説明

流体継手

【課題】簡単な構成でラチェットとパイプの係合を維持しパイプが外れるのを防止すると共に、圧力損失が低減することでエネルギーロスを削減することができる流体継手を提供する。
【解決手段】第1端12bからその反対側の第2端12cまで延びる挿通孔12aを有するソケット12と、挿通孔12aの第1端12bに装着され貫通孔を有する、第1のパイプ31に接続されたアダプタ14と、第2端12c側に封止部材41を有し、第1端12bから第2端12cに向かって付勢され、貫通孔を有するホルダ35と、ソケット12の第2端12cに回動可能に設けられ、第2のパイプ16の外周面と係止し保持する保持部材17と、保持部材17を押圧する弾性部材18とを備えた流体継手11において、保持部材17の回動軌跡内に、保持部材17の回動を阻止する阻止部材23を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体を輸送するパイプを切り離し可能に接続する流体継手、具体的には回動可能なレバーを介し接続されたパイプを固定し、または切り離すレバー式流体継手に関する。
【背景技術】
【0002】
パイプやホースを相互に接続するため、例えば特許文献1には、2つの締結カムレバーを用いるカップリングが公知である。このカップリングでは、アダプタをカプラーに装着した状態で締結カムレバーをアンロック状態から回動させることで、カム部が開口から突出しアダプタの凹部と係合してアダプタとカプラーとの接続をロック状態に維持している。
【0003】
しかし、特許文献1に記載のカップリングでは、2つの締結カムレバーをロック状態とアンロック状態を切り替える度に回動させることが必要となり手間が掛かるという問題があった。
【0004】
そこで、図11に示すように、ソケット本体81の一方の開口端に支軸82周りに回動可能にラチェット83を設け、他方の開口端にパイプ(図示せず)に接続されたアダプタ84が設けられたレバー式流体継手85が知られている。このレバー式流体継手85は、ラチェット83の貫通孔86を介してパイプ87をソケット本体81の内部に挿入することでアダプタ側のパイプと接続している。ばね88により外方に付勢されたラチェット83の貫通孔86がパイプ87の外周面と係止することで、パイプ87がソケット本体81に固定されている(図12)。
【0005】
図11と図12に記載のレバー式流体継手85では、パイプ87と係止し固定しているラチェット83に不用意に力が加わることにより、ラチェット83が図中矢印方向に回転しパイプ87との係止が緩くなる。これにより、パイプ87が外方に移動しシールができなくなり、流体の漏れを生じ危険を招くという問題があった。更に、ラチェット自体が長く重量があるので図中矢印方向に回転し易くなっており、前記問題の発生を助長する傾向があった。
【0006】
また、ソケット本体81にパイプ87を接続した状態で、パイプ87と、このパイプ87と当接しているパッキン89の段差L1が大きく、かつ、ホルダ91とアダプタ84の間に隙間L2が生じていた。これにより、流体の流れに対し流体の衝突、流れ方向の急激な方向転換、渦の発生など圧力損失を発生させる要因となり、同じ流量を流すために余分な圧力の増加を要しエネルギーロスの増大を招く問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−32791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成でラチェットとパイプの係合を維持しパイプが外れるのを防止すると共に、圧力損失が低減することでエネルギーロスを削減することができる流体継手を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る流体継手は、
第1端からその反対側の第2端まで延びる挿通孔を有するソケットと、該ソケットの挿通孔の第1端に装着され前記挿通孔と同軸上に貫通孔を有する、第1のパイプに接続されるアダプタと、前記ソケットの第2端側に封止部材を有し、前記ソケットの第1端から第2端に向かって付勢され、前記挿通孔と同軸上に貫通孔を有するホルダと、前記ソケットの挿通孔の第2端に回動可能に設けられ、前記挿通孔の第2端から挿入され前記ホルダの封止部材に当接する第2のパイプの外周面と係止し保持する保持部材と、該保持部材を第2端から前記第2のパイプの挿入方向との反対方向に向かって押圧する弾性部材とを備えた流体継手において、
前記保持部材の回動軌跡内に、該保持部材の回動を阻止する阻止部材を設けたものである。
【0010】
上記構成により、パイプを保持している保持部材に不用意に力が加わっても保持部材の回動を防止し保持部材とパイプとの係合を維持することで、パイプが移動し流体継手から流体が漏れるのを防止することができる。
【0011】
前記阻止部材は、前記ソケットの外周面に螺合する止めリングからなり、該止めリングは前記ソケットの軸方向に移動して前記保持部材に当接可能であることが好ましい。
これにより、簡単な構成で手間を掛けることなく保持部材の回動を防止することができる。
【0012】
