説明

流体投与装置

流体投与ヘッド
流体投与装置であって、流体が入った容器(10)と、投与開口部(21)が設けられた投与ヘッド(20)と、取り外し可能な保護キャップ(30)とを有し、前記投与ヘッド(20)は前記容器(10)に対し移動することができ、それにより流体は前記投与開口部から投与され、前記保護キャップ(30)は、閉位置と開位置との間を移動することができ、閉位置においては前記投与開口部(21)を覆い、開位置においては前記投与開口部(21)から外れ、特徴となるのは、ブロック手段(40)をさらに有し、ブロック手段(40)はブロック位置と開放位置との間で移動および/あるいは変形することができ、ブロック位置においては流体の投与を防げるが、開放位置においては流体の投与を防げず、前記ブロック手段(40)は、閉位置にある前記保護キャップ(30)により移動および/変形されてブロック位置に来ることである、という前記装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体投与装置、さらに具体的に言えば、前記装置が誤って駆動することを防ぐシステムが備えられている、という装置に関する。
【背景技術】
【0002】
流体投与装置(具体的に言えば、医薬品の投与、あるいは香水または化粧品の分野で使用される装置)は一般的に、流体が入った容器を1つまたは複数と、前記容器に設置されたポンプまたは弁などの投与部材とを有する。ポンプまたは弁には投与開口部が設けられた投与ヘッドが組み付けられ、容器の中身が投与できるようになっている。一般的に、ポンプまたは弁を駆動させるため、ヘッドを容器に対し軸方向に移動させることができる。今日では携帯用装置の利用が一般的で、いつでもどこでも必要に応じて投与装置を利用することができる。したがって、そうした装置は通常、たとえばハンドバック、ポケット、またはそれらと同様のものに入れて持ち運びができる。その場合、装置が前記ハンドバックの中で持ち運びまたは収納されている間に誤って駆動するという問題が存在する。一般的に、装置が誤って駆動されないようにするためシステムが設けられ、ユーザはそのシステムを操作して初めて装置を使用できる。装置の駆動を回避させるプルタブまたはスライドシステムは公知である。しかし、そうした装置は製造および組み立てが比較的複雑で、ユーザは装置を使用するため特別な手動動作を実行しなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記の問題を生じない流体投与装置を提供することを目的とする。
具体的に言えば、本発明は、装置の駆動方法に関わらず誤駆動を効果的に回避することが可能な流体投与装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、駆動防止システムに関する特別な操作が全く必要ないという流体投与装置を提供することを目的とする。
【0004】
さらに、本発明は、現存の標準型の容器とポンプまたは弁とに変形を全く加える必要がなく、それどころか現存の装置に容易に適合するという流体投与装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、製造および組み立てが簡単かつ低コストな流体投与装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このため、本発明は、流体投与装置であって、流体が入った容器と、投与開口部が設けられた投与ヘッドと、取り外し可能な保護キャップ)とを有し、前記投与ヘッドは前記容器に対し移動することができ、それにより流体は前記投与開口部から投与され、前記保護キャップは、閉位置と開位置との間を移動することができ、閉位置においては前記投与開口部を覆い、開位置においては前記投与開口部から外れ、ブロック手段をさらに有し、ブロック手段はブロック位置と開放位置との間で移動および/あるいは変形することができ、ブロック位置においては流体の投与を防げるが、開放位置においては流体の投与を防げず、前記ブロック手段は、閉位置にある前記保護キャップにより移動および/変形されてブロック位置に来る、という前記装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
効果的な構成として、前記ブロック手段は弾性的に開放位置の方へ動かされ、その様態は、保護キャップが開位置の方へ移動することによって、前記ブロック手段は開放位置の方へ自動的に移動および/あるいは変形される、というものである。
効果的な構成として、ブロック位置において、前記ブロック手段は、第1に、前記投与ヘッドまたは投与ヘッドに固着された部品と、第2に、容器または容器に固着された部品と協働し、それらが相互に移動するのを実質的に防ぐこととする。
【0007】
効果的な構成として、前記ブロック手段は前記投与ヘッドに固着されていることとする。
