説明

板ガラスの表面及び内部の欠陥を識別するための検査装置及び方法

照明系(例えば光源(ストロボ)及び光鮮明化要素)及び撮像系(例えばデジタルカメラ及びコンピュータ/ソフトウェア)を用いて、板ガラス(例えば液晶ディスプレイ(LCD)ガラス基板)の表面及び内部の欠陥を検査して識別する検査装置及び方法が記載される。

【発明の詳細な説明】
【関連出願の説明】
【0001】
本出願は、ここに引用する、2004年10月28日に出願された、「Inspection System And Method For Identifying Surface And Body Defects In A Glass Sheet」と題する、米国特許出願第10/977514号の恩恵を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本発明は、一般的に、板ガラス(例えば液晶ディスプレイ(LCD)ガラス基板)の表面又は内部の欠陥(例えば傷、粒子、気泡)を識別するための検査装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
今日の産業で用いられる従来の検査装置は、板ガラスの表面又は内部の欠陥(例えば傷、粒子、気泡)の識別を補助するために協働するアナログカメラ及びストロボライトを含む。一般的に、ストロボライトは、板ガラスの一部分を照らす光を発し、板ガラスの他方の側に配置されたアナログカメラは、板ガラスの照らされた部分の写真を撮影する。この写真は解析され、その板ガラスの部分に欠陥があるか否かが判定される。板ガラス全体を検査するには、板ガラス全体のマクロ画像マップを作成するのに十分な写真をアナログカメラが撮影できるように、板ガラス及び/又はストロボライト/アナログカメラを何らかの方法で移動させる必要がある。従来の検査装置の使用には幾つかの短所がある。第1に、アナログカメラの視野は比較的小さい(例えば12mm×16mm)ので、板ガラスのマクロ画像マップを作成するには多数の写真を撮影する必要があり、板ガラス全体を検査するには長い時間がかかる。第2に、ストロボライトの照明は限られているので、アナログカメラが板ガラスの欠陥を示す写真を撮影できるために板ガラスにおいて必要な適切な強度の均一な光を得るのは困難である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、従来の検査装置の上記及びその他の短所に対処する新たな検査装置の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記及びその他の必要性は、本発明の検査装置及び方法によって満たされる。
【0006】
本発明は、照明系(例えば光源(ストロボ)及び光鮮明化(light sharpening)要素)及び撮像系(例えばデジタルカメラ及びコンピュータ/ソフトウェア)を用いて、板ガラス(例えば液晶ディスプレイ(LCD)ガラス基板)の表面及び内部の欠陥を検査して識別する方法及び検査装置を含む。好ましい実施形態において、照明系は、光を発するストロボライトと、発光された光の一部分を反射する球面反射器及び主反射器とを含む。照明系は、発光された光及び反射された光の一部分を遮断する暗視野パッチと、発光された光及び反射された光の暗視野パッチによって遮断されなかった部分を拡散する拡散器とを更に含む。照明系は、ガラスの欠陥箇所で散乱しなかった光の部分がカメラのレンズに到達しないよう遮断することによって、カメラの対物レンズのグレアを解消する円錐形のスヌートを更に含む。撮像系、具体的には板ガラスの他方の側に配置されたデジタルカメラは、画像を取得し、この画像は、板ガラスの照らされた部分に欠陥があるか否かを判定するためにコンピュータによって解析される。
【0007】
