説明

機器および後処理装置

【課題】 故障によるダウンタイムの短縮された機器および後処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 後処理装置2内での処理動作を指示する指示情報に基づく処理動作を実行する間に故障が生じた場合に該指示情報を記録する記録部7と、記録部7に記録されている指示情報に基づく処理動作を再度実行させ該処理動作を実行する際に生じた故障を再現する制御部8とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、処理動作を指示する指示情報に基づいて処理動作を実行する機器、および画像形成装置などから排出されたシートに、折り処理、ステープル処理、パンチ処理などの後処理を施す後処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、複写機やプリンタなどの画像形成装置などの機器において、シートを搬送する搬送路に沿って複数のセンサを配備しておき、それらセンサ間のシートの搬送時間を測定してその実測値と、予め設定された設定時間とを比較することにより、機器におけるシートの搬送状態を把握できるようにした画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、搬送路に沿って配備されたセンサが故障してしまっては、機器におけるシートの搬送状態を把握することができなくなる。また、実際のところセンサ故障なのか、シートを搬送するモータやローラなどの故障なのかの判断がつかないこともあり、故障によるダウンタイムが長引いてしまうという問題が生じる。
【0004】
さらに、機器の中には、画像形成装置から排出されるシートに折り処理、ステープル処理、パンチ処理などの多数の後処理動作の中から、ユーザによって選択された後処理動作を実行する後処理装置のようなジャムが多発しやすい機器もある。
【0005】
このような機器では、処理を行う際に、ユーザがいずれの処理動作を選択したときに故障が生じたのかを忘れてしまうことがある。このような場合には故障の原因を突きとめるために種々の処理動作を機器に実行させてみなければならずダウンタイムを増加させてしまう。
【特許文献1】特開2000−307786号公報(第2−4頁、図1,2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑み、故障によるダウンタイムの短縮された機器および後処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明の機器は、
機器内で行うことができる複数の処理の中から選択された処理の実行を指示する指示情報に基づき処理動作を実行する機器において、
上記指示情報に基づく処理動作を実行する間に故障が生じた場合に該指示情報を記録する記録部と、
上記記録部に記録されている指示情報に基づく処理動作を再度実行させ該処理動作を実行する際に生じた故障を再現する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明の機器によれば、故障が生じた場合に、その故障を再現させることにより容易に故障診断を行うことが可能なので、機器のダウンタイムを短縮することができる。
【0009】
ここで、上記制御部が、再度実行された処理動作を分析し、該処理動作を実行する間に生じた故障の原因を診断するものであってもよい。
【0010】
本発明の機器を上記のように構成した場合は、故障が生じた場合に、その機器自体が故障を自己診断するので、機器のダウンタイムをさらに短縮することが可能となる。
【0011】
ここで、この機器が、上記指示情報に基づいて、機器内の複数の部位で処理動作を実行するものであり、
上記記録部が、上記指示情報の他に、該指示情報に基づく処理動作を実行する間に生じた故障が機器内のどの部位で発生したかを表す位置情報を該指示情報に対応付けて記録するものであり、
上記制御部が、上記記録部に記録されている指示情報に基づく処理動作のうち、該指示情報に対応付けて記録された位置情報に基づく部位における処理動作を再度実行させるものであってもよい。
【0012】
本発明の機器を上記のように構成した場合は、例えば、部品の故障などが生じた場合に、その部品の動作を繰り返させることにより、より容易に故障個所を特定することが可能となる。
【0013】
また、上記制御部が、上記記録部に記録されている指示情報に基づく処理動作のうち操作により指定された一部の動作のみを繰り返し実行させるものであってもよい。
【0014】
本発明の機器を上記のように構成した場合は、例えば、故障が生じたり生じなかったりする場合に、指定された一部の動作のみを繰り返し実行させることにより、さらに容易に故障個所を特定することが可能となる。
【0015】
また、上記課題を解決する本発明の後処理装置は、
像担持体上に形成したトナー像を所定のシートに転写し定着処理して機外に排出する本体装置に装着され、該本体装置から排出されたシートを搬送しながら、該シートに施すことができる複数の後処理の中から選択された後処理の実行を指示する指示情報に基づき該シートに後処理を施す後処理装置において、
上記指示情報に基づく後処理を実行する間に故障が生じた場合に該指示情報を記録する記録部と、
上記記録部に記録されている指示情報に基づく後処理を再度実行させ該後処理を実行する際に生じた故障を再現する制御部とを備えたとを備えたことを特徴とする。
