説明

汚染に対する保護装置を有する電気コネクタアセンブリ

【課題】汚染に対する保護装置を有するコネクタアセンブリを提案する。
【解決手段】本発明は、1次接点20を有するプラグ10と、1次接点と相互作用することができる2次接点24を有するベース12とを備える電気コネクタアセンブリに関する。コネクタアセンブリは、ベースに固定される密閉フラップ30も備え、密閉フラップ30は、2次接点24へのアクセスを遮断する閉鎖位置と、ベースにプラグを接続することを可能にするために、2次接点に自由にアクセスする開放位置との間で旋回でき、コネクタアセンブリは、プラグ10に接続される電気ケーブル14に固定された環状スリーブ40を備え、このスリーブ40は、2つの末端位置、すなわちプラグとベースとが接続されると、スリーブ40が密閉フラップ30を覆う下部位置と、プラグに自由にアクセスできる上部位置との間で移動可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1次接点を有するプラグと、1次接点と相互作用することができる2次接点を有するベースとを備えるタイプの電気コネクタアセンブリの一般分野に関する。本発明は、より詳細には、航空機分野で使用されるコネクタアセンブリ、例えば、逆スラスト装置、交流発電機、電気アクチュエータ、または着陸装置用の電気制御ボックスに取り付けられるコネクタアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
逆スラスト装置用の電気制御ボックスは、航空機ポッドの逆スラスト装置を装備するように構成されている。一般に、このようなボックスは、電力増幅器およびモータに結合された電子計算機を備え、この電子計算機を用いて、電気機械式アクチュエータによる逆スラスト装置の開閉を制御できる。
【0003】
この電気制御ボックスは、電力または信号コネクタアセンブリを備え、電力または信号コネクタアセンブリは、電気制御ボックスを、一方では逆スラスト装置の様々なセンサに接続することを可能にし、他方では航空機の全デジタル電子式エンジン制御装置(FADEC)に接続することを可能にする。それ自体は知られている方法で、これらの電気コネクタアセンブリは、それぞれ、1次接点を有するプラグと、1次接点と相互作用することができる2次接点を有するベースとを備える。
【0004】
ポッドの逆スラスト装置内の電気制御ボックスの特定の位置のため、これらのコネクタアセンブリの特定のベースは、重力と反対方向に向けられている2次接点を有する。このようなコネクタアセンブリの対向するプラグが、切り離されると、コネクタアセンブリの信頼性および耐用年数の長さの理由から、これらのコネクタアセンブリのベースに汚染物質の異物(例えば流体または塵)のいかなる侵入も防止することが重要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主目的は、したがって、汚染に対する防止装置を有するコネクタアセンブリを提案することによって、このような欠点を解消することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、本発明による電気コネクタアセンブリにより達成され、電気コネクタアセンブリは、ベースに固定される密閉フラップを備え、密閉フラップは、2次接点へのアクセスを遮断する閉鎖位置と、2次接点に自由にアクセスして、ベースにプラグを接続することを可能にする開放位置との間で旋回でき、電気コネクタアセンブリは、さらにプラグに接続される電気ケーブルに固定される環状スリーブを備え、環状スリーブは、2つの末端位置、すなわちプラグとベースとが接続されるとき、環状スリーブが密閉フラップを覆う下部位置と、プラグに自由にアクセスできる上部位置との間で移動可能である。
【0007】
密閉フラップの目的は、コネクタアセンブリのプラグが、そのベースから切り離されているとき、汚染物質の侵入に対して2次接点を保護することである。環状スリーブに関しては、開放位置における長期間の間(すなわち、プラグとベースが接続されているとき)、汚染物質とのいかなる接触からも密閉フラップを隔離すること、したがって密閉フラップの「清浄な」閉鎖を永続的に保証することを可能にする。環状スリーブは、また、密閉フラップが開放位置にあるとき、密閉フラップを保持することにより、振動に関連するあらゆる損傷を防止する役割を果たす。このようにして、コネクタアセンブリは、あらゆる環境において汚染から完全に保護される。
【0008】