効果的な構成として、前記ブロック手段は前記投与ヘッドと一体化された形で作られていることとする。
効果的な構成として、前記ブロック手段は実質的に剛性のあるブロック部品を少なくとも1つ有し、ブロック部品は、実質的に可撓性のあるヒンジを介して実質的に剛性のある支持部分に接続されていることとする。
【0008】
効果的な構成として、前記支持部分は、前記投与ヘッドに固着され、詳しく言えば、投与ヘッドと一体化されていることとする。
効果的な構成として、前記ヒンジは弾性変形可能な素材のブリッジで成り、そのブリッジは前記ブロック部品が前記支持部品を中心としてピボット運動するためのピボットヒンジを形成していることとする。
【0009】
効果的な構成として、ブロック位置において、各ブロック部品は、第1に、容器または容器に固着された部品と協働しており、第2に、対応する支持部分と直接的に協働していることとする。
効果的な構成として、前記ブロック手段はカム手段を有し、前記保護キャップは制御手段を有し、前記制御手段は、前記保護キャップがその閉位置まで動かされる際、前記カム手段と協働して前記ブロック手段を移動および/あるいは変形させてブロック位置に入らせることとする。
【0010】
効果的な構成として、前記投与ヘッドは穴を少なくとも1つ有し、前記保護キャップの前記制御手段は、前記保護キャップがその閉位置まで動かされる際その穴を通ることとする。
効果的な構成として、ブロック部品はそれぞれカム面を有し、カム面は前記保護キャップのうち対応する制御用突出部と協働することとする。
【0011】
効果的な構成として、ポンプまたは弁は固定リングにより前記容器に組み付けられており、前記ブロック手段は、ブロック位置において前記固定リングと協働することとする。
本発明の第1の変形例の実施の形態において、流体は、ユーザが手動で投与ヘッドを容器に対し軸方向に移動させる間に投与される。
変形例において、装置は側面駆動手段を有する。
【0012】
効果的な構成として、前記側面駆動手段は手動式駆動部品を有し、手動式駆動部品は、前記投与ヘッドの周囲でピボット運動するよう設置され、前記容器または容器に固着された部品と協働することとする。
効果的な構成として、駆動部材は前記手動式駆動部品にピボット運動可能な形で設置され、前記駆動部材は、前記手動式駆動部品がユーザにより駆動されている間、容器または容器に固着された部品と協働して前記容器を前記投与ヘッドに対し移動させることとする。
【0013】
効果的な構成として、前記ブロック手段は径方向に見て対向する形で2つのブロック部品を有することとする。
効果的な構成として、前記ブロック手段は前記投与ヘッドに形成されていることとする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の他の特徴と効果とに関しては、添付図面を参照しながら、非限定的な例として示す以下の本発明の2つの効果的な実施の形態についての詳細な説明を読めば、さらに明らかになるだろう。
図を参照する。流体投与装置はおおよその形として容器10を有し、容器10の上にはポンプまたは弁50を(たとえば、クランプ留めリング、スナップ留めリング、またはネジ止めリングといった固定リング60により)設置することができる。こうした各種部品は本発明に直接関わりがあるわけではないため、これ以降、より詳細な説明はしない。当然のことながら、本発明は、複数の個別の容器を有する装置にも適用できる。
【0015】
投与ヘッド20は容器(好ましい構成として、ポンプまたは弁50)に組み付けられ、前記ヘッドは前記容器に対し軸方向に移動可能で、それにより容器に入った流体の1ドーズ分が投与される。投与ヘッド20は投与開口部21を有し、そこから流体を投与できる。さらに、保護キャップ30が設けられ、投与ヘッド20を保護する(具体的に言えば、キャップが閉位置にある間投与開口部21を覆っている)。流体を投与するため、ユーザはキャップ30を取り外すことで投与開口部21の覆いを外し、投与が行われ得る状態にする。留意すべき点として、図示された2つの実施の形態の投与ヘッドは鼻用のタイプだが、本発明は、いかなるタイプの投与ヘッドにも適用できる。さらに、保護キャップ30は完全に着脱可能な形で示されているが、固定式のタイプ(すなわち、開位置においてさえ装置に永続的な形でつながっているタイプ)とすることもできる。
【0016】
本発明においては、たとえば装置がハンドバックなどで収納されている間に誤って駆動するという事態を回避するため、ブロック手段40が設けられている。ブロック手段40は好ましい構成として投与ヘッド20に形成され、図1および3に示すブロック位置と図2および4に示す開放位置との間で移動および/あるいは変形することができる。ブロック位置においては、ブロック手段40により流体の投与が防がれ、開放位置においては、流体の投与が可能である。ブロック手段は、保護キャップ30が閉位置へ移動する間に、当該キャップ30によってブロック位置の方へ移動される。効果的な構成として、ブロック手段40は開放位置の方へ弾性的に押しやられ、その様態は、ユーザが保護キャップ30を取り外す際に、ブロック手段は開放位置(休止位置)の方へ自動的に移動および/あるいは変形され、前記ユーザはキャップの取り外し以外の操作を全く行う必要がない、というものである。
