説明

流体を二つの作用で重量測定して分注する方法および装置

空気作動式ポンプおよび前記ポンプおよび前記ポンプによって分注すべき流体の重量の少なくとも実質的に100%を支えそして測定するためのロードセルを用いて流体、例えば化学的コンクリート混和剤などを分注するための装置および方法。前記空気作動式ポンプの二作用二重ピストンデザインによって、流体注入段階および流体排出段階の両方で正の空気圧を用いることが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は流体の分注、より詳細には、流体であるコンクリート混和剤ばかりでなく他の流体も重量に基いて分注するための新規な装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
化学品添加剤および混和剤をコンクリートの中に分注する装置は通常は容積測定に基いている。そのような装置には、機械的流体メーター、可視指示器としてのサイトボトル、制御要素、袋(bladder)タンク、配管、弁およびポンプが含まれている。容積測定装置の場合には、分注すべきいろいろな流体が示す粘度を考慮に入れる必要があるが、そのような粘度は、温度および他の要因に応じてかなり変動し得る。
【0003】
機械的流体メーターは、しばしば、それらの可動部分が原因および化学品がいろいろな部分を攻撃する作用が理由で問題を起こす。サイトボトルは典型的に鋼またはアクリル樹脂で構成されていて目盛りが付いている。そのようなサイトボトルをコンクリートバッチング所またはその近くに位置させる必要があるか或は可視手段で緊密に監視する必要がある。それには一般に広大な配管を分注場所からバッチング所まで配備する必要がある。生コンクリート産業全体に渡って、コンクリートのいろいろな成分、例えばセメント、砂、骨材および水などの重量を測定して計量に適切なバッチングを決定することが行われており、従って、混和剤を容積測定して分注する場合には追加的手順段階が要求され、それが理由で追加的ハードウエアおよび人材育成が必要である。
【0004】
追加的容積測定手順段階を回避する目的で混和剤を重量に基いて分注するための装置および方法が特許文献1および2(本明細書の譲受人が所有)に教示されている。そのような分注装置の1つの態様では、1個の懸垂プラットフォームで1個以上の混和剤貯蔵容器を支えている。別の態様では、そのような容器を懸垂する目的でブラケットを用いている。そのような混和剤貯蔵容器の内容物の重量を測定する目的で重量感知装置、例えば単一のロードセルなどを用いている。前記プラットフォームまたはブラケットは、前記ロードセルが前記容器の中の重量に反応する度合がその重量の100%未満であるように配置されている。前記容器に注入される量は前以て決められた重量までであり、そしてその内容物は各容器から順次または同時に分注される。しかしながら、Hernandez他の重量感知装置は生コンクリート産業に商業的に採用されなかったことから、容積測定が一般的実施として継続して用いられている。
【0005】
従って、本発明の目的は、とりわけ、コンクリート混和剤または他の分注可能流体を分注するに適していて精度、信頼度、耐久性、費用効果、設置の便利さおよび保守性が向上した新規な装置および方法を提供することにある。
【0006】
さらなる目的は、いろいろな粘度の流体を分注するための装置および方法を提供することにある。本発明を用いて塗料および顔料、粒子懸濁液、繊維懸濁液および粘度が極めて高い可能性のある他の流体、例えばゲルおよびペーストなど、および粒子、繊維または他の材料が中に懸濁しているゲルおよびペーストでさえ分注することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】Hernandez他、米国特許第5,224,626号
【特許文献2】Hernandez他、米国特許第5,377,868号
【発明の概要】
【0008】
本発明では、従来技術の容積測定流体分注装置の欠点を克服する目的で、空気作動式分注用ポンプ装置を用いかつ前記ポンプ装置および前記ポンプ装置によって実際に分注される流体の実質的に100%の重量を測定することで高い精度の測定を達成する。
【0009】
本発明では、生コンクリート産業で現在用いられている問題のある部分である外部の機械的ポンプも計量装置も液体感知プローブも混和剤濾過装置も用いる必要がない。
【0010】
本発明は、いろいろな種類の流体を分注する目的で使用可能であり、そのような流体には、塗料、ゲル、ペーストおよびいろいろな粘度を有し、いろいろな材料、例えば粒子および/または繊維懸濁液などである流体が含まれる。
【0011】
本発明は、最も幅広い形態において、容積型ピストンポンプ(これを典型的には流体の容積測定の目的で用いる)とロードセル(これで前記ポンプの重量、従って前記ポンプによって分注される流体の重量を測定する)を組み合わせる。従って、本発明の典型的な流体分注装置は、(A)容積型ピストンポンプ装置および(B)前記ポンプ装置に連結していて前記ポンプ装置および前記ポンプ装置によって輸送される流体の重量を測定するためのロードセルを含んで成る。