本発明の特定の構成によれば、密閉フラップは、ベースの横断面と平行な軸を備えるピボットに取り付けられ、閉鎖位置では、密閉フラップは、実質的にベースの横断面と平行であり、開放位置では、密閉フラップは、実質的にベースの長手方向面と平行であり、密閉フラップが、密閉フラップに作用する力のないときに閉鎖位置に保持されるように、ばねが、ピボットに巻き付けられる。ばねがあるため、密閉フラップは、プラグがベースから切り離されるとすぐに、「自動的」に2次接点を遮断する。その結果、汚染に対する保護が強化される。
【0009】
本発明の別の特定の構成によれば、密閉フラップは、閉鎖位置にあるとき、ベースの2次接点に封止された障害物を提供するように、内面にシリコーンのシールを備える。
【0010】
本発明の1つの実施形態によれば、環状スリーブは、プラグの長手方向軸に中心を有するベル形状の構造体を有し、環状スリーブの一端が、プラグに接続される電気ケーブルに環状スリーブを固定するために着脱可能な固定システムを備え、環状スリーブの反対端は、オープンで空いており、環状スリーブは、環状スリーブの末端位置の一方から他方に通過するように電気ケーブルに沿ってスライドできる。好ましくは、このような環状スリーブは、その自由端に剛性リングを備える。
【0011】
本発明の別の実施形態によれば、環状スリーブは、プラグの長手方向軸に中心を有する伸縮可能な構造体を有し、環状スリーブの一端が、プラグに接続された電気ケーブルに取り付けられ、環状スリーブの反対端は、オープンで空いており、環状スリーブは、環状スリーブの下部位置から上部位置に通過するようにそれ自体電気ケーブルに沿って伸縮できる。
【0012】
本発明のさらに別の実施形態によれば、環状スリーブは、プラグの長手方向軸に中心を有するベローズ形状を有し、環状スリーブの一端が、プラグに接続された電気ケーブルに取り付けられ、環状スリーブの反対端は、オープンで空いており、環状スリーブは、環状スリーブの下部位置から上部位置に通過するようにそれ自体電気ケーブルに沿って折り返されることができる。
【0013】
本発明の別の主題は、上述の少なくとも1つの電気コネクタアセンブリを備える航空機ポッドおよびターボ機械である。
【0014】
本発明の他の特徴および利点は、限定されない特徴を有する例示的な実施形態を示す添付図面に関連して、以下に述べる説明から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1、図2、および図3Aから図3Cは、本発明の第1の実施形態による電気コネクタアセンブリを非常に概略的に表している。
【0016】
コネクタアセンブリは、プラグ10およびベース(またはソケット)12からなる。プラグ10は、電気ケーブル(またはハーネス)14に接続される。ベース12に関しては、電気ボックスの壁面16、例えば航空機分野で使用される逆スラスト装置の制御のための電気ボックスの壁面に固定されるように構成される。
【0017】
プラグ10は、長手方向軸X−Xを有する実質的に円筒形状の中空体18を備え、中空体18の内部に、1つまたは複数の1次接点20が装着される。ベース12も、また、長手方向軸Y−Yを有する実質的に円筒形状の中空体22を備え、中空体22の内部に、1次接点20と相互作用できる1つまたは複数の2次接点24が装着される。
【0018】
1次接点20と2次接点24との間の相互作用は、電気接続を確立すること、すなわちある程度強力な電流の通過を可能にする関係に置くことを意味する。したがって、図1および図2の例示的な実施形態では、1次接点20は、長手方向に突出する端子の形状をとり、2次接点24は、それぞれ、端子を受けるように構成された中空の管の形状を有する。当然、電気接続を確立することを可能にする任意の他の種類の1次および2次接点が、考えられ得る。
【0019】
コネクタアセンブリのプラグ10とベース12との間の任意の不注意な切り離しを防止するために、プラグは、リング26を備えてもよく、リング26は、プラグの円筒体18の周りでスライドするように取り付けられ、かつ雌ねじが設けられ、このリングは、プラグおよびベースが接続されると、ベースの本体22の対応する雄ねじ28にねじ込まれる。
【0020】
本発明によれば、コネクタアセンブリは、ベース12に固定される密閉フラップ30も備える。この密閉フラップ30は、2次接点24へのアクセスを遮断する閉鎖位置(図1および図3A)と、ベースにプラグ10を接続することを可能にするために、2次接点に自由にアクセスできる開放位置(図2、図3B、および図3C)との間で旋回できる。
【0021】