【0016】
本発明の後処理装置によれば、ジャムなどの故障が生じやすい後処理装置において、例えば、部品による故障が生じた場合に、その部品の動作を再度実行させることにより、容易に故障個所を特定することが可能となるので、後処理装置のダウンタイムを短縮させることができる。
【0017】
ここで、上記制御部が、再度実行された処理動作を分析し、該処理動作を実行する間に生じた故障の原因を診断するものであってもよい。
【0018】
本発明の後処理装置を上記のように構成した場合は、故障が生じた場合に、その後処理装置自体が故障を自己診断するので、後処理装置のダウンタイムをさらに短縮することが可能となる。
【0019】
ここで、上記制御部が、上記記録部に記録されている指示情報に基づく後処理を、シートを搬送させずに再度実行させるものであってもよい。
【0020】
本発明の後処理装置を上記のように構成した場合は、実際にシートを用いることなく仮想的に後処理動作を再現することが可能となり、ダウンタイムの短縮、コストの低減を図ることができる。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように、本発明によれば、故障によるダウンタイムの短縮された機器および後処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
先ず、本発明の後処理装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態の後処理装置の概略構成図である。
【0024】
図1に示す後処理装置2は、例えば、像担持体上に形成したトナー像を所定のシートに転写し定着処理する電子写真方式のプリンタや複写機等の画像形成装置1に着脱自在に装着され、その本体装置から排出されたシートSを搬送しながら、該シートSに施す後処理を指示する指示情報に基づく後処理を実行し、該シートSに後処理を施す装置である。
【0025】
この後処理装置2は、画像形成装置1に接続されるトランスポートユニット3、このトランスポートユニット3にて取り込まれたシートSに折り処理を施す折りユニット4、この折りユニット4を通過したシートに対して所定の最終処理を施すフィニッシャ5、冊子の表紙となる厚紙などの合紙を供給するインターポーザ6などを備えている。
【0026】
上記の各ユニットにて構成される後処理装置2では、ステープル処理装置10によって行われる、複数枚重ねられたシートをステープルで綴るステープル処理の他、フィニッシャ5に設けられた中綴じ製本機能部30によって行われる、複数枚重ねられたシートを中綴じして製本する中綴じ製本処理、折りユニット4に設けられた折り機能部50によって行われる、シートに対して内三折り(C折り)や外三折り(Z折り)を施す折り処理、フィニッシャ5に設けられたパンチ機能部70によって行われる、2穴や4穴の穴あけ(パンチ)を施すパンチ処理、およびインターポーザ6などで構成された合紙機能部80によって行われる、シート束の表紙に用いられる厚紙や窓空きシートなどの合紙を供給する合紙処理等が実施される。
【0027】
上記のトランスポートユニット3内には、この後処理装置2内での処理動作を指示する指示情報に基づく処理動作を実行する間に故障が生じた場合に該指示情報を記録する記録部7と、記録部7に記録されている指示情報に基づく処理動作を再度実行させ該処理動作を実行する際に生じた故障を再現する制御部8とが配備されている。
【0028】
本実施形態では、制御部8は、記録部7に記録されている指示情報に基づく後処理を、実際にシートを搬送させずに再度実行させることもできるように構成されている。
【0029】
次に、本実施形態における記録部7および制御部8の動作について説明する。
【0030】
本発明の後処理装置は、以下のような動作についての記録および制御を想定している。
(1)ステープラヘッド移動動作
(2)パンチユニットの移動及びパンチ動作
(3)折りユニットのシート折り動作
(4)大容量排出トレイ及び小冊子排出トレイ内のコンパイラにおける紙揃え動作
(5)カール補正動作におけるデカーラ動作
(6)合紙トレイにおけるリフタ昇降動作
(7)搬送パス上にある排出先切替えゲートの切替え動作
これら複数の動作のうち、本実施形態の説明としては、例として、折りユニット4(図1参照)によるシート折り動作について説明する。
【0031】
図2は、本実施形態の後処理装置の折りユニットの部分拡大図である。
【0032】
図2に示すように、この折りユニット4には、折りユニット4におけるシート搬送路40、折りユニット4の入口部分および出口部分にそれぞれ配備され、シートSの到達を検知するセンサ42、センサ43、および紙詰まりの発生度数をカウントする紙詰まりカウンタ44が備えられている。
【0033】
図3は、本実施形態の後処理装置によるシート折り時の記録部の動作を示すフローチャートである。
【0034】
先ず、後処理装置2(図2参照)が接続されている画像形成装置1によって、図3:ステップS01に示すようなプリント条件でプリントが開始されると、後処理装置2は、上記プリント開始に応じて、上記プリント条件に含まれている、シートに施すべき処理を指示する指示情報に基づく後処理が開始される。
【0035】