【0012】
典型的なさらなる態様における本流体分注装置は、(A)空気作動式ポンプ、ここで該ポンプは、各々が相当する1番目および2番目のピストンスリーブハウジング内に滑動可能なように収容される1番目および2番目のピストン、前記ピストンとピストンをつなげているシャフト部材、前記ハウジングとハウジングの間に位置していて前記シャフト部材の往復滑動をハウジングとハウジングの間の空気漏れを最小限にしながら可能にするに適合している少なくとも1種のバリヤー部材を含んで成り、前記1番目のピストンスリーブハウジングは、流体を前記ハウジングに注入しそして/またはそこから排出させるための少なくとも1つの開口部を有し、前記2番目のピストンスリーブハウジングは、加圧された空気が、前記2番目のピストンを前記ハウジング内の1番目の位置から2番目の位置に滑動可能なように動かす正の力を前記2番目のピストンの1番目の面に及ぼすことを可能にするように位置する1番目の開口部を有し、前記ハウジングは、加圧された空気が、前記2番目のピストンを前記ハウジング内の2番目の位置から1番目の位置に滑動可能なように動かす正の力をそれの2番目の面に及ぼすことを可能にするように位置する2番目の開口部を有し、それによって、流体が前記1番目のピストンスリーブハウジングに注入されかつ流体がそこから分注されるように空気圧の正の力が前記1番目のピストンに伝達される、および(B)ロードセルここで該セルは、前記空気作動式ポンプおよび前記1番目のピストンスリーブハウジングの中に入っている流体の重量の少なくとも実質的に100%を支えかつ測定するためのものである、を含んで成る。
【0013】
語句「少なくとも実質的に100%」は、本発明がポンプ装置ばかりでなく周辺の付属装置、例えば軟質ホース、クランプ、ブラケットまたは前記ポンプとロードセルをつなげる目的で用いる他の器具、ワイヤーなどの重量を測定する能力を有することを意味する。空の時のポンプの重量をポンプと流体(ポンプの中の)の重量から差し引くことで、その装置が分注した流体の量を決定する。
【0014】
本発明では連結型ピストンを用いることで、可動部品の数ができるだけ少ない「二作用」駆動デザインのピストンを用いる。正の空気圧が2番目の(空気)用ピストンの両側に力を加え、1番目の(流体)用ピストンに相当する力を及ぼすことで注入位置と排出位置の間を前後に往復運動し得るようにする。このことは、前記空気式ピストンの両側を駆動させるための加圧された空気源を連結させる目的で相対的に柔軟な配管を用いることができることを意味する。そのように二作用の正の圧を用いる方が吸引力を生じさせる目的で真空を用いるよりも優れている、と言うのは、さもなければ、負の空気圧が理由で起こるつぶれに対抗しようとして硬質のパイプを用いる必要が生じかつそのような硬質のパイプは耐力性質を有することでロードセルを用いてポンプ装置の重量を測定しようとする時に不正確さをもたらす可能性があるからである。
【0015】
容積型ポンプは典型的に分注すべき流体を容量測定する目的で用いられているが、それを賢明に分注すべき流体の量を測定するための重量測定手段であるロードセルと組み合わせて用いる。それによって、精度がより高くなる。空気を前記ポンプの流体室の中に入り込ませたとしても、それによって分注すべき流体の量の測定に有意な誤差がもたらされることはない、と言うのは、分注すべき流体の量を容積ではなく重量で測定しかつ前記流体室の中の空気の重量は前記ポンプによって分注すべき流体の総重量に比べて僅かであり得るからである。
【0016】
本発明の典型的な装置および方法では、分注される流体の重量は、風袋の重量(これは空のポンプ、満たされているホースおよび付属品および他の取り付け具の重量である)から増加した重量である。
【0017】
好適な態様では、四方空気弁を用いて、加圧された空気を前記空気式ピストンの一方の側に向かわせかつ空気をもう一方の側から排出させることで、前記流体用ピストンを注入位置に向かわせる。前記ロードセルがシグナルをコンピューター処理装置(CPU)に連結しておいた入力処理デバイス(IPD)に送る。流体が所望量で流体室の中に注入された時点で前記CPUが前記IPDに前記四方空気弁を切り替えるように指令を出し、そして次に、前記流体用ピストンが排出位置に送られることで前記流体が分注される。そのような過程が所望総量の流体が分注されるまで繰り返されるように前記CPUをプログラムしてもよい。
【0018】
本発明の装置および方法のさらなる利点および特徴を本明細書の以下に更に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
典型的な態様の下記の詳細な説明を添付図と協力させて読むことでそれがより容易に理解されるであろう。
【図1】図1は、流体を分注するための本発明の典型的な装置および方法の設計図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
