説明

温水洗浄便座装置の取付具

【課題】便器の取付孔の長さに関わらず、温水洗浄便座装置の本体が着脱自在に連結されるプレートを便器の後部の据付部の上面にを堅固に固定することができる温水洗浄便座装置の取付具を提供する。
【解決手段】取付具20は、便器10の後部の据付部11を上下方向に貫通する取付孔12に挿入され長手方向に間隔をおいて複数の弾性変形部21a〜21cを有する筒形弾性部材21と、頭部27b及び軸部を有し頭部がプレート31と係合する態様で軸部が上側から下側に向かうように筒形弾性部材内に挿入されたボルト27と、筒形弾性部材の内部に固定され、ボルトの軸部と螺着されるナット23とを備える。ナットは、ボルトの一側方向への回転よりナットが上昇し、この上昇により、複数の弾性変形部が下側のものから順次径方向に拡張するようにし、径方向に拡張された複数の弾性変形部の一つが、取付孔の下側の縁部と係合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温水洗浄便座装置の取付具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、温水洗浄便座装置の取付具としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この取付具は、便器の後部に形成された取付孔に挿入される円筒形弾性変形部材と、円筒形弾性変形部材の外周側に組み付けられた円筒形の補助部材と、円筒形弾性変形部材に挿入されるボルトと、円筒形弾性変形部材に設けられボルトと螺合するナットとを備える。このような構造において、ボルトをナットに締め付けて該ナットを上側に移動させると、円筒形弾性変形部材が径方向に拡張するように弾性変形する。これに伴い、補助部材は、径方向に拡張するように弾性変形して取付孔に押し付けられ、その保持力(摩擦力)にて温水洗浄便座装置の一部品であるベースプレートが便器に固定される。従って、取付孔が長く肉厚な便器であっても、取付具によるベースプレートの固定が可能となっている。
【特許文献1】特開2001−292931号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、特許文献1の取付具では、取付孔の内周側で補助部材を径方向に拡張させて便器に固定する方式であるため、例えば使用者が温水洗浄便座装置の袖部(操作パネル部など)に肘をついて立ち上がるなど温水洗浄便座装置の本体に大きな力が加わると、取付孔に押し付けられる補助部材の摩擦力だけでは不十分で、取付具が抜ける可能性がある。
【0004】
本発明の目的は、便器の取付孔の長さに関わらず、温水洗浄便座装置の本体が着脱自在に連結されるプレートを便器の後部の据付部の上面に堅固に固定することができる温水洗浄便座装置の取付具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、温水洗浄便座装置の本体が着脱自在に連結されるプレートを便器の後部の据付部の上面に固定する取付具であって、前記据付部を上下方向に貫通する取付孔に挿入され、長手方向に間隔をおいて複数の弾性変形部を有する筒形弾性部材と、頭部及び軸部を有し、前記頭部が前記プレートと係合する態様で前記軸部が上側から下側に向かうように前記筒形弾性部材内に挿入されたボルトと、前記筒形弾性部材の内部に固定され、前記ボルトの前記軸部と螺着されるナットとを備え、前記ボルトの一側方向への回転により前記ナットが上昇し、この上昇により、前記複数の弾性変形部が下側のものから順次径方向に拡張するようにし、径方向に拡張された前記複数の弾性変形部の一つが、前記取付孔の下側の縁部と係合することを要旨とする。
【0006】
同構成によれば、前記ボルトの一側方向への回転に伴い、ねじ作用で前記ナットが上昇することで、前記複数の弾性変形部が下側のものから順次径方向に拡張され、径方向に拡張された前記複数の弾性変形部の一つが、前記取付孔の下側の縁部と係合される。従って、前記据付部の上面と前記ボルトの頭部とで挟持された前記プレートは、径方向に拡張された前記複数の弾性変形部の一つが、前記取付孔の下側の縁部と係合されることで、取付具の抜け方向の力に対し堅固に固定される。この際、前記取付孔の長さに応じて径方向に拡張される前記弾性変形部の個数が変更されることで、前記取付孔の長さに関わらず、前記プレートを前記据付部の上面に堅固に固定することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の温水洗浄便座装置の取付具において、前記筒形弾性部材は、最上部の前記弾性変形部の上側に薄肉部を有することを要旨とする。
同構成によれば、取付孔が短く肉薄な便器に前記プレートを固定する場合において、最上部の前記弾性変形部を径方向に拡張させるとき、当該弾性変形部の上側に設けられた薄肉部により筒形弾性部材の弾性変形が促進されるため、前記プレートの固定作業をより円滑に行うことができる。なお、前記薄肉部は、最上部の弾性変形部の上側に設けられているため、それよりも下側の弾性変形部の弾性変形に影響を及ぼすことはない。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の温水洗浄便座装置の取付具において、前記ナットは、前記筒形弾性部材の下端面と当接するフランジを有することを要旨とする。
