検索結果表示装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
【課題】所望のデータを簡単に検索することができるようにする。
【解決手段】画面151には、検索結果を表示する領域として、それぞれ円形の領域171乃至領域174が設けられている。領域171は、最も評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、画像191−1乃至画像191−4の評価値は、それぞれ第1のグループに分類されたことになる。領域172は、領域171に表示された検索結果の次に評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、画像192−1乃至画像192−6の評価値は、それぞれ第2のグループに分類されたことになる。領域173の画像193−1乃至画像193−6の評価値は、それぞれ第3のグループに分類され、領域174の画像194−1および画像194−2の評価値は、それぞれ第4のグループに分類されたことになる。
【解決手段】画面151には、検索結果を表示する領域として、それぞれ円形の領域171乃至領域174が設けられている。領域171は、最も評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、画像191−1乃至画像191−4の評価値は、それぞれ第1のグループに分類されたことになる。領域172は、領域171に表示された検索結果の次に評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、画像192−1乃至画像192−6の評価値は、それぞれ第2のグループに分類されたことになる。領域173の画像193−1乃至画像193−6の評価値は、それぞれ第3のグループに分類され、領域174の画像194−1および画像194−2の評価値は、それぞれ第4のグループに分類されたことになる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索結果表示装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、所望のデータを簡単に検索することができるようにする検索結果表示装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、検索エンジンの普及が目覚しい。例えば、インターネット上の検索エンジンを用いて所定のキーワードなどを入力して検索を行うと、WebページのURL(Uniform Resource Locator)とWebページのタイトルが検索結果として得られるようになされている。
【0003】
このとき得られたURL、Webページのタイトルなどは、通常、検索エンジンにより算出された、入力されたキーワードとの関連性の高さなどを表す「relevance」と呼ばれる評価値に基づいてソートされるなどして表示される。
【0004】
また、画像データに対応する言語情報から意味的な情報を予め抽出しておき、この意味情報によって検索結果を分類して出力することによって、ユーザにより分かり易いインターフェースを持つ検索装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2003−150639号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、近年、コンピュータなどの記憶容量は飛躍的に増大しており、その結果、蓄積されるデータの量も膨大なものとなっている。
【0007】
従って、例えば、蓄積されている画像のデータの中から、所望の画像のデータを検索したい場合、1回の検索で所望の画像そのものが、検索結果として得られる可能性は低く、通常、複数の検索結果が表示される。例えば、検索結果として大量に表示された画像の中から、所望の画像を発見するのは困難である。
【0008】
また、検索結果として大量の画像が表示された場合、それらの検索結果のなかから、さらに絞り込んで検索するなどして、所望の画像を得ることも可能であるが、この場合、検索を実行するユーザは、例えば、検索エンジンに入力するキーワードや画像などを注意深く選択していく必要があり、所望の画像が得られるまでに時間がかかる。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、所望のデータを簡単に検索することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一側面は、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置であって、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段と、前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段と、前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段とを備える検索結果表示装置である。
【0011】
前記分類手段により分類された前記検索結果のうち、前記評価値が最も大きい第1のグループに分類された前記検索結果が、前記複数の表示領域のうちの中心の円状の第1の表示領域に表示され、前記第1のグループの次に前記評価値が大きい第2のグループに分類された前記検索結果が、前記第1の表示領域と同心であって前記第1の表示領域の外周に配置された第2の表示領域に表示されるようにすることができる。
【0012】
前記分類手段は、前記検索結果として得られるデータに付加されたメタデータに基づいて所定の数のグループに分類された前記検索結果のそれぞれをさらに分類するようにすることができる。
【0013】
前記表示制御手段により表示が制御される画面において、同心円状に構成される複数の表示領域のうちの1つの表示領域に、前記メタデータに関する情報が表示され、前記所定の数のグループに分類された前記検索結果のそれぞれが、各表示領域において前記メタデータに関する情報が表示された位置に対応する位置に表示されるようにすることができる。
【0014】
ユーザの操作を受け付ける操作受付手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記操作受付手段により受け付けられた操作に対応して、前記メタデータに関する情報の表示を制御し、前記制御されて表示される前記メタデータに関する情報に対応する前記検索結果の表示を制御するようにすることができる。
【0015】
本発明の一側面は、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置の検索結果表示方法であって、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得し、前記取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類し、前記分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御するステップを含む検索結果表示方法である。
【0016】
本発明の一側面のプログラムは、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、コンピュータを、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段と、前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段と、前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段として機能させるプログラムである。
【0017】
本発明の一側面においては、前記検索結果が、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得され、前記取得された前記検索結果が、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類され、前記分類された前記検索結果が、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させられるように制御される。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、所望のデータを簡単に検索することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0020】
本発明の一側面の検索結果表示装置は、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置(例えば、図1の検索処理部32)が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置であって、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段(例えば、図2の検索結果取得部101)と、前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段(例えば、図2の検索結果解析部102と分類データ生成部103)と、前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段(例えば、図2の表示データ生成部104)とを備える。
【0021】
本発明の一側面の検索結果表示方法は、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置(例えば、図1の検索処理部32)が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置の検索結果表示方法であって、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得し(例えば、図4のステップS101の処理)、前記取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類し(例えば、図4のステップS102およびステップS103の処理)、前記分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する(例えば、図4のステップS104の処理)ステップを含む。