前記止めリングは更に、該止めリングに近接して前記ソケットの外周面に螺合する周り止めリングを有し、該周り止めリングは、前記止めリングが前記保持部材と当接した状態で前記止めリングと当接することが好ましい。
従って、確実に保持部材の回動を防止することができる。
【0013】
前記阻止部材は、前記保持部材とソケットの間隔を一定に保つように前記保持部材と螺合して貫通し、端部が前記ソケットと当接する止めねじからなることが好ましい。
これにより、保持部材に不用意に力が加わっても保持部材の回動を防止することができる。
【0014】
前記保持部材は、回動軸から真っ直ぐに伸びる板形状であることが好ましい。
これにより、保持部材の構成を簡単にし重量を軽くすることで、自重により保持部材が回動するのを防止することができる。
【0015】
前記封止部材の前記第2のパイプとの当接部に前記ソケットの第2端から第1端に向かう方向に縮径する傾斜面を形成することが好ましい。第2のパイプをソケットに装着した際に、第2のパイプと封止部材の貫通孔との間の段差を無くすことができる。また、前記第2のパイプを前記ソケットに装着した際に、前記ホルダが前記アダプタと当接することが好ましい。
これにより、流体継手を流れる流体の圧力損失が低減し、同じ流量を流す際のエネルギーロスを削減することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、パイプを流体継手に装着した状態で保持部材の回動軌跡に設けた阻止部材が保持部材と当接し回動を阻止するので、簡単な構成で保持部材とパイプの係合を維持することができる。また、緩衝部材に傾斜面を設け、またはパイプをソケットに装着した際に、ホルダがアダプタと当接するので圧力損失が低減し、エネルギーロスを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態による流体継手にパイプを挿入する前の状態を示す断面図。
【図2】図1の流体継手にパイプを装着した状態を示す断面図。
【図3】図1の保持部材の拡大正面図および側面図。
【図4】図1の阻止部材に追加する実施形態であって流体継手にパイプを挿入する前の状態を示す断面図。
【図5】図4の流体継手にパイプを装着した状態を示す断面図。
【図6】図1の阻止部材の変形例による流体継手にパイプを装着した状態を示す断面図。
【図7】図6の阻止部材の変形例を示す拡大側面図。
【図8】図6の阻止部材の異なる実施形態による流体継手にパイプを装着した状態を示す断面図。
【図9】本発明の異なる実施形態による流体継手にパイプを装着した状態を示す断面図。
【図10】図9のソケットに図4の阻止部材を取り付けた流体継手にパイプを装着した状態を示す断面図。
【図11】従来例の流体継手にパイプを挿入する前の状態を示す断面図。
【図12】図11の流体継手にパイプを装着した状態を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
【0019】
図1と図2に本発明に係る流体継手11を示す。
この流体継手11は、図中右側の第1端12bから左側の第2端12cまで延びる挿通孔12aを有するソケット12と、前記挿通孔12a内を軸方向に移動可能に配設されたホルダ13と、ソケット12の第1端12b側に取り付けられたアダプタ14と、ソケット12の第2端12c側に回動可能に取り付けられた保持部材であるラチェット17と、ラチェット17を外方に向かって付勢する弾性部材であるラチェットバネ18とを備えている。
【0020】
ソケット12は円筒形状であり、その挿通孔12aは第2端12c側の開口端部に形成された挿入口19と、この挿入口19より大径で挿通孔12a内を挿入口19から第1端12b側の開口端まで延びる収容部20とからなっている。挿入口19の端面の周囲には環状溝部21が形成されている。第1端12bの内周面には雌ねじ24が形成されている。また、第2端12c側の開口端部近傍の外周面には雄ねじ22が形成されている。
【0021】
止めリング23は本発明に係る阻止部材であり、内周面に形成された雌ねじ23aがソケット12の雄ねじ22に螺合しながらソケット12の外周面を軸方向に移動可能に配設されている。
【0022】
アダプタ14は、ソケット12の収容部20の開口端部にねじ止めすることにより取り付けられている。アダプタ14は、ソケット12の第1端12b側の開口部に挿入され螺合する挿入部26と、この挿入部26の端面から軸方向に形成された円形断面の凹部27と、第1のパイプ31が接続される接続部28とを備えている。また、アダプタ14には、ソケット12の挿通孔12aと同軸上に貫通するアダプタ側貫通孔30が形成されている。アダプタ14とソケット12の間にはOリング29が配設され、アダプタ14とソケット12の隙間から流体が流出するのを防止している。
【0023】
