説明

棚在庫物品管理プログラム

【課題】倉庫棚に入庫された物品を容易にかつ確実に管理すること。
【解決手段】物品を倉庫棚30へ入庫する際に入庫処理部120が物品RFID70に記憶されている情報を棚RFID50に転記し、棚RFID50および物品RFID70を用いて在庫チェック部130が倉庫棚30に格納された物品を管理するよう構成する。また、在庫チェック部130は、検品が行われることなく倉庫棚30に入庫された物品や、異なる棚に格納された物品を定期的にチェックする。さらに、上位連携部150が、棚RFID50に記憶されている情報のうち上位サーバ60に送信されていない情報を送信し、上位サーバ60に異常が発生して上位サーバ60が送信された情報を受信できない場合に、一定時間経過後再度情報を送信することを上位サーバ60が受信するまで繰り返し、復旧処理部140が、上位サーバ60からの要求に応答して棚RFID50に累積記憶した情報を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムに関し、特に、倉庫棚に貼付されたRFIDタグを用いて物品の在庫状況を正確に管理することができる棚在庫物品管理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、倉庫棚に入庫された物品の管理は、物品に貼付されたバーコードを読み取り、読み取った情報をコンピュータで管理することによって行われていた。しかし、バーコードの場合には、人間が手動でバーコードリーダを用いて物品ごとにバーコードをスキャンする必要があり、バーコードの読み取りに手間がかかるという欠点があった。また、バーコードは汚れや破損により物品の情報が読み取れない場合があるという欠点もあった。
【0003】
そこで、バーコードの代わりにRFID(Radio Frequency Identification)タグ(無線ICタグ)を用いることによって、手動でスキャンする手間を省くことが行われている(例えば、特許文献1参照。)。RFIDタグの場合には、RFIDリーダを用いてRFIDタグに記録されている情報を無線を用いて自動的に読み出すことができ、バーコードと比較して簡単に物品の情報をコンピュータに入力することができる。また、RFIDタグは、コーティングされているため、汚れや破損に強いという長所もある。
【0004】
【特許文献1】特開2003−72919号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のRFIDタグおよびバーコードを用いた在庫管理システムでは、RFIDタグから読み取った情報をコンピュータの記憶装置に記憶して管理していた。したがって、在庫管理システムの構築には、コンピュータ、ネットワーク、RFIDリーダなどを含む大規模なシステムの構築が必要であるという問題があった。
【0006】
また、コンピュータの故障や保守でコンピュータが稼動していないときに物品の入庫があると、RFIDタグから読み取った情報をコンピュータに送信することができないため、入庫作業が制限を受けるという問題もあった。
【0007】
また、コンピュータの故障などによって在庫情報が失われる場合に備えて、大規模なリアルタイム・バックアップ・システムが必要であり、システムの開発・運用コストが高いという問題もあった。
【0008】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、倉庫棚に貼付されたRFIDタグを用いて物品の在庫状況を正確に管理することができる棚在庫物品管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムであって、倉庫棚に物品が入庫された際に、該物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された情報を倉庫棚に貼付されたRFIDタグである棚RFIDタグに転記する転記手順と、前記転記手順により棚RFIDタグに転記された情報および物品RFIDタグの情報に基づいて倉庫棚の物品に変動があったか否かを判定する変動判定手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、倉庫棚に物品が入庫された際に、物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された情報を倉庫棚に貼付されたRFIDタグである棚RFIDタグに転記し、棚RFIDタグに転記した情報および物品RFIDタグの情報に基づいて倉庫棚の物品に変動があったか否かを判定するよう構成したので、倉庫棚の物品の変動を容易に把握することができる。
【0011】
また、本発明は、倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムであって、前記物品に対して入荷の検品が行われた際に該物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された検品が完了したか否かを示す情報を用いて該物品の中に検品が完了していない未検品物品があるか否かの判定を行う未検品物品判定手順と、前記未検品物品判定手順により未検品物品があると判定された場合に、未検品物品があることを表示する未検品物品表示手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、物品に対して入荷の検品が行われた際に物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された検品が完了したか否かを示す情報を用いて物品の中に検品が完了していない未検品物品があるか否かの判定を行い、未検品物品があると判定した場合に、未検品物品があることを表示するよう構成したので、誤って倉庫棚に入庫された未検品物品が放置されていることを警告することができる。
