説明

案内情報生成装置、案内情報生成方法および案内情報生成プログラム

【課題】道路が接続しない目的地点が検索された場合でも、当該目的地点に行くために相応しい到着地点を案内する。
【解決手段】目的地の検索条件を示す検索条件情報を検索サーバに送信し、前記検索条件に基づいて前記検索サーバが検索した地点である目的地点に関する目的地点情報を前記検索サーバから取得し、道路が接続された候補地点に関する候補地点情報を当該地点と対応付けて記録した候補地点データベースにおいて、前記目的地点情報との類似度が所定基準以上となる前記候補地点情報が対応付けられた前記候補地点を到着地点として特定し、前記到着地点が特定できた場合に、前記到着地点までの経路を示す第1案内情報を生成し、前記到着地点が特定できなかった場合に、道路上の地点のうち前記目的地点に最も近い地点までの経路を示す第2案内情報を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、案内情報生成装置、案内情報生成方法および案内情報生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット上の検索プロバイダによる検索結果を利用して、ナビゲーション装置に案内させる地点を特定する技術が提案されている。特許文献1では、ナビゲーション装置においてユーザから受け付けた検索キーワードに一致する地点が検索できなかった場合に、当該検索キーワードに関連する別の検索キーワードを検索プロバイダが取得し、当該別の検索キーワードに一致する地点をナビゲーション装置が再度を検索する技術が開示されている。インターネット上の検索プロバイダが検索に使用するデータベースは、ナビゲーション装置が備えるデータベースよりも膨大な量のデータを格納するため、検索プロバイダを利用することにより、ナビゲーション装置単独では検索できない地点も検索することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−256163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、検索プロバイダの検索結果は、ナビゲーション装置が利用する情報として相応しくない場合がある。すなわち、検索プロバイダのデータベースには、道路と接続しない地点も多く登録されるため、検索プロバイダの検索結果に基づいて目的地を案内した場合に、目的地点までの経路を探索できなかったり、目的地点付近の道路上の地点であって車両を到着させるには相応しくない地点までの経路を案内してしまうという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたものであり、道路が接続しない目的地点が検索された場合でも、当該目的地点に行くために相応しい到着地点を案内することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の目的を達成するため、本発明において、検索条件情報送信手段は、目的地の検索条件を示す検索条件情報を検索サーバに送信する。目的地点情報取得手段は、検索条件に基づいて検索サーバが検索した地点である目的地点に関する目的地点情報を検索サーバから取得する。すなわち、検索条件情報送信手段が送信した検索条件情報の返答として、目的地点情報取得手段は目的地点情報を検索サーバから取得する。到着地点特定手段は、道路と接続された候補地点に関する候補地点情報を当該候補地点と対応付けて記録した候補地点データベースにおいて、目的地点に関する目的地点情報との類似度が所定基準以上となる候補地点情報が対応付けられた候補地点を到着地点として特定する。そして、案内情報生成手段は、到着地点が特定できた場合に、到着地点までの経路を示す第1案内情報を生成する。一方、案内情報生成手段は、到着地点が特定できなかった場合、すなわち目的地点情報との類似度が所定基準以上となる候補地点情報が候補地点データベースに記録されていない場合に、道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点までの経路を示す第2案内情報を生成する。
【0006】
以上の構成において、検索サーバによって検索された目的地点に関する目的地点情報との類似度が所定基準以上となる候補地点情報が対応付けられた到着地点が特定できた場合には、当該到着地点までの経路を案内させることができる。すなわち、道路と接続された候補地点が到着地点として特定されるため、案内情報生成手段は、目的地点が道路と接続する地点であるか否かに拘わらず、確実に到着地点まで接続する経路を得ることができ、当該経路を示す第1案内情報を生成できる。
【0007】