添付の図面と共に以下の詳細な説明を参照することにより、本発明がより完全に理解され得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1を参照すると、本発明による検査装置100の好ましい実施形態の基本的な構成要素が示されている。検査装置100は、板ガラス105の表面又は内部の欠陥(例えば傷、粒子、気泡)を識別するために協働する撮像系102(例えばカメラ110(例えばデジタルカメラ110)及びコンピュータ115)と照明系120とを含む。動作においては、コンピュータ115は照明系120及びデジタルカメラ110にトリガ信号(トリガパルス)を送り、これにより、照明系120が板ガラス105の部分104を照らす光102を発し、板ガラス105の反対側に配置されたデジタルカメラ110が板ガラス105の照らされた部分104の画像を取得する。次に、コンピュータ115はデジタルカメラ110によって取得された画像を解析し、板ガラス105のその部分104に欠陥があるか否かを判定する。板ガラス105全体を検査するために、板ガラス105全体のマクロ画像マップを作成するのに十分な画像をデジタルカメラ110が取得できるように、板ガラス105及び/又はデジタルカメラ110/照明系120を何らかの方法で移動させる必要がある。一実施形態では、板ガラス105はエアテーブル130上に配置されてもよく、デジタルカメラ110及び照明系120の位置に対して垂直方向に移動される(indexed)。次に、デジタルカメラ110及び照明系120は、スライド機構140によって板ガラス105の一方の側から他方の側へと水平方向に移動され、この間、デジタルカメラ110が画像を取得する。次に、板ガラス105はエアテーブル130によって垂直方向に移動される。このプロセスは、板ガラス105全体が検査されるまで繰り返される。
【0009】
図1〜図5に示されるように、照明系120の好ましい実施形態は、照明器囲い部121と、取り付けアセンブリ122(図3参照)と、ストロボライト123と、球面反射器124(図4参照)と、主反射器125(図5参照)と、暗視野パッチ126と、拡散器127と、照明器スヌート128とを含む。詳細は後述するが、これらの構成要素121、122、123、124、125、126、127及び128は相互接続され、ストロボライト123から放射された光102が反射されて、広領域走査型デジタルカメラ110の視野と同じ又は略同じサイズの板ガラス105の部分104に向けられ得るよう機能する。デジタルカメラ110は、バスラー・ビジョン・テクノロジーズ社(Basler Vision Technologies)によって製造されている1秒当たり48フレームを取得可能なBasler A200シリーズのカメラ等といった、様々な市販のカメラの任意のものであってよい。デジタルカメラ110は、1秒当たり500〜1000フレームを取得可能なCMOSデジタルカメラ110であってもよい。
【0010】
照明器囲い部121は、取り付けアセンブリ122を収容している。取り付けアセンブリ122は電球スタッド129を含み、電球スタッド129は、ストロボライト123を支持するストロボ安定器取付部130に接続される(図2及び図3参照)。ストロボライト123は、球面反射器124のキャビティ131内に配置される部分と、球面反射器124のキャビティ131から延出する部分とを有する(図1及び図4参照)。球面反射器124の外側リム132は、主反射器125(図5参照)のキャビティ134(例えば45°キャビティ134)の内壁133に接続する。主反射器125の外側リム135は、照明器スヌート128の大開口部136に接続する(図1参照)。暗視野パッチ126が配置された拡散器127は、主反射器125と円錐形反射器である照明器スヌート128との間に固定される(図1参照)。照明器スヌート128は、大開口部136とは反対側の端部に小開口部137を有する。
【0011】
図1及び図2に示されるように、ストロボ光源であるストロボライト123の中心は球面反射器124の中心と一致しており、球面反射器124から反射された光102はストロボ電球からのストロボライト123を通過し、ストロボライト123が主反射器125の方向に放射した光102と共に、更に主反射器125から反射される。放射され反射された光102は、暗視野パッチ126によって遮断されるか、又は、拡散器127を通過して照明器スヌート128に入り、この拡散された光102が板ガラス105の所望の部分/視野104を均一に照らす。照明器スヌート128により、ガラスの欠陥箇所で散乱せずにカメラレンズに直接到達する光の部分が遮断されると共に、小開口部136を通過した拡散光102のみがガラスに到達可能になる。
【0012】
拡散器127は、照明器スヌート128の端部にある小開口部137の全領域にわたって光102を均等に配分する。拡散器127は、ストロボライト123の電球並びに球面反射器124及び主反射器125の内面の不完全性を補償する一助にもなる。好ましい実施形態では、拡散器127は光の吸収が最小限の材料でできており、拡散角度は、ほぼ光の最大入射角度でなければならない。適切な開口数を有するマイクロレンズアレイを用いてもよい。