【0013】
また、本発明は、倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムであって、前記物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグによって指定された棚と異なる棚に入庫された物品があるか否かの判定を行う入庫棚判定手順と、前記入庫棚判定手順により異なる棚に入庫された物品があると判定された場合に、異なる棚に入庫された物品があることを表示する異棚入庫表示手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグによって指定された棚と異なる棚に入庫された物品があるか否かの判定を行い、異なる棚に入庫された物品があると判定した場合に、異なる棚に入庫された物品があることを表示するよう構成したので、誤って異なる棚に入庫された物品が放置されていることを警告することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、倉庫棚の物品の変動を容易に把握することができるので、物品の在庫状況を正確に管理することができるという効果を奏する。
【0016】
また、本発明によれば、誤って倉庫棚に入庫された未検品物品が放置されていることを警告するので、未検品物品が放置されたままになってしまうことを防ぐことができるという効果を奏する。
【0017】
また、本発明によれば、誤って異なる棚に入庫された物品が放置されていることを警告するので、異なる棚に入庫された物品が放置されたままになってしまうことを防ぐことができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る棚在庫物品管理プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。
【実施例】
【0019】
まず、本実施例に係る棚在庫物品管理システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施例に係る棚在庫物品管理システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この棚在庫物品管理システムは、入荷した物品を検品する検品台20と、物品を格納する倉庫棚30と、検品台20および倉庫棚30とLAN90を介して接続された上位サーバ60とから構成される。
【0020】
上位サーバ60は、検品台20で検品されて倉庫棚30に入庫される物品に関する情報を管理するコンピュータであり、検品台20に入荷予定データを送信し、検品台20から入荷実績データを受け取る。また、倉庫棚30からは、倉庫棚30の在庫情報を受け取る。
【0021】
検品台20は、検品台制御装置200と、RFIDリーダライタ21と、表示装置22とを有する。図2は、検品台20の一例を示す図である。同図に示すように、この検品台20では、前面に表示装置22が取り付けられ、背面にRFIDリーダライタ21が取り付けられている。
【0022】
RFIDリーダライタ21は、RFIDタグからの情報の読み出しおよびRFIDタグへの情報の書き込みを行う装置である。本実施例に係る棚在庫物品管理システムでは、入荷した物品を在庫物品パッケージ80を用いて管理し、在庫物品パッケージ80には物品に関する情報を記憶するためのRFIDタグである物品RFID70が貼付されている。
【0023】
図3は、在庫物品パッケージ80の一例を示す図である。同図に示すように、この在庫物品パッケージ80は、管理する物品を搭載するパレット型のパッケージであり、側面に物品RFID70が貼付されている。
【0024】
なお、在庫物品パッケージ80としては、パレット型の他に、物品を収納して管理する箱型のものもあり、箱型の在庫物品パッケージ80では、箱に物品RFID70が貼付されている。また、在庫物品は、複数の構成品から構成される。
【0025】
RFIDリーダライタ21は、在庫物品パッケージ80に搭載された物品の検品の際に、在庫物品パッケージ80に貼付された物品RFID70からの情報の読み出しと、物品RFID70への情報の書き込みを行う。
【0026】
図4は、RFIDリーダライタ21による検品時の物品RFID70の読み取りおよび書き込みを示す図である。同図に示すように、物品を載せた在庫物品パッケージ80が検品台20の背面に取り付けられたRFIDリーダライタ21の通信範囲に入ると、RFIDリーダライタ21が在庫物品パッケージ80に貼付された物品RFID70の読み取りおよび書き込みを行う。
【0027】
図5は、物品RFID70の状態遷移を示す図である。同図に示すように、物品RFID70は、初期状態では、パッケージを識別する番号である「パッケージ番号(PKG No)」だけを記憶している。
【0028】
そして、物品が入荷すると、物品を在庫物品パッケージ80に載せる際に、入荷した物品に関する「商品情報」および「個数」が物品RFID70に書き込まれる。そして、検品が終了すると、RFIDリーダライタ21によって物品の「状態」として「入荷完了」が書き込まれる。
