説明

機械装置支持構造

【課題】 簡単な構造で機械装置の振動を吸収できる機械装置支持構造を提供しようとする。
【解決手段】
従来の平面状の底面を形成する下部構造を有する機械装置を支持する構造である機械装置支持構造にかわって、下部構造の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ中間部材と、下部構造の底面に当たって機械装置を支持する様に前記中間部材の上面に敷かれる板状の弾性部材と、前記中間部材を下方からばねとダンパーとで支持するばね/ダンパ式支持部材と、を備えるものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械装置を支持する構造である機械装置支持構造に関する。
【背景技術】
【0002】
機械装置が各種の用途で用いられる。
一般に、機械装置は、平面状の底面を形成する下部構造を有する。
下部構造の底面は、いわゆる設置面である。
機械装置支持構造が、機械装置を支持する。
機械工作装置は、機械装置の一例である。
鍛造機は、機械工作装置の一例である。
鍛造機は、素材を叩いて塑性変形させて所望の形状を形成するための機械である。
鍛造機は、フレームとアクチエータとハンマーと補機とで構成される。
フレームは、下部構造と上部構造とで構成される。
鍛造機の下部構造は、アンビルと呼称される。通例、鍛造機の下部構造と上部構造とは機械的に結合される。
ハンマーは、フレームに案内されて上下移動可能な部材である。
アクチータは、ハンマーを上下駆動する機械要素である。
例えば、アクチエータは、エアーシリンダである。
鍛造機は、鍛造機支持構造に支持される。
例えば、鍛造機支持構造は、ばねとダンパーとで支持する構造である。
【0003】
機械装置には、振動が発生する。
機械装置の構造に対応して、大きな振動が発生することもある。
例えば、エアーシリンダにエアーを供給すると、ハンマーが、上下移動し、アンビルに載せた素材をハンマーで叩く。
ハンマーが素材を叩くと、大きな衝撃振動が鍛造機に発生する。
鍛造機支持構造が、鍛造機を支持する。
鍛造機支持構造の構造が適切でないと、鍛造機に不都合が生じる可能性がある。
また、大きな衝撃振動を直接に受けて、鍛造機支持構造を構成するばねが破損しない様にして、鍛造機支持構造を溶接個所にクラックが生じない様にして、鍛造機支持構造の耐久性を維持するのに工夫を要する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、簡単な構造で機械装置の振動を吸収できる機械装置支持構造を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明に係る平面状の底面を形成する下部構造を有する機械装置を支持する構造である機械装置支持構造を、下部構造の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ中間部材と、下部構造の底面に当たって機械装置を支持する様に前記中間部材の上面に敷かれる板状の弾性部材と、前記中間部材を下方からばねとダンパーとで支持するばね/ダンパ式支持部材と、を備えるものとした。
【0006】
上記本発明の構成により、中間部材は、下部構造の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ部材である。弾性部材は、下部構造に当たって機械装置の底面を支持する様に前記中間部材の上面に敷かれる板状の部材である。ばね/ダンパ式支持部材は、前記中間部材を下方からばねとダンパーとで支持する。
その結果、 中間部材の質量と弾性部材の弾性率を調整して機械装置に発生する振動を抑制できる。
【0007】
以下に、本発明の実施形態にかかる機械装置支持構造を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0008】
本発明の実施形態に係る機械装置支持構造は、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する充填部材を、備え、前記中間部材が前記弾性部材を敷かれる上面をもつ中間部材本体部と下部構造の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる様に上から見て下部構造の底部との間に隙間空間を形成して前記中間部材本体部に設けられるドック部とを有し、前記充填部材が前記隙間空間に充填施行された。
上記実施形態の構成により、充填部材は、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する部材である。前記中間部材の中間部材本体部は、前記弾性部材を敷かれる上面をもつ。前記中間部材のドック部は、下部構造の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる様に上から見て下部構造の底部との間に隙間空間を形成して前記中間部材本体部に設けられる。前記充填部材が前記隙間空間に充填施行された。
その結果、下部構造に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをできる。
【0009】
本発明の実施形態に係る機械装置支持構造は、前記中間部材である第一中間部材の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である第二中間部材と、前記第一中間部材の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材の上面に敷かれる板状の他の弾性部材である第二弾性部材と、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する他の充填部材である第二充填部材と、を備え、前記第二中間部材が前記第二弾性部材を敷かれる上面をもつ第二中間部材本体部と前記第一中間部材の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移行を阻止できる様に上から見て前記第一中間部材の底部との間に他の隙間空間である第二隙間空間を形成して前記第二中間部材本体部に設けられる第二ドック部とを有し、前記第二充填部材が前記第二隙間空間に充填施行され、前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材と前記第二弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する。
上記実施形態の構成により、第二中間部材は、前記中間部材である第一中間部材の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。第二弾性部材は、前記第一中間部材の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材の上面に敷かれる板状の他の弾性部材である。第二充填部材は、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する他の充填部材である。前記第二中間部材の第二中間部材本体部は、前記第二弾性部材を敷かれる上面をもつ。前記第二中間部材の第二ドック部は、前記第一中間部材の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移行を阻止できる様に上から見て前記第一中間部材の底部との間に他の隙間空間である第二隙間空間を形成して前記第二中間部材本体部に設けられる。前記第二充填部材が前記第二隙間空間に充填施行される。前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材と前記第二弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する。
その結果、下部構造に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをできる。
【0010】
