説明

機器の操作部構造

【課題】 機器の表面に操作部を貼付けによって構成する為の入力・表示機能付シートプレートに関する。
【解決手段】 機器の表面に両面接着テープで貼り付けられるプレート8には、隙間形成部材5によって浮かされて押すと導通する配線パターンh・jによるスイッチと、薄膜抵抗体3による可変抵抗入力機能と、薄厚の半透明部材11に対向するLEDチップ10による発光表示機能とを備える。また、プレート8には、スイッチの導通データと抵抗データとを出力し、かつ、LEDチップ10の駆動信号を入力する配線プレート6を連続して取付ける。このプレート8の貼り付けによって、スイッチと可変抵抗器とLED発光表示を備えた操作部が、機器の表面に構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は機器の表面に入力・表示機能のついた操作部を貼付けによって構成する為の入力・表示機能付シートプレートに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば石油暖房器などの機器の操作部には、暖房器を駆動する為のスイッチ類や可変抵抗器、また、機器の動作状態を表示をする為のランプやLEDなどの発光素子が取付けられている。そして、これらの電装部品はベークライトやエポキシ樹脂からなるプリント基板上に、または、合成樹脂製の操作部枠体に配置され、該プリント基板は操作部枠体を介して機器に固着している。
【0003】
即ち、プリント基板などに取付けられる電装部品である、市販されているLEDなどの表示器具やスイッチ類は一定の大きさと形状が必要であり、機器の表面付近に操作部分や表示部分を位置させるには、プリント基板の固定位置は機器の内部になるものである。この為、石油暖房器などの機器の表面には操作部枠体を取付ける為の開口を設け、この操作部枠体を機器の表面に固定すると共に、機器の操作部の表面は各種の操作表示が印刷された表示板で覆うものである。
【0004】
一方、最近のカードタイプの計算機などでは、柔軟なシートプレートの上に操作部であるスイッチを構成し、また、表示部として発光機能のないLCD表示器を組み込んだものがあり、石油暖房器でも操作部や表示部をシート状に構成できれば、機器の枠体の表面に両面接着テープなどで貼付けすることによって、簡単に操作部が構成でき、石油暖房器などではロット当たりの製造数が多いから、大きなコストダウンの可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、カードタイプの計算機などに使われる表示器は、蛍光表示管やLEDに代わって反射光を使うLCD表示器である。このLCD表示器の厚さは非常に薄く製造でき、消費電力も少ないから、カードタイプの計算機はこのLCD表示器を使うことによってはじめて実用になったものであり、現在もこのようなカードタイプの計算機にLCD以外のLEDなどの表示器を使う技術は完成されていない。
【0006】
また、石油暖房器では特に重要な操作方法として、最小燃焼量から最大燃焼量の間でマニュアル操作で燃焼量を固定した使い方があり、この為にはスライドボリュウムが使われる。そして、従来のボリュウムは必ず機械的な構造を必要としており、可動部を構成できないカードタイプにこの種のボリュウムを組み込むことは全く不可能であった。
【0007】
最近の石油暖房器は大型の操作スイッチに発光ランプを組み込んだものを使い、少しばかり薄暗い部屋の隅に置いても運転状態が一目でわかるものが好まれており、操作や運転状態の表示部としてカードタイプの計算機などに使われるLCD表示器を使うことは事実上不可能である。