通して、2つの支持体パネルを印刷紙、2つの印刷面を形成することができ、ライナ・シート・パネルは、残りのライナ・シート部分から分離位置へと外すことが可能であり、分離位置では、2つの支持体パネルは個々のライナ・パネルに接着したままであり、構造はその後、印刷面が相互から外向きの状態で、2つの支持体パネルを背中合わせに配置するように、折り曲げることができ、ライナ・シート・パネルを折り曲げて、印刷面を取り囲んで保護し、接着剤で相互に接着し、それによって両面貼り合わせカードを画定するカードである。
【0020】
別の態様では、本発明は、第1ラベル、第2ラベルおよびその間の折り曲げ機構を含む支持体ラベル・アセンブリと、支持体ラベル・アセンブリの裏側にある接着剤と、接着剤で第1ラベルに接着するライナ・パネルとを備え、ラベル・アセンブリが折り曲げ機構で折り曲げられ、第1および第2ラベルが接着剤によって相互に接着されて、自身の間に少なくともライナ・パネルが配置された状態で背中合わせに配置される構造である。
【0021】
さらなる態様では、本発明は、ライナ・シートと、可撓性で印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有する本人確認バッジ構造であって、支持体シートが、8−1/2インチ×11インチおよび21cm×29.7cmの両方よりサイズが小さくてよいライナ・シートに再剥離可能な状態で接着され、支持体シートを打ち抜いて、折り曲げを促進するための弱化した線に沿って相互に接続された第1および第2本人確認バッジ区間を形成し、したがって印刷後に、2つのラベル・バッジ区間をライナ・シートから押し抜いて、弱化した線に沿って相互に折り曲げ、両面本人確認バッジを生成する本人確認バッジ構造である。
【0022】
さらなる態様では、本発明は、標準的な用紙のサイズより小さく、18cm×12cmよりも小さいサイズでもよいライナ・シートと、ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着された可撓性で印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有する本人確認バッジ構造であって、支持体シートを打ち抜いて、自身内に1つの本人確認バッジ区間を画定し、印刷後に、本人確認バッジ区間を構造から剥がして、別個の写真入り本人確認バッジを画定するように、1つの本人確認バッジがちょうど前記別個の本人確認バッジ区間の上になるため、写真を含む本人確認バッジ表示を印刷するためにプリンタに構造を送り込む本人確認バッジ構造である。
【0023】
さらなる態様では、本発明は、本発明によって可能になった本人確認バッジのいずれかを偽造する容易さを低下させるのに役立つセキュリティ形体である。この態様では、企業ロゴまたは他のセキュリティ・マークなどのマークを、接着剤で支持体の第1区域に接着されたライナ・パネルに事前に印刷し、したがって支持体を剥離ライナから分離し、支持体の第2区域が事前に印刷したマークを有するライナ・パネル上に接着するように折り曲げると、マークが、第2支持体部分を通して少なくとも部分的に見えるままになる。
【0024】
本発明を使用することにより、施設への訪問者は、自身の写真入りIDバッジを即座に作成して、安価な媒体を使用するために、容易に使用できるインタフェースを有するパーソナル・コンピュータなどのコンピュータに訪問者の名前を入力し、ウェブ・カメラなどのカメラが、訪問者の起動によって訪問者の写真を撮影して、訪問者自身が、パーソナル・コンピュータに電子的に接続されたインクジェット・プリンタ、カラー・レーザ・プリンタ、熱転写プリンタなどの標準的なプリンタに媒体用紙を送り込むことができる。この方法で、訪問者をログし、写真の本人確認バッジを作成するという負担が大幅に軽減され、安価なハードウェアおよび媒体を使用して、その負担を訪問者に移行させる。このようなシステムの一例は、会議の登録に使用することであり、ここでは、雇用された多くのシステム・オペレータの必要性も、費用もなく、会議出席者が自身でログインし、自身の写真入り会議バッジを作成するために、多くのステーションを設けることができる。別の例は、施設のセキュリティを保護するか、ある程度保護するために訪問者が使用することである。
【0025】
本発明の他の利点は、以下の説明を添付図面と組み合わせて考察することにより、本発明の当業者にはさらに明白になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
図3を参照すると、全体的に100で示した本発明の第1実施形態は、シート112上にあってミシン目116によって接合点にて取り付けられた2つの隣接するバッジ・サイズ・ラベル104、108を含む。この実施形態は、図6aの支持体120、接着剤130、およびシリコン・コーティングしたライナ140で作成し、様々な方法で使用することができる。第1の方法は、プリンタまたはコピー機150(図1参照)などによって印刷した後、キャリア・シートから外し、単純にミシン目116で折り曲げることである。これは、カードの幾つかの特性を有する2層構造を提供するが、これは、プリンタまたはコピー機(図1の150参照)に1回通して両側に表示154を印刷されている。次に、これを外して、図2の170で示し、先行技術で知られているようなキャリアに挿入することができる。両面カードは、頂部および底部に、または図4および図5で示すような側に穴178、182が含まれている場合、紐174(図51)から吊すこともできる。使用するプリンタは、インクジェット・プリンタ、カラー・レーザ・プリンタ、感熱プリンタ、昇華式プリンタ、または任意の他のパーソナル・コンピュータ用プリンタまたはデスクトップ・プリンタであると都合がよい。本発明は、このようなプリンタで使用するのに特に非常に適しているが、本発明はこのようなプリンタでの使用に制限されない。
【0027】
この製品を使用する別の方法は、ラベルをRFIDカードと同じサイズにし、ラベルを図51の200で示すように、RFIDカードの前後に巻き付けることである。バッジを保持する必要性および方法に応じて、これは、穴があるラベルまたは穴がないラベルで実行することができる。これは、ラベルを特定のRFIDカードに連結するという利点を有する。これは、カード・キャリアあり、またはカード・キャリアなしで使用するか、穴がある変形では、キャリアを使用せずにクリップまたは紐174から下げることができる。
【0028】
ミシン目の線116とは別に、使用可能な代替タイプの弱化線は、切り込み線または「切断切り込み線」であり、これは鋭利な刃を使用して作成することができるが、材料を通して途中までしか切断しない。第3タイプの弱化線は、「粉砕折り目」であり、これは頂部を平坦にしたブレードを使用し、その位置で紙の繊維を粉砕することによって窪みを生成する。第4タイプの弱化線は、オス/メスの折り目の組で作成した折り目である。オス型ブレードは、底部の型の溝と位置合わせした丸まった先端を有し、型が材料の「U字」形を生成する。このような様々な代替弱化線を、本明細書で開示した構造のいずれにも使用することができる。
【0029】
バッジ104、108の好ましいサイズは、2−1/4”×3−1/2”(57.15mm×88.9mm)および3”×4”(76.2mm×101.6mm)であり、RFIDカードに取り付けるべきサイズは2−1/8”×3−3/8”(79.375mm×85.725mm)である。
【0030】
バッジは、図3に示すような両面バッジ折り曲げる必要はない。バッジ用紙は、印刷後に、本人確認バッジの区間を構造から剥がして、1つの写真の本人確認バッジを画定するように、ライナを打ち抜くことによって、自身上に形成した1つのバッジ区間を有するフルサイズ未満の1枚のシートでよい。このような構造では、1つのバッジ区間は、ライナに接着剤を適用した状態で裏面に適用した剥離層を有してよい。あるいは、1つのバッジ区間は、ライナに超再剥離性接着剤を適用した状態で、裏面に剥離層を適用しなくてもよい。あるいは、1つのバッジ区間のライナが、層を結合するために非感圧性接着剤を使用する「ドライ・タック」を使用する。この方法で、1つのバッジ区間を印刷し、ライナから剥がすと、その結果生じるバッジは、透明な保護スリーブまたはポケットに入れるのに十分なほど粘着性がない。あるいは、1つのバッジ区間は、印刷して、剥離剤をコーティングしたライナから剥がすと、バッジ区間が、衣類に再剥離可能な状態で接着できる写真入り本人確認バッジとして使用するのに適切であるように、裏面に適用した再剥離性接着剤を有することができる。さらに、1つのバッジ区間は、印刷して、剥離剤をコーティングしたライナから剥がすと、バッジ区間を永続的に基質に接着できるように、裏面に適用した非再剥離性接着剤を有することができる。適切な基質は、安価なプラスチック・カードまたはRFIDカードを含むことができる。
【0031】
図71は、印刷した後に、ライナから分離する準備が整った片面バッジの例示的用紙シート7110を示す。この例のバッジは、ラベルの用途に通常使用されているより重いラベル用紙に印刷されているので、ラベル用紙材料は、詰まらずにバッジ用紙材料をインクジェット・プリンタまたはカラー・レーザ・プリンタなどの標準的なプリンタを通して供給できるように改造することが好ましい。図71では、支持体材料を通る弱化した分離線7120が、用紙シートの各端付近に加えられているが、支持体のバッジ部分7112を貫通していない。弱化した線7120は、例えばプリンタに最初に送り込んでもよいバッジの縁に近い支持体の1寸法の90パーセントを超えて延在する打ち抜き部でよい。この例では、厚い支持体の打ち抜き部は、用紙の各側縁に近い用紙材料の頂部から底部までほぼ延在するが、支持体の頂部縁または底部縁まで全てを延在してはいない。この方向で、カードの側縁を最初にプリンタに送り込む。これによって、プリンタに最初に送り込まれるカードの側縁は、用紙材料がプリンタ内の湾曲した印刷路に沿って案内されるにつれ、より容易にカールすることができ、したがってプリンタ内での紙詰まりを回避するのに役立つ。それと同時に、支持体の頂部および底部の結合部が、弱化した線7120に沿って支持体がライナから分離するのを防止するのに役立つ。あるいは、Clean Edge材料を使用する場合、ライナの区間を、ドライ・タックまたはライナに結合した再剥離性接着剤とともに、いずれかの端部から外すことができ、したがってプリンタを通過する第1縁の第1区間、好ましくは最初の約3/8”(9.525mm)は、Clean Edge面材料でのみ構成される。
【0032】
図3では、印刷可能な支持体材料で形成された2つのバッジ区間が、対称形として図示されている。これは厳密に対称である必要はない。2つの支持体区間は、形状および/または表面積が5パーセント未満、10パーセント未満および/または20パーセント未満だけ異なるなど、ほぼ対称でよく、それでも本発明の精神および範囲に入る。ほぼ対称であるが、厳密には対称ではない1対のバッジ区間の例を図6に示す。
【0033】
代替実施形態は、上述した国際公報で開示されたCLEAN EDGE構造のような構造を使用する。この構造は、名刺用に設計することが好ましいが、本発明の構造に適応することもできる。本発明の構造は、逆転した感圧再剥離性接着構造でよく、ここではライナ側を打ち抜いて、印刷し、接着剤側がライナとして作用する。この構造の代替実施形態は、非感圧性接着剤を使用し、これは構造の裏面に選択的に結合する。カードは、図3から図5の型形状のいずれかで打ち抜かれる。印刷後、カードを外し、図2の188で示すように折り重ねる。この折ったカード188を次に、紐174またはクリップに取り付けることができるクリア・キャリア170(図2)に入れる。
【0034】
図72は、印刷後の例示的な両面バッジ・シート7210を示し、バッジは、ライナから分離する準備が整った第1バッジ区間7212および第2バッジ区間7214を有する。2つのバッジ区間は、ミシン目線7216または自身に沿って折り曲げるための他の折り曲げ線などの線によって分離される。図示の例示的バッジは、第1バッジ部分7212に印刷された人物の顔の本人確認用写真、人物の名前、人物の施設への入所時刻、および人物の会社、および第2バッジ部分7214に印刷された訪問者の入所条件、要件および/または他の情報を含む。バッジ区間をライナから剥がした後、これを折れ線7216に沿って相互に折り返し、両面バッジを形成する。あるいは、両面バッジが両面に訪問者の写真を含むように、本人確認用写真を両方のバッジ部分7212および7214に印刷してもよい。この方法で、紐から下げた場合によくあるように、バッジが使用中に裏返っているか否かに関係なく、訪問者の本人確認用写真を常に見ることができる。他の実施形態に関して以前に検討した変形を含め、多くの変形が可能である。両面バッジ用紙は、図71に関してさらに詳細に説明した弱化した線と同様に、好ましくはプリンタに最初に送り込める各側縁に沿って、打ち抜き部のような弱化した線7220を有することが好ましい。
【0035】
全体的に図6の260で示すような本発明のさらなる実施形態は、ラベルの1区間の下に打ち抜きライナ区間280を組み込んでいる。この打ち抜き区間は、適用する前にRFIDカード200を位置合わせするための接着剤がない表面を提供する。使用者は、ライナがある区間をRFIDカードと位置合わせし、次に第2部品をカード上に折り曲げる。次に、ライナを外して、ライナ区間をRFIDカード上に折り返すことにより、これを適用する。ライナはタブ270を有し、これは面より先まで延在し、ラベルをシートから外すと生成されて、適用前にライナからラベルを外しやすいようにする。
【0036】
好ましい使用材料は、実施形態によって異なる。例えば、図3の実施形態は、標準的な紙のラベル用紙(図示の3つの形状のいずれかに打ち抜く)を使用することが好ましい。代替材料は、上記で組み込まれたPCT文書に記載され、非感圧性接着剤を使用して層を結合する「ドライ・タック」または超再剥離性接着剤を組み込んだCLEAN EDGEテクノロジである。さらなる変形は、標準的なラベル用紙のみで構築する。
【0037】
図7から図50の本発明の開示は全て、同じ全体的構造を使用し、Avery Dennison Corporationから入手可能な「ラミネーテッドIDカード」バッジなどの市販の自動貼り合わせバッジに現在使用されている同じ材料を使用することができる。ライナは、重量のある紙またはカード用紙であることが好ましい。シリコンでコーティングし、接着剤でコーティングして、仕上げ層には透明フィルムを有する。本開示で後述するように、シートの半分にラミネートを追加して、使用することができる。この追加のラミネート(これが適用された透明フィルムから開始する)は、接着剤およびコーティングした剥離ライナで構成するか、接着剤、フィルムまたは紙の中間層、第2接着剤コーティング(基本的に両面テープ)、次にシリコンをコーティングしたライナ(図面では上からの図で網掛け区域として図示される)でもよい。
【0038】
本明細書に記載された1つまたは複数の代替物のうちいずれかのラベルまたはカード製品の実施形態のいずれかの実施形態は、プリンタまたはコピー機150に1回通過させて、その両面に印刷できるので有利である(または、それほど望ましくはないが、手書きすることができる)。使用者は、明白な視認性のために同一の情報を両面に印刷するか、追加の情報を伝達するためのバッジの使用方法として、企業のロゴ、任務の表現、訪問者の方針、安全性の規則などの他の情報を印刷することができる。両面バッジ188をクリア・スリーブ170(図2参照)に入れるか、紐(図51参照)に吊すか、クリップに取り付けて、両側から見ることができる。穴を有する両面バッジの実施形態(例えば図4および図5参照)は、紐またはスリーブがないストラップ・クリップで使用することができる。前述したようなバッジのラベルは、RFIDカード200がある、またはない状態で使用することができる。これは、カードに直接適用する(ラベル用紙)か、クリア・スリーブ内のカードを囲む(カード用紙)ことができる。
【0039】
本明細書に記載された本発明によって、インクジェットおよび/またはレーザ印刷可能なラベルをRFIDカード200に適用することができる。あるいは、図6で示すように、ライナ・タブ延長部の実施形態を使用することができる。スプリット・バック・ライナを設けて、両面ラベルへのRFIDカードとの位置合わせに役立てることができる。本発明の一形体として、両面打ち抜きラベルを使用してRFIDカードに巻き付けることができる。
【0040】
本発明のさらなる実施形態は、図7の440で全体的に図示したように、ライナ上でバッジが切り取られた状態で、ミシン目430による接合ポイントにて取り付けられたシート420上の隣接するバッジ・サイズ・ラベル400、410を含む。米国特許第5,662,976号および第6,159,570号も参照されたい。
【0041】
この実施形態は、クリア・フィルムの支持体と接着剤とシリコンをコーティングしたライナとで構成することができる。プリンタまたはコピー機(図1の150参照)に通してアセンブリをライナ側に印刷したら、ライナの印刷部分と、ミシン目によって分離され、接着剤でライナの印刷部分に接着された2つのクリア・フィルムのバッジ形区間とを、キャリア・シートから外し、ミシン目430で折り曲げることができる。これは、片面に印刷された自動貼り合わせカードを提供し、これは次にバッジ・ホルダなど(図2の170参照)に挿入するか、あるいは粘着性パッチでバッジ・クリップに接着することができる。図7の本発明の第1および第2代替実施形態を、図8および図9にて全体的に470および480で示す。この2つの代替実施形態は、穴区間490、494を有し、これは、バッジをクリップまたは紐に取り付けられるように外すことができる。
【0042】
図10の500で全体的に図示された第3実施形態は、RFIDカード200または図51に図示されているような何らかの同様の器具の片側に適用するように設計されている。この実施形体は、図10aから理解できるように、インクジェットまたはレーザ・プリンタでライナ側510に印刷される。印刷したライナ区間520は、外して、図10bで示すようにひっくり返し、図11の530から理解できるように、外した元の区域へと再挿入することができる。印刷した表示534は、透明フィルム538を通して見ることができる。次に、中心区間540全体を図11aで示すように外し、RFIDカードに適用することができる。センタリングした印刷済みカードの周囲で露出した接着区域550が、中心区域をRFIDカードまたは他の器具に結合するからである。
【0043】
図10に示した構造に対する第1および第2代替実施形態を、図12および図13にてそれぞれ580および590で示す。これは吊り穴600、604を有することができ、これは面およびライナを通して切り取られ、壊れやすい結合部で取り付けられる。これは、RFIDカード(または同様の器具)に適用する前または後に外し、アセンブリをクリップまたは紐に取り付け可能にすることができる。
【0044】
図14の630で全体的に図示された第4ラベル・シート構造は、ミシン目670で取り付けたラベルの2つの非対称区間650、660のうち一方の下に、打ち抜いたライナ区間を含む。これは、クリアな面、シリコンをコーティングした紙のライナ、および中心の接着剤層から作成することができる。図1で示したプリンタなどのインクジェットまたはレーザ・プリンタでライナ側に印刷した後、アセンブリ680を図15で示すようにキャリアから外し、図16で示すようにミシン目670で折り曲げる。これは、蝶番区域694を除いて露出した接着剤690を有する周囲を提供する。これは、RFIDカードまたは同様の器具または表面に適用することができる。
【0045】
図17、図18および図19のそれぞれ700、710、720で全体的に示したような図16の構造の第1、第2および第3代替構造を設計し、使用することができる。これは、RFIDカードまたは他の器具を有するアセンブリをクリップまたは紐に取り付けることができるように、穴724、728、732も組み込む。
【0046】
図20および図24の740で示すような本発明の第5ラベル・シート構造は、シートの半分にてクリア・フィルム762の上面に適用された接着剤750の追加層およびシリコンでコーティングしたライナ760と、接着剤764と、シリコンでコーティングしたライナ768とのラミネートを組み込む。図24を参照されたい。使用者は、構造740の裏面に印刷し、図21で示すようにシートからアセンブリ770を外して、図22の774で示すように、クリアな半分をライナ側に印刷した表示の上へと折り曲げる。次に、使用者は、図23で示すようにライナ760の仕上げ層を外して、接着剤750を露出させ、次に片面ラベル780をRFIDカードまたは同様の器具に適用する。
【0047】
本発明の代替実施形態は、形状および機能が図20の構造と同じであるが、RFIDカードの穴と一致し、完全なアセンブリをクリップまたは紐に取り付けられるようにする穴790、794を有する。第1代替実施形態は、図25および図26の800で図示され、第2代替実施形態は図27および28の810で図示される。
【0048】
図7から図9の実施形態は、使用者が図1で全体的に示したようなインクジェットまたはレーザ・プリンタで印刷し、次にキャリア・シートから外し、両側のアセンブリのクリア部分で覆って保護することができる印刷可能な圧着封式バッジを提供する。これは、バッジ・ホルダに入れるか、図8および図9の実施形態の場合はクリップまたは紐に直接取り付けることができ、耐久性のある完全なバッジを提供する。
【0049】
図10から図28の実施形態は、使用者がインクジェットまたはレーザ・プリンタで像を印刷することができる印刷可能バッジを提供し、これは次にキャリア・シートから外して、印刷した側をアセンブリのクリア部分で覆い、保護することができる。印刷したバッジおよびクリアなオーバラミネートを有するアセンブリは、下側に、露出した接着剤がある区域を部分的または全体的に有し、したがってアセンブリをRFIDカードのような二次的器具に適用し、接着することができる。これは、図2で示すようなバッジ・ホルダに入れるか穴がある実施形態の場合は、図51で示すようにクリップまたは紐に直接取り付けることができ、耐久性がある完全なバッジ・アセンブリを提供する。
【0050】
上記で検討した実施形態は、先行技術に対して幾つかの利点を有する。これは、組み立てた後は耐水性で、耐引っ掻き性があり、改造不可能である保護された印刷バッジを提供する。保護されたバッジは、インクジェットまたはレーザ・プリンタで印刷可能であり、今日の産業で当たり前の特殊なプリンタを必要としない。印刷可能なバッジを、RFIDカードまたは同様の器具の片側に容易に適用することができる。印刷可能なバッジは、1度に1枚印刷できる4×6インチのフォーマットで提供することができる。印刷可能なバッジは、産業標準のPVCカードより費用が安い材料を使用する。図7から図9の実施形態の幾つかは、クリップまたは紐用の吊り穴がある、またはない完全な貼り合わせバッジを提供する。図10から図13の実施形態は、単純に作成され、単純に使用され、バッジの全周に接着区域を提供する。
【0051】
図14から図19の実施形態は、単純に使用され、周の大半に接着区域を提供する。図18のように長辺に穴があるバッジの場合、接着剤がない区域は、クリップまたは紐に取り付けるのと同じ区域であり、したがってクリップまたは紐への取り付けによる潜在的な離層から保護される。図18の変形は、側部に非接着区域を有するが、図19の変形は、長い方向にのみ図17と同じ利点を提供する。
【0052】
図20から図28の代替実施形態は、バッジの裏面が接着剤で完全に覆われ、確実な取付を提供する。
【0053】
例えば図10の実施形態は、少なくとも以下の理由で、先行技術、特に米国特許第6,284,708号より有利である。第’708号特許の受ける層は、本質的には接着剤でなく、したがって印刷後であるが転写前に像の表面に接着剤を塗布するか、像の材料を適用すべき表面に接着剤を塗布しなければならない。これは、特殊な機器を必要とする余分なステップであり、消費者環境より産業環境に適用可能である。これに対して、本発明は裏面に印刷し、次に打ち抜いたライナ区間を外して、ひっくり返し、穴に再挿入する。この区間全体が、フィルム面で基部シートから分離され、切断されて、別個の表面に適用される。これは、不透明な(白い)表面を提供し、これに像が印刷され、印刷した像の視認性を損なうことなく、暗い色またはパターンを有する表面に適用することができる。シートの周にクリアな接着剤境界も提供し、したがって追加の接着剤コーティングのステップを必要とせずに、比較的滑らかな表面に接着することができ、それによって環境からの損傷から像の区域を保護する。
【0054】
さらに、本発明は、インクジェット・プリンタおよび手書きでの使用に適している。第’708号特許は、適用する機械を使用した自動適用の法が適している。接着剤を、印刷後に印刷済み打ち抜き部に適用する場合、これは、基質の後に手で外すのに適している。像を適用する表面に接着剤をコーティングする場合、手で位置合わせすると、露出した接着剤、または接着剤結合がない区域が残る可能性がある。
【0055】
第’708号特許の打ち抜いた像区域の周囲で基材を剥がすと、打ち抜いた像の周囲の上面に接着剤が露出した「ライナ」が残る。これは、取り扱いおよび廃棄を複雑にする。これに対して、本発明は、非使用区間に露出した接着剤が残らない。
【0056】
図29を参照すると、本発明の第6ラベル・シート構造は、図29aから理解できるように、クリア・フィルム920、接着剤層930および剥離剤をコーティングしたライナ940で構成されたラミネートで構築される。面の切片は、ミシン目970によって接合ポイントに取り付けたシート上の2つの隣接する名前バッジ・サイズのラベル950、960で構成される。この実施形態は、別個に使用するか、図51で示すようにRFIDカードまたは同様の器具の両面に適用するように設計される。これは、図1で示すようなインクジェットまたはレーザ・プリンタでライナ側に印刷することができる。印刷したライナ区間を外し(図29bの980、984参照)、ひっくり返して、これを外した元の区域(図30の988)に再挿入する。中心区域990全体を外し(図30a)、折り重ねて、別個の密封した両面バッジ(図31の994)を形成するか、RFIDカードに適用する。印刷した中心カードの周囲で露出した接着剤区域998が、器具をRFIDカードまたは他の器具に結合できるからである。
【0057】
図29の本発明の代替実施形態を、図32、図33および図34の1000、1010および1020で示す。これらの実施形態は、吊り穴1024、1028、1032を有し、これは面およびライナを通して切り取られ、壊れやすい結合部で取り付ける。これは、別個の両面バッジを形成するか、RFIDカードまたは同様の器具に適用することができる。吊り穴は、クリップまたは紐に取り付けるアセンブリに沿ってRFIDカードを形成するか、それに適用する前、またはその後に除去することができる。
【0058】
第7ラベル・シート構造を、図35にて1100で全体的に示し、これはクリアな面、剥離剤をコーティングした紙のライナ、および中心の接着剤層で作成される。2つの支持体パネルに表示を印刷した後のアセンブリを、図35に示す。2つの支持体ラベル・パネルを、支持体区間とほぼ同じサイズであるか、わずかに大きい第1および第2ライナ・パネルそれぞれに接着する。第3および第4ライナ・パネルを想像線で示す。ライナ・パネルは、クリア、透明、さらには半透明でよいが、いずれの場合でも、ある程度光が透過する。図36では、IDバッジを構成するアセンブリが、シートの残りの部分、つまりシートの廃棄部分から外されている。これで、第3および第4ライナ・パネルが見えるようになる。これらの見える側のパネル1112は、粘着性の側である。自身に接着した第1支持体パネルを有する第1ライナ・パネルを、ライナ・シートの蝶番部分1170を介して第3ライナ・パネルに接続し、自身に接着した第2支持体パネルを有する第2ライナ・パネルを、対応する蝶番部分で第4ライナ・パネルに接続する。図37では、支持体ラベル1110をライナ・パネル1112に対して折り曲げてあるアセンブリを図示する。これで、支持体パネルに印刷された表示が、見えたとしてもわずかで、図示のように鏡像である。支持体パネル1110はライナ・パネル1112より小さいので、第3および第4ライナ・パネルは、1つまたは複数の縁部に露出した接着剤の周縁1158を有する。第4縁は、蝶番区間1170を接続することによって大部分が取り出され、したがって第4縁の少なくとも一部には、露出した接着剤がない。図38では、露出した接着縁1158に沿って接着するように、第3および第4ライナ・パネルを一緒に折り曲げてある。これで、支持体パネルは、印刷した面が外向きになり、クリア・フィルムで覆われた状態で、背中合わせに配置される。したがって、アセンブリは、両面に印刷された両面自動貼り合わせカードを画定する。このアセンブリは、単純な印刷および折り曲げ動作によって生成されている。次に、アセンブリは、蝶番区域で折り重ねて、独立した両面貼り合わせ写真入りIDバッジを形成するか、RFIDカードまたは同様の器具に適用することができる。図35の実施形態の代替物を、図39および図40の1184、1188で示す。これらの実施形態は、穴1192、1196を組み込み、したがってRFIDカードまたは他の器具を有する本発明または本発明のアセンブリを、クリップまたは紐に取り付けることができる。
【0059】
第8ラベル・シート構造を、図41にて1200で全体的に示す。図46で最もよく理解されるように、この実施形態は、シートの半分にてクリア・フィルム1222の上面に適用された接着剤1210の追加層およびシリコンでコーティングしたライナ1220と、接着剤1224と、シリコンでコーティングしたライナ1226とのラミネートを含む。使用者は、構造の裏面に印刷し、図42で示すようにシートからアセンブリ1240を外す。次に、外したサブアセンブリ1240を、クリアな半分にて、図43で示すようなライナ側にある印刷表示へと折り曲げ、アセンブリ1244を形成する。使用者は次に、図44の1250で示すように、ライナの仕上げ層を外して、接着剤1210を露出させる。図45を参照すると、これは蝶番区域1252にて折り重ねて、独立した両面貼り合わせバッジ1254を形成するか、RFIDカードまたは同様の器具に適用することができる。