本発明の実施形態に係る機械装置支持構造は、Nが2、3・・・のうちのひとつの数であって、MがN+1の数であって、前記中間部材である第一中間部材乃至第N中間部材の各々の底面に各々に対面する上面を各々に形成し所定の厚みを各々にもつ他の中間部材である第二中間部材乃至第M中間部材と、前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材乃至第M中間部材の各々の上面に各々に敷かれる板状の他の弾性部材である第二弾性部材乃至第M弾性部材と、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する他の充填部材である第二充填部材乃至第M充填部材と、を備え、前記第二中間部材乃至前記第M中間部材及び前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とが、上から順に交互に並ぶ様に積み重ねられ、前記第二中間部材乃至前記第M中間部材が前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材を各々に敷かれる上面を各々にもつ第二中間部材乃至第M中間部材本体部と前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の相対的な上下移動を各々に許し所定距離を越える相対的な水平移行を各々に阻止できる様に上から見て前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底部との間に他の隙間空間である第二隙間空間乃至第M隙間空間を各々に形成して第二中間部材本体乃至前記第M中間部材本体部に各々に設けられる第二ドック部乃至第Mドック部とを有し、前記第二充填部材乃至前記第M充填部材が前記第二隙間空間乃至前記第M隙間空間に各々に充填施行され、前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材乃至前記第M中間部材と前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する。
上記実施形態の構成により、Nが、2、3・・・のうちのひとつの数である。Mが、N+1の数である。第二中間部材乃至第M中間部材は、前記中間部材である第一中間部材乃至第N中間部材の各々の底面に各々に対面する上面を各々に形成し所定の厚みを各々にもつ他の中間部材である。第二弾性部材乃至第M弾性部材は、前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材乃至第M中間部材の各々の上面に各々に敷かれる板状の他の弾性部材である。第二充填部材乃至第M充填部材は、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する他の充填部材である。前記第二中間部材乃至前記第M中間部材及び前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とが、上から順に交互に並ぶ様に積み重ねられる。前記第二中間部材乃至前記第M中間部材の第二中間部材乃至第M中間部材本体部は、前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材を各々に敷かれる上面を各々にもつ。前記第二中間部材乃至前記第M中間部材の第二ドック部乃至第Mドック部は、前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の相対的な上下移動を各々に許し所定距離を越える相対的な水平移行を各々に阻止できる様に上から見て前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底部との間に他の隙間空間である第二隙間空間乃至第M隙間空間を各々に形成して第二中間部材本体乃至前記第M中間部材本体部に各々に設けられる。前記第二充填部材乃至前記第M充填部材が前記第二隙間空間乃至前記第M隙間空間に各々に充填施行される。前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材乃至前記第M中間部材と前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する。
その結果、下部構造に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをでき、さらに、交互に積み重なった複数の中間部材の質量と複数の弾性部材のばねからなる多段のばね/マス系の振動特性により衝撃振動を吸収する効果を上げることをできる。
【0011】
本発明の実施形態に係る機械装置支持構造は、Nが2、3・・・のうちのひとつの数であって、MがN+1の数であって、前記中間部材である第一中間部材乃至第N中間部材の各々の底面に各々に対面する上面を各々に形成し所定の厚みを各々にもつ他の中間部材である第二中間部材乃至第M中間部材と、前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材乃至第M中間部材の各々の上面に各々に敷かれる板状の他の弾性部材である第二弾性部材乃至第M弾性部材と、を備え、前記第二中間部材乃至前記第M中間部材及び前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とが上から順に交互に並ぶ様に積み重ねられ、前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材乃至前記第M中間部材と前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する、
上記実施形態の構成により、Nが、2、3・・・のうちのひとつの数である。
Mが、N+1の数である。第二中間部材乃至第M中間部材は、前記中間部材である第一中間部材乃至第N中間部材の各々の底面に各々に対面する上面を各々に形成し所定の厚みを各々にもつ他の中間部材である。第二弾性部材乃至第M弾性部材は、前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材乃至第M中間部材の各々の上面に各々に敷かれる板状の他の弾性部材である。前記第二中間部材乃至前記第M中間部材及び前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とが、上から順に交互に並ぶ様に積み重ねられる。前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材乃至前記第M中間部材と前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する、
その結果、交互に積み重なった複数の中間部材の質量と複数の弾性部材のばねからなる多段のばね/マス系の振動特性により衝撃振動を吸収する効果を上げることをできる。
【0012】
本発明の実施形態に係る機械装置支持構造は、前記中間部材の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ部材である他の中間部材である基礎中間部材と、前記中間部材の底面に当たって機械装置を支持する様に前記基礎中間部材の上面に敷かれる板状の他の弾性部材である基礎弾性部材と、前記中間部材の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できるずれ止めストッパ機構と、を備え、前記中間部材が前記ずれ止めストッパ機構を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられ、前記ずれ止めストッパ機構が前記基礎貫通穴を貫通して設けられる軸部材と上下方向に貫通する貫通穴であるストッパ貫通穴を設けられ該軸部材に該ストッパ貫通穴を貫通されるストッパ部材と該ストッパ部材を前記中間部材に所定の付勢力で上下方向に沿って押付ける付勢部材とを有し、前記ばね/ダンパ支持部材が前記基礎中間部材と前記基礎弾性部材とを介して記中間部材を下方から支持する。
上記実施形態の構成により基礎中間部材は、前記中間部材の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ部材である他の中間部材である。基礎弾性部材は、前記中間部材の底面に当たって機械装置を支持する様に前記基礎中間部材の上面に敷かれる板状の他の弾性部材である。ずれ止めストッパ機構は、前記中間部材の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる。前記中間部材が前記ずれ止めストッパ機構を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられる。前記ずれ止めストッパ機構の軸部材は、前記基礎貫通穴を貫通して設けられる。前記ずれ止めストッパ機構のストッパ部材は、上下方向に貫通する貫通穴であるストッパ貫通穴を設けられ該軸部材に該ストッパ貫通穴を貫通される。前記ずれ止めストッパ機構の付勢部材は、が該ストッパ部材を前記中間部材に所定の付勢力で上下方向に沿って押付ける。前記ばね/ダンパ支持部材が前記基礎中間部材と前記基礎弾性部材とを介して記中間部材を下方から支持する。
その結果、下部構造に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをできる。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように本発明に係る機械装置支持構造は、その構成により、以下の効果を有する。