ここで、地点データベースに候補地点情報が記録される候補地点は道路が接続する地点であり、当該候補地点に接続する道路は車両が走行できる車道であってもよいし、自転車が走行可能な自転車道であってもよいし、歩行者が歩行可能な歩道であってもよいし、これらを組み合わせた道路であってもよい。すなわち、車両において案内を行わせる場合には、車両が到着地点に到着できるように車道が接続された到着地点を特定すればよい。また、歩行者への案内を行わせる場合には、歩行者が到着地点に到着できるように歩道が接続された到着地点を特定すればよい。すなわち、案内対象の移動手段によって移動できる道路が接続された地点を到着地点として特定することが望ましい。さらに、車両が到着地点に到着する場合には、当該到着地点に対応する施設に車両が進入でき、さらに当該施設内に駐停車するためのスペースが設けられていることが望ましい。すなわち、車両のように到着地点にて駐停車する必要がある移動手段のための案内を行う場合には、駐停車施設に対応する地点を到着地点として案内するのが望ましい。地点データベースに候補地点情報が記録される候補地点は、案内対象の移動手段によって到着するのに適した施設に対応する地点であることが望ましい。案内対象の移動手段によって到着するのに相応しい施設に対応する地点を候補地点とした地点データベースを用意しておけば、案内対象の移動手段によって到着するのに相応しい到着地点までの経路を案内させることができる。
一方、到着地点が特定できなかった場合には、案内情報生成手段は、道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点までの経路を示す第2案内情報を生成する。従って、到着地点が特定できなかった場合でも、経路が案内できなくなることが防止できる。
【0008】
ここで、目的地点に関する目的地点情報との類似度が所定基準以上となる候補地点情報が対応付けられた候補地点は、目的地点に対応する施設と独立した施設ではなく、目的地点に対応する施設の付属施設に対応する地点であると推定できる。目的地点に対応する施設の付属施設に対応する候補地点については、目的地点と類似度の高い情報が対応付けられる可能性が高いからである。このように、目的地点に対応する施設の付属施設に対応する候補地点が到着地点として特定できるため、ユーザは、まず道路と接続された到着地点に到着してから、当該到着地点が付属する施設に対応する目的地点へ行くことができる。さらに、到着地点は道路と接続された地点であるため、目的地点が道路と接続されていない地点であっても確実に到着地点に到着してから目的地点へ行くことができる。
【0009】
到着地点特定手段は、目的地点情報との類似度が所定基準以上となる候補地点情報が対応付けられた候補地点を到着地点として特定すればよく、目的地点と候補地点に関する各種情報の類似度に基づいて到着地点を特定することができる。例えば、目的地点情報と候補地点情報とが互いに対応する複数項目の情報項目についての情報を含む場合に、互いの情報が一致する情報項目の項目数や割合が所定閾値以上の場合に、目的地点情報と候補地点情報との類似度が所定基準以上であるとしてもよい。目的地点情報と候補地点情報とが示す情報の情報項目の例として、目的地点と候補定点の名称や住所や電話番号等が挙げられる。
【0010】
本発明の案内情報生成装置は、単独の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されてもよい。例えば、案内情報生成装置を構成するすべての手段がナビゲーション装置等の車載器に備えられてもよいし、案内情報生成装置を構成するすべての手段が検索サーバとは別の案内サーバに備えられてもよい。後者の場合、案内サーバにて第1案内情報および第2案内情報を生成しておき、これらを車載器に送信することにより、当該車載器において到着地点までの経路を案内させることができる。さらに、案内情報生成装置を構成する各手段は、車載器と案内サーバとに分散して備えられてもよい。例えば、案内サーバが到着地点を特定し、車載器が第1案内情報と第2案内情報とを生成してもよい。
【0011】
また、案内情報生成手段は、到着地点までの経路のみを示す第1案内情報を生成してもよいし、到着地点までの経路とともに目的地点の位置を示す第1案内情報を生成してもよい。後者の場合、ユーザは到着地点から目的地点との位置関係を認識できる。また、目的地点の位置を案内することにより、ユーザの意図通りの目的地点が案内されていることを認識できる。例えば、目的地点に対応する施設に付属する駐車場に対応する到着地点までの経路のみが案内された場合、当該経路の終点としての到着地点の位置を認識できるが、当該到着地点がユーザの意図通りの目的地点に行くためのものであるか否かが疑わしいと感じる場合も生じ得る。これに対して、目的地点の位置も案内しておけば、意図通りの目的地点に行くための駐車場までの経路が案内されていることが認識できる。
また、案内情報生成手段は、表示により到着地点までの経路を案内させる第1案内情報および第2案内情報を生成してもよいし、音声により到着地点までの経路を案内させる第1案内情報および第2案内情報を生成してもよい。さらに、案内情報生成手段は、道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点までの経路とともに、目的地点の位置を示す第2案内情報を生成してもよい。
【0012】
なお、本発明のように、目的地点情報に基づいて特定した到着地点までの経路を案内する手法は、この処理を行う方法やプログラムとしても適用可能である。また、本発明の手法を適用した案内情報生成装置、方法、プログラムは、単独の装置として実現される場合もあれば、複数の装置として実現される場合もある。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、案内情報生成装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】目的地点案内システムを示すブロック図である。
