説明

流体製品の散布装置

本発明は流体製品の散布装置に関し、流体製品および推進ガスが格納された貯蔵器(1)と、弁本体(11)およびスロットル弁(12)を有する弁(10)であって、前記スロットル弁が前記弁本体(11)内で休止位置と散布位置との間をスライド移動する、という前記弁(10)とを有する。前記貯蔵器(1)は堅く、推進ガスの圧力に耐える高性能な合成素材から作られており、前記素材の水および気体に対する透過率が低い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は流体製品の散布装置に関し、さらに具体的に言えば、推進ガスを用いて流体製品を散布させるエアゾール型装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアゾール装置は一般に、金属(特にアルミニウム)で作られた貯蔵器または缶を有する。そして、弁(計量弁の場合もある)が装着されるが、一般には、貯蔵器のネック上にクリンプ留めされる形であり、装着用のリングまたはカプセルが用いられる(ここでの場合はクリンプリングである)。貯蔵器内には、流体製品と推進ガス(特に液化ガス)とが格納されており、そのため、貯蔵器の内容物には圧力が加わっている。ユーザが弁を駆動すると、推進ガスの膨張によって、製品は前記弁を通って放出されることになる。金属、特にアルミニウムの貯蔵器には、いくつかの問題がある。先ず1つには、リーズナブルなコストで複雑な形状の貯蔵器を製造することは困難、あるいは不可能でさえある。さらに、金属の使用は環境問題の観点からも望ましくなくことと見なされるべきである。また、こうしたアルミニウム製の貯蔵器の製造および組立を行う機械は、複雑でコストも高い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上で述べた問題が再現しない流体製品用散布装置を提供することを目的とする。
より具体的に言えば、本発明は、流体製品との間の有害な相互作用を極力抑制する一方で、貯蔵器の密封と強度とを保証する、という装置を提供することを目的とする。
本発明はまた、貯蔵器に関して、所望のどんな形状で製造してよい、という装置を提供することを目的とする。
【0004】
本発明はまた、製造および組立が簡単でコストもあまり高くない、という装置を提供することを目的とする。
本発明はまた、金属(特にアルミニウム)の使用が極力限定される、という装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、目的達成のために、本発明は、流体製品の散布装置であって、流体製品および推進ガスが格納された貯蔵器と、弁本体および弁ステムを有する弁であって、前記弁ステムが前記弁本体内で休止位置と散布位置との間をスライド移動する、という前記弁とを有し、前記貯蔵器は堅く、推進ガスの圧力に耐える高性能な合成素材から作られており、前記素材の水および気体に対する透過性が低い、という装置となっている。
【発明の効果】
【0006】
また、貯蔵器は成形処理によって作られる、とするのが効果的である。
また、前記貯蔵器は、前記弁本体と共にワンピースの部分で作られる、とするのが効果的である。
また、前記合成素材は、高い引張弾性率並びに曲げ弾性率および/または高い耐衝撃性を有する、とするのが効果的である。
【0007】
また、前記合成素材の線膨張係数は小さい、とするのが効果的である。
また、前記合成素材の成形における型の温度は100℃を下回る、とするのが効果的である。
また、前記合成素材については、厚み25μm、1バールの圧力で、酸素透過率は10cm/m/日より低く、好ましくは1cm/m/日より低く、水透過率は10g/m/日より低く、好ましくは1g/m/日より低い、とするのが効果的である。
【0008】
また、前記合成素材の引張および曲げ弾性率は5,000MPaよりも大きく、好ましくは10,000MPaよりも大きい、とするのが効果的である。
また、前記合成素材はLCP(液晶ポリマー)で成る、とするのが効果的である。
また、前記合成素材は以下に示す要素のうちの1つまたは複数を含み、それら要素とは:PEN(ポリエチレンナフタレート)、POM(ポリオキシメチレン)、PSU(ポリサルホン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEK(ポリエーテルケトン)、PAEK(ポリアリルエーテルケトン)、PPE(ポリフェニルエーテル)、PEI(ポリエーテルイミド)、PA4,6(ポリアミド 4,6)、PA FV(ガラス繊維を伴うポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)である、とするのが効果的である。
【0009】
また、前記流体製品は製薬製品である、とするのが効果的である。
また、前記推進ガスは、アルコールを伴う状態または伴わない状態での、HFA−134aまたはHFA−227のガスで成る、とするのが効果的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の他の特徴および効果については、本発明に関する特定の実施の形態についての以下の詳細な説明を、非限定的な例として示す、添付図面を参照しながら読めば、より一層明らかになるであろう。
本発明は、散布の実施のために推進ガスが用いられる型の流体製品用散布装置であれば、どのようなものにも適用される。これ以降に例として示す装置は定量弁(装置駆動のたび、正確に再現可能な形で1ドーズを投与する弁)を含むが、本発明がこうした型の弁に限定されないことは言うまでもない。
【0011】