機械装置の下部構造を上面に敷かれる前記弾性部材を介して中間部材で支持し、中間部材をばねとダンパーとで支持する様にしたので、中間部材の質量と弾性部材の弾性率を調整して機械装置に発生する振動を抑制できる。
また、機械装置の下部構造を上面に敷いた弾性部材を介して前記中間部材本体部で支持し、中間部材本体部に設けられたドック部と下部構造との隙間空間に弾性のある充填部材を充填し、下部構造の上下移動を許し、下部構造の水平移動を充填部材を介して阻止する様にしたので、下部構造に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをできる。
また、前記第一中間部材を上面に敷いた弾性部材を介して前記第二中間部材本体部で支持し、第二中間部材本体部に設けられたドック部と前記第一中間部材との隙間空間に弾性のある第二充填部材を充填し、前記第一中間部材の上下移動を許し、前記第一中間部材の水平移動を第二充填部材を介して阻止する様にしたので、下部構造に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをできる。
また、前記第一中間部材を上面に敷いた複数の弾性部材を介して積み重ねられた前記第二中間部材本体部乃至前記第N中間部材本体部で支持し、第二中間部材本体部乃至第N中間部材本体部に設けられた各々にドック部と前記第一中間部材乃至第N中間部材との各々の隙間空間に弾性のある第二充填部材乃至第M充填部材を各々に充填し、前記第一中間部材の上下移動を許し、前記第一中間部材の水平移動を第二充填部材を介して阻止する様にしたので、下部構造に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをでき、さらに、交互に積み重なった複数の中間部材の質量と複数の弾性部材のばねからなる多段のばね/マス系の振動特性により衝撃振動を吸収する効果を上げることをできる。
また、前記第一中間部材を上面に敷いた複数の弾性部材を介して積み重ねられた前記第二中間部材本体部乃至前記第N中間部材本体部で支持する様にしたので、下部構造に振動が発生したときに、交互に積み重なった複数の中間部材の質量と複数の弾性部材のばねからなる多段のばね/マス系の振動特性により衝撃振動を吸収する効果を上げることをできる。
また、前記中間部材を上面に敷いた基礎弾性部材を介して前記基礎中間部材で支持し、前記中間部材にずれ止めストッパ機構を設け、前記中間部材に設けた基礎貫通穴に軸部材を貫通させ、ストッパ部材が貫通軸にストッパ貫通穴を貫通され、ストッパ部材を前記中間部材の上面に所定の付勢力で押付ける様にしたので、下部構造に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをできる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造の正面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造の正面断面図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造の平面図である。
【図4】本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造のA矢視図である。
【図5】本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造のB矢視図である。
【図6】本発明の第二の実施形態に係る機械装置支持構造の正面断面図である。
【図7】本発明の第二の実施形態に係る機械装置支持構造の平面図である。
【図8】本発明の第三の実施形態に係る機械装置支持構造の正面断面図である。
【図9】本発明の第三の実施形態に係る機械装置支持構造の平面図である。
【図10】本発明の第四の実施形態に係る機械装置支持構造の正面図である。
【図11】本発明の実施形態に係るずれ止めストッパ機構の構造説明図その1である。
【図12】本発明の実施形態に係るずれ止めストッパ機構の構造説明図その2である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
【0016】
最初に、本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造を、図を基に、説明する
図1は、本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造の正面図である。図2は、本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造の正面断面図である。図3は、本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造の平面図である。図4は、本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造のA矢視図である。図5は、本発明の第一の実施形態に係る機械装置支持構造のB矢視図である。
以下では、機械装置が鍛造機である場合を例に、機械装置支持構造を説明する。
【0017】
機械装置支持構造は、機械装置100を支持する構造である。
機械装置支持構造は、中間部材200と弾性部材300とばね/ダンパ式支持部材600とで構成される。
機械装置支持構造は、中間部材200と弾性部材300とばね/ダンパ式支持部材600と充填部材400とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、中間部材200と弾性部材300とばね/ダンパ式支持部材600とカバー700とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、中間部材200と弾性部材300とばね/ダンパ式支持部材600と充填部材400とカバー700とで構成されてもよい。
【0018】
機械装置支持構造は、中間部材200と弾性部材300と基礎中間部材240とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、中間部材200と弾性部材300と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、中間部材200と弾性部材300と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とずれ止めストッパ機構500とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、中間部材200と弾性部材300と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とずれ止めストッパ機構500とばね/ダンパ式支持部材600と充填部材400とカバー700とで構成されてもよい。
【0019】
例えば、機械装置支持構造は、中間部材200と弾性部材300と複数の充填部材400と複数の基礎中間部材240と複数の基礎弾性部材340と複数のずれ止めストッパ機構500と複数のばね/ダンパ式支持部材600とカバー700とで構成される。
【0020】
機械装置は、平面状の底面を形成する下部構造を有する装置である。
例えば、機械装置100は、フレームとアクチエータ120とハンマー130とで構成される。
フレームは、下部構造110と上部構造140とで構成される。
機械装置が鍛造機である場合、下部構造110をアンビルと呼称する。
下部構造110の底面は、下向きになって平面状の面を形成している。
例えば、下部構造110の底面は、四隅にアールの付いた略矩形の輪郭をもち下向きになって平たい面を形成している。
アクチエータ120は、フレームに支持される機械要素である。
例えば、アクチエータ120は、エアーシリンダである。
ハンマー130は、アクチエータ120に駆動される、
下部構造110に素材を載せ、アクチエータ120がハンマー130を駆動すると、ハンマー130が素材を叩き、素材を変形させることをできる。
【0021】
中間部材200は、下部構造110の底面に対面する上面を形成し、所定の厚みを持つ部材である。
例えば、上から見て、中間部材200は下部構造110の底面の輪郭より大きな輪郭を持つ部材である。
中間部材200は、中間部材本体部201とドック部202とで構成されてもよい。
例えば、中間部材200は、中間部材本体部201と複数のドック部202とで構成されてもよい。
中間部材本体部201は、後述する弾性部材300を敷かれる上面をもつ部分である。