【図2】(2A),(2B)は目的地点案内処理のフローチャートである。
【図3】目的地案内画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)目的地点案内システムの構成:
(2)目的地点案内処理:
(3)他の実施形態:
【0015】
(1)目的地点案内システムの構成:
まず、目的地点案内システム1のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態にかかる目的地点案内システム1の構成を示すブロック図である。目的地点案内システム1は、案内サーバ10と検索サーバ20と車載器としてのナビゲーション装置30とを含む。ナビゲーション装置30は図示しない車両に備えられており、車両に備えられたナビゲーション装置30と案内サーバ10とが双方向通信する。図示しないが車両およびナビゲーション装置30は複数対存在し得る。案内サーバ10と検索サーバ20とは双方向通信する。なお、本実施形態において、案内対象とする移動手段は車両である。
【0016】
案内サーバ10と検索サーバ20とナビゲーション装置30とは、それぞれ制御部11,21,31と通信部12,22,32と記録媒体13,23,33とを備える。制御部11,21,31はそれぞれ図示しないCPU,ROM,RAMを備え、ROMや記録媒体13,23,33に記録されたプログラムデータをRAMに展開して各種プログラムを実行する。案内サーバ10の通信部12とナビゲーション装置30の通信部32とは、例えば電波を用いた無線通信手段により双方向通信を実現する。なお、通信部32はナビゲーション装置30に備えられてもよいし、ナビゲーション装置30と通信する携帯電話等の別装置によって構成されてもよい。案内サーバ10の通信部12と検索サーバ20の通信部22とは、例えばインターネットを介して双方向通信を実現する。
【0017】
次に、案内サーバ10のソフトウェア構成について説明する。図1に示すように、案内サーバ10の制御部11は位置情報提供プログラム110を実行する。位置情報提供プログラム110は、第1検索条件情報送信部110aと目的地点情報取得部110bと到着地点特定部110cと位置情報送信部110dとを含む。
【0018】
第1検索条件情報送信部110aは、目的地の検索条件を示す検索条件情報CIを検索サーバ20に送信する機能を制御部11に実行させるためのモジュールである。すなわち、第1検索条件情報送信部110aの機能により制御部11は、図1に示すように検索条件情報CIをナビゲーション装置30から受信すると、当該検索条件情報CIを検索サーバ20に送信する。目的地の検索条件は、ナビゲーション装置30がユーザから受け付けた単数または複数の検索キーワードである。
【0019】
目的地点情報取得部110bは、検索条件に基づいて検索サーバ20が検索した地点である目的地点に関する目的地点情報を検索サーバ20から取得する機能を制御部11に実行させるためのモジュールである。すなわち、目的地点情報取得部110bの機能により制御部11は、図1に示すように検索条件情報CIの返答として目的地点情報DIを検索サーバ20から受信する。この目的地点情報DIは、検索条件情報CIが示す検索条件に基づいて検索サーバ20が検索した目的地点の位置と名称と住所と電話番号とを少なくとも示す。
【0020】
到着地点特定部110cは、道路に接続された候補地点に関する候補地点情報を当該候補地点に対応付けて記録した候補地点DB(データベース)13aにおいて、目的地点情報DIとの類似度が所定の基準類似度以上の候補地点情報が対応付けられた候補地点を到着地点として特定する機能を制御部11に実行させるためのモジュールである。ここで、候補地点DB13aは、道路が接続する候補地点のそれぞれについて少なくとも候補地点の位置と名称と住所と電話番号とを示す候補地点情報を対応付けて記録したデータベースである。なお、候補地点DBに候補地点情報が記録される候補地点は、車両が走行できる道路と接続された地点であり、かつ、車両が到着するのに相応しい施設、すなわち車両が外部の道路から内部へと進入でき、さらに内部に駐停車するためのスペースが設けられる施設内の地点である。本実施形態では、駐車場や降車場内の地点を候補地点とし当該候補地点に関する候補地点情報が候補地点DBに記録される。
【0021】
到着地点特定部110cの機能により制御部11は、候補地点DB13aを参照することにより、目的地点情報DIが示す目的地点の名称と住所と電話番号とのいずれか1項目以上の情報項目について一致する情報を示す候補地点情報が対応付けられ候補地点を、目的地点情報DIとの類似度が所定の基準類似度以上の候補地点情報が対応付けられた候補地点である到着地点として特定する。すなわち、到着地点の目的地点の名称と住所と電話番号のうちの1項目以上は、目的地点情報DIが示す目的地点の名称と住所と電話番号と一致する。
【0022】
位置情報送信部110dは、到着地点が特定できた場合に、目的地点の位置と、到着地点の位置とを示す第1位置情報PI1を生成し、当該第1位置情報PI1をナビゲーション装置30に送信する機能を制御部11に実行させるモジュールである。すなわち、位置情報送信部110dの機能により制御部11は、目的地点情報DIが示す目的地点の位置と、候補地点DBにて到着地点に対応付けられた位置とを取得し、これらの位置を示す第1位置情報PI1を生成し、ナビゲーション装置30に送信する。また、到着地点が特定できなかった場合に、位置情報送信部110dの機能により制御部11は、目的地点情報DIが示す目的地点の位置を示す第2位置情報PI2を生成し、ナビゲーション装置30に送信する。