【0060】
2つの代替構造を、図47および図48の1300で、および図49および図50の1320でそれぞれ示す。これは、本発明(またはRFIDカードまたは他の器具を有する本発明のアセンブリ)をクリップまたは紐に取り付けられるように、穴1330、1334を組み込むように設計され、使用される。
【0061】
図29から図50の実施形態は多くの利点を有する。図29から図34の実施形態は、単純に作成され、単純に使用され、バッジの全周に接着区域を提供する。図35から図40の実施形態は、単純に使用され、周の大部分に接着剤を提供する。穴があるバッジの場合、接着剤がない区域は、クリップまたは紐に取り付けるのと同じ区域であり、したがってクリップまたは紐への取り付けによる潜在的な離層から保護される。図41から図50の実施形態は、バッジの裏面が十分に接着剤で覆われ、それによって確実な取付を提供する。
【0062】
これらのバッジは片面または両面であり、組み立てた後は耐水性で、耐引っ掻き性があり、改造不可能である。産業標準のPVCカードより安価な材料を使用することができる。インクジェットまたはレーザ・プリンタで印刷可能である。今日の産業で当たり前の特殊なプリンタを必要としない。両面に印刷し、貼り合わせる独立したユニットとして形成することができる。RFIDカードまたは同様の器具の両面に適用することができる。1度に1枚印刷できる4×6インチまたは5.5×8インチ、または他のサイズのフォーマットで提供することができる。使用者は、明白な視認性のために両面に同一の情報を印刷するか、追加の情報を伝達するためのバッジの使用方法として、企業のロゴ、任務の表現、訪問者の方針、安全性の規則などの他の情報を印刷することができる。穴がある両面バッジを、スリーブがない紐として使用することができる。
【0063】
本明細書で開示したラベル(バッジ)シート構造の好ましい製造ステップは、本発明のために適用された標準的なラベル変換に共通するステップでよいが、後者の実施形態には接着剤剥離ライナがある。これらの実施形態の追加的ステップは、変換プロセス中に接着剤/剥離剤ライナまたは接着剤/中間層/接着剤/剥離剤層を適用することである。好ましい適用ポイントは、ライナを打ち抜いた後であるが、面を打ち抜く前である。これに対して、型を適切にクリアする場合は、ライナと面の両方の打ち抜き作業前に適用することができる。しかし、打ち抜き後には適用されない。追加の層は、透明フィルムの面打ち抜き部と、打ち抜きが一致する必要があるからである。
【0064】
本発明のさらなる実施形態は、システムまたはキットの形体であり、箱または他の包装に入った全構成要素とともに販売することができる。図52を参照すると、システム・キットは、写真IDバッジ・ラベル、Clean Edge写真IDバッジ(訪問者サイズ)、クリップ付きの訪問者サイズのバッジ・ホルダ、Clean Edge写真IDバッジ、従来のサイズのバッジ・ホルダ(首から吊すスタイル)、およびクリップ付きの自動貼り合わせ写真IDバッジに加えて、ウェブ・カメラ1410、調節可能なカメラ・スタンド1420、バーコード・スキャナ1430、およびUSBハブ1440を含むことができる。学習が必要であるが、容易に学習されるソフトウェアCDを含むことができる。好ましいシステム要件は、Windows(登録商標)2000またはWindows(登録商標)XP ProfessionalおよびHome、Pentium(登録商標)Class CPUチップ、600MHz以上、64MB RAM、100および128MBのRAM推奨、2.0GB以上のハード・ドライブ、およびUSBポートである。バッジは、本明細書で開示し、1つまたは複数の図面で示すように、バッジ・ラベル構造内に設けることができる。好ましい実施形態について、以下で検討する。
【0065】
写真IDバッジ・ラベルは確実に接着するが、容易に外れる。これによって、鮮やかな色、さらに鮮明なテキストで印刷することができる。インクジェット印刷に適応する白色ラベルで、4×6インチのシート上に2.25×3.5インチのラベルがあることが好ましい。
【0066】
CLEAN EDGE写真IDバッジは、ミシン目がなく、専門的に見える。これも鮮やかな色および鮮明なテキストで印刷される。白色で、インクジェット印刷に適応することが好ましい。訪問者サイズは、両面印刷で、2.25インチ×3.5インチの両面バッジが4×6インチのシート上にある。会議サイズは、3×4インチで、4×6インチのシートに印刷することができる。自動貼り合わせ写真IDバッジは、1ステップの貼り合わせで耐久性がある。4×6インチのシート1枚当たり1つの2.25×3.5インチの貼り合わせバッジがある。
【0067】
バッジを印刷するシートは、フルサイズの8−1/2×11インチのシートまたはA4サイズ(21cm×29.7cm)より小さい他のサイズでもよい。このようにフルサイズより小さいシートは、例えば12cm×18cmより小さいサイズのシートを含むことができる。フルサイズより小さい個々の不連続シートを、1度にちょうど1つのバッジを作成するために、1度に1枚ずつプリンタに送り込むことができる。
【0068】
このシステムは、即座に写真IDバッジを作成し、永久的なログ記録を生成する専門家訪問者の登録および写真バッジ作成システムを提供する。例示的システムでは、カラー写真のIDバッジを、標準的なインクジェット・プリンタで簡単な3段階にて即座に印刷する。最初に、所望の情報をコンピュータにタイプ入力する。第2に、ウェブ・カメラ1410を使用して訪問者の写真を撮影する。次に、プリンタでバッジ・シートに情報を印刷する。残りの情報をバッジに印刷するのと同時に、訪問者が施設に入った日付および時刻、または訪問者の入所が認証された日付および時刻、またはバッジが印刷された日付、または一意のバッジ識別番号またはシリアル番号を示すバーコードまたは他の表示も印刷することができる。同様に、バッジに印刷されたバーコードまたは他の表示は、バッジの失効日付または時刻を追加的または代替的に表示することができる。1つの実施形態では、本明細書の開示により構築された両面バッジは、一方側に写真を、他方側に訪問者の限定情報を含んでもよい。訪問者の限定情報は、例えば入所の条件および構内に継続して存在する条件、施設のログインおよびログアウトの要件、カメラ、テープレコーダ、およびビデオ録画機器の使用制限、および他の関連する情報を含む。図72は、印刷後であるが、キャリア材料から分離する前のこのような両面バッジを示す。全ての必要な情報が入力され、システムが写真を撮影している場合、訪問者自身が、訪問者のバッジなどのバッジに印刷すべき情報の一部を指定し、自分でバッジに印刷することができる。
【0069】
システムは、数分で容易に作動し、検索可能で永続性がある訪問者の登録記録、および訪問者、契約者または従業員の写真入りレポートでデータベースを作成することができる。打ち合わせ、会議、学校の行事などのために、写真入りバッジを作成することができる。
【0070】
第9シート構造の実施形態を、図54および図55、および図59および図60の1600で全体的に示す。構造1600は、紙(または不透明フィルム)の支持体1604、接着剤1610、および剥離剤コーティング1620月のライナ・シート1614で作成することができる。支持体1604の弱化した分離線1630(上記で検討した通りに形成)が、横並びの第1および第2ラベル1640、1644、それを分離する折り線1650、および(紐用)穴1654、1658を形成する。
【0071】
ライナ・シートの弱化した分離線1670は、図55で示すように、ライナ・パネル1680およびそれを通る穴1690を形成する。
【0072】
シート1600を、図56で示すようなプリンタまたはコピー機1700に通し、前述したような所望の表示1710、1720を第1および第2ラベル1640、1644に印刷する。ラベル・アセンブリ1730は、ライナ・パネル1680をラベルの一方の裏面に取り付けた状態で、図57で示すように剥がして分離する。穴材料を押し抜くなどによって形成した穴を有する分離したラベル・アセンブリ1730を、次に折り線1650で折り曲げ、図58および図59から理解できるように、周囲の接着縁を相互に接着する。つまり、ライナ・パネル1680は、ラベルの裏面に露出した接着縁を残し、これがカードを閉じた状態で密封する。
【0073】
上記のパラグラフおよび本開示の他の箇所で検討したような好ましい実施形態は、シート構造の支持体シートにデスクトップ・インクジェット・プリンタなどで印刷する。別の実施形態は、ライナ・シートに代わりに所望の表示を印刷する。これは、支持体シートがクリア・フィルムである場合、特に適切である。ライナ・シート上の印刷は、ライナ・パネルを含むものに加え、本開示の他の箇所で開示した他の実施形態でも使用することができる。
【0074】
第1および第2ラベルおよびライナ・パネルの貫通穴1654、1658、1690を、組み立てたバッジと位置合わせする。これにより、ライナ・パネル1680が穴を強化する。つまり、ライナ・パネルまたは区間が2つのラベル間に残り、図58で示すようにクリップまたは紐1740への取り付けに追加の強度を提供し、取り付けポイントに3つの層を提供する。ライナ・パネル1680は、その結果作成されるカードを補強する。1つの実施形態によると、「カード」を再び開くことができ、ここでは、ライナ・パネルはむしろ、自身にコーティングした剥離材料を有するか、有さないキャリアである。
【0075】
面または剥離材に使用する材料は、(コーティングした)フィルムまたは(コーティングした、またはしない)紙でよい。構造全体の厚さは、5ミルから13ミル(125〜330.2/1000mm)であることが好ましい。好ましい構造は、インクジェットでコーティングした紙の支持体と剥離剤をコーティングした紙のライナで、個々の厚さはそれぞれ2.5ミルと6.0ミルの間(63.5〜152.4/1000mm)である。接着剤は、エマルジョン系、ホットメルトまたは溶剤系の感圧性接着剤である。接着剤は、0.25ミルから2.0ミル(6.35〜50.8/1000mm)の厚さを有することが好ましい。
【0076】
別の実施形態は、包まれたライナ・パネルまたは部片1690で穴が囲まれていない。さらなる実施形態は、ラベルの間にさらに層を追加する。例えば、ライナ・パネルとほぼ同じサイズの小さい支持体シート(図示せず)を、ラベル間に挿入し、構造をさらに補強することができる。
【0077】
前記で検討したようなRFIDカードを、ラベルの間で保持することができる。この器具は、器具を担持するクリップまたは小さいカードまたは紙でよい。
【0078】
穴1654、1658は、図54で示すように水平縁、または図61の1750で全体的に示した代替実施形態で示した垂直縁の付近で位置決めすることができる。
【0079】
第10シート構造の実施形体は、図61および図62の1800で全体的に図示される。図66の代替構造1810は、(図61と同様の)穴の位置を除き、図61に示した実施形態と同様である。構造1800および1810は、弱化した分離線が、他方のラベルの裏面に接着する第2ライナ・パネル1820を形成することを除き、実施形態1600および1750と同様である。第2ライナ・パネル1820は、図64および図65から理解できるように、ラベル・アセンブリを組み立てた場合に、他方のライナ・パネルおよびラベルの穴と整列する貫通穴1830を有する。これによって「4層」バッジが形成される。層または重なりが増加すると、製品(バッジ)の剛性が向上し、構造が折り曲げたラベルというよりカードに似てくる。
【0080】
図54から図66の構造の他のタイプは、上記で検討した穴をいずれも含まない。
【0081】
次に、図54から図66の構造の異なる製品仕様について述べる。
バッジ:支持体/接着剤/ライナ/全体を強化したバッジ(2×支持体+2×接着剤+1×ライナ)。好ましい坪量は90/20/55/275g/m2で、好ましい厚さは100/20/60/300μmである。材料:艶消しコーティングしたインクジェット・ラベル構造、レーザ・ラベル構造、任意のラベル構造、名刺の場合は光沢のある写真品質のラベル構造もある。
名刺の場合、好ましい坪量は125/20/80/370g/m2であり、好ましい厚さは125/20/90/380μmである。
範囲:好ましい最小坪量:60/5/45/175(2つのライナ・パネルの場合は220)であるが、これより低い坪量のタイプの可能である。好ましい最大坪量:250から300g/m2(ラベル構造)が、今日のプリンタで好ましい最大値である。この用途の特別な構造は、200g/m2の支持体と20g/m2の接着剤と80g/m2のライナで、300g/m2のラベル構造になり、520g/m2の強化した名刺になる。
【0082】
ライナをさらに厚くすることも可能であるが、支持体は可能でない。より高価であるが、これより剛性が高いフィルム状ライナも使用することができる。支持体は、艶消しコーティングしたインクジェットおよびレーザ支持体、またはラベルに使用する任意の支持体でよい。
【0083】
耐久性のある感圧性接着剤が好ましい。しかし、ライナまたは任意の強化要素の裏面に良好に結合する任意の接着剤を使用することができる。接着剤層は、20g/m2および20μmの坪量および厚さを有してよい。既存のラベル用紙の公差は、約±5g/m2である。使用可能な範囲はこれより高い。構造の弾性(接着剤)成分を最小にするために、接着剤をさらに減少させることも通常は推奨される。これで、最終的なバッジの剛性が向上する。しかし、5g/m2未満の重量の接着剤コーティングは、生産が比較的困難である。
【0084】
シートのサイズはA4、レター・サイズ、A6、4×6インチ、または今日のレーザまたはインクジェット・プリンタで印刷可能な概ね全てのフォーマットでよい。元のシート・サイズがA4である場合、シートの中央に位置決めされたミシン目または折り線で裏返さなければならないので、強化した製品の最小サイズはA5である。詰まり、強化したバッジまたは他の製品の最大サイズは、シート・サイズの半分である。つまり使用者がA4のシートで開始した場合はA5である。強化したバッジの用途に応じて、これより小さいサイズも使用可能である。
【0085】
このような構造の主要な用途は本人確認バッジであり、これは2−1/8×3−3/8インチ(79.375×85.725mm)から3×4インチ(76.2×101.6mm)である。しかし、このようなサイズに制限されない。概ね最大8−1/2インチ×5−1/2インチ(214.9mm×139.7mm)までの任意のサイズでよい。あるいは、バッジのサイズは、穴がないタイプでは54×85mm、穴があるタイプでは60×85mmであることが好ましい。
【0086】
本人確認バッジ・ラベルに加えて、本発明は、名刺、およびCDインサート、葉書などの全てのCLEAN EDGEカード用途に使用することができる。ライナ・パネルを強化する本発明は、バッジに制限されず、名刺などの他の製品を含む。要件および使用できる材料も異なることがある。1つの大きな違いは、シートのフォーマットおよび穴である。つまり、バッジの場合、シートのサイズは穴ありおよび穴なしの両タイプでA6または4×6インチでよい。名刺の場合、シートのサイズはA4またはレター・サイズで、穴はない。本発明は、産業、商業または個人用途、信号、および会員カードのRFIDタグに、必要に応じて適応させ、使用することもできる。
【0087】
シート構造を、重ねたシートに加えてキットの形体で販売する場合、ソフトウェアおよび指示シートを箱、袋または他の容器包装に含めることができる。キットは、ストラップ・クリップも含んでよく、これは通常、ばね式クリップに取り付けたオスおよびメス・スナップ・クロージャを有するプラスチックの細片を有する。また、キットは、前述したソフトウェア、さらにウェブ・カム、バーコード・スキャナ、USBハブなどのハードウェア、および他の印刷可能なバッジを含むことができる。
【0088】
さらなる形体として、バッジの穴は、バッジが真っ直ぐ吊り下がることを保証するのに役立つ方法で成形することができる。図67は、Brady Worldwideの一部門であるニューヨーク州SuffernのTEMTECが販売している射出成形したバッジ・クリップの2つの図を示す。バッジ・クリップ6710は、概ね円形のポスト6712を含み、ポストの端部には平坦になった頭部6714がある。図68は、バッジ・ホルダ6710を含むバッジ・ホルダからバッジを一意にまっすぐ吊すことができる吊り穴設計を使用するバッジ構造の一例を示す。ライナ区間を含まないバッジの部分の穴は、面および接着剤層のみを通り、打ち抜きなどの弱化線によって形成された穴を有する。弱化線は、中断なく穴の全周に延在し、したがってバッジを外した場合に、キャリア・シートとともにある傾向がある。あるいは、弱化線は、その後に所望に応じて外すために、バッジを有する区間を保持するために、結合部などの中断部を含むことができる。後者の設計の一つの利点は、使用者が、穴の材料を所定の位置に残し、アセンブリ全体をバッジ・ホルダに入れるようにも選択できることである。
【0089】
ライナ区間を組み込んだバッジの部分に配置される第2穴は、ラミネート構造全体に延在する弱化線を有する。最終使用者に穴を除去する準備が整うまで、シートに穴を保持するために結合部などの2つ以上の中断部を含むことができる。あるいは、穴の周囲の弱化線は連続的で、製造プロセス中に穴を除去することができる。
【0090】
図69は、バッジの吊り穴6910の構造をさらに詳細に示す。バッジの吊り穴6910は、2つの細長い部分6912および中心の拡張穴区間6914を含む。拡張穴区間6914は、丸くなった上縁6915、つまり隆起した半径または移動止めによって画定され、これは細長い穴区間6912の上縁6913によって画定された線の上に上昇する。穴は、バッジを吊す幾つかの異なる方法に対応するような方法で構成される。細長い区間6912は、図53で示すような従来のバッジ・ストラップ・クリップに対応する。それと同時に、細長い区間6912および中心の拡張部分6914は協働して、平坦になった頭部6714およびクリップ6710のポスト6712の遠位部分を、穴6910を通して挿入できるようにする。これで、バッジは、穴6910の丸くなった上縁6915でポスト6712に載る。穴6910の高さは、移動止めが配置されている中心区域を除き、ポスト6712の直径より小さい。これで、穴6910の中心にポストが捕捉され、したがってバッジは常に等しく釣り合い、図68Dで示すように水平に吊り下がったままである。
【0091】
図70は、本発明のバッジを偽造する困難さを増大させる新規のセキュリティ形体を示す。バッジを作成する元となる用紙シート7028の製造業者は、バッジに印刷し、図70Dで示すように組み立てた後には、バッジの面にほとんど見えなくなる像またはマーク7010を組み込むことができる。図70Aで示すように、像7010は企業ロゴ、テキストおよび/または別のマークまたは形体でよく、これをライナ・シート7020内の打ち抜き部などの弱化した分離線によって画定されたライナ・パネル7012の区域内で、ライナ・シート7020の裏面に予め印刷することができる。あるいは、バッジを発行する企業が、ライナ・シートにマークを印刷してもよい。図70Bは、図70Aの構造の支持体側を示す。支持体シート7022は、打ち抜き部などの弱化した分離線を含み、これはIDバッジまたは他のセキュリティ・カードの面を画定する第1および第2支持体パネル7013および7014を画定する。第1および第2支持体パネルは、ミシン目または折り目によってなど、折り線、折り畳み蝶番などで分離することが好ましい。図70Cでは、バッジを画定する部分をシート7028から除去してある。マーク7010がライナ・パネル7012に見える。第1支持体パネル7013の周囲で露出した接着縁が、第2支持体パネル7014に接着し、これでIDバッジの2つの面を相互に保持する。また、面全体にわたって接着剤が露出したパネル7014の側が、第1支持体パネル7013とライナ・パネル7012との組み合わせに接着する。これで、支持体パネルが完全には不透明でないとすると、わずかに見えるマーク7010Aが、第2支持体パネル7014を通して見える。図70Dで示すように組み立てた構造は、写真入りIDバッジ、または産業で透かし模様と呼ばれるものに類似し、わずかに見えるセキュリティ・マーク7010Aを有する他のセキュリティ・カードを画定する。バッジの信憑性を検証したい人は、検証の手段としてわずかに見える像を探す。紐またはクリップ用の図示のような穴は、3つの層(2つの支持体層およびライナ層)を通って延在し、これによって穴は2層構造より強力になる。
【0092】
代替構造では、本明細書で図示し、説明したような自動貼り合わせ構造に、同様のセキュリティ形体を使用することができる。この実施形態では、用紙材料の製造業者が、クリア・フィルムまたは支持体の粘着性の側に接着剤を塗布する前に、その側にセキュリティ・マークを予め印刷することができる。この方法で、粘着側に予め印刷されたマークは、支持体材料を通して、バッジを作成し、貼り合わせバッジを組み立てる時に印刷する側へとわずかに見えることになる。
【0093】
写真入り本人確認バッジは、通常、着用するか、他の方法で公然と表示することができ、一般的に人の顔写真を含むバッジまたは他の本人確認媒体を含むものと理解される。しかし、本発明は、人の顔が印刷され、公然と表示されて、例えば札入れ、財布またはポケットに入れて搬送するような様々な本人確認カードの印刷に使用することができる本人確認媒体での使用に制限されない。したがって、本明細書で使用する「バッジ」という用語は、着用するか、公然と表示する、または人の顔写真の像を必ず含む媒体に制限されない。
【0094】
本出願の構造および方法は、当業者にとって明白であるように、列挙した関連出願で開示された構造、システムおよび方法で使用することができる。したがって、以上の詳細な説明から、当業者の範囲に入る本発明の幾つかの変更、改造および変形があることが明白である。本発明の範囲は、本開示から当技術分野に入るような、本明細書で開示された様々な種類、実施形態、代替物、材料、機能および/またはサブアセンブリからの要素の任意の組み合わせを含む。さらに、本発明の精神から逸脱しないこのような変更は全て、本発明の範囲に入るものとする。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明のラベル・シート構造の重なりが送り込まれて、通過し、所望の表示がそのラベル・アセンブリに印刷されることを示すプリンタまたはコピー機の斜視図である。
【図2】クリップ留めしたプラスチックのクリア・ホルダに挿入されている本発明の印刷済み両面ラベル・アセンブリの斜視図である。
【図3】本発明の第1ラベル・シート構造の前面図である。
【図4】図3の実施形態の第1代替物である。
【図5】第2代替物である。
【図6】第3代替物である。
【図6a】図6の線6a−6aで見た拡大断面図である。
【図7】本発明の第2ラベル・シート構造の前面図である。
【図8】図7の第1代替物である。
【図9】第2代替物である。
【図10】第3ラベル・シート構造の前面図である。
【図10a】図10の線10a−10aで見た拡大断面図である。
【図10b】図10の構造の連続的組立ステップを示す。
【図11】図10の構造の連続的組立ステップを示す。
【図11a】図10の構造の連続的組立ステップを示す。
【図12】図10の実施形態の第1代替物である。
【図13】第2代替物である。
【図14】第4ラベル・シート構造の前面図である。
【図15】図14の構造の連続的組立ステップを示す。
【図16】図14の構造の連続的組立ステップを示す。
【図17】図16の構造の第1代替物である。
【図18】図16の構造の第2代替物である。
【図19】図16の構造の第3代替物である。
【図20】第5ラベル・シート構造の前面図である。
【図21】図20の構造の連続的組立ステップを示す。
【図22】図20の構造の連続的組立ステップを示す。
【図23】図20の構造の連続的組立ステップを示す。
【図24】図20の線24−24で見た拡大断面図である。
【図25】図20の構造の第1代替物である。
【図26】図25の線26−26で見た拡大断面図である。
【図27】図20の構造の第2代替物である。
【図28】図25の線28−28で見た拡大断面図である。
【図29】第6ラベル・シート構造の前面図である。
【図29a】図29の線29a−29aで見た拡大断面図である。
【図29b】図29の構造の連続的組立ステップを示す。
【図30】図29の構造の連続的組立ステップを示す。
【図30a】図29の構造の連続的組立ステップを示す。
【図31】図29の構造の連続的組立ステップを示す。
【図32】図29の構造の第1代替物である。
【図33】図29の構造の第2代替物である。
【図34】図29の構造の第3代替物である。
【図35】第7ラベル・シート構造の前面図である。
【図36】図35の構造の連続的組立ステップを示す。
【図37】図35の構造の連続的組立ステップを示す。
【図38】図35の構造の連続的組立ステップを示す。
【図39】図35の構造の第1代替物である。
【図40】図35の構造の第2代替物である。
【図41】第8ラベル・シート構造の前面図である。
【図42】図41の構造の連続的組立ステップを示す。
【図43】図41の構造の連続的組立ステップを示す。
【図44】図41の構造の連続的組立ステップを示す。
【図45】図41の構造の連続的組立ステップを示す。
【図46】図41の線46−46で見た拡大断面図である。
【図47】図41の構造の第1代替物である。
【図48】図47の線48−48で見た拡大断面図である。
【図49】図41の構造の第2代替物である。
【図50】図49の線50−50で見た拡大断面図である。
【図51】本発明の印刷済みラベル・アセンブリをRFIDカードおよび紐に適用することを示す斜視図である。
【図52】本発明のシステムの一部の斜視図である。
【図53】衣類に優しいクリップを有する本発明のクリアな可撓性バッジの前面図である。
【図54】第9ラベル・シート構造の前面図である。
【図55】その背面図である。
【図56】図54のシート構造の重なりをプリンタまたはコピー機(デスクトップ・インクジェット・プリンタなど)に通し、所望の表示を、その支持体ラベル・アセンブリ部分に印刷することを示す斜視図である。
【図57】第9ラベル・シート構造から印刷済みラベル・アセンブリの隅を外すことを示す。
【図58】図47の印刷し、外したラベル・アセンブリの斜視図であり、アセンブリを所定の位置に折り曲げ、クリップまたは紐をラベル・アセンブリの位置合わせした穴に挿入することを示す。
【図59】線59−59で見た拡大断面図である。
【図60】図59の実施形態の変形である。
【図61】図54の構造の第1代替物の前面図である。
【図62】第10ラベル・シート構造の前面図である。
【図63】その背面図である。
【図64】(ラベルの印刷作業(例えば図56参照)後、および印刷したラベル・アセンブリを下の構造から外した(例えば図58参照)後の)図62の構造のラベル・アセンブリの斜視図であり、アセンブリを所定の位置に折り曲げ、クリップまたは紐を位置合わせした穴に挿入することを示す。
【図65】線65−65で見た図64の折り曲げたラベル・アセンブリの(図59と同様の)拡大断面図である。
【図66】図62の構造の第1代替物の前面図である。
【図67】先行技術のバッジ・ホルダを示す。
【図68】図67のバッジ・ホルダとともに使用する独特の穴の設計を示すバッジを示す。
【図69】図68で示したバッジの穴の拡大図である。
【図70】ラベル・シートの粘着側にセキュリティ・マークを事前印刷した本発明の任意選択のセキュリティ形体を示す。
【図71】印刷した後の例示的な片面バッジ・ラベル・シートを示す。
【図72】印刷した後の例示的な両面バッジ・ラベルを示す。
【技術分野】
【0001】
本出願は以下の米国暫定特許出願に対する優先権を主張する。つまり、
2003年2月11日出願の第60/446,817号、2002年9月16日出願の第60/411,268号、2002年12月11日出願の第60/432,941号、および2003年4月29日出願の第60/466,689号である。これらの出願全ての内容全体が、参照により組み込まれる。
【0002】
本出願は、2003年8月14日に出願された米国特許出願第10/641,132号に対する優先権も主張する。
【0003】
本発明は本人確認バッジの分野に関する。特に、本出願は、本人確認バッジの構造および印刷の分野に関する。
【背景技術】
【0004】