【0009】
同構成によれば、前記ボルトの一側方向への回転に伴い、前記ナットが上昇する際、前記筒形弾性部材は、その下端面が前記フランジに押圧されることでボルトの軸線に沿って真っ直ぐに押し上げられる。従って、各弾性変形部の弾性変形をより安定した状態で行うことができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の温水洗浄便座装置の取付具において、前記筒形弾性部材は、前記各弾性変形部の上側に連続する直線部を有し、前記直線部の内径は、前記ナットの外径よりも小さく設定されていることを要旨とする。
【0011】
同構成によれば、前記直線部の内径は、前記ナットの外径よりも小さく設定されていることで、該ナットが任意の弾性変形部を完全に弾性変形させて更に上昇する際、前記直線部に干渉されて該ナットの前記筒形弾性部材(直線部)内へののめり込みを抑制することができる。特に、請求項3に記載の構成にこの構成が適用されることで、前記ナットの前記筒形弾性部材(直線部)内へののめり込みをより確実に抑制することができる。
【発明の効果】
【0012】
請求項1乃至4に記載の発明では、便器の取付孔の長さに関わらず、温水洗浄便座装置の本体が着脱自在に連結されるプレートを便器の後部の据付部の上面に堅固に固定することができる温水洗浄便座装置の取付具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示されるように、便器10の後部の据付部11には、該据付部11を上下方向に貫通する取付孔12に挿入された取付具20により、温水洗浄便座装置30の一部品である樹脂製のプレート31が固定されるとともに、該プレート31には温水洗浄便座装置30の本体32が着脱自在に結合されている。すなわち、プレート31と本体32の底部33とは、図示されない機構により凹凸嵌合されており、通常は、これらプレート31と本体32の底部33とはロックされて不離一体化されているものの、このロックが解除された場合は、プレート31と本体32の底部33との相対移動が許容される。このとき、温水洗浄便座装置30の本体32全体を便器10の前方(図1では右方向)に引き出すと、該本体32は便器10から取り外されて、例えば便器10の表面を清掃可能としている。つまり、温水洗浄便座装置30は、いわゆるスライド式で便器10に取り付けられている。
【0014】
図2(a)(b)に示されるように、前記取付具20の外形をなす弾性材(例えばゴムなど)からなる筒形弾性部材21は、長手方向に間隔をおいて下側から順番に複数(3つ)の玉状の弾性変形部21a,21b,21cを形成するとともに、各隣り合う弾性変形部21a,21b,21c間を連結する直線部21d,21eを形成し、更に最下部の弾性変形部21aに連続して下側に直線状に延びる下端部21f及び最上部の弾性変形部21cに連続して上側に直線状に延びる上端部21gをそれぞれ形成する。また、筒形弾性部材21の上下方向に貫通する孔22は、各直線部21d,21eに対応して内径が一定の内周面22a,22bを形成する。
【0015】
なお、前記下端部21fには、ナット23が一体的に装着されるとともに、該ナット23の外向きのフランジ23aには前記下端部21fの下端面が当接され、更に該ナット23の上端面には前記内周面22aに沿って挿入された金属材からなる円筒状のスペーサ24の下端面が当接されている。孔22(内周面22a,22b)の内径がナット23の内径及び外径の中間の値に設定されていることはいうまでもない。また、前記上端部21gには、上側に拡開される態様で多角形状の嵌合孔21hが形成されている。さらに、前記上端部21gは、長手方向中間部において、その内周面が径方向外側に環状に凹設されて、薄肉部21iを形成する。
【0016】
前記嵌合孔21hには、前記プレート31に形成された孔31aに挿通されて該プレート31に対し回転不能に係止された樹脂製のワッシャ25の筒状の嵌合部25aが回転不能に嵌合されるとともに、該嵌合部25aの上側に形成されたフランジ25bには、前記孔31aの周縁部においてプレート31の上面が当接されている。従って、ワッシャ25は、プレート31により下方への移動が規制されている。
【0017】
前記ワッシャ25には、金属製のワッシャ26を介して金属製のボルト27の軸部27aが回転可能に挿通されるとともに、該ボルト27は、軸部27aのねじ部を有する先端部において、前記ナット23に螺合されている。上記軸部27aは、筒形弾性部材21内に遊挿されていることはいうまでもない。なお、ボルト27の頭部27bには、ワッシャ26の上面が当接されている。従って、ボルト27は、ワッシャ26により下方への移動が規制されている。
【0018】
このような構造を有する取付具20は、国内で流通する主要な全ての便器10の取付孔12の内径(例えばφ18〜20mm)に対応してこれに挿入できるように筒形弾性部材21の外形が成形されている。また、上記取付具20は、国内で流通する主要な全ての便器10の取付孔12の長さ(例えば13〜67mm)に対応して、少なくとも最下部の弾性変形部21aが取付孔12の下側に露出するように筒形弾性部材21の長さが設定されている。
