説明

汎用コンバインの油圧回路

【課題】走行負荷が増大して作動油量が不足しても、収穫作業に必要なリール昇降シリンダ及びセカンドモア昇降シリンダの機能を確保し、収穫作業の能率を高める。
【解決手段】油圧ポンプ(51)から吐出される圧油を、複数の油圧クラッチ(57,58,59,60)を制御する走行油圧回路(54)と刈取部(4)昇降用の刈取シリンダ(61)を制御する刈取油圧回路(55)に供給し、該走行油圧回路(54)と刈取油圧回路(55)のうちのいずれか一方の油圧回路を経て供給される圧油をプライオリティ型分流弁(62)で分流して、リール昇降シリンダ(14)及びセカンドモア昇降シリンダ(66)を備えた機体前部油圧回路(64)に一定流量の圧油を供給し、残りの余剰圧油をローリングシリンダ(68,69)とピッチングシリンダ(70)を備えた機体油圧回路(56)に供給する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、汎用コンバインの油圧回路に関する。
【背景技術】
【0002】
汎用コンバインの油圧回路は、特開2009−261302号公報に記載の如く、一個の油圧ポンプで発生した圧油を、油圧クラッチや油圧ブレーキを作動する走行油圧回路と刈取部を昇降する刈取油圧シリンダを作動する刈取油圧回路と機体のローリングやピッチングを行う油圧シリンダを作動する機体油圧回路と掻込リールやセカンドモアを昇降する油圧シリンダを作動する機体前部油圧回路に供給している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−261302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記油圧回路に使用する油圧ポンプは、各油圧シリンダが作動するに充分な圧油を発生するようにしているが、旋回しながら刈取部を上昇させるなどの複数の油圧シリンダを同時に作動させた場合に圧油の供給が不足して、動作が遅くなることが有る。この動作遅れに起因して収穫作業の能率低下を招く問題がある。
【0005】
そこで、本発明では、汎用コンバインの油圧回路において、比較的低出力の油圧ポンプであっても収穫作業の能率低下を来さないようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、油圧ポンプ(51)から吐出される圧油を、複数の油圧クラッチ(57,58,59,60)を制御する走行油圧回路(54)と刈取部(4)昇降用の刈取シリンダ(61)を制御する刈取油圧回路(55)に供給し、該走行油圧回路(54)と刈取油圧回路(55)のうちのいずれか一方の油圧回路を経て供給される圧油をプライオリティ型分流弁(62)で分流して、リール昇降シリンダ(14)及びセカンドモア昇降シリンダ(66)を備えた機体前部油圧回路(64)に一定流量の圧油を供給し、残りの余剰圧油をローリングシリンダ(68,69)とピッチングシリンダ(70)を備えた機体油圧回路(56)に供給する構成としたことを特徴とする汎用コンバインの油圧回路とした。
【0007】
この構成で、油圧ポンプ(51)から吐出する圧油の量が不足することが有れば、機体のローリングシリンダ(68,69)とピッチングシリンダ(70)を備えた機体油圧回路(56)への供給圧油が減少して作動速度の低下となるが、収穫作業に必要なリール昇降シリンダ(14)及びセカンドモア昇降シリンダ(66)の機能が確保されるため、収穫作業を継続するに支障を生じない。
【0008】
請求項2に記載の発明は、前記機体油圧回路(56)に穀粒排出オーガ昇降シリンダ(67)を接続したことを特徴とする請求項1に記載の汎用コンバインの油圧回路とした。
この構成で、穀粒排出オーガ昇降シリンダ(67)を作動させるタイミングは、収穫作業を終えた状態で、リール昇降シリンダ(14)やセカンドモア昇降シリンダ(66)の作動と重ならないので、プライオリティ型分流弁(62)の余剰圧油で支障なく作動する。
【0009】
請求項3に記載の発明は、前記プライオリティ型分流弁(62)よりも上流側の油路から、刈取部(4)に駆動力を供給する油圧無段変速駆動回路(53)に圧油を供給する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の汎用コンバインの油圧回路とした。
【0010】
この構成で、収穫作業に必要な刈取部(4)の油圧無段変速駆動回路(53)に圧油の供給が不足することなく、走行負荷が大きくなっても収穫作業を支障なく続けられる。
【発明の効果】
【0011】
請求項1記載の発明によると、走行負荷が増大して油圧ポンプ(51)から吐出する圧油の量が不足するようなことが有っても、収穫作業に必要なリール昇降シリンダ(14)及びセカンドモア昇降シリンダ(66)の機能が確保されるため、収穫作業の能率を高めることができる。