ホルダ13は、ソケット12の第2端12c側に形成された凹形状のパッキン収容部33aを有する大径部33と、この大径部33より小径でソケット12の第1端12b側に形成された小径部34とを有する。大径部33と小径部34の間には、径方向に延びる段部36が形成されている。ホルダ13には、挿通孔12aと同軸に設けられ大径部33と小径部34とを貫通するホルダ側貫通孔35が形成されている。パッキン収容部33aには内周面に形成された内周溝37と、奥端面上に形成された環状溝38が形成されており、このパッキン収容部33aに封止部材であるパッキン41が嵌入されている。パッキン41には、挿通孔12aと同軸上に形成されたパッキン側貫通孔41aが設けられている。このパッキン側貫通孔41aの第2端12c側の内周面には、ソケット12の第2端12cから第1端12bに向かう方向に縮径する傾斜面42が形成されている。また、大径部33の外周面にはOリング装着溝43が形成されており、このOリング装着溝43にOリング44が装着されている。このOリング44は、ホルダ13とソケット12の間の隙間から流体が外部に漏出するのを防止している。段部36とアダプタ14の間にはホルダバネ46が軸方向に伸縮可能に配設されている。このホルダバネ46は公知の弾性部材であり、ホルダ13をラチェット17に向かって付勢している。
【0024】
ラチェット17は、図3に示すように、円形の貫通孔51を有し後述する軸56から真っ直ぐに伸びる板状のレバー52と、このレバー52から垂直に延びる把手部53を有する。貫通孔51の内周面には半径方向内方に向かって突起する角部54が形成されている。また、ラチェット17は、ソケット12の第1端12c側開口端近傍に設けられた軸56周りに回動可能にソケット12に取り付けられている。
【0025】
ラチェットバネ18は公知の弾性部材であり、ソケット12とラチェット17の間に軸方向に伸縮可能に配設されている。具体的には、ラチェットバネ18の一方の端部が環状溝部21に係止し、他方の端部はレバー52の貫通孔51近くに当接しラチェット17を軸56周りに外方に付勢している。
【0026】
次に、ソケット12に第2のパイプ16を接続する際の流体継手11の動作について説明する。
【0027】
ソケット12に第2のパイプ16を接続するには、ラチェット17の把手部53を図1中B方向と反対方向に押圧しながら、第2のパイプ16をラチェット17の貫通孔51に挿通する。第2のパイプ16は、ソケット12の挿入口19の内周面に摺接しながらパッキン41に当接する。そして、パッキン41を介しホルダ13を図中矢印A方向に、ホルダバネ46の付勢力に抗して押圧し移動させる。ホルダ13は、小径部34の端面がアダプタ14の凹部27と当接して停止する(図2参照)。この状態で、ラチェット17の押圧を止めると、ラチェットバネ18の付勢力によりラチェット17がB方向に回動することで、角部54と第2のパイプ16の外周面が係止しソケット12から第2のパイプ16が抜けるのが防止される。なお、第2のパイプ16はホルダバネ46によりホルダ13とパッキン41を介し、ラチェット17に向かって付勢されている。
【0028】
そして、止めリング23を回してラチェット17と当接するまで矢印C方向に軸方向に移動させる。止めリング23とラチェット17とが当接することで、ラチェット17が回動するのが防止される。従って、ラチェット17に不用意に力が加わっても角部54と第2のパイプ16との係合状態が維持されるので、第2のパイプ16が移動し流体継手11から流体が漏れるのを防止することができる。また、簡単な構成で手間を掛けることなくラチェット17の回動を防止することができる。
【0029】
パッキン41の角部が傾斜面42となっており、また、第2のパイプ16をソケット12に装着した際に、ホルダ13がアダプタ14と当接するので、流体継手11を流れる流体の圧力損失を低減し、同じ流量を流す際のエネルギーロスを削減することができる。
【0030】
ソケット12から第2のパイプ16を取り外すには、止めリング23を矢印C方向と反対方向に戻した後、把手部53を押圧しラチェット17をB方向と反対方向に回動させることで角部54と第2のパイプ16との係合を解除する。すると、第2のパイプ16はホルダバネ46の付勢力によりホルダ13を介しA方向と反対方向に付勢され移動する。ホルダ13の大径部33の端部が環状溝部21の底面と当接することでホルダ13は停止し、この状態から第2のパイプ16を軸方向に引き抜くことでソケット12から取り外すことができる。
【0031】
本発明は前記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
【0032】
阻止部材に関しては、前記実施形態では止めリング23のみから構成されたが、止めリング23に加えて回り止めリング61が前記雄ねじ22に螺合する構成も採用し得る(図4参照)。この回り止めリング61は公知のリングであり、止めリング23と同様に雄ねじ22に螺合しながらソケット12の外周面を軸方向に移動可能に配設されている。図5に示すように、前記実施形態と同様に第2のパイプ16をソケット12内に挿入しラチェット17の角部54と係止させてから、止めリング23をラチェット17と当接させる。本実施形態では更に、止めリング23がラチェット17と当接する位置で、回り止めリング61を止めリング23に当接させ締め付ける。これにより、止めリング23が移動するのを防止し、確実にラチェット17が回動するのを防止することができる。なお、止めリング23が回り止めリング61よりも軸方向に長く形成されているが、同じ長さであってもよい。
【0033】