訪問者の管理は、多くの異なる方法で対処されてきた。最も一般的な方法の一つは、粘着性の名前バッジである。クリア・プラスチックのスリーブに挿入し、紐から吊すか、クリップで訪問者の衣服に取り付ける、また、何らかの種類のバッジ・キャリアに配置したバッジを有することには、特定の利点があるが、このような用途には標準的なラベルを使用することができない。バッジがひっくり返り、訪問者を本人確認するためには無効になることがある。訪問者、または特定の場合には従業員に、訪問者または従業員のIDを取り付けた無線周波数本人確認(RFID)バッジ(カード)を提供することが好ましい場合もある。また、バッジが非常に暫定的なバッジであることもあり、バッジに何らかの保護および耐久性を提供することが望ましいこともある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、一般的に入手可能であり、多層紙または紙とフィルムのラミネート構造を使用するコピー機またはデスクトップ・プリンタを使用し、本人確認バッジを印刷し、形成する方法および媒体を提供する。本人確認バッジは、訪問者の名前、訪問者の写真、および他の有用な表示を含むことができる。このような本人確認バッジは、単独で、または実施形態に応じてRFIDカードなどの2次的表面に接着して使用することができる。デスクトップ・プリンタを都合よく1回しか通過しないことにより、このような本人確認バッジは、実施形態に応じて、片側または両側に印刷することができる。印刷面は、実施形態に応じて、印刷して組み付けた後、環境に対して露出するか、印刷して組み付けた後、透明フィルム層によって環境から保護することができる。これらのバッジは、印刷して組み付けたら、バッジ・ホルダに直接入れるか、実施形態に応じてバッジ・クリップまたは紐から直接吊す、または再び実施形態に応じて、RFIDカードなどの2次表面に接着させることができる。しかし、本発明はバッジに制限されず、標識、指示情報、装飾用途など、他の用途にも使用することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの好ましい実施形態によると、本明細書ではラベル・シート構造が開示され、これは(a)ライナ・シートと、(b)接着剤でライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体シートと、(c)支持体シートを通り、支持体のラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを含み、ラベル・アセンブリは第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、第1および第2ラベルの少なくとも一方で印刷作業をした後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番上で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能であり、さらに(d)ライナ・シートを通り、ライナ・シートのパネルを画定する少なくとも1本の弱化した分離線を含み、パネルは、第1ラベルの裏面上で位置決めされ、支持体ラベル・アセンブリが分離位置および折り曲げ位置にある状態で、接着剤によりこれに接着される。
【0007】
本発明は、本人確認カードの印刷に使用することができる様々なタイプの印刷媒体にも関する。一タイプの印刷媒体は、インクジェットのインクで印刷すると透明になる印刷可能なコーティングを有する金属質スポット印刷媒体でよい。印刷していない場合は白および不透明でよい印刷可能なコーティングの下に、金属箔の層があってよい。したがって、印刷した区域は全て、標準的なデスクトップ・インクジェット・プリンタで印刷しても、金属質の性質のようである。材料は、様々な方法で、例えばカード用紙またはラベル用紙として、自動ラミネート製品として、および様々なシート・サイズで構成することができる。
【0008】
別のタイプの印刷媒体は、インクジェットまたはレーザ・ジェット・プリンタに挿入し、次にそれより小さい印刷済み本人確認カードをシートから切り離すことができる、例えば4×6インチのフォーマットまたは欧州の同等のフォーマットである。本人確認カード(または4×6シート)は、様々な用途に適合するようなサイズにしてよい。例えば、本人確認カードは、特定のスリーブまたは本人確認カード・ホルダに填るようなサイズにしてよい。1つまたは複数の本人確認カードを4×6のシートに印刷することができる。あるいは、印刷媒体はロールの形状でよい。ロールを使用して、複数の本人確認カードをインクジェットまたはレーザ・プリンタに連続的に形状供給するか、感熱または熱転写プリンタまたは他のタイプのデスクトップ・プリンタに供給することができる。次に、本人確認カードを、ロールからちぎり取るか、切り取る、または他の方法で外してよい。シートまたはロールは、例えば艶消しまたは光沢版で、および材料の様々な色および材質感で生産することができる。
【0009】
別のタイプの印刷媒体は、妥当性インジケータ印刷媒体でよい。妥当性インジケータ印刷媒体は、ある時間が経過すると外観が変化してよい。妥当性インジケータ印刷媒体によって、使用者は本人確認カードの発行時に、本人確認カードの時間関数を作動させることができる。例えば、この作動は、印刷媒体上に印刷されたインジケータ像を第2媒体構造に接触させることによって開始することができ、このことは、印刷媒体の別個の2つの層を相互に接触させることを含む。時間関数の結果、予め確立された期間の後、バッジの外観が変化する。例えば、発行前に期間をバッジに内蔵することができる。外観の変化は、色の変化、またはバッジがもはや有効ではないことを示すテキストまたは図形の外観でよい。印刷媒体は、約8時間後に外観が変化するように形成することができる。2003年3月7日に出願されて、Avery Dennison Corporationに譲渡され、参照により全体が本明細書に組み込まれた米国特許出願第10/383,460号に開示されているように、様々な構造、組成および使用方法を使用して、時間表示機能を実行することができる。
【0010】
別のタイプの印刷媒体は、2000年3月30日に発行され、「Business Card Sheet Construction and Methods of Making and Using Same」と題した国際特許公報第WO00/16978(PCT/US99/21854)号で開示されているようなCLEAN EDGE印刷媒体である。この公報は、参照により本明細書に組み込まれる。CLEAN EDGE印刷媒体は、打ち抜いて本人確認カードの形状にできるが、キャリアへのドライ・ラミネートまたは非感圧接着剤によって一緒に全体的なシート・アセンブリに保持することができる印刷可能なカード用紙である材料を使用してよい。あるいは、打ち抜き部に沿ってキャリアまたはテープへの超再剥離性接着剤を使用して、本人確認カードをシート・アセンブリに維持することができる。CLEAN EDGE印刷媒体は、シート・アセンブリから剥離させて、滑らかな縁部を残し、本人確認カード上に接着剤または粘着性の残滓がない事前切断の本人確認カードでよい。CLEAN EDGE印刷媒体は、様々なカード用紙のタイプを使用して、多様なシート・サイズおよび打ち抜きフォーマットにて生産することができる。
【0011】
一タイプの印刷媒体は、両方とも参照により全体が本明細書に組み込まれる米国特許第6,159,570号および第5,662,976号に記載された自動貼り合わせ印刷媒体である。自動貼り合わせ印刷媒体は、片面または両面でよい。自動貼り合わせ印刷媒体をRFIDカードに接着することも、本発明の範囲に入る。
【0012】
別のタイプの印刷媒体は、消去可能な印刷媒体でよい。消去可能な印刷媒体によって、耐久性があるマーカで印刷した情報を消去することができる。消去可能な印刷媒体の例は、米国特許第5,736,525号および第5,587,408号に記載され、これも両方とも参照により全体が本明細書に組み込まれる。
【0013】
別のタイプの印刷媒体は、レンズ形スリーブの印刷媒体である。レンズ形スリーブの印刷媒体は、特定のレンズ材料を使用しないと見ることができない表示を含んでよい。特定のレンズ材料とは、例えば印刷媒体を挿入したプラスチック・スリーブまたはホルダでよい。このようなレンズ形スリーブの印刷媒体については、米国特許第5,346,259号に記載され、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0014】
別のタイプの印刷媒体は、滑らかな縁部を有するドライ・ラミネートである。ラミネートを打ち抜いて、本人確認カードの2つの区間を形成してよい。2つの区間は、弱化した線、例えば切り込み線またはミシン目によって分離することができる。これで、本人確認カードの片面に沿って切り込み線の対向する側に情報を印刷した状態で、本人確認カードの2つの区間に印刷することができる。2つの区間をほぼ同時に印刷してよい。次に、本人確認カードを、切り込み線に沿って折り曲げ、両面の本人確認カードを生成することができる。
【0015】
別のタイプの印刷媒体は、ミシン目を入れた両面カード用紙である。カード用紙は、本人確認カードの1つまたは複数の輪郭を含む。本人確認カードは、1つの方向に沿ってほぼセンタリングした切り込み線を含んでよい。カード用紙は、片側のみに、または対向する側に印刷してよい。本人確認カードは、カード用紙から打ち抜き、切り込み線に沿って折り曲げて、両面の本人確認カードを生成することができる。つまり、シートをプリンタに1回通して、両面を印刷することにより、切り込み線によって分離された2つの区間に印刷する。
【0016】
別のタイプの印刷媒体は、接着剤および再剥離性ライナを含むラベルでよい。ラベルを打ち抜いて、所望の形状を有する1つまたは複数の本人確認カードを形成することができる。本人確認カードは、その1方向に沿ってほぼセンタリングされた切り込み線を有して、2つのパネルを形成することが好ましい。2つのパネルを、ほぼ同時に印刷することができる。ラベルおよび接着剤を含む本人確認カードを、ライナから外すことができる。本人確認カードの2つのパネルは、切り込み線に沿って相互にほぼ重ねて折り曲げることができる。あるいは、2つのパネルをベースの対向する側へと折り曲げて、両面本人確認カードを形成してよい。
【0017】
他のタイプの印刷媒体は、当技術分野で知られているようなラベルのタイプ、グローインザダーク、ホログラフィ、電子タイプ、事前設計タイプなどである。ホログラフィの本人確認カードは、本人確認カードの1つの区域に形成できるホログラフィの像を含む。電子式本人確認カードは、像が明滅するか、視認性を変更できるようにする印刷可能な材料を含む。材料は、電池で電力を供給し、目に見える時計、ある時間にわたって変化するディスプレイ、および失効の通知などの形体を含むことができる。グローインザダーク、ホログラフィ、電子、および事前設計タイプの本人確認カードは、様々なシートのサイズまたは打ち抜いた構成で提供できるラベルまたはカードなどでよい。
【0018】
さらなる態様では、本発明は、ライナ・シートと、2つのほぼ対称の区間を画定するように打ち抜かれる紙の支持体シートと、ライナ・シートと紙の支持体シートとの間に配置された接着剤層および剥離コーティング層と、支持体の1つまたは2つの区間に印刷された人間の顔の写真のような本人確認用写真とを有し、2つの支持体区間が、自身の間に形成された線を有して、線に沿った折り曲げを容易にするラベル・シートである。支持体を含むラミネート構造は、4×6インチのシートまたは3×5インチのシートまたは欧州の同等サイズのように、フルサイズのシートより小さいことが好ましい。2つの支持体区間はさらに、支持体の区間をライナから分離し、相互に折り曲げたら、紐またはバッジ・クリップから吊すことができるように、2つの区間に対称の穴を押し抜くことを促進するため、自身内に形成された打ち抜き部を有することができる。2つの区間が厳密に対称である必要はない。
【0019】
使用可能な別のタイプの媒体は、独特の両面自動貼り合わせカードであり、これは、クリア、透明または半透明プラスチックなどの光透過性材料を有するライナ・シートを有し、ライナ・シートは、自身内に、複数の接続されたライナ・パネルおよび残りのライナ・シート部分を画定する分離線を有し、さらに、ライナ・シートに接着した紙の支持体シートのような印刷可能な支持体シートを有し、支持体シートは、自身内に、個々のライナ・パネルに接着した2つの支持体パネルを画定する分離線を有し、構造は、プリンタに起こり込むことができ、したがってプリンタに1回通して、2つの支持体パネルを印刷紙、2つの印刷面を形成することができ、ライナ・シート・パネルは、残りのライナ・シート部分から分離位置へと外すことが可能であり、分離位置では、2つの支持体パネルは個々のライナ・パネルに接着したままであり、構造はその後、印刷面が相互から外向きの状態で、2つの支持体パネルを背中合わせに配置するように、折り曲げることができ、ライナ・シート・パネルを折り曲げて、印刷面を取り囲んで保護し、接着剤で相互に接着し、それによって両面貼り合わせカードを画定するカードである。
【0020】
別の態様では、本発明は、第1ラベル、第2ラベルおよびその間の折り曲げ機構を含む支持体ラベル・アセンブリと、支持体ラベル・アセンブリの裏側にある接着剤と、接着剤で第1ラベルに接着するライナ・パネルとを備え、ラベル・アセンブリが折り曲げ機構で折り曲げられ、第1および第2ラベルが接着剤によって相互に接着されて、自身の間に少なくともライナ・パネルが配置された状態で背中合わせに配置される構造である。
【0021】
さらなる態様では、本発明は、ライナ・シートと、可撓性で印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有する本人確認バッジ構造であって、支持体シートが、8−1/2インチ×11インチおよび21cm×29.7cmの両方よりサイズが小さくてよいライナ・シートに再剥離可能な状態で接着され、支持体シートを打ち抜いて、折り曲げを促進するための弱化した線に沿って相互に接続された第1および第2本人確認バッジ区間を形成し、したがって印刷後に、2つのラベル・バッジ区間をライナ・シートから押し抜いて、弱化した線に沿って相互に折り曲げ、両面本人確認バッジを生成する本人確認バッジ構造である。
【0022】
さらなる態様では、本発明は、標準的な用紙のサイズより小さく、18cm×12cmよりも小さいサイズでもよいライナ・シートと、ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着された可撓性で印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有する本人確認バッジ構造であって、支持体シートを打ち抜いて、自身内に1つの本人確認バッジ区間を画定し、印刷後に、本人確認バッジ区間を構造から剥がして、別個の写真入り本人確認バッジを画定するように、1つの本人確認バッジがちょうど前記別個の本人確認バッジ区間の上になるため、写真を含む本人確認バッジ表示を印刷するためにプリンタに構造を送り込む本人確認バッジ構造である。
【0023】
さらなる態様では、本発明は、本発明によって可能になった本人確認バッジのいずれかを偽造する容易さを低下させるのに役立つセキュリティ形体である。この態様では、企業ロゴまたは他のセキュリティ・マークなどのマークを、接着剤で支持体の第1区域に接着されたライナ・パネルに事前に印刷し、したがって支持体を剥離ライナから分離し、支持体の第2区域が事前に印刷したマークを有するライナ・パネル上に接着するように折り曲げると、マークが、第2支持体部分を通して少なくとも部分的に見えるままになる。
【0024】
本発明を使用することにより、施設への訪問者は、自身の写真入りIDバッジを即座に作成して、安価な媒体を使用するために、容易に使用できるインタフェースを有するパーソナル・コンピュータなどのコンピュータに訪問者の名前を入力し、ウェブ・カメラなどのカメラが、訪問者の起動によって訪問者の写真を撮影して、訪問者自身が、パーソナル・コンピュータに電子的に接続されたインクジェット・プリンタ、カラー・レーザ・プリンタ、熱転写プリンタなどの標準的なプリンタに媒体用紙を送り込むことができる。この方法で、訪問者をログし、写真の本人確認バッジを作成するという負担が大幅に軽減され、安価なハードウェアおよび媒体を使用して、その負担を訪問者に移行させる。このようなシステムの一例は、会議の登録に使用することであり、ここでは、雇用された多くのシステム・オペレータの必要性も、費用もなく、会議出席者が自身でログインし、自身の写真入り会議バッジを作成するために、多くのステーションを設けることができる。別の例は、施設のセキュリティを保護するか、ある程度保護するために訪問者が使用することである。
【0025】
本発明の他の利点は、以下の説明を添付図面と組み合わせて考察することにより、本発明の当業者にはさらに明白になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
図3を参照すると、全体的に100で示した本発明の第1実施形態は、シート112上にあってミシン目116によって接合点にて取り付けられた2つの隣接するバッジ・サイズ・ラベル104、108を含む。この実施形態は、図6aの支持体120、接着剤130、およびシリコン・コーティングしたライナ140で作成し、様々な方法で使用することができる。第1の方法は、プリンタまたはコピー機150(図1参照)などによって印刷した後、キャリア・シートから外し、単純にミシン目116で折り曲げることである。これは、カードの幾つかの特性を有する2層構造を提供するが、これは、プリンタまたはコピー機(図1の150参照)に1回通して両側に表示154を印刷されている。次に、これを外して、図2の170で示し、先行技術で知られているようなキャリアに挿入することができる。両面カードは、頂部および底部に、または図4および図5で示すような側に穴178、182が含まれている場合、紐174(図51)から吊すこともできる。使用するプリンタは、インクジェット・プリンタ、カラー・レーザ・プリンタ、感熱プリンタ、昇華式プリンタ、または任意の他のパーソナル・コンピュータ用プリンタまたはデスクトップ・プリンタであると都合がよい。本発明は、このようなプリンタで使用するのに特に非常に適しているが、本発明はこのようなプリンタでの使用に制限されない。
【0027】
この製品を使用する別の方法は、ラベルをRFIDカードと同じサイズにし、ラベルを図51の200で示すように、RFIDカードの前後に巻き付けることである。バッジを保持する必要性および方法に応じて、これは、穴があるラベルまたは穴がないラベルで実行することができる。これは、ラベルを特定のRFIDカードに連結するという利点を有する。これは、カード・キャリアあり、またはカード・キャリアなしで使用するか、穴がある変形では、キャリアを使用せずにクリップまたは紐174から下げることができる。
【0028】
ミシン目の線116とは別に、使用可能な代替タイプの弱化線は、切り込み線または「切断切り込み線」であり、これは鋭利な刃を使用して作成することができるが、材料を通して途中までしか切断しない。第3タイプの弱化線は、「粉砕折り目」であり、これは頂部を平坦にしたブレードを使用し、その位置で紙の繊維を粉砕することによって窪みを生成する。第4タイプの弱化線は、オス/メスの折り目の組で作成した折り目である。オス型ブレードは、底部の型の溝と位置合わせした丸まった先端を有し、型が材料の「U字」形を生成する。このような様々な代替弱化線を、本明細書で開示した構造のいずれにも使用することができる。
【0029】
バッジ104、108の好ましいサイズは、2−1/4”×3−1/2”(57.15mm×88.9mm)および3”×4”(76.2mm×101.6mm)であり、RFIDカードに取り付けるべきサイズは2−1/8”×3−3/8”(79.375mm×85.725mm)である。
【0030】
バッジは、図3に示すような両面バッジ折り曲げる必要はない。バッジ用紙は、印刷後に、本人確認バッジの区間を構造から剥がして、1つの写真の本人確認バッジを画定するように、ライナを打ち抜くことによって、自身上に形成した1つのバッジ区間を有するフルサイズ未満の1枚のシートでよい。このような構造では、1つのバッジ区間は、ライナに接着剤を適用した状態で裏面に適用した剥離層を有してよい。あるいは、1つのバッジ区間は、ライナに超再剥離性接着剤を適用した状態で、裏面に剥離層を適用しなくてもよい。あるいは、1つのバッジ区間のライナが、層を結合するために非感圧性接着剤を使用する「ドライ・タック」を使用する。この方法で、1つのバッジ区間を印刷し、ライナから剥がすと、その結果生じるバッジは、透明な保護スリーブまたはポケットに入れるのに十分なほど粘着性がない。あるいは、1つのバッジ区間は、印刷して、剥離剤をコーティングしたライナから剥がすと、バッジ区間が、衣類に再剥離可能な状態で接着できる写真入り本人確認バッジとして使用するのに適切であるように、裏面に適用した再剥離性接着剤を有することができる。さらに、1つのバッジ区間は、印刷して、剥離剤をコーティングしたライナから剥がすと、バッジ区間を永続的に基質に接着できるように、裏面に適用した非再剥離性接着剤を有することができる。適切な基質は、安価なプラスチック・カードまたはRFIDカードを含むことができる。
【0031】
図71は、印刷した後に、ライナから分離する準備が整った片面バッジの例示的用紙シート7110を示す。この例のバッジは、ラベルの用途に通常使用されているより重いラベル用紙に印刷されているので、ラベル用紙材料は、詰まらずにバッジ用紙材料をインクジェット・プリンタまたはカラー・レーザ・プリンタなどの標準的なプリンタを通して供給できるように改造することが好ましい。図71では、支持体材料を通る弱化した分離線7120が、用紙シートの各端付近に加えられているが、支持体のバッジ部分7112を貫通していない。弱化した線7120は、例えばプリンタに最初に送り込んでもよいバッジの縁に近い支持体の1寸法の90パーセントを超えて延在する打ち抜き部でよい。この例では、厚い支持体の打ち抜き部は、用紙の各側縁に近い用紙材料の頂部から底部までほぼ延在するが、支持体の頂部縁または底部縁まで全てを延在してはいない。この方向で、カードの側縁を最初にプリンタに送り込む。これによって、プリンタに最初に送り込まれるカードの側縁は、用紙材料がプリンタ内の湾曲した印刷路に沿って案内されるにつれ、より容易にカールすることができ、したがってプリンタ内での紙詰まりを回避するのに役立つ。それと同時に、支持体の頂部および底部の結合部が、弱化した線7120に沿って支持体がライナから分離するのを防止するのに役立つ。あるいは、Clean Edge材料を使用する場合、ライナの区間を、ドライ・タックまたはライナに結合した再剥離性接着剤とともに、いずれかの端部から外すことができ、したがってプリンタを通過する第1縁の第1区間、好ましくは最初の約3/8”(9.525mm)は、Clean Edge面材料でのみ構成される。
【0032】
図3では、印刷可能な支持体材料で形成された2つのバッジ区間が、対称形として図示されている。これは厳密に対称である必要はない。2つの支持体区間は、形状および/または表面積が5パーセント未満、10パーセント未満および/または20パーセント未満だけ異なるなど、ほぼ対称でよく、それでも本発明の精神および範囲に入る。ほぼ対称であるが、厳密には対称ではない1対のバッジ区間の例を図6に示す。
【0033】
代替実施形態は、上述した国際公報で開示されたCLEAN EDGE構造のような構造を使用する。この構造は、名刺用に設計することが好ましいが、本発明の構造に適応することもできる。本発明の構造は、逆転した感圧再剥離性接着構造でよく、ここではライナ側を打ち抜いて、印刷し、接着剤側がライナとして作用する。この構造の代替実施形態は、非感圧性接着剤を使用し、これは構造の裏面に選択的に結合する。カードは、図3から図5の型形状のいずれかで打ち抜かれる。印刷後、カードを外し、図2の188で示すように折り重ねる。この折ったカード188を次に、紐174またはクリップに取り付けることができるクリア・キャリア170(図2)に入れる。
【0034】
図72は、印刷後の例示的な両面バッジ・シート7210を示し、バッジは、ライナから分離する準備が整った第1バッジ区間7212および第2バッジ区間7214を有する。2つのバッジ区間は、ミシン目線7216または自身に沿って折り曲げるための他の折り曲げ線などの線によって分離される。図示の例示的バッジは、第1バッジ部分7212に印刷された人物の顔の本人確認用写真、人物の名前、人物の施設への入所時刻、および人物の会社、および第2バッジ部分7214に印刷された訪問者の入所条件、要件および/または他の情報を含む。バッジ区間をライナから剥がした後、これを折れ線7216に沿って相互に折り返し、両面バッジを形成する。あるいは、両面バッジが両面に訪問者の写真を含むように、本人確認用写真を両方のバッジ部分7212および7214に印刷してもよい。この方法で、紐から下げた場合によくあるように、バッジが使用中に裏返っているか否かに関係なく、訪問者の本人確認用写真を常に見ることができる。他の実施形態に関して以前に検討した変形を含め、多くの変形が可能である。両面バッジ用紙は、図71に関してさらに詳細に説明した弱化した線と同様に、好ましくはプリンタに最初に送り込める各側縁に沿って、打ち抜き部のような弱化した線7220を有することが好ましい。
【0035】
全体的に図6の260で示すような本発明のさらなる実施形態は、ラベルの1区間の下に打ち抜きライナ区間280を組み込んでいる。この打ち抜き区間は、適用する前にRFIDカード200を位置合わせするための接着剤がない表面を提供する。使用者は、ライナがある区間をRFIDカードと位置合わせし、次に第2部品をカード上に折り曲げる。次に、ライナを外して、ライナ区間をRFIDカード上に折り返すことにより、これを適用する。ライナはタブ270を有し、これは面より先まで延在し、ラベルをシートから外すと生成されて、適用前にライナからラベルを外しやすいようにする。
【0036】
好ましい使用材料は、実施形態によって異なる。例えば、図3の実施形態は、標準的な紙のラベル用紙(図示の3つの形状のいずれかに打ち抜く)を使用することが好ましい。代替材料は、上記で組み込まれたPCT文書に記載され、非感圧性接着剤を使用して層を結合する「ドライ・タック」または超再剥離性接着剤を組み込んだCLEAN EDGEテクノロジである。さらなる変形は、標準的なラベル用紙のみで構築する。
【0037】
図7から図50の本発明の開示は全て、同じ全体的構造を使用し、Avery Dennison Corporationから入手可能な「ラミネーテッドIDカード」バッジなどの市販の自動貼り合わせバッジに現在使用されている同じ材料を使用することができる。ライナは、重量のある紙またはカード用紙であることが好ましい。シリコンでコーティングし、接着剤でコーティングして、仕上げ層には透明フィルムを有する。本開示で後述するように、シートの半分にラミネートを追加して、使用することができる。この追加のラミネート(これが適用された透明フィルムから開始する)は、接着剤およびコーティングした剥離ライナで構成するか、接着剤、フィルムまたは紙の中間層、第2接着剤コーティング(基本的に両面テープ)、次にシリコンをコーティングしたライナ(図面では上からの図で網掛け区域として図示される)でもよい。
【0038】
本明細書に記載された1つまたは複数の代替物のうちいずれかのラベルまたはカード製品の実施形態のいずれかの実施形態は、プリンタまたはコピー機150に1回通過させて、その両面に印刷できるので有利である(または、それほど望ましくはないが、手書きすることができる)。使用者は、明白な視認性のために同一の情報を両面に印刷するか、追加の情報を伝達するためのバッジの使用方法として、企業のロゴ、任務の表現、訪問者の方針、安全性の規則などの他の情報を印刷することができる。両面バッジ188をクリア・スリーブ170(図2参照)に入れるか、紐(図51参照)に吊すか、クリップに取り付けて、両側から見ることができる。穴を有する両面バッジの実施形態(例えば図4および図5参照)は、紐またはスリーブがないストラップ・クリップで使用することができる。前述したようなバッジのラベルは、RFIDカード200がある、またはない状態で使用することができる。これは、カードに直接適用する(ラベル用紙)か、クリア・スリーブ内のカードを囲む(カード用紙)ことができる。
【0039】
本明細書に記載された本発明によって、インクジェットおよび/またはレーザ印刷可能なラベルをRFIDカード200に適用することができる。あるいは、図6で示すように、ライナ・タブ延長部の実施形態を使用することができる。スプリット・バック・ライナを設けて、両面ラベルへのRFIDカードとの位置合わせに役立てることができる。本発明の一形体として、両面打ち抜きラベルを使用してRFIDカードに巻き付けることができる。
【0040】
本発明のさらなる実施形態は、図7の440で全体的に図示したように、ライナ上でバッジが切り取られた状態で、ミシン目430による接合ポイントにて取り付けられたシート420上の隣接するバッジ・サイズ・ラベル400、410を含む。米国特許第5,662,976号および第6,159,570号も参照されたい。
【0041】
この実施形態は、クリア・フィルムの支持体と接着剤とシリコンをコーティングしたライナとで構成することができる。プリンタまたはコピー機(図1の150参照)に通してアセンブリをライナ側に印刷したら、ライナの印刷部分と、ミシン目によって分離され、接着剤でライナの印刷部分に接着された2つのクリア・フィルムのバッジ形区間とを、キャリア・シートから外し、ミシン目430で折り曲げることができる。これは、片面に印刷された自動貼り合わせカードを提供し、これは次にバッジ・ホルダなど(図2の170参照)に挿入するか、あるいは粘着性パッチでバッジ・クリップに接着することができる。図7の本発明の第1および第2代替実施形態を、図8および図9にて全体的に470および480で示す。この2つの代替実施形態は、穴区間490、494を有し、これは、バッジをクリップまたは紐に取り付けられるように外すことができる。
【0042】
図10の500で全体的に図示された第3実施形態は、RFIDカード200または図51に図示されているような何らかの同様の器具の片側に適用するように設計されている。この実施形体は、図10aから理解できるように、インクジェットまたはレーザ・プリンタでライナ側510に印刷される。印刷したライナ区間520は、外して、図10bで示すようにひっくり返し、図11の530から理解できるように、外した元の区域へと再挿入することができる。印刷した表示534は、透明フィルム538を通して見ることができる。次に、中心区間540全体を図11aで示すように外し、RFIDカードに適用することができる。センタリングした印刷済みカードの周囲で露出した接着区域550が、中心区域をRFIDカードまたは他の器具に結合するからである。
【0043】
図10に示した構造に対する第1および第2代替実施形態を、図12および図13にてそれぞれ580および590で示す。これは吊り穴600、604を有することができ、これは面およびライナを通して切り取られ、壊れやすい結合部で取り付けられる。これは、RFIDカード(または同様の器具)に適用する前または後に外し、アセンブリをクリップまたは紐に取り付け可能にすることができる。