【0017】
図から見て取れるように、ブロック位置にある間のブロック手段は好ましい構成として、第1に、投与ヘッド20または投与ヘッド20に固着された部品と、第2に、容器10または容器10に固着された部品(具体的に言えば、固定リング60)と協働し、投与ヘッド20が容器10に対し相互に(具体的に言えば、軸方向に)移動するのを実質的に防ぐ。理解すべき点として、図示された実施の形態において防止される移動は、容器10に入った流体を投与させるのに十分な大きさの軸方向の移動である。当然のことながら、ブロック手段40が固定リング60に受け接触する位置までの極めて小さな軸方向の移動は考えられる。
【0018】
効果的な構成として、ブロック手段40は投与ヘッド20に固着されており、好ましい構成として、たとえば成形またはオーバーモールドにより一体化された形で作られている。効果的な構成として、それらは少なくとも1つのブロック部品41を有する。図1および2に示す第1の実施の形態では、径方向に見て対向する形で2つのブロック部品41が設けられているが、図3および4に示す第2の実施の形態では、ブロック部品41は1つのみ設けられている。当然のことながら、ブロック部品を3つ以上とすることも考えられる。各ブロック部品41は実質的に剛性があり、実質的に可撓性のあるヒンジ42を介して支持部分43に接続されている。支持部分43も同様に実質的に剛性がある。支持部分43は、好ましい構成として投与ヘッド20に固着されている(詳しく言えば、投与ヘッド20と一体化されている)。好ましい構成として、可撓性ヒンジ42は弾性変形可能な素材で成るブリッジの形で形成されており、ブリッジは、ブロック部品41が支持部品43を中心としてピボット運動するためのピボットヒンジを形成している。ヒンジ42のおかげで、ブロック部品41をそのブロック位置の方へ変形および/あるいは移動させるだけでなく、キャップがヘッドから取り外される間に自動的に(弾性変形の作用により)開放位置の方へ戻すこともできる。効果的な構成として、ブロック位置において各ブロック手段41は第1に、容器10または容器10に固着された部品(具体的に言えば固定リング60)と、第2に、対応する支持部分43と直接的に協働している。こうした構造により、誤って駆動した場合に、ブロック手段がブロック位置にあれば、可撓性ヒンジに軸方向の力が加わることはない。したがって、前記ヒンジの損傷の危険もない。ブロック位置において、可撓性ヒンジはピボット運動による変形を受けるだけである。図示されているように、各ブロック部品41は効果的な構成として突起部分46を有することにすればよく、突起部分46は、ブロック部品41がブロック位置にある間は支持部分43に押し当てられている。したがって、ブロック位置において誤って駆動した場合、共に実質的に剛性のある前記ブロック部品41と前記支持部分43とが協働することにより投与ヘッド20と容器との間の軸方向の移動は防がれる。ブロック手段40が開放位置にある間、ブロック部品41は、装置が駆動された場合も固定リング60ともはや協働できない位置にある。
【0019】
効果的な構成として、ブロック手段40はカム手段45を有し、前記保護キャップ30は制御手段35を有する。カム手段45は効果的な構成として各ブロック部品41に形成されたカム面に設けられている。このカム面45は、前記ブロック手段41の突起部分に設けてもよい。制御手段35は、効果的な構成として保護キャップ30の内部に形成されており、ブロック手段41と同じ数の制御手段35を設けることができる。また変形例において、共用の制御部品35を1つのみ設け、その制御手段35がさまざまなブロック部品41と協働するという形にすることもできる。効果的な構成として、制御手段35は保護キャップ30の内部突出部の形で形成され、内部突出部は、投与ヘッド20に設けられた穴25を介して前記カム手段45と協働する。したがって、キャップが閉位置に取り付けられる間、制御手段35は前記穴25を通り抜けてブロック部品41のカム面45と協働し、前記ブロック部品を可撓性ヒンジ42を中心としてピボット運動させブロック位置まで来させる。
【0020】