【0023】
次に、検索サーバ20のソフトウェア構成について説明する。図1に示すように、検索サーバ20の制御部21は検索プログラム210を実行する。検索プログラム210は、目的地点情報送信部210aを含む。目的地点情報送信部210aの機能により制御部21は、案内サーバ10から検索条件情報CIを受信し、検索条件情報CIが示す検索条件(検索キーワード)に一致する目的地点を検索する。検索サーバ20の記録媒体23には目的地点DB(データベース)23aが記録されており、制御部21は、当該目的地点DB23aを参照することにより目的地点を検索する。目的地点DB23aにおいては、車両が走行できる道路と接続する地点のみならず、車両が走行できるいずれの道路とも接続しない地点についても少なくとも位置と名称と住所と電話番号とキーワードとが対応付けて記録されている。キーワードとは、地点に関連するインターネット上の記述(地点に関する記述がなされたWEBページにおける記述等)から抽出された文字列(文字)である。
【0024】
目的地点情報送信部210aの機能により制御部21は、目的地点DB23aにおいて、検索条件の単数または複数の検索キーワードと一致するキーワードが対応付けられた地点を目的地点として検索する。目的地点情報送信部210aの機能により制御部21は、検索した目的地点に対応づけられた位置と名称と住所と電話番号とを目的地点DB23aから取得し、当該位置と名称と住所と電話番号とを示す目的地点情報を生成し、案内サーバ10へ送信する。なお、本実施形態において検索サーバ20は、いわゆるインターネット検索プロバイダが管理するサーバであり、候補地点DB13aよりも遙かに大きいデータ量の目的地点DB23aを記録する。目的地点DB23aにおいては候補地点DB13aよりも地点が細分化されており、細分化された地点ごとに詳細な位置が記録されている。
【0025】
次に、ナビゲーション装置30のソフトウェア構成について説明する。図1に示すように、ナビゲーション装置30の制御部31はナビゲーションプログラム310を実行する。ナビゲーションプログラム310は、第2検索条件情報送信部310aと案内情報生成部310bと案内制御部310cとを含む。第2検索条件情報送信部310aは、検索条件をユーザから受け付け、当該検索条件を示す検索条件情報CIを案内サーバ10へ送信する機能を制御部31に実行させるモジュールである。第2検索条件情報送信部310aの機能により制御部31は、図示しない入力装置を介してユーザから検索条件としての検索キーワードの入力を受け付け、当該検索条件を示す検索条件情報CIを生成する。
【0026】
案内情報生成部310bは、到着地点が特定できた場合に到着地点までの経路を示す第1案内情報GI1を生成し、到着地点が特定できなかった場合に、道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点までの経路を示す第2案内情報GI2を生成する機能を制御部31に実行させるためのモジュールである。すなわち、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、第1位置情報PI1または第2位置情報PI2を取得する。そして、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、目的地点の位置と到着地点の位置の双方を示す第1位置情報PI1を取得した場合に、記録媒体33に記録された地図情報33aを参照することにより、車両の現在位置から到着地点の位置までを接続する経路を公知の経路探索手法により探索し、当該経路を示す第1案内情報GI1を生成する。一方、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、目的地点の位置のみを示す第2位置情報PI2を取得した場合に、記録媒体33に記録された地図情報33aを参照することにより、道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点を特定し、車両の現在位置から当該地点までを接続する経路を公知の経路探索手法により探索し、当該経路を示す第2案内情報GI2を生成する。なお、地図情報33aにおいては、道路に対応するリンクを特定するリンクデータと、リンクの接続点を示すノードを特定するノードデータとが含まれる。また、車両の現在位置は、図示しないGPS受信部や車速センサからの出力信号等に基づいて特定される。
【0027】
案内制御部310cは、第1案内情報GI1に基づいて到着地点までの経路と目的地点の位置とを案内させ、第2案内情報GI2に基づいて道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点までの経路を案内させる機能を制御部31に実行させるモジュールである。すなわち、案内制御部310cの機能により制御部31は、第1案内情報GI1が取得された場合に、地図情報33aに基づいて図示しない表示装置に地図を表示させるとともに、当該地図上において車両の現在位置から到着地点の位置までの経路と目的地点の位置とを表示させる。一方、案内制御部310cの機能により制御部31は、第2案内情報GI2が取得された場合に、地図情報33aに基づいて図示しない表示装置に地図を表示させるとともに、当該地図上において車両の現在位置から、道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点までの経路と目的地点の位置とを表示させる。