典型的な態様の詳細な説明
図1に示すように、本発明の典型的な流体分注装置10および方法は、ピストンスリーブハウジング18の中に滑動可能なように収容される少なくとも1個のピストン16を有する空気作動式ポンプ12、ピストンスリーブハウジング18の中に限定されていて流体(40で表示する如き)が入りそして出て行く流体室20、およびポンプ12およびポンプ12の流体室20の中に入っている流体の重量の実質的に少なくとも100%を支えかつ測定するためのロードセル14を含んで成る。軟質配管(24、25、41および42で表示する如き)によってポンプ12の構成要素(40、50、70および43で表示しかつ本明細書の以下に記述する如き)が連結しており、好適には、それらの重量をロードセル14が支えないようにする。
【0021】
ピストンスリーブハウジングの材料(スリーブ壁、末端キャップまたはバリヤーを包含
)に、流体40または分注すべき化学品の性質に応じて公知の材料を含めてもよい。そのような材料には、流体用ポンプ用として典型的に用いられる材料、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、アクリル樹脂、ステンレス鋼、ガラスなどまたは他の材料が含まれ得る。
【0022】
ピストン16が1番目のピストンスリーブハウジング18の中を滑るように動くことを可能にすると同時に前記1番目のピストンスリーブハウジング、1番目のピストン16および末端キャップによって限定されている流体室20の中に入っている流体の漏れが最小限になるように1番目のピストン16の周囲に1個以上の環状シールリング(示していない)を用いてもよいと理解される。従って、前記ピストンおよびスリーブハウジングは皮下注射器に類似した様式で機能する。場合によりピストン16の周囲に用いてもよい環状シールリングを構成する材料は、分注すべき流体の化学的または物理的性質に応じて、ピストンポンプで通常用いられる材料、例えば弾性重合体[例えばニトリルゴム、フルオロカーボンゴム、エチレンプロピレンジエン単量体(EPDM)ゴムなど]および合成重合体[例えばポリテトラフルオロエチレンまたは「PTFE」]などであってもよい。
【0023】
ロードセル14を取り付ける様式は、それがポンプ12の重量を支えるような如何なる様式であってもよい。ロードセル14(これは好適には懸垂型のロードセルである)を例えば機械的に天井(示していない)、梁またはフレームデバイス(15で示す如き)[これを床、天井、壁または固定具に固定してもよい]などに取り付けてもよい。フレームデバイス15は、2つ以上の垂直な脚(簡潔さの目的で15で部分的に示す脚は1個のみである)、好適には地面にまで到達する脚を持っていてもよい点で自己支持型であり得る。しかしながら、ポンプ12をロードセル14の上に支えるのではなくポンプ12をロードセル14から吊るす方が好適である、と言うのは、それによって重量測定の精度が高くなりかつ流体室20を密封する目的でピストン16の回りで用いる任意のシールリングの寿命が向上するからである。
【0024】
ロードセル14は、力または重量を電気シグナルに変える力変換器である。ロードセル14は、たいてい、シグナルがロードセルにかかる重量に相当するようにそれを通して送られる電気シグナルを弱めるか或は高める。そのようなロードセルには、応力がかかった時に抵抗を変化させる歪みゲージが用いられている。それらは、当該ロードセルの中のビーム、リングまたはカラム(歪み要素)の表面に接着している微細なワイヤーで構成されている。前記ゲージが取り付けられている表面が歪みを受けると、前記ワイヤーが伸びるか或は縮むことで、抵抗がかけられた負荷に比例して変化する。1つ以上の歪みゲージをロードセル内に用いてもよい。
【0025】
図1のロードセル14を用いて好適には空気作動式流体分注用ポンプ12および流体室12の中にいくらか入っている流体の重量の実質的に100%を懸垂する。ロードセル14を電気計量装置に電気的に連結することで、流体が入っている状態および入っていない状態のポンプの重量を監視しかつ測定することができる。ロードセル14は「S字」形歪みゲージ、例えばポンプ12を便利に吊るすか或は懸垂するに適した形状を有するゲージであってもよい。ロードセルの能力は、当該ポンプの大きさおよび分注すべき流体の量に応じて多様であり、それはデザインの好みの問題である。
【0026】
図1に示す典型的な空気作動式ポンプ12は、流体室20を1番目のピストン16の一方の側に限定しかつ2番目の室21をピストン16のもう一方の側に限定するように1番目のピストンスリーブハウジング18の中に滑動可能なように収容される1番目のピストン16を含んで成る。好適には、1番目のピストン16が再注入ストロークの状態にあることで流体を流体室20の中に押し込んでいる時には前記2番目の室21が排気されて空気がスリーブハウジング18から出て行くようにする。典型的なポンプ12は、更に、再注入ストローク空気室22を2番目のピストン26の一方の側に限定しかつ排気ストロー