阻止部材の他の実施形態として、止めねじ63を用いてラチェット17が回動するのを防止する構成を採用してもよい。具体的には図6に示すように、公知の止めねじ63をラチェット17の把手部53に形成されたねじ穴64に螺合しながら軸方向と略直交する方向に貫通させる。そして、止めねじ63の円錐状の先端66をソケット12の開口端に当接させることでラチェット17をソケット12に対して固定し、ラチェット17が回動するのを防止することができる。止めねじ63に関しては、止めねじ63の手動締付を可能にするねじレバー66を別途設けてもよく、図7に示すように止めねじ63とレバー66を一体化したレバー方式を採用してもよい。
【0034】
また、図8に示すように、止めねじ67をラチェット17のレバー52に形成されたねじ穴68に螺合しながら略軸方向に貫通させ、止めねじ63の平面状の先端69をソケット12の開口端に当接させても同様の効果を得ることができる。
【0035】
更に他の実施形態として、止めねじ63、67に代えて、ソケット12とラチェット17の間に公知のカムを設けることにより、ラチェット12が不用意に回動するのを防止する構成も採用し得る。
【0036】
ラチェット17に関しては、前記実施形態ではレバー52と把手部53から構成したが、図9に示すように、軸56から真っ直ぐに延びるレバー52のみからなる構成も使用し得る。これにより、ラチェット17の構成を簡単にすることで重量を軽くし、自重によりラチェット17が回動するのを防止することができる。また、止めリング23と回り止めリング61をソケット12に装着しなくてもラチェット17の回動を防止できるので、流体継手11の製造コストを削減することができる。また、より確実にラチェット17が回動するのを防止するため、図10に示すように更に、止めリング23と回り止めリング61をソケット12に装着する構成も採用し得る。
【符号の説明】
【0037】
11 流体継手
12 ソケット
12a 挿通孔
13 ホルダ
14 アダプタ
16 第2のパイプ
17 ラチェット(保持部材)
18 ラチェットバネ(弾性部材)
22 雌ねじ
23 止めリング(阻止部材)
30 アダプタ側貫通孔
31 第1のパイプ
35 ホルダ側貫通孔
41 パッキン(封止部材)
41a パッキン側貫通孔
42 傾斜面
61 回り止めリング(阻止部材)
63 止めねじ(阻止部材)
67 止めねじ(阻止部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端からその反対側の第2端まで延びる挿通孔を有するソケットと、該ソケットの挿通孔の第1端に装着され前記挿通孔と同軸上に貫通孔を有する、第1のパイプに接続されたアダプタと、前記ソケットの第2端側に封止部材を有し、前記ソケットの第1端から第2端に向かって付勢され、前記挿通孔と同軸上に貫通孔を有するホルダと、前記ソケットの挿通孔の第2端に回動可能に設けられ、前記挿通孔の第2端から挿入され前記ホルダの封止部材に当接する第2のパイプの外周面と係止し保持する保持部材と、該保持部材を第2端から前記第2のパイプの挿入方向との反対方向に向かって押圧する弾性部材とを備えた流体継手において、
前記保持部材の回動軌跡内に、該保持部材の回動を阻止する阻止部材を設けたことを特徴とする流体継手。
【請求項2】
前記阻止部材は、前記ソケットの外周面に螺合する止めリングからなり、該止めリングは前記ソケットの軸方向に移動して前記保持部材に当接可能であることを特徴とする請求項1に記載の流体継手。
【請求項3】
前記止めリングは更に、該止めリングに近接して前記ソケットの外周面に螺合する周り止めリングを備え、該周り止めリングは、前記止めリングが前記保持部材と当接した状態で前記止めリングと当接することを特徴とする請求項2に記載の流体継手。
【請求項4】
前記阻止部材は、前記保持部材とソケットの間隔を一定に保つように前記保持部材と螺合して貫通し、端部が前記ソケットと当接する止めねじからなることを特徴とする請求項1に記載の流体継手。
【請求項5】
前記保持部材は、回動軸から真っ直ぐに伸びる板形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の流体継手。
【請求項6】
前記封止部材の前記第2のパイプとの当接部に、前記ソケットの第2端から第1端に向かう方向に縮径する傾斜面を形成したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の流体継手。
【請求項7】
前記第2のパイプを前記ソケットに装着した際に、前記ホルダが前記アダプタと当接することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の流体継手。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−21591(P2012−21591A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−159880(P2010−159880)
【出願日】平成22年7月14日(2010.7.14)
【出願人】(308037797)長堀工業株式会社 (7)
【Fターム(参考)】