【0028】
以上の構成において、検索サーバ20によって検索された目的地点に関する目的地点情報DIとの類似度が所定基準以上となる候補地点情報が対応付けられた到着地点が特定できた場合には、当該到着地点までの経路を案内させることができる。すなわち、道路と接続された候補地点が到着地点として特定されるため、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、目的地点が道路と接続する地点であるか否かに拘わらず、確実に到着地点まで接続する経路を得ることができ、当該経路を示す第1案内情報GI1を生成できる。
【0029】
ここで、候補地点DB13aに候補地点情報が記録される候補地点は道路に接続する地点であり、当該地点に接続する道路は車両が走行できる車道である。すなわち、本実施形態のように車両において案内を行わせる場合に、車両が到着地点に到着できるように車道が接続された候補地点を到着地点として特定できる。さらに、車両が到着地点に到着する場合には、当該到着地点にて駐停車するためのスペースが設けられていることが望ましい。すなわち、車両のように到着地点にて駐停車する必要がある移動手段のための案内を行う場合には、駐停車施設に対応する地点を到着地点として案内するのが望ましい。本実施形態では、地点DB13aに候補地点情報が記録される候補地点は、車両によって到着するのに適した施設(駐車場、降車場)内の地点であるため、車両によって到着するのに相応しい到着地点までの経路を案内させることができる。
一方、到着地点が特定できなかった場合には、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点までの経路を示す第2案内情報を生成する。従って、到着地点が特定できなかった場合でも、経路が案内できなくなることが防止できる。
【0030】
ここで、目的地点に関する目的地点情報DIとの類似度が所定基準以上となる候補地点情報が対応付けられた候補地点は、目的地点に対応する施設と独立した施設ではなく、目的地点に対応する施設の付属施設に対応する地点であると推定できる。目的地点に対応する施設の付属施設に対応する候補地点については、目的地点と類似度の高い情報が対応付けられる可能性が高いからである。本実施形態において到着地点特定部110cの機能により制御部11は、目的地点の位置との名称と住所と電話番号との1項目以上が一致する候補地点を到着地点として特定するため、ユーザは、まず道路と接続された到着地点に到着してから、当該到着地点が付属する施設に対応する目的地点へ行くことができる。さらに、到着地点は道路と接続された地点であるため、目的地点が道路と接続されていない地点であっても確実に到着地点に到着してから目的地点へ行くことができる。
【0031】
また、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、到着地点が特定できた場合に、到着地点までの経路とともに目的地点の位置を示す第1案内情報GI1を生成する。これにより、ユーザは到着地点から目的地点との位置関係を認識できる。本実施形態では、検索サーバ20が目的地点を検索するために参照する目的地点DB23aが目的地点の位置を詳細に特定するため、ユーザは到着地点から目的地点との位置関係を詳細に認識できる。また、目的地点の位置を案内することにより、ユーザの意図通りの目的地点が案内されていることを認識できる。例えば、目的地点の駐車場としての到着地点までの経路のみが案内された場合、当該到着地点の位置を認識できるが、当該到着地点がユーザの意図通りの目的地点に行くためのものであるか否かが疑わしいと感じる場合も生じ得る。これに対して、目的地点の位置も案内しておけば、意図通りの目的地点に行くための駐車場までの経路が案内されていることが認識できる。
【0032】
(2)目的地点案内処理:
図2Aは目的地点案内処理のうちナビゲーション装置30が実行する処理のフローチャートであり、図2Bは目的地点案内処理のうち案内サーバ10が実行する処理のフローチャートである。まず、図2Aに示すように第2検索条件情報送信部310aの機能によりナビゲーション装置30の制御部31は、図示しない入力装置を介してユーザから検索条件としての検索キーワードの入力を受け付け、当該検索条件を示す検索条件情報CIを案内サーバ10へ送信する(S110)。ここでは、検索条件として検索キーワード"XY公園"が受け付けられた場合を例に挙げて説明する。検索条件情報CIを送信すると、制御部31は、検索条件情報CIの返答として案内サーバ10から第1位置情報PI1または第2位置情報PI2を受信するまで待機する(S120)。
【0033】