ク空気室23を2番目のピストン26のもう一方の側に限定するように2番目のピストンスリーブハウジング28の中に滑動可能なように収容される2番目のピストン26も含んで成る。この2番目のピストンに場合により上述した1番目のピストン16と同様に周囲に1個以上の環状シールリング(示していない)を持たせることも可能である。
【0027】
シャフト部材34で1番目のピストン16と2番目のピストン26をつなげることで、ピストンが個々のスリーブハウジング18および28の中で協調した動きをするようにする。バリヤー部材35でハウジング18と28を分離し、そしてそれにシャフト部材34がその中を再注入と排出位置の間を往復移動することを可能にすると同時にピストンスリーブハウジング18と28の間の空気漏れを最小限にするに適した通路を含める。
【0028】
1番目のピストンスリーブハウジング18に、分注可能流体がハウジング18に入り込みそして/またはそこから出て行くための開口部を少なくとも1個設ける。ハウジング18に、好適には、分注可能流体を室20に再注入するための1番目の開口部36および前記流体を室20から出させるための2番目の開口部37を設ける。図1に示すように、再注入サイクル中には流体が室18の中に向かって1方向に流れる一方で排出サイクル中には逆流に抵抗することを可能にする目的で入り口逆止弁38を入り口開口部36またはその近くに位置させると同時に、排出サイクル中には流体が室20から1方向に流れ出る一方で再注入サイクル中には逆流に抵抗することを可能にする目的で出口逆止弁39を出口開口部37またはその近くに位置させる。
【0029】
代替態様では、1番目のピストンスリーブハウジング18に1個の流体室20開口部を持たせかつ流体室20を入り口逆止弁38および出口逆止弁39とつなげるか或は弁38/39に連結している配管につなげるための「T字」形パイプまたは他の三方導管(示していない)を持たせてもよい。
【0030】
入り口逆止弁38および出口逆止弁39用として通常の一方弁装置を用いてもよい。例えば、De Lorenzoの米国特許第4,188,978号に、開口部(ダイヤフラムが一方向に圧縮された時には流体が流れることができるが、ダイヤフラムにかかる圧力が反対方向の時にはダイヤフラムの開口部が閉じる)を収縮および露出させる内部ダイヤフラムが備わっている弁機構が開示されている。
【0031】
ピストンが2個備わっている化学品用ポンプをPlast−O−Matic Valves,Inc.(Cedar Grove、ニュージャージー州)から商業的に入手することができ、これは、本発明の目的で改造をほとんどか或は全く行う必要なく適切に使用可能であると考えている。そのようなポンプに加えて本体、シャフト、ピストンアセンブリおよびシリンダー壁はGEON(商標)ブランドタイプ1、グレード1のPVC(ポリ塩化ビニル)ばかりでなくポリプロピレン、Kynar(商標)ブランドのポリ塩化ビニリデン(PVDC)、PTFEおよびステンレス鋼で構成されていてもよい。そのようなポンプは特に流体の正確な容積量を排出再現性に関して0.05%の精度で計量すべき容積測定用途に適するように考案されたポンプである。そのようなポンプには、ピストンが動く度合を制御する(従って最大容積を制御する)目的で緩み止ナットおよび調整用ボルトがピストンシリンダーハウジングの一方の末端部に備わっているが、本発明の重量依存概念の場合にはそのようなボルトは必要でない。このように、そのようなボルトを最大容積が使用可能なように調整するか或は図1に示すようにそのようなボルトを用いてポンプのシリンダー本体を本発明のロードセル14にかけることを推奨することができる。
【0032】
図1の典型的なポンプ12は1番目の(流体輸送用)ピストン16の相対する側に4個の室、即ち2個の空気室(再注入ストローク空気室22および排出ストローク空気室23として本明細書の上に記述した)、流体室20および補助再注入ストローク空気室21を
有するとして例示する。シャフトとピストンのアセンブリ(34/16/26)の往復運動によって前記室内の動きを調節する。4方空気弁70[これは好適には電気空気式弁デザイン(ソレノイド作動)である]を加圧空気源80につなげることで、空気圧を2番目のピストンスリーブハウジング28の中の2番目のピストン26の両側に導入しかつ放出することを交互に行い、それによって、1番目のピストン16を往復運動させることで流体を流体室20の中に再注入するか或はそこから排出させる。このように、4方空気弁70を用いて、加圧空気を再注入室22の中に送り込むと同時に空気を排出室23から排出させそして次に空気を再注入室22から排出させると同時に加圧空気が排出室23の中に送り込まれるように切り替えることなどを所望総容積の流体が流体室20を通して分注されるまで起こさせる。4方空気弁70では、いろいろな公知デザインのいずれかを用いてもよい。例えば、再注入室22または排出室23の中の一方を加圧空気源80につなげそして前記室の中のもう一方から出る空気を外側の大気に排出させることを交互に行うことができるように、弁70のデザインを回転式にしてもよいか或はトランペット弁に類似した滑動式デザインにしてもよい。圧縮空気タンク装置80を用いる方がポンプ12と直接連結させた電動ポンプを用いるよりも良好である、と言うのは、それによってロードセル14の読み取り精度が高くなりかつ流体分注装置10の作動が全体としてより滑らかになるからである。
