説明

液体塗布装置

【課題】エネルギー資源の有効活用を図ることができて、従来の装置では困難であった局所的な箇所での有効な塗布も容易に実現することができる液体塗布装置を提供する。
【解決手段】本発明装置1は、液体Fを塗布するシャフト10を移動させる斜面2を有し、この斜面2は、その幅方向Wに間隔を空けて2つの柱部材3が配置されると共に、当該柱部材3の相互間に開口部4が形成され、この開口部4の直下に液体Fを貯留するタンク5を配置すると共に、このタンク5の上方に、2つの柱部材3の間に掛け渡された軸部材6を設け、この軸部材6は、自重によって垂下してタンク5の液体F内に浸漬すると共に、斜面2に沿って移動するシャフト10によって押し退けられてその溝11をなぞり、軸部材6の中心軸O周りを揺動可能な塗布部材7を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を塗布する対象部材を移動させる斜面を有し、この斜面に沿って移動する対象部品の表面に液体を塗布する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の液体塗布装置としては、例えば、丸棒の表面に油を塗布するものがあり、斜面上に配設したシートにポンプを介して油を供給し、この油を含むシート上を転がすことで油の塗布を実現するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】登録実用新案第3000110号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の従来装置は、油をシートに供給するためのポンプが必要となるため、電力に代表されるエネルギー資源を有効に活用しようとする場合、改善の余地がある。
【0004】
加えて、従来の装置では、丸棒が油を含んだシート上を転がることで油の塗布が実現されるため、丸棒の胴周りに形成した溝など、対象部材の表面に凹部があり、この凹部だけに油を塗布する場合、繰り返し使用すると、シートに含ませた油が斜面を汚すなどして、有効に塗布することが困難である。
【0005】
本発明の解決すべき課題は、対象部材の表面に液体を塗布するにあたり、液体を塗布部材に供給するためのポンプが別途必要となることと、丸棒に代表される対象部材の胴周りに形成した凹部だけに液体を塗布することが困難であることにあり、
本発明の目的とするところは、エネルギー資源の有効活用を図ることができて、従来の装置では困難であった局所的な箇所での有効な塗布も容易に実現することができる液体塗布装置を提供することである。
ことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、液体を塗布する対象部材を移動させる斜面を有し、この斜面に沿って移動する対象部材の表面に液体を塗布する装置であって、前記斜面は、その幅方向に間隔を空けて2つの柱部材が配置されると共に、当該柱部材の相互間に開口部が形成され、この開口部の直下に液体を貯留するタンクを配置すると共に、このタンクの上方に、2つの柱部材の間に掛け渡された軸部材を設け、この軸部材は、自重によって垂下してタンクの液体内に浸漬すると共に、斜面に沿って移動する対象部材によって押し退けられて当該対象部材の表面をなぞり、当該軸部材の中心軸周りを揺動可能な塗布部材を備えることを特徴とするものである。
【0007】
本発明に係る塗布部材を、軸部材の中心軸周りに揺動可能とするにあたっては、例えば、当該塗布部材を軸部材と一体に形成すると共に、この軸部材の両端を柱部材に揺動可能に保持する構成や、当該塗布部材を軸部材に揺動可能に保持する構成が挙げられる。なお、本発明において、「揺動」とは、「回転」の意味も含むものとする。
【0008】
更に、本発明に係る塗布部材を合成樹脂に代表される比較的柔軟な材質で構成すれば、当該塗布部材を軸部材に吊下げるだけの構成とすることもできる。また、塗布部材に塗布する液体には、油等の粘性抵抗の低いものが好適であるが、ワセリン等の比較的粘性抵抗の高い半固体状のものを利用してもよい。但し、粘性抵抗の高い半固体状の場合、タンクにヒータを設けることで、この半固体状のものを液化して使用する。
【0009】
また、本発明に係る対象部材として適用可能な対象部材としては、丸棒に代表される転動可能な部材が好適であるが、本発明に係る斜面を摺動することで移動可能であれば、角材等であってもよい。また、本発明に係る斜面に複数のローラを配置して、当該斜面を、所謂、ローラコンベアとして構成してもよい。
【0010】
また、本発明において、前記軸部材は、少なくとも、塗布部材が対象部材の表面をなぞることができるように、柱部材に対して取付けられたものであればよいが、塗布部材が対象部材の表面を傾倒した状態でなぞるように、柱部材に対して位置決めされたものであることが好ましい。
【0011】
また、本発明に係る塗布部材としては、ヘラ状や棒状のものが挙げられ、その数も単数・複数を問わないが、少なくとも、対象部材に凹部が形成され、当該凹部だけに液体を塗布する場合には、塗布部材の先端部が当該凹部をなぞる棒状であることが好ましい。棒状とは、丸棒状、角棒状を問わないが、特には、丸棒状のものが好ましい。
【0012】
更に、本発明に係る塗布部材は、前記軸部材に対して揺動可能に保持することが好ましい。この場合も、塗布部材の形状はヘラ状や棒状のものを問わないが、丸棒状のものが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明である液体塗布装置によれば、自重によって垂下してタンクの液体内に浸漬していた塗布部材は、対象部材が斜面に沿って移動すると、この対象部材によって押し退けられてその表面をなぞることになる。これにより、対象部材の表面には、電力に代表されるエネルギー資源を消費することなく、タンクの液体が自動的に塗布されることになる。
【0014】
しかも、本発明に係る塗布部材は、対象部材が通り過ぎた後に、再び自重によって垂下してタンクの液体内に浸漬する。このため、塗布の終了した塗布部材には、電力に代表されるエネルギー資源を消費するモータ等の駆動源を用いて塗布部材を稼働させることなく、タンクの液体が自動的に供給されることになる。
【0015】
加えて、本発明に係る塗布部材が軸部材の中心軸周りを揺動可能であり、その塗布にあたっては対象部材を、タンクの真上でなぞることから、繰り返し使用しても、余分な液体は斜面の開口部を通してタンクに還流するので、斜面を汚すなどすることがなく、当該塗布部材の形状や大きさを適宜選択することで、従来の装置では困難であった局所的な箇所での有効な塗布も容易に実現することができる。
【0016】
従って、本発明によれば、エネルギー資源の有効活用を図ることができて、従来の装置では困難であった局所的な箇所での有効な塗布も容易に実現可能な液体塗布装置を提供することができる。
【0017】
また、本発明において、前記軸部材を、塗布部材が対象部材の表面を傾倒した状態でなぞるように、柱部材に対して取付ければ、塗布部材によって持ち上げられた液体がその自重によって当該塗布部材の先端部に集まるため、液体が途切れることなく、効率的な塗布が可能となる。
【0018】
また、本発明において、前記塗布部材の先端部が、棒状であれば、対象部材に形成された凹部に液体を塗布するにあたって有効である。特に、塗布部材の先端部が丸棒状のものであれば、角棒状のもののようにエッジが存在しないため、対象部材との干渉が小さく、しかも、効率的な塗布が可能となる。
【0019】
更に、本発明において、前記塗布部材が前記軸部材に対して揺動可能に保持されたものであれば、塗布部材を軸部材に沿って複数配置するだけで、個々の塗布部材がそれぞれ独立して揺動する。このため、対象部材の胴回りに深さの異なる複数の凹部が形成され、そのそれぞれに液体を塗布する場合も、当該凹部それぞれに一度に塗布することができる。即ち、かかる構成によれば、深さの異なる複数の凹部それぞれに液体を塗布するにあたって有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明の好適な形態を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一形態であるオイル塗布装置1を搬出側から示す斜視図である。また、図2〜4はそれぞれ、本装置1を用いてオイルを塗布するにあたっての動きを説明する模式図である。なお、図2〜4には便宜上、後述するガイド8が省略されている。
【0022】
図において、符号10は、オイルに代表される液体Fを塗布する対象部材たる円筒形のシャフトである。このシャフト10は、その表面に胴回りに沿って複数の環状溝11が形成されている。
【0023】
符号2は、シャフト10を転がして移動させるための斜面である。斜面2は、その幅方向Wに間隔を空けて2つの柱部材3が配置されると共に、これら柱部材3の相互間に開口部4が形成されている。斜面の角度は、シャフト10の形状や重量等により適宜変更することができる。
【0024】
符号5は、開口部4の直下に配置され、液体Fを貯留するタンクである。液体Fは、オイル等の粘性抵抗の低いものが好適であるが、ワセリン等の比較的粘性抵抗の高い半固体状のものを利用してもよい。但し、液体Fが粘性抵抗の高い半固体状の場合、タンク5にヒータを設けることで、この半固体状のものを液化して使用する。
【0025】
符号6は、タンク5の上方に、斜面2から間隔を空けて配置され、2つの柱部材3の間に掛け渡された軸部材である。
【0026】
符号7は、軸部材6の中心軸O周りを揺動可能な塗布部材である。この塗布部材7は、丸棒状の塗布部材であって、軸部材6の中心軸Oに沿って溝11の間隔に対応するよう、軸部材6の4箇所に設けられている。