図面を見て分かるように、本発明の装置は、流体製品と液化推進ガスとが格納された貯蔵器1を有する。「流体製品」という言葉は、液体、パスティ(pasty)、気体、または粉末の製品であって、何らかの形で推進ガスと組み合わせて放出させることができる、というもの全般を意味する。貯蔵器内容物の散布を実施するために、弁本体11を有する弁10が設けられており、前記弁は装着用のリングまたはカプセル20によって貯蔵器上に組み付けることが可能である。これは、図2の例ではクリンプ留め可能なカプセルであり、一方、図1、3の例では、特定のスナップ留め手段21を有するスナップ留めリングとなっている。当然のことながら、本発明とは、どのような型の装着用のリングまたはカプセル20を組み合わせてもよい。
【0012】
効果的な形として、貯蔵器の底2は、オーバーインジェクションによって、密閉状態となるように貯蔵器1に取り付ければよい。また、底2およびオーバーインジェクションされる素材3については、貯蔵器1と同じ素材を用いて形成するのが好ましい。当然、装着および密封は、貯蔵器1の内部圧力に耐える強さを有するものでなければならない。
図4〜7は、別の異なる実施の形態を図示している。径方向リブ6、7の上にオーバーインジェクトされ、貯蔵器1および底2のそれぞれと一体化された装着用部分3は、図1と同様、図4にも見られる。図5、6は、2つの別の形を示しているが、それらにおける装着および密封は、接着剤での接合に類似した密な接続によって実現されている。そして、これは、素材3のオーバーインジェクト処理の間に成される。図7に示す装着は特に固いものであり、そこで、貯蔵器1はいくつかのウインドウ5を有し、底2は溝8(または他の類似のもの)を有する。そして、インジェクトされた素材3が前記ウインドウ5および前記溝8を満たすことで、装着および密封が実現される。
【0013】
弁10は弁本体11を有し、本体内では弁ステム12が休止位置(図に示す位置)と散布位置との間を密封様態でスライドする。散布位置では、弁ステムは弁本体の内部に押し込まれており、それによって、製品の放出を可能にする。
本発明では、貯蔵器は高性能の合成素材で作られる。この合成素材は、推進ガスの圧力に耐えるものであり、したがって、使用に適した特性を有している。具体的には、水および気体(特に酸素)に対する透過性が低く、高い耐衝撃性を有し、引張弾性率および曲げ弾性率も高い、という点が好ましい。これらの特性によって、本素材は特に堅いものとなっている。こうした素材の堅さ特性のおかげで、貯蔵器の製造において金属の使用を避けることが可能となる。さらに、金属貯蔵器の場合には、貯蔵器に格納された製品と貯蔵器の金属面とのあらゆる相互作用を防ぐために、合成素材のコーティングで当該貯蔵器を覆うのが一般的であるが、このコーティングについても、もはや設ける必要がない。また、効果的な構成として、この素材は線膨張係数も低く、それによって、加圧された貯蔵器と共に使用できる可能性が高まる。効果的な構成として、本合成素材の酸素透過率は、1バールの圧力、25μmの壁厚、23℃の温度、そして、0%の相対湿度の場合で、10cm/m/日よりも低い値になっている。さらに、この透過率は、1cm/m/日より低い値にまでするのが好ましい。また、本合成素材の水透過率は、1バールの圧力、25μmの肉厚、38℃の温度、そして、90%の相対湿度の場合で、10g/m/日まで低くするのが効果的であり、1g/m/日よりも低くするのが好ましい。表1が示すところでは、LCP(液晶ポリマー)が優れた透過特性を有している。
【0014】

・表1

【0015】
本合成素材の引張弾性率および曲げ弾性率については、5,000MPaよりも大きいのが効果的であり、10,000MPaを上回るのが好ましい。
表2には性能の良い合成素材をいくつか示し、その特性をアルミニウムと比較している。

・表2

【0016】
表2が明らかに示すように、本発明の実現には、異なる複数の合成素材が使用できる。ただし、LCP(液晶ポリマー)が最高の特性を有しているように見える。実際、LCPは、求められる特性(透過性、堅さ、耐衝撃性)の全てについて、最適な形で条件を満たしている。さらに、この表に示した他の素材の大部分に勝る大きな効果を有する。すなわち、他の素材が150℃を超える成形温度を必要とするのに対し、LCPの成形処理にあたっての成形温度は100℃を下回るのが一般的である。これにより、最小限のコストで貯蔵器製造を実施することが可能となり、非常な高温で動作する種類の型を使用する必要もなくなる(こうした型は複雑で製造コストも使用コストも高くつく)。
【0017】
ただし、表2の他の合成素材についても、流体製品および/または推進ガスとの関連で求められる条件に応じて、単独で、または混合物として使用することもできるだろう。PEN(ポリエチレンナフタレート)も考慮されるかもしれない。
しかし、これらの素材の特性は、水や酸素に対する透過性に関してLCPに劣っている。よって、LCPこそが本発明の実現に好適な素材である。
【0018】
留意する必要があるのは、流体製品用散布装置の貯蔵器または缶の製造に通常使用される合成素材が、エアゾール装置の貯蔵器の製造には適していない、という点であり、適さない理由は圧力である。そうして、例えば、ポリオレフィン、ポリプロピレン、いくつかのポリエステル、ポリアセタール、ポリスチレン、または、いくつかのポリアミドについては、圧力への耐性に関する問題がある、および/または、物理的特性が不充分、および/または、透過性が許容できない。したがって、これらの素材は、推進ガスを格納した流体製品用散布装置の貯蔵器の内部で用いるのに適していない。これらの素材のいくつかは、さらに、溶液および/または推進ガスとの間で不都合な化学反応を生じるため、製薬製品の散布に適さない。
