説明

樹脂組成物、建築材料並びにその施工方法

【課題】表面に接着性積層物を設けるのではなく、建築材料そのものを改良して接着剤との親和性を向上させ、最終目的の壁紙、石膏ボード、パテとの接着強度を向上させうる建築材料を提供する。
【解決手段】ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂などの(A)ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、(B)アミロペクチンが100重量部乃至900重量部になるように、例えば(B)アミロペクチンを含有する、うるち米、もち米、或いはコンスターチ等のデンプンを配合し、更に必要に応じて(C)フッ素系樹脂またはアクリル変性樹脂や(D)α-オレフィン共重合樹脂を含有させたポリオレフィン樹脂組成物、当該樹脂組成物を押出成形してなる成型体からなる建築材料、当該建築材料を水性接着剤を用いて接合する施工方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁紙や石膏ボードなどの建築用部材との接着性が改良された建築材料、並びに該建築材料の製造に好適に使用される樹脂組成物に係る。
【背景技術】
【0002】
従来、巾木、廻り縁、見切り、点検口、腰壁と称される内装建材、或いは壁紙仕上げ用下地材などの建築材料は、その使用目的から表面に下地調整剤(パテ)や壁紙を貼着していた。しかしながら、この建築材料は通常有機高分子体の樹脂から構成されているので、無機物と水溶性接着剤とからなるパテやその接着面が紙などの天然繊維からなる壁紙との接着性は、接着剤を介在させて接着しても十分ではなかった。
【0003】
上記問題を解決するために、建築材料の表面に予め紙を積層した材料が提案されたが、積層した紙自体が破れやすい、剥がれやすいという欠点があった(特許文献1)。この欠点を解決すべく、新たに、建築材料の表面に予め変性ウレタン樹脂などの表面処理剤層を設けることが提案され、一応の目的が達成された(特許文献2、同3)。
【0004】
一方、有効資源の活用の観点から、種々のバイオマス材料を熱可塑性樹脂に配合することが提案され、更には供給過剰状態の余剰米の活用の観点から米を配合した樹脂成型体も提案されている(特許文献4、同5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平01−75533号公報
【特許文献2】特開平08−218611号公報
【特許文献3】実開平10−140780号公報
【特許文献4】特開2005−255743号公報
【特許文献5】特許第3878623号公報
【発明の概要】
【発明が解決ようとする課題】
【0006】
前記接着性を改良するための提案技術は、何れも建築材料の表面に予めパテや接着剤に親和性がある材料を積層する技術思想であるため、必然的にそのための材料や積層工程が必要となる。その結果、省資源、省エネルギー、生産性、生産コストの観点からは必ずしも好適な技術とは言えなかった。
また、熱可塑性樹脂に米を配合した技術においては、成型体の成型性や強度に開発目標が設定され、接着剤との親和性や被着体との接着強度については何ら着目されなかった。その結果、これらの従来技術においては、デンプン中のアミロペクチンと接着性との相関について何ら記載も示唆もないばかりか、実施例レベルで実際に配合された米(アミロペクチン)の量は、相対的に低いものでしかなかった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、建築材料の表面に積層物を設けるのではなく、建築材料そのものを改良して接着剤との親和性を向上させ、最終目的の壁紙、石膏ボード等との接着強度を向上させることを考え検討した。そして、デンプン中のアミロペクチンに着目し、建築材料を構成する樹脂成分に当該アミロペクチンを特定量配合し、しかも特定の接着剤と組み合わせた場合に、壁紙などとの接着性が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明によれば、
(A)ポリオレフィン樹脂、および(B)アミロペクチンを含有してなるポリオレフィン樹脂組成物であって、(A)ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、100重量部乃至900重量部の(B)アミロペクチンを含有することを特徴とする前記樹脂組成物が提供される。
上記ポリオレフィン樹脂組成物において、
(1)更に、(C)フッ素系樹脂またはアクリル変性樹脂を、(A)ポリオレフィン樹脂と(B)アミロペクチンの合計量100重量部に対して0.5乃至10重量部含有すること
(2)更に、(D)α-オレフィン共重合樹脂を、(A)ポリオレフィン樹脂と(B)アミロペクチンの合計量100重量部に対して0.5乃至15重量部含有することを特徴とすること
が好ましい。
【0009】
本発明によれば、また、
上記ポリオレフィン樹脂組成物の押出成型体からなることを特徴とする建築材料が提供される。
上記建築材料において、