【0013】
暗視野パッチ126は、発光された光102の一部分を板ガラス105上で光らないよう遮断し、これにより、デジタルカメラ110による暗視野画像の捕捉が可能になる。具体的には、暗視野パッチ126は、ストロボライト123からデジタルカメラ110に直接進む光102を遮断する。その結果、暗視野画像では、完璧な板ガラス105は暗視野として見える。ガラスの表面又は内部の粒子、傷、ガラス表面の不連続、ガラス内部の気泡等といった欠陥を有する完璧ではない板ガラス105は、暗視野画像中の明るい点として見える。
【0014】
反射器124及び125の形状は、ストロボライト123の特性を考慮して設計される。具体的には、特定のストロボライト123の出力が最適化されるように一連の式を数値的に解くことにより得られた曲線を用いて、反射器124、125の形状を設計する。好ましい実施形態では、ストロボライト123は、ストロボパルスを連続してトリガするために例えば2つの赤色発光ダイオード(LED)を用いるよう変更されたパーキン・エルマー社(Perkin Elmer)のX−400ストロボである。照明器スヌート128は、照明器スヌート128の内面によってカメラレンズの前面要素(図1参照)の方向に散乱した光102を吸収することによってデジタルカメラ110のレンズのグレアを低減するよう機能する、光吸収性の内面を有することもできる。照明器スヌートは円錐形以外の形状を有してもよいが、開口部137は有するべきである。
【0015】
図6を参照すると、本発明による板ガラス105の表面及び内部の欠陥を識別するための好ましい方法600の基本的なステップを示すフローチャートが示されている。ステップ602及び604で開始し、デジタルカメラ110及び照明系120が設けられ板ガラス105の両側に対向して配置される。ステップ606で、デジタルカメラ110及び照明系120がコンピュータ115によって制御され、照明系120が板ガラス105の部分104に向かって拡散光102を発するよう動作し、デジタルカメラ110が板ガラス105の部分104の暗視野画像を生成するよう動作し、この暗視野画像は、板ガラス105の表面又は内部に欠陥があるか否かを判定するためにコンピュータ115によって解析される。板ガラス105全体を検査するために、板ガラス105全体のマクロ画像マップを作成するのに十分な画像をデジタルカメラ110が取得できるように、板ガラス105及び/又はデジタルカメラ110/照明系120は何らかの方法で移動される必要がある。一実施形態では、板ガラス105はエアテーブル130上に配置されてもよく、デジタルカメラ110及び照明系120の位置に対して垂直方向に移動される。次に、デジタルカメラ110及び照明系120は、スライド機構140によって板ガラス105の一方の側から他方の側へと水平方向に移動され、この間、デジタルカメラ110が画像を取得する。次に、板ガラス105はエアテーブル130によって垂直方向に移動される。このプロセスは、コンピュータ115が板ガラス105の全領域を検査するまで繰り返される。コンピュータ115によって識別され得る欠陥のタイプには、例えば、(1)板ガラス105の表面の粒子、(2)板ガラス105の内部の粒子(例えばシリカ粒子)、(3)板ガラス105の表面の傷、(4)板ガラス105の表面の不連続、又は(5)板ガラス105の内部の気泡が含まれる。
【0016】
上記から、撮像系102(例えばデジタルカメラ110及びコンピュータ115)及び照明系115を含む検査装置100(図2〜図5参照)を用いて、板ガラス105(例えばLCDガラス基板105)の表面及び内部の欠陥を検査して識別できることが、当業者は容易に認識できよう。好ましい実施形態では、照明系120は、光102を発するストロボライト123と、発光された光102の一部分を反射する球面反射器124及び主反射器125とを含む。照明系120は、発光された光及び反射された光102の一部分を遮断する暗視野パッチ126と、発光された光及び反射された光102の暗視野パッチ126によって遮断されなかった部分を拡散する拡散器127とを更に含む。照明系120は、拡散器127によって拡散された光102を収容して、開口部137を通って板ガラス105の部分104を照らす方向に拡散光102を向かわせる照明器スヌート128を更に含む。撮像系102、具体的には板ガラス105の他方の側に配置されたデジタルカメラ110は、画像を取得し、この画像は、板ガラス105の部分104に欠陥があるか否かを判定するためにコンピュータ115によって解析される。