【0012】
請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明の効果を奏するうえに、穀粒排出オーガ昇降シリンダ(14)を支障なく作動させることができ、穀粒排出作業の能率が高まる。
【0013】
請求項3記載の発明によると、請求項1記載の発明の効果を奏するうえに、刈取部(4)を駆動する油圧無段変速駆動回路(53)を支障なく作動させることができ、刈取作業を円滑に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】汎用型コンバインの右側面図である。
【図2】コンバインの機体前部の平面図である。
【図3】コンバインの機体前部の側断面図である。
【図4】コンバインの機体前部の一部拡大平面図である。
【図5】油圧回路図である。
【図6】別実施例の油圧回路図である。
【図7】手動コントロールバルブの側断面図である。
【図8】プッシュシリンダコントロールバルブの側断面図である。
【図9】油圧シリンダの手動切換バルブの側断面図である。
【図10】パワーステアリング用手動切換バルブの側断面図である。
【図11】図10のS1−S1断面図である。
【図12】スロットルチェックバルブの側断面図である。
【図13】別実施例のスロットルチェックバルブの側断面図である。
【図14】別実施例のスロットルチェックバルブの側断面図である。
【図15】別実施例のスロットルチェックバルブの側断面図である。
【図16】油圧パワーステアリングの油圧回路図である。
【図17】油圧パワーステアリングの油圧ブロック断面図である。
【図18】別実施例の油圧パワーステアリングの油圧ブロック断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。
図1は汎用コンバインの全体側面図である。
1はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置、4は機体フレーム1の前方に設けた刈取部である。
【0016】
刈取部4は、底板5と左右側板6,6と、後板7からなるオーガフレーム8内に左右方向のオーガ9を軸装し、前記底板5の前縁に刈刃10を設け、該刈刃10の上方にリールタイン11を有する掻込リール12を設けて構成している。13は掻込リール12の左右一対の取付アームであり、前記後板7に回動自在に取付ける。
【0017】
14は取付アーム13を回動させるリール昇降シリンダ、16は前記オーガフレーム8を取付けた搬送装置であり、搬送装置16の基部を機体側に回動自在に取付ける。前記脱穀装置3は所謂全穀桿投入型であり、脱穀装置3の脱穀室内には軸流型の扱胴17を軸装し、脱穀室の下方の風選室内には揺動選別棚18を設け、グレンタンクに収穫した穀粒を溜めて、この穀粒を適宜に穀粒排出オーガ48で機外へ取り出すようにしている。
【0018】
19は前記左右側板6、6に設けた分草体である。
しかして、前記オーガフレーム8の前部にはロークロップ装置20を設ける。ロークロップ装置20は、大豆等の豆類の刈取作業に使用する豆類刈取搬送装置であり、左右一対の搬送ベルト21により挾持している豆穀桿の根元を刈刃22により刈取るように構成している。23は駆動ローラ、24は受動ローラ、25は取付フレーム、26は取付フレーム25の基部に取付けた伝動ケースである。
【0019】
前記搬送ベルト21は、豆穀桿を左右側から挾持して搬送するように左右一対の搬送ベルト21、21を一組とし、左右に所定間隔を置いて複数組み設けられ、各搬送ベルト21の伝動ケース26を伝動筒28により連結し、左右の伝動ケース26を底板5および左右側板6にステー29により固定する。この場合、前記搬送ベルト21の始端部はオーガフレーム8の任意の前方に位置させるが、搬送ベルト21の終端部は前記刈刃10の上方で前記掻込リール12よりも下方で前記オーガ9の前側に位置させる。したがって、ロークロップ装置20の装着は、掻込リール12を上下シリンダ14により上動させるだけで、オーガフレーム8に取付けて行なう。
【0020】
前記伝動筒28内には伝動軸30を軸装し、伝動軸30にはプーリ31を固定し、プーリ31と前記掻込リール12に回転を伝達させる可変速軸により回転するプーリ32との間にベルト33を掛け回す。前記伝動ケース26内の伝動軸30にはベベルギヤ34を固定し、ベベルギヤ34には前記駆動ローラ23を固定した駆動軸35に固定のベベルギヤ36を噛合わせる。
【0021】