【0044】
図14の630で全体的に図示された第4ラベル・シート構造は、ミシン目670で取り付けたラベルの2つの非対称区間650、660のうち一方の下に、打ち抜いたライナ区間を含む。これは、クリアな面、シリコンをコーティングした紙のライナ、および中心の接着剤層から作成することができる。図1で示したプリンタなどのインクジェットまたはレーザ・プリンタでライナ側に印刷した後、アセンブリ680を図15で示すようにキャリアから外し、図16で示すようにミシン目670で折り曲げる。これは、蝶番区域694を除いて露出した接着剤690を有する周囲を提供する。これは、RFIDカードまたは同様の器具または表面に適用することができる。
【0045】
図17、図18および図19のそれぞれ700、710、720で全体的に示したような図16の構造の第1、第2および第3代替構造を設計し、使用することができる。これは、RFIDカードまたは他の器具を有するアセンブリをクリップまたは紐に取り付けることができるように、穴724、728、732も組み込む。
【0046】
図20および図24の740で示すような本発明の第5ラベル・シート構造は、シートの半分にてクリア・フィルム762の上面に適用された接着剤750の追加層およびシリコンでコーティングしたライナ760と、接着剤764と、シリコンでコーティングしたライナ768とのラミネートを組み込む。図24を参照されたい。使用者は、構造740の裏面に印刷し、図21で示すようにシートからアセンブリ770を外して、図22の774で示すように、クリアな半分をライナ側に印刷した表示の上へと折り曲げる。次に、使用者は、図23で示すようにライナ760の仕上げ層を外して、接着剤750を露出させ、次に片面ラベル780をRFIDカードまたは同様の器具に適用する。
【0047】
本発明の代替実施形態は、形状および機能が図20の構造と同じであるが、RFIDカードの穴と一致し、完全なアセンブリをクリップまたは紐に取り付けられるようにする穴790、794を有する。第1代替実施形態は、図25および図26の800で図示され、第2代替実施形態は図27および28の810で図示される。
【0048】
図7から図9の実施形態は、使用者が図1で全体的に示したようなインクジェットまたはレーザ・プリンタで印刷し、次にキャリア・シートから外し、両側のアセンブリのクリア部分で覆って保護することができる印刷可能な圧着封式バッジを提供する。これは、バッジ・ホルダに入れるか、図8および図9の実施形態の場合はクリップまたは紐に直接取り付けることができ、耐久性のある完全なバッジを提供する。
【0049】
図10から図28の実施形態は、使用者がインクジェットまたはレーザ・プリンタで像を印刷することができる印刷可能バッジを提供し、これは次にキャリア・シートから外して、印刷した側をアセンブリのクリア部分で覆い、保護することができる。印刷したバッジおよびクリアなオーバラミネートを有するアセンブリは、下側に、露出した接着剤がある区域を部分的または全体的に有し、したがってアセンブリをRFIDカードのような二次的器具に適用し、接着することができる。これは、図2で示すようなバッジ・ホルダに入れるか穴がある実施形態の場合は、図51で示すようにクリップまたは紐に直接取り付けることができ、耐久性がある完全なバッジ・アセンブリを提供する。
【0050】
上記で検討した実施形態は、先行技術に対して幾つかの利点を有する。これは、組み立てた後は耐水性で、耐引っ掻き性があり、改造不可能である保護された印刷バッジを提供する。保護されたバッジは、インクジェットまたはレーザ・プリンタで印刷可能であり、今日の産業で当たり前の特殊なプリンタを必要としない。印刷可能なバッジを、RFIDカードまたは同様の器具の片側に容易に適用することができる。印刷可能なバッジは、1度に1枚印刷できる4×6インチのフォーマットで提供することができる。印刷可能なバッジは、産業標準のPVCカードより費用が安い材料を使用する。図7から図9の実施形態の幾つかは、クリップまたは紐用の吊り穴がある、またはない完全な貼り合わせバッジを提供する。図10から図13の実施形態は、単純に作成され、単純に使用され、バッジの全周に接着区域を提供する。
【0051】
図14から図19の実施形態は、単純に使用され、周の大半に接着区域を提供する。図18のように長辺に穴があるバッジの場合、接着剤がない区域は、クリップまたは紐に取り付けるのと同じ区域であり、したがってクリップまたは紐への取り付けによる潜在的な離層から保護される。図18の変形は、側部に非接着区域を有するが、図19の変形は、長い方向にのみ図17と同じ利点を提供する。
【0052】
図20から図28の代替実施形態は、バッジの裏面が接着剤で完全に覆われ、確実な取付を提供する。
【0053】
例えば図10の実施形態は、少なくとも以下の理由で、先行技術、特に米国特許第6,284,708号より有利である。第’708号特許の受ける層は、本質的には接着剤でなく、したがって印刷後であるが転写前に像の表面に接着剤を塗布するか、像の材料を適用すべき表面に接着剤を塗布しなければならない。これは、特殊な機器を必要とする余分なステップであり、消費者環境より産業環境に適用可能である。これに対して、本発明は裏面に印刷し、次に打ち抜いたライナ区間を外して、ひっくり返し、穴に再挿入する。この区間全体が、フィルム面で基部シートから分離され、切断されて、別個の表面に適用される。これは、不透明な(白い)表面を提供し、これに像が印刷され、印刷した像の視認性を損なうことなく、暗い色またはパターンを有する表面に適用することができる。シートの周にクリアな接着剤境界も提供し、したがって追加の接着剤コーティングのステップを必要とせずに、比較的滑らかな表面に接着することができ、それによって環境からの損傷から像の区域を保護する。
【0054】
さらに、本発明は、インクジェット・プリンタおよび手書きでの使用に適している。第’708号特許は、適用する機械を使用した自動適用の法が適している。接着剤を、印刷後に印刷済み打ち抜き部に適用する場合、これは、基質の後に手で外すのに適している。像を適用する表面に接着剤をコーティングする場合、手で位置合わせすると、露出した接着剤、または接着剤結合がない区域が残る可能性がある。
【0055】
第’708号特許の打ち抜いた像区域の周囲で基材を剥がすと、打ち抜いた像の周囲の上面に接着剤が露出した「ライナ」が残る。これは、取り扱いおよび廃棄を複雑にする。これに対して、本発明は、非使用区間に露出した接着剤が残らない。
【0056】
図29を参照すると、本発明の第6ラベル・シート構造は、図29aから理解できるように、クリア・フィルム920、接着剤層930および剥離剤をコーティングしたライナ940で構成されたラミネートで構築される。面の切片は、ミシン目970によって接合ポイントに取り付けたシート上の2つの隣接する名前バッジ・サイズのラベル950、960で構成される。この実施形態は、別個に使用するか、図51で示すようにRFIDカードまたは同様の器具の両面に適用するように設計される。これは、図1で示すようなインクジェットまたはレーザ・プリンタでライナ側に印刷することができる。印刷したライナ区間を外し(図29bの980、984参照)、ひっくり返して、これを外した元の区域(図30の988)に再挿入する。中心区域990全体を外し(図30a)、折り重ねて、別個の密封した両面バッジ(図31の994)を形成するか、RFIDカードに適用する。印刷した中心カードの周囲で露出した接着剤区域998が、器具をRFIDカードまたは他の器具に結合できるからである。
【0057】
図29の本発明の代替実施形態を、図32、図33および図34の1000、1010および1020で示す。これらの実施形態は、吊り穴1024、1028、1032を有し、これは面およびライナを通して切り取られ、壊れやすい結合部で取り付ける。これは、別個の両面バッジを形成するか、RFIDカードまたは同様の器具に適用することができる。吊り穴は、クリップまたは紐に取り付けるアセンブリに沿ってRFIDカードを形成するか、それに適用する前、またはその後に除去することができる。
【0058】
第7ラベル・シート構造を、図35にて1100で全体的に示し、これはクリアな面、剥離剤をコーティングした紙のライナ、および中心の接着剤層で作成される。2つの支持体パネルに表示を印刷した後のアセンブリを、図35に示す。2つの支持体ラベル・パネルを、支持体区間とほぼ同じサイズであるか、わずかに大きい第1および第2ライナ・パネルそれぞれに接着する。第3および第4ライナ・パネルを想像線で示す。ライナ・パネルは、クリア、透明、さらには半透明でよいが、いずれの場合でも、ある程度光が透過する。図36では、IDバッジを構成するアセンブリが、シートの残りの部分、つまりシートの廃棄部分から外されている。これで、第3および第4ライナ・パネルが見えるようになる。これらの見える側のパネル1112は、粘着性の側である。自身に接着した第1支持体パネルを有する第1ライナ・パネルを、ライナ・シートの蝶番部分1170を介して第3ライナ・パネルに接続し、自身に接着した第2支持体パネルを有する第2ライナ・パネルを、対応する蝶番部分で第4ライナ・パネルに接続する。図37では、支持体ラベル1110をライナ・パネル1112に対して折り曲げてあるアセンブリを図示する。これで、支持体パネルに印刷された表示が、見えたとしてもわずかで、図示のように鏡像である。支持体パネル1110はライナ・パネル1112より小さいので、第3および第4ライナ・パネルは、1つまたは複数の縁部に露出した接着剤の周縁1158を有する。第4縁は、蝶番区間1170を接続することによって大部分が取り出され、したがって第4縁の少なくとも一部には、露出した接着剤がない。図38では、露出した接着縁1158に沿って接着するように、第3および第4ライナ・パネルを一緒に折り曲げてある。これで、支持体パネルは、印刷した面が外向きになり、クリア・フィルムで覆われた状態で、背中合わせに配置される。したがって、アセンブリは、両面に印刷された両面自動貼り合わせカードを画定する。このアセンブリは、単純な印刷および折り曲げ動作によって生成されている。次に、アセンブリは、蝶番区域で折り重ねて、独立した両面貼り合わせ写真入りIDバッジを形成するか、RFIDカードまたは同様の器具に適用することができる。図35の実施形態の代替物を、図39および図40の1184、1188で示す。これらの実施形態は、穴1192、1196を組み込み、したがってRFIDカードまたは他の器具を有する本発明または本発明のアセンブリを、クリップまたは紐に取り付けることができる。
【0059】
第8ラベル・シート構造を、図41にて1200で全体的に示す。図46で最もよく理解されるように、この実施形態は、シートの半分にてクリア・フィルム1222の上面に適用された接着剤1210の追加層およびシリコンでコーティングしたライナ1220と、接着剤1224と、シリコンでコーティングしたライナ1226とのラミネートを含む。使用者は、構造の裏面に印刷し、図42で示すようにシートからアセンブリ1240を外す。次に、外したサブアセンブリ1240を、クリアな半分にて、図43で示すようなライナ側にある印刷表示へと折り曲げ、アセンブリ1244を形成する。使用者は次に、図44の1250で示すように、ライナの仕上げ層を外して、接着剤1210を露出させる。図45を参照すると、これは蝶番区域1252にて折り重ねて、独立した両面貼り合わせバッジ1254を形成するか、RFIDカードまたは同様の器具に適用することができる。
【0060】
2つの代替構造を、図47および図48の1300で、および図49および図50の1320でそれぞれ示す。これは、本発明(またはRFIDカードまたは他の器具を有する本発明のアセンブリ)をクリップまたは紐に取り付けられるように、穴1330、1334を組み込むように設計され、使用される。
【0061】
図29から図50の実施形態は多くの利点を有する。図29から図34の実施形態は、単純に作成され、単純に使用され、バッジの全周に接着区域を提供する。図35から図40の実施形態は、単純に使用され、周の大部分に接着剤を提供する。穴があるバッジの場合、接着剤がない区域は、クリップまたは紐に取り付けるのと同じ区域であり、したがってクリップまたは紐への取り付けによる潜在的な離層から保護される。図41から図50の実施形態は、バッジの裏面が十分に接着剤で覆われ、それによって確実な取付を提供する。
【0062】
これらのバッジは片面または両面であり、組み立てた後は耐水性で、耐引っ掻き性があり、改造不可能である。産業標準のPVCカードより安価な材料を使用することができる。インクジェットまたはレーザ・プリンタで印刷可能である。今日の産業で当たり前の特殊なプリンタを必要としない。両面に印刷し、貼り合わせる独立したユニットとして形成することができる。RFIDカードまたは同様の器具の両面に適用することができる。1度に1枚印刷できる4×6インチまたは5.5×8インチ、または他のサイズのフォーマットで提供することができる。使用者は、明白な視認性のために両面に同一の情報を印刷するか、追加の情報を伝達するためのバッジの使用方法として、企業のロゴ、任務の表現、訪問者の方針、安全性の規則などの他の情報を印刷することができる。穴がある両面バッジを、スリーブがない紐として使用することができる。
【0063】
本明細書で開示したラベル(バッジ)シート構造の好ましい製造ステップは、本発明のために適用された標準的なラベル変換に共通するステップでよいが、後者の実施形態には接着剤剥離ライナがある。これらの実施形態の追加的ステップは、変換プロセス中に接着剤/剥離剤ライナまたは接着剤/中間層/接着剤/剥離剤層を適用することである。好ましい適用ポイントは、ライナを打ち抜いた後であるが、面を打ち抜く前である。これに対して、型を適切にクリアする場合は、ライナと面の両方の打ち抜き作業前に適用することができる。しかし、打ち抜き後には適用されない。追加の層は、透明フィルムの面打ち抜き部と、打ち抜きが一致する必要があるからである。
【0064】
本発明のさらなる実施形態は、システムまたはキットの形体であり、箱または他の包装に入った全構成要素とともに販売することができる。図52を参照すると、システム・キットは、写真IDバッジ・ラベル、Clean Edge写真IDバッジ(訪問者サイズ)、クリップ付きの訪問者サイズのバッジ・ホルダ、Clean Edge写真IDバッジ、従来のサイズのバッジ・ホルダ(首から吊すスタイル)、およびクリップ付きの自動貼り合わせ写真IDバッジに加えて、ウェブ・カメラ1410、調節可能なカメラ・スタンド1420、バーコード・スキャナ1430、およびUSBハブ1440を含むことができる。学習が必要であるが、容易に学習されるソフトウェアCDを含むことができる。好ましいシステム要件は、Windows(登録商標)2000またはWindows(登録商標)XP ProfessionalおよびHome、Pentium(登録商標)Class CPUチップ、600MHz以上、64MB RAM、100および128MBのRAM推奨、2.0GB以上のハード・ドライブ、およびUSBポートである。バッジは、本明細書で開示し、1つまたは複数の図面で示すように、バッジ・ラベル構造内に設けることができる。好ましい実施形態について、以下で検討する。
【0065】
写真IDバッジ・ラベルは確実に接着するが、容易に外れる。これによって、鮮やかな色、さらに鮮明なテキストで印刷することができる。インクジェット印刷に適応する白色ラベルで、4×6インチのシート上に2.25×3.5インチのラベルがあることが好ましい。
【0066】
CLEAN EDGE写真IDバッジは、ミシン目がなく、専門的に見える。これも鮮やかな色および鮮明なテキストで印刷される。白色で、インクジェット印刷に適応することが好ましい。訪問者サイズは、両面印刷で、2.25インチ×3.5インチの両面バッジが4×6インチのシート上にある。会議サイズは、3×4インチで、4×6インチのシートに印刷することができる。自動貼り合わせ写真IDバッジは、1ステップの貼り合わせで耐久性がある。4×6インチのシート1枚当たり1つの2.25×3.5インチの貼り合わせバッジがある。
【0067】
バッジを印刷するシートは、フルサイズの8−1/2×11インチのシートまたはA4サイズ(21cm×29.7cm)より小さい他のサイズでもよい。このようにフルサイズより小さいシートは、例えば12cm×18cmより小さいサイズのシートを含むことができる。フルサイズより小さい個々の不連続シートを、1度にちょうど1つのバッジを作成するために、1度に1枚ずつプリンタに送り込むことができる。
【0068】
このシステムは、即座に写真IDバッジを作成し、永久的なログ記録を生成する専門家訪問者の登録および写真バッジ作成システムを提供する。例示的システムでは、カラー写真のIDバッジを、標準的なインクジェット・プリンタで簡単な3段階にて即座に印刷する。最初に、所望の情報をコンピュータにタイプ入力する。第2に、ウェブ・カメラ1410を使用して訪問者の写真を撮影する。次に、プリンタでバッジ・シートに情報を印刷する。残りの情報をバッジに印刷するのと同時に、訪問者が施設に入った日付および時刻、または訪問者の入所が認証された日付および時刻、またはバッジが印刷された日付、または一意のバッジ識別番号またはシリアル番号を示すバーコードまたは他の表示も印刷することができる。同様に、バッジに印刷されたバーコードまたは他の表示は、バッジの失効日付または時刻を追加的または代替的に表示することができる。1つの実施形態では、本明細書の開示により構築された両面バッジは、一方側に写真を、他方側に訪問者の限定情報を含んでもよい。訪問者の限定情報は、例えば入所の条件および構内に継続して存在する条件、施設のログインおよびログアウトの要件、カメラ、テープレコーダ、およびビデオ録画機器の使用制限、および他の関連する情報を含む。図72は、印刷後であるが、キャリア材料から分離する前のこのような両面バッジを示す。全ての必要な情報が入力され、システムが写真を撮影している場合、訪問者自身が、訪問者のバッジなどのバッジに印刷すべき情報の一部を指定し、自分でバッジに印刷することができる。
【0069】
システムは、数分で容易に作動し、検索可能で永続性がある訪問者の登録記録、および訪問者、契約者または従業員の写真入りレポートでデータベースを作成することができる。打ち合わせ、会議、学校の行事などのために、写真入りバッジを作成することができる。
【0070】
第9シート構造の実施形態を、図54および図55、および図59および図60の1600で全体的に示す。構造1600は、紙(または不透明フィルム)の支持体1604、接着剤1610、および剥離剤コーティング1620月のライナ・シート1614で作成することができる。支持体1604の弱化した分離線1630(上記で検討した通りに形成)が、横並びの第1および第2ラベル1640、1644、それを分離する折り線1650、および(紐用)穴1654、1658を形成する。
【0071】
ライナ・シートの弱化した分離線1670は、図55で示すように、ライナ・パネル1680およびそれを通る穴1690を形成する。
【0072】
シート1600を、図56で示すようなプリンタまたはコピー機1700に通し、前述したような所望の表示1710、1720を第1および第2ラベル1640、1644に印刷する。ラベル・アセンブリ1730は、ライナ・パネル1680をラベルの一方の裏面に取り付けた状態で、図57で示すように剥がして分離する。穴材料を押し抜くなどによって形成した穴を有する分離したラベル・アセンブリ1730を、次に折り線1650で折り曲げ、図58および図59から理解できるように、周囲の接着縁を相互に接着する。つまり、ライナ・パネル1680は、ラベルの裏面に露出した接着縁を残し、これがカードを閉じた状態で密封する。
【0073】
上記のパラグラフおよび本開示の他の箇所で検討したような好ましい実施形態は、シート構造の支持体シートにデスクトップ・インクジェット・プリンタなどで印刷する。別の実施形態は、ライナ・シートに代わりに所望の表示を印刷する。これは、支持体シートがクリア・フィルムである場合、特に適切である。ライナ・シート上の印刷は、ライナ・パネルを含むものに加え、本開示の他の箇所で開示した他の実施形態でも使用することができる。
【0074】
第1および第2ラベルおよびライナ・パネルの貫通穴1654、1658、1690を、組み立てたバッジと位置合わせする。これにより、ライナ・パネル1680が穴を強化する。つまり、ライナ・パネルまたは区間が2つのラベル間に残り、図58で示すようにクリップまたは紐1740への取り付けに追加の強度を提供し、取り付けポイントに3つの層を提供する。ライナ・パネル1680は、その結果作成されるカードを補強する。1つの実施形態によると、「カード」を再び開くことができ、ここでは、ライナ・パネルはむしろ、自身にコーティングした剥離材料を有するか、有さないキャリアである。
【0075】
面または剥離材に使用する材料は、(コーティングした)フィルムまたは(コーティングした、またはしない)紙でよい。構造全体の厚さは、5ミルから13ミル(125〜330.2/1000mm)であることが好ましい。好ましい構造は、インクジェットでコーティングした紙の支持体と剥離剤をコーティングした紙のライナで、個々の厚さはそれぞれ2.5ミルと6.0ミルの間(63.5〜152.4/1000mm)である。接着剤は、エマルジョン系、ホットメルトまたは溶剤系の感圧性接着剤である。接着剤は、0.25ミルから2.0ミル(6.35〜50.8/1000mm)の厚さを有することが好ましい。
【0076】
別の実施形態は、包まれたライナ・パネルまたは部片1690で穴が囲まれていない。さらなる実施形態は、ラベルの間にさらに層を追加する。例えば、ライナ・パネルとほぼ同じサイズの小さい支持体シート(図示せず)を、ラベル間に挿入し、構造をさらに補強することができる。
【0077】
前記で検討したようなRFIDカードを、ラベルの間で保持することができる。この器具は、器具を担持するクリップまたは小さいカードまたは紙でよい。
【0078】
穴1654、1658は、図54で示すように水平縁、または図61の1750で全体的に示した代替実施形態で示した垂直縁の付近で位置決めすることができる。
【0079】
第10シート構造の実施形体は、図61および図62の1800で全体的に図示される。図66の代替構造1810は、(図61と同様の)穴の位置を除き、図61に示した実施形態と同様である。構造1800および1810は、弱化した分離線が、他方のラベルの裏面に接着する第2ライナ・パネル1820を形成することを除き、実施形態1600および1750と同様である。第2ライナ・パネル1820は、図64および図65から理解できるように、ラベル・アセンブリを組み立てた場合に、他方のライナ・パネルおよびラベルの穴と整列する貫通穴1830を有する。これによって「4層」バッジが形成される。層または重なりが増加すると、製品(バッジ)の剛性が向上し、構造が折り曲げたラベルというよりカードに似てくる。
【0080】
図54から図66の構造の他のタイプは、上記で検討した穴をいずれも含まない。
【0081】
次に、図54から図66の構造の異なる製品仕様について述べる。
バッジ:支持体/接着剤/ライナ/全体を強化したバッジ(2×支持体+2×接着剤+1×ライナ)。好ましい坪量は90/20/55/275g/m2で、好ましい厚さは100/20/60/300μmである。材料:艶消しコーティングしたインクジェット・ラベル構造、レーザ・ラベル構造、任意のラベル構造、名刺の場合は光沢のある写真品質のラベル構造もある。
名刺の場合、好ましい坪量は125/20/80/370g/m2であり、好ましい厚さは125/20/90/380μmである。
範囲:好ましい最小坪量:60/5/45/175(2つのライナ・パネルの場合は220)であるが、これより低い坪量のタイプの可能である。好ましい最大坪量:250から300g/m2(ラベル構造)が、今日のプリンタで好ましい最大値である。この用途の特別な構造は、200g/m2の支持体と20g/m2の接着剤と80g/m2のライナで、300g/m2のラベル構造になり、520g/m2の強化した名刺になる。
【0082】
ライナをさらに厚くすることも可能であるが、支持体は可能でない。より高価であるが、これより剛性が高いフィルム状ライナも使用することができる。支持体は、艶消しコーティングしたインクジェットおよびレーザ支持体、またはラベルに使用する任意の支持体でよい。
【0083】
耐久性のある感圧性接着剤が好ましい。しかし、ライナまたは任意の強化要素の裏面に良好に結合する任意の接着剤を使用することができる。接着剤層は、20g/m2および20μmの坪量および厚さを有してよい。既存のラベル用紙の公差は、約±5g/m2である。使用可能な範囲はこれより高い。構造の弾性(接着剤)成分を最小にするために、接着剤をさらに減少させることも通常は推奨される。これで、最終的なバッジの剛性が向上する。しかし、5g/m2未満の重量の接着剤コーティングは、生産が比較的困難である。
【0084】
シートのサイズはA4、レター・サイズ、A6、4×6インチ、または今日のレーザまたはインクジェット・プリンタで印刷可能な概ね全てのフォーマットでよい。元のシート・サイズがA4である場合、シートの中央に位置決めされたミシン目または折り線で裏返さなければならないので、強化した製品の最小サイズはA5である。詰まり、強化したバッジまたは他の製品の最大サイズは、シート・サイズの半分である。つまり使用者がA4のシートで開始した場合はA5である。強化したバッジの用途に応じて、これより小さいサイズも使用可能である。
【0085】
このような構造の主要な用途は本人確認バッジであり、これは2−1/8×3−3/8インチ(79.375×85.725mm)から3×4インチ(76.2×101.6mm)である。しかし、このようなサイズに制限されない。概ね最大8−1/2インチ×5−1/2インチ(214.9mm×139.7mm)までの任意のサイズでよい。あるいは、バッジのサイズは、穴がないタイプでは54×85mm、穴があるタイプでは60×85mmであることが好ましい。
【0086】
本人確認バッジ・ラベルに加えて、本発明は、名刺、およびCDインサート、葉書などの全てのCLEAN EDGEカード用途に使用することができる。ライナ・パネルを強化する本発明は、バッジに制限されず、名刺などの他の製品を含む。要件および使用できる材料も異なることがある。1つの大きな違いは、シートのフォーマットおよび穴である。つまり、バッジの場合、シートのサイズは穴ありおよび穴なしの両タイプでA6または4×6インチでよい。名刺の場合、シートのサイズはA4またはレター・サイズで、穴はない。本発明は、産業、商業または個人用途、信号、および会員カードのRFIDタグに、必要に応じて適応させ、使用することもできる。
【0087】
シート構造を、重ねたシートに加えてキットの形体で販売する場合、ソフトウェアおよび指示シートを箱、袋または他の容器包装に含めることができる。キットは、ストラップ・クリップも含んでよく、これは通常、ばね式クリップに取り付けたオスおよびメス・スナップ・クロージャを有するプラスチックの細片を有する。また、キットは、前述したソフトウェア、さらにウェブ・カム、バーコード・スキャナ、USBハブなどのハードウェア、および他の印刷可能なバッジを含むことができる。
【0088】
さらなる形体として、バッジの穴は、バッジが真っ直ぐ吊り下がることを保証するのに役立つ方法で成形することができる。図67は、Brady Worldwideの一部門であるニューヨーク州SuffernのTEMTECが販売している射出成形したバッジ・クリップの2つの図を示す。バッジ・クリップ6710は、概ね円形のポスト6712を含み、ポストの端部には平坦になった頭部6714がある。図68は、バッジ・ホルダ6710を含むバッジ・ホルダからバッジを一意にまっすぐ吊すことができる吊り穴設計を使用するバッジ構造の一例を示す。ライナ区間を含まないバッジの部分の穴は、面および接着剤層のみを通り、打ち抜きなどの弱化線によって形成された穴を有する。弱化線は、中断なく穴の全周に延在し、したがってバッジを外した場合に、キャリア・シートとともにある傾向がある。あるいは、弱化線は、その後に所望に応じて外すために、バッジを有する区間を保持するために、結合部などの中断部を含むことができる。後者の設計の一つの利点は、使用者が、穴の材料を所定の位置に残し、アセンブリ全体をバッジ・ホルダに入れるようにも選択できることである。
【0089】
ライナ区間を組み込んだバッジの部分に配置される第2穴は、ラミネート構造全体に延在する弱化線を有する。最終使用者に穴を除去する準備が整うまで、シートに穴を保持するために結合部などの2つ以上の中断部を含むことができる。あるいは、穴の周囲の弱化線は連続的で、製造プロセス中に穴を除去することができる。
【0090】
図69は、バッジの吊り穴6910の構造をさらに詳細に示す。バッジの吊り穴6910は、2つの細長い部分6912および中心の拡張穴区間6914を含む。拡張穴区間6914は、丸くなった上縁6915、つまり隆起した半径または移動止めによって画定され、これは細長い穴区間6912の上縁6913によって画定された線の上に上昇する。穴は、バッジを吊す幾つかの異なる方法に対応するような方法で構成される。細長い区間6912は、図53で示すような従来のバッジ・ストラップ・クリップに対応する。それと同時に、細長い区間6912および中心の拡張部分6914は協働して、平坦になった頭部6714およびクリップ6710のポスト6712の遠位部分を、穴6910を通して挿入できるようにする。これで、バッジは、穴6910の丸くなった上縁6915でポスト6712に載る。穴6910の高さは、移動止めが配置されている中心区域を除き、ポスト6712の直径より小さい。これで、穴6910の中心にポストが捕捉され、したがってバッジは常に等しく釣り合い、図68Dで示すように水平に吊り下がったままである。
【0091】