【0022】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施の形態に係る検索システムの構成例を示すブロック図である。
【0024】
この検索システム10は、データベース31、検索処理部32、制御部33、および表示部34により構成されている。
【0025】
データベース31には、データが蓄積されており、例えば、画像のデータなどが複数蓄積されている。データベース31は、例えば、HDD(hard disk drive)などにより構成されるようにしてもよいし、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリカードなどの所定の記録媒体が装着されたドライブなどにより構成されるようにしてもよい。
【0026】
なお、データベース31は、1つの装置ではなく、例えば、インターネットに接続された複数のサーバなどにより構成されるようにすることも可能である。
【0027】
検索処理部32は、データベース31に蓄積されたデータの中から、所定の条件に合致するデータを検索し、得られたデータを検索結果として出力する。検索処理部32は、例えば、いわゆる検索エンジンなどとして構成され、制御部33を介して入力されたキーワード、画像のデータなどに対応するデータを、データベース31に蓄積されたデータの中から検索する。
【0028】
検索処理部32は、例えば、データベース31に蓄積された画像のデータの特徴量を演算し、演算した特徴量を予め設定された基準で、入力されたキーワード、または入力された画像のデータの特徴量などと比較し、各画像のデータ毎に評価値を算出する。そして、例えば、評価値の値が予め設定された閾値より高い画像のデータが、演算結果として出力されるようになされている。評価値は、例えば、入力されたキーワードとの関連性の高さなどを表す値として算出される。
【0029】
検索処理部32は、例えば、制御部33を介し、キーワードとして「赤」が入力された場合、データベース31に蓄積された各画像のデータにおける画素の輝度信号、色差信号などを抽出して画像の色を検出し、画像全体として最も赤色の領域が大きい画像のデータほど高い評価値となるように、各画像のデータの評価値を演算する。そして、検索処理部32は、例えば、予め定められた閾値より高い評価値の画像のデータを検索結果として出力するようになされている。
【0030】
制御部33は、検索システム10全体を制御する機能ブロックであり、例えば、キーボード、マウスなどからなる操作部を有する構成とされ、ユーザによる操作の入力を受け付ける。
【0031】
制御部33は、例えば、ユーザの操作により検索の実行が指令された場合、ユーザにより入力されたキーワード、または入力された画像のデータなどを、検索処理部32に供給し、検索処理部32による検索の実行を制御する。また、制御部33は、例えば、検索処理部32から検索結果が出力された場合、検索結果を表示部34に表示させるための表示データを生成するようになされている。制御部33は、例えば、表示部34に表示された画面に基づいてユーザによりなされた操作に基づいて、検索結果の表示の態様を変更して表示部34に表示させるための表示データをさらに生成するようになされている。
【0032】
表示部34は、例えば、LCD(liquid crystal display)などにより構成されるディスプレイであり、制御部33から供給される表示データに基づいてユーザに提示する画面を表示するようになされている。
【0033】
なお、検索システム10は、データベース31乃至表示部34の一部または全部が一体(1つの装置)として構成されるようにしても構わない。
【0034】
図2は、図1の制御部33の機能的構成例を示すブロック図である。
【0035】
同図において、検索結果取得部101は、操作入力受付部105から供給される情報に基づいて、検索処理部32に、データベース31に蓄積されたデータを検索させ、検索結果を取得する。
【0036】
検索結果解析部102は、検索結果取得部101から供給された検索結果に関する情報を解析する。
【0037】
例えば、検索処理部32により画像のデータが検索される場合、検索結果解析部102は、検索結果取得部101から供給された検索結果としての画像のデータに、それぞれ付加された評価値などを表す情報を抽出する。なお、評価値は、上述したように検索処理部32により算出され、各画像のデータに付加されて制御部33に供給されるようになされている。
【0038】
また、検索結果解析部102は、例えば、検索結果として供給された画像のデータに付加された、撮影日時などを表す情報により構成されるメタデータを、必要に応じて抽出する。なお、メタデータは、データベース31に蓄積された画像のデータに予め付加されているものとする。
【0039】
分類データ生成部103は、検索結果解析部102により抽出された評価値に基づいて、検索結果(例えば、画像のデータ)を分類する。分類データ生成部103は、例えば、各画像の評価値を予め設定された複数の閾値に基づいて分類する。例えば、ある検索結果のデータに対応する評価値を評価値vとし、閾値k1、閾値k2、閾値k3が予め設定されている場合、分類データ生成部103は、次のようにして検索結果を分類する。なお、ここで、k1>k2>k3の関係が成り立つものとする。
【0040】
v>k1である場合、その検索結果のデータは、第1のグループに分類される。
【0041】
k1≧v>k2である場合、その検索結果のデータは、第2のグループに分類される。
【0042】
k2≧v>k3である場合、その検索結果のデータは、第3のグループに分類される。
【0043】
k3≧vである場合、その検索結果のデータは、第4のグループに分類される。
【0044】
表示データ生成部104は、分類データ生成部103から供給された、複数のグループに分類された画像のデータを、それぞれグループ毎に、表示部34の画面の所定の領域に表示させる表示データを生成するようになされている。
【0045】
図3は、表示部34に表示される画面であって、検索結果を表示する画面の例を示す図である。
【0046】
同図に示される画面151には、検索結果を表示する領域として、それぞれ円形の領域171乃至領域174が設けられている。この例では、検索結果として、領域171乃至領域174に画像が表示されている。
【0047】
領域171は、最も評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、例えば、分類データ生成部103により、上述した第1のグループに分類された、検索結果が表示される領域である。同図の領域171には、画像191−1乃至画像191−4が表示されており、画像191−1乃至画像191−4の評価値は、それぞれ第1のグループに分類されたことになる。
【0048】
領域172は、領域171に表示された検索結果の次に評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、例えば、分類データ生成部103により、上述した第2のグループに分類された、検索結果が表示される領域である。同図の領域172には、画像192−1乃至画像191−6が表示されており、画像192−1乃至画像192−6の評価値は、それぞれ第2のグループに分類されたことになる。
【0049】
領域173は、領域172に表示された検索結果の次に評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、例えば、分類データ生成部103により、上述した第3のグループに分類された、検索結果が表示される領域である。同図の領域173には、画像193−1乃至画像193−6が表示されており、画像193−1乃至画像193−6の評価値は、それぞれ第3のグループに分類されたことになる。
【0050】
領域174は、領域173に表示された検索結果の次に評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、例えば、分類データ生成部103により、上述した第4のグループに分類された、検索結果が表示される領域である。同図の領域174には、画像194−1および画像194−2が表示されており、画像194−1および画像194−2の評価値は、それぞれ第4のグループに分類されたことになる。
【0051】
例えば、従来の検索システムにおいては、画像191−1、画像191−2、・・・画像194−1、画像194−2のように、評価値の高い検索結果が画面の上方向から下方向へ順に表示されるが、検索結果の一覧をユーザに提示する場合などは、このような表示方式では、ユーザにとって利便性の高い検索システムを提供することが難しい。
【0052】
すなわち、従来の検索システムにおける表示方式の場合、ユーザは、所望の(目的の)検索結果が画面に表示されていない場合、画面を下方向にスクロールされるなどして検索結果をチェックしていく必要があり、目的の検索結果を見つけるのに時間がかかってしまう。
【0053】
また、検索結果が大量に取得された場合、スクロール量が増えることになるが、実際には、画面を下方向にスクロールさせるほど検索結果の評価値は低いものとなっており、それ以上スクロールさせても、目的の検索結果が表示される可能性は少ないが、そのことをユーザに実感させることは難しい。従って、例えば、ユーザは、画面をさらに下方向にスクロールさせれば、目的の検索結果が表示されるのではないかと期待してしまうことがあり、結果として、ユーザに無駄な操作をさせることになってしまう。
【0054】
これに対して、本発明によれば、図3に示されるように検索結果の一覧が画面に表示されるので、簡単に目的の検索結果を見つけることができる。図3において、最も評価値の高い画像は、画面中央の円形の領域171に表示され、評価値が低くなるのに従って、画像は円の外周(領域172乃至領域174)に表示される。すなわち、検索によりユーザが得たかった画像(目的の画像)は、画面の中央に表示されている可能性が高く、画面の中央から遠い位置に表示された画像が目的の画像である可能性は低いことが、ユーザにも直感的に理解できる。
【0055】
次に、図4のフローチャートを参照して、本発明の検索システム10による検索結果表示処理について説明する。この処理は、例えば、ユーザが制御部33の操作部などを操作して、データの検索を指令したとき実行される。ここでは、データベース31に、例えば、デジタルスチルカメラなどにより撮影された画像のデータが蓄積されているものとし、ユーザが、所定のキーワード(例えば、画像の色を表す言葉など)を入力して画像の検索を指令した場合を例として説明する。
【0056】