図2Bに示す案内サーバ10の処理は、案内サーバ10がナビゲーション装置30から検索条件情報CIを受信したことをトリガーとして開始する。なお、案内サーバ10の処理が実行される期間において、ナビゲーション装置30は第1位置情報PI1または第2位置情報PI2を受信するまで待機することとなる(S120)。案内サーバ10がナビゲーション装置30から検索条件情報CIを受信すると、第1検索条件情報送信部110aの機能により案内サーバ10の制御部11は、当該検索条件情報CIを検索サーバ20に送信する(S210)。次に、目的地点情報取得部110bの機能により制御部11は、検索条件情報CIの返答として目的地点情報DIを検索サーバ20から受信するまで待機する(S220)。
【0034】
案内サーバ10が検索条件情報CIを検索サーバ20に送信すると(S210)、目的地点情報送信部210aの機能により検索サーバ20の制御部21は、検索条件情報CIが示す検索条件に一致する目的地点を検索する。目的地点情報送信部210aの機能により制御部21は、検索条件の検索キーワードに一致するキーワードが対応付けられた地点を目的地点DB23aにて検索する。目的地点を検索すると、目的地点情報送信部210aの機能により制御部21は、検索した目的地点に対応付けられた名称と住所と電話番号と位置とを少なくとも示す目的地点情報DIを生成し、当該目的地点情報DIを案内サーバ10に送信する。なお、本実施形態において、目的地点情報送信部210aの機能により制御部21は、検索キーワードに一致するキーワードが対応付けられた地点が複数検索された場合には、当該検索された地点のうち最も選択頻度の高い地点を目的地点とする。
【0035】
選択頻度は、検索サーバ20が以下の統計処理を行うことにより予め得られている。本実施形態の検索サーバ20は、インターネット上に設けられたいわゆる検索プロバイダであり、インターネット上の多数のクライアント端末(PC,PDA,携帯電話等)からの要求に応じて地図検索サービスを提供する。この地図検索サービスでは、検索サーバ20は、クライアント端末から指定された検索キーワードに一致するキーワードに対応付けられた地点を目的地点DB23aにて検索する。検索サーバ20は、当該検索した地点の位置を示すマーカを地図上に表示させるための情報をクライアント端末に送信する。検索キーワードに一致するキーワードが対応付けられた地点が複数検索された場合、検索サーバ20は、これらの地点のそれぞれについて、マーカを表示させるための情報をクライアント端末に送信する。そして、クライアント端末にてマーカが選択されると、検索サーバ20は、当該マーカに対応する地点が選択されたとして、当該地点に対応付けられたWEBページのURLをクライアント端末に送信する。検索サーバ20は、検索キーワードごとに、地点が選択された頻度を選択頻度として統計している。クライアント端末においてユーザは、地図上にて位置を確認しながらマーカを選択するため、ユーザが意図した検索対象の位置としての信憑性の高い位置や、ユーザの注意を惹く位置に表示されたマーカに対応する地点ほど選択頻度が高くなる。従って、不正確な位置が対応付けられた地点の選択頻度は低くなる。また、ユーザが意図した検索対象が地図上にてある程度広い領域を占め、当該領域内に複数のマーカが表示される場合、検索対象の象徴的な位置に表示されたマーカに対応する地点ほど選択頻度が高くなる。
【0036】
図2BのS220において案内サーバ10が目的地点情報DIを受信すると、到着地点特定部110cの機能により制御部11は、到着地点を特定し、到着地点が特定できたか否かを判定する(S230)。すなわち、到着地点特定部110cの機能により制御部11は、候補地点DB13aを参照することにより、目的地点の名称と住所と電話番号との1項目以上が一致する名称と住所と電話番号とを示す候補地点情報が対応付けられた候補地点を到着地点として検索する。そして、到着地点特定部110cの機能により制御部11は、到着地点が一つも検索できなかった場合には、到着地点が特定できなかったと判定する。一方、到着地点特定部110cの機能により制御部11は、到着地点が一つでも検索できた場合には、到着地点が特定できたと判定する。
【0037】
ステップS230にて到着地点が特定できなかったと判定された場合、位置情報送信部110dの機能により制御部11は、目的地点情報DIが示す目的地点の位置を取得し、当該位置を示す第2位置情報PI2を生成する(S240)。一方、ステップS230にて到着地点が特定できたと判定された場合、位置情報送信部110dの機能により制御部11は、目的地点情報DIが示す目的地点の位置と候補地点DBに記録された到着地点の位置とを取得し、これらの位置を示す第1位置情報PI1を生成する(S250)。なお、複数の到着地点が特定された場合には、目的地点情報DIと情報が一致する情報項目の項目数が最も大きい候補地点情報が対応付けられた到着地点の位置と、目的地点情報DIが示す目的地点の位置とを示す第1位置情報PI1を生成する。
そして、位置情報送信部110dの機能により制御部11は、ステップS240またはステップS250にて生成した第2位置情報PI2または第1位置情報PI1をナビゲーション装置30に送信する(S260)。
【0038】
図2AのステップS120においてナビゲーション装置30が第1位置情報PI1を受信すると、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、記録媒体33に記録された地図情報33aを参照することにより、車両の現在位置から到着地点の位置までを接続する経路を示す第1案内情報GI1を生成する。そして、案内制御部310cの機能により制御部31は、地図情報33aに基づいて図示しない表示装置に地図を表示させるとともに、当該地図上において車両の現在位置から到着地点の位置までを接続する経路と目的地点の位置とを車両に備えられた図示しない表示装置にて表示させる。