図1および2は第1の実施の形態を示しており、この実施の形態における駆動システムは軸タイプである。この実施の形態において、ユーザが1ドーズ分の流体を投与したい場合は、ユーザは投与ヘッド20に指を置き、容器10、ヘッド20、またはそれら両方に軸方向のスラスト力を加えてポンプ50を駆動させ容器10に入れられた1ドーズ分を投与する。効果的な構成として、本体部分70は投与ヘッド20に固定(具体的に言えば、スナップ留め)され、第1にブロック手段40を覆い、さらに、装置全体の保護ケースを形成している。そのため固定後は、本体部分70はヘッド20に固着されている。
【0021】
図3および4は本発明の第2の実施の形態を示しており、この実施の形態では側面駆動システム80が設けられている。この第2の実施の形態においても、本体70は同様に投与ヘッド20に(具体的に言えばスナップ留めにより)組み付けられており、前記本体70は、図示されているように全体として容器10全てを取り囲むのに適している。側面駆動システム80は効果的な構成として手動式駆動部品81を有し、その駆動部品81は、前記本体70のうち側面に配置され、前記本体の周囲でピボット運動するよう設置されている。また、変形例において、手動式駆動部品81を投与ヘッド20の上に直接設けることも可能である。手動式駆動部品81は容器10または容器10に固着された部品(具体的に言えば、固定リング60)と協働し、容器10を投与ヘッド20に対し軸方向に移動させる。効果的な構成として、駆動部材83は手動式駆動部品81の内部にピボット運動可能な形で設置され、前記駆動部材83の端84が容器(または固定リング60)と協働して前記容器を移動させる形となっている。したがって、手動式駆動部品81は第1のヒンジ82を中心としてピボット運動できるよう設置され、一方、駆動部材83は第2のヒンジ85を中心としてピボット運動できるよう設置されている。特にこのことにより、追加の部材を容器や固定リングに固定する形で設ける必要なく固定リング60を下方から駆動させることができる。
【0022】
当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を逸脱しない形で、他の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1の実施の形態を構成する流体投与装置のブロック状態における概略断面図である。
【図2】図1と同様の図であって、開放状態における図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を構成する流体投与装置のブロック状態における概略断面図である。
【図4】図3と同様の図であって、開放状態における図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体投与装置であって、
流体が入った容器(10)と、投与開口部(21)が設けられた投与ヘッド(20)と、取り外し可能な保護キャップ(30)とを有し、
前記投与ヘッド(20)は前記容器(10)に対し移動することができ、それにより流体は前記投与開口部から投与され、
前記保護キャップ(30)は、閉位置と開位置との間を移動することができ、閉位置においては前記投与開口部(21)を覆い、開位置においては前記投与開口部(21)から外れ、
特徴となるのは、
ブロック手段(40)をさらに有し、ブロック手段(40)はブロック位置と開放位置との間で移動および/あるいは変形することができ、ブロック位置においては流体の投与を防げるが、開放位置においては流体の投与を防げず、前記ブロック手段(40)は、閉位置にある前記保護キャップ(30)により移動および/変形されてブロック位置に来ることである、
という前記装置。
【請求項2】
前記ブロック手段(40)は弾性的に開放位置の方へ動かされ、その様態は、保護キャップ(30)が開位置の方へ移動することによって、前記ブロック手段(40)は開放位置の方へ自動的に移動および/あるいは変形される、というものであること、
を特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
ブロック位置において、前記ブロック手段(40)は、第1に、前記投与ヘッド(20)または投与ヘッド(20)に固着された部品と、第2に、容器(10)または容器(10)に固着された部品と協働し、それらが相互に移動するのを実質的に防ぐこと、
を特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記ブロック手段(40)は前記投与ヘッド(20)に固着されていること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
【請求項5】
前記ブロック手段(40)は前記投与ヘッド(20)と一体化された形で作られていること、
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装置。
【請求項6】