例えば、中間部材本体部201は、上から見て、下部構造100の底面の輪郭より大きな輪郭を持つ板状の部分である。
ドック部202は、下部構造110の相対的な上下移動を許し、所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる様に、上から見て下部構造110の底部との間に隙間空間を形成して中間部材本体部201に設けられる部分である。
例えば、複数のドック部202が、上から見て下部構造の四方への水平移動を阻止できる様に中間部材本体部201に配される。
例えば、上から見て、Lの字状の複数のドック部が、下部構造110の四隅の部分と隙間空間を各々に形成する様に、中間部材本体部201に設けられる。
ドック部202は、中間部材本体部201の上面から上方へ立ち上がる構造であってもよい。
ドック部202は、中間部材本体部201の側面から上方へ立ち上がる構造であってもよい。
中間部材本体部201とドック部202とは、一体構造であってもよい。
中間部材本体部201とドック部202とは、機械的に結合される別体構造であってもよい。
【0022】
弾性部材300は、下部構造110の底面に当たって、機械装置100を支持する様に中間部材200の上面に敷かれる板状の部材である。
例えば、弾性部材300は、下部構造の底面に当たって機械装置100を支持する様に中間部材200の上面に敷かれる板状の樹脂製またはゴム製の部材である。
【0023】
充填部材400は、任意の空間に充填施行でき、充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する部材である。
充填部材400は、隙間空間に充填施行される。
【0024】
基礎中間部材240は、中間部材200の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。
基礎中間部材240は、ばね/ダンパ式支持部材600の上部構造であってもよい。
基礎中間部材240は、複数の中間部材であってもよい。
複数のばね/ダンパ式支持部材600が、複数の基礎中間部材240を各々に支持する。
【0025】
基礎弾性部材340は、中間部材200の底面に当たって機械装置100を支持する様に基礎中間部材240の上面に敷かれる板状の他の弾性部材である。
例えば、基礎弾性部材340は、中間部材200の底面に当たって機械装置100を支持する様に基礎中間部材240の上面に敷かれる板状の樹脂製またはゴム製の他の弾性部材である。
【0026】
ずれ止めストッパ機構500は、中間部材200の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる機構である。
例えば、ずれ止めストッパ機構500は、基礎中間部材240に対する中間部材200の相対的な上下移動を許し所定距離を越える基礎中間部材240に対する中間部材200の相対的な水平移動を阻止できる機構である。
例えば、ずれ止めストッパ機構500は、中間部材200に対する基礎中間部材240の相対的な上下移動を許し所定距離を越える中間部材200に対する基礎中間部材240の相対的な水平移動を阻止できる機構である。
【0027】
中間部材200が、ずれ止めストッパ機構500を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられる。
ずれ止めストッパ機構500が取り付けられる中間部材200が、ずれ止めストッパ機構を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられる。
基礎中間部材240が、ずれ止めストッパ機構500を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられてもよい。
例えば、基礎中間部材240が、ずれ止めストッパ機構500を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である複数の基礎貫通穴を設けられる。
複数のずれ止めストッパ機構500は、中間部材の四方への水平移動を阻止できる様に、複数の基礎中間部材240に各々に配されてもよい。
例えば、複数のずれ止めストッパ機構500は、中間部材の四方への水平移動を阻止できる様に、中間部材200の四隅に配され、各々に中間部材200の側面に当接する様に、複数の基礎中間部材240に各々に配されてもよい。
【0028】
ずれ止めストッパ機構500は、軸部材510とストッパ部材520と付勢部材530とで構成される。
例えば、ずれ止めストッパ機構500は、複数の軸部材510とストッパ部材520と複数の付勢部材530とで構成される。
【0029】
軸部材510は、基礎貫通穴を貫通して設けられる部材である。
基礎貫通穴の穴形状は、軸部材510の外形状より大きい。
軸部材510は、ロッド部材511と第一ロッドエンド512と第二ロッドエンド513とで構成されてもよい。
ロッド部材511は、棒状部材である。
例えば、ロッド部材511は、丸棒である。
第一ロッドエンド512は、ロッド部材511の一方の端部に固定される部材である。
例えば、第一ロッドエンド512は、ロッド部材511の一方の端部にネジ止めされるナットである。
例えば、第一ロッドエンド512は、ロッド部材511の一方の端部に固定されるフランジ状部材である。
第二ロッドエンド513は、ロッド部材511の他方の端部に固定される部材である。
例えば、第二ロッドエンド513は、ロッド部材511の他方の端部にネジ止めされるナットである。
例えば、第二ロッドエンド513は、ロッド部材511の他方の端部に固定されるフランジ状部材である。
【0030】
ストッパ部材520は、上下方向に貫通する貫通穴であるストッパ貫通穴を設けられ軸部材にストッパ貫通穴を貫通される部材である。
例えば、ストッパ部材520は、上下方向に貫通する貫通穴である複数のストッパ貫通穴を設けられ複数の軸部材に複数のストッパ貫通穴を各々に貫通される部材である。
ストッパ貫通穴の穴形状は、ロッド部材511の外形状より大きい。
例えば、ストッパ貫通穴が円形であり、ロッド部材511が丸棒であるときに、ストッパ貫通穴の内直径が、ロッド部材511の外直径より大きい。
ストッパ部材520の側面が、取り付けられた中間部材200に重なる他の中間部材200の側面に対面する。
【0031】
付勢部材530は、ストッパ部材520を中間部材200に所定の付勢力で上下方向に沿って押付ける部材である。
付勢部材530は、つるまきバネであってもよい。
付勢部材530は、さらバネであってもよい。
例えば、付勢部材530は、第一付勢部材531と第二付勢部材532とで構成される。第一付勢部材531は、ロッド部材511に案内され、第一ロッドエンド512とストッパ部材520とに挟まれる。第二付勢部材532は、ロッド部材511に案内され、第二ロッドエンド513と中間部材200とに挟まれる。
【0032】
ばね/ダンパ式支持部材600は、中間部材200を下方からばねとダンパーとで支持する部材である。
例えば、ばね/ダンパ式支持部材600は、中間部材200を基礎中間部材240を介して下方からばねとダンパーとで支持する部材である。
ばね/ダンパ式支持部材600は、ばね610とダンパー620とで構成される。
ばね610は、基礎中間部材240を直接に支持して、中間部材200と弾性部材300とを介して機械装置を支持する弾性要素である。
ダンパー620は、基礎中間部材240を直接に支持して、中間部材200と弾性部材300とを介して機械装置を支持する粘性要素である。
【0033】
カバー700は、中間部材200と基礎との隙間を覆う布部材である。
例えば、カバー700は耐熱シート製である。
【0034】
次に、本発明の第二の実施形態にかかる機械装置支持構造を、図を基に、説明する。
図6は、本発明の第二の実施形態に係る機械装置支持構造の正面断面図である。図7は、本発明の第二の実施形態に係る機械装置支持構造の平面図である。
【0035】
機械装置支持構造は、複数の中間部材200と複数の弾性部材300と基礎中間部材240とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、複数の中間部材200と複数の弾性部材300と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、複数の中間部材200と複数の弾性部材300と複数の充填部材400と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、3つの中間部材200と3つの弾性部材300と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、3つの中間部材200と3つの弾性部材300と3つの充填部材400と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
