説明

浄水供給装置

【課題】RO水供給管路内の滞留水が販売口のベンドステージに排水されることをなくした浄水供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】廃水を収容する廃水タンク50に連通している排水受部49と、吐水ノズル38を排水受部49の真上の位置とベンドステージ9に載置されているボトルBの真上の位置とに移動させるノズル移動装置39を備え、吐水ノズル38を排水受部49の真上の位置に待機させ、貯留水槽28に貯留しているRO水をボトルBに供給する都度、RO水供給管路31内の滞留水を吐水ノズル38から排水受部49に排水し、その後にノズル移動装置39を駆動して吐水ノズル38をベンドステージ9に載置されているボトルBの真上の位置に移動させてから貯留水槽28に貯留しているRO水を供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、逆浸透膜で水道水から浄水を精製し、当該精製した浄水を容器に供給する浄水供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
RO水(浄水)を吐水ノズルからボトル(容器)に供給して販売するRO水自動販売機では、利用者が販売口のベンドステージ(容器載置台)にボトルを載置し、カードまたは貨幣を投入してRO水吐水釦を押圧すると、ROフィルタ(逆浸透膜)に浸透させて不純物を取り除いたRO水が吐水ノズルからボトルに注がれて利用者に供される。
このようにしてボトルにRO水を供給して販売する際には、販売の都度、RO水供給管路(浄水供給管路)内に残留している古くなったRO水(滞留水)を販売口のベンドステージに排水してRO水供給管路内を新鮮なRO水で満たしてから販売するようにしている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−269632号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、塩素を含まないRO水がベンドステージに排水されると、飛散したRO水がベンドステージのスノコ状板や販売扉にカビを発生させる原因となったり、また、飛散して利用者にかかったり、ベンドステージに誤って置かれたボトルに滞留水が入ったりする虞があった。
本発明は、上記実情に鑑みて、RO水供給管路内の滞留水が販売口のベンドステージに排水されることをなくした浄水供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る浄水供給装置は、浄水精製管路の途中に設けた逆浸透膜で水道水から浄水を精製して貯留水槽に貯留し、当該貯留水槽に貯留している浄水を浄水供給管路に連通する吐水ノズルから容器に供給する浄水供給装置において、
前記容器を載置するための容器載置台と、廃水を収容する廃水タンクに連通している排水受部と、前記吐水ノズルを前記排水受部真上と前記容器載置台に載置されている前記容器の注入口真上とに移動させるノズル移動手段と、前記浄水供給装置を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、当該吐水ノズルを前記排水受部真上に待機させ、前記貯留水槽に貯留している浄水を前記容器に供給する都度、先ず、前記浄水供給管路内の滞留水を前記吐水ノズルから前記排水受部に排水し、その後に、前記ノズル移動手段を駆動して前記吐水ノズルを前記容器載置台に載置されている前記容器の注入口真上に移動させてから前記貯留水槽に貯留している浄水を前記容器に供給するように制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る浄水供給装置は、浄水精製管路の途中に設けた逆浸透膜で水道水から浄水を精製して貯留水槽に貯留し、当該貯留水槽に貯留している浄水を浄水供給管路に連通する吐水ノズルから容器に供給する浄水供給装置において、
前記容器を載置するための容器載置台と、廃水を収容する廃水タンクに連通している排水受部と、前記吐水ノズルの上流に設けた供給弁と、前記浄水供給管路内の滞留水を前記排水受部に排水する排水ノズルと、前記排水ノズルの上流に設けた排水弁と、前記浄水供給装置を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記貯留水槽に貯留している浄水を前記容器に供給する都度、先ず、前記排水弁を開いて前記浄水供給管路内の滞留水を前記排水ノズルから前記排水受部に排水し、その後に、前記供給弁を開いて前記吐水ノズルから前記貯留水槽に貯留している浄水を前記容器に供給するように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