さらに詳細には、密閉フラップ30は、ベース12の円筒体22の直径と少なくとも等しい直径を備える、実質的に平坦なカバー形状を有する。密閉フラップは、ベースの横断面Pに平行な軸34の周りで関節をなすピボット32に取り付けられる(図3Aおよび図3B)。その結果、閉鎖位置では、密閉フラップ30は、ベースの横断面Pと実質的に平行である平面内にあり、円筒体22を遮断するために、ベースの円筒体22上に載る(図1および図3A)。逆に、開放位置では、密閉フラップ30は、この閉鎖位置に対してほぼ90°に旋回し、その結果、プラグをベースに接続できるように、ベースの長手方向面に平行な平面にある(図2、図3B、および図3C)。閉鎖位置から開放位置への密閉フラップの移動は、手動で実行される。
【0022】
本発明の有利な特徴によれば、ばね36が、密閉フラップ30のピボット32に巻き付けられており、一端は、密閉フラップに固定され、反対端はベースに固定される(図1、図2、および図3B)。このばねは、静止時に(すなわち、密閉フラップに作用する力がないとき)、閉鎖位置に密閉フラップを保持するように、ピボット32に巻き付けられる。密閉フラップが、その開放位置に旋回されると、ばねは、ピボット32の周りに巻き付き、ピボットに力を作用させて、密閉フラップを再閉鎖する傾向がある。したがって、密閉フラップは、コネクタアセンブリのプラグ10およびベース12が切り離されているとき、不注意によりオープンの状態のままで残ることはできない。
【0023】
本発明の別の有利な特徴によれば、密閉フラップ30は、閉鎖位置にあるとき、完全に密封されたベース12の2次接点24への障害物を提供するように、内面にシリコーンのシール38も備える(図1)。
【0024】
さらに本発明によれば、コネクタアセンブリは、プラグ10に接続される電気ケーブル14に固定される環状スリーブ40も備え、この環状スリーブ40は、2つの末端位置、すなわち汚染物質に対してベースを保護するために、プラグ10とベース12とが接続されると、スリーブが密閉フラップ30を覆う下部位置(図2および図3C)と、コネクタアセンブリの切り離しを可能にするように、プラグ10に自由にアクセスする上部位置(図1、図3A、および図3B)との間で移動できる。
【0025】
図1、図2、および図3Aから図3Cにより示される本発明の第1の実施形態では、スリーブ40は、例えばエラストマーなどの可撓性または半剛性物質から作られる実質的に円錐形ベル形状の構造体を有する。
【0026】
ベル40は、より詳細にはプラグ10の長手方向軸X−Xに中心を有し、それの末端位置の一方から他方に通過するために、電気ケーブル14に沿ってスライドできる。したがって、ベル40は、着脱可能固定システムにより、電気ケーブル14にベルの端部42の一方において保持される。例えば、固定システムは、緩められ得るクランプカラー44であってもよい。ベルの他方の端部46に関しては、オープンであり空いている。
【0027】
ベルの自由端46の直径は、プラグおよびベースが接続されると、密閉フラップ30を全体に覆うことができるように、ケーブルの周りに保持されるベルの端部42の直径より大きい。加えて、プラグとベースとが接続されると、ベルの自由端46は、有利にはベースの本体22と同心のリング48と接触することができ、リング48は、壁面16に固定され、ベルの自由端46より僅かに小さい直径を備える。このようなリングは、コネクタアセンブリに対してベルのあらゆる不注意による偏心を防止することを可能にする。
【0028】
ベース12にプラグ10を接続する操作は、上述から明らかに得られる。ベル40は、ベルの上部位置でケーブル14に固定されて保持され、したがって、プラグ10に自由にアクセスできる。密閉フラップ30は、その閉鎖位置(図1および図3A)からその開放位置に旋回され、この位置に手動で保持されて、プラグをベースに取り付けられることを可能にする(図3B)。一旦プラグおよびベースが接続されると、密閉フラップは解放され、その結果、ばね36の作用でプラグに支持される(図2)。ベル40のクランプカラー44は、その後緩められ、ベルは、この下部位置にケーブル14に沿ってスライドされ、ベルの自由端46は、リング48の周りに係合する(図2および図3C)。ベルのクランプカラーは、再度締め付けられてもよい。切り離し操作に関しては、逆方向に進行する。
【0029】
図1および図2に示されるこの第1の実施形態の有利な特徴によれば、スリーブ40は、その自由端46に、剛性材料(例えば金属)から作られたリング50を備える。このようなリング50は、操作されるとき、スリーブの円筒部分に剛性を与えるように構成される。
【0030】
図4Aおよび図4Bは、本発明の第2の実施形態によるコネクタアセンブリを表している。本実施形態では、プラグ10、ベース12、および密閉フラップ30は、上述の第1の実施形態と同一である。
【0031】