【0029】
この時、検品が終了した物品を入庫する倉庫棚30の「棚番」が上位サーバ60で指定されている場合には、RFIDリーダライタ21によって「棚番」が物品RFID70に書き込まれる。そして、棚に物品が格納されると、物品RFID70の「状態」は「入庫」となる。
【0030】
図1に戻って、表示装置22は、検品した物品に関する情報を表示する装置である。図6は、表示装置22に表示される検品表示の一例を示す図である。同図は、「商品コード」が「210854」である「カップラーメン塩」および「商品コード」が「210855」である「カップラーメン味噌」の入荷検品は完了し、商品コードが「210856」である「カップラーメン醤油」の検品中であることを示している。
【0031】
検品台制御装置200は、検品台20を制御する装置であり、RFID制御部210と、入荷予定データ記憶部220と、照合部230と、表示部240と、通信部250とを有する。
【0032】
RFID制御部210は、RFIDリーダライタ21を制御して物品RFID70からの情報の読み出し、および物品RFID70への情報の書き込みを行う処理部である。
【0033】
入荷予定データ記憶部220は、入荷予定の物品に関する情報を記憶した記憶部である。なお、入荷予定の物品に関する情報は、在庫情報を管理する上位サーバ60から定期的に検品台20に送信され、入荷予定データ記憶部220に格納される。
【0034】
照合部230は、入荷予定データ記憶部220に記憶された入荷予定の物品に関する情報とRFIDリーダライタ21が物品RFID70から読み出した情報を照合し、入荷した物品が入荷予定にあるか否かを判定する処理部である。
【0035】
この照合部230は、入荷した物品が入荷予定にあった場合には、物品RFID70の「状態」に「入荷完了」を書き込み、入荷予定になかった場合には、物品RFID70の「状態」に書き込みを行わない。
【0036】
また、この照合部230は、入荷した物品を格納する倉庫棚の番号が上位サーバ60によって指定されている場合には、その番号を、物品RFID70の「棚番」に書き込む。また、この照合部230は、入荷した物品に関する情報を表示装置22に表示する。表示部240は、表示装置22を制御して表示を行う処理部である。
【0037】
通信部250は、上位サーバ60との間でLAN90を経由して通信を行う処理部であり、上位サーバ60から入荷予定の物品に関する情報を定期的に受け取り、入荷予定データ記憶部220に格納する。
【0038】
倉庫棚30は、棚情報表示器10と、RFIDリーダライタ40と、棚RFID50とを有する。なお、ここでは説明の便宜上、棚情報表示器10、RFIDリーダライタ40および棚RFID50をそれぞれ一つだけ示したが、この倉庫棚30は、多数の棚情報表示器10、RFIDリーダライタ40および棚RFID50を有する。
【0039】
図7は、倉庫棚30の一例を示す図である。同図に示すように、この倉庫棚30は、四つの棚に分割され、それぞれの棚が棚情報表示器10、RFIDリーダライタ40および棚RFID50を有する。なお、図7では、箱型の在庫物品パッケージ80の中に入庫物品が格納される。
【0040】
RFIDリーダライタ40は、RFIDタグからの情報の読み出しおよびRFIDタグへの情報の書き込みを行う装置であり、対応する棚に格納された在庫物品パッケージ80に貼付された物品RFID70および対応する棚に貼付された棚RFID50を対象として情報の読み出しと書き込みを行う。
【0041】
棚RFID50は、棚に入庫した物品に関する情報を所定の期間累積的に記憶するRFIDタグである。すなわち、この棚RFIDタグは、入庫した物品に関する履歴情報である入庫物品履歴情報を記憶する。
【0042】
図8は、棚RFID50の状態遷移を示す図である。同図に示すように、この棚RFID50は、初期状態では、各棚を識別するための番号である「棚番号」だけを記憶している。
【0043】
そして、在庫物品パッケージ80が一つ棚に格納されると、図9に示すように、格納された在庫物品パッケージ80に貼付された物品RFID70から「PKG No」、「商品情報」、「個数」などの情報が読み出され、棚RFID50に転記されるとともに、「送信フラグ」に「未」が書き込まれ、「状態」に「入庫」が書き込まれる。
【0044】
ここで、「送信フラグ」は、入庫した物品の情報が上位サーバ60に送信されたか否かを示すフラグであり、「未」は未送信であることを示し、「済」は送信済であることを示す。また、「状態」は、物品が棚から出庫されると「出庫」に変更される。そして、新たに物品が入庫されると、その物品に関する情報が棚RFID50に追加されていく。
【0045】
なお、各棚には、二つの在庫物品パッケージ80を格納することが可能であり、二つの在庫物品パッケージ80を格納した場合には、棚RFID50には、二つの在庫物品パッケージ80に関する情報が記憶される。また、一つの在庫物品パッケージ80には2種類の物品が混載される場合もあり、その場合には、2種類の物品に関する情報が棚RFID50に記憶される。
【0046】
棚情報表示器10は、棚に格納された物品に関する情報を表示する装置であり、表示装置11と、棚在庫物品管理装置100とを有する。
【0047】
表示装置11は、棚在庫物品管理装置100が出力する情報を表示する装置である。図10は、表示装置11に表示される在庫物品情報の一例を示す図である。同図に示すように、在庫物品情報としては、棚RFID50に記憶されている「商品コード」、「商品名」、「残在庫」、「賞味期限」、「入荷日付」、「PKG No」、「状態」などが表示される。なお、この表示装置11には、既に出庫された物品を含む過去の入庫物品履歴情報を表示する。