【0017】
好ましい実施形態では、球面反射器124及び主反射器125は、特定の分光帯域における反射率を高めるために、電鋳法やダイヤモンド旋盤に続くコーティングによって形成されたエンハンスドアルミ(enhanced aluminum)コーティング(例えば)等のミラー内面を有する。例えば、球面反射器124を直角に対して最適化し、主反射器125を45°に対して最適化するというように、コーティングを特定の入射角に対して最適化できる。尚、球面反射器124は必須ではないが、ストロボによって発光された光をより多く集光することにより、FOV(視野)104における光強度を高めるのに有用である。効率が高まることにより、照明系120の長さ及び径を低減することができる。
【0018】
更に別の実施形態では、照明系120は明視野モードで動作してもよく、この場合、暗視野パッチ126は除かれ、ストロボライト123から発光された光102が直接透明な板ガラス105を通過し、デジタルカメラ110は明視野画像を取得する。明視野モードでは、内包物や傷等の欠陥は、光102の一部を遮断するので、暗い点として現れる。ガラスの屈折率の局所的な変化を生じる欠陥は、明るい点として又は明るい点と暗い点の組み合わせとして現れる。しかし、暗視野モードで動作する照明系120では、明視野画像よりコントラストが高く、且つ小さい欠陥に対する感度が明視野画像よりも高い画像を捕捉できることを認識されたい。
【0019】
本発明の検査装置100は、従来のアナログカメラ/照明系の代わりに、広領域走査型デジタルカメラ110(例えば、Basler A200シリーズのデジタルカメラ110)及び照明系120を用いる。デジタルカメラ110は、約30×30mmの視野を有し得るので、欠陥走査領域が実効上3倍になり、マクロ走査撮像時間が従来のアナログカメラ/照明系の半分に削減される。照明系120は、特別に設計された反射器124及び125と、照明器スヌート128と、拡散器127と、暗視野パッチ126とで構成される。反射器124、125、並びに照明器スヌート128は、意図された視野の均一な照明を提供すると共にストロボライト123の損失を最小限にするために、特定のストロボライト123の光源を囲んで設計される点が独特である。以下に、本発明の例示的な長所の一部を挙げる。
【0020】
1)板ガラス105の欠陥の正確な暗視野画像を得るために必要な十分な光強度及び光の均一性が提供される。
【0021】
2)実効上の視野が従来の検査装置の3倍になり、板ガラス105の検査時間が低減される。
【0022】
3)ストロボライト123の動作に必要な電力が低減され、ストロボライト123の寿命が増える。
【0023】
4)コストが高く寿命が短いファイバ束を用いる必要がなくなる。
【0024】
5)同じ視野を有する従来の集光光学系と比べてコンパクトな照明器の設計が可能になる。
【0025】
本発明の一実施形態を添付の図面に図示すると共に上記詳細説明において説明したが、本発明は開示された実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲によって述べられ且つ定義される本発明の精神から逸脱することなく、多くの再構成、変形及び置き換えが可能であることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明による検査装置の基本的な構成要素を示す図
【図2】図1に示されている検査装置の一部である照明系の斜視図
【図3】図2に示されている照明系のストロボライトの固定に用いられる取り付けアセンブリの斜視図
【図4】図2に示されている照明系で用いられる球面反射器の斜視図
【図5】図2に示されている照明系で用いられる主反射器の斜視図
【図6】本発明による板ガラスの表面及び内部の欠陥を識別するための好ましい方法の基本的なステップを示すフローチャート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
板ガラスの欠陥を識別するための検査装置であって、
カメラと照明系とを備え、
前記照明系が、