【0039】
一方、ステップS230にて到着地点が特定できなかったと判定された場合、第2位置情報PI2に基づいて到着地点の位置を特定することができない。この場合には、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、記録媒体33に記録された地図情報33aを参照することにより、道路上の地点のうち目的地点の位置から最も近い地点までの経路を探索し、当該経路および目的地点の位置を示す第2案内情報GI2を生成する。そして、案内制御部310cの機能により制御部31は、地図情報33aに基づいて図示しない表示装置に地図を表示させるとともに、当該地図上において車両の現在位置から、道路上の地点のうち目的地点の位置に最も近い地点の位置までを接続する経路と目的地点の位置とを車両に備えられた図示しない表示装置にて表示させる。
【0040】
図3は、表示装置に表示された地図を示す図である。図3の例は、ステップS230にて到着地点が特定できた場合に表示された地図である。図3の地図において、目的地点の位置を示す位置マーカP1と、到着地点の位置を示す位置マーカP2と、車両の現在位置を示す車両マーカCと、現在位置から到着地点の位置までの経路を示す経路表示Rとが示されている。同図の例では、名称が"XY公園"である目的地点に対して、名称が"XY公園東駐車場"である到着地点が特定され、目的地点と到着地点との電話番号が互いに一致している。
【0041】
ところで、"XY公園"は車両が内部に進入できない。従って、"XY公園"に対して直接接続する経路を案内(探索)することはできない。これに対して、"XY公園東駐車場"は駐車場であり、外部の道路から内部へと車両が進入でき、かつ、内部に車両を駐車するスペースを有する。従って、経路を到着地点としての"XY公園東駐車場"まで接続させることができ、"XY公園"に付属し、かつ、車両が駐車可能な"XY公園東駐車場"までの経路を案内させることができる。
【0042】
さらに、図3の地図においては、"XY公園東駐車場"の位置を示す位置マーカP2ともに、"XY公園"の位置を示す位置マーカP1が表示されるため、これらの相対位置関係に基づいて、ユーザが車両を"XY公園東駐車場"に駐車させた後に向かうべき方向を認識できる。また、"XY公園東駐車場"の位置を示す位置マーカP2のみが表示された場合、ユーザの意図通りに"XY公園"が検索されたか否かが疑わしく感じられる場合も生じ得るが、"XY公園"の位置を示す位置マーカP1も表示することにより、意図通りの"XY公園"に行くためにまず"XY公園東駐車場"に到着すべきことを認識できる。さらに、検索サーバ20は、クライアント端末から検索キーワード"XY公園"が指定された場合の選択頻度が最も高い地点を目的地点とするため、多くのユーザが検索対象である"XY公園"の位置として認識する位置が対応付けられた地点が目的地点とされる。例えば、"XY公園"に象徴的な建物(図3の地図上の表示Bが対応)が存在する場合には、"XY公園"内に他の地点が存在していても、当該建物の位置に対応付けられた地点の選択頻度が最も高くなる。すなわち、"XY公園"の位置を示す位置マーカP1は、地図上における"XY公園"の表示領域内において"XY公園"を象徴的に表す位置に表示され、ユーザは意図した目的地が検索されたことを容易に認識できる。
【0043】
一方、ステップS230にて到着地点が特定できなかった場合には、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、道路上の地点のうち目的地点の位置から最も近い地点(図3の終点マーカV)までの経路を案内する。
【0044】
(3)他の実施形態:
本発明の案内情報生成装置は単独の装置であってもよく、例えば案内サーバ10が実行する各モジュール110a〜110dをナビゲーション装置30にて実行してもよい。すなわち、ナビゲーション装置30が検索条件情報CIを直接検索サーバ20に送信し、その返答として得られた目的地点情報DIに基づいてナビゲーション装置30が到着地点を特定してもよい。また、前記実施形態において、案内サーバ10において、到着地点までの経路を示す第1案内情報GI1、および、道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点までの経路を示す第2案内情報GI2を生成し、これらをナビゲーション装置30に送信してもよい。また、到着地点特定部110cの機能により制御部11は、車両を案内するために車道が接続する到着地点を特定したが、歩行者への案内を行わせるために歩道が接続する到着地点を案内してもよい。
【0045】