コネクタアセンブリは、プラグ10に接続された電気ケーブル14に固定されたスリーブ40’も備え、このスリーブ40’は、2つの末端位置、すなわち、汚染物質に対してベースを保護するために、プラグ10およびベース12が接続されると、スリーブ40’が密閉フラップ30を覆う下部位置(図4A)と、コネクタアセンブリの切り離しを可能にするように、プラグ10に自由にアクセスする上部位置(図4B)との間で移動可能である。
【0032】
この第2の実施形態では、スリーブ40’は、例えばエラストマーなどの可撓性のまたは半剛性材料から作られた、実質的に円筒形の伸縮可能な構造体を有する。
【0033】
この伸縮可能な構造体40’は、プラグの長手方向軸に中心を有し、構造体40’の一端42’は、留め具44’により電気ケーブル14の周りに固定され、反対端46’は、オープンであって空いている。伸縮自在な構造体40’の自由端46’の直径は、プラグおよびベースが接続されると、密閉フラップ30を全体に覆うことができるように、固定された端部42’の直径より大きい。
【0034】
加えて、構造体40’は、構造体の下部位置から上部位置に通過するように、電気ケーブルに沿ってそれ自体を伸縮させることができる。したがって、図4Aおよび図4Bに示されたとおり、スリーブは、アコーディオン式に伸縮するベローズのような知られている構造体を有してもよい。あるいは、スリーブは、入れ子式構造を有することもできる。このコネクタアセンブリを接続および切り離すための操作方法は、第1の実施形態に対して説明された操作方法と同一である。
【0035】
図5Aおよび図5Bは、第3の実施形態によるコネクタアセンブリを表している。本実施形態では、プラグ10、ベース12、および密閉フラップ30は、上述の第1の実施形態と同一である。
【0036】
コネクタアセンブリは、プラグ10に接続された電気ケーブル14に固定されるスリーブ40’’も備え、このスリーブ40’’は、2つの末端位置、すなわち、汚染物質に対してベースを保護するために、プラグ10およびベース12が接続されると、スリーブ40’’が密閉フラップ30を覆う下部位置(図5A)と、コネクタアセンブリの切り離しを可能にするように、プラグ10に自由にアクセスする上部位置(図5B)との間で移動可能である。
【0037】
本実施形態では、スリーブ40’’は、例えばエラストマーなどの材料から作られた実質的に円錐形のベローズ形状構造体を有する。
【0038】
この構造体40’’は、プラグの長手方向軸に中心を有し、一端42’’は、留め具44’’により電気ケーブル14の周りに固定され、反対端46’’は、オープンで空いている。ベローズ40’’の自由端46’’の直径は、プラグとベースとが接続されると、密閉フラップ30を全体に覆うことができるように、固定された端部42’’の直径より大きい。
【0039】
加えて、ベローズ40’’は、その下部位置(図5A)から上部位置(図5B)に通過するように、それ自体電気ケーブル14に沿って折り返されることができる。したがってベローズ40’’が形成される材料は、ベローズ自体に折り返されることを可能にするために、十分に可撓性でなければならないが、また力を与えずにこの上部位置に保たれることができるように、一定の剛性を有する。このコネクタアセンブリを接続および切り離すための操作方法は、第1の実施形態に関して説明された操作方法と同一である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第1の実施形態による、1つの位置におけるコネクタアセンブリの長手方向断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による、1つの位置におけるコネクタアセンブリの長手方向断面図である。
【図3A】本発明の第1の実施形態による、1つの位置におけるコネクタアセンブリの部分的に切断された斜視図である。
【図3B】本発明の第1の実施形態による、1つの位置におけるコネクタアセンブリの部分的に切断された斜視図である。
【図3C】本発明の第1の実施形態による、1つの位置におけるコネクタアセンブリの部分的に切断された斜視図である。
【図4A】本発明の第2の実施形態による、1つの位置におけるコネクタアセンブリの部分的に切断された斜視図である。
【図4B】本発明の第2の実施形態による、1つの位置におけるコネクタアセンブリの部分的に切断された斜視図である。
【図5A】本発明の第3の実施形態による、1つの位置におけるコネクタアセンブリの部分的に切断された斜視図である。
【図5B】本発明の第3の実施形態による、1つの位置におけるコネクタアセンブリの部分的に切断された斜視図である。
【符号の説明】
【0041】
10 プラグ
12 ベース
14 電気ケーブル
16 壁面
18 中空体
20 1次接点
22 本体
24 2次接点