【0033】
流体室20の相対する側の1番目のピストン16の面に位置する補助空気室21にも、示すように、バリヤー35の中の開口部を用いて排気させてもよい。より好適には、再注入ストローク時には補助空気室21を密封して正の空気圧が蓄積されるようにすることで、流体が1番目のピストン16の回りから漏れて流体室20から補助空気室21に入り込まないようにする。別法として、バリヤー35の中の開口部をホース25に送り込むのと同じ加圧空気源に連結させることで、流体排出サイクル時に1番目のピストン16ばかりでなく2番目のピストン26も加圧空気によって駆動し得るようにしてもよい。
【0034】
図1の典型的な態様では、四方空気弁70がオン−オフ電気シグナルを電気的切り替え装置(50で表示)[これはロードセル14にかかる重量に相当する電気シグナル、例えばミリボルトのパルスなどをロードセル14から受け取るための入力および出力処理デバイス(また便利さの目的で50でも示す)の一部である]から受け取る。50で表示する装置の入力処理素子を電気的にコンピューター処理装置60(本明細書では以降「CPU」)につなげるが、そのCPUは、装置(60)の出力処理素子からシグナルを受け取りそしてロードセル14が発するミリボルトシグナルを中継するか或はそのシグナルを110ボルトの電気パルスに変換し、それがロードセル14が懸垂している重量に相当する。CPUは、受け取ったシグナルと、空の状態および流体室20の中に入っている流体で満たされた状態の両方でのポンプ12全体の少なくとも実質的に100%の重量の測定値を相互に関係付ける機能、従って流体室20から分注される流体の量を決定する機能を果たす。従って、四方空気弁70が機能するに適切な電気シグナルをCPUが1種または2種以上の入力および出力処理装置50に送るようにそれをプログラムしてもよく、その四方空気弁70によって、ポンプ装置12への再注入およびそれからの排出が充分な量(ロードセル14が感知する重量に換算して)の流体が当該装置によって流体室20を通して分注されるまで起こる。
【0035】
加圧された空気を四方空気弁70から空気室(22および23)に送る目的で軟質の配管またはホース24/25を用いてもよく、それらをゴムまたは他の弾性重合体またはPVCの如き重合体で構成させてもよい。そのような材料をまた流体を貯蔵容器40またはバレルからポンプ12の流体室20に送るための配管41ばかりでなくポンプ12の流体室20から排出すべき流体を分注する目的で用いる配管42で用いることも可能である。その流体をさらなる容器43、ベヒクル(例えば混合用トラック)または他の容器の中に分注することも可能である。例えば、その流体をミキサー(これには湿ったセメントペー
スト、モルタルまたはコンクリートが入っていてもよい)の中に分注してもよい。
【0036】
空気作動式ピストンポンプ12を他のいろいろな構成要素(例えば流体貯蔵槽40、入力および出力処理装置50および四方空気弁70など)につなげる目的で用いる配管、ホースおよび電線をロードセル14が当該ポンプが空である時、および、さもなければ分注すべき流体を含んでいる時に行う正確な測定をそれらが妨害することがないように選択しかつ空間的に配向させて配置すべきであることは当業者に明らかであろう。好適には、二重ピストン16と26(ばかりでなくホース24、25、41および42)を含有するポンプ12がロードセル14に懸垂されるただ1つの措置構成要素であるようにすべきである一方、流体貯蔵槽40、入力および出力処理装置50、CPU60、四方空気弁70および加圧空気源80の重量をロードセル14ではなく他の支持手段によって懸垂されるべきである。入り口および出口の逆止弁38および39をポンプ12のハウジングに直接取り付けてもよいが、それらをホースの長さ方向のいずれかの部分に位置させることも可能である(それぞれ41および42で示す)。別法として、また、入り口逆止弁38を流体貯蔵槽40に取り付ける一方で出口逆止弁39を容器43の近くに取り付けてもよいか或は分注用配管42の末端部に位置させるノズル(また43で表示)の中に用いることも可能である。
【0037】
本発明の典型的なポンプ装置10および方法は、1種以上の通常のコンクリート剤(添加剤または混和剤)[そのようなコンクリート剤の製造で用いる原料を包含]を分注することを伴い得る。
【0038】
通常のコンクリート混和剤はしばしば例えば良く知られた分類分けで同定される。このように、本発明の装置および方法で分注する典型的な流体には、減水剤(例えば可塑剤、超可塑剤)、レオロジー調整剤(例えばスランプ強化剤)、硬化促進剤、硬化遅延剤、腐食抑制剤(鋼製鉄筋用)、収縮低減剤、繊維(例えば補強用、可塑収縮亀裂制御用など)、亀裂制御剤、顔料、はっ水剤、空気連行剤、強度強化剤、硬化剤などから成る群より選択されるコンクリート混和剤が含まれる。
