説明

流体圧伝達装置

【課題】小型化及び軽量化を図ることができる流体圧伝達装置を提供する。
【解決手段】流体圧伝達装置は、高圧駆動流体圧シリンダ75と、複数の低圧駆動流体圧シリンダ71〜74と、各低圧駆動流体圧シリンダ71〜74に低圧側流体圧伝達路61〜64を介して夫々接続される複数の流動流体圧シリンダ51〜54と、高圧駆動流体圧シリンダ75に接続される高圧側流体圧伝達路65とを備える。高圧側流体圧伝達路65は、各低圧側流体圧伝達路61〜64に流路切換弁91〜94を介して接続される。各流路切換弁91〜94は、低圧駆動流体圧シリンダ71〜74と従動流体圧シリンダ51〜54とを接続させる低圧路状態と、高圧駆動流体圧シリンダ75と従動流体圧シリンダ51〜54とを接続させる高圧路状態とに切換自在に構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動流体圧シリンダと従動流体圧シリンダとを備える流体圧伝達装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、人間の手を模した複数の指機構と、各指機構が接続されたハンド本体とを備えるロボットハンド装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のハンド装置の指機構は、流体圧伝達装置により屈伸される。この流体圧伝達装置は、ハンド本体内に設けられた複数の従動流体圧シリンダと、ハンド本体の外部に設けられ、各従動流体圧シリンダに流体圧伝達管を介して夫々接続された複数の駆動流体圧シリンダとを備える。
【0003】
モータ等の駆動源により駆動流体圧シリンダで流体圧を発生させると、当該駆動流体圧シリンダに接続された従動流体圧シリンダに当該流体圧が付与される。そして、従動流体圧シリンダのピストンが進退し、このピストンに連結された指機構の関節の構成部品たる可動部材が可動する。このようにして、従動流体圧シリンダのピストンの進退により、指機構の関節の屈伸動作が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−126984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の駆動流体圧シリンダと従動流体圧シリンダと流体圧伝達管とで構成される流体圧伝達装置では、精密な動作を要求される関節等に用いられる従動流体圧シリンダには、これに対応する1つの駆動流体圧シリンダが接続される。
【0006】
この従動流体圧シリンダが複数設けられているものにおいては、当該従動流体圧シリンダに要求される最大圧力及び最大速度に対応できる内径の駆動流体圧シリンダや適切な最大出力を得られる駆動源を用いる必要がある。このため、精密な動作が要求される関節等に用いられる従動流体圧シリンダの数の増加に比例して、流体圧伝達装置全体が大型化し軽量化が図れなくなってしまう。
【0007】
本発明は、小型化及び軽量化を図ることができる流体圧伝達装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1]上記目的を達成するため、本発明は、高圧用駆動源によりシリンダ本体内で進退されるピストンを有し、該高圧用駆動源により前記ピストンが前進することにより、前記シリンダ本体内で高圧の流体圧を発生させる高圧駆動流体圧シリンダと、低圧用駆動源によりシリンダ本体内で進退されるピストンを有し、該低圧用駆動源により前記ピストンが前進することにより、前記シリンダ本体内で前記高圧駆動流体圧シリンダよりも低圧の流体圧を発生させる複数の低圧駆動流体圧シリンダと、該各低圧駆動流体圧シリンダに低圧側流体圧伝達路を介して夫々接続される複数の流動流体圧シリンダと、前記高圧駆動流体圧シリンダに接続される高圧側流体圧伝達路とを備え、該高圧側流体圧伝達路は、前記各低圧側流体圧伝達路に流路切換弁を介して接続され、該各流路切換弁は、前記低圧駆動流体圧シリンダの流体圧が前記従動流体圧シリンダに作用することを許容すると共に前記高圧駆動流体圧シリンダの流体圧が前記従動流体圧シリンダに作用することを阻止する低圧路状態と、前記低圧駆動流体圧シリンダの流体圧が前記従動流体圧シリンダに作用することを阻止すると共に前記高圧駆動流体圧シリンダの流体圧が前記従動流体圧シリンダに作用することを許容する高圧路状態とに切換自在であることを特徴とする。
【0009】
[2]又、本発明においては、各流路切換弁はコントローラにより低圧路状態と高圧路状態とが切り換えられ、コントローラは、全ての流路切換弁を低圧路状態とする低圧モードと、全ての流路切換弁を高圧路状態とする高圧モードとに切り換えるようにすることが好ましい。
【0010】