【0048】
棚在庫物品管理装置100は、棚に格納された物品を棚RFID50および物品RFID70を用いて管理する装置であり、RFID制御部110と、入庫処理部120と、在庫チェック部130と、復旧処理部140と、上位連携部150と、通信部160と、表示部170とを有する。
【0049】
RFID制御部110は、RFIDリーダライタ40を制御して棚RFID50および物品RFID70からの情報の読み出し、ならびに、棚RFID50への情報の書き込みを行う処理部である。
【0050】
入庫処理部120は、在庫物品パッケージ80が棚に格納されると、物品RFID70を検知して入庫処理を行う処理部であり、具体的には、物品RFID70に記憶された「PKG No」、「商品情報」、「個数」などの情報を読み出して棚RFID50に書き込むとともに、「送信フラグ」に「未」を書き込み、「状態」に「入庫」を書き込む。そして、棚RFID50の情報を上位サーバ60に送信する。
【0051】
ただし、物品RFID70の「状態」が「入荷完了」でない場合には、予定にない物品が入荷して検品が行われていない場合であるので、棚RFID50の「状態」に「入庫」を書き込むことなく、未検品の物品が棚に格納されたことをエラーメッセージとして表示装置11に表示する。
【0052】
また、この入庫処理部120は、物品RFID70の「棚番」に指定がある場合には、棚RFID50の「棚番号」と照合し、両者が一致しない場合には、異なる棚に物品が格納されたことをエラーメッセージとして表示装置11に表示する。
【0053】
在庫チェック部130は、定期的に棚RFID50および物品RFID70の情報を読み出し、両者の情報が一致しているか否か、すなわち、棚に格納された物品に変動があったか否かをチェックする処理部であり、変動があった場合には、棚RFID50の情報を更新するとともに、上位サーバ60に更新した棚RFID50の情報を送信する。
【0054】
ここで、物品RFID70に記憶されている情報と棚RFID50に記憶されている情報が一致しない場合としては、在庫物品パッケージ80に格納された物品の構成品のうちの一部が取り出された場合、例えば「カップラーメン」が10個在庫物品パッケージ80に格納されていて、そのうち5個が取り出されたような場合である。
【0055】
このような場合には、構成品の一部が取り出された際に、物品RFID70には、個数が変更されたことが書き込まれる。したがって、物品RFID70の情報が最新の情報であるので、物品RFID70の情報を棚RFID50に書き込む。
【0056】
また、この在庫チェック部130は、定期的に物品RFID70の情報を読み出した際に、未検品の物品が入庫されたままになっているか、あるいは、異なる棚に格納された物品がそのまま放置されているか否かをチェックし、検品の物品が入庫されたままになっている場合、あるいは、異なる棚に格納された物品がそのまま放置されている場合には、表示装置11に、エラーメッセージを表示する。
【0057】
このように、この在庫チェック部130が、定期的に棚RFID50および物品RFID70の情報を読み出し、棚に格納された物品に変動があったか否か、未検品の物品が入庫されたままになっているか否か、あるいは、異なる棚に格納された物品がそのまま放置されているか否かをチェックすることによって、倉庫棚30に格納された物品を確実に管理することができる。
【0058】
復旧処理部140は、上位サーバ60からのデータ送信依頼に応答して棚RFID50に累積記憶されている入庫物品履歴情報を送信する処理部である。上位サーバ60は、在庫物品に関する情報をデータベースとして保持しているが、何らかの理由によってデータの破壊・紛失が発生した場合に、棚在庫物品管理装置100から棚RFID50に格納されている入庫物品履歴情報を受け取り、データベースの復旧を行う。
【0059】
この復旧処理部140が、上位サーバ60の要求に応答して棚RFID50に格納されている入庫物品履歴情報を上位サーバ60に送信することによって、棚RFID50をデータベースのバックアップとして利用することができ、低コストでデータベースのリアルタイム・バックアップ・システムを構築することができる。
【0060】
上位連携部150は、棚RFID50に記憶されている情報の中で、上位サーバ60に送信されていない情報を上位サーバ60に送信する処理部である。すなわち、この上位連携部150は、棚RFID50に記憶されている物品情報のうち「送信フラグ」が「未」である物品の情報を上位サーバ60に送信する。
【0061】
また、この上位連携部150は、送信した情報が上位サーバ60の異常により受信されなかった場合には、一定時間待った後に再度上位サーバ60に情報を送信し、上位サーバ60が情報を受信するまで、一定時間の待ちと再送信とを繰り返す。
【0062】
この上位連携部150が、上位サーバ60が情報を受信するまで、一定時間の待ちと再送信とを繰り返すことによって、上位サーバ60に異常が発生した場合にも、物品の倉庫棚30への入庫作業に影響を与えることなく、効率的な入庫作業が可能となる。
【0063】
通信部160は、LAN90を介して上位サーバ60と通信を行う処理部であり、上位サーバ60には棚RFID50の情報などを送信し、上位サーバ60からはデータ送信要求などを受信する。表示部170は、棚に格納された物品に関する情報を表示装置11に表示する処理部である。