建築材料が、壁紙仕上げ用下地材または内装建材であることが好ましい。
【0010】
本発明によれば、更に、
前記建築材料と、天然繊維からなる被着面を有する内装仕上げ材または内装下地ボードとを水性接着剤を用いて接合することを特徴とする建築材料の施工方法が提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によって提供される建築材料はその接着表面を前処理することなく、通常の接着剤を用いて壁紙や石膏ボードとの、或いは直接パテとの高い接着強度を発現することができる。その結果、前処理工程を必要としないので省エネルギーおよび省力化され、また前処理に必要な材料を使用しないので省資源および生産コストの軽減を図ることができ、更に機能的な建築材料を生産性良く、かつ、安価に提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明のポリオレフィン樹脂組成物は、(A)ポリオレフィン樹脂、および(B)アミロペクチンから基本構成され、(A)ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、100重量部乃至900重量部の(B)アミロペクチンを含有する。以下各成分について説明する。
【0013】
<(A)ポリオレフィン樹脂>
本発明の組成物に熱可塑性を付与する樹脂成分であり、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂である。このポリエチレンやポリプロピレンは、エチレンやプロピレンの単独重合体のみならず、その物性を改良するためのブテンー1などの他の重合性単量体との共重合体も含まれ、一般に市販されているものをそのまま使用できる。
【0014】
<(B)アミロペクチン>
アミロペクチンは、アミロースと共にデンプンを構成する基本成分である。本発明においては、このアミロペクチンの存在が接着性の向上に寄与する。
デンプンは、通常アミロペクチンとアミロースを含み、そのデンプンの由来作物により両者の構成比は異なる。代表的な値を以下に示す。
【0015】
【表1】

【0016】
これらアミロペクチンとアミロースはそれぞれ単離可能であるが、本発明においては、敢えて単離されたアミロペクチンを使用する必要はなく、その含有量を予め分析して把握したデンプンを使用することが、生産性、生産コストの観点から好ましい。デンプンを使用して樹脂組成物とした場合、不可避的にアミロースが含まれる場合があるが、上記表から明らかなように通常アミロペクチン量を上回ることはないし、もち米由来のデンプンを使用すれば、アミロースを含まない樹脂組成物となる。このアミロペクチンは水に不溶であるため、後述する水性接着剤を用いて被着体を貼着した場合にも接着剤中の水にも溶解せず、高い接着性を発現する。従って、このアミロペクチンの存在並びに配合量が重要である。尚、デンプン中のこれらアミロペクチンとアミロースの含有割合は、分光法や市販分析キットを使用して容易に分析が可能である。
【0017】
アミロペクチンは、ポリオレフィン樹脂100重量部に対し、100〜900重量部とすることが必要である。100重量部未満の場合は、本発明の目的である高い接着強度が発現しない。900重量部を越えると、樹脂組成物の成型性が悪く成型体の強度も低下する。
【0018】
上記の通り、本発明の樹脂組成物は、(A)ポリオレフィン樹脂、および(B)アミロペクチンを基本成分とするものであるが、更に、(C)フッ素系樹脂またはアクリル変性樹脂、(D)α-オレフィン共重合樹脂を配合することは好ましい態様である。
【0019】
<(C)フッ素系樹脂またはアクリル変性樹脂>
フッ素系樹脂またはアクリル変性樹脂は、本発明の樹脂組成物の溶融粘度、溶融張力を向上させ成形加工性を改善する成分であり、好ましくは、(A)ポリオレフィン樹脂と(B)アミロペクチンの合計量100重量部に対して0.5乃至10重量部含有される。0.5重量部未満ではその効果が生ぜず、10重量部を超えると成形物の外観が低下して好ましくない。該フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン(C2F4)とエチレン(C2H4)との共重合体、テトラフルオロエチレン(C2F4)とパーフルオロアルコキシエチレンとの共重合体が挙げられ、大日精化工業(株)社「ノンメッシーマスター」、東京インキ(株)社「プラヘルパー」、東レダウコーニングシリコーン(株)社「シリコーンコンセントレート」などとして市販されている。アクリル変性樹脂としては、アクリルエステル、メタアクリルエステル等のアクリルエステル系モノマーをブロック重合またはグラフト重合させた、シリコーン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン等が挙げられる。
【0020】
<(D)α-オレフィン共重合樹脂>