この為、操作表示とボリュウム入力の両面からカードタイプの計算機などに使われる柔軟なシートプレートを基板とするプレート状の操作部を、石油暖房器の操作部に直ちに使うことは非常に難しかしいことであった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は上記課題を解決して、はじめて可変抵抗入力と発光表示機能を持った操作部に適するプレートを実用化したもので、このプレートの貼り付けによって、操作部が機器の表面に構成されることを特徴としており、その実施例として、柔軟なシートプレート1の表面に配線パターンhを設け、該配線パターンhと対峙する第二シートプレート4の表面には隙間形成部材5を介して配線パターンjを設け、該隙間形成部材5によって浮かされた配線パターンjの指定個所を押すと配線パターンh・jが導通してスイッチを形成し、シートプレート1または第二シートプレート4と連続する配線プレート6に設けた配線パターンcは配線パターンh・jと接続して導通データを出力せしめ、一方、配線パターンの二つの離れた端子d・e間に微小間隙を介して多数の独立した導電体2を配置し、二つの離れた端子d・e間で多数の導電体2の端部の上に薄膜抵抗体3を形成し、かつ、柔軟な第二シートプレート4の表面には隙間形成部材5を介して多数の導電体2と対峙する配線パターンiを形成し、隙間形成部材5によって浮かされた配線パターンiの一部を押すと配線パターンiと導電体2とが接触し、シートプレート1または第二シートプレート4と連続する配線プレート6に設けた配線パターンaには、前記配線パターンd・e・iから抵抗データを出力せしめ、更に、配線パターンf・gの適所にLEDチップ10を取付け、LEDチップ10と対向して薄厚の半透明部材11を配置し、該半透明部材11の周囲を薄厚の不透明部材12を配置し、シートプレート1と連続する配線プレート6には、LEDチップ10の駆動用の配線パターンf・gと接続する配線パターンbを設け、シートプレート1と、第二シートプレート4と、半透明部材11及び不透明部材12と、透明体に各種操作表示7aを印刷した印刷シート7は、接着によって一枚のプレート8に構成し、該プレート8を機器の操作部9に貼付けすることによって、可変抵抗入力機能と発光表示機能とを持ったシートプレートを構成するものである。
【0009】
このように柔軟なシートプレート1の表面に配線パターンを形成し、配線パターンの二つの離れた端子d・e間に微小間隙を介して多数の独立した導電体2を配置し、二つの離れた端子d・e間で多数の導電体2の端部の上に薄膜抵抗体3を形成したから、多数の導電体2の一本一本と配線パターンの端子d・eとの間に固有の抵抗値が得られるようになり、一方、柔軟な第二シートプレート4の表面には隙間形成部材5を介して多数の導電体2と対峙する配線パターンiを形成したから、シートプレート1・4のいずれかを押すと配線パターンiが導電体2の一部と接触して導通し、A/D変換器を介在すれば極めて簡単に薄膜抵抗体3の端から何パーセントのところが押されたのか判定ができるものである。
【0010】
また、表示機能について、薄厚の半透明部材11は所定長に構成し、かつ、半透明部材11を発光させるから、配線パターンf・gに取付けるLEDチップ10の配置は、7セグメントの数字配置とすることで、単なる点灯・消火による運転状態の表示ではなく、数字表示によって機器の情報の表示ができるようにしたものである。
【0011】
即ち、柔軟なシートプレート1の表面に駆動電流を流す配線パターンf・gを形成し、この配線パターンf・gの適所にLEDチップ10を取付けることによって、柔軟なシートプレート1の上でLEDが発光できるようになり、そして、LEDチップ10と対向して薄厚の半透明部材11を配置して素子の接合部から発光する強い光を吸収し、半透明部材11の周囲に薄厚の不透明部材12を配置して、半透明部材11に吸収された光をLEDチップ10の上方へ誘導する構成とし、更に、これらをセットして柔軟性のシートプレート1と、表示説明を示す印刷シート7との間で、半透明部材11や不透明部材12挟着してプレート8に構成できたものである。
【0012】
また、LEDチップ10の素子の接合部から発光する光を吸収する半透明部材11は所定長さで構成したから、これを組み合わせることで7セグメントの数字配置にすることができ、単なる点灯・消灯だけでなく数字情報を表示できるようになるものである。
【0013】
従って、従来のカードタイプの計算機で公知のスイッチ機構と組み合わせることによって、一枚の薄いプレート8にLEDによる発光タイプの表示と、可変抵抗に係る抵抗入力とを構成できるようになり、このプレート8を貼付ける石油暖房器などの操作部9が非常に簡単に構成できたものである。
【発明の効果】
【0014】