【0064】
次に、入庫処理部120による入庫処理の処理手順について説明する。図11は、入庫処理部120による入庫処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この入庫処理部120は、入庫した在庫物品パッケージ80に貼付された物品RFID70の情報をRFIDリーダライタ40を用いて読み取り(ステップS101)、読み取った情報を棚RFID50に書き込む(ステップS102)。
【0065】
そして、入庫した物品の検品が完了しているか否か、すなわち、読み取った情報のうち「状態」が「入荷完了」であるか否かを判定し(ステップS103)、検品が完了していない場合には、未検品であることをエラーメッセージとして表示し(ステップS107)、ステップS108に進んで上位連携処理を行う。
【0066】
一方、検品が完了している場合には、物品が格納された棚は正しいか否か、すなわち、物品RFID70に記憶されている「棚番」が棚RFID50に記憶されている「棚番号」と一致するか否かを判定し(ステップS104)、一致する場合には、入庫した物品に関する情報を表示装置11に表示し(ステップS105)、一致しない場合には、異なる棚に物品が入庫されたことをエラーメッセージとして表示する(ステップS106)。
【0067】
そして、棚RFID50に記憶されている情報のうち上位サーバ60に送信していない情報を送信する上位連携処理を行い(ステップS108)、処理を終了する。
【0068】
このように、この入庫処理部120が入庫した物品に関する情報を物品RFID70から棚RFID50に転記することによって、棚在庫物品管理装置100は棚RFID50を用いて倉庫棚30に格納された物品を確実に管理することができる。
【0069】
次に、在庫チェック部130による在庫チェック処理の処理手順について説明する。図12は、在庫チェック部130による在庫チェック処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、この在庫チェック部130による在庫チェック処理は、定期的に起動される。
【0070】
同図に示すように、この在庫チェック部130は、RFIDリーダライタ40を用いて棚RFID50と物品RFID70の情報を読み出す(ステップS201〜ステップS202)。この時、物品RFID70の情報を読み出すことができない場合には、物品が出庫した場合であるので(ステップS203、否定)、物品の出庫を棚RFID50に記録し(ステップS204)、上位連携処理を行う(ステップS205)。また、棚RFID50の情報を表示装置11に表示する(ステップS206)。
【0071】
一方、物品があり、物品RFID70の情報を読み出すことができた場合には(ステップS203、肯定)棚に置かれた物品が未検品物品であるか否かを物品RFID70の情報を用いて判定し(ステップS207)、未検品物品である場合には、未検品物品が棚に置かれたままになっていることをエラーメッセージとして表示装置11に表示する(ステップS211)。
【0072】
一方、検品が完了している場合には、物品が置かれている棚は正しいか否か、すなわち、物品RFID70に記憶されている「棚番」が棚RFID50に記憶されている「棚番号」と一致するか否かを判定し(ステップS208)、一致しない場合には、異なる棚に入庫された物品がそのままの状態になっていることをエラーメッセージとして表示する(ステップS212)。
【0073】
一方、物品が置かれている棚が正しい場合には、物品RFID70に記憶されている情報と棚RFID50に記憶されている情報が一致するか否かを判定し(ステップS209)、一致する場合には、棚RFID50の情報を表示装置11に表示し(ステップS206)、一致しない場合には、物品RFID70の情報を棚RFID50に書き込み(ステップS210)、上位連携処理を行う(ステップS205)。そして、棚RFID50の情報を表示装置11に表示する(ステップS206)。
【0074】
このように、この在庫チェック部130が棚に格納されている物品に変動があったか否かを物品RFID70および棚RFID50の情報を用いて定期的にチェックすることによって、倉庫棚30に格納された物品を容易かつ確実に管理することができる。
【0075】
次に、復旧処理部140による復旧処理の処理手順について説明する。図13は、復旧処理部140による復旧処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この復旧処理部140は、上位サーバ60からデータ送信依頼を受信すると(ステップS301)、棚RFID50に記憶されている全ての入庫物品履歴情報を読み出し(ステップS302)、上位サーバ60へ送信する(ステップS303)。
【0076】
そして、上位サーバ60から受信完了通知を受信すると(ステップS304)、棚RFID50に記憶されている物品情報のうち「送信フラグ」が「未」であるものを「済」に書き換える(ステップS305)。
【0077】
このように、この復旧処理部140が上位サーバ60からデータ送信依頼に応答して棚RFID50に記憶されている全ての入庫物品履歴情報を送信することによって、上位サーバ60が管理する在庫管理データベースのデータが喪失した場合にも、容易に復旧することができる。
【0078】