α-オレフィン共重合樹脂は、本発明の樹脂組成物の相溶性、分散性を改善する成分であり、好ましくは、(A)ポリオレフィン樹脂と(B)アミロペクチンの合計量100重量部に対して0.5乃至15重量部含有される。0.5重量部未満ではその効果が生ぜず、15重量部を超えてもその効果は変化しない。該α-オレフィン共重合樹脂は、α−オレフィンと無水マレイン酸などの共重合樹脂、または変性樹脂であり、タフマー(三井化学社)、アドマー(三井化学社)、ブラストマー(ダウケミカル社)などとして市販されている。
【0021】
本発明のポリオレフィン樹脂組成物は、上記(A)〜(D)成分に加えて、本発明の特徴を損なわない範囲で、無機または有機の充填剤、難燃剤、安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤などの各種添加剤、更には、染料や顔料などの着色剤を任意に配合することができる。
【0022】
上記必須並びに任意の成分を混合して樹脂組成物とする方法は、特に限定されず公知の方法で実施することができる。通常は、ヘンシェルミキサー等の混合機を用いて混合する。樹脂組成物の存在形態は特に限定されず、各成分を混合した混合物,更には該組成物を溶融混練してペレット状にしたものなどが挙げられる。
【0023】
上記本発明の樹脂組成物は、射出成型、ブロー成型或いは押出成形法により、目的に応じた所定の成型体とされる。特に、成型体を建築材料とする場合は押出成形法が好適に採用され、その成型機や成型条件などは従来公知の中から任意に選択して決定すれば良い。
【0024】
本発明の成型体からなる建築材料は、高い接着強度を発現するという特質を有するため、壁紙を貼着する壁紙仕上げ用下地材、或いは石膏ボードに代表される内装下地ボード上に接着して使用する内装建材として極めて有用である。内装建材としては、巾木、廻り縁、見切り、点検口、腰壁などの内装建材が挙げられる。
【0025】
壁紙は、紙製、布製、織物製、塩化ビニル樹脂や多孔質ポリオレフィン樹脂からなるプラスチック製など種々の素材からなるものであるが、通常、その貼着面には紙が積層されている。この紙面に、本発明の建築材料は、後述する水性接着剤を使用した場合に強く接着するので、本発明の建築材料は壁紙仕上げ用下地材として有用となる。なお、壁紙は、その貼着面が紙などの天然繊維からなるものであれば良く、天然繊維の布製や織物製であって天然繊維の面が露出しているものは、必ずしも紙の貼着面が積層されている必要はない。
また、石膏ボードも通常表皮材として紙が積層されているので、同様に水性接着剤を用いた場合その上に使用される内装建材として利用価値が高いものとなる。更に驚くべきことに、石膏ボード上に接着された壁紙仕上げ用下地材は、その段差を埋めるために無機物と水溶性接着剤とからなるペースト状のパテが使用されることがあるが、このようなパテとの接着性も向上することが分かった。
【0026】
本発明の施工方法の発明においては、建築材料と壁紙や石膏ボードなどの被着体との接着に、水性接着剤を使用することが必要である。水性接着剤を使用することにより、アミロペクチンの水不溶性の性質と被着体の天然繊維からなる被着面の性質とが、水性であるという特質と好適に絡まって、高い接着強度を発現しているものと推察される。従って、非水性の有機溶媒系接着剤ではその効果がでない。
【0027】
当該水性接着剤としては、デンプン系接着剤、膠系接着剤、セルロース系接着剤、カゼイン系接着剤などの水に接着成分が溶解した水溶液タイプ、或いはアクリル樹脂エマルジョン接着剤、ウレタン樹脂エマルジョン接着剤、エチレン-酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤、酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤、ポリビニルアルコール系接着剤、天然ゴムラテックス接着剤などの水に接着成分が乳化縣濁している水分散タイプの何れの接着剤も使用できる。
具体的な施工方法は特に限定されず従来公知の方法が採用される。
【実施例】
【0028】
本発明を次の実施例で更に説明する。次の実施例は、説明のためのものであり、いかなる意味においても本発明はこれに限定されるものではない。また、実施例の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
以下の実施例及び比較例で用いた各種成分と略号は、以下の通りである。
【0029】
(A)ポリオレフィン樹脂:
(1)ポリプロピレン樹脂(プライムポリプロJ705UG、プライムポリマー社製;
PPと略す) MFR=9.0
(2)ポリエチレン樹脂(エボリューSP0510、プライムポリマー社製;
PEと略す) MFR=0.5
(B)アミロペクチン:
(1)うるち米由来デンプン
アミロペクチン含有量 85重量%、アミロース含有量 15重量%
(2)コンスターチ由来デンプン
アミロペクチン含有量 75重量%、アミロース含有量 25重量%
(3)もち米由来デンプン
アミロペクチン含有量 100重量%
(C)フッ素系樹脂またはアクリル変性樹脂:
(1)フッ素系樹脂:プラヘルパーPEX1505、東京インキ社製
(2)アクリル変性樹脂:メタブレンP−530A、三菱レイヨン社製