左右の取付フレーム25の受動ローラ24よりも後側には、それぞれ縦回転軸39の中間部を軸装し、縦回転軸39の下部には前記刈刃22をそれぞれ固定する。左右の刈刃22は縦軸回転で中央部が一部重合して設けられている。40は前記縦回転軸39と前記駆動軸35との間に掛け回したチエン、42は前記取付フレーム25と前記伝動ケース26との間に設けた補強フレームであり、補強フレーム42には回転軸43を取付け、回転軸43には回転体44を設ける。回転体44は弾性部材(可擁性部材)により形成されて、豆穀桿の下部に付着している土を払い落とす。45は前記取付フレーム25に取付けた分草兼案内ガイドであり、先端は前記搬送ベルト21の始端部より前方に位置させ、外側部46は外側の搬送ベルト21の側部に位置し、内側部47は中央側に案内するように形成している。
【0022】
次に作用を述べると、左右の搬送ベルト21の間の豆穀桿は、搬送ベルト21により挾持された状態で刈刃22により根元が切断され、更に搬送されてオーガフレーム8内に至り、オーガ9により集められて搬送装置16で脱穀装置3に搬送されて脱穀される。
【0023】
図5は、オーガ9の後下部に茎稈の根元を刈るセカンドモアを昇降可能に設けた汎用コンバインの油圧回路図で、エンジン50で駆動する油圧ポンプ51でオイルタンク52から吸い上げられて圧油は、走行油圧回路54と刈取油圧回路55に分岐供給され、刈取油圧回路55から出たオイルがプライオリティ型分流弁62を介して 機体油圧回路56と機体前部油圧回路64へ送られる。
【0024】
走行油圧回路54は、左油圧クラッチ57と右油圧クラッチ60と左ブレーキ油圧クラッチ58と右ブレーキ油圧クラッチ59の作動を制御し、刈取油圧回路55は刈取部4を昇降する刈取シリンダ61の作動を制御する。
【0025】
また、機体油圧回路56は、穀粒排出オーガ昇降シリンダ67と左ローリングシリンダ68と右ローリングシリンダ69及びピッチングシリンダ70の作動を制御し、機体前部油圧回路64は、リール昇降シリンダ14とセカンドモア昇降シリンダ66の作動を制御する。
【0026】
プライオリティ型分流弁62は、一定流量の圧油を機体前部油圧回路64に供給し、余剰の圧油を機体油圧回路56に供給するので、走行負荷が増大して油圧ポンプ51から吐出される圧油量が減少したり、走行油圧回路54と刈取油圧回路55で多くの圧油が利用されたりすると、機体油圧回路56に供給する圧油が不足してこの回路の油圧シリンダの動作が遅くなるが、収穫作業には直接的に影響なく、収穫作業に必要なリール昇降シリンダ(14)及びセカンドモア昇降シリンダ(66)の機能が確保されるため、収穫作業の効率を向上させることができる。
【0027】
53は、ロークロップ装置20の油圧無段変速駆動回路である。
油圧無段変速装置は、トラニオン軸を回動することで油圧ポンプの吐出量を変更して駆動力及び駆動速度を変更するが、経年変化によってトラニオン軸の回動角度に対する操作荷重特性が変化し、応答遅れが生じる。
【0028】
この対策として、トラニオン軸を駆動する電動モータのデューティ制御をエンジン回転数のデータや、走行速度と刈刃10の駆動速度から算出される駆動負荷データ、延稼働時間によって電動モータのデューティ制御を変化させたりすることで、操作荷重特性変化の影響を低減する。
【0029】
図6に示す油圧回路図は、別実施例で、機体前部油圧回路64でセカンドモア昇降シリンダ66のみを制御し、機体油圧回路56でピッチングシリンダ70の代わりにリール昇降シリンダ14を制御するようにしている。
【0030】
図7は、手動コントロールバルブを示し、バルブブロック71にスプール72を支持する大径のスプール支持ブロック73とスプリングブロック74を取り付けている。このスプール支持ブロック73とスプリングブロック74の部分を電磁ソレノイドに代えると電磁コントロールバルブとして使用可能になる。
【0031】
図8は、プッシュシリンダコントロールバルブで、スプール79を中立に戻りスプリング76を保持するスプリングケース77を止め輪78でバルブブロック75に固定している。この構成で小型にできる。
【0032】
図9は、刈取部の昇降を行う油圧シリンダの手動切換バルブを示し、バルブブロック80内のスプール81に中心油穴82を設け、スプール81の端部に戻りスプリング84を取付ネジ85で取り付けている。中心油穴82を通ったオイルはチェックバルブ83へ流れる。
【0033】
図10と図11は、パワーステアリングの左右旋回切換に使用される手動切換バルブを示し、スプール81に切り欠き部81aを形成し、スプール81を左に回すと左油路YLにオイルが流れ、右に回すと右油路YRにオイルが流れる。
【0034】