画像形成装置1(図2参照)から排出されたシートSは、トランスポートユニット3を経由して折りユニット4に送り込まれる。ここで、折りユニット4のセンサ42およびセンサ43により、シート搬送路40上で紙詰まりが発生したことが検知されたとすると(ステップS02)、その検知結果に基づき紙詰まりカウンタ44がインクリメントされる(ステップS03)。
【0036】
次に、紙詰まりカウンタ44が所定の回数Nに達したか否かが判定される(ステップS04)。
【0037】
ステップS04における判定の結果、所定の回数Nに達している場合にはステップS05に進み、記録部7により、紙詰まり発生時のプリント条件及び紙詰まり発生位置をエラー履歴情報として記録し、このフローチャートの処理を終了する。
【0038】
ステップS04における判定の結果、所定の回数Nに達していない場合にはステップS06に進み、リカバリプリント、すなわち、上記のプリント条件に基づく再プリント処理が開始され、その結果、折りユニット4のシート搬送路40上で紙詰まりが発生した場合には、ステップS02以降の処理が繰り返される。リカバリプリントの結果、シート搬送路40上で紙詰まりが発生しなかった場合にはこのフローチャートの処理は終了する。
【0039】
図4は、本実施形態の後処理装置のシート折り時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【0040】
ここでは、後処理装置2のセンサ42(図2参照)の個所で紙詰まりが発生した場合の例について以下に説明する。
【0041】
制御部8(図2参照)は、各センサからの検知情報と、記録部7に記憶されたエラー履歴情報とを監視しており、特定の個所における紙詰まりが所定の回数N以上に達したことを検知した場合には、プリント条件および紙詰まり発生位置を画像形成装置1へ伝達し、自己診断処理の実行を要求する(ステップS11)。
【0042】
後処理装置2は、上記要求に基づく画像形成装置1からの指示情報に基づき、画像形成装置1から排出されるテストプリントシートの搬送動作を開始する(ステップS12)。
【0043】
画像形成装置1(図2参照)から排出されたテストプリントシートSが、トランスポートユニット3を経由して折りユニット4に送り込まれ、紙詰まりの原因となったセンサ42(図2参照)の一つ手前のセンサ41をオンしたところで、一旦テストプリントシートSの搬送を停止させる(ステップS13)。
【0044】
次に、一旦停止したテストプリントシートがセンサ41の位置をスタートしてからセンサ42の位置に到達するまでに要する理論到達時間だけテストプリントシートを進める(ステップS14)。
【0045】
次に、センサ42がシートありを検知したか否かの判定が行われる(ステップS15)。
【0046】
ステップS15における判定の結果、シートありを検知した場合にはステップS19に進み、シート到達時間測定診断を行う。
【0047】
このシート到達時間測定診断(ステップS19)では、ステップS15での検知結果から、テストプリントシートが一つ手前のセンサ41をスタートしてからセンサ42に到達するまでの実測到達時間と、センサ42について予め設定された、シートがセンサ41をスタートしてからセンサ42に到達するまでに要する理論到達時間とを比較することにより、実測到達時間の方が長い場合には、搬送路を構成するロール等の摩耗と判断する。
【0048】
一方、ステップS15における判定の結果、シートありと判定されなかった場合にはステップS16に進み、シートがセンサ42の位置をスタートしてからセンサ43に到達するまでに要する理論到達時間だけテストプリントシートを進める(ステップS16)。
【0049】
次に、センサ43がシートありを検知したか否かの判定が行われる(ステップS17)。
【0050】
ステップS17における判定の結果、シートありと判定された場合にはステップS19に進み、センサ42の故障と判断する(ステップS20)。
【0051】
一方、ステップS17における判定の結果、シートありと判定されなかった場合にはステップS18に進み、センサ42までシートを搬送するためのモータ又は搬送ローラの故障と判断する(ステップS18)。
【0052】
このように、本実施形態の制御部8は、記録部7に記録されている指示情報に基づく処理動作を再度実行させ該処理動作を実行する際に生じた故障を再現する故障再現機能を有し、さらに、再度実行された処理動作を分析し、該処理動作を実行する間に生じた故障の原因を診断する故障診断機能をも有しているので、この故障再現機能と故障診断機能とを利用して故障を再現し故障の原因を自己診断することができる。
【0053】
なお、上記実施形態では、制御部8の故障再現機能および故障診断機能の双方を利用した例について説明したが、故障再現機能のみを用いて故障再現動作のみを行わせ、故障原因の診断は、サービスマンなどに委ねるようにしてもよい。
【0054】
次に、本発明の機器の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0055】
図5は、本発明の機器の一実施形態の概略構成図である。
【0056】
図5に示す機器90は、例えば、図1に示した電子写真方式の画像形成装置から排出されたシートを搬送しながら該シートに後処理を施す後処理装置であってもよいが、さらに、一般に、機器内で行うことができる複数の処理の中から選択された処理の実行を指示する指示情報に基づき処理動作を実行する機器であればどのような機器であってもよい。
【0057】