ステップS101において、検索結果取得部101は、検索処理部32により実行された検索処理の検索結果を取得する。これにより、データベース31に蓄積されている画像のデータのうち、入力されたキーワードに対応する複数の画像のデータが検索結果として取得される。なお、このとき、画像のデータに付加された評価値などその画像のデータとともに取得される。
【0057】
ステップS102において、検索結果解析部102は、ステップS101の処理で取得された検索結果としての複数の画像のデータの評価値を、この後行われる処理に用いるために、それぞれ取得する。
【0058】
ステップS103において、分類データ生成部103は、ステップS102の処理で取得された評価値に基づいて、検索結果の画像の表示位置をそれぞれ設定する。このとき、分類データ生成部103は、検索結果解析部102により抽出された評価値について、例えば、各画像の評価値を予め設定された複数の閾値に基づいて分類し、上述したように第1のグループ乃至第4のグループに分類する。そして、その分類結果に基づいて画像の表示位置が設定される。
【0059】
ステップS104において、表示データ生成部104は、表示部34において、ステップS103の処理により設定された表示位置に、検索結果の画像をそれぞれ表示させるための表示データを生成する。これにより、例えば、図3を参照して上述してように、表示部34の画面151において、領域171には、第1のグループに分類された評価値の画像が表示され、領域172には、第2のグループに分類された評価値の画像が表示され、領域173には、第3のグループに分類された評価値の画像が表示され、領域174には、第4のグループに分類された評価値の画像が表示される。
【0060】
このようにして、検索結果が表示される。
【0061】
なお、例えば、第1のグループに分類された評価値の画像が多く表示される場合、図3の領域171の面積がより大きく表示され、その分だけ領域172乃至領域174の面積がより小さく表示されるようにしてもよい。さらに、領域172乃至領域174に表示される画像は、領域171に表示される画像よりも小さく(例えば、縮小されて)表示されるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザに、より分かり易くなるように検索結果を表示することができる。
【0062】
また、図3のように表示された画面において、例えば、ユーザが制御部33の操作部を操作するなどして拡大表示する領域を指定することにより、画面の一部が拡大されて表示されるようにしてもよい。図5は、表示部34において、図3に示される画面の一部が拡大されて表示された画面の例を示す図である。
【0063】
図5の例では、表示部34の画面151に、図3の図中下側やや右の部分が拡大されて表示されており、図3においてその部分に表示されていた、画像192−4、画像192−5、および画像193−4も、それぞれ拡大されて表示されている。
【0064】
また、図5の図中右下側には、小画面211が表示されている。小画面211は、例えば、ユーザが現在拡大されて表示されている部分を認識可能となるように、検索結果が表示された画面全体を縮小して表示するためのものであり、図中に同心円で示されているものが、上述した領域171乃至領域174に対応し、四角形の枠212は、現在拡大されて表示されている部分を示している。
【0065】
例えば、図3の画面において検索結果として表示される画像の数が極めて多い場合、ユーザは、個々の画像を確認するために、制御部33の操作部を操作するなどして、図3の画面に、拡大させる部分を指定するためのGUI(Graphical User Interface)などを表示させ、そのGUIに基づいて図3の画面において、所望の部分を拡大させる操作を行う。これにより、図5に示されるような画面が表示されることになる。
【0066】
あるいはまた、検索結果の画像の数が膨大であり、図3における第1のグループ乃至第4のグループに属する画像の全てを所定の大きさで表示することが出来ない場合、図3において所定の大きさで表示できる画像の上限個数を超えた分の画像については、図3の画面に表示せず、ユーザの操作により図3の画面における所望の部分が拡大して表示された場合にのみ表示されるようにしてもよい。
【0067】
図6は、表示部34において、図3に示される画面の一部が拡大されて表示された画面の別の例を示す図である。同図においては、画面の一部(小画面211の枠212により示される部分)が拡大されて表示されたことにより、図3の画面で表示されなかった画像が表示されている。いまの場合、検索結果の画像の数が膨大で、図3の画面では画像の全てを所定の大きさで表示することが出来ないため、画像192−4−1、画像192−5−1、画像192−5−2および画像193−4−1は、図3の画面では表示されていなかった。図6に示されるように、画面の一部が拡大されて表示された場合、画像192−4−1、画像192−5−1、画像192−5−2および画像193−4−1が表示される。
【0068】
このように、画面の所定の部分を拡大させて表示することで、例えば、検索結果が多数表示された場合でも、ユーザは簡単に目的の検索結果を見つけることができ、また、現在拡大されている部分の画像の評価値も小画面211により、ユーザに認識させることが可能となる。
【0069】
ところで、検索結果として取得されたデータに、メタデータが付加されている場合、評価値とともに、メタデータを用いて検索結果のデータの表示位置が設定されるようにしてもよい。
【0070】
例えば、検索結果として取得された複数の画像のデータのそれぞれに、それらの画像の撮影日を表すメタデータが付加されていた場合、図7に示されるような画面が、検索結果を表示する画面として表示部34に表示されるようにしてもよい。
【0071】
図7の画面251は、図3の場合と同様に、検索結果を表示する領域として、それぞれ円形の領域271乃至領域273が設けられているが、図3の場合と異なり、領域273の外側に位置する領域274には、画像の撮影日に関する情報が表示されている。この例では、領域274が小領域274A乃至小領域274Hで構成されており、小領域274Aには、「2007/1(西暦2007年1月を表す)」と表示されており、小領域274Bには、「2007/2(西暦2007年2月を表す)」と表示されており、・・・小領域274Hには、「2007/8(西暦2007年8月を表す)」と表示されている。
【0072】
なお、同図における波線260は、撮影日に関する情報の始点または終点を表すGUIとされて表示されている。
【0073】
領域271乃至領域273も、領域274と同様に、それぞれ小領域271A乃至小領域271H、小領域272A乃至小領域272H、および小領域273A乃至小領域273Hで構成されている。
【0074】
図7の例の場合、分類データ生成部103は、例えば、検索結果解析部102により抽出された評価値と、予め設定された2つの閾値に基づいて、検索結果の画像のデータを第1のグループ乃至第3のグループの3つのグループに分類する。
【0075】
そして、評価値の最も高い第1のグループに分類された画像が領域271に表示されることになるが、その画像の撮影日に基づいて、領域271の、どの小領域に表示されるかが設定される。すなわち、小領域271Aに表示された画像291−1は、西暦2007年1月に撮影された画像であり、小領域274Dに表示された画像291−2は、西暦2007年4月に撮影された画像であり、小領域271Gに表示された画像291−3は、西暦2007年7月に撮影された画像であり、小領域271Hに表示された画像291−4は、西暦2007年8月に撮影された画像である。
【0076】
同様に、第1のグループの次に評価値の高い第2のグループに分類された画像が領域272に表示されることになるが、その画像の撮影日に基づいて、領域272の、どの小領域に表示されるかが設定される。すなわち、画像292−1は、西暦2007年1月に撮影された画像であり、画像292−2は、西暦2007年3月に撮影された画像であり、画像292−3は、西暦2007年4月に撮影された画像であり、画像292−4は、西暦2007年5月に撮影された画像であり、画像292−5は、西暦2007年8月に撮影された画像ある。
【0077】
さらに、第2のグループの次に評価値の高い第3のグループに分類された画像が領域273に表示されることになるが、上述した領域271および領域272の場合と同様に、その画像の撮影日に基づいて、小領域273A乃至小領域273Hのどの小領域に表示されるかが設定される。
【0078】
なお、図7において、領域271乃至領域274に示される点線は、上述した小領域を説明するためのものであり、実際に画面に点線を表示させる必要はない。
【0079】
また、画面の中央の領域271に表示される画像においては、最も外側の領域274に表示された撮影日との対応をユーザに認識させ難いので、領域272と領域273は、それぞれ小領域272A乃至小領域272Hと小領域273A乃至小領域273Hに分けられて、検索結果の画像が表示される領域とされ、領域271のみは、小領域に分けられることなく、検索結果の画像が表示される領域とされてもよい。
【0080】
このようにすることで、ユーザは、検索結果が表示された画面において、画像の評価値だけでなく、撮影日も認識することができ、より簡単に目的の画像を見つけることが可能となる。
【0081】
図8は、図7に示されるような検索結果の表示に対応する検索結果表示処理の例を説明するフローチャートである。
【0082】
図8のステップS151の処理は、図4のステップS101の処理と同様の処理なので、詳細な説明は省略する
【0083】
ステップS152において、検索結果解析部102は、ステップS151の処理で取得された検索結果としての複数の画像のデータの評価値とともに、その画像のメタデータ(例えば、画像の撮影日)を、この後行われる処理に用いるために、それぞれ取得する。
【0084】
ステップS153において、分類データ生成部103は、ステップS152の処理で取得された評価値とメタデータに基づいて、検索結果の画像の表示位置をそれぞれ設定する。このとき、分類データ生成部103は、検索結果解析部102により抽出された評価値について、例えば、各画像の評価値を予め設定された複数の閾値に基づいて分類し、上述したように第1のグループ乃至第3のグループに分類する。さらに、分類データ生成部103は、第1のグループ乃至第3のグループに分類された画像のそれぞれの撮影日を特定し、特定結果に基づいて画像の表示位置が設定される。
【0085】