請求項1の発明によれば、容器を載置するための容器載置台と、廃水を収容する廃水タンクに連通している排水受部と、吐水ノズルを排水受部真上と容器載置台に載置されている容器の注入口真上とに移動させるノズル移動手段と、浄水供給装置を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、吐水ノズルを排水受部真上に待機させ、貯留水槽に貯留している浄水を容器に供給する都度、先ず、浄水供給管路内の滞留水を吐水ノズルから排水受部に排水し、その後に、ノズル移動手段を駆動して吐水ノズルを容器載置台に載置されている容器の注入口真上に移動させてから貯留水槽に貯留している浄水を容器に供給する制御をするようにしたので、浄水供給管路内の滞留水が販売口の容器載置台に排水されることがなくなり、容器載置台に排水されて飛散した浄水が容器載置台のスノコ状板や販売扉にカビを発生させる原因となったり、また、飛散した浄水が利用者にかかったり、誤って容器載置台に置かれた容器に滞留水が入ったりする虞のない浄水供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、容器を載置するための容器載置台と、廃水を収容する廃水タンクに連通している排水受部と、吐水ノズルの上流に設けた供給弁と、浄水供給管路内の滞留水を排水受部に排水する排水ノズルと、排水ノズルの上流に設けた排水弁と、浄水供給装置を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、貯留水槽に貯留している浄水を容器に供給する都度、先ず、排水弁を開いて浄水供給管路内の滞留水を排水ノズルから排水受部に排水し、その後に、供給弁を開いて吐水ノズルから貯留水槽に貯留している浄水を容器に供給する制御をするようにしたので、浄水供給管路内の滞留水が販売口の容器載置台に排水されることがなくなり、容器載置台に排水されて飛散した浄水が容器載置台のスノコ状板や販売扉にカビを発生させる原因となったり、また、飛散した浄水が利用者にかかったり、誤って容器載置台に置かれた容器に滞留水が入ったりする虞のない浄水供給装置を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る浄水供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態に係る浄水供給装置を備えたRO水自動販売機の外観図である。ここで例示するRO水自動販売機1は、利用者がカードまたは貨幣を投入してRO水吐水釦を押圧すると、機内でROフィルタ(逆浸透膜)に浸透させて不純物を取り除いたRO水(浄水)をベンドステージ(容器載置台)に載置したボトル(容器)に吐水ノズルから供給して販売するもので、機器筐体の前面ドア2には、カードを投入するためのカード投入口3、貨幣を投入するための投入口4、投入したカードや貨幣を返却するための返却レバー5、貨幣を返却するための返却口6、RO水をベンドステージ9に載置したボトルに供給するためのRO水吐水釦7、販売口8にはベンドステージ9と販売扉10が設けられている。
図2は本発明の実施の形態1に係る浄水供給装置20の水回路図である。水道に直結した給水管21に弁を開閉して水道水の給水、停止を行う水入口弁22を設け、水入口弁22を開いて加圧ポンプ24を駆動すると、フィルタ23を通過して鉄さび、チリ、ホコリや塩素化合物が除去された水道水がRO水精製管路(浄水精製管路)26の途中に設けたROフィルタ(逆浸透膜)25に送られ、ROフィルタ25に浸透させて不純物が除去されて精製されたRO水が流量センサ27を介して貯留水槽28に送られて貯留される。貯留水槽28には殺菌灯29が設けられ、貯留しているRO水に紫外線を照射して殺菌が行われる。また、貯留センサ30を設け、貯留しているRO水が所定量を下回ると水入口弁22を開いて加圧ポンプ24を駆動してROフィルタ25で精製したRO水を貯留水槽28に供給し、所定の貯留量に達すると水入口弁22を閉じて加圧ポンプ24を停止させる。
【0007】
貯留水槽28に貯留されたRO水は、販売ポンプ32を駆動して販売弁37を開くと、RO水供給管路(浄水供給管路)31内の滞留水が吐水ノズル38から排水された後に貯留水槽28に貯留してあるRO水がフィルタ33を通過して残留物や雑菌が除去されて流量センサ36を介して吐水ノズル38から吐水する。また、所定時間RO水の販売が停止していると、販売ポンプ32を駆動して循環弁34を開くと、貯留水槽28に貯留しているRO水をフィルタ33を通過させて循環管路35から貯留水槽28に循環させる。販売口8内で溢れたRO水などは廃水タンク50へと導かれて収容される。