光を発するストロボライトと、
前記発光された光の一部分を反射する主反射器と、
前記発光された光及び前記反射された光を前記板ガラスの一部分にわたって拡散させる拡散器と
を含み、
前記板ガラスの一方の側に配置された前記カメラが、前記板ガラスの他方の側に配置された前記照明系から発せられた前記拡散光によって照らされた前記板ガラスの前記部分に欠陥があるか否かを示す画像を生成することを特徴とする検査装置。
【請求項2】
前記板ガラスを移動させる移動装置と、
前記板ガラスのマクロ画像マップを作成するための複数の画像を前記カメラが生成できるよう前記カメラ及び前記照明系を移動させるスライド装置と、
を更に備えることを特徴とする請求項1記載の検査装置。
【請求項3】
前記照明系が、ガラスの欠陥箇所で散乱しない光の部分が前記カメラの対物レンズに到達しないよう遮断することによって前記カメラの対物レンズのグレアを解消する照明器スヌートを含むことを特徴とする請求項1記載の検査装置。
【請求項4】
前記照明系が、前記ストロボライトから発光された光の一部分を前記主反射器及び前記拡散器に向かわせる球面反射器を含むことを特徴とする請求項1記載の検査装置。
【請求項5】
前記照明系が、前記カメラが前記板ガラスの前記部分の暗視野画像を生成できるように前記ストロボライトから発光された光の一部分を遮断する暗視野パッチを更に含むことを特徴とする請求項1記載の検査装置。
【請求項6】
前記欠陥が、
前記板ガラスの表面の粒子、
前記板ガラスの内部の粒子、
前記板ガラスの表面の傷、
前記板ガラスの表面の不連続、
前記板ガラスの内部の気泡、または
マイクロレンズ又はシリカ内包として知られる前記ガラスの屈折率の局所的逸脱、
を含むことを特徴とする請求項1記載の検査装置。
【請求項7】
板ガラスの欠陥を識別する方法であって、
カメラ及びコンピュータを含む撮像系を設ける工程と、
光を発するストロボライトと、前記発光された光の一部分を反射する主反射器と、前記発光された光及び前記反射された光を前記板ガラスの一部分にわたって拡散させる拡散器とを含む照明系を設ける工程と、
前記板ガラスの一方の側に配置された前記カメラが、前記板ガラスの前記カメラとは反対側に配置された前記照明系から発せられた前記拡散光によって照らされた前記板ガラスの前記部分に欠陥があるか否かを判定するために前記コンピュータによって解析される画像を生成できるように、前記カメラ及び前記照明系を動作させる工程と、
を有してなることを特徴とする方法。
【請求項8】
前記板ガラスのマクロ画像マップを作成するための複数の画像を前記カメラが生成できるよう前記板ガラスを移動させる工程を更に備えることを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記照明系が、前記ストロボライトから発光された光の一部分を前記主反射器及び前記拡散器に向かわせる球面反射器を含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項10】
前記照明系が、前記カメラが前記板ガラスの前記部分の暗視野画像を生成できるように前記ストロボライトから発光された光の一部分を遮断する暗視野パッチを更に含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項11】
前記欠陥が、
前記板ガラスの表面の粒子、
前記板ガラスの内部の粒子、
前記板ガラスの表面の傷、
前記板ガラスの表面の不連続、
前記板ガラスの内部の気泡、または
マイクロレンズ又はシリカ内包として知られる前記ガラスの屈折率の局所的逸脱、
を含むことを特徴とする請求項7記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2008−519257(P2008−519257A)
【公表日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−539043(P2007−539043)
【出願日】平成17年10月24日(2005.10.24)
【国際出願番号】PCT/US2005/038370
【国際公開番号】WO2006/049953
【国際公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(397068274)コーニング インコーポレイテッド (1,222)
【Fターム(参考)】