26 リング
28 雄ねじ
30 密閉フラップ
32 ピボット
34 軸
36 ばね
38 シリコーンシール
40、40’、40’’ 環状スリーブ
42、42’、42’’ 端部(一端)
44、44’、44’’ クランプカラー
46、46’、46’’ 端部(反対端)
48、50 リング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1次接点(20)を有するプラグ(10)と、1次接点と相互作用することができる2次接点(24)を有するベース(12)とを備える電気コネクタアセンブリであって、
ベースに固定される密閉フラップ(30)を備え、該密閉フラップ(30)が、2次接点(24)へのアクセスを遮断する閉鎖位置と、2次接点に自由にアクセスして、ベースにプラグを接続することを可能にする開放位置との間で旋回でき、前記電気コネクタアセンブリがさらに、
プラグ(10)に接続される電気ケーブル(14)に固定される環状スリーブ(40、40’、40’’)を備え、該環状スリーブ(40、40’、40’’)が、2つの末端位置、すなわちプラグとベースとが接続されるとき、環状スリーブが密閉フラップ(30)を覆う下部位置と、プラグに自由にアクセスできる上部位置との間で移動可能であることを特徴とする、電気コネクタアセンブリ。
【請求項2】
密閉フラップ(30)が、ベース(12)の横断面(P)と平行な軸(34)を備えるピボット(32)に取り付けられ、閉鎖位置では、密閉フラップは、実質的にベースの横断面(P)と平行であり、開放位置では、密閉フラップは、実質的にベースの長手方向面と平行であり、
密閉フラップ(30)が、密閉フラップに作用する力がないときに閉鎖位置に保持されるように、ばね(36)が、ピボット(32)に巻き付けられる、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項3】
密閉フラップ(30)が、閉鎖位置にあるとき、ベース(12)の2次接点(24)に封止された障害物を提供するように、内面にシリコーンのシール(38)を備える、請求項1または2に記載のアセンブリ。
【請求項4】
環状スリーブ(40)が、プラグ(10)の長手方向軸(X−X)に中心を有するベル形状の構造体を有し、環状スリーブの一端(42)が、プラグに接続される電気ケーブル(14)に環状スリーブを固定するために着脱可能な固定システム(44)を備え、環状スリーブの反対端(46)が、オープンで空いており、
環状スリーブ(40)が、環状スリーブの末端位置の一方から他方に通過するように電気ケーブル(14)に沿ってスライドできる、請求項1から3のいずれか一項に記載のアセンブリ。
【請求項5】
環状スリーブ(40)が、自由端(46)に剛性リング(50)を備える、請求項4に記載のアセンブリ。
【請求項6】
環状スリーブ(40’)が、プラグ(10)の長手方向軸(X−X)に中心を有する伸縮自在な構造体を有し、環状スリーブの一端(42’)が、プラグに接続された電気ケーブル(14)に取り付けられ、環状スリーブの反対端(46’)が、オープンで空いており、
環状スリーブ(40’)が、環状スリーブの下部位置から上部位置に通過するようにそれ自体電気ケーブル(14)に沿って伸縮できる、請求項1から3のいずれか一項に記載のアセンブリ。
【請求項7】
環状スリーブ(40’’)が、プラグ(10)の長手方向軸(X−X)に中心を有するベローズ形状を有し、環状スリーブの一端(42’’)が、プラグに接続された電気ケーブル(14)に取り付けられ、環状スリーブの反対端(46’’)が、オープンで空いており、
環状スリーブ(40’’)が、環状スリーブの下部位置から上部位置に通過するようにそれ自体電気ケーブル(14)に沿って折り返されることができる、請求項1から3のいずれか一項に記載のアセンブリ。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項による少なくとも1つの電気コネクタアセンブリを備えることを特徴とする、航空機ポッド。
【請求項9】
請求項1から7のいずれか一項による少なくとも1つの電気コネクタアセンブリを備えることを特徴とする、ターボ機械。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【公開番号】特開2008−153225(P2008−153225A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−324558(P2007−324558)
【出願日】平成19年12月17日(2007.12.17)
【出願人】(502150878)イスパノ・シユイザ (44)
【Fターム(参考)】