ステップS154において、表示データ生成部104は、表示部34において、ステップS153の処理により設定された表示位置に、検索結果の画像をそれぞれ表示させるための表示データを生成する。
【0086】
これにより、例えば、図7を参照して上述してように、表示部34の画面251において、領域271の小領域271A乃至小領域271Hには、第1のグループに分類された評価値の画像が、それぞれの画像の撮影日に対応して表示され、領域272の小領域272A乃至小領域272Hには、第2のグループに分類された評価値の画像が、それぞれの画像の撮影日に対応して表示され、領域273の小領域273A乃至小領域273Hには、第3のグループに分類された評価値の画像が、それぞれの画像の撮影日に対応して表示され、また、領域274の小領域274A乃至小領域274Hには、それぞれ撮影日に関する情報(例えば、「2007/1」など)が表示されることになる。
【0087】
このようにして、検索結果が表示される。
【0088】
このように、評価値とともに、メタデータを用いて検索結果のデータの表示位置が設定される場合、検索結果のデータの表示位置が動的に変更されるようにしてもよい。
【0089】
例えば、図7に示される波線260を、制御部33の操作部を介して操作することにより、領域274に表示される撮影日に関する情報の始点または終点が変化するようにし、領域274に表示された撮影日に関する情報に対応して検索結果の画像が表示されるようにしてもよい。
【0090】
この場合、波線260を、図7に示される状態から時計回り(図中右方向)に移動させると、画面251の表示は、図9に示されるように変化する。すなわち、撮影日に関する情報の始点が、図7においては、「2007/1(西暦2007年1月)」であったものが、図9においては、「2007/2(西暦2007年2月)」に変化する。また、撮影日に関する情報の終点が、図7においては、「2007/8(西暦2007年8月)」であったものが、図9においては、「2007/9(西暦2007年9月)」に変化する。
【0091】
これに伴って、図7においては、領域271の小領域271Aに、評価値が第1のグループに分類され、西暦2007年1月に撮影された画像291−1が表示されていたが、図9においては、画像291−1が表示されていない。また、図7においては、領域272の小領域272Aに、評価値が第2のグループに分類され、西暦2007年1月に撮影された画像292−1が表示され、領域273の小領域273Aに、評価値が第3のグループに分類され、西暦2007年1月に撮影された画像293−1が表示されていたが、図9においては、画像292−1と画像293−1は、表示されておらず、小領域272Aに、評価値が第2のグループに分類され、西暦2007年9月に撮影された画像292−6が表示され、小領域273Aに、評価値が第3のグループに分類され、西暦2007年9月に撮影された画像293−7が表示されている。
【0092】
また、波線260を、図7に示される状態から反時計回り(図中左方向)に移動させると、画面251の表示は、図10に示されるように変化する。すなわち、撮影日に関する情報の始点が、図7においては、「2007/1(西暦2007年1月)」であったものが、図10においては、「2006/12(西暦2006年12月)」に変化する。また、撮影日に関する情報の終点が、図7においては、「2007/8(西暦2007年8月)」であったものが、図10においては、「2007/7(西暦2007年7月)」に変化する。
【0093】
これに伴って、図7においては、領域271の小領域271Hに、評価値が第1のグループに分類され、西暦2007年8月に撮影された画像291−4が表示されていたが、図10においては、画像291−4は表示されていない。また、図7においては、領域273の小領域273Hに、評価値が第3のグループに分類され、西暦2007年8月に撮影された画像293−6が表示されていたが、図10においては、画像293−6は表示されておらず、小領域273Hに、評価値が第3のグループに分類され、西暦2006年12月に撮影された画像293−0が表示されている。
【0094】
このようにすることで、例えば、検索結果の画像が極めて多い場合、検索結果の中からメタデータに基づいて表示される画像が選択されて表示されるようにすることができ、ユーザにとってさらに見易い検索結果の表示画面を提供することが可能となる。
【0095】
なお、図9と図10を参照して上述したように検索結果の画像を表示させる場合、例えば、図8のステップS151の処理で取得された検索結果の画像は、2006年12月から西暦2007年9月までの期間に撮影された画像とされ、それらの画像のうち、最初に、西暦2007年1月から西暦2007年8月までの期間に撮影された画像が図7に示されるように表示されるように、ステップS154の処理で表示データが生成されるようにすればよい。
【0096】
以上においては、検索システム10により画像のデータが検索されて検索結果が表示される例について説明したが、他のデータが検索されて検索結果が表示される場合であっても本発明を適用することが可能である。
【0097】
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図11に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0098】
図11において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0099】
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
【0100】
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
【0101】
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
【0102】
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
【0103】
なお、この記録媒体は、図11に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
【0104】
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明の一実施の形態に係る検索システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部の機能的構成例を示すブロック図である。
【図3】検索結果を表示する画面の例を示す図である。
【図4】検索結果表示処理の例を説明するフローチャートである。
【図5】検索結果を表示する画面の一部を拡大して表示する例を示す図である。
【図6】検索結果を表示する画面の一部を拡大して表示する別の例を示す図である。
【図7】検索結果を表示する画面の別の例を示す図である。
【図8】検索結果表示処理の別の例を説明するフローチャートである。
【図9】検索結果を表示する画面のさらに別の例を示す図である。
【図10】検索結果を表示する画面のさらに別の例を示す図である。
【図11】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0106】
10 検索システム, 31 データベース, 32 検索処理部, 33 制御部, 34 表示部, 101 検索結果取得部, 102 検索結果解析部, 103 分類データ生成部, 104 表示データ生成部, 105 操作入力受付部, 701 CPU, 711 リムーバブルメディア
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索結果表示装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、所望のデータを簡単に検索することができるようにする検索結果表示装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、検索エンジンの普及が目覚しい。例えば、インターネット上の検索エンジンを用いて所定のキーワードなどを入力して検索を行うと、WebページのURL(Uniform Resource Locator)とWebページのタイトルが検索結果として得られるようになされている。
【0003】
このとき得られたURL、Webページのタイトルなどは、通常、検索エンジンにより算出された、入力されたキーワードとの関連性の高さなどを表す「relevance」と呼ばれる評価値に基づいてソートされるなどして表示される。
【0004】
また、画像データに対応する言語情報から意味的な情報を予め抽出しておき、この意味情報によって検索結果を分類して出力することによって、ユーザにより分かり易いインターフェースを持つ検索装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2003−150639号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、近年、コンピュータなどの記憶容量は飛躍的に増大しており、その結果、蓄積されるデータの量も膨大なものとなっている。
【0007】
従って、例えば、蓄積されている画像のデータの中から、所望の画像のデータを検索したい場合、1回の検索で所望の画像そのものが、検索結果として得られる可能性は低く、通常、複数の検索結果が表示される。例えば、検索結果として大量に表示された画像の中から、所望の画像を発見するのは困難である。
【0008】
また、検索結果として大量の画像が表示された場合、それらの検索結果のなかから、さらに絞り込んで検索するなどして、所望の画像を得ることも可能であるが、この場合、検索を実行するユーザは、例えば、検索エンジンに入力するキーワードや画像などを注意深く選択していく必要があり、所望の画像が得られるまでに時間がかかる。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、所望のデータを簡単に検索することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一側面は、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置であって、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段と、前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段と、前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段とを備える検索結果表示装置である。