【0039】
この上に示した種類の混和剤には、例えば糖蜜、スルホネート、メラミンスルホネートホルムアルデヒド重合体、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド重合体、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、アミン、アルカノールアミンおよびこれらの相当する塩、トールオイル、トールオイル脂肪酸、脂肪酸およびこれらの誘導体、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸ブチル、脂肪エステルおよびこれらの誘導体、グルコン酸ナトリウム、染料、蟻酸、スクロース、糖、グルコース、亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、亜硝酸カルシウム、硝酸カルシウム、臭化カルシウム、チオシアン酸ナトリウム、コーンシロップ、サルコシン酸ナトリウム、リグノスルホン酸カルシウムもしくはナトリウム、リグニン、アルコール、グリコール、グリセロール、フェノール、酢酸、無水苛性ソーダ、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、直鎖アルキルスルホン酸ナトリウム、ホルムアルデヒド、シリカ、ジグリシネート、オキシアルキレン含有重合体、蟻酸カルシウム、蟻酸、シロキサン、界面活性剤、樹脂および樹脂酸、ロジンおよびロジン酸、ポリアクリル酸、オキシアルキレンを有するポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、多糖、カルボン酸、ホウ砂、有機酸およびこれらの相当する塩、炭水化物、ホスフェート、フタレート、炭酸およびホウ酸の水不溶エステル、シリコーン、合成洗剤、スルホン化リグニンの塩、石油酸の塩、蛋白性材料、脂肪および樹脂性酸およびこれらの塩、アルキルベンゼンスルホネート、スルホン化炭化水素の塩、ポゾラン、フライアッシュ、シリカフューム、高炉スラグ、リチウムおよびバリウムの塩、ゴム、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、スチレンブタジエン共重合体、カーボンブラック、酸化鉄、フタロシアネート、アンバー、酸化クロム、酸化チタン、コバルトブルー、安息香酸ナトリウム、フルオロアルミネート、フルオロシリケート、植物性糊、動物性糊、サ
ポニン、ヒドロキシエチルセルロース、有機凝集剤、パラフィンエマルジョン、コールタール、ベントナイト、シリカ、殺菌・殺カビ剤、殺菌剤、殺虫剤、および前記いずれかの混合物および誘導体が含まれ得る。
【0040】
また、本発明の典型的な流体には粒子懸濁液、例えばフュームシリカが入っているスラリーなど、または繊維懸濁液、例えばMacklin他の米国特許第6,790,275号[これには正確な注入方法として繊維をコンクリートの中に計量して入れることができることが教示されている(容積測定によるものであるが)]に教示されている懸濁液などが含まれ得るとも考えている。
【0041】
従って、流体を分注する本発明の典型的な方法は、上述した空気制御式ポンプ12を準備して、それの重量の実質的に少なくとも100%をロードセル14で支えかつ測定することを伴う。前記方法は、前記1番目のピストン16が前記1番目のピストンスリーブハウジング18の流体室20の中の注入位置と排出位置の間を往復様式で滑動可能なように動くように加圧された空気を2番目のピストン26の交互面に向かわせることを伴う。
【0042】
この上の明細書の中で本発明の原理、好適な態様および実施様式を記述してきた。しかしながら、本明細書で保護することを意図する発明をその開示した個々の形態に限定するとして解釈されるべきでない、と言うのは、それらは限定ではなく例示として見なされるべきであるからである。当業者は本発明の精神から逸脱することなく変化および変更を加えることができるであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体分注装置であって、(A)容積型ピストンポンプ装置および(B)前記ポンプ装置に連結していて、前記ポンプ装置および前記ポンプ装置によって輸送される流体の重量を測定するためのロードセルを含んで成る流体分注装置。
【請求項2】
(A)前記ピストンポンプ装置が、各々が相当する1番目および2番目のピストンスリーブハウジング内に滑動可能なように収容される1番目および2番目のピストン、前記ピストンとピストンをつなげているシャフト部材、前記ハウジングとハウジングの間に位置していて、前記シャフト部材の往復滑動を前記ハウジングとハウジングの間の空気漏れを最小限にしながら可能にするに適合している少なくとも1種のバリヤー部材を含んで成る空気作動式ポンプであり、