図70は、本発明のバッジを偽造する困難さを増大させる新規のセキュリティ形体を示す。バッジを作成する元となる用紙シート7028の製造業者は、バッジに印刷し、図70Dで示すように組み立てた後には、バッジの面にほとんど見えなくなる像またはマーク7010を組み込むことができる。図70Aで示すように、像7010は企業ロゴ、テキストおよび/または別のマークまたは形体でよく、これをライナ・シート7020内の打ち抜き部などの弱化した分離線によって画定されたライナ・パネル7012の区域内で、ライナ・シート7020の裏面に予め印刷することができる。あるいは、バッジを発行する企業が、ライナ・シートにマークを印刷してもよい。図70Bは、図70Aの構造の支持体側を示す。支持体シート7022は、打ち抜き部などの弱化した分離線を含み、これはIDバッジまたは他のセキュリティ・カードの面を画定する第1および第2支持体パネル7013および7014を画定する。第1および第2支持体パネルは、ミシン目または折り目によってなど、折り線、折り畳み蝶番などで分離することが好ましい。図70Cでは、バッジを画定する部分をシート7028から除去してある。マーク7010がライナ・パネル7012に見える。第1支持体パネル7013の周囲で露出した接着縁が、第2支持体パネル7014に接着し、これでIDバッジの2つの面を相互に保持する。また、面全体にわたって接着剤が露出したパネル7014の側が、第1支持体パネル7013とライナ・パネル7012との組み合わせに接着する。これで、支持体パネルが完全には不透明でないとすると、わずかに見えるマーク7010Aが、第2支持体パネル7014を通して見える。図70Dで示すように組み立てた構造は、写真入りIDバッジ、または産業で透かし模様と呼ばれるものに類似し、わずかに見えるセキュリティ・マーク7010Aを有する他のセキュリティ・カードを画定する。バッジの信憑性を検証したい人は、検証の手段としてわずかに見える像を探す。紐またはクリップ用の図示のような穴は、3つの層(2つの支持体層およびライナ層)を通って延在し、これによって穴は2層構造より強力になる。
【0092】
代替構造では、本明細書で図示し、説明したような自動貼り合わせ構造に、同様のセキュリティ形体を使用することができる。この実施形態では、用紙材料の製造業者が、クリア・フィルムまたは支持体の粘着性の側に接着剤を塗布する前に、その側にセキュリティ・マークを予め印刷することができる。この方法で、粘着側に予め印刷されたマークは、支持体材料を通して、バッジを作成し、貼り合わせバッジを組み立てる時に印刷する側へとわずかに見えることになる。
【0093】
写真入り本人確認バッジは、通常、着用するか、他の方法で公然と表示することができ、一般的に人の顔写真を含むバッジまたは他の本人確認媒体を含むものと理解される。しかし、本発明は、人の顔が印刷され、公然と表示されて、例えば札入れ、財布またはポケットに入れて搬送するような様々な本人確認カードの印刷に使用することができる本人確認媒体での使用に制限されない。したがって、本明細書で使用する「バッジ」という用語は、着用するか、公然と表示する、または人の顔写真の像を必ず含む媒体に制限されない。
【0094】
本出願の構造および方法は、当業者にとって明白であるように、列挙した関連出願で開示された構造、システムおよび方法で使用することができる。したがって、以上の詳細な説明から、当業者の範囲に入る本発明の幾つかの変更、改造および変形があることが明白である。本発明の範囲は、本開示から当技術分野に入るような、本明細書で開示された様々な種類、実施形態、代替物、材料、機能および/またはサブアセンブリからの要素の任意の組み合わせを含む。さらに、本発明の精神から逸脱しないこのような変更は全て、本発明の範囲に入るものとする。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明のラベル・シート構造の重なりが送り込まれて、通過し、所望の表示がそのラベル・アセンブリに印刷されることを示すプリンタまたはコピー機の斜視図である。
【図2】クリップ留めしたプラスチックのクリア・ホルダに挿入されている本発明の印刷済み両面ラベル・アセンブリの斜視図である。
【図3】本発明の第1ラベル・シート構造の前面図である。
【図4】図3の実施形態の第1代替物である。
【図5】第2代替物である。
【図6】第3代替物である。
【図6a】図6の線6a−6aで見た拡大断面図である。
【図7】本発明の第2ラベル・シート構造の前面図である。
【図8】図7の第1代替物である。
【図9】第2代替物である。
【図10】第3ラベル・シート構造の前面図である。
【図10a】図10の線10a−10aで見た拡大断面図である。
【図10b】図10の構造の連続的組立ステップを示す。
【図11】図10の構造の連続的組立ステップを示す。
【図11a】図10の構造の連続的組立ステップを示す。
【図12】図10の実施形態の第1代替物である。
【図13】第2代替物である。
【図14】第4ラベル・シート構造の前面図である。
【図15】図14の構造の連続的組立ステップを示す。
【図16】図14の構造の連続的組立ステップを示す。
【図17】図16の構造の第1代替物である。
【図18】図16の構造の第2代替物である。
【図19】図16の構造の第3代替物である。
【図20】第5ラベル・シート構造の前面図である。
【図21】図20の構造の連続的組立ステップを示す。
【図22】図20の構造の連続的組立ステップを示す。
【図23】図20の構造の連続的組立ステップを示す。
【図24】図20の線24−24で見た拡大断面図である。
【図25】図20の構造の第1代替物である。
【図26】図25の線26−26で見た拡大断面図である。
【図27】図20の構造の第2代替物である。
【図28】図25の線28−28で見た拡大断面図である。
【図29】第6ラベル・シート構造の前面図である。
【図29a】図29の線29a−29aで見た拡大断面図である。
【図29b】図29の構造の連続的組立ステップを示す。
【図30】図29の構造の連続的組立ステップを示す。
【図30a】図29の構造の連続的組立ステップを示す。
【図31】図29の構造の連続的組立ステップを示す。
【図32】図29の構造の第1代替物である。
【図33】図29の構造の第2代替物である。
【図34】図29の構造の第3代替物である。
【図35】第7ラベル・シート構造の前面図である。
【図36】図35の構造の連続的組立ステップを示す。
【図37】図35の構造の連続的組立ステップを示す。
【図38】図35の構造の連続的組立ステップを示す。
【図39】図35の構造の第1代替物である。
【図40】図35の構造の第2代替物である。
【図41】第8ラベル・シート構造の前面図である。
【図42】図41の構造の連続的組立ステップを示す。
【図43】図41の構造の連続的組立ステップを示す。
【図44】図41の構造の連続的組立ステップを示す。
【図45】図41の構造の連続的組立ステップを示す。
【図46】図41の線46−46で見た拡大断面図である。
【図47】図41の構造の第1代替物である。
【図48】図47の線48−48で見た拡大断面図である。
【図49】図41の構造の第2代替物である。
【図50】図49の線50−50で見た拡大断面図である。
【図51】本発明の印刷済みラベル・アセンブリをRFIDカードおよび紐に適用することを示す斜視図である。
【図52】本発明のシステムの一部の斜視図である。
【図53】衣類に優しいクリップを有する本発明のクリアな可撓性バッジの前面図である。
【図54】第9ラベル・シート構造の前面図である。
【図55】その背面図である。
【図56】図54のシート構造の重なりをプリンタまたはコピー機(デスクトップ・インクジェット・プリンタなど)に通し、所望の表示を、その支持体ラベル・アセンブリ部分に印刷することを示す斜視図である。
【図57】第9ラベル・シート構造から印刷済みラベル・アセンブリの隅を外すことを示す。
【図58】図47の印刷し、外したラベル・アセンブリの斜視図であり、アセンブリを所定の位置に折り曲げ、クリップまたは紐をラベル・アセンブリの位置合わせした穴に挿入することを示す。
【図59】線59−59で見た拡大断面図である。
【図60】図59の実施形態の変形である。
【図61】図54の構造の第1代替物の前面図である。
【図62】第10ラベル・シート構造の前面図である。
【図63】その背面図である。
【図64】(ラベルの印刷作業(例えば図56参照)後、および印刷したラベル・アセンブリを下の構造から外した(例えば図58参照)後の)図62の構造のラベル・アセンブリの斜視図であり、アセンブリを所定の位置に折り曲げ、クリップまたは紐を位置合わせした穴に挿入することを示す。
【図65】線65−65で見た図64の折り曲げたラベル・アセンブリの(図59と同様の)拡大断面図である。
【図66】図62の構造の第1代替物の前面図である。
【図67】先行技術のバッジ・ホルダを示す。
【図68】図67のバッジ・ホルダとともに使用する独特の穴の設計を示すバッジを示す。
【図69】図68で示したバッジの穴の拡大図である。
【図70】ラベル・シートの粘着側にセキュリティ・マークを事前印刷した本発明の任意選択のセキュリティ形体を示す。
【図71】印刷した後の例示的な片面バッジ・ラベル・シートを示す。
【図72】印刷した後の例示的な両面バッジ・ラベルを示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベル・シートで、
ライナ・シートと、
自身間に2つのほぼ対称の区間を画定するように切断された紙の支持体シートと、
ライナ・シートと紙の支持体シートとの間に配置された接着剤層および剥離剤コーティング層と、
紙の支持体シート上に印刷された人間の顔の写真とを有し、
2つのほぼ対称の区間が、自身に沿った折り曲げを容易にするために、自身間に形成された線を有するラベル・シート。
【請求項2】
ライナおよび紙のラベル支持体がそれぞれ、12cm×18cm未満の寸法を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項3】
2つのほぼ対称の区間が10パーセント以内まで対称である、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項4】
2つのほぼ対称の区間がそれぞれ、自身内の穴の作成を容易にするために、自身内に切り取り部を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項5】
写真が、2つのほぼ対称の区間の一方にのみ印刷される、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項6】
さらに、2つのほぼ対称の区間のうち写真が印刷されたのと同じ区間に印刷されたバーコードを有する、請求項5に記載のラベル・シート。
【請求項7】
前記穴がそれぞれ、形成されると、2つの細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかの高さより大きい穴の高さを有する拡大した中心部分とを有する、請求項4に記載のラベル・シート。
【請求項8】
紙の支持体シートがさらに、ラベル・シートが詰まらずにプリンタに起こり込まれるのを容易にするために、2つのほぼ対称の区域の外側に配置され、少なくとも支持体シートの第1縁の付近から少なくとも第2の対向する縁の付近まで延在する少なくとも1本の弱化した線を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項9】
弱化した線が、支持体シートの上縁付近から下縁付近まで延在するが、上縁または下縁までは延在しない打ち抜き部を有する、請求項8に記載のラベル・シート。
【請求項10】
ラベル・シート構造であって、
ライナ・シートと、
接着剤でライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体シートと、
支持体シートを通り、支持体のラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを含み、ラベル・アセンブリは第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、ラベル・シート構造での印刷作業後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番上で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能であり、さらに、
ライナ・シートを通り、ライナ・シートのパネルを画定する少なくとも1本の弱化した分離線を含み、パネルは、第1ラベルの裏面上で位置決めされ、支持体ラベル・アセンブリが分離位置および折り曲げ位置にある状態で、接着剤によりこれに接着されるラベル・シート構造。
【請求項11】
写真が2つのラベルの一方にのみ印刷される、請求項10に記載のラベル・シート。
【請求項12】
さらに、2つのラベルのうち写真が印刷されたのと同じラベルに印刷されたバーコードを有する、請求項10に記載のラベル・シート。
【請求項13】
接着剤が、ライナ・シートと支持体シートとの間に接着剤層を形成する、請求項10に記載の構造。
【請求項14】
接着剤層が持続性接着剤を有する、請求項13に記載の構造。
【請求項15】
ライナ・シートが剥離剤コーティングを有する、請求項10に記載の構造。
【請求項16】
接着剤が、剥離剤コーティングと支持体シートとの間に層を形成する、請求項15に記載の構造。
【請求項17】
ライナ・シートが、シリコンでコーティングされたライナ・シートである、請求項10に記載の構造。
【請求項18】
ライナ・シートおよび支持体シートが両方とも4×6インチ、または他の米国または欧州の標準的な印刷サイズである、請求項10に記載の構造。
【請求項19】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ線である、請求項10に記載の構造。
【請求項20】
折り曲げ線がミシン目の線である、請求項19に記載の構造。
【請求項21】
折り曲げ線が、支持体シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線によって形成される、請求項10に記載の構造。
【請求項22】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が、第1ラベルと第2ラベルに隣接し、それを接続する支持体シートの細片を有する折り曲げ蝶番を有する、請求項10に記載の構造。
【請求項23】
支持体シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線が、打ち抜いた線である、請求項10に記載の構造。
【請求項24】
ライナ・シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線が、ミシン目の線である、請求項10に記載の構造。
【請求項25】
ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面が、その縁に沿って接着剤によって相互に直接接着される、請求項10に記載の構造。
【請求項26】
ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合、RFIDカードが第1ラベルと第2ラベルの間に配置され、保持される、請求項10に記載の構造。
【請求項27】
第1および第2ラベルが両方とも、ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合に、相互に整列した貫通穴を含む、請求項10に記載の構造。
【請求項28】
さらに、第1ライナ・シート・パネルを画定するパネル、ライナ・シートを通り、第2ライナ・シート・パネルを画定する少なくとも1本の弱化した分離線を有し、支持体ラベル・アセンブリが分離位置および折り曲げ位置にある状態で、第2パネルが、第2ラベルの裏面にあり、それに接着される、請求項10に記載の構造。
【請求項29】
第2パネルが、第2ラベルより小さい幅または長さの寸法を有する、請求項28に記載の構造。
【請求項30】
第1パネルが、第1ラベルより小さい幅または長さの寸法を有する、請求項29に記載の構造。
【請求項31】
第1ラベル、第2ラベル、第1パネルおよび第2パネルが全て、支持体ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある状態で、相互に整列した貫通穴を有する、請求項28に記載の構造。
【請求項32】
さらに、貫通穴を通る紐を有する、請求項31に記載の構造。
【請求項33】
ライナ・シートが剥離剤をコーティングしたライナ・シートを含む、請求項10に記載の構造。
【請求項34】
支持体シートが紙のシートである、請求項10に記載の構造。
【請求項35】
支持体シートが不透明なフィルム・シートである、請求項10に記載の構造。
【請求項36】
ライナ・パネルが自身上に剥離剤コーティングを有する、請求項10に記載の構造。
【請求項37】
第1および第2パネルの少なくとも一方が、自身上に印刷された表示を有する、請求項10に記載の構造。
【請求項38】
印刷作業が、第1および第2ラベルの少なくとも一方で実行される、請求項10に記載の構造。
【請求項39】
印刷作業が支持体シートで実行される、請求項10に記載の構造。
【請求項40】
印刷作業がライナ・シートで実行される、請求項10に記載の構造。
【請求項41】
支持体シートがクリア・フィルムである、請求項40に記載の構造。
【請求項42】
貼り合わせカードの構造であって、
光透過性材料を有するライナ・シートを有し、ライナ・シートが、複数の接続されたライナ・パネルおよび残りのライナ・シート部分を画定する分離線を自身内に有し、さらに、
ライナ・シートに接着した支持体シートを有し、支持体シートが、個々のライナ・パネルに接着した2つの支持体パネルを画定する分離線を自身内に有し、
2つの印刷面を形成するために、プリンタを1回通過して2つの支持体パネルを印刷できるように、構造がプリンタに供給可能であり、
ライナ・シート・パネルは、2つの支持体パネルが個々のライナ・パネルに接着したままである分離位置へと、残りのライナ・シート部分から外すことができ、
構造は、その後に折り曲げ可能となり、したがって2つの支持体パネルは、印刷面が相互から外側に面した状態で背中合わせに配置され、ライナ・シート・パネルが折り曲げられて、印刷面を保護し、接着剤で相互に接着され、それによって両面貼り合わせカードを画定する構造。
【請求項43】
さらに、第3および第4ライナ・シート・パネルを有し、ライナ・パネルを外した位置にした場合、
第1支持体パネルが第1ライナ・パネルに接着され、
第2支持体部分が第2ライナ・パネルに接着され、
第1および第3ライナ・パネルが相互に接続され、
第2および第4ライナ・パネルが相互に接続され、
第3および第4ライナ・パネルが相互に接続され、
したがって、第1および第2支持体パネルを、それぞれ第3および第4ライナ・パネルに対して折り曲げて、第3および第4ライナ・パネルの接着部分を露出状態にすることができ、第3および第4ライナ・シート・パネルをその後に相互に対して折り曲げて、その露出した接着部分を相互に接着させ、それによって両面貼り合わせカードを画定することができる、請求項42に記載の構造。
【請求項44】
第1および第2支持体パネルがそれぞれ、第3および第4ライナ・パネルより小さく、したがって第1および第2支持体パネルをそれぞれ第3および第4ライナ・パネルに対して折り曲げると、第3および第4ライナ・パネルの少なくとも3つの縁の周囲にある接着縁が露出状態になり、それによってこれらの接着縁が第3および第4ライナ・パネルを相互に接着させることができる、請求項43に記載の構造。
【請求項45】
第1および第2支持体パネルが、構造を折り曲げる前にデスクトップ・プリンタによって印刷され、したがって構造は、折り曲げられると、両面に印刷した表示を有する両面貼り合わせカードを画定する、請求項43に記載の構造。
【請求項46】
支持体パネルの少なくとも1つが、自身上に印刷された本人確認用写真を有し、したがって構造は、折り曲げられると、デスクトップ印刷ステップおよび折り曲げステップを使用して作成された両面貼り合わせ写真入り本人確認カードを画定する、請求項45に記載の構造。
【請求項47】
構造であって、
第1ラベル、第2ラベルおよびその間の折り曲げ機構を含む支持体ラベル・アセンブリと、
支持体ラベル・アセンブリの裏面の接着剤と、
接着剤で第1ラベルに接着されたライナ・パネルとを有し、
ラベル・アセンブリが、折り曲げ機構で折り曲げられ、第1および第2ラベルが、接着剤によって相互に接着され、その間に少なくともライナ・パネルが配置された状態で、背中合わせに配置される構造。
【請求項48】
写真が2つのラベルの一方にのみ印刷される、請求項47に記載のラベル・シート。
【請求項49】
さらに、2つのラベルのうち写真が印刷されたのと同じラベルに印刷されたバーコードを有する、請求項47に記載のラベル・シート。
【請求項50】
第1ラベル、第2ラベルおよびライナ・パネルがそれぞれ貫通穴を有し、貫通穴が全て相互に整列する、請求項47に記載の構造。
【請求項51】
さらに、第1ライナ・パネルと、接着剤で第2ラベルに接着され、第1ラベルと第2ラベルとの間に配置された第2ライナ・パネルとを画定するライナ・パネルを有する、請求項47に記載の構造。
【請求項52】
第1ラベル、第2ラベル、第1ライナ・パネルおよび第2ライナ・パネルが貫通穴を有し、貫通穴が全て相互に整列する、請求項51に記載の構造。
【請求項53】
さらに、第1ラベルと第2ラベルの間に配置され、保持されたRFIDカードを有する、請求項47に記載の構造。
【請求項54】
さらに、第1および第2ラベルの少なくとも一方に印刷された表示を有する、請求項47に記載の構造。
【請求項55】
ライナ・パネルが剥離剤コーティングを有する、請求項47に記載の構造。
【請求項56】
蝶番機構が折り曲げ線である、請求項47に記載の構造。
【請求項57】
折り曲げ線が切れ目を入れた線である、請求項38に記載の構造。
【請求項58】
構造が本人確認バッジである、請求項47に記載の構造。
【請求項59】
構造が名刺である、請求項47に記載の構造。
【請求項60】
構造がタグである、請求項47に記載の構造。
【請求項61】
本人確認バッジ構造であって、
ライナ・シートと、
可撓性で印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有し、支持体シートは、ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着され、
支持体シートは、折り曲げを容易にするために弱化した線に沿って相互に接続された第1および第2本人確認バッジ区間を形成するよう切断され、したがって印刷後、2つのラベル・バッジ区間をライナ・シートから剥がして、弱化した線に沿って相互に折り曲げ、両面本人確認バッジを作成することができる本人確認バッジ構造。
【請求項62】
支持体シートが、8−1/2インチ×11インチおよび21cm×29.7cmの両方より小さいサイズである、請求項61に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項63】
第1本人確認バッジ区間が、自身上に印刷されたバーコードを含む、請求項61に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項64】
支持体シートが紙で作成される、請求項61に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項65】
第1本人確認バッジ区間が、自身上に印刷された訪問者の写真を有し、第2本人確認バッジ区間が、自身上に印刷された訪問者制限情報を有する、請求項64に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項66】
第1本人確認バッジ区間が訪問者の写真を含む、請求項64に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項67】
両面本人確認バッジが、自身上に印刷された訪問者の写真およびバーコードを有する紙のバッジである、請求項61に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項68】
本人確認バッジ構造であって、
長さが18cmより短く、幅が12cmより狭いライナ・シートと、
ライナ・シートに再剥離性の状態で接着した可撓性の印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有し、
支持体シートが、自身内に別個の本人確認バッジ区間を画定するように切断され、
構造が、印刷後に、本人確認バッジ区間を構造から剥がして、別個の写真入り本人確認バッジを画定するように、1つの本人確認バッジがちょうど前記別個の本人確認バッジ区間の上になるため、写真を含む本人確認バッジ表示を印刷するためにプリンタに送り込まれる構造。
【請求項69】
支持体シートがさらに、本人確認バッジ区間の外側に配置されて、少なくとも支持体シートの第1縁付近から少なくとも第2縁付近まで延在する少なくとも1本の弱化した線を有し、これによってラベル・シートの前縁をさらに容易にカールさせることができる、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項70】
支持体シートが紙である、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項71】
別個の本人確認バッジが、自身の裏面に剥離剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジが、透明なスリーブに入れるのに十分なほど非粘着性である、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項72】
支持体とライナとが、ドライ・ラミネートまたは超再剥離性接着剤で構成したグループから選択した接着剤で相互に接着され、したがって写真入り本人確認バッジが、透明なスリーブに入れるのに十分なほど非粘着性である、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項73】
別個の写真入り本人確認バッジが、自身の裏面に再剥離性接着剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジを再剥離可能な状態で衣服に接着することができる、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項74】
別個の本人確認バッジが、自身の裏面に剥離不可能な接着剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジを、基質に永続的に接着することができる、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項75】
前記写真入り本人確認バッジが自身内に穴を有し、穴は、2つの細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかの高さより大きい穴の高さを有する拡大した中心部分とを有する、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項76】
構造であって、
印刷した表示を受けるのに適切な支持体を有し、支持体は、自身内に第1支持体パネルおよび第2支持体パネルを画定する弱化した分離線を有し、第1および第2支持体パネルは、折り曲げ線または折り曲げ蝶番に沿って相互に接続され、さらに、
支持体に再剥離可能な状態で接着されたライナ・シートを有し、ライナ・シートは、自身内に第1支持体パネルより小さく、それに接着されたライナ・パネルを画定する弱化した分離線を有し、さらに、
ライナ・パネルに印刷されたマークを有し、
ライナ・パネルおよび支持体パネルは、支持体およびライナ・シートの残りの部分から分離可能であり、したがって第2支持体パネルを、折り曲げ線または折り曲げ蝶番に沿って、第1支持体パネルに接着したライナ・パネル上へと折り曲げることができ、ライナ・パネルに印刷されたマークは、少なくとも第2支持体パネルを通してわずかに見えるものである構造。
【請求項77】
支持体が紙を有する、請求項76に記載の構造。
【請求項78】
マークが第2支持体部分を通してわずかに見える、請求項76に記載の構造。
【請求項79】
マークがセキュリティ・マークである、請求項76に記載の構造。
【請求項80】
マークが企業ロゴである、請求項76に記載の構造。
【請求項81】
構造がセキュリティ・カードであり、したがってライナ・パネル上に印刷されたマークが、セキュリティ・カードの偽造に対するセキュリティを提供する、請求項76に記載の構造。
【請求項82】
セキュリティ・カードが写真入り本人確認バッジである、請求項81に記載の構造。
【請求項83】
構造であって、
第1および第2側を有する支持体を有し、第1側は、自身上に印刷された表示を受けるのに適切であり、さらに、
第1側および第2側を有する光透過性ライナを有し、第2側は、支持体の第2側に接着され、さらに、
支持体の第2側またはライナの第2側に予め印刷されたマークを有し、したがって構造を印刷し、セキュリティ・カードを画定するために折り曲げると、予め印刷したマークが支持体を通してわずかに見えるものである構造。
【請求項84】
ラベル・シート構造であって、
ライナ・シートと、
ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体と、
支持体シートを通り、ラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを有し、ラベル・アセンブリは、第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、第1および第2ラベルの少なくとも一方への印刷作業後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能である構造。
【請求項85】