(D)α-オレフィン共重合樹脂:
(1)タフマー、三井化学社製
(E)その他添加剤:
(1)セルロース(木粉)
(F)水性接着剤:
(1)デンプン系接着剤(ヤヨイ化学工業社製)
(2)カゼイン系接着剤(新田ゼラチン社製)
(3)天然ゴム系接着剤(積水化学工業社製)
(4)セルロース系接着剤(セメダイン社製)
(5)酢酸ビニル系接着剤(コニシ社製)
(G)被着体:
(1)塩化ビニル製壁紙(接着面:紙)
(2)下地調整剤(パテ):下塗り用パテ アタッチ(ヤヨイ化学工業製)
【0030】
実施例1〜8、比較例1〜6
表2に示す処方に従って、ポリオレフィン樹脂、デンプン或いはセルロース、フッ素系樹脂またはアクリル変性樹脂、α―オレフィン共重合樹脂を押出機に投入し、150乃至200℃のシリンダー温度で溶融混練して押出し、厚さ2mm×幅35mmのシート状成形体を作製した。得られた成形体について、以下の方法で各種性状を測定し、その結果を表2に示した。
【0031】
(1)表面固有抵抗値:
JIS C 2170「静電気電荷蓄積を防止する固体平面材料の抵抗及び抵抗率試験方法」に準拠して測定した。
(2)ぬれ張力:
JIS K 6768「プラスチック−フィルム及びシート−ぬれ張力試験方法」に準拠して測定した。
(3)下地調整剤との接着試験:
各実施例および比較例で得られた基材(幅35mm×長さ200mm)の板に下地調整剤を均一に塗布し、常温で7日間静置した後、碁盤目剥離試験(25マス)を実施して密着性を確認した。
評価方法
○:剥離せず
△:剥離数が5マス未満
×:剥離数が5マス以上
(4)壁紙との接着試験:
各実施例および比較例で得られた基材(幅35mm×長さ200mm)に、表1に示す接着剤をその紙面に塗布した塩化ビニル製壁紙を貼り合わせ、常温で7日間放置したのち後、手で壁紙を剥離して確認した。
評価方法
○:壁紙が材破した。
△:剥離する際抵抗が大きいが、基材−接着剤間で界面剥離する。
×:剥離時に抵抗がなく、基材−接着剤間で界面剥離する。
【0032】
【表2】

【0033】
グルコースの重合体であるデンプンやセルロースを全く含まない成型体(比較例1,2)では、下地調整剤や壁紙が全く接着しない。表面固有抵抗値が極めて高く、ぬれ張力が低いことがこの結果を支持している。デンプンと同じグルコースの重合体であるセルロースを含む成型体(比較例3,4)では、表面固有抵抗値、ぬれ張力がほとんど改善されず、下地調整剤や壁紙との接着性も悪い。アミロペクチンの配合量が、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して100重量部以下の場合は(比較例5,6)、水洗直後の表面固有抵抗値が低くなり、下地調整剤との接着剤との接着性は改善されるものの、壁紙との接着性は未だ不十分である。しかるに、実施例1〜8の成型体は、水洗前の表面固有抵抗値が低く、さらに水洗することにより水洗直後は著しく表面固有抵抗値が減少する。また、ぬれ張力も高い。これはアミロペクチンを配合することにより水との親和性が高くなり、その結果、水性接着剤との親和性も向上し、壁紙並びに下地調整剤との接着性に優れた効果を発揮することを支持するものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)ポリオレフィン樹脂、および(B)アミロペクチンを含有してなるポリオレフィン樹脂組成物であって、(A)ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、100重量部乃至900重量部の(B)アミロペクチンを含有することを特徴とする前記樹脂組成物。
【請求項2】
更に、(C)フッ素系樹脂またはアクリル変性樹脂を、(A)ポリオレフィン樹脂と(B)アミロペクチンの合計量100重量部に対して0.5乃至10重量部含有することを特徴とする請求項1に記載のポリオレフィン樹脂組成物。
【請求項3】
更に、(D)α-オレフィン共重合樹脂を、(A)ポリオレフィン樹脂と(B)アミロペクチンの合計量100重量部に対して0.5乃至15重量部含有することを特徴とする請求項1または2に記載のポリオレフィン樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1〜3に記載のポリオレフィン樹脂組成物の押出成型体からなることを特徴とする建築材料。
【請求項5】
建築材料が、壁紙仕上げ用下地材または内装建材であることを特徴とする請求項4に記載の建築材料。
【請求項6】
請求項4または5に記載の建築材料と、天然繊維からなる被着面を有する内装仕上げ材または内装下地ボードとを水性接着剤を用いて接合することを特徴とする建築材料の施工方法。

【公開番号】特開2011−84685(P2011−84685A)
【公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−240046(P2009−240046)
【出願日】平成21年10月19日(2009.10.19)
【出願人】(000010065)フクビ化学工業株式会社 (150)
【Fターム(参考)】