【0019】
効果的な構成として、貯蔵器1と弁本体11とは、図に示すように、単一のワンピース部品として作られている。好ましい構成として、この組立部品は、上で述べたような高性能合成素材から、成形処理によって作られる。言うまでもなく、こうしたことは、金属(特にアルミニウム)で作られた貯蔵器の場合には実現できない。高性能の合成素材を用いれば、それによって、弁本体および貯蔵器を単一部分として作ることだけでなく、貯蔵器を所望の形状とすることも可能となる。合成素材の成形処理では何の問題も生じない。弁本体およびワンピースの貯蔵器に関する、この特に効果的な実施の形態は全体で、本発明が目指す目的の達成に関与している。その目的とは、装置の組立ならびに製造を単純化して、その製造コストを下げることである。
【0020】
本発明の装置の具体的用途は製薬製品の散布に関する。また、このレベルで、合成素材は、貯蔵器に格納された薬と合成素材との間の相互作用に関して、満足のできる特性を有していなければならない。この特性に関しても、やはりLCPは最適の特性を有し、本発明の範囲内での使用に特に適している。好ましい推進ガスは、HFA−134aまたはHFA−227の型の気体で、アルコールはあってもなくてもよい。これらは環境に害を与えない。しかし、これらの推進ガスを用いると、従来の推進ガス(CFCガス)(現在は環境保護に関する理由で禁止されているもの)に比較して、貯蔵器内の圧力が高くなる。CFCガスと共に用いれば満足できるものだったであろう合成素材であっても、もはや、HFAガス(特にHFA−134a)と共に使用することはできない。本発明はこの問題に対して(特に使用される素材がLCPである場合)解決策を提供する。
【0021】
以上、本発明について、特定の例を挙げて説明した。しかし当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱しない形でいかなる変更も可能であることは、理解されるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の特定の実施の形態による散布装置を示す概略断面図である。
【図2】本発明による散布装置の上側部分に関する別の実施の形態のうち1つを示す部分図である。
【図3】本発明による散布装置の上側部分に関する別の実施の形態のうち別の1つを示す部分図である。
【図4】本発明による散布装置の下側部分に関する4つの別の実施の形態のうち1つを示す部分図である。
【図5】本発明による散布装置の下側部分に関する4つの別の実施の形態のうち1つを示す部分図である。
【図6】本発明による散布装置の下側部分に関する4つの別の実施の形態のうち1つを示す部分図である。
【図7】本発明による散布装置の下側部分に関する4つの別の実施の形態のうち1つを示す部分図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体製品の散布装置であって、流体製品および推進ガスが格納された貯蔵器(1)と、弁本体(11)および弁ステム(12)を有する弁(10)であって、前記弁ステムが前記弁本体(11)内で休止位置と散布位置との間をスライド移動する、という前記弁(10)とを有し、
特徴となるのは、前記貯蔵器(1)が堅く、推進ガスの圧力に耐える高性能な合成素材から作られており、前記素材の水および気体に対する透過性が低いことである、
という前記装置。
【請求項2】
貯蔵器(1)は成形処理によって作られること、
を特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記貯蔵器(1)は、前記弁本体(11)と共にワンピースの部分から作られること、
を特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
貯蔵器(1)は、オーバーインジェクションによって、密封状態で貯蔵器(1)に取り付けられた底部分(2)を有すること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
【請求項5】
前記合成素材は、高い引張弾性率並びに曲げ弾性率および/または高い耐衝撃性を有すること、
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装置。
【請求項6】
合成素材の線膨張係数は小さいこと、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
前記合成素材の成形における型の温度は100℃を下回ること、
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の装置。
【請求項8】
前記合成素材については、厚み25μm、1バールの圧力で、酸素透過率は10cm/m/日より低く、好ましくは1cm/m/日より低く、水透過率は10g/m/日より低く、好ましくは1g/m/日より低いこと、
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
【請求項9】
前記合成素材の引張および曲げ弾性率は5,000MPaよりも大きく、好ましくは10,000MPaよりも大きいこと、
を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の装置。
【請求項10】
前記合成素材はLCP(液晶ポリマー)で成ること、
を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の装置。
【請求項11】