前記1番目のピストンスリーブハウジングが、前記ハウジングの中に滑動可能なように収容される前記1番目のピストンの力の下で流体を前記ハウジングに注入しそして/またはそこから排出させるための少なくとも1つの開口部を有し、
前記2番目のピストンスリーブハウジングが、加圧された空気が、前記2番目のピストンを前記ハウジング内の1番目の位置から2番目の位置に滑動可能なように動かす正の力を前記2番目のピストンの1番目の面に及ぼすことを可能にするように位置する1番目の開口部を有し、前記ハウジングが、加圧された空気が、前記2番目のピストンを前記ハウジング内の前記2番目の位置から前記1番目の位置に滑動可能なように動かす正の力を前記2番目のピストンの2番目の面に及ぼす機能を可能にするように位置する2番目の開口部を有し、それによって、流体が前記1番目のピストンスリーブハウジングに注入されかつ流体がそこから分注されるように、空気圧の正の力が前記1番目のピストンに伝達され、そして
(B)前記ロードセルが、前記空気作動式ポンプおよび前記1番目のピストンスリーブハウジングの中に収容されている前記流体の重量の実質的に少なくとも100%を支えかつ測定する、
請求項1記載の流体分注装置。
【請求項3】
前記1番目のピストンスリーブハウジングが、流体が前記1番目のピストンスリーブハウジングの中に入り込むことを可能にする1番目の開口部および前記流体が前記1番目のピストンスリーブハウジングから排出されることを可能にする2番目の開口部を含んで成る請求項2記載の流体分注装置。
【請求項4】
更に、流体が前記1番目の開口部を通って前記1番目のピストンスリーブハウジングの中に流れ込むことを可能にするが流体が前記ハウジングから流れ出さないようにする入り口逆止弁、および、流体が前記2番目の開口部を通って前記1番目のピストンスリーブハウジングから流れ出ることを可能にするが流体が前記ハウジングの中に流れ込まないようにする出口逆止弁も含んで成る請求項3記載の流体分注装置。
【請求項5】
更に、前記ロードセルを取り付けかつ前記空気作動式ポンプを地面の上に懸垂するためのフレームも含んで成る請求項2記載の流体分注装置。
【請求項6】
更に、加圧された空気を前記2番目のピストンスリーブハウジングの前記1番目および2番目の開口部の中に向かわせることと、そこから空気を排出させることを交互に行うための四方空気弁、
前記ロードセルが発する電気シグナルを受け取りかつ電気シグナルを前記空気式弁制御装置に伝達する機能を果たす入力処理デバイス、および
電気シグナルを前記入力処理デバイスから受け取りかつ電気シグナルを伝達するための
コンピューター処理装置、
も含んで成る請求項2記載の流体分注装置。
【請求項7】
更に、流体が前記1番目のピストンスリーブハウジングの中に入り込むか或はそこから出ることを可能にする入り口逆止弁および出口逆止弁も含んで成る請求項6記載の流体分注装置。
【請求項8】
更に分注可能流体貯蔵槽も含んで成っていて、そこから流体が前記空気作動式ポンプの中に注入される請求項7記載の流体分注装置。
【請求項9】
更に、前記四方空気弁に連結している圧縮空気タンクも含んで成る請求項6記載の流体分注装置。
【請求項10】
前記分注可能流体貯蔵槽に減水剤、レオロジー調整剤、硬化促進剤、硬化遅延剤、腐食抑制剤、収縮低減剤、繊維、亀裂制御剤、顔料、はっ水剤、空気連行剤、強度強化剤および硬化剤から成る群より選択される少なくとも1種の流体が入っている請求項9記載の流体分注装置。
【請求項11】
前記分注可能流体貯蔵槽に糖蜜、スルホネート、メラミンスルホネートホルムアルデヒド重合体、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド重合体、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、アミン、アルカノールアミンおよびこれらの相当する塩、トールオイル、トールオイル脂肪酸、脂肪酸およびこれらの誘導体、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸ブチル、脂肪エステルおよびこれらの誘導体、グルコン酸ナトリウム、染料、蟻酸、スクロース、糖、グルコース、亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、亜硝酸カルシウム、硝酸カルシウム、臭化カルシウム、チオシアン酸ナトリウム、コーンシロップ、サルコシン酸ナトリウム、リグノスルホン酸カルシウムもしくはナトリウム、リグニン、アルコール、グリコール、グリセロール、フェノール、酢酸、無水苛性ソーダ、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、直鎖アルキルスルホン酸ナトリウム、ホルムアルデヒド、シリカ、ジグリシネート、オキシアルキレン含有重合体、蟻酸カルシウム、蟻酸、シロキサン、界面活性剤、樹脂および樹脂酸、ロジンおよびロジン酸、ポリアクリル酸、オキシアルキレンを有するポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、多糖、カルボン酸、ホウ砂、有機酸およびこれらの相当する塩、炭水化物、ホスフェート、フタレート、炭酸およびホウ酸の水不溶エステル、シリコーン、合成洗剤、スルホン化リグニンの塩、石油酸の塩、蛋白性材料、脂肪および樹脂性酸およびこれらの塩、アルキルベンゼンスルホネート、スルホン化炭化水素の塩、ポゾラン、フライアッシュ、シリカフューム、高炉スラグ、リチウムおよびバリウムの塩、ゴム、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、スチレンブタジエン共重合体、カーボンブラック、酸化鉄、フタロシアネート、アンバー、酸化クロム、酸化チタン、コバルトブルー、安息香酸ナトリウム、フルオロアルミネート、フルオロシリケート、植物性糊、動物性糊、サポニン、ヒドロキシエチルセルロース、有機凝集剤、パラフィンエマルジョン、コールタール、ベントナイト、シリカ、殺菌・殺カビ剤、殺菌剤、殺虫剤、および前記いずれかの混合物および誘導体から成る群より選択される少なくとも1種の流体が入っている請求項9記載の流体分注装置。
【請求項12】
前記ハウジングの中に滑動可能なように収容される前記1番目のピストンの力の下で流体を前記ハウジングに注入しそして/またはそこから排出させるための少なくとも1つの開口部を有する前記1番目のピストンスリーブハウジングにおいて、前記1番目のピストンが、流体室を前記1番目のピストンスリーブハウジングの中に限定している1番目の面、および、補助空気室を前記1番目のピストンスリーブハウジングの中に限定している2番目の面を有し、前記補助空気室が加圧空気源と通気状態にあるか、閉鎖状態にあるか或
は連結状態にある請求項2記載の流体分注装置。
【請求項13】
流体分注方法であって、(A)容積型ピストンポンプ装置および(B)前記ポンプ装置に連結していて前記ポンプ装置および前記ポンプ装置によって輸送される流体の重量を測定するためのロードセルを準備することを含んで成る方法。
【請求項14】
前記空気制御式ポンプが、各々が相当する1番目および2番目のピストンスリーブハウジング内に滑動可能なように収容される1番目および2番目のピストン、前記ピストンとピストンをつなげているシャフト部材、前記ハウジングとハウジングの間に位置していて前記シャフト部材の往復滑動を前記ハウジングとハウジングの間の空気漏れを最小限にしながら可能にするに適合している少なくとも1種のバリヤー部材を含んで成り、前記1番目のピストンスリーブハウジングが、前記ハウジングの中に滑動可能なように収容される前記1番目のピストンの力の下で流体を前記ハウジングに注入しそして/またはそこから排出させるための少なくとも1つの開口部を有し、前記2番目のピストンスリーブハウジングが、加圧された空気が、前記2番目のピストンを前記ハウジング内の1番目の位置から2番目の位置に滑動可能なように動かす正の力を前記2番目のピストンの1番目の面に及ぼすことを可能にするように位置する1番目の開口部を有し、前記ハウジングが、加圧された空気が、前記2番目のピストンを前記ハウジング内の前記2番目の位置から前記1番目の位置に滑動可能なように動かす正の力を前記2番目のピストンの2番目の面に及ぼす機能を可能にするように位置する2番目の開口部を有し、それによって、流体が前記1番目のピストンスリーブハウジングに注入されかつ流体がそこから分注されるように、空気圧の正の力が前記1番目のピストンに伝達される請求項13記載の方法。
【請求項15】
加圧された空気を、前記1番目のピストンが前記1番目のピストンスリーブハウジング内の注入位置と排出位置の間を往復様式で滑動可能なように動くように前記2番目のピストンの交互面に向かわせ、その結果流体が前記ピストンスリーブハウジングの中に入りかつそこから排出されることを含んで成る請求項14記載の方法。
【請求項16】
更に、前記ロードセルを用いて前記空気作動式ポンプの実質的に少なくとも100%の重量を前記ポンプに流体が入っている状態および入っていない状態で測定することも含んで成る請求項15記載の方法。

【図1】
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【公表番号】特表2010−534133(P2010−534133A)
【公表日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−518292(P2010−518292)
【出願日】平成20年7月16日(2008.7.16)
【国際出願番号】PCT/US2008/070161
【国際公開番号】WO2009/014952
【国際公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(399016927)ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカット (63)
【Fターム(参考)】