さらに、ライナ・シートと支持体シートとの間に接着剤層を有する、請求項84に記載の構造。
【請求項86】
接着剤層が持続性接着剤を有する、請求項85に記載の構造。
【請求項87】
ライナ・シートが剥離剤コーティングを有する、請求項84に記載の構造。
【請求項88】
さらに、剥離剤コーティングと支持体シートとの間に接着剤を有する、請求項87に記載の構造。
【請求項89】
ライナ・シートおよび支持体シードが両方とも4×6インチ、または他の米国または欧州で標準的な印刷サイズである、請求項84に記載の構造。
【請求項90】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ線である、請求項84に記載の構造。
【請求項91】
折り曲げ線がミシン目線である、請求項90に記載の構造。
【請求項92】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ蝶番である、請求項84に記載の構造。
【請求項93】
折り曲げ蝶番が、第1ラベルと第2ラベルに隣接し、それを接続する支持体シートの細片を有する折り曲げ蝶番を有する、請求項92に記載の構造。
【請求項94】
第1ラベルが、第2ラベルよりわずかに大きい幅および長さの寸法を有する、請求項84に記載の構造。
【請求項95】
ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面が相互に直接接着される、請求項84に記載の構造。
【請求項96】
ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面がRFIDカードの対向する側に接着される、請求項84に記載の構造。
【請求項97】
第1および第2ラベルが両方とも、ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合に相互に整列した貫通穴を含む、請求項84に記載の構造。
【請求項98】
さらに、ライナ・シートの一部にライナ・シート区間を有する、請求項84に記載の構造。
【請求項99】
ライナ・シート区間が、接着剤の上に剥離剤をコーティングしたライナ・シート区間を含む、請求項98に記載の構造。
【請求項100】
さらに、支持体シートを通る穴を有する、請求項98に記載の構造。
【請求項101】
ラベル・バッジ・シート構造であって、
支持体シートと、
支持体シートに再剥離可能な状態で接着された透明フィルムと、
支持体シートを通るが、フィルムを通らず、再剥離性ラベル・アセンブリの支持体部分の周囲の少なくとも有意の部分を画定する、支持体の弱化した分離線と、
フィルムを通るが、支持体シートを通らず、再剥離性ラベル・アセンブリの周囲の少なくとも有意の部分を画定する、フィルムの弱化した線とを有する構造。
【請求項102】
ラベルの露出面に表示を適用した後に、ラベルを透明フィルムから外し、透明フィルムの同じ位置に、露出面が透明フィルムに面する状態にて、ひっくり返した姿勢で再適用することができ、したがって表示が透明フィルムを通して見える、請求項101に記載の構造。
【請求項103】
ラベルがひっくり返した姿勢の状態で、表示付きのひっくり返したラベルを含むラベル・アセンブリが、外したラベル・アセンブリとして、支持体シートの残りの部分から取り外し可能である、請求項102に記載の構造。
【請求項104】
外したラベル・アセンブリが、透明フィルム上でラベルの周囲に接着剤の境界線を含む、請求項103に記載の構造。
【請求項105】
外したラベル・アセンブリが貫通穴を有する、請求項103に記載の構造。
【請求項106】
フィルムの弱化した線の周囲が、支持体の弱化した線の周囲に対して完全に外側である、請求項20に記載の構造。
【請求項107】
さらに、透明フィルムと支持体シートとの間に接着剤を有する、請求項101に記載の構造。
【請求項108】
さらに、支持体シート上で接着剤に隣接する剥離剤コーティングを有する、請求項107に記載の構造。
【請求項109】
支持体の弱化した分離線が、第1支持体弱化分離線を画定し、支持体部分が第1支持体部分を画定し、さらに、支持体シートを通るが、フィルムを通らず、第2支持体部分の周囲の少なくとも有意の部分を画定する第2支持体弱化線を有する、請求項101に記載の構造。
【請求項110】
フィルムが、第1および第2ラベル部分の再剥離性ラベル・アセンブリを分割する折り曲げ線を含む、請求項109に記載の構造。
【請求項111】
再剥離性ラベル・アセンブリが、第1および第2ラベル部分、および部分を相互接続する折り曲げ蝶番を含む、請求項109に記載の構造。
【請求項112】
訪問者を本人確認する本人確認バッジを構築する方法であって、
訪問者が自身の名前を入力する手段となるコンピュータ・インタフェースを、訪問者に提供することと、
訪問者が自身の写真撮影を開始する手段となる写真機器を、訪問者に提供することと、
コンピュータ・インタフェースおよび写真機器に動作可能な状態で接続され、訪問者が入力した通りの名前および写真を含む本人確認バッジを訪問者が印刷できる手段であるプリンタを、訪問者に提供することとを含む方法。
【請求項113】
印刷したラベルを形成する方法であって、
支持体シート、透明フィルムおよびその間の接着剤を含むラベル・シート構造を提供することと、
支持体シートの部分に表示を適用することと、
適用後に、その部分を外すことと、
外した部分をひっくり返すことと、
表示が透明フィルムを通して見えるように、ひっくり返した部分を支持体シートの所定の位置に戻して適用することと、
適用した後、ひっくり返した部分を接着したままの状態で、フィルムの部分を透明フィルムから分離することとを含む方法。
【請求項114】
前記部分が第1ひっくり返し部分を画定し、支持体シートが第2ひっくり返し部分を含む、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
本人確認バッジ作成キットであって、
パーソナル・コンピュータで実行可能なソフトウェアを含むコンピュータ読み取り可能媒体を有し、ソフトウェアは、オペレータの制御下で写真を撮影させ、パーソナル・コンピュータに送信させることができ、デスクトップ・プリンタを使用してバッジを印刷させることができ、さらに、
写真を含むバッジの表示をデスクトップ・プリンタで印刷することができる複数の別個の紙ラベル・アセンブリを有し、紙ラベル・アセンブリは、別個のライナ・シート、およびそれに再剥離可能な状態で接着した個々の別個の紙ラベルを含む、紙ラベルは、印刷後に、個々のライナ・シートから分離し、本人確認バッジとして働くことができる本人確認バッジ作成キット。
【請求項116】
さらに、ディジタル写真像を撮影することができるディジタル撮像器具を含む、請求項115に記載の本人確認バッジ作成キット。
【請求項117】
ディジタル撮像器具がウェブカムである、請求項116に記載の本人確認バッジ作成キット。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベル・シートごとにまさに1つの本人確認バッジを画定するラベル・シートで、
ライナ・シートと、
自身間に2つのほぼ対称の区間を画定するように切断された紙の支持体シートと、
ライナ・シートと紙の支持体シートとの間に配置された接着剤層および剥離剤コーティング層と、
紙の支持体シート上に印刷された人間の顔の写真とを有し、
2つのほぼ対称の区間が、自身に沿った折り曲げを容易にするために、自身間に形成された線を有し、
ラベル・シートを詰まらせずにプリンタに送り込むのを容易にするために、紙の支持体シートが、2つのほぼ対称の区間の外側に配置されて、支持体シートの少なくとも第1縁付近から少なくとも反対側の第2縁付近まで延在する少なくとも1本の弱化した線を有するラベル・シート。
【請求項2】
ライナおよび紙のラベル支持体がそれぞれ、12cm×18cm未満の寸法を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項3】
さらに、2つのほぼ対称の区間のうち写真が印刷されたのと同じ区間に印刷されたバーコードを有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項4】
前記穴がそれぞれ、形成されると、2つの細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかの高さより大きい中心部分の高さを有する拡大した中心部分とを有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項5】
弱化した線が、支持体シートの上縁付近から下縁付近まで延在するが、上縁または下縁までは延在しない打ち抜き部を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項6】
ラベル・シート構造であって、
ライナ・シートと、
接着剤でライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体シートと、
支持体シートを通り、支持体のラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを含み、ラベル・アセンブリは第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、ラベル・シート構造での印刷作業後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番上で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能であり、さらに、
ライナ・シートを通り、ライナ・シートのパネルを画定する少なくとも1本の弱化した分離線を含み、パネルは、第1ラベルの裏面上で位置決めされ、支持体ラベル・アセンブリが分離位置および折り曲げ位置にある状態で、接着剤によりこれに接着され、
第1ラベルおよび第2ラベルの少なくとも一方に写真およびバーコードが印刷されるラベル・シート構造。
【請求項7】
写真が2つのラベルの一方にのみ印刷される、請求項6に記載のラベル・シート。
【請求項8】
さらに、2つのラベルのうち写真が印刷されたのと同じラベルに印刷されたバーコードを有する、請求項6に記載のラベル・シート。
【請求項9】
接着剤が、ライナ・シートと支持体シートとの間に接着剤層を形成する、請求項6に記載の構造。
【請求項10】
接着剤層が持続性接着剤を有する、請求項9に記載の構造。
【請求項11】
ライナ・シートが剥離剤コーティングを有する、請求項6に記載の構造。
【請求項12】
接着剤が、剥離剤コーティングと支持体シートとの間に層を形成する、請求項11に記載の構造。
【請求項13】
ライナ・シートが、シリコンでコーティングされたライナ・シートである、請求項6に記載の構造。
【請求項14】
ライナ・シートおよび支持体シートが両方とも4×6インチ、または他の米国または欧州の標準的な印刷サイズである、請求項6に記載の構造。
【請求項15】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ線である、請求項6に記載の構造。
【請求項16】
折り曲げ線がミシン目の線である、請求項15に記載の構造。
【請求項17】
折り曲げ線が、支持体シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線によって形成される、請求項6に記載の構造。
【請求項18】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が、第1ラベルと第2ラベルに隣接し、それを接続する支持体シートの細片を有する折り曲げ蝶番を有する、請求項6に記載の構造。
【請求項19】
支持体シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線が、打ち抜いた線である、請求項6に記載の構造。
【請求項20】
ライナ・シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線が、ミシン目の線である、請求項6に記載の構造。
【請求項21】
ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面が、その縁に沿って接着剤によって相互に直接接着される、請求項6に記載の構造。
【請求項22】
ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合、RFIDカードが第1ラベルと第2ラベルの間に配置され、保持される、請求項6に記載の構造。
【請求項23】
第1および第2ラベルが両方とも、ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合に、相互に整列した貫通穴を含む、請求項6に記載の構造。
【請求項24】
第1ラベル、第2ラベル、第1パネルおよび第2パネルが全て、支持体ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある状態で、相互に整列した貫通穴を有する、請求項21に記載の構造。
【請求項25】
さらに、貫通穴を通る紐を有する、請求項24に記載の構造。
【請求項26】
ライナ・シートが剥離剤をコーティングしたライナ・シートを含む、請求項6に記載の構造。
【請求項27】
支持体シートが紙のシートである、請求項6に記載の構造。
【請求項28】
支持体シートが不透明なフィルム・シートである、請求項6に記載の構造。
【請求項29】
ライナ・パネルが自身上に剥離剤コーティングを有する、請求項6に記載の構造。
【請求項30】
第1および第2パネルの少なくとも一方が、自身上に印刷された表示を有する、請求項6に記載の構造。
【請求項31】
印刷作業が、第1および第2ラベルの少なくとも一方で実行される、請求項6に記載の構造。
【請求項32】
印刷作業が支持体シートで実行される、請求項6に記載の構造。
【請求項33】
印刷作業がライナ・シートで実行される、請求項6に記載の構造。
【請求項34】
支持体シートがクリア・フィルムである、請求項33に記載の構造。
【請求項35】
貼り合わせカードの構造であって、
光透過性材料を有するライナ・シートを有し、ライナ・シートが、複数の接続されたライナ・パネルおよび残りのライナ・シート部分を画定する分離線を自身内に有し、さらに、
ライナ・シートに接着した支持体シートを有し、支持体シートが、個々のライナ・パネルに接着した2つの支持体パネルを画定する分離線を自身内に有し、
2つの印刷面を形成するために、プリンタを1回通過して2つの支持体パネルを印刷できるように、構造がプリンタに供給可能であり、
ライナ・シート・パネルは、2つの支持体パネルが個々のライナ・パネルに接着したままである分離位置へと、残りのライナ・シート部分から外すことができ、
構造は、その後に折り曲げ可能となり、したがって2つの支持体パネルは、印刷面が相互から外側に面した状態で背中合わせに配置され、ライナ・シート・パネルが折り曲げられて、印刷面を保護し、接着剤で相互に接着され、それによって両面貼り合わせカードを画定する構造。
【請求項36】
さらに、第3および第4ライナ・シート・パネルを有し、ライナ・パネルを外した位置にした場合、
第1支持体パネルが第1ライナ・パネルに接着され、
第2支持体部分が第2ライナ・パネルに接着され、
第1および第3ライナ・パネルが相互に接続され、
第2および第4ライナ・パネルが相互に接続され、
第3および第4ライナ・パネルが相互に接続され、
したがって、第1および第2支持体パネルを、それぞれ第3および第4ライナ・パネルに対して折り曲げて、第3および第4ライナ・パネルの接着部分を露出状態にすることができ、第3および第4ライナ・シート・パネルをその後に相互に対して折り曲げて、その露出した接着部分を相互に接着させ、それによって両面貼り合わせカードを画定することができる、請求項35に記載の構造。
【請求項37】
第1および第2支持体パネルがそれぞれ、第3および第4ライナ・パネルより小さく、したがって第1および第2支持体パネルをそれぞれ第3および第4ライナ・パネルに対して折り曲げると、第3および第4ライナ・パネルの少なくとも3つの縁の周囲にある接着縁が露出状態になり、それによってこれらの接着縁が第3および第4ライナ・パネルを相互に接着させることができる、請求項36に記載の構造。
【請求項38】
第1および第2支持体パネルが、構造を折り曲げる前にデスクトップ・プリンタによって印刷され、したがって構造は、折り曲げられると、両面に印刷した表示を有する両面貼り合わせカードを画定する、請求項36に記載の構造。
【請求項39】
支持体パネルの少なくとも1つが、自身上に印刷された本人確認用写真を有し、したがって構造は、折り曲げられると、デスクトップ印刷ステップおよび折り曲げステップを使用して作成された両面貼り合わせ写真入り本人確認カードを画定する、請求項38に記載の構造。
【請求項40】
構造であって、
第1ラベル、第2ラベルおよびその間の折り曲げ機構を含む支持体ラベル・アセンブリを有し、第1ラベルおよび第2ラベルの少なくとも一方が、写真および機械で読み取り可能なコードを担持し、さらに、
支持体ラベル・アセンブリの裏面の接着剤と、
接着剤で第1ラベルに接着されたライナ・パネルとを有し、
ラベル・アセンブリが、折り曲げ機構で折り曲げられ、第1および第2ラベルが、接着剤によって相互に接着され、その間に少なくともライナ・パネルが配置された状態で、背中合わせに配置される構造。
【請求項41】
写真が2つのラベルの一方にのみ印刷される、請求項40に記載のラベル・シート。
【請求項42】
機械で読み取り可能なコードがバーコードである、請求項40に記載のラベル・シート。
【請求項43】
第1ラベル、第2ラベルおよびライナ・パネルがそれぞれ貫通穴を有し、貫通穴が全て相互に整列する、請求項40に記載の構造。
【請求項44】
さらに、第1ライナ・パネルと、接着剤で第2ラベルに接着され、第1ラベルと第2ラベルとの間に配置された第2ライナ・パネルとを画定するライナ・パネルを有する、請求項40に記載の構造。
【請求項45】
第1ラベル、第2ラベル、第1ライナ・パネルおよび第2ライナ・パネルが貫通穴を有し、貫通穴が全て相互に整列する、請求項44に記載の構造。
【請求項46】
さらに、第1ラベルと第2ラベルの間に配置され、保持されたRFIDカードを有する、請求項40に記載の構造。
【請求項47】
さらに、第1および第2ラベルの少なくとも一方に印刷された表示を有する、請求項40に記載の構造。
【請求項48】
ライナ・パネルが剥離剤コーティングを有する、請求項40に記載の構造。
【請求項49】
蝶番機構が折り曲げ線である、請求項40に記載の構造。
【請求項50】
折り曲げ線が切れ目を入れた線である、請求項31に記載の構造。
【請求項51】
構造が本人確認バッジである、請求項40に記載の構造。
【請求項52】
構造が名刺である、請求項40に記載の構造。
【請求項53】
構造がタグである、請求項40に記載の構造。
【請求項54】
本人確認バッジ構造であって、
ライナ・シートと、
可撓性で印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有し、支持体シートは、ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着され、
支持体シートは、折り曲げを容易にするために弱化した線に沿って相互に接続された第1および第2本人確認バッジ区間を形成するよう切断され、したがって印刷後、2つのラベル・バッジ区間をライナ・シートから剥がして、弱化した線に沿って相互に折り曲げ、両面本人確認バッジを作成することができ、
第1本人確認バッジ区間が、自身上に訪問者の写真を有し、第2本人確認バッジ区間が、自身上に訪問者限定情報を有する本人確認バッジ構造。
【請求項55】
支持体シートが、8−1/2インチ×11インチおよび21cm×29.7cmの両方より小さいサイズである、請求項54に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項56】
第1本人確認バッジ区間が、自身上に印刷されたバーコードを含む、請求項54に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項57】
支持体シートが紙で作成される、請求項54に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項58】
第1本人確認バッジ区間が訪問者の写真を含む、請求項57に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項59】
両面本人確認バッジが、自身上に印刷された訪問者の写真およびバーコードを有する紙のバッジである、請求項54に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項60】
本人確認バッジ構造であって、
長さが18cmより短く、幅が12cmより狭いライナ・シートと、
ライナ・シートに再剥離性の状態で接着した可撓性の印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有し、
支持体シートが、自身内に別個の本人確認バッジ区間を画定するように切断され、
構造が、印刷後に、本人確認バッジ区間を構造から剥がして、別個の写真入り本人確認バッジを画定するように、1つの本人確認バッジがちょうど前記別個の本人確認バッジ区間の上になるため、写真を含む本人確認バッジ表示を印刷するためにプリンタに送り込まれる構造。
【請求項61】
支持体シートがさらに、本人確認バッジ区間の外側に配置されて、少なくとも支持体シートの第1縁付近から少なくとも第2縁付近まで延在する少なくとも1本の弱化した線を有し、これによってラベル・シートの前縁をさらに容易にカールさせることができる、請求項60に記載のラベル・シート。
【請求項62】
支持体シートが紙である、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項63】
別個の本人確認バッジが、自身の裏面に剥離剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジが、透明なスリーブに入れるのに十分なほど非粘着性である、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項64】
支持体とライナとが、ドライ・ラミネートまたは超再剥離性接着剤で構成したグループから選択した接着剤で相互に接着され、したがって写真入り本人確認バッジが、透明なスリーブに入れるのに十分なほど非粘着性である、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項65】
別個の写真入り本人確認バッジが、自身の裏面に再剥離性接着剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジを再剥離可能な状態で衣服に接着することができる、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項66】
別個の本人確認バッジが、自身の裏面に剥離不可能な接着剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジを、基質に永続的に接着することができる、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項67】
前記写真入り本人確認バッジが自身内に穴を有し、穴は、2つの細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかの高さより大きい穴の高さを有する拡大した中心部分とを有する、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項68】
構造であって、
印刷した表示を受けるのに適切な支持体を有し、支持体は、自身内に第1支持体パネルおよび第2支持体パネルを画定する弱化した分離線を有し、第1および第2支持体パネルは、折り曲げ線または折り曲げ蝶番に沿って相互に接続され、さらに、
支持体に再剥離可能な状態で接着されたライナ・シートを有し、ライナ・シートは、自身内に第1支持体パネルより小さく、それに接着されたライナ・パネルを画定する弱化した分離線を有し、さらに、
ライナ・パネルに印刷されたマークを有し、
ライナ・パネルおよび支持体パネルは、支持体およびライナ・シートの残りの部分から分離可能であり、したがって第2支持体パネルを、折り曲げ線または折り曲げ蝶番に沿って、第1支持体パネルに接着したライナ・パネル上へと折り曲げることができ、ライナ・パネルに印刷されたマークは、少なくとも第2支持体パネルを通してわずかに見えるものである構造。
【請求項69】
支持体が紙を有する、請求項68に記載の構造。
【請求項70】
マークが第2支持体部分を通してわずかに見える、請求項68に記載の構造。
【請求項71】
マークがセキュリティ・マークである、請求項68に記載の構造。
【請求項72】
マークが企業ロゴである、請求項68に記載の構造。
【請求項73】
構造がセキュリティ・カードであり、したがってライナ・パネル上に印刷されたマークが、セキュリティ・カードの偽造に対するセキュリティを提供する、請求項68に記載の構造。
【請求項74】
セキュリティ・カードが写真入り本人確認バッジである、請求項73に記載の構造。
【請求項75】
構造であって、
第1および第2側を有する支持体を有し、第1側は、自身上に印刷された表示を受けるのに適切であり、さらに、
第1側および第2側を有する光透過性ライナを有し、第2側は、支持体の第2側に接着され、さらに、
支持体の第2側またはライナの第2側に予め印刷されたマークを有し、したがって構造を印刷し、セキュリティ・カードを画定するために折り曲げると、予め印刷したマークが支持体を通してわずかに見えるものである構造。
【請求項76】
ラベル・シート構造であって、
ライナ・シートと、
ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体と、
支持体シートを通り、ラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを有し、ラベル・アセンブリは、第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、第1および第2ラベルの少なくとも一方への印刷作業後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能であり、
第1ラベルおよび第2ラベルがそれぞれ、穴の生成を容易にするために自身内に個々の切り込みを有し、各穴が形成されると、これは、細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかより高い中心部分高さを有する拡張した中心部分とを有する構造。
【請求項77】
さらに、ライナ・シートと支持体シートとの間に接着剤層を有する、請求項76に記載の構造。
【請求項78】
接着剤層が持続性接着剤を有する、請求項77に記載の構造。
【請求項79】
ライナ・シートが剥離剤コーティングを有する、請求項76に記載の構造。
【請求項80】
さらに、剥離剤コーティングと支持体シートとの間に接着剤を有する、請求項79に記載の構造。
【請求項81】
ライナ・シートおよび支持体シードが両方とも4×6インチ、または他の米国または欧州で標準的な印刷サイズである、請求項76に記載の構造。
【請求項82】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ線である、請求項76に記載の構造。
【請求項83】
折り曲げ線がミシン目線である、請求項82に記載の構造。
【請求項84】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ蝶番である、請求項76に記載の構造。
【請求項85】
折り曲げ蝶番が、第1ラベルと第2ラベルに隣接し、それを接続する支持体シートの細片を有する折り曲げ蝶番を有する、請求項84に記載の構造。
【請求項86】
第1ラベルが、第2ラベルよりわずかに大きい幅および長さの寸法を有する、請求項76に記載の構造。
【請求項87】
ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面が相互に直接接着される、請求項76に記載の構造。
【請求項88】
ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面がRFIDカードの対向する側に接着される、請求項76に記載の構造。
【請求項89】
第1および第2ラベルが両方とも、ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合に相互に整列した貫通穴を含む、請求項76に記載の構造。
【請求項90】
さらに、ライナ・シートの一部にライナ・シート区間を有する、請求項76に記載の構造。
【請求項91】
ライナ・シート区間が、接着剤の上に剥離剤をコーティングしたライナ・シート区間を含む、請求項90に記載の構造。
【請求項92】
さらに、支持体シートを通る穴を有する、請求項90に記載の構造。
【請求項93】
ラベル・バッジ・シート構造であって、
印刷された人間の顔の写真を有する支持体シートと、
支持体シートに再剥離可能な状態で接着された透明フィルムと、
支持体シートを通るが、フィルムを通らず、再剥離性ラベル・アセンブリの支持体部分の周囲の少なくとも有意の部分を画定する、支持体の弱化した分離線と、
フィルムを通るが、支持体シートを通らず、再剥離性ラベル・アセンブリの周囲の少なくとも有意の部分を画定する、フィルムの弱化した線とを有する構造。
【請求項94】
ラベルの露出面に表示を適用した後に、ラベルを透明フィルムから外し、透明フィルムの同じ位置に、露出面が透明フィルムに面する状態にて、ひっくり返した姿勢で再適用することができ、したがって表示が透明フィルムを通して見える、請求項93に記載の構造。