【0027】
具体的には、4つの塗布部材7が、アルミニウム合金等の金属材料を用いて軸部材6と一体に形成されていると共に、この軸部材6の両端6eが柱部材3に揺動可能に保持されている。なお、斜面2には、シャフト10の転がり方向を規制するため、2つのガイド8が形成されている。
【0028】
これにより、塗布部材7は、軸部材6の中心軸O周りを揺動することができ、シャフト10が通過しないときは、図2,4に示すように、自重によって垂下してタンク7の液体F内に浸漬しているが、シャフト10が斜面2に沿って通過すると、図3に示すように、押し退けられることで、タンク内の液体Fを持ち上げ、液体Fが付着した状態でシャフト10の溝11をなぞる。
【0029】
即ち、本発明装置1によれば、図2に示すような初期段階において、自重によって垂下してタンク7の液体F内に浸漬していた塗布部材7は、シャフト10が斜面2に沿って転がると、図3の矢印d1のように、このシャフト1によって押し退けられて液体Fが付着した状態で溝11をなぞることになる。これにより、シャフト10の溝11には、電力に代表されるエネルギー資源を消費するモータ等の駆動源を用いて塗布部材7を稼働させることなく、タンク5の液体Fが自動的に塗布されることになる。
【0030】
しかも、塗布部材7は、シャフト10が通り過ぎた後に、図4の矢印d2のように、再び自重によって垂下してタンク5の液体F内に浸漬する。このため、塗布の終了した塗布部材7には、ポンプ等を用いて電力に代表されるエネルギー資源を消費することなく、タンク5の液体Fが自動的に供給されることになる。
【0031】
加えて、本装置1は、塗布部材7が軸部材6の中心軸O周りを揺動可能であり、その塗布にあたってはシャフト10を、タンク5の真上でなぞることから、繰り返し使用しても、余分な液体は開口部4を通してタンク5に還流するので、斜面2を汚すなどすることがなく、当該塗布部材7の形状や大きさを適宜選択することで、従来の装置では困難であった局所的な箇所での有効な塗布も容易に実現することができる。
【0032】
従って、本装置1によれば、エネルギー資源の有効活用を図ることができて、従来の装置では困難であった局所的な箇所での有効な塗布も容易に実現可能な液体塗布装置を提供することができる。
【0033】
また、本発明によれば、少なくとも、柱部材3に対しての塗布部材7の位置決めは、当該塗布部材7がシャフト10の溝11をなぞることができるように、柱部材3に対して取付けられたものであればよいが、本形態の如く、この軸部材6を、図3に示すように、塗布部材7がシャフト10の溝11を傾倒した状態、即ち、塗布部材7の先端部7aが下を向いた状態でなぞるように、柱部材3に対して位置決めすれば、塗布部材7によって持ち上げられた液体Fが、同図に示すように、その自重によって当該塗布部材7の先端部7eに集まるため、液体Fが途切れることなく、効率的な塗布が可能となる。
【0034】
また、本発明に係る塗布部材7としては、ヘラ状や棒状のものが挙げられ、その数も単数・複数を問わないが、本形態の如く、シャフト10に溝11が形成され、当該溝11だけに液体Fを塗布する場合には、少なくとも、塗布部材7の先端部7aが当該溝11をなぞる棒状であることが好ましい。棒状とは、丸棒状、角棒状を問わないが、本形態の如く、丸棒状のものが好ましい。
【0035】
少なくとも、塗布部材7の先端部7aが棒状であれば、シャフト10に形成された溝11に液体Fを塗布するにあたって有効である。特に、塗布部材7の先端部7aが丸棒状のものであれば、角棒状のもののようにエッジが存在しないため、溝11との干渉が小さく、しかも、効率的な塗布が可能となる。
【0036】
また、塗布部材7を軸部材6の中心軸O周りに揺動可能とするにあたっては、例えば、図5の要部斜視図に示すように、塗布部材7の端部7bに貫通孔Aを形成し、この貫通孔Aに軸部材6を通して当該軸部材7を軸部材6に対して揺動可能に保持してもよい。
【0037】
この場合、塗布部材7を軸部材6に沿って複数配置するだけで、個々の塗布部材7がそれぞれ独立して揺動する。このため、シャフト10の胴回りに深さの異なる複数の溝11が形成され、そのそれぞれに液体Fを塗布する場合も、当該溝11それぞれに一度に塗布することができる。即ち、かかる構成によれば、深さの異なる複数の溝11それぞれに液体Fを塗布するにあたって有効である。なお、この場合も、個々の塗布部材7の形状はヘラ状や棒状のものを問わないが、丸棒状のものが好ましい。
【0038】
ここで、図6,7はそれぞれ、本発明装置1の適用事例を説明する説明図である。
【0039】
符合20は、自動変速機の構成要素であるアウトプットシャフトSが内部嵌合するインナーレースである。インナーレース20に形成された4つの環状溝21にはそれぞれ、図6に示すように、シールリングRが嵌合し、図7に示すように、アウトプットシャフトSの嵌合穴Asにインナーレース20を挿入したとき、このシールリングRがインナーレース20とシャフトSとの間を気密状態に保持する。