【0011】
前記分類手段により分類された前記検索結果のうち、前記評価値が最も大きい第1のグループに分類された前記検索結果が、前記複数の表示領域のうちの中心の円状の第1の表示領域に表示され、前記第1のグループの次に前記評価値が大きい第2のグループに分類された前記検索結果が、前記第1の表示領域と同心であって前記第1の表示領域の外周に配置された第2の表示領域に表示されるようにすることができる。
【0012】
前記分類手段は、前記検索結果として得られるデータに付加されたメタデータに基づいて所定の数のグループに分類された前記検索結果のそれぞれをさらに分類するようにすることができる。
【0013】
前記表示制御手段により表示が制御される画面において、同心円状に構成される複数の表示領域のうちの1つの表示領域に、前記メタデータに関する情報が表示され、前記所定の数のグループに分類された前記検索結果のそれぞれが、各表示領域において前記メタデータに関する情報が表示された位置に対応する位置に表示されるようにすることができる。
【0014】
ユーザの操作を受け付ける操作受付手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記操作受付手段により受け付けられた操作に対応して、前記メタデータに関する情報の表示を制御し、前記制御されて表示される前記メタデータに関する情報に対応する前記検索結果の表示を制御するようにすることができる。
【0015】
本発明の一側面は、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置の検索結果表示方法であって、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得し、前記取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類し、前記分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御するステップを含む検索結果表示方法である。
【0016】
本発明の一側面のプログラムは、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、コンピュータを、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段と、前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段と、前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段として機能させるプログラムである。
【0017】
本発明の一側面においては、前記検索結果が、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得され、前記取得された前記検索結果が、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類され、前記分類された前記検索結果が、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させられるように制御される。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、所望のデータを簡単に検索することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0020】
本発明の一側面の検索結果表示装置は、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置(例えば、図1の検索処理部32)が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置であって、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段(例えば、図2の検索結果取得部101)と、前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段(例えば、図2の検索結果解析部102と分類データ生成部103)と、前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段(例えば、図2の表示データ生成部104)とを備える。
【0021】
本発明の一側面の検索結果表示方法は、蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置(例えば、図1の検索処理部32)が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置の検索結果表示方法であって、前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得し(例えば、図4のステップS101の処理)、前記取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類し(例えば、図4のステップS102およびステップS103の処理)、前記分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する(例えば、図4のステップS104の処理)ステップを含む。
【0022】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施の形態に係る検索システムの構成例を示すブロック図である。
【0024】
この検索システム10は、データベース31、検索処理部32、制御部33、および表示部34により構成されている。
【0025】
データベース31には、データが蓄積されており、例えば、画像のデータなどが複数蓄積されている。データベース31は、例えば、HDD(hard disk drive)などにより構成されるようにしてもよいし、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリカードなどの所定の記録媒体が装着されたドライブなどにより構成されるようにしてもよい。
【0026】
なお、データベース31は、1つの装置ではなく、例えば、インターネットに接続された複数のサーバなどにより構成されるようにすることも可能である。
【0027】
検索処理部32は、データベース31に蓄積されたデータの中から、所定の条件に合致するデータを検索し、得られたデータを検索結果として出力する。検索処理部32は、例えば、いわゆる検索エンジンなどとして構成され、制御部33を介して入力されたキーワード、画像のデータなどに対応するデータを、データベース31に蓄積されたデータの中から検索する。
【0028】
検索処理部32は、例えば、データベース31に蓄積された画像のデータの特徴量を演算し、演算した特徴量を予め設定された基準で、入力されたキーワード、または入力された画像のデータの特徴量などと比較し、各画像のデータ毎に評価値を算出する。そして、例えば、評価値の値が予め設定された閾値より高い画像のデータが、演算結果として出力されるようになされている。評価値は、例えば、入力されたキーワードとの関連性の高さなどを表す値として算出される。
【0029】
検索処理部32は、例えば、制御部33を介し、キーワードとして「赤」が入力された場合、データベース31に蓄積された各画像のデータにおける画素の輝度信号、色差信号などを抽出して画像の色を検出し、画像全体として最も赤色の領域が大きい画像のデータほど高い評価値となるように、各画像のデータの評価値を演算する。そして、検索処理部32は、例えば、予め定められた閾値より高い評価値の画像のデータを検索結果として出力するようになされている。
【0030】
制御部33は、検索システム10全体を制御する機能ブロックであり、例えば、キーボード、マウスなどからなる操作部を有する構成とされ、ユーザによる操作の入力を受け付ける。
【0031】
制御部33は、例えば、ユーザの操作により検索の実行が指令された場合、ユーザにより入力されたキーワード、または入力された画像のデータなどを、検索処理部32に供給し、検索処理部32による検索の実行を制御する。また、制御部33は、例えば、検索処理部32から検索結果が出力された場合、検索結果を表示部34に表示させるための表示データを生成するようになされている。制御部33は、例えば、表示部34に表示された画面に基づいてユーザによりなされた操作に基づいて、検索結果の表示の態様を変更して表示部34に表示させるための表示データをさらに生成するようになされている。
【0032】
表示部34は、例えば、LCD(liquid crystal display)などにより構成されるディスプレイであり、制御部33から供給される表示データに基づいてユーザに提示する画面を表示するようになされている。
【0033】
なお、検索システム10は、データベース31乃至表示部34の一部または全部が一体(1つの装置)として構成されるようにしても構わない。
【0034】
図2は、図1の制御部33の機能的構成例を示すブロック図である。
【0035】
同図において、検索結果取得部101は、操作入力受付部105から供給される情報に基づいて、検索処理部32に、データベース31に蓄積されたデータを検索させ、検索結果を取得する。
【0036】
検索結果解析部102は、検索結果取得部101から供給された検索結果に関する情報を解析する。
【0037】
例えば、検索処理部32により画像のデータが検索される場合、検索結果解析部102は、検索結果取得部101から供給された検索結果としての画像のデータに、それぞれ付加された評価値などを表す情報を抽出する。なお、評価値は、上述したように検索処理部32により算出され、各画像のデータに付加されて制御部33に供給されるようになされている。
【0038】
また、検索結果解析部102は、例えば、検索結果として供給された画像のデータに付加された、撮影日時などを表す情報により構成されるメタデータを、必要に応じて抽出する。なお、メタデータは、データベース31に蓄積された画像のデータに予め付加されているものとする。
【0039】