本発明によれば、各従動流体圧シリンダを夫々1つの低圧駆動流体圧シリンダで比較的速い速度で作動させることができる低圧モードと、全ての従動流体圧シリンダを1つの高圧駆動流体威圧シリンダで比較的強い力(トルク)で作動させることができる高圧モードとに切り換えることができる。そして、各従動流体圧シリンダのピストンが連結される可動部材の迅速な作動が求められている場合には、低圧モードで可動部材を素早く作動させることができる。又、各可動部材に大きい可動力(トルク)が求められている場合には、高圧モードで可動部材を強い力で作動させることができる。こにれより、本発明の流体圧伝達装置によれば、可動部材の素早い動作と、力強い動作とを切り換えることができる。
【0011】
そして、高出力のモータ等の駆動源を用いるなどして、高圧力を発生させる高圧駆動流体圧シリンダを、従動流体圧シリンダの数だけ用意することなく、一つの高圧駆動流体圧シリンダと複数の流路切換弁を設けるだけで、各従動流体圧シリンダを比較的強い力(トルク)で作動させることができるため、低圧駆動流体圧シリンダのピストンを進退させる低圧用駆動源を最大出力が比較的小さいものを用いることができる。
【0012】
これにより、流体圧伝達装置の小型化及び軽量化を図ることができる。
【0013】
又、本発明の流体圧伝達装置は、例えば、関節部で屈伸自在な複数の指機構を備え、従動流体圧シリンダのピストンの進退に伴い、指機構の関節部が屈伸するロボットハンド装置に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態の流体圧伝達装置を適用するロボットハンド装置を示す説明図。
【図2】実施形態の流体圧伝達装置の低圧モードを示す説明図。
【図3】実施形態のロボットハンド装置の把持状態を示す説明図。
【図4】実施形態の流体圧伝達装置の高圧モードを示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1〜4を参照して、本発明の実施形態の流体圧伝達装置を用いたロボットハンド装置を説明する。図1に示すように、ロボットハンド装置1は、第1指機構2と、第2指機構3と、両指機構2,3が連結される基部4とを備える。両指機構2,3は、基部4に設けられた回動軸4a,4bに回動自在に軸支された指基部材21,31と、指基部材21,31に設けられた回動軸21a,31aに回動自在に軸支された指先部材22,32とを備える。
【0016】
基部4には、第1と第2の2つの従動流体圧シリンダ51,52が設けられている。各従動流体圧シリンダ51,52は、基部4の外面(手の甲側)に固定されたシリンダ本体51a,52aと、シリンダ本体51a,52aの内部を摺動自在なピストン51b,52bと、ピストン51b,52bに図示省略した球面ジョイントを介して揺動自在に連結されたロッド51c,52cとを備えている。
【0017】
第1従動流体圧シリンダ51のロッド51cは、第1指機構2の指基部材21の基端部であって回動軸4aよりも外側の部分に、揺動自在に連結されている。第2従動流体圧シリンダ52のロッド52cは、第2指機構3の指基部材31の基端部であって回動軸4bよりも外側の部分に、揺動自在に連結されている。
【0018】
第1指機構2の指基部材21には、第3従動流体圧シリンダ53が設けられている。第3従動流体圧シリンダ53は、指基部材21の外側面に固定されたシリンダ本体53aと、シリンダ本体53aの内部を摺動自在なピストン53bと、ピストン53bに図示省略した球面ジョイントを介して揺動自在に連結されたロッド53cとを備えている。
【0019】
第3従動流体圧シリンダ53のロッド53cは、第1指機構の指先部材22の基端部であって回動軸21aよりも外側の部分に、揺動自在に連結されている。
【0020】
第2指機構3の指基部材31には、第4従動流体圧シリンダ54が設けられている。第4従動流耐圧シリンダ54は、指基部材31の外側面に固定されたシリンダ本体54aと、シリンダ本体54aの内部を摺動自在なピストン54bと、ピストン54bに図示省略した球面ジョイントを介して揺動自在に連結されたロッド54cとを備えている。
【0021】
第4従動流体圧シリンダ54のロッド54cは、第2指機構の指先部材32の基端部であって回動軸31aよりも外側の部分に、揺動自在に連結されている。
【0022】
次に図2及び図3を参照して、実施形態のロボットハンド装置1に用いられる流体圧伝達装置を説明する。図2に示すように、各従動流体圧シリンダ51〜54には、低圧側流体圧伝達路61〜64を介して、ロボットハンド装置1の外部に配置された第1〜第4低圧駆動流体圧シリンダ71〜74が夫々接続されている。
【0023】