前記実施形態において、到着地点特定部110cの機能により制御部11は、目的地点情報と候補地点情報とが示す目的地点と候補地点の名称や電話番号等の複数の情報項目の情報のうち互いに一致する情報の項目数が1以上であれば、目的地点情報と候補地点情報との類似度が所定基準以上であるとしたが、情報が一致する項目数が所定の複数個以上である場合に、目的地点情報と候補地点情報との類似度が所定基準以上であるとしてもよい。さらに、情報が一致する項目の割合が所定の閾値以上である場合に、目的地点情報と候補地点情報との類似度が所定基準以上であるとしてもよい。また、名称等が一致する場合には、名称等に対応する文字の文字コードが一致する場合に限られず、文字コードが異なるが文字の意味が実質的に同義である場合も含み得る。例えば、アルファベットの大文字と小文字とが相違している場合でも一致するとしてもよいし、平仮名と片仮名が異なる場合でも一致するとしてもよいし、漢字と平仮名が変換可能な関係にある場合でも一致するとしてもよい。
【0046】
案内情報生成部310bの機能により制御部31は、到着地点までの経路のみを示す第1案内情報GI1を生成してもよく、必ずしも目的地点の位置も示す第1案内情報GI1を生成しなくてもよい。到着地点の近くまでユーザを案内することができれば、目的地点の位置を案内せずとも、ユーザが現実の視界にて目的地点を認識できるからである。また、案内情報生成部310bの機能により制御部31は、音声により到着地点までの経路を案内する第1案内情報GI1、および、道路上の地点のうち目的地点に最も近い地点まで経路を案内する第2案内情報GI2を生成してもよい。
【符号の説明】
【0047】
1…目的地点案内システム、10…案内サーバ、20…検索サーバ、30…ナビゲーション装置、11,21,31…制御部、12,22,32…通信部、13,23,33…記録媒体、13a…候補地点DB、23a…目的地点DB、33a…地図情報、110…位置情報提供プログラム、110a…検索条件情報送信部、110b…目的地点情報取得部、110c…到着地点特定部、110d…位置情報送信部、210…検索プログラム、210a…目的地点情報送信部、310…ナビゲーションプログラム、310a…検索条件情報送信部、310b…案内情報生成部、310c…案内制御部、P1,P2…位置マーカ,CI…検索条件情報、DI…目的地点情報、GI1…第1案内情報、GI2…第2案内情報、B…表示、C…車両マーカ、V…終点マーカ。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的地の検索条件を示す検索条件情報を検索サーバに送信する検索条件情報送信手段と、
前記検索条件に基づいて前記検索サーバが検索した地点である目的地点に関する目的地点情報を前記検索サーバから取得する目的地点情報取得手段と、
道路が接続された候補地点に関する候補地点情報を当該候補地点と対応付けて記録した候補地点データベースにおいて、前記目的地点情報との類似度が所定基準以上となる前記候補地点情報が対応付けられた前記候補地点を到着地点として特定する到着地点特定手段と、
前記到着地点が特定できた場合に、前記到着地点までの経路を示す第1案内情報を生成し、
前記到着地点が特定できなかった場合に、道路上の地点のうち前記目的地点に最も近い地点までの経路を示す第2案内情報を生成する案内情報生成手段と、
を備える案内情報生成装置。
【請求項2】
前記案内情報生成手段は、前記到着地点が特定できた場合に、前記到着地点までの経路とともに前記目的地点の位置を示す前記第1案内情報を生成する、
請求項1に記載の案内情報生成装置。
【請求項3】
目的地の検索条件を示す検索条件情報を検索サーバに送信する検索条件情報送信工程と、
前記検索条件に基づいて前記検索サーバが検索した地点である目的地点に関する目的地点情報を前記検索サーバから取得する目的地点情報取得工程と、
道路が接続された候補地点に関する候補地点情報を当該候補地点と対応付けて記録した候補地点データベースにおいて、前記目的地点情報との類似度が所定基準以上となる前記候補地点情報が対応付けられた前記候補地点を到着地点として特定する到着地点特定工程と、
前記到着地点が特定できた場合に、前記到着地点までの経路を示す第1案内情報を生成し、
前記到着地点が特定できなかった場合に、道路上の地点のうち前記目的地点に最も近い地点までの経路を示す第2案内情報を生成する案内情報生成工程と、
を含む案内情報生成方法。
【請求項4】
目的地の検索条件を示す検索条件情報を検索サーバに送信する検索条件情報送信機能と、
前記検索条件に基づいて前記検索サーバが検索した地点である目的地点に関する目的地点情報を前記検索サーバから取得する目的地点情報取得機能と、
道路が接続された候補地点に関する候補地点情報を当該候補地点と対応付けて記録した候補地点データベースにおいて、前記目的地点情報との類似度が所定基準以上となる前記候補地点情報が対応付けられた前記候補地点を到着地点として特定する到着地点特定機能と、
前記到着地点が特定できた場合に、前記到着地点までの経路を示す第1案内情報を生成し、
前記到着地点が特定できなかった場合に、道路上の地点のうち前記目的地点に最も近い地点までの経路を示す第2案内情報を生成する案内情報生成機能と、
をコンピュータに実行させる案内情報生成プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−2897(P2013−2897A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−133015(P2011−133015)
【出願日】平成23年6月15日(2011.6.15)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】