以上のようにこの発明では、はじめて可変抵抗入力とLEDによる発光タイプの表示機構とを一枚のシート状のプレート8に仕上げることができたから、石油暖房器などの操作部9がプレート8の貼付けによって構成できるようになったものである。そして、配線パターンを形成した柔軟なシートプレート1・4は大量生産すれば非常に安価になり、部品価格が安くなって大幅なコストダウンが可能になったものである。
【0015】
また、石油暖房器などの操作部9には従来使用していたプリント基板と合成樹脂の操作部枠体が不要になり、また、操作部枠体を取付ける為に機器に設けた大きな取付け用の開口が不要になり、機器の操作部9にはプレート8を貼付ける位置ぎめ用の凹部を設けるだけでよく、機器の操作部9は極めて製造し易くなり、かつ、プレート8を貼付けるだけであるから、操作部9の組付けが非常に簡単になるものである。
【0016】
一方、機器をマニュアル操作する為には、アナログ入力であるボリュウムを使った入力が必要とされるが、柔軟なシートプレート1の表面に配線パターンの端子d・eと、多数の導電体2と、薄膜抵抗体3と、導電体2と対峙する配線パターンiとを配置するだけで、ごく普通の電気回路に使われるA/D変換を介在すれば、取扱者が選択した抵抗値が容易に読み取ることができ、全体形状をプレート8に仕上げることが可能になるだけでなく、従来のボリュウムのように可動する摺動部がないから、耐久性が非常に優れたものになったものである。
【0017】
また、チップ実装のプリント基板にICなどと共に装着して、信号の流れを光で確認する為に使われるチップLEDを、柔軟なシートプレート1の配線パターンf・gに取付け、素子の接合部から発生する光を半透明部材11に吸収させながら不透明部材12で光を誘導し、更に、機器の各種操作表示を印刷した印刷シート7とシートプレート1との間に挟着して、印刷シート7の透明部からLEDチップ10の光を照射する構成としたものであるから、貼付け可能のプレート8で始めて発光タイプの表示が実現できたものである。
【0018】
更に、LEDチップ10の光を吸収する半透明部材11を所定長の長さを持つ部材で構成したから、この部材の並べ方が7セグメント数字配置となるようにLEDチップ10を配置すれば、単なる点灯・消灯による表示だけでなく、意味のある数字表示が可能となり、石油暖房器の操作部として、室温を表示したり、発熱量のランクを表示したり、異常で安全装置が作動した時にはエラーナンバーの表示を行なうことができ、操作部として充分な機能が得られるようになったものである。
【実施例】
【0019】
図に示す実施例によってこの発明を説明すると、1はポリエステルフィルムなどの柔軟な素材を使ったシートプレート、4はシートプレート1とは一部分で連続する第二シートプレート、6はシートプレート1もしくは第二シートプレート4の一部から伸ばした配線プレート、a〜jはシートプレート1・4と配線プレート6の表面に蒸着によって形成した導電性の配線パターンであり、実施例の配線プレート6はシートプレート1から連続しており、該第二シートプレート4に形成した配線パターンi・jはシートプレート1との間の連続部4aを介してシートプレート1に配線してある。13はシートプレート1・4や配線プレート6の配線パターンの露出したくない部分を覆う絶縁層であり、配線パターンa〜jを保護している。
【0020】
2はシートプレート1の配線パターンの二つの離れた端子d・e間に微小間隙を介して多数の独立した導電体、3は二つの離れた端子d・e間で多数の導電体2の端部の上に形成した薄膜抵抗体であり、該薄膜抵抗体3は導電体2と導通しており、多数の導電体3の一本一本と配線パターンの端子d・eとの間に固有の抵抗値を得ている。
【0021】
5はシートプレート1の一部を変形させてシートプレート1の表面よりも盛り上げて形成した隙間形成部材、14は第二シートプレート4を連続部4aで折曲げてシートプレート1と重ね合わせる時の接着性を有するスペーサであり、第二シートプレート4の配線パターンiは折曲げた時に前記導電体2と対峙しながら隙間形成部材5によって接触しないように保持し、また、他の部分はスペーサ14で重ね合わせた二枚のシートプレート1・4の厚みが揃うようにしている。
【0022】