【請求項95】
ラベルがひっくり返した姿勢の状態で、表示付きのひっくり返したラベルを含むラベル・アセンブリが、外したラベル・アセンブリとして、支持体シートの残りの部分から取り外し可能である、請求項94に記載の構造。
【請求項96】
外したラベル・アセンブリが、透明フィルム上でラベルの周囲に接着剤の境界線を含む、請求項95に記載の構造。
【請求項97】
外したラベル・アセンブリが貫通穴を有する、請求項95に記載の構造。
【請求項98】
フィルムの弱化した線の周囲が、支持体の弱化した線の周囲に対して完全に外側である、請求項94に記載の構造。
【請求項99】
さらに、透明フィルムと支持体シートとの間に接着剤を有する、請求項93に記載の構造。
【請求項100】
さらに、支持体シート上で接着剤に隣接する剥離剤コーティングを有する、請求項99に記載の構造。
【請求項101】
支持体の弱化した分離線が、第1支持体弱化分離線を画定し、支持体部分が第1支持体部分を画定し、さらに、支持体シートを通るが、フィルムを通らず、第2支持体部分の周囲の少なくとも有意の部分を画定する第2支持体弱化線を有する、請求項93に記載の構造。
【請求項102】
フィルムが、第1および第2ラベル部分の再剥離性ラベル・アセンブリを分割する折り曲げ線を含む、請求項101に記載の構造。
【請求項103】
再剥離性ラベル・アセンブリが、第1および第2ラベル部分、および部分を相互接続する折り曲げ蝶番を含む、請求項101に記載の構造。
【請求項104】
訪問者を本人確認する本人確認バッジを構築する方法であって、
訪問者が自身の名前を入力する手段となるコンピュータ・インタフェースを、訪問者に提供することと、
訪問者が自身の写真撮影を開始する手段となる写真機器を、訪問者に提供することと、
コンピュータ・インタフェースおよび写真機器に動作可能な状態で接続され、訪問者が入力した通りの名前および写真を含む本人確認バッジを訪問者が印刷できる手段であるプリンタを、訪問者に提供することとを含む方法。
【請求項105】
印刷したラベルを形成する方法であって、
支持体シート、透明フィルムおよびその間の接着剤を含むラベル・シート構造を提供することと、
支持体シートの部分に表示を適用することと、
適用後に、その部分を外すことと、
外した部分をひっくり返すことと、
表示が透明フィルムを通して見えるように、ひっくり返した部分を支持体シートの所定の位置に戻して適用することと、
適用した後、ひっくり返した部分を接着したままの状態で、フィルムの部分を透明フィルムから分離することとを含む方法。
【請求項106】
前記部分が第1ひっくり返し部分を画定し、支持体シートが第2ひっくり返し部分を含む、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
本人確認バッジ作成キットであって、
パーソナル・コンピュータで実行可能なソフトウェアを含むコンピュータ読み取り可能媒体を有し、ソフトウェアは、オペレータの制御下で写真を撮影させ、パーソナル・コンピュータに送信させることができ、デスクトップ・プリンタを使用してバッジを印刷させることができ、さらに、
写真を含むバッジの表示をデスクトップ・プリンタで印刷することができる複数の別個の紙ラベル・アセンブリを有し、紙ラベル・アセンブリは、別個のライナ・シート、およびそれに再剥離可能な状態で接着した個々の別個の紙ラベルを含む、紙ラベルは、印刷後に、個々のライナ・シートから分離し、本人確認バッジとして働くことができる本人確認バッジ作成キット。
【請求項108】
さらに、ディジタル写真像を撮影することができるディジタル撮像器具を含む、請求項107に記載の本人確認バッジ作成キット。
【請求項109】
ディジタル撮像器具がウェブカムである、請求項108に記載の本人確認バッジ作成キット。
【請求項1】
ラベル・シートで、
ライナ・シートと、
自身間に2つのほぼ対称の区間を画定するように切断された紙の支持体シートと、
ライナ・シートと紙の支持体シートとの間に配置された接着剤層および剥離剤コーティング層と、
紙の支持体シート上に印刷された人間の顔の写真とを有し、
2つのほぼ対称の区間が、自身に沿った折り曲げを容易にするために、自身間に形成された線を有するラベル・シート。
【請求項2】
ライナおよび紙のラベル支持体がそれぞれ、12cm×18cm未満の寸法を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項3】
2つのほぼ対称の区間が10パーセント以内まで対称である、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項4】
2つのほぼ対称の区間がそれぞれ、自身内の穴の作成を容易にするために、自身内に切り取り部を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項5】
写真が、2つのほぼ対称の区間の一方にのみ印刷される、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項6】
さらに、2つのほぼ対称の区間のうち写真が印刷されたのと同じ区間に印刷されたバーコードを有する、請求項5に記載のラベル・シート。
【請求項7】
前記穴がそれぞれ、形成されると、2つの細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかの高さより大きい穴の高さを有する拡大した中心部分とを有する、請求項4に記載のラベル・シート。
【請求項8】
紙の支持体シートがさらに、ラベル・シートが詰まらずにプリンタに起こり込まれるのを容易にするために、2つのほぼ対称の区域の外側に配置され、少なくとも支持体シートの第1縁の付近から少なくとも第2の対向する縁の付近まで延在する少なくとも1本の弱化した線を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項9】
弱化した線が、支持体シートの上縁付近から下縁付近まで延在するが、上縁または下縁までは延在しない打ち抜き部を有する、請求項8に記載のラベル・シート。
【請求項10】
ラベル・シート構造であって、
ライナ・シートと、
接着剤でライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体シートと、
支持体シートを通り、支持体のラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを含み、ラベル・アセンブリは第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、ラベル・シート構造での印刷作業後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番上で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能であり、さらに、
ライナ・シートを通り、ライナ・シートのパネルを画定する少なくとも1本の弱化した分離線を含み、パネルは、第1ラベルの裏面上で位置決めされ、支持体ラベル・アセンブリが分離位置および折り曲げ位置にある状態で、接着剤によりこれに接着されるラベル・シート構造。
【請求項11】
写真が2つのラベルの一方にのみ印刷される、請求項10に記載のラベル・シート。
【請求項12】
さらに、2つのラベルのうち写真が印刷されたのと同じラベルに印刷されたバーコードを有する、請求項10に記載のラベル・シート。
【請求項13】
接着剤が、ライナ・シートと支持体シートとの間に接着剤層を形成する、請求項10に記載の構造。
【請求項14】
接着剤層が持続性接着剤を有する、請求項13に記載の構造。
【請求項15】
ライナ・シートが剥離剤コーティングを有する、請求項10に記載の構造。
【請求項16】
接着剤が、剥離剤コーティングと支持体シートとの間に層を形成する、請求項15に記載の構造。
【請求項17】
ライナ・シートが、シリコンでコーティングされたライナ・シートである、請求項10に記載の構造。
【請求項18】
ライナ・シートおよび支持体シートが両方とも4×6インチ、または他の米国または欧州の標準的な印刷サイズである、請求項10に記載の構造。
【請求項19】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ線である、請求項10に記載の構造。
【請求項20】
折り曲げ線がミシン目の線である、請求項19に記載の構造。
【請求項21】
折り曲げ線が、支持体シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線によって形成される、請求項10に記載の構造。
【請求項22】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が、第1ラベルと第2ラベルに隣接し、それを接続する支持体シートの細片を有する折り曲げ蝶番を有する、請求項10に記載の構造。
【請求項23】
支持体シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線が、打ち抜いた線である、請求項10に記載の構造。
【請求項24】
ライナ・シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線が、ミシン目の線である、請求項10に記載の構造。
【請求項25】
ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面が、その縁に沿って接着剤によって相互に直接接着される、請求項10に記載の構造。
【請求項26】
ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合、RFIDカードが第1ラベルと第2ラベルの間に配置され、保持される、請求項10に記載の構造。
【請求項27】
第1および第2ラベルが両方とも、ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合に、相互に整列した貫通穴を含む、請求項10に記載の構造。
【請求項28】
さらに、第1ライナ・シート・パネルを画定するパネル、ライナ・シートを通り、第2ライナ・シート・パネルを画定する少なくとも1本の弱化した分離線を有し、支持体ラベル・アセンブリが分離位置および折り曲げ位置にある状態で、第2パネルが、第2ラベルの裏面にあり、それに接着される、請求項10に記載の構造。
【請求項29】
第2パネルが、第2ラベルより小さい幅または長さの寸法を有する、請求項28に記載の構造。
【請求項30】
第1パネルが、第1ラベルより小さい幅または長さの寸法を有する、請求項29に記載の構造。
【請求項31】
第1ラベル、第2ラベル、第1パネルおよび第2パネルが全て、支持体ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある状態で、相互に整列した貫通穴を有する、請求項28に記載の構造。
【請求項32】
さらに、貫通穴を通る紐を有する、請求項31に記載の構造。
【請求項33】
ライナ・シートが剥離剤をコーティングしたライナ・シートを含む、請求項10に記載の構造。
【請求項34】
支持体シートが紙のシートである、請求項10に記載の構造。
【請求項35】
支持体シートが不透明なフィルム・シートである、請求項10に記載の構造。
【請求項36】
ライナ・パネルが自身上に剥離剤コーティングを有する、請求項10に記載の構造。
【請求項37】
第1および第2パネルの少なくとも一方が、自身上に印刷された表示を有する、請求項10に記載の構造。
【請求項38】
印刷作業が、第1および第2ラベルの少なくとも一方で実行される、請求項10に記載の構造。
【請求項39】
印刷作業が支持体シートで実行される、請求項10に記載の構造。
【請求項40】
印刷作業がライナ・シートで実行される、請求項10に記載の構造。
【請求項41】
支持体シートがクリア・フィルムである、請求項40に記載の構造。
【請求項42】
貼り合わせカードの構造であって、
光透過性材料を有するライナ・シートを有し、ライナ・シートが、複数の接続されたライナ・パネルおよび残りのライナ・シート部分を画定する分離線を自身内に有し、さらに、
ライナ・シートに接着した支持体シートを有し、支持体シートが、個々のライナ・パネルに接着した2つの支持体パネルを画定する分離線を自身内に有し、
2つの印刷面を形成するために、プリンタを1回通過して2つの支持体パネルを印刷できるように、構造がプリンタに供給可能であり、
ライナ・シート・パネルは、2つの支持体パネルが個々のライナ・パネルに接着したままである分離位置へと、残りのライナ・シート部分から外すことができ、
構造は、その後に折り曲げ可能となり、したがって2つの支持体パネルは、印刷面が相互から外側に面した状態で背中合わせに配置され、ライナ・シート・パネルが折り曲げられて、印刷面を保護し、接着剤で相互に接着され、それによって両面貼り合わせカードを画定する構造。
【請求項43】
さらに、第3および第4ライナ・シート・パネルを有し、ライナ・パネルを外した位置にした場合、
第1支持体パネルが第1ライナ・パネルに接着され、
第2支持体部分が第2ライナ・パネルに接着され、
第1および第3ライナ・パネルが相互に接続され、
第2および第4ライナ・パネルが相互に接続され、
第3および第4ライナ・パネルが相互に接続され、
したがって、第1および第2支持体パネルを、それぞれ第3および第4ライナ・パネルに対して折り曲げて、第3および第4ライナ・パネルの接着部分を露出状態にすることができ、第3および第4ライナ・シート・パネルをその後に相互に対して折り曲げて、その露出した接着部分を相互に接着させ、それによって両面貼り合わせカードを画定することができる、請求項42に記載の構造。
【請求項44】
第1および第2支持体パネルがそれぞれ、第3および第4ライナ・パネルより小さく、したがって第1および第2支持体パネルをそれぞれ第3および第4ライナ・パネルに対して折り曲げると、第3および第4ライナ・パネルの少なくとも3つの縁の周囲にある接着縁が露出状態になり、それによってこれらの接着縁が第3および第4ライナ・パネルを相互に接着させることができる、請求項43に記載の構造。
【請求項45】
第1および第2支持体パネルが、構造を折り曲げる前にデスクトップ・プリンタによって印刷され、したがって構造は、折り曲げられると、両面に印刷した表示を有する両面貼り合わせカードを画定する、請求項43に記載の構造。
【請求項46】
支持体パネルの少なくとも1つが、自身上に印刷された本人確認用写真を有し、したがって構造は、折り曲げられると、デスクトップ印刷ステップおよび折り曲げステップを使用して作成された両面貼り合わせ写真入り本人確認カードを画定する、請求項45に記載の構造。
【請求項47】
構造であって、
第1ラベル、第2ラベルおよびその間の折り曲げ機構を含む支持体ラベル・アセンブリと、
支持体ラベル・アセンブリの裏面の接着剤と、
接着剤で第1ラベルに接着されたライナ・パネルとを有し、
ラベル・アセンブリが、折り曲げ機構で折り曲げられ、第1および第2ラベルが、接着剤によって相互に接着され、その間に少なくともライナ・パネルが配置された状態で、背中合わせに配置される構造。
【請求項48】
写真が2つのラベルの一方にのみ印刷される、請求項47に記載のラベル・シート。
【請求項49】
さらに、2つのラベルのうち写真が印刷されたのと同じラベルに印刷されたバーコードを有する、請求項47に記載のラベル・シート。
【請求項50】
第1ラベル、第2ラベルおよびライナ・パネルがそれぞれ貫通穴を有し、貫通穴が全て相互に整列する、請求項47に記載の構造。
【請求項51】
さらに、第1ライナ・パネルと、接着剤で第2ラベルに接着され、第1ラベルと第2ラベルとの間に配置された第2ライナ・パネルとを画定するライナ・パネルを有する、請求項47に記載の構造。
【請求項52】
第1ラベル、第2ラベル、第1ライナ・パネルおよび第2ライナ・パネルが貫通穴を有し、貫通穴が全て相互に整列する、請求項51に記載の構造。
【請求項53】
さらに、第1ラベルと第2ラベルの間に配置され、保持されたRFIDカードを有する、請求項47に記載の構造。
【請求項54】
さらに、第1および第2ラベルの少なくとも一方に印刷された表示を有する、請求項47に記載の構造。
【請求項55】
ライナ・パネルが剥離剤コーティングを有する、請求項47に記載の構造。
【請求項56】
蝶番機構が折り曲げ線である、請求項47に記載の構造。
【請求項57】
折り曲げ線が切れ目を入れた線である、請求項38に記載の構造。
【請求項58】
構造が本人確認バッジである、請求項47に記載の構造。
【請求項59】
構造が名刺である、請求項47に記載の構造。
【請求項60】
構造がタグである、請求項47に記載の構造。
【請求項61】
本人確認バッジ構造であって、
ライナ・シートと、
可撓性で印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有し、支持体シートは、ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着され、
支持体シートは、折り曲げを容易にするために弱化した線に沿って相互に接続された第1および第2本人確認バッジ区間を形成するよう切断され、したがって印刷後、2つのラベル・バッジ区間をライナ・シートから剥がして、弱化した線に沿って相互に折り曲げ、両面本人確認バッジを作成することができる本人確認バッジ構造。
【請求項62】
支持体シートが、8−1/2インチ×11インチおよび21cm×29.7cmの両方より小さいサイズである、請求項61に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項63】
第1本人確認バッジ区間が、自身上に印刷されたバーコードを含む、請求項61に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項64】
支持体シートが紙で作成される、請求項61に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項65】
第1本人確認バッジ区間が、自身上に印刷された訪問者の写真を有し、第2本人確認バッジ区間が、自身上に印刷された訪問者制限情報を有する、請求項64に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項66】
第1本人確認バッジ区間が訪問者の写真を含む、請求項64に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項67】
両面本人確認バッジが、自身上に印刷された訪問者の写真およびバーコードを有する紙のバッジである、請求項61に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項68】
本人確認バッジ構造であって、
長さが18cmより短く、幅が12cmより狭いライナ・シートと、
ライナ・シートに再剥離性の状態で接着した可撓性の印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有し、
支持体シートが、自身内に別個の本人確認バッジ区間を画定するように切断され、
構造が、印刷後に、本人確認バッジ区間を構造から剥がして、別個の写真入り本人確認バッジを画定するように、1つの本人確認バッジがちょうど前記別個の本人確認バッジ区間の上になるため、写真を含む本人確認バッジ表示を印刷するためにプリンタに送り込まれる構造。
【請求項69】
支持体シートがさらに、本人確認バッジ区間の外側に配置されて、少なくとも支持体シートの第1縁付近から少なくとも第2縁付近まで延在する少なくとも1本の弱化した線を有し、これによってラベル・シートの前縁をさらに容易にカールさせることができる、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項70】
支持体シートが紙である、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項71】
別個の本人確認バッジが、自身の裏面に剥離剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジが、透明なスリーブに入れるのに十分なほど非粘着性である、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項72】
支持体とライナとが、ドライ・ラミネートまたは超再剥離性接着剤で構成したグループから選択した接着剤で相互に接着され、したがって写真入り本人確認バッジが、透明なスリーブに入れるのに十分なほど非粘着性である、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項73】
別個の写真入り本人確認バッジが、自身の裏面に再剥離性接着剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジを再剥離可能な状態で衣服に接着することができる、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項74】
別個の本人確認バッジが、自身の裏面に剥離不可能な接着剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジを、基質に永続的に接着することができる、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項75】
前記写真入り本人確認バッジが自身内に穴を有し、穴は、2つの細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかの高さより大きい穴の高さを有する拡大した中心部分とを有する、請求項68に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項76】
構造であって、
印刷した表示を受けるのに適切な支持体を有し、支持体は、自身内に第1支持体パネルおよび第2支持体パネルを画定する弱化した分離線を有し、第1および第2支持体パネルは、折り曲げ線または折り曲げ蝶番に沿って相互に接続され、さらに、
支持体に再剥離可能な状態で接着されたライナ・シートを有し、ライナ・シートは、自身内に第1支持体パネルより小さく、それに接着されたライナ・パネルを画定する弱化した分離線を有し、さらに、
ライナ・パネルに印刷されたマークを有し、
ライナ・パネルおよび支持体パネルは、支持体およびライナ・シートの残りの部分から分離可能であり、したがって第2支持体パネルを、折り曲げ線または折り曲げ蝶番に沿って、第1支持体パネルに接着したライナ・パネル上へと折り曲げることができ、ライナ・パネルに印刷されたマークは、少なくとも第2支持体パネルを通してわずかに見えるものである構造。
【請求項77】
支持体が紙を有する、請求項76に記載の構造。
【請求項78】
マークが第2支持体部分を通してわずかに見える、請求項76に記載の構造。
【請求項79】
マークがセキュリティ・マークである、請求項76に記載の構造。
【請求項80】
マークが企業ロゴである、請求項76に記載の構造。
【請求項81】
構造がセキュリティ・カードであり、したがってライナ・パネル上に印刷されたマークが、セキュリティ・カードの偽造に対するセキュリティを提供する、請求項76に記載の構造。
【請求項82】
セキュリティ・カードが写真入り本人確認バッジである、請求項81に記載の構造。
【請求項83】
構造であって、
第1および第2側を有する支持体を有し、第1側は、自身上に印刷された表示を受けるのに適切であり、さらに、
第1側および第2側を有する光透過性ライナを有し、第2側は、支持体の第2側に接着され、さらに、
支持体の第2側またはライナの第2側に予め印刷されたマークを有し、したがって構造を印刷し、セキュリティ・カードを画定するために折り曲げると、予め印刷したマークが支持体を通してわずかに見えるものである構造。
【請求項84】
ラベル・シート構造であって、
ライナ・シートと、
ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体と、
支持体シートを通り、ラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを有し、ラベル・アセンブリは、第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、第1および第2ラベルの少なくとも一方への印刷作業後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能である構造。
【請求項85】
さらに、ライナ・シートと支持体シートとの間に接着剤層を有する、請求項84に記載の構造。
【請求項86】
接着剤層が持続性接着剤を有する、請求項85に記載の構造。
【請求項87】
ライナ・シートが剥離剤コーティングを有する、請求項84に記載の構造。
【請求項88】
さらに、剥離剤コーティングと支持体シートとの間に接着剤を有する、請求項87に記載の構造。
【請求項89】
ライナ・シートおよび支持体シードが両方とも4×6インチ、または他の米国または欧州で標準的な印刷サイズである、請求項84に記載の構造。
【請求項90】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ線である、請求項84に記載の構造。
【請求項91】
折り曲げ線がミシン目線である、請求項90に記載の構造。
【請求項92】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ蝶番である、請求項84に記載の構造。
【請求項93】
折り曲げ蝶番が、第1ラベルと第2ラベルに隣接し、それを接続する支持体シートの細片を有する折り曲げ蝶番を有する、請求項92に記載の構造。
【請求項94】
第1ラベルが、第2ラベルよりわずかに大きい幅および長さの寸法を有する、請求項84に記載の構造。
【請求項95】
ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面が相互に直接接着される、請求項84に記載の構造。
【請求項96】
ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面がRFIDカードの対向する側に接着される、請求項84に記載の構造。
【請求項97】
第1および第2ラベルが両方とも、ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合に相互に整列した貫通穴を含む、請求項84に記載の構造。
【請求項98】
さらに、ライナ・シートの一部にライナ・シート区間を有する、請求項84に記載の構造。
【請求項99】
ライナ・シート区間が、接着剤の上に剥離剤をコーティングしたライナ・シート区間を含む、請求項98に記載の構造。
【請求項100】
さらに、支持体シートを通る穴を有する、請求項98に記載の構造。
【請求項101】
ラベル・バッジ・シート構造であって、
支持体シートと、
支持体シートに再剥離可能な状態で接着された透明フィルムと、
支持体シートを通るが、フィルムを通らず、再剥離性ラベル・アセンブリの支持体部分の周囲の少なくとも有意の部分を画定する、支持体の弱化した分離線と、
フィルムを通るが、支持体シートを通らず、再剥離性ラベル・アセンブリの周囲の少なくとも有意の部分を画定する、フィルムの弱化した線とを有する構造。
【請求項102】
ラベルの露出面に表示を適用した後に、ラベルを透明フィルムから外し、透明フィルムの同じ位置に、露出面が透明フィルムに面する状態にて、ひっくり返した姿勢で再適用することができ、したがって表示が透明フィルムを通して見える、請求項101に記載の構造。
【請求項103】
ラベルがひっくり返した姿勢の状態で、表示付きのひっくり返したラベルを含むラベル・アセンブリが、外したラベル・アセンブリとして、支持体シートの残りの部分から取り外し可能である、請求項102に記載の構造。
【請求項104】
外したラベル・アセンブリが、透明フィルム上でラベルの周囲に接着剤の境界線を含む、請求項103に記載の構造。
【請求項105】
外したラベル・アセンブリが貫通穴を有する、請求項103に記載の構造。
【請求項106】
フィルムの弱化した線の周囲が、支持体の弱化した線の周囲に対して完全に外側である、請求項20に記載の構造。
【請求項107】
さらに、透明フィルムと支持体シートとの間に接着剤を有する、請求項101に記載の構造。
【請求項108】
さらに、支持体シート上で接着剤に隣接する剥離剤コーティングを有する、請求項107に記載の構造。
【請求項109】
支持体の弱化した分離線が、第1支持体弱化分離線を画定し、支持体部分が第1支持体部分を画定し、さらに、支持体シートを通るが、フィルムを通らず、第2支持体部分の周囲の少なくとも有意の部分を画定する第2支持体弱化線を有する、請求項101に記載の構造。
【請求項110】
フィルムが、第1および第2ラベル部分の再剥離性ラベル・アセンブリを分割する折り曲げ線を含む、請求項109に記載の構造。
【請求項111】
再剥離性ラベル・アセンブリが、第1および第2ラベル部分、および部分を相互接続する折り曲げ蝶番を含む、請求項109に記載の構造。
【請求項112】
訪問者を本人確認する本人確認バッジを構築する方法であって、
訪問者が自身の名前を入力する手段となるコンピュータ・インタフェースを、訪問者に提供することと、
訪問者が自身の写真撮影を開始する手段となる写真機器を、訪問者に提供することと、
コンピュータ・インタフェースおよび写真機器に動作可能な状態で接続され、訪問者が入力した通りの名前および写真を含む本人確認バッジを訪問者が印刷できる手段であるプリンタを、訪問者に提供することとを含む方法。
【請求項113】
印刷したラベルを形成する方法であって、
支持体シート、透明フィルムおよびその間の接着剤を含むラベル・シート構造を提供することと、
支持体シートの部分に表示を適用することと、
適用後に、その部分を外すことと、
外した部分をひっくり返すことと、