図3は販売口8のベンドステージ9にボトルBを載置している鳥瞰図を示し、販売口8の開口部は図中右側であり、その内部を表すためにその周囲を二点鎖線としている。販売口8の上面にはノズル移動装置(ノズル移動手段)39が配設され、図4に示す制御部(制御手段)90が駆動モータ40に信号を出力するとノズル移動装置39は吐水ノズル38をベンドステージ9に載置されているボトルBの注入口bbの真上の位置(図中吐水ノズル38で示す位置)と、廃水を収容する廃水タンク50に連通している排水受部49の真上の位置(図中吐水ノズルを38aで示す位置)とに移動させる。ノズル移動装置39が吐水ノズル38をボトルBの注入口bbの真上の位置(図中吐水ノズル38で示す位置)と排水受部49の真上の位置(図中吐水ノズルを38aで示す位置)とに移動させて停止させる位置決め機構の構成は自由であるが、一例として、トルクリミッタおよび突き当て部材による構成、マイクロスイッチによる構成、ステッピングモータによる構成、モータの回転時間制御による構成などが適用できる。
【0008】
図4は浄水供給装置20の制御ブロック図を示し、浄水供給装置20を制御する制御部(制御手段)90と、RO水をベンドステージ9に載置したボトルBに供給するための信号を制御部90に出力するRO水吐水釦7と、RO水精製管路26を通流するRO水の流量を検出して流量信号を制御部90に出力する流量センサ27と、貯留水槽28に貯留しているRO水の貯留量を検出して貯留量信号を制御部90に出力する貯留センサ30と、RO水供給管路31を通流するRO水の流量を検出して流量信号を制御部90に出力する流量センサ36と、加圧ポンプ24を駆動してRO水を精製するときに弁を開いて水道水を給水する水入口弁22と、貯留水槽28に貯留しているRO水に紫外線を照射して殺菌する殺菌灯29と、販売弁37を開いて貯留水槽28に貯留しているRO水を吐水ノズル38から吐水するとき、および循環弁34を開いて貯留水槽28に貯留しているRO水を循環させる販売ポンプ32と、ノズル移動装置39に設けられ、吐水ノズル38をベンドステージ9に載置されているボトルBの注入口bbの真上の位置と、廃水を収容する廃水タンク50に連通している排水受部49の真上の位置とに移動させる駆動モータ40と、が設けられている。
そして、利用者がベンドステージ9にボトルBを載置してカードまたは貨幣を投入してRO水吐水釦7を押圧すると、制御部90はRO水吐水釦7が押圧されて貯留水槽28に貯留しているRO水を吐水ノズル38からボトルBに供給して販売する都度、販売弁37を開いて販売ポンプ32を駆動して排水受部49の真上の位置に待機させている吐水ノズル38からRO水供給管路31内の滞留水を排水し、排水された滞留水は廃水タンク50に収容される。そして、流量センサ36が出力する滞留水の流量信号が所定値に達すると販売ポンプ32を停止して販売弁37を閉じる。尚、流量センサ36が出力する滞留水の流量信号の所定値は予めRO水供給管路31内の滞留水容量から定めてある。
【0009】
このようにしてRO水供給管路31内の滞留水の排水が完了すると、駆動モータ40に信号を出力してノズル移動装置39を駆動して吐水ノズル38をベンドステージ9に載置されているボトルBの注入口bbの真上の位置に移動させてから販売弁37を開いて販売ポンプ32を駆動して貯留水槽28に貯留してあるRO水を吐水ノズル38からボトルBに供給する。流量センサ36が出力するRO水の流量信号が所定値(例えば4リットル)に達すると販売ポンプ32を停止して販売弁37を閉じる。ノズル移動装置39は吐水ノズル38を排水受部49の真上の位置に移動させて停止させる(待機状態)。このようにしてベンドステージ9に載置されているボトルBに所定量(例えば4リットル)のRO水が供給されると供給終了表示(図示せず)が示され、利用者が販売口8の販売扉10を開いてベンドステージ9に載置したボトルBを取り出すとRO水の販売が終了する。