【0036】
例えば、機械装置支持構造は、第一中間部材210と第一弾性部材310と複数の第一充填部材410と第二中間部材220と第二弾性部材320と複数の第二充填部材420と第三中間部材230と第三弾性部材330と複数の第三充填部材440と複数の基礎中間部材240と複数の基礎弾性部材340と複数のばね/ダンパ式支持部材600とカバー700とで構成される。
【0037】
機械装置の構造は、第一の実施形態にかかる機械装置支持構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0038】
第一中間部材210と第一弾性部材310と第一充填部材410の構造は、第一の実施形態にかかる機械装置の中間部材200と弾性部材300と充填部材400の構造と同じなので、その説明を省略する。
【0039】
第二中間部材220は、中間部材200の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。
例えば、第二中間部材220は、第一中間部材210の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。
第二中間部材220は、第二中間部材本体部221と第二ドック部222とで構成されてもよい。
例えば、第二中間部材220は、第二中間部材本体部221と複数の第二ドック部222とで構成される。
第二中間部材本体部221は、後述する第二弾性部材320を敷かれる上面をもつ部分である。
例えば、第二中間部材本体部221は、上から見て、第一中間部材本体部211の底面の輪郭とほぼ同等の輪郭を持つ板状の部分である。
第二ドック部222は、第一中間部材210の相対的な上下移動を許し、所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる様に、上から見て第一中間部材210の底部との間に第二隙間空間を形成して第二中間部材本体部221に設けられる部分である。
複数の第二ドック部222が、上から見て第一中間部材210の四方への水平移動を阻止できる様に第二中間部材本体部221に配される。
第二ドック部222は、第二中間部材本体部221の側面から上方へ立ち上がる構造であってもよい。
第二中間部材本体部221と第二ドック部222とは、一体構造であってもよい。
第二中間部材本体部221と第二ドック部222とは、機械的に結合される別体構造であってもよい。
【0040】
第二弾性部材320は、第一中間部材210の底面に当たって機械装置100を支持する様に第二中間部材220の上面に敷かれる板状の部材である。
例えば、第二弾性部材320は、第一中間部材210の底面に当たって機械装置を支持する様に第二中間部材220の上面に敷かれる板状の樹脂製またはゴム製の部材である。
【0041】
第二充填部材420は、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する部材である。
第二充填部材420は、第二隙間空間に充填施行される。
【0042】
第三中間部材230は、中間部材200の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。
例えば、第三中間部材230は、第二中間部材220の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。
第三中間部材230は、第三中間部材本体部231と第三ドック部232とで構成されてもよい。
また、第三中間部材230は、第三中間部材本体部231と第三ドック部232と基礎ドック部233とで構成されてもよい。
例えば、第三中間部材230は、第三中間部材本体部231と複数の第三ドック部232と複数の基礎ドック部233とで構成される。
第三中間部材本体部231は、後述する第三弾性部材330を敷かれる上面をもつ部分である。
例えば、第三中間部材本体部231は、上から見て、第二中間部材本体部221の底面の輪郭とほぼ同等の輪郭を持つ板状の部分である。
第三ドック部232は、第二中間部材220の相対的な上下移動を許し、所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる様に、上から見て第二中間部材220の底部との間に第三隙間空間を形成して第三中間部材本体部231に設けられる部分である。
第三中間部材本体部231と第三ドック部の構造的特等は、第二中間部材220のものと同じなので、説明を省略する。
基礎ドック部233は、後述する基礎中間部材240に水平方向に向いて当たる様に、第三中間部材本体部231に設けられる部分である。
複数の基礎ドック部233は、第三中間部材の四方への水平移動を阻止する様に、第三中間部材本体部231に各々に設けられる。
【0043】
第三弾性部材330は、第二中間部材220の底面に当たって機械装置100を支持する様に第三中間部材230の上面に敷かれる板状の部材である。
例えば、第三弾性部材330は、第二中間部材220の底面に当たって機械装置を支持する様に第三中間部材230の上面に敷かれる板状の樹脂製またはゴム製の部材である。
【0044】
第三充填部材430は、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する部材である。
第三充填部材430は、第三隙間空間に充填施行される。
【0045】
基礎中間部材240は、中間部材200の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。
基礎中間部材240は、ばね/ダンパ式支持部材600の上部構造であってもよい。
基礎中間部材240は、複数の中間部材であってもよい。
複数のばね/ダンパ式支持部材600が、複数の基礎中間部材240を各々に支持する。
【0046】
基礎弾性部材340は、中間部材200の底面に当たって機械装置100を支持する様に基礎中間部材240の上面に敷かれる板状の他の弾性部材である。
例えば、基礎弾性部材340は、中間部材200の底面に当たって機械装置100を支持する様に基礎中間部材240の上面に敷かれる板状の樹脂製またはゴム製の他の弾性部材である。
【0047】
ばね/ダンパ式支持部材600は、中間部材200を下方からばねとダンパーとで支持する部材である。
例えば、ばね/ダンパ式支持部材600は、中間部材200を基礎中間部材240を介して下方からばねとダンパーとで支持する部材である。
ばね/ダンパ式支持部材600は、ばね610とダンパー620とで構成される。
ばね610は、基礎中間部材240を直接に支持して、中間部材200と弾性部材300とを介して機械装置を支持する弾性要素である。
ダンパー620は、基礎中間部材240を直接に支持して、中間部材200と弾性部材300とを介して機械装置を支持する粘性要素である。
【0048】
カバー700は、中間部材200と基礎との隙間を覆う布部材である。
【0049】
次に、本発明の第三の実施形態にかかる機械装置支持構造を、図を基に、説明する。
図8は、本発明の第三の実施形態に係る機械装置支持構造の正面断面図である。図9は、本発明の第三の実施形態に係る機械装置支持構造の平面図である。
【0050】
機械装置支持構造は、複数の中間部材200と複数の弾性部材300と基礎中間部材240とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、複数の中間部材200と複数の弾性部材300と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、複数の中間部材200と複数の弾性部材300と複数の充填部材400と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、複数の中間部材200と複数の弾性部材300と複数の充填部材400と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とずれ止めストッパ機構500とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、2つの中間部材200と2つの弾性部材300と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、2つの中間部材200と2つの弾性部材300と2つの充填部材400と基礎中間部材240と基礎弾性部材340とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
【0051】