表示が透明フィルムを通して見えるように、ひっくり返した部分を支持体シートの所定の位置に戻して適用することと、
適用した後、ひっくり返した部分を接着したままの状態で、フィルムの部分を透明フィルムから分離することとを含む方法。
【請求項114】
前記部分が第1ひっくり返し部分を画定し、支持体シートが第2ひっくり返し部分を含む、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
本人確認バッジ作成キットであって、
パーソナル・コンピュータで実行可能なソフトウェアを含むコンピュータ読み取り可能媒体を有し、ソフトウェアは、オペレータの制御下で写真を撮影させ、パーソナル・コンピュータに送信させることができ、デスクトップ・プリンタを使用してバッジを印刷させることができ、さらに、
写真を含むバッジの表示をデスクトップ・プリンタで印刷することができる複数の別個の紙ラベル・アセンブリを有し、紙ラベル・アセンブリは、別個のライナ・シート、およびそれに再剥離可能な状態で接着した個々の別個の紙ラベルを含む、紙ラベルは、印刷後に、個々のライナ・シートから分離し、本人確認バッジとして働くことができる本人確認バッジ作成キット。
【請求項116】
さらに、ディジタル写真像を撮影することができるディジタル撮像器具を含む、請求項115に記載の本人確認バッジ作成キット。
【請求項117】
ディジタル撮像器具がウェブカムである、請求項116に記載の本人確認バッジ作成キット。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベル・シートごとにまさに1つの本人確認バッジを画定するラベル・シートで、
ライナ・シートと、
自身間に2つのほぼ対称の区間を画定するように切断された紙の支持体シートと、
ライナ・シートと紙の支持体シートとの間に配置された接着剤層および剥離剤コーティング層と、
紙の支持体シート上に印刷された人間の顔の写真とを有し、
2つのほぼ対称の区間が、自身に沿った折り曲げを容易にするために、自身間に形成された線を有し、
ラベル・シートを詰まらせずにプリンタに送り込むのを容易にするために、紙の支持体シートが、2つのほぼ対称の区間の外側に配置されて、支持体シートの少なくとも第1縁付近から少なくとも反対側の第2縁付近まで延在する少なくとも1本の弱化した線を有するラベル・シート。
【請求項2】
ライナおよび紙のラベル支持体がそれぞれ、12cm×18cm未満の寸法を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項3】
さらに、2つのほぼ対称の区間のうち写真が印刷されたのと同じ区間に印刷されたバーコードを有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項4】
前記穴がそれぞれ、形成されると、2つの細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかの高さより大きい中心部分の高さを有する拡大した中心部分とを有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項5】
弱化した線が、支持体シートの上縁付近から下縁付近まで延在するが、上縁または下縁までは延在しない打ち抜き部を有する、請求項1に記載のラベル・シート。
【請求項6】
ラベル・シート構造であって、
ライナ・シートと、
接着剤でライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体シートと、
支持体シートを通り、支持体のラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを含み、ラベル・アセンブリは第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、ラベル・シート構造での印刷作業後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番上で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能であり、さらに、
ライナ・シートを通り、ライナ・シートのパネルを画定する少なくとも1本の弱化した分離線を含み、パネルは、第1ラベルの裏面上で位置決めされ、支持体ラベル・アセンブリが分離位置および折り曲げ位置にある状態で、接着剤によりこれに接着され、
第1ラベルおよび第2ラベルの少なくとも一方に写真およびバーコードが印刷されるラベル・シート構造。
【請求項7】
写真が2つのラベルの一方にのみ印刷される、請求項6に記載のラベル・シート。
【請求項8】
さらに、2つのラベルのうち写真が印刷されたのと同じラベルに印刷されたバーコードを有する、請求項6に記載のラベル・シート。
【請求項9】
接着剤が、ライナ・シートと支持体シートとの間に接着剤層を形成する、請求項6に記載の構造。
【請求項10】
接着剤層が持続性接着剤を有する、請求項9に記載の構造。
【請求項11】
ライナ・シートが剥離剤コーティングを有する、請求項6に記載の構造。
【請求項12】
接着剤が、剥離剤コーティングと支持体シートとの間に層を形成する、請求項11に記載の構造。
【請求項13】
ライナ・シートが、シリコンでコーティングされたライナ・シートである、請求項6に記載の構造。
【請求項14】
ライナ・シートおよび支持体シートが両方とも4×6インチ、または他の米国または欧州の標準的な印刷サイズである、請求項6に記載の構造。
【請求項15】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ線である、請求項6に記載の構造。
【請求項16】
折り曲げ線がミシン目の線である、請求項15に記載の構造。
【請求項17】
折り曲げ線が、支持体シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線によって形成される、請求項6に記載の構造。
【請求項18】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が、第1ラベルと第2ラベルに隣接し、それを接続する支持体シートの細片を有する折り曲げ蝶番を有する、請求項6に記載の構造。
【請求項19】
支持体シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線が、打ち抜いた線である、請求項6に記載の構造。
【請求項20】
ライナ・シートを通る少なくとも1本の弱化した分離線が、ミシン目の線である、請求項6に記載の構造。
【請求項21】
ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面が、その縁に沿って接着剤によって相互に直接接着される、請求項6に記載の構造。
【請求項22】
ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合、RFIDカードが第1ラベルと第2ラベルの間に配置され、保持される、請求項6に記載の構造。
【請求項23】
第1および第2ラベルが両方とも、ラベル・アセンブリが折り曲げた位置にある場合に、相互に整列した貫通穴を含む、請求項6に記載の構造。
【請求項24】
第1ラベル、第2ラベル、第1パネルおよび第2パネルが全て、支持体ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある状態で、相互に整列した貫通穴を有する、請求項21に記載の構造。
【請求項25】
さらに、貫通穴を通る紐を有する、請求項24に記載の構造。
【請求項26】
ライナ・シートが剥離剤をコーティングしたライナ・シートを含む、請求項6に記載の構造。
【請求項27】
支持体シートが紙のシートである、請求項6に記載の構造。
【請求項28】
支持体シートが不透明なフィルム・シートである、請求項6に記載の構造。
【請求項29】
ライナ・パネルが自身上に剥離剤コーティングを有する、請求項6に記載の構造。
【請求項30】
第1および第2パネルの少なくとも一方が、自身上に印刷された表示を有する、請求項6に記載の構造。
【請求項31】
印刷作業が、第1および第2ラベルの少なくとも一方で実行される、請求項6に記載の構造。
【請求項32】
印刷作業が支持体シートで実行される、請求項6に記載の構造。
【請求項33】
印刷作業がライナ・シートで実行される、請求項6に記載の構造。
【請求項34】
支持体シートがクリア・フィルムである、請求項33に記載の構造。
【請求項35】
貼り合わせカードの構造であって、
光透過性材料を有するライナ・シートを有し、ライナ・シートが、複数の接続されたライナ・パネルおよび残りのライナ・シート部分を画定する分離線を自身内に有し、さらに、
ライナ・シートに接着した支持体シートを有し、支持体シートが、個々のライナ・パネルに接着した2つの支持体パネルを画定する分離線を自身内に有し、
2つの印刷面を形成するために、プリンタを1回通過して2つの支持体パネルを印刷できるように、構造がプリンタに供給可能であり、
ライナ・シート・パネルは、2つの支持体パネルが個々のライナ・パネルに接着したままである分離位置へと、残りのライナ・シート部分から外すことができ、
構造は、その後に折り曲げ可能となり、したがって2つの支持体パネルは、印刷面が相互から外側に面した状態で背中合わせに配置され、ライナ・シート・パネルが折り曲げられて、印刷面を保護し、接着剤で相互に接着され、それによって両面貼り合わせカードを画定する構造。
【請求項36】
さらに、第3および第4ライナ・シート・パネルを有し、ライナ・パネルを外した位置にした場合、
第1支持体パネルが第1ライナ・パネルに接着され、
第2支持体部分が第2ライナ・パネルに接着され、
第1および第3ライナ・パネルが相互に接続され、
第2および第4ライナ・パネルが相互に接続され、
第3および第4ライナ・パネルが相互に接続され、
したがって、第1および第2支持体パネルを、それぞれ第3および第4ライナ・パネルに対して折り曲げて、第3および第4ライナ・パネルの接着部分を露出状態にすることができ、第3および第4ライナ・シート・パネルをその後に相互に対して折り曲げて、その露出した接着部分を相互に接着させ、それによって両面貼り合わせカードを画定することができる、請求項35に記載の構造。
【請求項37】
第1および第2支持体パネルがそれぞれ、第3および第4ライナ・パネルより小さく、したがって第1および第2支持体パネルをそれぞれ第3および第4ライナ・パネルに対して折り曲げると、第3および第4ライナ・パネルの少なくとも3つの縁の周囲にある接着縁が露出状態になり、それによってこれらの接着縁が第3および第4ライナ・パネルを相互に接着させることができる、請求項36に記載の構造。
【請求項38】
第1および第2支持体パネルが、構造を折り曲げる前にデスクトップ・プリンタによって印刷され、したがって構造は、折り曲げられると、両面に印刷した表示を有する両面貼り合わせカードを画定する、請求項36に記載の構造。
【請求項39】
支持体パネルの少なくとも1つが、自身上に印刷された本人確認用写真を有し、したがって構造は、折り曲げられると、デスクトップ印刷ステップおよび折り曲げステップを使用して作成された両面貼り合わせ写真入り本人確認カードを画定する、請求項38に記載の構造。
【請求項40】
構造であって、
第1ラベル、第2ラベルおよびその間の折り曲げ機構を含む支持体ラベル・アセンブリを有し、第1ラベルおよび第2ラベルの少なくとも一方が、写真および機械で読み取り可能なコードを担持し、さらに、
支持体ラベル・アセンブリの裏面の接着剤と、
接着剤で第1ラベルに接着されたライナ・パネルとを有し、
ラベル・アセンブリが、折り曲げ機構で折り曲げられ、第1および第2ラベルが、接着剤によって相互に接着され、その間に少なくともライナ・パネルが配置された状態で、背中合わせに配置される構造。
【請求項41】
写真が2つのラベルの一方にのみ印刷される、請求項40に記載のラベル・シート。
【請求項42】
機械で読み取り可能なコードがバーコードである、請求項40に記載のラベル・シート。
【請求項43】
第1ラベル、第2ラベルおよびライナ・パネルがそれぞれ貫通穴を有し、貫通穴が全て相互に整列する、請求項40に記載の構造。
【請求項44】
さらに、第1ライナ・パネルと、接着剤で第2ラベルに接着され、第1ラベルと第2ラベルとの間に配置された第2ライナ・パネルとを画定するライナ・パネルを有する、請求項40に記載の構造。
【請求項45】
第1ラベル、第2ラベル、第1ライナ・パネルおよび第2ライナ・パネルが貫通穴を有し、貫通穴が全て相互に整列する、請求項44に記載の構造。
【請求項46】
さらに、第1ラベルと第2ラベルの間に配置され、保持されたRFIDカードを有する、請求項40に記載の構造。
【請求項47】
さらに、第1および第2ラベルの少なくとも一方に印刷された表示を有する、請求項40に記載の構造。
【請求項48】
ライナ・パネルが剥離剤コーティングを有する、請求項40に記載の構造。
【請求項49】
蝶番機構が折り曲げ線である、請求項40に記載の構造。
【請求項50】
折り曲げ線が切れ目を入れた線である、請求項31に記載の構造。
【請求項51】
構造が本人確認バッジである、請求項40に記載の構造。
【請求項52】
構造が名刺である、請求項40に記載の構造。
【請求項53】
構造がタグである、請求項40に記載の構造。
【請求項54】
本人確認バッジ構造であって、
ライナ・シートと、
可撓性で印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有し、支持体シートは、ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着され、
支持体シートは、折り曲げを容易にするために弱化した線に沿って相互に接続された第1および第2本人確認バッジ区間を形成するよう切断され、したがって印刷後、2つのラベル・バッジ区間をライナ・シートから剥がして、弱化した線に沿って相互に折り曲げ、両面本人確認バッジを作成することができ、
第1本人確認バッジ区間が、自身上に訪問者の写真を有し、第2本人確認バッジ区間が、自身上に訪問者限定情報を有する本人確認バッジ構造。
【請求項55】
支持体シートが、8−1/2インチ×11インチおよび21cm×29.7cmの両方より小さいサイズである、請求項54に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項56】
第1本人確認バッジ区間が、自身上に印刷されたバーコードを含む、請求項54に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項57】
支持体シートが紙で作成される、請求項54に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項58】
第1本人確認バッジ区間が訪問者の写真を含む、請求項57に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項59】
両面本人確認バッジが、自身上に印刷された訪問者の写真およびバーコードを有する紙のバッジである、請求項54に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項60】
本人確認バッジ構造であって、
長さが18cmより短く、幅が12cmより狭いライナ・シートと、
ライナ・シートに再剥離性の状態で接着した可撓性の印刷可能な材料で作成した支持体シートとを有し、
支持体シートが、自身内に別個の本人確認バッジ区間を画定するように切断され、
構造が、印刷後に、本人確認バッジ区間を構造から剥がして、別個の写真入り本人確認バッジを画定するように、1つの本人確認バッジがちょうど前記別個の本人確認バッジ区間の上になるため、写真を含む本人確認バッジ表示を印刷するためにプリンタに送り込まれる構造。
【請求項61】
支持体シートがさらに、本人確認バッジ区間の外側に配置されて、少なくとも支持体シートの第1縁付近から少なくとも第2縁付近まで延在する少なくとも1本の弱化した線を有し、これによってラベル・シートの前縁をさらに容易にカールさせることができる、請求項60に記載のラベル・シート。
【請求項62】
支持体シートが紙である、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項63】
別個の本人確認バッジが、自身の裏面に剥離剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジが、透明なスリーブに入れるのに十分なほど非粘着性である、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項64】
支持体とライナとが、ドライ・ラミネートまたは超再剥離性接着剤で構成したグループから選択した接着剤で相互に接着され、したがって写真入り本人確認バッジが、透明なスリーブに入れるのに十分なほど非粘着性である、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項65】
別個の写真入り本人確認バッジが、自身の裏面に再剥離性接着剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジを再剥離可能な状態で衣服に接着することができる、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項66】
別個の本人確認バッジが、自身の裏面に剥離不可能な接着剤層を有し、したがって写真入り本人確認バッジを、基質に永続的に接着することができる、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項67】
前記写真入り本人確認バッジが自身内に穴を有し、穴は、2つの細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかの高さより大きい穴の高さを有する拡大した中心部分とを有する、請求項60に記載の本人確認バッジ構造。
【請求項68】
構造であって、
印刷した表示を受けるのに適切な支持体を有し、支持体は、自身内に第1支持体パネルおよび第2支持体パネルを画定する弱化した分離線を有し、第1および第2支持体パネルは、折り曲げ線または折り曲げ蝶番に沿って相互に接続され、さらに、
支持体に再剥離可能な状態で接着されたライナ・シートを有し、ライナ・シートは、自身内に第1支持体パネルより小さく、それに接着されたライナ・パネルを画定する弱化した分離線を有し、さらに、
ライナ・パネルに印刷されたマークを有し、
ライナ・パネルおよび支持体パネルは、支持体およびライナ・シートの残りの部分から分離可能であり、したがって第2支持体パネルを、折り曲げ線または折り曲げ蝶番に沿って、第1支持体パネルに接着したライナ・パネル上へと折り曲げることができ、ライナ・パネルに印刷されたマークは、少なくとも第2支持体パネルを通してわずかに見えるものである構造。
【請求項69】
支持体が紙を有する、請求項68に記載の構造。
【請求項70】
マークが第2支持体部分を通してわずかに見える、請求項68に記載の構造。
【請求項71】
マークがセキュリティ・マークである、請求項68に記載の構造。
【請求項72】
マークが企業ロゴである、請求項68に記載の構造。
【請求項73】
構造がセキュリティ・カードであり、したがってライナ・パネル上に印刷されたマークが、セキュリティ・カードの偽造に対するセキュリティを提供する、請求項68に記載の構造。
【請求項74】
セキュリティ・カードが写真入り本人確認バッジである、請求項73に記載の構造。
【請求項75】
構造であって、
第1および第2側を有する支持体を有し、第1側は、自身上に印刷された表示を受けるのに適切であり、さらに、
第1側および第2側を有する光透過性ライナを有し、第2側は、支持体の第2側に接着され、さらに、
支持体の第2側またはライナの第2側に予め印刷されたマークを有し、したがって構造を印刷し、セキュリティ・カードを画定するために折り曲げると、予め印刷したマークが支持体を通してわずかに見えるものである構造。
【請求項76】
ラベル・シート構造であって、
ライナ・シートと、
ライナ・シートに再剥離可能な状態で接着した支持体と、
支持体シートを通り、ラベル・アセンブリを画定する少なくとも1本の弱化した分離線とを有し、ラベル・アセンブリは、第1ラベルおよび第2ラベルを含み、ラベル・アセンブリはさらに、第1ラベルと第2ラベルの間に折り曲げ線または折り曲げ蝶番を含み、ラベル・アセンブリは、第1および第2ラベルの少なくとも一方への印刷作業後、支持体シートから分離位置へと取り外し可能であり、ラベル・アセンブリは、分離位置にある場合、第1および第2ラベルの少なくとも一方が、折り曲げ線または折り曲げ蝶番で他方に向かって折り曲げられる折り曲げ位置へと折り曲げ可能であり、
第1ラベルおよび第2ラベルがそれぞれ、穴の生成を容易にするために自身内に個々の切り込みを有し、各穴が形成されると、これは、細長い側部分と、湾曲した上部分、および細長い側部分のいずれかより高い中心部分高さを有する拡張した中心部分とを有する構造。
【請求項77】
さらに、ライナ・シートと支持体シートとの間に接着剤層を有する、請求項76に記載の構造。
【請求項78】
接着剤層が持続性接着剤を有する、請求項77に記載の構造。
【請求項79】
ライナ・シートが剥離剤コーティングを有する、請求項76に記載の構造。
【請求項80】
さらに、剥離剤コーティングと支持体シートとの間に接着剤を有する、請求項79に記載の構造。
【請求項81】
ライナ・シートおよび支持体シードが両方とも4×6インチ、または他の米国または欧州で標準的な印刷サイズである、請求項76に記載の構造。
【請求項82】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ線である、請求項76に記載の構造。
【請求項83】
折り曲げ線がミシン目線である、請求項82に記載の構造。
【請求項84】
折り曲げ線または折り曲げ蝶番が折り曲げ蝶番である、請求項76に記載の構造。
【請求項85】
折り曲げ蝶番が、第1ラベルと第2ラベルに隣接し、それを接続する支持体シートの細片を有する折り曲げ蝶番を有する、請求項84に記載の構造。
【請求項86】
第1ラベルが、第2ラベルよりわずかに大きい幅および長さの寸法を有する、請求項76に記載の構造。
【請求項87】
ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面が相互に直接接着される、請求項76に記載の構造。
【請求項88】
ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合、第1および第2ラベルの裏面がRFIDカードの対向する側に接着される、請求項76に記載の構造。
【請求項89】
第1および第2ラベルが両方とも、ラベル・アセンブリが折り曲げ位置にある場合に相互に整列した貫通穴を含む、請求項76に記載の構造。
【請求項90】
さらに、ライナ・シートの一部にライナ・シート区間を有する、請求項76に記載の構造。
【請求項91】
ライナ・シート区間が、接着剤の上に剥離剤をコーティングしたライナ・シート区間を含む、請求項90に記載の構造。
【請求項92】
さらに、支持体シートを通る穴を有する、請求項90に記載の構造。
【請求項93】
ラベル・バッジ・シート構造であって、
印刷された人間の顔の写真を有する支持体シートと、
支持体シートに再剥離可能な状態で接着された透明フィルムと、
支持体シートを通るが、フィルムを通らず、再剥離性ラベル・アセンブリの支持体部分の周囲の少なくとも有意の部分を画定する、支持体の弱化した分離線と、
フィルムを通るが、支持体シートを通らず、再剥離性ラベル・アセンブリの周囲の少なくとも有意の部分を画定する、フィルムの弱化した線とを有する構造。
【請求項94】
ラベルの露出面に表示を適用した後に、ラベルを透明フィルムから外し、透明フィルムの同じ位置に、露出面が透明フィルムに面する状態にて、ひっくり返した姿勢で再適用することができ、したがって表示が透明フィルムを通して見える、請求項93に記載の構造。
【請求項95】
ラベルがひっくり返した姿勢の状態で、表示付きのひっくり返したラベルを含むラベル・アセンブリが、外したラベル・アセンブリとして、支持体シートの残りの部分から取り外し可能である、請求項94に記載の構造。
【請求項96】
外したラベル・アセンブリが、透明フィルム上でラベルの周囲に接着剤の境界線を含む、請求項95に記載の構造。
【請求項97】
外したラベル・アセンブリが貫通穴を有する、請求項95に記載の構造。
【請求項98】
フィルムの弱化した線の周囲が、支持体の弱化した線の周囲に対して完全に外側である、請求項94に記載の構造。
【請求項99】
さらに、透明フィルムと支持体シートとの間に接着剤を有する、請求項93に記載の構造。
【請求項100】
さらに、支持体シート上で接着剤に隣接する剥離剤コーティングを有する、請求項99に記載の構造。
【請求項101】
支持体の弱化した分離線が、第1支持体弱化分離線を画定し、支持体部分が第1支持体部分を画定し、さらに、支持体シートを通るが、フィルムを通らず、第2支持体部分の周囲の少なくとも有意の部分を画定する第2支持体弱化線を有する、請求項93に記載の構造。
【請求項102】
フィルムが、第1および第2ラベル部分の再剥離性ラベル・アセンブリを分割する折り曲げ線を含む、請求項101に記載の構造。
【請求項103】
再剥離性ラベル・アセンブリが、第1および第2ラベル部分、および部分を相互接続する折り曲げ蝶番を含む、請求項101に記載の構造。
【請求項104】
訪問者を本人確認する本人確認バッジを構築する方法であって、
訪問者が自身の名前を入力する手段となるコンピュータ・インタフェースを、訪問者に提供することと、
訪問者が自身の写真撮影を開始する手段となる写真機器を、訪問者に提供することと、
コンピュータ・インタフェースおよび写真機器に動作可能な状態で接続され、訪問者が入力した通りの名前および写真を含む本人確認バッジを訪問者が印刷できる手段であるプリンタを、訪問者に提供することとを含む方法。
【請求項105】
印刷したラベルを形成する方法であって、
支持体シート、透明フィルムおよびその間の接着剤を含むラベル・シート構造を提供することと、
支持体シートの部分に表示を適用することと、
適用後に、その部分を外すことと、
外した部分をひっくり返すことと、
表示が透明フィルムを通して見えるように、ひっくり返した部分を支持体シートの所定の位置に戻して適用することと、
適用した後、ひっくり返した部分を接着したままの状態で、フィルムの部分を透明フィルムから分離することとを含む方法。
【請求項106】
前記部分が第1ひっくり返し部分を画定し、支持体シートが第2ひっくり返し部分を含む、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
本人確認バッジ作成キットであって、
パーソナル・コンピュータで実行可能なソフトウェアを含むコンピュータ読み取り可能媒体を有し、ソフトウェアは、オペレータの制御下で写真を撮影させ、パーソナル・コンピュータに送信させることができ、デスクトップ・プリンタを使用してバッジを印刷させることができ、さらに、
写真を含むバッジの表示をデスクトップ・プリンタで印刷することができる複数の別個の紙ラベル・アセンブリを有し、紙ラベル・アセンブリは、別個のライナ・シート、およびそれに再剥離可能な状態で接着した個々の別個の紙ラベルを含む、紙ラベルは、印刷後に、個々のライナ・シートから分離し、本人確認バッジとして働くことができる本人確認バッジ作成キット。
【請求項108】
さらに、ディジタル写真像を撮影することができるディジタル撮像器具を含む、請求項107に記載の本人確認バッジ作成キット。
【請求項109】
ディジタル撮像器具がウェブカムである、請求項108に記載の本人確認バッジ作成キット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図10b】
【図11】
【図11a】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図29b】
【図30】
【図30a】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図69】
【図71】
【図72】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図10b】
【図11】
【図11a】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図29b】
【図30】
【図30a】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図69】
【図71】
【図72】
【公表番号】特表2006−516050(P2006−516050A)
【公表日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−500313(P2005−500313)
【出願日】平成15年9月11日(2003.9.11)
【国際出願番号】PCT/US2003/028545
【国際公開番号】WO2004/032023
【国際公開日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【出願人】(593174560)エイベリィ デニスン コーポレイション (17)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年9月11日(2003.9.11)
【国際出願番号】PCT/US2003/028545
【国際公開番号】WO2004/032023
【国際公開日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【出願人】(593174560)エイベリィ デニスン コーポレイション (17)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]