このように、RO水精製管路26の途中に設けたROフィルタ25で水道水からRO水を精製して貯留水槽28に貯留し、貯留水槽28に貯留しているRO水をRO水供給管路31に連通する吐水ノズル38からボトルBに供給する浄水供給装置20において、ボトルBを載置するためのベンドステージ9と、廃水を収容する廃水タンク50に連通している排水受部49と、吐水ノズル38を排水受部49の真上の位置とベンドステージ9に載置されているボトルBの注入口bbの真上の位置とに移動させるノズル移動装置39と、浄水供給装置20を制御する制御部90と、を備え、制御部90は、吐水ノズル38を排水受部49の真上の位置に待機させ、貯留水槽28に貯留しているRO水をボトルBに供給する都度、先ず、RO水供給管路31内の滞留水を吐水ノズル38から排水受部49に排水し、その後に、ノズル移動装置39を駆動して吐水ノズル38をベンドステージ9に載置されているボトルBの注入口bbの真上の位置に移動させてから貯留水槽28に貯留しているRO水をボトルBに供給する制御をするようにしているので、RO水供給管路31内の滞留水が販売口8のベンドステージ9に排水されることがなくなり、ベンドステージ9に排水されて飛散したRO水がベンドステージ9のスノコ状板や販売扉10にカビを発生させる原因となったり、また、飛散したRO水が利用者にかかったり、誤ってベンドステージ9に置かれたボトルBに滞留水が入ったりする虞のない浄水供給装置20を提供することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2に係る浄水供給装置20aについて図5から図8を参照して説明する。なお、実施の形態1と同一構成に関しては同一符号を用いる。実施の形態1では、吐水ノズル38を排水受部49の真上の位置とベンドステージ9に載置されているボトルBの注入口bbの真上の位置とに移動させるノズル移動装置39と、浄水供給装置20を制御する制御部90と、を備え、制御部90は、吐水ノズル38を排水受部49の真上の位置に待機させ、貯留水槽28に貯留しているRO水をボトルBに供給する都度、先ず、RO水供給管路31内の滞留水を吐水ノズル38から排水受部49に排水し、その後に、ノズル移動装置39を駆動して吐水ノズル38をベンドステージ9に載置されているボトルBの注入口bbの真上の位置に移動させてから貯留水槽28に貯留しているRO水をボトルBに供給する制御をするようにしているが、この実施の形態2では、吐水ノズル42の上流に設けた供給弁41と、RO水供給管路31内の滞留水を排水受部49に排水する排水ノズル44と、排水ノズル44の上流に設けた排水弁43と、浄水供給装置20aを制御する制御部91と、を備え、制御部91は、貯留水槽28に貯留しているRO水をボトルBに供給する都度、先ず、排水弁43を開いてRO水供給管路31内の滞留水を排水ノズル44から排水受部49に排水し、その後に、供給弁41を開いて吐水ノズル42から貯留水槽28に貯留しているRO水をボトルBに供給するように制御するようにしている。この実施の形態2においても、RO水供給管路31内の滞留水が販売口8のベンドステージ9に排水されることがなくなり、ベンドステージ9に排水されて飛散したRO水がベンドステージ9のスノコ状板や販売扉10にカビを発生させる原因となったり、また、飛散したRO水が利用者にかかったり、誤ってベンドステージ9に置かれたボトルBに滞留水が入ったりする虞のない浄水供給装置20aを提供することができる。
【0010】
図5は本発明の実施の形態2に係る浄水供給装置20aの水回路図を示し、図6は販売口8のベンドステージ9にボトルBを載置している鳥瞰図を示し、販売口8の開口部は図中右側であり、その内部を表すためにその周囲を二点鎖線とし、図7は浄水供給装置20aの制御ブロック図を示し、図8は浄水供給装置20aの制御タイミングチャートを示す図である。販売口8のベンドステージ9に載置したボトルBの注入口bbの真上の位置にはRO水供給管路31に供給弁41を介して吐水ノズル42を設けている。また、排水受部49の真上の位置にはRO水供給管路31に排水弁43を介して排水ノズル44を設けている。
そして、利用者がベンドステージ9にボトルBを載置してカードまたは貨幣を投入してRO水吐水釦7を押圧すると、制御部91はRO水吐水釦7が押圧されて貯留水槽28に貯留しているRO水を吐水ノズル42からボトルBに供給して販売する都度、図8に示すように、先ず排水弁43を開いて販売ポンプ32を駆動して排水受部49の真上の位置に設けている排水ノズル44からRO水供給管路31内の滞留水を排水し、排水された滞留水は廃水タンク50に収容される。流量センサ36が出力する滞留水の流量信号が所定値に達すると排水弁43を閉じる。このようにしてRO水供給管路31内の滞留水の排水が完了すると、供給弁41を開いて貯留水槽28に貯留してあるRO水を吐水ノズル42から販売口8のベンドステージ9に載置してあるボトルBに供給する。流量センサ36が出力するRO水の流量信号が所定値(例えば4リットル)に達すると販売ポンプ32を停止して供給弁41を閉じる。このようにしてベンドステージ9に載置されているボトルBに所定量(例えば4リットル)のRO水が供給されると供給終了表示(図示せず)が示され、利用者が販売口8の販売扉10を開いてベンドステージ9に載置したボトルBを取り出すとRO水の販売が終了する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施の形態に係る浄水供給装置を備えたRO水自動販売機の外観図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る浄水供給装置の水回路図である。