この為、第二シートプレート4の配線パターンiを押すと、配線パターンiは導電体2と接触して、端子d・eとの間で固有の抵抗値を出力するものであり、配線プレート6に引き出された配線パターンaの端から、この可変抵抗データを出力して直接機器をコントロールすることができる。また、配線プレート6に引き出された配線パターンaの端にA/D変換器を介在すれば、薄膜抵抗体3の端子d・e間の抵抗データに対して、押された位置が薄膜抵抗体3の端から何パーセントのところであるのか、ディジタルデータとしてマイクロコンピュータに取り込んで処理することができる。
【0023】
また、配線パターンの端子d・eの形状をL型として、多数の独立した導電体2の両側の部分が直接端子d・eと導通すれば、両端では押す位置が多少狂っても確実に最小抵抗値と最大抵抗値が入力できるようになった。
【0024】
10はシートプレート1の表面に形成した配線パターンf・gの適所に取付けたLEDチップであり、チップ状のLEDはチップ実装のプリント基板にICや抵抗やコンデンサなどと一緒に装着してプリント基板上で発光させ、信号の流れやハイ・ロウレベルの状態を光で確認する為に使われているもので、通電すると素子の接合部から直接発光する。該LEDチップ10はシートプレート1の表面に多数配置してあり、LEDチップ10の駆動用の信号は配線パターンf・gと接続するシートプレート6の配線パターンbから供給されている。
【0025】
11はLEDチップ10と対向して配置した半透明部材、12は半透明部材11の周囲に配置した不透明部材であり、半透明部材10と不透明部材12は薄厚の合成樹脂で形成している。15はシートプレート1の上に重合される第二シートプレート4に形成した抜き孔であり、半透明部材11や不透明部材12はこの抜き孔15から露出しており、LEDチップ10の素子の接合部から発生する強い光は半透明部材11に吸収され、不透明部材12は半透明部材11に吸収した光が逃げないようにLEDチップ10の上方へ誘導し、第二シートプレート4抜き孔15部分から外部へ照射される。
【0026】
LEDチップ10と対向する薄膜の半透明部材11は所定長に構成し、LEDチップ10は半透明部材11の並び方が7セグメントの数字を表示するように配置すれば、単にLEDチップ10の点灯・消灯だけではなく、意味のある室温や、燃焼中の発熱量のランクや、安全装置が作動した時のエラー番号が表示できるようになり、石油暖房器などの機器の操作部として、充分な機能が得られるものである。
【0027】
シートプレート1の配線パターンhと、第二シートプレート4の配線パターンjとは、シートプレート1に第二シートプレート4を重合した時に対峙する位置関係に形成してある。そして、導電性で可撓性を持つ皿状の薄板金属板によって形成する隙間形成部材5は前記シートプレート1の絶縁層13の上に位置しており、また、第二シートプレート4の配線パターンjは皿状の薄板金属板で形成する隙間形成部材5と接触している。
【0028】
この為、二枚のシートプレート1・4を隙間形成部材5やスペーサ14を介して重合すると、配線パターンh・jは否導通の状態で保持されており、第二シートプレート4の配線パターンjの部分を押すと、皿状の隙間形成部材5が反転して配線パターンhと接触し、両配線パターンh・jが導通するのでスイッチを構成することができた。
【0029】
一方、シートプレート1と連続する配線プレート6には、両シートプレート1・4の配線パターンh・jと接続する配線パターンcが形成してあり、該配線プレート6の配線パターンcによって、スイッチの開閉信号を取り出すことができる。
【0030】
7は透明なポリエステルフィルムの一部に透明部を残して印刷で不透明部を作ると共に、合せて各種操作表示7aを印刷した印刷シート、7bは印刷シート7の裏面に塗布した透明な接着材、16は主として半透明部材11や不透明部材12と、前記第二シートプレート4との高さを調節する接着性の上部スペーサである。印刷シート7は第二シートプレート4の上に上部スペーサ16を配置してから第二シートプレート4や半透明部材11や不透明部材12をシートプレート1との間に挾んだまま接着することによって、全体が一枚のプレート8に仕上がるものである。
【0031】
従って、柔軟なシートプレート1と印刷プレート7を外表面とするプレート8の中に、可変抵抗データを入力する部分と、7セグメント数字表示を含む発光性を持った各種データの表示部分と、また、ON・OFF入力部であるスイッチ部分とを構成できたものである。