【0019】
さて、取付孔12に挿入された筒形弾性部材21に、ボルト27の頭部27bがワッシャ25,26を介してプレート31と係合する態様で該プレート31の上側からボルト27の軸部27aを挿入し、その先端部(ねじ部)を前記ナット23と螺着する。この状態で、前記ボルト27を締め付け側となる一側方向に回転させると、ワッシャ25を介して筒形弾性部材21(ナット23)がプレート31に対し回転不能とされていることで、前記ナット23はねじ作用で上側に移動し、図3に示したように、まず、最下部の弾性変形部21aを径方向に拡張するように弾性変形させる。
【0020】
このとき、前記ナット23の上面は、内周面22aの径方向外側の周縁部に対向する。従って、前記ボルト27を更に一側方向に回転させて前記ナット23を上側に移動させると、該ナット23は、内周面22aにのめり込むことなく次の弾性変形部21bを径方向に拡張するように弾性変形させる。同様に、前記ボルト27を更に一側方向に回転させて前記ナット23を上側に移動させると、該ナット23は、次(最上部)の弾性変形部21cを径方向に拡張するように弾性変形させる。つまり、ナット23は、前記ボルト27の一側方向への回転に伴い上側に移動することで、複数の弾性変形部21a〜21cを下側から上側に向かって順番に径方向に拡張するように弾性変形させる。
【0021】
図4(a)(b)は、取付孔12が長く肉厚な便器10及び取付孔12が短く肉薄な便器10のそれぞれに対してプレート31を固定する場合を示す模式図である。図4(a)に示したように、肉厚な便器10では、プレート31の孔31aを介して取付孔12に挿入された取付具20は、ナット23と螺合するボルト27を一側方向に回転させることで、該ナット23の上側への移動に伴い、取付孔12の下側で、最下部の弾性変形部21aのみが径方向に拡張するように弾性変形される。従って、前記据付部11の上面と前記ボルト27の頭部27bとで挟持された前記プレート31は、取付孔12よりも大径となるように径方向に拡張された最下部の弾性変形部21aが、前記取付孔12の下側の縁部と係合されることで、便器10(据付部11)に固定される。このとき、径方向に拡張された弾性変形部21aが取付孔12の内周面に弾着することはない。
【0022】
一方、図4(b)に示したように、肉薄な便器10では、プレート31の孔31aを介して取付孔12に挿入された取付具20は、ナット23と螺合するボルト27を一側方向に回転させることで、該ナット23の上側への移動に伴い、取付孔12の下側で、下側から上側に向かって順番に全ての弾性変形部21a〜21cが径方向に拡張するように弾性変形される。この際、最上部の弾性変形部21cの弾性変形に合わせて、薄肉部21iにより筒形弾性部材21(上端部21g)の弾性変形が促進される。そして、前記据付部11の上面と前記ボルト27の頭部27bとで挟持された前記プレート31は、取付孔12よりも大径となるように径方向に拡張された最上部の弾性変形部21cが、前記取付孔12の下側の縁部と係合されることで、便器10(据付部11)に固定される。このとき、径方向に拡張された弾性変形部21cが取付孔12の内周面に弾着することはない。
【0023】
そして、温水洗浄便座装置30は、プレート31に対し本体32が結合されることで、便器10に固定される。
なお、これらの中間の厚さの便器10では、前記据付部11の上面と前記ボルト27の頭部27bとで挟持された前記プレート31は、取付孔12よりも大径となるように径方向に拡張された中間部の弾性変形部21bが、前記取付孔12の下側の縁部と係合されることで、便器10(据付部11)に固定されることはいうまでもない。
【0024】
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記ボルト27の一側方向への回転に伴い、ねじ作用で前記ナット23が上昇することで、前記複数の弾性変形部21a〜21cが下側のものから順次径方向に拡張され、径方向に拡張された複数の弾性変形部21a〜21cの一つが、前記取付孔12の下側の縁部と係合される。従って、前記据付部11の上面と前記ボルト27の頭部27bとで挟持された前記プレート31は、径方向に拡張された複数の弾性変形部21a〜21cの一つが、前記取付孔12の下側の縁部と係合されることで、取付具20の抜け方向の力に対し堅固に固定される。そして、温水洗浄便座装置30の本体32に大きな力が加わる場合であっても、取付具20の抜けを防止することができる。
【0025】
また、前記取付孔12の長さに応じて径方向に拡張するように弾性変形される前記弾性変形部21a〜21cの個数が変更されることで、前記取付孔12の長さに関わらず、前記プレート31を前記据付部11の上面に堅固に固定することができる。つまり、プレート31の挟持に係る前記弾性変形部21a〜21cを複数にしたことで、前記取付孔12の長さに対する温水洗浄便座装置30の取り付けの自由度が向上されている。
【0026】