【0040】
環状溝21にシールリングRを嵌合させるにあたっては、溝21の深さの影響により、多少ガタつく場合があるが、図7の破線で示すように、シールリングRに遊びが生じると、インナーレース20をアウトプットシャフトS内に組み付ける際に干渉して組み付けがし難い。
【0041】
このため、本発明装置1を用いて環状溝21内にオイルを塗布し、このオイルの表面張力によって環状溝21とシールリングRとの間を密着させることで、インナーレース20とシールリングRとの調芯を図ることで、図7の破線で示すようにアウトプットシャフトSとの組み付け時に偏心する等して引っ掛かることを防止し、シールリングRを取り付けたインナーレース20と、図示せぬアウトプットシャフトSとの組み付け作業を容易なものとする。
【0042】
上述したところは、本発明の好適な形態を例示するものであるが、当業者によれば、特許請求の範囲内において、種々の変更を加えることができる。例えば、塗布部材7が液体Fに浸漬する浸漬領域Lは、塗布を要する環状溝11の全周長さであることが好ましいが、これよりも短くすることも可能である。また、塗布部材7の浸漬領域Lには、液体Fを付着し易いように、その表面を粗くしたり、凹凸を設けてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、シールリングのセンタリングを行うために、環状溝に液体を塗布する場合に用いられるのではなく、対象部材の表面に液体を塗布する目的であれば、様々な分野に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一形態である液体塗布装置を搬出側から示す斜視図である。
【図2】同装置を用いて液体を塗布するにあたって、対象部材を落下させる前の初期段階の状態を示す模式図である。
【図3】同装置を用いて液体を塗布するにあたって、対象部材を落下させて液体を塗布する状態を示す模式図である。
【図4】同装置を用いて液体を塗布するにあたって、対象部材が通過して液体の塗布が完了した状態を示す模式図である。
【図5】本発明に係る塗布部材が軸部材に対して揺動するための他の構成を例示する要部斜視図である。
【図6】本装置の適用事例を説明するにあたって、液体を塗布した対象部材にシールリングを取り付ける方法を説明する説明図である。
【図7】同適用事例を説明するにあたって、対象部材に液体を塗布する目的を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0045】
1 液体塗布装置
2 斜面
3 柱部材
4 斜面開口部
5 液体充填タンク
6 軸部材
7 塗布部材
7a 塗布部材先端部
7b 塗布部材後端部
8 シャフトガイド
10 シャフト(対象部材)
11 環状溝
20 インナーレース
21 環状溝
As 嵌合穴
R シールリング
S アウトプットシャフト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を塗布する対象部材を移動させる斜面を有し、この斜面に沿って移動する対象部材の表面に液体を塗布する装置であって、
前記斜面は、その幅方向に間隔を空けて2つの柱部材が配置されると共に、当該柱部材の相互間に開口部が形成され、
この開口部の直下に液体を貯留するタンクを配置すると共に、このタンクの上方に、2つの柱部材の間に掛け渡された軸部材を設け、
この軸部材は、自重によって垂下してタンクの液体内に浸漬すると共に、斜面に沿って移動する対象部材によって押し退けられて当該対象部材の表面をなぞり、当該軸部材の中心軸周りを揺動可能な塗布部材を備えることを特徴とする液体塗布装置。
【請求項2】
請求項1において、前記軸部材は、塗布部材が対象部材の表面を傾倒した状態でなぞるように、柱部材に対して取付けられたものであることを特徴とする液体塗布装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、前記塗布部材の先端部は、棒状であることを特徴とする液体塗布装置。
【請求項4】
請求項3において、前記塗布部材は、前記軸部材に対して揺動可能に保持されたものであることを特徴とする液体塗布装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−78220(P2009−78220A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−248800(P2007−248800)
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(000231350)ジヤトコ株式会社 (899)
【Fターム(参考)】