分類データ生成部103は、検索結果解析部102により抽出された評価値に基づいて、検索結果(例えば、画像のデータ)を分類する。分類データ生成部103は、例えば、各画像の評価値を予め設定された複数の閾値に基づいて分類する。例えば、ある検索結果のデータに対応する評価値を評価値vとし、閾値k1、閾値k2、閾値k3が予め設定されている場合、分類データ生成部103は、次のようにして検索結果を分類する。なお、ここで、k1>k2>k3の関係が成り立つものとする。
【0040】
v>k1である場合、その検索結果のデータは、第1のグループに分類される。
【0041】
k1≧v>k2である場合、その検索結果のデータは、第2のグループに分類される。
【0042】
k2≧v>k3である場合、その検索結果のデータは、第3のグループに分類される。
【0043】
k3≧vである場合、その検索結果のデータは、第4のグループに分類される。
【0044】
表示データ生成部104は、分類データ生成部103から供給された、複数のグループに分類された画像のデータを、それぞれグループ毎に、表示部34の画面の所定の領域に表示させる表示データを生成するようになされている。
【0045】
図3は、表示部34に表示される画面であって、検索結果を表示する画面の例を示す図である。
【0046】
同図に示される画面151には、検索結果を表示する領域として、それぞれ円形の領域171乃至領域174が設けられている。この例では、検索結果として、領域171乃至領域174に画像が表示されている。
【0047】
領域171は、最も評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、例えば、分類データ生成部103により、上述した第1のグループに分類された、検索結果が表示される領域である。同図の領域171には、画像191−1乃至画像191−4が表示されており、画像191−1乃至画像191−4の評価値は、それぞれ第1のグループに分類されたことになる。
【0048】
領域172は、領域171に表示された検索結果の次に評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、例えば、分類データ生成部103により、上述した第2のグループに分類された、検索結果が表示される領域である。同図の領域172には、画像192−1乃至画像191−6が表示されており、画像192−1乃至画像192−6の評価値は、それぞれ第2のグループに分類されたことになる。
【0049】
領域173は、領域172に表示された検索結果の次に評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、例えば、分類データ生成部103により、上述した第3のグループに分類された、検索結果が表示される領域である。同図の領域173には、画像193−1乃至画像193−6が表示されており、画像193−1乃至画像193−6の評価値は、それぞれ第3のグループに分類されたことになる。
【0050】
領域174は、領域173に表示された検索結果の次に評価値が高い検索結果が表示される領域とされ、例えば、分類データ生成部103により、上述した第4のグループに分類された、検索結果が表示される領域である。同図の領域174には、画像194−1および画像194−2が表示されており、画像194−1および画像194−2の評価値は、それぞれ第4のグループに分類されたことになる。
【0051】
例えば、従来の検索システムにおいては、画像191−1、画像191−2、・・・画像194−1、画像194−2のように、評価値の高い検索結果が画面の上方向から下方向へ順に表示されるが、検索結果の一覧をユーザに提示する場合などは、このような表示方式では、ユーザにとって利便性の高い検索システムを提供することが難しい。
【0052】
すなわち、従来の検索システムにおける表示方式の場合、ユーザは、所望の(目的の)検索結果が画面に表示されていない場合、画面を下方向にスクロールされるなどして検索結果をチェックしていく必要があり、目的の検索結果を見つけるのに時間がかかってしまう。
【0053】
また、検索結果が大量に取得された場合、スクロール量が増えることになるが、実際には、画面を下方向にスクロールさせるほど検索結果の評価値は低いものとなっており、それ以上スクロールさせても、目的の検索結果が表示される可能性は少ないが、そのことをユーザに実感させることは難しい。従って、例えば、ユーザは、画面をさらに下方向にスクロールさせれば、目的の検索結果が表示されるのではないかと期待してしまうことがあり、結果として、ユーザに無駄な操作をさせることになってしまう。
【0054】
これに対して、本発明によれば、図3に示されるように検索結果の一覧が画面に表示されるので、簡単に目的の検索結果を見つけることができる。図3において、最も評価値の高い画像は、画面中央の円形の領域171に表示され、評価値が低くなるのに従って、画像は円の外周(領域172乃至領域174)に表示される。すなわち、検索によりユーザが得たかった画像(目的の画像)は、画面の中央に表示されている可能性が高く、画面の中央から遠い位置に表示された画像が目的の画像である可能性は低いことが、ユーザにも直感的に理解できる。
【0055】
次に、図4のフローチャートを参照して、本発明の検索システム10による検索結果表示処理について説明する。この処理は、例えば、ユーザが制御部33の操作部などを操作して、データの検索を指令したとき実行される。ここでは、データベース31に、例えば、デジタルスチルカメラなどにより撮影された画像のデータが蓄積されているものとし、ユーザが、所定のキーワード(例えば、画像の色を表す言葉など)を入力して画像の検索を指令した場合を例として説明する。
【0056】
ステップS101において、検索結果取得部101は、検索処理部32により実行された検索処理の検索結果を取得する。これにより、データベース31に蓄積されている画像のデータのうち、入力されたキーワードに対応する複数の画像のデータが検索結果として取得される。なお、このとき、画像のデータに付加された評価値などその画像のデータとともに取得される。
【0057】
ステップS102において、検索結果解析部102は、ステップS101の処理で取得された検索結果としての複数の画像のデータの評価値を、この後行われる処理に用いるために、それぞれ取得する。
【0058】
ステップS103において、分類データ生成部103は、ステップS102の処理で取得された評価値に基づいて、検索結果の画像の表示位置をそれぞれ設定する。このとき、分類データ生成部103は、検索結果解析部102により抽出された評価値について、例えば、各画像の評価値を予め設定された複数の閾値に基づいて分類し、上述したように第1のグループ乃至第4のグループに分類する。そして、その分類結果に基づいて画像の表示位置が設定される。
【0059】
ステップS104において、表示データ生成部104は、表示部34において、ステップS103の処理により設定された表示位置に、検索結果の画像をそれぞれ表示させるための表示データを生成する。これにより、例えば、図3を参照して上述してように、表示部34の画面151において、領域171には、第1のグループに分類された評価値の画像が表示され、領域172には、第2のグループに分類された評価値の画像が表示され、領域173には、第3のグループに分類された評価値の画像が表示され、領域174には、第4のグループに分類された評価値の画像が表示される。
【0060】
このようにして、検索結果が表示される。
【0061】
なお、例えば、第1のグループに分類された評価値の画像が多く表示される場合、図3の領域171の面積がより大きく表示され、その分だけ領域172乃至領域174の面積がより小さく表示されるようにしてもよい。さらに、領域172乃至領域174に表示される画像は、領域171に表示される画像よりも小さく(例えば、縮小されて)表示されるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザに、より分かり易くなるように検索結果を表示することができる。
【0062】
また、図3のように表示された画面において、例えば、ユーザが制御部33の操作部を操作するなどして拡大表示する領域を指定することにより、画面の一部が拡大されて表示されるようにしてもよい。図5は、表示部34において、図3に示される画面の一部が拡大されて表示された画面の例を示す図である。
【0063】
図5の例では、表示部34の画面151に、図3の図中下側やや右の部分が拡大されて表示されており、図3においてその部分に表示されていた、画像192−4、画像192−5、および画像193−4も、それぞれ拡大されて表示されている。
【0064】
また、図5の図中右下側には、小画面211が表示されている。小画面211は、例えば、ユーザが現在拡大されて表示されている部分を認識可能となるように、検索結果が表示された画面全体を縮小して表示するためのものであり、図中に同心円で示されているものが、上述した領域171乃至領域174に対応し、四角形の枠212は、現在拡大されて表示されている部分を示している。
【0065】
例えば、図3の画面において検索結果として表示される画像の数が極めて多い場合、ユーザは、個々の画像を確認するために、制御部33の操作部を操作するなどして、図3の画面に、拡大させる部分を指定するためのGUI(Graphical User Interface)などを表示させ、そのGUIに基づいて図3の画面において、所望の部分を拡大させる操作を行う。これにより、図5に示されるような画面が表示されることになる。
【0066】
あるいはまた、検索結果の画像の数が膨大であり、図3における第1のグループ乃至第4のグループに属する画像の全てを所定の大きさで表示することが出来ない場合、図3において所定の大きさで表示できる画像の上限個数を超えた分の画像については、図3の画面に表示せず、ユーザの操作により図3の画面における所望の部分が拡大して表示された場合にのみ表示されるようにしてもよい。
【0067】
図6は、表示部34において、図3に示される画面の一部が拡大されて表示された画面の別の例を示す図である。同図においては、画面の一部(小画面211の枠212により示される部分)が拡大されて表示されたことにより、図3の画面で表示されなかった画像が表示されている。いまの場合、検索結果の画像の数が膨大で、図3の画面では画像の全てを所定の大きさで表示することが出来ないため、画像192−4−1、画像192−5−1、画像192−5−2および画像193−4−1は、図3の画面では表示されていなかった。図6に示されるように、画面の一部が拡大されて表示された場合、画像192−4−1、画像192−5−1、画像192−5−2および画像193−4−1が表示される。