次に、上位連携部150による上位連携処理の処理手順について説明する。図14は、上位連携部150による上位連携処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、この上位連携処理は、図11に示した入庫処理のステップS108および図12に示した在庫チェック処理のステップS205の処理に対応する。
【0079】
同図に示すように、この上位連携部150は、RFIDリーダライタ40を用いて棚RFID50の情報のうち「送信フラグ」が「未」である物品の情報を読み出し(ステップS401)、上位サーバ60へ送信する(ステップS402)。
【0080】
そして、上位サーバ60から受信完了を通知された場合には(ステップS404、肯定)、棚RFID50に記憶されている物品情報のうち「送信フラグ」が「未」であるものを「済」に書き換える(ステップS405)。一方、上位サーバ60から受信完了を通知されない場合には(ステップS404、否定)、一定時間待ち(ステップS405)、その後、ステップS402に戻って再度情報を上位サーバ60に送信する。
【0081】
このように、この上位連携部150が、上位サーバ60に未送信の情報を送信し、上位サーバ60がなんらかの異常によって受信できなかった場合に、一定時間たった後に再度情報を送信することによって、上位サーバ60に異常がある場合にもその影響を受けることなく倉庫棚30への入庫作業を行うことができる。
【0082】
上述してきたように、本実施例では、物品を倉庫棚30へ入庫する際に入庫処理部120が物品RFID70に記憶されている情報を棚RFID50に転記し、棚RFID50および物品RFID70を用いて在庫チェック部130が倉庫棚30に格納された物品を管理することとしたので、出庫などの棚在庫物品の変動を容易に管理することができる。
【0083】
また、本実施例では、検品が行われることなく倉庫棚30に入庫された物品や、異なる棚に格納された物品を在庫チェック部130が定期的にチェックすることとしたので、未検品物品や異なる棚に格納された物品が放置されることを防ぐことができる。
【0084】
また、本実施例では、上位連携部150が、棚RFID50に記憶されている情報のうち上位サーバ60に送信されていない情報を送信し、上位サーバ60に異常が発生して上位サーバ60が送信された情報を受信できない場合に、一定時間経過後再度情報を送信することを上位サーバ60が受信するまで繰り返すこととしたので、上位サーバ60に異常がある場合にも入庫作業に影響を与えることがなく、入庫作業の作業効率を向上することができる。
【0085】
また、本実施例では、棚RFID50に入庫情報を累積的に入庫物品履歴情報として記憶し、上位サーバ60が管理する在庫管理データベースのデータの破壊や消失があった場合に、復旧処理部140が棚RFID50に記憶されている入庫物品履歴情報を上位サーバ60に送信することとしたので、在庫管理データベースのリアルタイム・バックアップ・システムを低コストで容易に構築することができる。
【0086】
なお、本実施例では、在庫管理データベースを上位サーバ60が管理し、棚RFID50に記憶した情報を上位サーバ60に送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上位サーバ60なしで棚RFID50、物品RFID70、検品台20、RFIDリーダライタ40および棚情報表示器10を用いて棚在庫物品管理システムを構築する場合にも同様に適用することができる。
【0087】
この場合、棚RFID50が在庫データを記憶し、棚情報表示器10が棚RFID50を用いて在庫物品を管理する。したがって、棚情報表示器10が故障した場合には、棚情報表示器10を交換するだけで棚在庫物品管理システムを簡単に再構築することができる。
【0088】
また、本実施例では、棚情報表示器10に棚在庫物品管理装置100を組み込んだ場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、棚在庫物品管理装置100を棚情報表示器とは別装置として設ける場合や、例えばRFIDリーダライタなど他の装置に組み込む場合にも同様に適用することができる。
【0089】
また、本実施例では、棚在庫物品管理装置について説明したが、この棚在庫物品管理装置が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する棚在庫物品管理プログラムを得ることができる。そこで、この棚在庫物品管理プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
【0090】
図15は、本実施例に係る棚在庫物品管理プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ300は、CPU310と、RAM320と、ROM330と、LANインタフェース340と、I/Oインタフェース350と、RFIDインタフェース360とを有する。
【0091】
CPU310は、棚在庫物品管理プログラムを実行する中央処理装置であり、RAM320は、プログラムの実行途中結果などを保存するメモリである。ROM330は、棚在庫物品管理プログラムなどを記憶する読出し専用メモリであり、LANインタフェース340はLAN90を接続するインタフェースである。I/Oインタフェース350は、表示装置11など入出力装置を接続するインタフェースであり、RFIDインタフェース360は、RFIDリーダライタ40を接続するインタフェースである。