図12は、油圧シリンダの戻り速度を規制するチェック弁と絞りを一体としたスロットルチェックバルブで、絞り部86に設ける絞り孔を設けた絞り弁87をネジで取り外し可能にして適宜に絞り孔径の異なるものに交換すると油圧シリンダの戻り速度を変更出来る。
【0035】
図13と図14は、スロットルチェックバルブで、バルブブロック88内にスプリング89とスプール90を収納し、スプール90の抜け止めをストップリング91で行っている。スプール90は中心に絞り孔90bを設け、外周に面取り部90aを二か所設けている。スプール90にスプリング89側に向けてオイル圧が加わるとスプール90がスプリング89に抗して移動して絞り孔90bに加えて面取り部90aからもオイルが流れるようになる。
【0036】
図14に示すスロットルチェックバルブは、スプール90の移動をC型止め輪92で行った実施例である。
図15に示すスロットルチェックバルブは、スプール90とC型止め輪92の間にカラー93を介在させた実施例である。
【0037】
図16と図17は、パワーステアリングの油圧回路を示し、油圧ポンプ51の圧油を第一チェックバルブ94と第二チェックバルブ96を介してパワステバルブ95に供給し、このパワステバルブ95のスプール95aの切換操作でパワステシリンダ98A,98Bを動作し、パワステシリンダ98A,98Bの戻り流路にパワステバルブ95で調圧する第三チェックバルブ97を設けている。
【0038】
第二チェックバルブ96と第三チェックバルブ97からの圧油は第一供給口100からパワステバルブ95へ供給され、ピストン97aに設けた二つの横孔95b、95cからパワステシリンダ98A,98Bに圧油を供給する。
【0039】
図18に示す別実施例では、第二チェックバルブ96と第三チェックバルブ97からの圧油を第一供給口100と第二供給口101からパワステバルブ95へ供給するようにすることで、ピストン97aに設ける二つの横孔95b、95cを不要にしている。
【0040】
第三チェックバルブ97には、ピストン97aにピストンガイド97cに当たるストップリング97bを設けて、ピストン97aの最大ストローク時にポペット99と当たらないようにしている。また、パワステバルブ95からパイロット圧をピストン97aに加えてリリーフ圧を調整することで、パワステシリンダ98A,98Bのスプリングによる背圧を強くして、滑らかな旋回操作を行えるようにしている。
【0041】
この構成で、オイル温度や負荷が変化してもパワステシリンダ98A,98Bを滑らかに作動できる。
【符号の説明】
【0042】
4 刈取部
14 リール昇降シリンダ
51 油圧ポンプ
53 油圧無段変速駆動回路
54 走行油圧回路
55 刈取油圧回路
56 機体油圧回路
57 油圧クラッチ
58 油圧クラッチ
59 油圧クラッチ
60 油圧クラッチ
61 刈取シリンダ
62 プライオリティ型分流弁
64 機体前部油圧回路
66 セカンドモア昇降シリンダ
68 ローリングシリンダ
69 ローリングシリンダ
70 ピッチングシリンダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
油圧ポンプ(51)から吐出される圧油を、複数の油圧クラッチ(57,58,59,60)を制御する走行油圧回路(54)と刈取部(4)昇降用の刈取シリンダ(61)を制御する刈取油圧回路(55)に供給し、該走行油圧回路(54)と刈取油圧回路(55)のうちのいずれか一方の油圧回路を経て供給される圧油をプライオリティ型分流弁(62)で分流して、リール昇降シリンダ(14)及びセカンドモア昇降シリンダ(66)を備えた機体前部油圧回路(64)に一定流量の圧油を供給し、残りの余剰圧油をローリングシリンダ(68,69)とピッチングシリンダ(70)を備えた機体油圧回路(56)に供給する構成としたことを特徴とする汎用コンバインの油圧回路。
【請求項2】
前記機体油圧回路(56)に穀粒排出オーガ昇降シリンダ(67)を接続したことを特徴とする請求項1に記載の汎用コンバインの油圧回路。
【請求項3】
前記プライオリティ型分流弁(62)よりも上流側の油路から、刈取部(4)に駆動力を供給する油圧無段変速駆動回路(53)に圧油を供給する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の汎用コンバインの油圧回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2012−70670(P2012−70670A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−218070(P2010−218070)
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】