前記合成素材は以下に示す要素のうちの1つまたは複数を含み、それら要素とは:PEN(ポリエチレンナフタレート)、POM(ポリオキシメチレン)、PSU(ポリサルホン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEK(ポリエーテルケトン)、PAEK(ポリアリルエーテルケトン)、PPE(ポリフェニルエーテル)、PEI(ポリエーテルイミド)、PA4,6(ポリアミド 4,6)、PA FV(ガラス繊維を伴うポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)であること、
を特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の装置。
【請求項12】
前記流体製品は製薬製品であること、
を特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の装置。
【請求項13】
前記推進ガスは、アルコールを伴う状態または伴わない状態での、HFA−134aまたはHFA−227のガスで成ること、
を特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体製品の散布装置であって、流体製品および推進ガスが格納された貯蔵器(1)と、弁本体(11)および弁ステム(12)を有する弁(10)であって、前記弁ステムが前記弁本体(11)内で休止位置と散布位置との間をスライド移動する、という前記弁(10)とを有し、
特徴となるのは、前記貯蔵器(1)が前記弁本体(11)と共にワンピースの部分から作られており、前記貯蔵器(1)および弁本体(11)が堅く、推進ガスの圧力に耐える高性能な合成素材から作られており、前記素材の水および気体に対する透過性が低いことである、
という前記装置。
【請求項2】
貯蔵器(1)は成形処理によって作られること、
を特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
貯蔵器(1)は、オーバーインジェクションによって、密封状態で貯蔵器(1)に取り付けられた底部分(2)を有すること、
を特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記合成素材は、高い引張弾性率並びに曲げ弾性率および/または高い耐衝撃性を有すること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
【請求項5】
合成素材の線膨張係数は小さいこと、
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装置。
【請求項6】
前記合成素材の成形における型の温度は100℃を下回ること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
前記合成素材については、厚み25μm、1バールの圧力で、酸素透過率は10cm/m/日より低く、好ましくは1cm/m/日より低く、水透過率は10g/m/日より低く、好ましくは1g/m/日より低いこと、
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の装置。
【請求項8】
前記合成素材の引張および曲げ弾性率は5,000MPaよりも大きく、好ましくは10,000MPaよりも大きいこと、
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
【請求項9】
前記合成素材はLCP(液晶ポリマー)で成ること、
を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の装置。
【請求項10】
前記合成素材は以下に示す要素のうちの1つまたは複数を含み、それら要素とは:PEN(ポリエチレンナフタレート)、POM(ポリオキシメチレン)、PSU(ポリサルホン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEK(ポリエーテルケトン)、PAEK(ポリアリルエーテルケトン)、PPE(ポリフェニルエーテル)、PEI(ポリエーテルイミド)、PA4,6(ポリアミド 4,6)、PA FV(ガラス繊維を伴うポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)であること、
を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の装置。
【請求項11】
前記流体製品は製薬製品であること、
を特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の装置。
【請求項12】
前記推進ガスは、アルコールを伴う状態または伴わない状態での、HFA−134aまたはHFA−227のガスで成ること、
を特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2006−520304(P2006−520304A)
【公表日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−505713(P2006−505713)
【出願日】平成16年3月11日(2004.3.11)
【国際出願番号】PCT/FR2004/000582
【国際公開番号】WO2004/083045
【国際公開日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(502343252)バルワー エス.アー.エス. (144)
【Fターム(参考)】