【0092】
(付記1)倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムであって、
倉庫棚に物品が入庫された際に、該物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された情報を倉庫棚に貼付されたRFIDタグである棚RFIDタグに転記する転記手順と、
前記転記手順により棚RFIDタグに転記された情報および物品RFIDタグの情報に基づいて倉庫棚の物品に変動があったか否かを判定する変動判定手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする棚在庫物品管理プログラム。
【0093】
(付記2)前記変動判定手順は、物品の出庫があったか否かを判定することを特徴とする付記1に記載の棚在庫物品管理プログラム。
【0094】
(付記3)前記物品は、複数の構成品から構成され、
前記変動判定手順は、物品を構成する構成品の数に増減があったか否かをさらに判定することを特徴とする付記2に記載の棚在庫物品管理プログラム。
【0095】
(付記4)棚在庫物品を管理する管理コンピュータに前記転記手順により棚RFIDタグに転記された情報を送信する入庫情報送信手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記入庫情報送信手順は、前記管理コンピュータの異常に起因して送信が行えなかった場合には、所定の待ち時間後に情報を送信することを特徴とする付記1に記載の棚在庫物品管理プログラム。
【0096】
(付記5)前記棚RFIDタグは書き込まれた情報を累積して入庫物品履歴情報として記憶し、
前記管理コンピュータからの該入庫物品履歴情報の送信要求に応答して該入庫物品履歴情報を送信する履歴情報送信手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記4に記載の棚在庫物品管理プログラム。
【0097】
(付記6)倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムであって、
前記物品に対して入荷の検品が行われた際に該物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された検品が完了したか否かを示す情報を用いて該物品の中に検品が完了していない未検品物品があるか否かの判定を行う未検品物品判定手順と、
前記未検品物品判定手順により未検品物品があると判定された場合に、未検品物品があることを表示する未検品物品表示手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする棚在庫物品管理プログラム。
【0098】
(付記7)倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムであって、
前記物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグによって指定された棚と異なる棚に入庫された物品があるか否かの判定を行う入庫棚判定手順と、
前記入庫棚判定手順により異なる棚に入庫された物品があると判定された場合に、異なる棚に入庫された物品があることを表示する異棚入庫表示手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする棚在庫物品管理プログラム。
【0099】
(付記8)倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理装置であって、
倉庫棚に物品が入庫された際に、該物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された情報を倉庫棚に貼付されたRFIDタグである棚RFIDタグに転記する転記手段と、
前記転記手段により棚RFIDタグに転記された情報および物品RFIDタグの情報に基づいて倉庫棚の物品に変動があったか否かを判定する変動判定手段と、
を備えたことを特徴とする棚在庫物品管理装置。
【0100】
(付記9)倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理方法であって、
倉庫棚に物品が入庫された際に、該物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された情報を倉庫棚に貼付されたRFIDタグである棚RFIDタグに転記する転記工程と、
前記転記工程により棚RFIDタグに転記された情報および物品RFIDタグの情報に基づいて倉庫棚の物品に変動があったか否かを判定する変動判定工程と、
を含んだことを特徴とする棚在庫物品管理方法。
【産業上の利用可能性】
【0101】
以上のように、本発明に係る棚在庫物品管理プログラムは、倉庫棚の在庫管理システムに有用であり、特に、低コストでのシステム構築が必要な場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本実施例に係る棚在庫物品管理システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。
【図2】検品台の一例を示す図である。
【図3】在庫物品パッケージの一例を示す図である。
【図4】RFIDリーダライタによる検品時の物品RFIDの読み取りおよび書き込みを示す図である。