【図3】図2に示した販売口の鳥瞰図である。
【図4】図2に示した浄水供給装置の制御ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る浄水供給装置の水回路図である。
【図6】図5に示した販売口の鳥瞰図である。
【図7】図5に示した浄水供給装置の制御ブロック図である。
【図8】図5に示した浄水供給装置のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
【0012】
1 RO水自動販売機
7 RO水吐水釦
8 販売口
9 ベンドステージ(容器載置台)
20 浄水供給装置
20a 浄水供給装置
22 水入口弁
24 加圧ポンプ
25 ROフィルタ(逆浸透膜)
26 RO水精製管路(浄水精製管路)
27 流量センサ
28 貯留水槽
29 殺菌灯
30 貯留センサ
31 RO水供給管路(浄水供給管路)
32 販売ポンプ
34 循環弁
36 流量センサ
37 販売弁
38 吐水ノズル
39 ノズル移動装置(ノズル移動手段)
40 駆動モータ
41 供給弁
42 吐水ノズル
43 排水弁
44 排水ノズル
49 排水受部
50 廃水タンク
90 制御部(制御手段)
91 制御部(制御手段)
B ボトル(容器)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
浄水精製管路の途中に設けた逆浸透膜で水道水から浄水を精製して貯留水槽に貯留し、当該貯留水槽に貯留している浄水を浄水供給管路に連通する吐水ノズルから容器に供給する浄水供給装置において、
前記容器を載置するための容器載置台と、廃水を収容する廃水タンクに連通している排水受部と、前記吐水ノズルを前記排水受部真上と前記容器載置台に載置されている前記容器の注入口真上とに移動させるノズル移動手段と、前記浄水供給装置を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、当該吐水ノズルを前記排水受部真上に待機させ、前記貯留水槽に貯留している浄水を前記容器に供給する都度、先ず、前記浄水供給管路内の滞留水を前記吐水ノズルから前記排水受部に排水し、その後に、前記ノズル移動手段を駆動して前記吐水ノズルを前記容器載置台に載置されている前記容器の注入口真上に移動させてから前記貯留水槽に貯留している浄水を前記容器に供給するように制御することを特徴とする浄水供給装置。
【請求項2】
浄水精製管路の途中に設けた逆浸透膜で水道水から浄水を精製して貯留水槽に貯留し、当該貯留水槽に貯留している浄水を浄水供給管路に連通する吐水ノズルから容器に供給する浄水供給装置において、
前記容器を載置するための容器載置台と、廃水を収容する廃水タンクに連通している排水受部と、前記吐水ノズルの上流に設けた供給弁と、前記浄水供給管路内の滞留水を前記排水受部に排水する排水ノズルと、前記排水ノズルの上流に設けた排水弁と、前記浄水供給装置を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記貯留水槽に貯留している浄水を前記容器に供給する都度、先ず、前記排水弁を開いて前記浄水供給管路内の滞留水を前記排水ノズルから前記排水受部に排水し、その後に、前記供給弁を開いて前記吐水ノズルから前記貯留水槽に貯留している浄水を前記容器に供給するように制御することを特徴とする浄水供給装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−282677(P2009−282677A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−133082(P2008−133082)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【出願人】(000237710)富士電機リテイルシステムズ株式会社 (1,851)
【Fターム(参考)】