例えば、機械装置支持構造は、第一中間部材210と第一弾性部材310と複数の第一充填部材410と第二中間部材220と第二弾性部材320と複数の第二充填部材420と複数の基礎中間部材240と複数の基礎弾性部材340と複数のずれ止めストッパ機構500と複数のばね/ダンパ式支持部材600とカバー700とで構成される。
【0052】
機械装置100の構造は、第一の実施形態にかかる機械装置支持構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0053】
第一中間部材210と第一弾性部材310と第一充填部材410の構造は、第一の実施形態にかかる機械装置の中間部材200と弾性部材300と充填部材400の構造と同じなので、その説明を省略する。
【0054】
第二中間部材220は、中間部材200の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。
例えば、第二中間部材220は、第一中間部材210の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。
第二中間部材220は、第二中間部材本体部221と第二ドック部222とで構成されてもよい。
例えば、第二中間部材220は、第二中間部材本体部221と複数の第二ドック部222とで構成されてもよい。
第二中間部材本体部221は、後述する第二弾性部材320を敷かれる上面をもつ部分である。
例えば、第二中間部材本体部221は、上から見て、第一中間部材本体部211の底面の輪郭より大きな輪郭を持つ板状の部分である。
第二ドック部222は、第一中間部材210の相対的な上下移動を許し、所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる様に、上から見て第一中間部材210の底部との間に第二隙間空間を形成して第二中間部材本体部221に設けられる部分である。
複数の第二ドック部222が、上から見て第一中間部材210の四方への水平移動を阻止できる様に第二中間部材本体部221に配される。
第二ドック部222は、第二中間部材本体部221の上面から上方へ立ち上がる構造であってもよい。
第二ドック部222は、第二中間部材本体部221の側面から上方へ立ち上がる構造であってもよい。
第二中間部材本体部221と第二ドック部222とは、一体構造であってもよい。
第二中間部材本体部221と第二ドック部222とは、機械的に結合される別体構造であってもよい。
【0055】
第二弾性部材320は、第一中間部材210の底面に当たって機械装置100を支持する様に第二中間部材220の上面に敷かれる板状の部材である。
例えば、第二弾性部材320は、第一中間部材210の底面に当たって機械装置を支持する様に第二中間部材220の上面に敷かれる板状の樹脂製またはゴム製の部材である。
【0056】
第二充填部材420は、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する部材である。
第二充填部材420は、第二隙間空間に充填施行される。
【0057】
基礎中間部材240は、第二中間部材220の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である。
基礎中間部材240は、ばね/ダンパ式支持部材600の上部構造であってもよい。
基礎中間部材240は、複数の中間部材であってもよい。
複数のばね/ダンパ式支持部材600が、複数の基礎中間部材240を各々に支持する。
【0058】
基礎弾性部材340は、第二中間部材220の底面に当たって機械装置100を支持する様に基礎中間部材240の上面に敷かれる板状の他の弾性部材である。
例えば、基礎弾性部材340は、第二中間部材220の底面に当たって機械装置100を支持する様に基礎中間部材240の上面に敷かれる板状の樹脂製またはゴム製の他の弾性部材である。
【0059】
ずれ止めストッパ機構500は、第二中間部材220の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる機構である。
例えば、ずれ止めストッパ機構500は、基礎中間部材240に対する第二中間部材220の相対的な上下移動を許し所定距離を越える基礎中間部材240に対する第二中間部材220の相対的な水平移動を阻止できる機構である。
例えば、ずれ止めストッパ機構500は、第二中間部材220に対する基礎中間部材240の相対的な上下移動を許し所定距離を越える第二中間部材220に対する基礎中間部材240の相対的な水平移動を阻止できる機構である。
【0060】
中間部材200が、ずれ止めストッパ機構500を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられる。
ずれ止めストッパ機構500が取り付けられる中間部材200が、ずれ止めストッパ機構を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられる。
例えば、基礎中間部材240が、ずれ止めストッパ機構500を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられる。
例えば、ずれ止めストッパ機構500が、中間部材の四方への水平移動を阻止できる様に、基礎中間部材240に配される。
【0061】
ずれ止めストッパ機構500の構造は、第一の実施形態にかかる機械装置支持構造のものと同じなので、その説明を省略する。
【0062】
ばね/ダンパ式支持部材600は、中間部材200を下方からばねとダンパーとで支持する部材である。
例えば、ばね/ダンパ式支持部材600は、中間部材200を基礎中間部材240を介して下方からばねとダンパーとで支持する部材である。
ばね/ダンパ式支持部材600は、ばね610とダンパー620とで構成される。
ばね610は、基礎中間部材240を直接に支持して、中間部材200と弾性部材300とを介して機械装置を支持する弾性要素である。
ダンパー620は、基礎中間部材240を直接に支持して、中間部材200と弾性部材300とを介して機械装置を支持する粘性要素である。
【0063】
カバー700は、中間部材200と基礎との隙間を覆う布部材である。
【0064】
次に、本発明の第四の実施形態にかかる機械装置支持構造を、図を基に、説明する。図10は、本発明の第四の実施形態に係る機械装置支持構造の正面図である。
【0065】
機械装置支持構造は、複数の中間部材200と複数の弾性部材300と基礎中間部材240とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、第一中間部材乃至第M中間部材200と第一弾性部材乃至第M弾性部材300と基礎中間部材240とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、第一中間部材乃至第M中間部材200と第一弾性部材乃至第M弾性部材300と第一充填部材乃至第M充填部材400と基礎中間部材240とばね/ダンパ式支持部材600とで構成されてもよい。
機械装置支持構造は、第一中間部材乃至第M中間部材200と第一弾性部材乃至第M弾性部材300と第一充填部材乃至第M充填部材400と基礎中間部材240とばね/ダンパ式支持部材600とカバー700とで構成されてもよい。
ここで、MがN+1の数であって、Nが2、3・・・のうちのひとつの数である。
図10は、第一中間部材乃至第M中間部材200と第一弾性部材乃至第M弾性部材300と基礎中間部材240とばね/ダンパ式支持部材600とで構成され、一部を省略した機械装置支持構造を示す。
【0066】
第一中間部材200は、第二の実施形態にかかる機械装置支持構造のものと同じなので、説明を省略する。
第二中間部材乃至第M中間部材200は、第一中間部材乃至第N中間部材200の各々の底面に各々に対面する上面を各々に形成し所定の厚みを各々にもつ他の中間部材である。
第二中間部材乃至第M中間部材が、第二中間部材乃至第M中間部材本体部と第二ドック部乃至第Mドック部とを有する。
第二中間部材乃至第M中間部材本体部201は、第二弾性部材乃至第M弾性部材300を各々に敷かれる上面を各々にもつ。
第二ドック部乃至第Mドック部202は、第一中間部材乃至第N中間部材200の相対的な上下移動を各々に許し所定距離を越える相対的な水平移行を各々に阻止できる様に上から見て第一中間部材乃至第N中間部材200の各々の底部との間に他の隙間空間である第二隙間空間乃至第M隙間空間を各々に形成して、第二中間部材本体乃至第M中間部材本体部201に各々に設けられる。
【0067】
第一弾性部材300は、第二の実施形態にかかる機械装置支持構造のものと同じなので、説明を省略する。