この機器90は、指示情報93に基づく処理動作を実行する間に故障が生じた場合に指示情報93を記録する記録部91と、記録部91に記録されている指示情報に基づく処理動作を再度実行させ該処理動作を実行する際に生じた故障を再現する制御部92とを備えている。
【0058】
また、上記制御部92が、再度実行された処理動作を分析し、該処理動作を実行する間に生じた故障の原因を診断するものであってもよく、また、この機器90が、上記指示情報93に基づいて、機器90内の複数の部位で処理動作を実行するものであり、上記記録部91が、上記指示情報93の他に、該指示情報93に基づく処理動作を実行する間に生じた故障が機器90内のどの部位で発生したかを表す位置情報を該指示情報に対応付けて記録するものであり、上記制御部92が、上記記録部91に記録されている指示情報に基づく処理動作のうち、該指示情報に対応付けて記録された位置情報に基づく部位における処理動作を再度実行させるものであってもよく、また、上記制御部92が、上記記録部91に記録されている指示情報に基づく処理動作のうち操作により指定された一部の動作のみを繰り返し実行させるものであってもよい。
【0059】
さらに、上記制御部92が、再度実行された処理動作を分析し、該処理動作を実行する間に生じた故障の原因を診断するものであってもよく、また、上記制御部92が、上記記録部91に記録されている指示情報に基づく後処理を、シートを搬送させずに再度実行させるものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の一実施形態の後処理装置の概略構成図である。
【図2】本実施形態の後処理装置の折りユニットの部分拡大図である。
【図3】本実施形態の後処理装置によるシート折り時の記録部の動作を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態の後処理装置のシート折り時の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の機器の一実施形態の概略構成図である。
【符号の説明】
【0061】
1 画像形成装置
2 後処理装置
3 トランスポートユニット
4 折りユニット
5 フィニッシャ
6 インターポーザ
7 記録部
8 制御部
10 ステープル処理装置
30 中綴じ製本機能部
40 シート搬送路
41,42,43 センサ
44 カウンタ
50 折り機能部
70 パンチ機能部
80 合紙機能部
90 機器
91 記録部
92 制御部
93 指示情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器内で行うことができる複数の処理の中から選択された処理の実行を指示する指示情報に基づき処理動作を実行する機器において、
前記指示情報に基づく処理動作を実行する間に故障が生じた場合に該指示情報を記録する記録部と、
前記記録部に記録されている指示情報に基づく処理動作を再度実行させ該処理動作を実行する際に生じた故障を再現する制御部とを備えたことを特徴とする機器。
【請求項2】
前記制御部が、再度実行された処理動作を分析し、該処理動作を実行する間に生じた故障の原因を診断するものであることを特徴とする請求項1記載の機器。
【請求項3】
この機器が、前記指示情報に基づいて、機器内の複数の部位で処理動作を実行するものであり、
前記記録部が、前記指示情報の他に、該指示情報に基づく処理動作を実行する間に生じた故障が機器内のどの部位で発生したかを表す位置情報を該指示情報に対応付けて記録するものであり、
前記制御部が、前記記録部に記録されている指示情報に基づく処理動作のうち、該指示情報に対応付けて記録された位置情報に基づく部位における処理動作を再度実行させるものであることを特徴とする請求項1記載の機器。
【請求項4】
前記制御部が、前記記録部に記録されている指示情報に基づく処理動作のうち操作により指定された一部の動作のみを繰り返し実行させるものであることを特徴とする請求項1記載の機器。
【請求項5】
像担持体上に形成したトナー像を所定のシートに転写し定着処理して機外に排出する本体装置に装着され、該本体装置から排出されたシートを搬送しながら、該シートに施すことができる複数の後処理の中から選択された後処理の実行を指示する指示情報に基づき該シートに後処理を施す後処理装置において、
前記指示情報に基づく後処理を実行する間に故障が生じた場合に該指示情報を記録する記録部と、
前記記録部に記録されている指示情報に基づく後処理を再度実行させ該後処理を実行する際に生じた故障を再現する制御部とを備えたことを特徴とする後処理装置。
【請求項6】
前記制御部が、再度実行された処理動作を分析し、該処理動作を実行する間に生じた故障の原因を診断するものであることを特徴とする請求項5記載の機器。
【請求項7】
前記制御部が、前記記録部に記録されている指示情報に基づく後処理を、シートを搬送させずに再度実行させるものであることを特徴とする請求項5記載の機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−263949(P2006−263949A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−81396(P2005−81396)
【出願日】平成17年3月22日(2005.3.22)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】