各低圧駆動流体圧シリンダ71〜74は、シリンダ本体71a〜74aと、シリンダ本体71a〜74aの内部を摺動自在なピストン71b〜74bと、ピストン71b〜74bに連結されるボールネジ71c〜74cとを備えている。各ボールネジ71c〜74cには、従動プーリ81a〜81dが螺合されている。
【0024】
各低圧駆動流体圧シリンダ71〜74の後方には、最大駆動力が比較的小さい低圧用駆動源たる低出力モータM1〜M4が配置されている。各低出力モータM1〜M4の回転軸には、駆動プーリ82a〜82dが固定されている。従動プーリ81a〜81dと駆動プーリ82a〜82dには、ベルト83a〜83dが巻き掛けられている。
【0025】
そして、低出力モータM1〜M4の回転駆動力が、駆動プーリ82a〜82d、ベルト83a〜83d、従動プーリ81a〜81dを介してボールネジ71c〜74cの進退運動に変換され、ピストン71b〜74bがシリンダ本体71a〜74aの内部で進退される。このようにして、低圧駆動流体圧シリンダ71〜74は、比較的低圧の流体圧を発生させる。
【0026】
各低圧側流体伝達路61〜64は、夫々流路切換弁91〜94を介して高圧側流体伝達路65に接続されている。高圧側流体伝達路65には、高圧駆動流体圧シリンダ75が接続されている。高圧駆動流体圧シリンダ75は、シリンダ本体75aと、シリンダ本体75aの内部を摺動自在なピストン75bと、ピストン75bに連結されるボールネジ75cとを備えている。ボールネジ75cには、従動プーリ81eが噛合されている。
【0027】
高圧駆動流体圧シリンダ75の後方には、最大駆動力が低圧用モータM1〜M4よりも大きい高圧用駆動源たる高出力モータM5が配置されている。高出力モータM5の回転軸には、駆動プーリ82eが固定されている。従動プーリ81eと駆動プーリ82eとには、ベルト83eが巻き掛けられている。
【0028】
そして、高出力モータM5の回転駆動力が、駆動プーリ82e、ベルト83e、従動プーリ81eを介してボールネジ75cの進退運動に変換され、ピストン75bがシリンダ本体75aの内部で進退される。このようにして、高圧駆動流体圧シリンダ75は、低圧駆動流体圧シリンダ71〜74よりも高圧の流体圧を発生させる。
【0029】
各低圧側流体伝達路61〜64と高圧側流体伝達路65の接続部に設けられた各流路切換弁91〜94は、低圧駆動流体圧シリンダ71〜74とこれに対応する従動流体圧シリンダ51〜54とを連通させると共に、高圧駆動流体圧シリンダ75と従動流体圧シリンダとの連通を断つ低圧路状態(図2参照)と、低圧駆動流体圧シリンダ71〜74と従動流体圧シリンダ51〜54との連通を断つと共に、高圧駆動流体圧シリンダ75と従動流体圧シリンダ51〜54とを連通させる高圧路状態(図3参照)とに切換自在に構成されている。
【0030】
各モータM1〜M5及び各流路切換弁91〜94は、ロボットハンド装置1の基部4の内面(手の平側の面)、指基部材21,31及び指先部材22,32の内側面に設けられた圧力センサ(図示省略)で検出される圧力に基づいて、図外のコントローラにより制御される。又、コントローラは、全ての流路切換弁91〜94を低圧路状態に切り換える低圧モード(図2参照)と、全ての流路切換弁91〜94を高圧路状態に切り換える高圧モード(図3参照)とを前記圧力センサの検出圧に基づいて、適宜切り換える。
【0031】
各従動流体圧シリンダ51〜54のピストン51b〜54bは、接続された駆動流体圧シリンダ71〜75のピストン71b〜75bの進退に伴って進退する。これにより、両指機構2,3の指基部材21,31及び指先部材22,32が回動軸4a,4b,21a,31aを軸に屈伸自在に回動する。
【0032】
次に、実施形態の流体圧伝達装置の作動を、ロボットハンド装置1により、図1及び図4に示す対象物Wを把持する場合を例に説明する。先ず、コントローラは、各指機構2,3が対象物Wを適切に把持できる状態(位置)となっているか否かを前記圧力センサの検出値に基づいて判断する。
【0033】
図1のように、第2指機構3の圧力センサが対象物Wとの接触を検出していない場合には、コントローラは、流路切換弁91〜94を低圧モードに切り換えて、図2に示す状態とする。そして、低出力モータM1〜M4を適宜制御して、ロボットハンド装置1の各圧力センサからの検出値が、対象物Wを把持するのに適切な状態(指機構の姿勢や位置)となるようにする。このとき、対象物Wからの反力は略0に等しいため、低圧駆動流体圧シリンダ71〜74を用いて従動流体圧シリンダ51〜54を作動させても、比較的素早い作動が可能であり、素早く適切な状態とすることができる。
【0034】
ロボットハンド装置1の各圧力センサからの検出値が、対象物Wを把持するのに適切な状態(指機構の姿勢や位置)となった場合には、コントローラは、流路切換弁91〜94を高圧モードに切り換えて、高出力モータM5を制御することにより、図4に示すように、ロボットハンド装置1で対象物Wを把持させる。