第二弾性部材乃至第M弾性部材300は、第一中間部材乃至第N中間部材200の各々の底面に当たって機械装置を支持する様に第二中間部材乃至第M中間部材200の各々の上面に各々に各々に敷かれる板状の他の弾性部材である。
【0068】
第一充填部材400は、第二の実施形態にかかる機械装置支持構造のものと同じなので、説明を省略する。
第二充填部材乃至第M充填部材400は、任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する他の充填部材である。
【0069】
第一中間部材200と第一弾性部材300と第一充填部材400との構造は、第二の実施形態にかかる機械装置支持構造のものと同じなので、説明を省略する。
第二中間部材乃至第M中間部材200及び第二弾性部材乃至第M弾性部材300とが上から順に交互に並ぶ様に積み重ねられる。
【0070】
第二充填部材乃至第M充填部材が第二隙間空間乃至第M隙間空間に各々に充填施行されてもよい。
【0071】
ばね/ダンパ支持部材が第二中間部材乃至第M中間部材と第二弾性部材乃至第M弾性部材とを介して第一中間部材を下方から支持する。
ばね/ダンパ支持部材とカバー700の構造は、第二の実施形態にかかる機械装置支持構造のものと同じなので、説明を省略する。
【0072】
上記の構造を採用することで、中間部材200の質量と弾性部材300のばねからなるばね/マス系を多段に重ねて、機械装置を支持することができる。
【0073】
以下に、本発明の実施形態にかかるずれ止めストッパ機構500を、図を基に、詳述する。
図11は、本発明の実施形態に係るずれ止めストッパ機構の構造説明図その1である。図12は、本発明の実施形態に係るずれ止めストッパ機構の構造説明図その2である。
【0074】
図11は、ずれ止めストッパ機構を上下に重なった2つの中間部材のうちの下側の中間部材に設けられた貫通穴に固定する場合の3つのタイプを示している。
図11Aは、軸部材510とストッパ部材520と上側の付勢部材530とで構成するずれ止めストッパ機構を示す。
図11Bは、軸部材510とストッパ部材520と上側の第一付勢部材531と下側の第二付勢部材532とで構成するずれ止めストッパ機構を示す。
図11Cは、軸部材510とストッパ部材520と下側の付勢部材530とで構成するずれ止めストッパ機構を示す。
【0075】
図12は、ずれ止めストッパ機構を上下に重なった2つの中間部材のうちの上側の中間部材に設けられた貫通穴に固定する場合の3つのタイプを示している。
図12Aは、軸部材510とストッパ部材520と上側の付勢部材530とで構成するずれ止めストッパ機構を示す。
図12Bは、軸部材510とストッパ部材520と上側の第一付勢部材531と下側の第二付勢部材532とで構成するずれ止めストッパ機構を示す。
図12Cは、軸部材510とストッパ部材520と下側の付勢部材530とで構成するずれ止めストッパ機構を示す。
【0076】
上述のとおり、本発明の実施実施形態に係る機械装置支持構造を用いれば、以下の効果を有する。
機械装置100の下部構造110を上面に敷かれる弾性部材300を介して中間部材200で支持し、中間部材200をばねとダンパーとで支持する様にしたので、中間部材200の質量と弾性部材300の弾性率を調整して機械装置100から発生する振動を抑制できる。
また、機械装置100の下部構造110を上面に敷いた弾性部材300を介して中間部材本体部201で支持し、中間部材本体部201に設けられたドック部202と下部構造110との隙間空間に弾性のある充填部材400を充填し、下部構造110の上下移動を許し、下部構造110の水平移動を充填部材400を介して阻止する様にしたので、下部構造110に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをできる。
また、第一中間部材210を上面に敷いた弾性部材300を介して第二中間部材本体220で支持し、第二中間部材本体部221に設けられた第二ドック部222と第一中間部材210との隙間空間に弾性のある第二充填部材420を充填し、第一中間部材210の上下移動を許し、第一中間部材210の水平移動を第二充填部材420を介して阻止する様にしたので、下部構造110に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをできる。
また、中間部材200の質量と弾性部材300のばねからなるばね/マス系を多段に重ねることにより振動吸収の効果を上げることができる。
また、中間部材200を上面に敷いた基礎弾性部材340を介して基礎中間部材240で支持し、基礎中間部材240にずれ止めストッパ機構500を設け、基礎中間部材240に設けた基礎貫通穴に軸部材510を貫通させ、ストッパ部材520が軸部材510にストッパ貫通穴を貫通され、ストッパ部材520を基礎中間部材240の上面に所定の付勢力で押付ける様にしたので、下部構造110に振動が発生したときに、機械装置支持構造に引き抜き力が発生せず、水平移動による振動が機械装置支持構造に作用する力を緩和することをできる。
【0077】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
機械装置を鍛造機である場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、機械装置は、水力装置、機械工作装置、その他の装置であってもよい。
中間部材200は、中間部材本体部201と複数のドック部202とで構成されるとして説明したが、これに限定されない。例えば、単体のドック部材202が下部構造110または他の中間部材200の全周を囲う構造であってもよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0078】
【特許文献1】特開平6−031403
【特許文献2】特開平8−141794
【特許文献3】特開平9−150299
【符号の説明】
【0079】
100 機械装置
110 下部構造
120 アクチエータ
130 ハンマー
140 上部構造
200 中間部材
201 中間部材本体部
202 ドック部
210 第一中間部材
211 第一中間部材本体部
212 第一ドック部
220 第二中間部材
221 第二中間部材本体部
222 第二ドック部
230 第三中間部材
231 第三中間部材本体部
232 第三ドック部
233 基礎ドック部
240 基礎中間部材
300 弾性部材
310 第一弾性部材
320 第二弾性部材
330 第三弾性部材
340 基礎弾性部材
400 充填部材
410 第一充填部材
420 第二充填部材
430 第三充填部材
500 ずれ止めストッパ機構
510 軸部材
511 ロッド部材
512 第一ロッドエンド
513 第二ロッドエンド
520 ストッパ部材
530 付勢部材
531 第一付勢部材
532 第二付勢部材
600 ばね/ダンパ式支持部材
610 ばね
620 ダンパー
700 カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面状の底面を形成する下部構造を有する機械装置を支持する構造である機械装置支持構造であって、
下部構造の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ中間部材と、
下部構造の底面に当たって機械装置を支持する様に前記中間部材の上面に敷かれる板状の弾性部材と、
前記中間部材を下方からばねとダンパーとで支持するばね/ダンパ式支持部材と、
を備えることを特徴とする機械装置支持構造。
【請求項2】
任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する充填部材を、
備え、
前記中間部材が前記弾性部材を敷かれる上面をもつ中間部材本体部と下部構造の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できる様に上から見て下部構造の底部との間に隙間空間を形成して前記中間部材本体部に設けられるドック部とを有し、
前記充填部材が前記隙間空間に充填施行された、
ことを特徴とする請求項1に記載の機械装置支持構造。
【請求項3】
前記中間部材である第一中間部材の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ他の中間部材である第二中間部材と、
前記第一中間部材の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材の上面に敷かれる板状の他の弾性部材である第二弾性部材と、
任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する他の充填部材である第二充填部材と、
を備え、