(2)本実施形態では、取付孔12が短く肉薄な便器10にプレート31を固定する場合において、最上部の弾性変形部21cを径方向に拡張するように弾性変形させるとき、当該弾性変形部21cの上側(上端部21g)に設けられた薄肉部21iにより筒形弾性部材21(上端部21g)の弾性変形が促進されるため、プレート31の固定作業をより円滑に行うことができる。なお、前記薄肉部21iは、最上部の弾性変形部21cの上側に設けられているため、それよりも下側の弾性変形部21a,21bの弾性変形に影響を及ぼすことはない。
【0027】
(3)本実施形態では、前記ボルト27の一側方向への回転に伴い、前記ナット23が上側に移動する際、前記筒形弾性部材21は、その下端面が前記フランジ23aに押圧されることでボルト27の軸線に沿って真っ直ぐに押し上げられる。従って、各弾性変形部21a〜21cの弾性変形をより安定した状態で行うことができる。
【0028】
(4)本実施形態では、前記直線部21d,21e(内周面22a,22b)の内径は、前記ナット23の外径よりも小さく設定されていることで、該ナット23が最上部を除く任意の弾性変形部21a,21bを完全に弾性変形させて更にその上側に移動する際、前記直線部21d,21e(内側の肉部)に干渉されて該ナット23の前記筒形弾性部材21(直線部)内へののめり込みを抑制することができる。そして、直上の弾性変形部の弾性変形へと円滑に進むことができる。特に、前記筒形弾性部材21は、その下端面が前記フランジ23aに押圧されることでボルト27の軸線に沿って真っ直ぐに押し上げられることで、前記ナット23の上述したのめり込みをより確実に抑制することができる。薄肉の便器10や中間の便器10に対し、特に奏効することはいうまでもない。
【0029】
(5)本実施形態では、従来例(特許文献1)のように補助部材を設ける必要がないため、部品点数及びコストの低減を図ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
【0030】
・前記実施形態において、筒形弾性部材21の弾性変形部は、複数であればいくつであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明が適用される便器及び温水洗浄便座装置を概略的に示す側面図。
【図2】(a)(b)は、本発明の一実施形態を示す断面図。
【図3】同実施形態の動作を示す断面図。
【図4】(a)(b)は、同実施形態の動作を示す模式図。
【符号の説明】
【0032】
10…便器、11…据付部、12…取付孔、20…取付具、21…筒形弾性部材、21a〜21c…弾性変形部、21d,21e…直線部、21i…薄肉部、22…孔、22a,22b…内周面、23…ナット、23a…フランジ、25…ワッシャ、27…ボルト、27a…軸部、27b…頭部、30…温水洗浄便座装置、31…プレート、32…本体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
温水洗浄便座装置の本体が着脱自在に連結されるプレートを便器の後部の据付部の上面に固定する取付具であって、
前記据付部を上下方向に貫通する取付孔に挿入され、長手方向に間隔をおいて複数の弾性変形部を有する筒形弾性部材と、
頭部及び軸部を有し、前記頭部が前記プレートと係合する態様で前記軸部が上側から下側に向かうように前記筒形弾性部材内に挿入されたボルトと、
前記筒形弾性部材の内部に固定され、前記ボルトの前記軸部と螺着されるナットとを備え、
前記ボルトの一側方向への回転により前記ナットが上昇し、この上昇により、前記複数の弾性変形部が下側のものから順次径方向に拡張するようにし、径方向に拡張された前記複数の弾性変形部の一つが、前記取付孔の下側の縁部と係合する、温水洗浄便座装置の取付具。
【請求項2】
請求項1に記載の温水洗浄便座装置の取付具において、
前記筒形弾性部材は、最上部の前記弾性変形部の上側に薄肉部を有することを特徴とする温水洗浄便座装置の取付具。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の温水洗浄便座装置の取付具において、
前記ナットは、前記筒形弾性部材の下端面と当接するフランジを有することを特徴とする温水洗浄便座装置の取付具。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の温水洗浄便座装置の取付具において、
前記筒形弾性部材は、前記各弾性変形部の上側に連続する直線部を有し、
前記直線部の内径は、前記ナットの外径よりも小さく設定されていることを特徴とする温水洗浄便座装置の取付具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2007−247228(P2007−247228A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−70865(P2006−70865)
【出願日】平成18年3月15日(2006.3.15)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】