【0068】
このように、画面の所定の部分を拡大させて表示することで、例えば、検索結果が多数表示された場合でも、ユーザは簡単に目的の検索結果を見つけることができ、また、現在拡大されている部分の画像の評価値も小画面211により、ユーザに認識させることが可能となる。
【0069】
ところで、検索結果として取得されたデータに、メタデータが付加されている場合、評価値とともに、メタデータを用いて検索結果のデータの表示位置が設定されるようにしてもよい。
【0070】
例えば、検索結果として取得された複数の画像のデータのそれぞれに、それらの画像の撮影日を表すメタデータが付加されていた場合、図7に示されるような画面が、検索結果を表示する画面として表示部34に表示されるようにしてもよい。
【0071】
図7の画面251は、図3の場合と同様に、検索結果を表示する領域として、それぞれ円形の領域271乃至領域273が設けられているが、図3の場合と異なり、領域273の外側に位置する領域274には、画像の撮影日に関する情報が表示されている。この例では、領域274が小領域274A乃至小領域274Hで構成されており、小領域274Aには、「2007/1(西暦2007年1月を表す)」と表示されており、小領域274Bには、「2007/2(西暦2007年2月を表す)」と表示されており、・・・小領域274Hには、「2007/8(西暦2007年8月を表す)」と表示されている。
【0072】
なお、同図における波線260は、撮影日に関する情報の始点または終点を表すGUIとされて表示されている。
【0073】
領域271乃至領域273も、領域274と同様に、それぞれ小領域271A乃至小領域271H、小領域272A乃至小領域272H、および小領域273A乃至小領域273Hで構成されている。
【0074】
図7の例の場合、分類データ生成部103は、例えば、検索結果解析部102により抽出された評価値と、予め設定された2つの閾値に基づいて、検索結果の画像のデータを第1のグループ乃至第3のグループの3つのグループに分類する。
【0075】
そして、評価値の最も高い第1のグループに分類された画像が領域271に表示されることになるが、その画像の撮影日に基づいて、領域271の、どの小領域に表示されるかが設定される。すなわち、小領域271Aに表示された画像291−1は、西暦2007年1月に撮影された画像であり、小領域274Dに表示された画像291−2は、西暦2007年4月に撮影された画像であり、小領域271Gに表示された画像291−3は、西暦2007年7月に撮影された画像であり、小領域271Hに表示された画像291−4は、西暦2007年8月に撮影された画像である。
【0076】
同様に、第1のグループの次に評価値の高い第2のグループに分類された画像が領域272に表示されることになるが、その画像の撮影日に基づいて、領域272の、どの小領域に表示されるかが設定される。すなわち、画像292−1は、西暦2007年1月に撮影された画像であり、画像292−2は、西暦2007年3月に撮影された画像であり、画像292−3は、西暦2007年4月に撮影された画像であり、画像292−4は、西暦2007年5月に撮影された画像であり、画像292−5は、西暦2007年8月に撮影された画像ある。
【0077】
さらに、第2のグループの次に評価値の高い第3のグループに分類された画像が領域273に表示されることになるが、上述した領域271および領域272の場合と同様に、その画像の撮影日に基づいて、小領域273A乃至小領域273Hのどの小領域に表示されるかが設定される。
【0078】
なお、図7において、領域271乃至領域274に示される点線は、上述した小領域を説明するためのものであり、実際に画面に点線を表示させる必要はない。
【0079】
また、画面の中央の領域271に表示される画像においては、最も外側の領域274に表示された撮影日との対応をユーザに認識させ難いので、領域272と領域273は、それぞれ小領域272A乃至小領域272Hと小領域273A乃至小領域273Hに分けられて、検索結果の画像が表示される領域とされ、領域271のみは、小領域に分けられることなく、検索結果の画像が表示される領域とされてもよい。
【0080】
このようにすることで、ユーザは、検索結果が表示された画面において、画像の評価値だけでなく、撮影日も認識することができ、より簡単に目的の画像を見つけることが可能となる。
【0081】
図8は、図7に示されるような検索結果の表示に対応する検索結果表示処理の例を説明するフローチャートである。
【0082】
図8のステップS151の処理は、図4のステップS101の処理と同様の処理なので、詳細な説明は省略する
【0083】
ステップS152において、検索結果解析部102は、ステップS151の処理で取得された検索結果としての複数の画像のデータの評価値とともに、その画像のメタデータ(例えば、画像の撮影日)を、この後行われる処理に用いるために、それぞれ取得する。
【0084】
ステップS153において、分類データ生成部103は、ステップS152の処理で取得された評価値とメタデータに基づいて、検索結果の画像の表示位置をそれぞれ設定する。このとき、分類データ生成部103は、検索結果解析部102により抽出された評価値について、例えば、各画像の評価値を予め設定された複数の閾値に基づいて分類し、上述したように第1のグループ乃至第3のグループに分類する。さらに、分類データ生成部103は、第1のグループ乃至第3のグループに分類された画像のそれぞれの撮影日を特定し、特定結果に基づいて画像の表示位置が設定される。
【0085】
ステップS154において、表示データ生成部104は、表示部34において、ステップS153の処理により設定された表示位置に、検索結果の画像をそれぞれ表示させるための表示データを生成する。
【0086】
これにより、例えば、図7を参照して上述してように、表示部34の画面251において、領域271の小領域271A乃至小領域271Hには、第1のグループに分類された評価値の画像が、それぞれの画像の撮影日に対応して表示され、領域272の小領域272A乃至小領域272Hには、第2のグループに分類された評価値の画像が、それぞれの画像の撮影日に対応して表示され、領域273の小領域273A乃至小領域273Hには、第3のグループに分類された評価値の画像が、それぞれの画像の撮影日に対応して表示され、また、領域274の小領域274A乃至小領域274Hには、それぞれ撮影日に関する情報(例えば、「2007/1」など)が表示されることになる。
【0087】
このようにして、検索結果が表示される。
【0088】
このように、評価値とともに、メタデータを用いて検索結果のデータの表示位置が設定される場合、検索結果のデータの表示位置が動的に変更されるようにしてもよい。
【0089】
例えば、図7に示される波線260を、制御部33の操作部を介して操作することにより、領域274に表示される撮影日に関する情報の始点または終点が変化するようにし、領域274に表示された撮影日に関する情報に対応して検索結果の画像が表示されるようにしてもよい。
【0090】
この場合、波線260を、図7に示される状態から時計回り(図中右方向)に移動させると、画面251の表示は、図9に示されるように変化する。すなわち、撮影日に関する情報の始点が、図7においては、「2007/1(西暦2007年1月)」であったものが、図9においては、「2007/2(西暦2007年2月)」に変化する。また、撮影日に関する情報の終点が、図7においては、「2007/8(西暦2007年8月)」であったものが、図9においては、「2007/9(西暦2007年9月)」に変化する。
【0091】
これに伴って、図7においては、領域271の小領域271Aに、評価値が第1のグループに分類され、西暦2007年1月に撮影された画像291−1が表示されていたが、図9においては、画像291−1が表示されていない。また、図7においては、領域272の小領域272Aに、評価値が第2のグループに分類され、西暦2007年1月に撮影された画像292−1が表示され、領域273の小領域273Aに、評価値が第3のグループに分類され、西暦2007年1月に撮影された画像293−1が表示されていたが、図9においては、画像292−1と画像293−1は、表示されておらず、小領域272Aに、評価値が第2のグループに分類され、西暦2007年9月に撮影された画像292−6が表示され、小領域273Aに、評価値が第3のグループに分類され、西暦2007年9月に撮影された画像293−7が表示されている。
【0092】
また、波線260を、図7に示される状態から反時計回り(図中左方向)に移動させると、画面251の表示は、図10に示されるように変化する。すなわち、撮影日に関する情報の始点が、図7においては、「2007/1(西暦2007年1月)」であったものが、図10においては、「2006/12(西暦2006年12月)」に変化する。また、撮影日に関する情報の終点が、図7においては、「2007/8(西暦2007年8月)」であったものが、図10においては、「2007/7(西暦2007年7月)」に変化する。
【0093】
これに伴って、図7においては、領域271の小領域271Hに、評価値が第1のグループに分類され、西暦2007年8月に撮影された画像291−4が表示されていたが、図10においては、画像291−4は表示されていない。また、図7においては、領域273の小領域273Hに、評価値が第3のグループに分類され、西暦2007年8月に撮影された画像293−6が表示されていたが、図10においては、画像293−6は表示されておらず、小領域273Hに、評価値が第3のグループに分類され、西暦2006年12月に撮影された画像293−0が表示されている。
【0094】
このようにすることで、例えば、検索結果の画像が極めて多い場合、検索結果の中からメタデータに基づいて表示される画像が選択されて表示されるようにすることができ、ユーザにとってさらに見易い検索結果の表示画面を提供することが可能となる。
【0095】
なお、図9と図10を参照して上述したように検索結果の画像を表示させる場合、例えば、図8のステップS151の処理で取得された検索結果の画像は、2006年12月から西暦2007年9月までの期間に撮影された画像とされ、それらの画像のうち、最初に、西暦2007年1月から西暦2007年8月までの期間に撮影された画像が図7に示されるように表示されるように、ステップS154の処理で表示データが生成されるようにすればよい。
【0096】