【0035】
この場合、高圧駆動流体圧シリンダ75は、4つの従動流体圧シリンダ51〜54に接続されることとなるため、各従動流体圧シリンダ51〜54のピストン51b〜54bの作動速度は遅くなる。しかしながら、各指機構2,3が対象物Wと接触状態にあるときには、ピストン51b〜54bの速い作動は要求されず、各指機構2,3(特に、指先部材22,32は対象物Wの重量を支えるため、第3及び第4従動流体圧シリンダ53,54に比較的高い流体圧が要求される。)の対象物Wを把持する為に必要なトルクのみが要求される。
【0036】
実施形態の流体圧伝達装置を用いたロボットハンド装置1によれば、低出力モータM1〜M4を用いる低圧モードにより、素早く指機構2,3の対象物Wに対する位置決めを行い、高出力モータM5を用いる高圧モードにより、指機構2,3で対象物Wを力強く把持させることができる。
【0037】
従って、全ての従動流体圧シリンダ51〜54用の高出力モータを設ける必要がなく、流体伝達装置の機能性を低下させることなく、小型化及び軽量化を図ることができる。
【符号の説明】
【0038】
1…ロボットハンド装置、2…第1指機構、21…指基部材、21a…回動軸、22…指先部材、3…第2指機構、31…指基部材、31a…回動軸、32…指先部材、4…基部、4a,4b…回動軸、51…第1従動流体圧シリンダ、51a…シリンダ本体、51b…ピストン、51c…ロッド、52…第2従動流体圧シリンダ、52a…シリンダ本体、52b…ピストン、52c…ロッド、53…第3従動流体圧シリンダ、53a…シリンダ本体、53b…ピストン、53c…ロッド、54…第4従動流体圧シリンダ、54a…シリンダ本体、54b…ピストン、54c…ロッド、61〜64…低圧側流体圧伝達路、65…高圧側流体圧伝達路、71〜74…低圧駆動流体圧シリンダ、71a〜74a…シリンダ本体、71b〜74b…ピストン、71c〜74c…ボールネジ、75…高圧駆動流体圧シリンダ、75a…シリンダ本体、75b…ピストン、75c…ボールネジ、81a〜81e…従動プーリ、82a〜82e…駆動プーリ、83a〜83e…ベルト、91〜94…流路切換弁。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高圧用駆動源によりシリンダ本体内で進退されるピストンを有し、該高圧用駆動源により前記ピストンが前進することにより、前記シリンダ本体内で高圧の流体圧を発生させる高圧駆動流体圧シリンダと、
低圧用駆動源によりシリンダ本体内で進退されるピストンを有し、該低圧用駆動源により前記ピストンが前進することにより、前記シリンダ本体内で前記高圧駆動流体圧シリンダよりも低圧の流体圧を発生させる複数の低圧駆動流体圧シリンダと、
該各低圧駆動流体圧シリンダに低圧側流体圧伝達路を介して夫々接続される複数の流動流体圧シリンダと、
前記高圧駆動流体圧シリンダに接続される高圧側流体圧伝達路とを備え、
該高圧側流体圧伝達路は、前記各低圧側流体圧伝達路に流路切換弁を介して接続され、
該各流路切換弁は、前記低圧駆動流体圧シリンダの流体圧が前記従動流体圧シリンダに作用することを許容すると共に前記高圧駆動流体圧シリンダの流体圧が前記従動流体圧シリンダに作用することを阻止する低圧路状態と、前記低圧駆動流体圧シリンダの流体圧が前記従動流体圧シリンダに作用することを阻止すると共に前記高圧駆動流体圧シリンダの流体圧が前記従動流体圧シリンダに作用することを許容する高圧路状態とに切換自在であることを特徴とする流体圧伝達装置。
【請求項2】
請求項1記載の流体圧伝達装置において、前記各流路切換弁はコントローラにより前記低圧路状態と前記高圧路状態とが切り換えられ、
前記コントローラは、全ての前記流路切換弁を前記低圧路状態とする低圧モードと、全ての前記流路切換弁を前記高圧路状態とする高圧モードとに切り換えることを特徴とする流体圧伝達装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の流体圧伝達装置を用いたロボットハンド装置であって、
該ロボットハンド装置は関節部で屈伸自在な複数の指機構を備え、
前記従動流体圧シリンダのピストンの進退に伴い、前記指機構の関節部が屈伸することを特徴とするロボットハンド装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−64216(P2011−64216A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−213063(P2009−213063)
【出願日】平成21年9月15日(2009.9.15)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】