【図5】物品RFIDの状態遷移を示す図である。
【図6】表示装置に表示される検品表示の一例を示す図である。
【図7】倉庫棚の一例を示す図である。
【図8】棚RFIDの状態遷移を示す図である。
【図9】物品RFIDに記録された情報と棚RFIDに記録された情報の関係を示す図である。
【図10】表示装置に表示される在庫物品情報の一例を示す図である。
【図11】入庫処理部による入庫処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】在庫チェック部による在庫チェック処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】復旧処理部による復旧処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】上位連携部による上位連携処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】本実施例に係る棚在庫物品管理プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
【0103】
10 棚情報表示器
11 表示装置
20 検品台
21 RFIDリーダライタ
30 倉庫棚
40 RFIDリーダライタ
50 棚RFID
60 上位サーバ
70 物品RFID
80 在庫物品パッケージ
90 LAN
100 棚在庫物品管理装置
110 RFID制御部
120 入力処理部
130 在庫チェック部
140 復旧処理部
150 上位連携部
160 通信部
170 表示部
200 検品台制御装置
210 RFID制御部
220 入荷予定データ記憶部
230 照合部
240 表示部
250 通信部
300 コンピュータ
310 CPU
320 RAM
330 ROM
340 LANインタフェース
350 I/Oインタフェース
360 RFIDインタフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムであって、
倉庫棚に物品が入庫された際に、該物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された情報を倉庫棚に貼付されたRFIDタグである棚RFIDタグに転記する転記手順と、
前記転記手順により棚RFIDタグに転記された情報および物品RFIDタグの情報に基づいて倉庫棚の物品に変動があったか否かを判定する変動判定手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする棚在庫物品管理プログラム。
【請求項2】
棚在庫物品を管理する管理コンピュータに前記転記手順により棚RFIDタグに転記された情報を送信する入庫情報送信手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記入庫情報送信手順は、前記管理コンピュータの異常に起因して送信が行えなかった場合には、所定の待ち時間後に情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の棚在庫物品管理プログラム。
【請求項3】
前記棚RFIDタグは書き込まれた情報を累積して入庫物品履歴情報として記憶し、
前記管理コンピュータからの該入庫物品履歴情報の送信要求に応答して該入庫物品履歴情報を送信する履歴情報送信手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載の棚在庫物品管理プログラム。
【請求項4】
倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムであって、
前記物品に対して入荷の検品が行われた際に該物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグに記録された検品が完了したか否かを示す情報を用いて該物品の中に検品が完了していない未検品物品があるか否かの判定を行う未検品物品判定手順と、
前記未検品物品判定手順により未検品物品があると判定された場合に、未検品物品があることを表示する未検品物品表示手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする棚在庫物品管理プログラム。
【請求項5】
倉庫棚に入庫された物品を管理する棚在庫物品管理プログラムであって、
前記物品に貼付されたRFIDタグである物品RFIDタグによって指定された棚と異なる棚に入庫された物品があるか否かの判定を行う入庫棚判定手順と、
前記入庫棚判定手順により異なる棚に入庫された物品があると判定された場合に、異なる棚に入庫された物品があることを表示する異棚入庫表示手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする棚在庫物品管理プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公開番号】特開2006−36389(P2006−36389A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−215306(P2004−215306)
【出願日】平成16年7月23日(2004.7.23)
【出願人】(000237156)株式会社エフ・エフ・シー (100)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】