以上においては、検索システム10により画像のデータが検索されて検索結果が表示される例について説明したが、他のデータが検索されて検索結果が表示される場合であっても本発明を適用することが可能である。
【0097】
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図11に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0098】
図11において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0099】
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
【0100】
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
【0101】
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
【0102】
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
【0103】
なお、この記録媒体は、図11に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
【0104】
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明の一実施の形態に係る検索システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部の機能的構成例を示すブロック図である。
【図3】検索結果を表示する画面の例を示す図である。
【図4】検索結果表示処理の例を説明するフローチャートである。
【図5】検索結果を表示する画面の一部を拡大して表示する例を示す図である。
【図6】検索結果を表示する画面の一部を拡大して表示する別の例を示す図である。
【図7】検索結果を表示する画面の別の例を示す図である。
【図8】検索結果表示処理の別の例を説明するフローチャートである。
【図9】検索結果を表示する画面のさらに別の例を示す図である。
【図10】検索結果を表示する画面のさらに別の例を示す図である。
【図11】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0106】
10 検索システム, 31 データベース, 32 検索処理部, 33 制御部, 34 表示部, 101 検索結果取得部, 102 検索結果解析部, 103 分類データ生成部, 104 表示データ生成部, 105 操作入力受付部, 701 CPU, 711 リムーバブルメディア
【特許請求の範囲】
【請求項1】
蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置であって、
前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段と、
前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段と、
前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段と
を備える検索結果表示装置。
【請求項2】
前記分類手段により分類された前記検索結果のうち、
前記評価値が最も大きい第1のグループに分類された前記検索結果が、前記複数の表示領域のうちの中心の円状の第1の表示領域に表示され、
前記第1のグループの次に前記評価値が大きい第2のグループに分類された前記検索結果が、前記第1の表示領域と同心であって前記第1の表示領域の外周に配置された第2の表示領域に表示される
請求項1に記載の検索結果表示装置。
【請求項3】
前記分類手段は、
前記検索結果として得られるデータに付加されたメタデータに基づいて所定の数のグループに分類された前記検索結果のそれぞれをさらに分類する
請求項1に記載の検索結果表示装置。
【請求項4】
前記表示制御手段により表示が制御される画面において、同心円状に構成される複数の表示領域のうちの1つの表示領域に、前記メタデータに関する情報が表示され、
前記所定の数のグループに分類された前記検索結果のそれぞれが、各表示領域において前記メタデータに関する情報が表示された位置に対応する位置に表示される
請求項3に記載の検索結果表示装置。
【請求項5】
ユーザの操作を受け付ける操作受付手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記操作受付手段により受け付けられた操作に対応して、
前記メタデータに関する情報の表示を制御し、
前記制御されて表示される前記メタデータに関する情報に対応する前記検索結果の表示を制御する
請求項4に記載の検索結果表示装置。
【請求項6】
蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置の検索結果表示方法であって、
前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得し、
前記取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類し、
前記分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御するステップ
を含む検索結果表示方法。
【請求項7】
蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
コンピュータを、
前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段と、
前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段と、
前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段として機能させる
プログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項1】
蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置であって、
前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段と、
前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段と、
前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段と
を備える検索結果表示装置。
【請求項2】
前記分類手段により分類された前記検索結果のうち、
前記評価値が最も大きい第1のグループに分類された前記検索結果が、前記複数の表示領域のうちの中心の円状の第1の表示領域に表示され、
前記第1のグループの次に前記評価値が大きい第2のグループに分類された前記検索結果が、前記第1の表示領域と同心であって前記第1の表示領域の外周に配置された第2の表示領域に表示される
請求項1に記載の検索結果表示装置。
【請求項3】
前記分類手段は、
前記検索結果として得られるデータに付加されたメタデータに基づいて所定の数のグループに分類された前記検索結果のそれぞれをさらに分類する
請求項1に記載の検索結果表示装置。
【請求項4】
前記表示制御手段により表示が制御される画面において、同心円状に構成される複数の表示領域のうちの1つの表示領域に、前記メタデータに関する情報が表示され、
前記所定の数のグループに分類された前記検索結果のそれぞれが、各表示領域において前記メタデータに関する情報が表示された位置に対応する位置に表示される
請求項3に記載の検索結果表示装置。
【請求項5】
ユーザの操作を受け付ける操作受付手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記操作受付手段により受け付けられた操作に対応して、
前記メタデータに関する情報の表示を制御し、
前記制御されて表示される前記メタデータに関する情報に対応する前記検索結果の表示を制御する
請求項4に記載の検索結果表示装置。
【請求項6】
蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示装置の検索結果表示方法であって、
前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得し、
前記取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類し、
前記分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御するステップ
を含む検索結果表示方法。
【請求項7】
蓄積されたデータの中から、与えられた情報に対応するデータを検索する装置が検索結果として出力するデータを表示する検索結果表示処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
コンピュータを、
前記検索結果を、前記検索結果のそれぞれが前記与えられた情報との関連性の高さ表す評価値とともに取得する検索結果取得手段と、
前記検索結果取得手段により取得された前記検索結果を、前記評価値の大きさに基づいて所定の数のグループに分類する分類手段と、
前記分類手段により分類された前記検索結果を、前記グループにそれぞれ対応して定められた表示領域であって、同心円状に構成される複数の表示領域にそれぞれ表示させるように制御する表示制御手段として機能させる
プログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムが記録されている記録媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2008−305312(P2008−305312A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−153961(P2007−153961)
【出願日】平成19年6月11日(2007.6.11)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年6月11日(2007.6.11)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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