前記ブロック手段(40)は実質的に剛性のあるブロック部品(41)を少なくとも1つ有し、ブロック部品(41)は、実質的に可撓性のあるヒンジ(42)を介して実質的に剛性のある支持部分(43)に接続されていること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
前記支持部分(43)は、前記投与ヘッド(20)に固着され、詳しく言えば、投与ヘッド(20)と一体化されていること、
を特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記ヒンジ(42)は弾性変形可能な素材のブリッジで成り、そのブリッジは前記ブロック部品(41)が前記支持部品(43)を中心としてピボット運動するためのピボットヒンジを形成していること、
を特徴とする請求項6または7に記載の装置。
【請求項9】
ブロック位置において、各ブロック部品(41)は、第1に、容器(10)または容器(10)に固着された部品と協働しており、第2に、対応する支持部分(43)と直接的に協働していること、
を特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の装置。
【請求項10】
前記ブロック手段(40)はカム手段(45)を有し、前記保護キャップ(30)は制御手段(35)を有し、前記制御手段(35)は、前記保護キャップ(30)がその閉位置まで動かされる際、前記カム手段(45)と協働して前記ブロック手段(40)を移動および/あるいは変形させてブロック位置に入らせること、
を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の装置。
【請求項11】
前記投与ヘッド(20)は穴(25)を少なくとも1つ有し、前記保護キャップ(30)の前記制御手段(35)は、前記保護キャップがその閉位置まで動かされる際その穴(25)を通ること、
を特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
ブロック部品(41)はそれぞれカム面(45)を有し、カム面(45)は前記保護キャップ(30)のうち対応する制御用突出部(35)と協働すること、
を特徴とする請求項6乃至9のいずれかに係属する請求項10または11に記載の装置。
【請求項13】
ポンプまたは弁(50)は固定リング(60)により前記容器(10)に組み付けられており、前記ブロック手段(40)は、ブロック位置において前記固定リング(60)と協働すること、
を特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の装置。
【請求項14】
流体は、ユーザが手動で投与ヘッド(20)を容器に対し軸方向に移動させる間に投与されること、
を特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の装置。
【請求項15】
側面駆動手段(80)を有すること、
を特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の装置。
【請求項16】
前記側面駆動手段(80)は手動式駆動部品(81)を有し、手動式駆動部品(81)は、前記投与ヘッド(20)の周囲でピボット運動するよう設置され、前記容器(10)または容器(10)に固着された部品と協働すること、
を特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
駆動部材(83)は前記手動式駆動部品(81)にピボット運動可能な形で設置され、前記駆動部材(83)は、前記手動式駆動部品(81)がユーザにより駆動されている間、容器(10)または容器(10)に固着された部品と協働して前記容器(10)を前記投与ヘッド(20)に対し移動させること、
を特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記ブロック手段(40)は径方向に見て対向する形で2つのブロック部品(41)を有すること、
を特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の装置。
【請求項19】
前記ブロック手段(40)は前記投与ヘッド(20)に形成されていること、
を特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−529697(P2008−529697A)
【公表日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−555630(P2007−555630)
【出願日】平成18年2月20日(2006.2.20)
【国際出願番号】PCT/EP2006/060095
【国際公開番号】WO2006/087385
【国際公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(504133958)
【Fターム(参考)】