【0032】
1aはシートプレート1の裏面に付着した接着剤、17は柔軟なシートプレート1・4や印刷シート7のコシを強くして、必要以上変形しないようにする裏シートであり、シートプレート1に接着剤1aによって固定され、該裏シート17を含めてプレート8を構成している。尚、シートプレート1・4や印刷シート7のコシが期待した強さであれば、裏シート17を使わないでプレート8を構成してもよい。また、裏シート17をアルミ製の薄膜で構成して接地すれば、シールド体として機能するものである。
【0033】
9は石油暖房器で構成する機器の操作部であり、該操作部9は機器の外表面の一部に平面状の凹部を構成し、該凹部に接着剤もしくは両面接着シートによって前記プレート8を固着することによって構成している。この為、例えば機器の金属製の天板にプレス加工によって凹部と配線プレート6を引き込む透孔をあけ、プレート8を凹部に貼付ければ完成するものである。従って、従来の合成樹脂製の操作部枠体や、表示操作用のプリント基板や、操作部表面のパネルなどの部品は全く必要がなくなり、機器の枠体に操作部枠体を取付ける構造も不要になり、大幅なコストダウンが可能になったものである。
【0034】
実施例の石油暖房器の操作部9は、運転の開始と停止を行なう運転スイッチと、ルームサーモによる自動運転・暖房器の出力を指定するマニュアル操作運転とを切換る自動/手動切換スイッチとを備え、自動運転の為の室温設定スイッチを設け、また、マニュアル操作運転の為の可変抵抗値の入力部分を設けている。更に、LEDの点灯・消灯による動作表示部と7セグメントの数字表示部を設け、数字表示部には自動運転時の室温を表示したり、マニュアル操作運転時の暖房器の出力ランクを表示することができる。また、自動で運転を開始するまたは運転を停止するタイマースイッチを設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】この発明の各種部品を装着した状態の実施例を示すシートプレートの平面図である。
【図2】この発明の可変抵抗による入力部の実施例を示す要部断面図である。
【図3】この発明のLED発光による表示部の実施例を示す要部断面図である。
【図4】この発明の押しボタン操作によるスイッチ入力部の実施例を示す要部断面図である。
【図5】この発明のプレート状の操作部の実施例を示す平面図である。
【図6】この発明の実施例を示すプレート状の操作部を装着した石油暖房器の斜視図である。
【符号の説明】
【0036】
1 シートプレート
2 導電体
3 薄膜抵抗体
4 第二シートプレート
5 隙間形成部材
6 配線プレート
7 印刷シート
7a 操作表示
8 プレート
9 操作部
10 LEDチップ
11 半透明部材
12 不透明部材
a〜j 配線パターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の表面に両面接着テープで貼り付けられるプレート8には、
隙間形成部材5によって浮かされて押すと導通する配線パターンh・jによるスイッチと、
薄膜抵抗体3による可変抵抗入力機能と、
薄厚の半透明部材11に対向するLEDチップ10による発光表示機能とを備え、
前記プレート8には、スイッチの導通データと抵抗データとを出力し、かつ、LEDチップ10の駆動信号を入力する配線プレート6を連続して取付けるとともに、
前記プレート8の貼り付けによって、スイッチと可変抵抗器とLED発光表示を備えた操作部が、機器の表面に構成されることを特徴とする機器の操作部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−165330(P2007−165330A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−11084(P2007−11084)
【出願日】平成19年1月22日(2007.1.22)
【分割の表示】特願2003−432032(P2003−432032)の分割
【原出願日】平成8年6月28日(1996.6.28)
【出願人】(000003229)株式会社トヨトミ (124)
【Fターム(参考)】