前記第二中間部材が前記第二弾性部材を敷かれる上面をもつ第二中間部材本体部と前記第一中間部材の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移行を阻止できる様に上から見て前記第一中間部材の底部との間に他の隙間空間である第二隙間空間を形成して前記第二中間部材本体部に設けられる第二ドック部とを有し、
前記第二充填部材が前記第二隙間空間に充填施行され、
前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材と前記第二弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する、
ことを特徴とする請求項2に記載の機械装置支持構造。
【請求項4】
Nが2、3・・・のうちのひとつの数であって、
MがN+1の数であって、
前記第一中間部材乃至第N中間部材の各々の底面に各々に対面する上面を各々に形成し所定の厚みを各々にもつ他の中間部材である第二中間部材乃至第M中間部材と、
前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材乃至第M中間部材の各々の上面に各々に各々に敷かれる板状の他の弾性部材である第二弾性部材乃至第M弾性部材と、
任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する他の充填部材である第二充填部材乃至第M充填部材と、
を備え、
前記第二中間部材乃至前記第M中間部材及び前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とが上から順に交互に並ぶ様に積み重ねられ、
前記第二中間部材乃至前記第M中間部材が前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材を各々に敷かれる上面を各々にもつ第二中間部材乃至第M中間部材本体部と前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の相対的な上下移動を各々に許し所定距離を越える相対的な水平移行を各々に阻止できる様に上から見て前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底部との間に他の隙間空間である第二隙間空間乃至第M隙間空間を各々に形成して第二中間部材本体乃至前記第M中間部材本体部に各々に設けられる第二ドック部乃至第Mドック部とを有し、
前記第二充填部材乃至前記第M充填部材が前記第二隙間空間乃至前記第M隙間空間に各々に充填施行され、
前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材乃至前記第M中間部材と前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する、
ことを特徴とする請求項3に記載の機械装置支持構造。
【請求項5】
前記中間部材の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ部材である他の中間部材である基礎中間部材と、
前記中間部材の底面に当たって機械装置を支持する様に前記基礎中間部材の上面に敷かれる板状の他の弾性部材である基礎弾性部材と、
前記中間部材の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できるずれ止めストッパ機構と、
を備え、
前記中間部材が前記ずれ止めストッパ機構を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられ、
前記ずれ止めストッパ機構が前記基礎貫通穴を貫通して設けられる軸部材と上下方向に貫通する貫通穴であるストッパ貫通穴を設けられ該軸部材に該ストッパ貫通穴を貫通されるストッパ部材と該ストッパ部材を前記中間部材に所定の付勢力で上下方向に沿って押付ける付勢部材とを有し、
前記ばね/ダンパ支持部材が前記基礎中間部材と前記基礎弾性部材とを介して記中間部材を下方から支持する、
ことを特徴とする請求項4に記載の機械装置支持構造。
【請求項6】
Nが2、3・・・のうちのひとつの数であって、
MがN+1の数であって、
前記中間部材である第一中間部材乃至第N中間部材の各々の底面に各々に対面する上面を各々に形成し所定の厚みを各々にもつ他の中間部材である第二中間部材乃至第M中間部材と、
前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材乃至第M中間部材の各々の上面に各々に敷かれる板状の他の弾性部材である第二弾性部材乃至第M弾性部材と、
を備え、
前記第二中間部材乃至前記第M中間部材及び前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とが上から順に交互に並ぶ様に積み重ねられ、
前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材乃至前記第M中間部材と前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する、
ことを特徴とする請求項1に記載の機械装置支持構造。
【請求項7】
Nが2、3・・・のうちのひとつの数であって、
MがN+1の数であって、
前記中間部材である第一中間部材乃至第N中間部材の各々の底面に各々に対面する上面を各々に形成し所定の厚みを各々にもつ他の中間部材である第二中間部材乃至第M中間部材と、
前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底面に当たって機械装置を支持する様に前記第二中間部材乃至第M中間部材の各々の上面に各々に敷かれる板状の他の弾性部材である第二弾性部材乃至第M弾性部材と、
任意の空間に充填施行でき充填施行した後で弾性を維持したまま空間の中で固化する他の充填部材である第二充填部材乃至第M充填部材と、
を備え、
前記第二中間部材乃至前記第M中間部材及び前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とが上から順に交互に並ぶ様に積み重ねられ、
前記第二中間部材乃至前記第M中間部材が前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材を各々に敷かれる上面を各々にもつ第二中間部材乃至第M中間部材本体部と前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の相対的な上下移動を各々に許し所定距離を越える相対的な水平移行を各々に阻止できる様に上から見て前記第一中間部材乃至前記第N中間部材の各々の底部との間に他の隙間空間である第二隙間空間乃至第M隙間空間を各々に形成して第二中間部材本体乃至前記第M中間部材本体部に各々に設けられる第二ドック部乃至第Mドック部とを有し、
前記第二充填部材乃至前記第M充填部材が前記第二隙間空間乃至前記第M隙間空間に各々に充填施行され、
前記ばね/ダンパ支持部材が前記第二中間部材乃至前記第M中間部材と前記第二弾性部材乃至前記第M弾性部材とを介して前記第一中間部材を下方から支持する、
ことを特徴とする請求項2に記載の機械装置支持構造。
【請求項8】
前記中間部材の底面に対面する上面を形成し所定の厚みをもつ部材である他の中間部材である基礎中間部材と、
前記中間部材の底面に当たって機械装置を支持する様に前記基礎中間部材の上面に敷かれる板状の弾性部材である基礎弾性部材と、
前記中間部材の相対的な上下移動を許し所定距離を越える相対的な水平移動を阻止できるずれ止めストッパ機構と、
を備え、
前記中間部材が前記ずれ止めストッパ機構を設けられる位置に上下に貫通する貫通穴である基礎貫通穴を設けられ、
前記ずれ止めストッパ機構が前記基礎貫通穴を貫通して設けられる軸部材と上下方向に貫通する貫通穴であるストッパ貫通穴を設けられ該軸部材に該ストッパ貫通穴を貫通されるストッパ部材と該ストッパ部材を前記中間部材に所定の付勢力で上下方向に沿って押付ける付勢部材とを有し、
前記ばね/ダンパ支持部材が前記基礎中間部材と前記基礎弾性部材とを介して記中間部材を下方から支持する、
ことを特徴とする請求項2に記載の機械装置支持構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−104499(P2013−104499A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−249526(P2011−249526)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(391039494)株式会社エーエス (18)
【Fターム(参考)】