説明

滑り軸受上ピボットシャフトガイド付きブロー成形機

【課題】ブロー成形ステーションは、ブロー成形用金型キャリアを閉状態で共にロックするためにロッキング機構を有した金型キャリアを提供する。
【解決手段】このロッキング機構80は、第一ロッキングエレメント82および第一ロッキングエレメント82に対して移動可能な第二ロッキングエレメント84を有している。少なくとも1つの第一軸受装置60が、ブロー成形用金型キャリアが互いに対して移動可能に実装されるように設けられ、及び少なくとも1つの第二軸受装置70が、第一ロッキングエレメント82を第二ロッキングエレメント84に対して移動可能に実装するために設けられ、そしてこれら軸受装置60、70の少なくとも1つが、潤滑剤なしの滑り軸受の形、または互いに対して移動可能な軸受部間で少なくとも一部がプラスチック材料から射出成形される軸受の形で設計されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック材料プリフォームをプラスチック材料容器に成形する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の装置は従来技術で知られている。この場合、例えば、複数のブロー成形ステーションにおいて内部圧力を加えることでプラスチック材料プリフォームをブロー成形してプラスチック材料容器を形成する延伸ブロー成形機が知られている。これらブロー成形ステーションの各々は、通常2つの成形金型キャリア部を有しており、これにブロー成形用金型またはブロー成形用金型部が固定されている。加熱したプラスチック材料プリフォームを、圧縮空気を活用してこれらブロー成形用金型において噴出させ、そして成形してプラスチック材料容器を形成する。
【0003】
生産した容器を除去するため、および新しいプラスチック材料プリフォームを導入するために、2つの成形金型キャリアが開放動作を行う必要がある。この場合、通常、少なくとも1つの成形金型キャリア部が軸の回りを回動するか、あるいは2つの成形金型キャリアが共通軸の回りを回動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】WO2010/020529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、この種のブロー成形機は、このようにして無菌ブロー成形処理を可能とするためにクリーンルームにおいてブロー成形ステーションが搬送される従来技術としても知られている。WO2010/020529A2は、この種のブロー成形機について記載している。WOの主題は、ここでは本出願の全範囲においても主題とされる。
【0006】
さらに、ブロー成形用金型がブロー成形処理中にロックされることが従来技術から知られている。この場合、例えば、ブロー成形用金型キャリア部上で回動可能なロッキングエレメントは、別のブロー成形用金型キャリア部に配置されているロッキングエレメントに係合し、したがって、ブロー成形用金型キャリアに非常に高い圧力または力が作用する膨張処理中に、ブロー成形用金型がしっかりとロッキングされることが知られている。
【0007】
現在数多くの種類の軸受が知られている。このように、例えば、ニードル軸受等の軸受に、潤滑ニップルおよびディストリビュータラインにより循環的に潤滑油を再塗布することが知られている。しかし、これは、グリース損失の可能性およびより高いメンテナンス費につながり、特にこれは、無菌ブロー成形機での使用には適していない。
【0008】
さらに、例えば、乾燥して作用できるセラミックおよびスチール部品が付いたハイブリッド軸受が、従来技術から知られている。しかし、この種の軸受は、低い負荷でしか使用できず、これらは材料が理由で高額となる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
したがって、本発明の目的は、プラスチック材料プリフォームをプラスチック材料容器に成形するこの種のブロー成形機について、可動部、特に回動動作可能な部品の実装を改善することである。これは、本発明の独立請求項1による装置により達成される。有利な実施の形態および更なる開発が、従属項の主題を形成する。
【0010】
プラスチック材料プリフォームをプラスチック容器に成形する本発明に係る装置は、可動キャリアに配置される複数のブロー成形ステーションを有する。この場合、ブロー成形ステーションは、いずれの場合も2つのブロー成形用金型部から形成されるか、あるいは2つのブロー成形用金型部を有し、プラスチックプリフォームが内部で膨張できる穴を内部に形成するブロー成形用金型を有している。さらに、ブロー成形ステーションは、いずれの場合も、プラスチック材料プリフォームを流動性媒体で膨張させるためにプラスチック材料プリフォームに作用する応力装置(特にそのクリーンルーム)を有し、ブロー成形用金型部はいずれの場合もブロー成形用金型キャリア上に配置され、ブロー成形用金型キャリアは、ブロー成形用金型を開閉するために互いに対して移動可能であり、ブロー成形ステーションは、閉状態でブロー成形用金型キャリアを共にロッキングするためにロッキング機構を有し、このロッキング機構は、第一ロッキングエレメントおよび第一ロッキングエレメントに対して動かすことができる第二ロッキングエレメントを有する。
【0011】
本発明によると、少なくとも1つの第一軸受装置が、ブロー成形用金型キャリアを相対的に移動可能となるように実装ができるように設けられ、かつ/あるいは、少なくとも1つの第二軸受装置が、少なくとも1つのロッキングエレメントを移動可能に実装できるように設けられ、またこれら軸受装置の少なくとも1つは、潤滑剤なしの滑り軸受の形、または少なくとも一部が互いに対して移動可能な軸受部間でプラスチック材料から射出成形される軸受の形で設計されている。
【0012】
したがって、本発明により、軸受装置の改善が提案されている。本発明に係る変形例の場合、軸受として、滑り軸受が使用される。これらの滑り軸受は、高い静的負荷容量を有しており、これは、実際のブロー成形処理中、即ち、ブロー成形用金型の閉状態において、これらの軸受に最も大きな負荷が発生するので、対象となるアプリケーションにとって重要である。これらの高い負荷が発生している間は、軸受自体は動かない。
【0013】
滑り軸受使用の別の利点は、比較的構造空間が小さく、また乾燥作業が可能であるということである。さらに、滑り軸受の再利用可能材料の各々がFDA(連邦食品局)による食品規制において認可されることが可能である。さらに、これらの軸受は、装置を非常に満足できるよう方法で洗浄および殺菌できるという利点も有している。
【0014】
有利な実施の形態では、装置は、ブロー成形ステーションが搬送されるクリーンルーム内に有しており、このクリーンルームは、少なくとも1つの壁により周囲から隔離されている。こうすることで、装置全体を上記クリーンルーム内部に位置させることが可能になる。しかし、このクリーンルームがダクトにより各ブロー成形ステーションの搬送路を覆うように、このクリーンルームを設計することが好ましい。
【0015】
可動キャリアは、プリセット回転軸の回りを回転し、また複数の上記ブロー成形ステーションが配置されるブロー成形ホイールであることが有利である。
【0016】
有利な実施の形態の場合、この場合のクリーンルームは、クリ―ンルームを周囲から隔離するための複数の壁を有する。この場合、少なくとも2つの壁が、互いに対して移動可能なように配置されることが有利である。さらに有利な実施の形態の場合、搬送装置または可動キャリア自体により1つ以上の壁を形成することも可能である。この場合、互いに向かってまたは互いに対して移動可能となる壁を互いに密閉するために密封装置を使用することが可能である。この場合、使用する密封装置は、例えば、いわゆるサージ室の形となっている。
【0017】
さらに有利な実施の形態の場合、少なくとも1つのブロー成形用金型キャリアがプリセットピボット軸に対して回動可能であり、第一軸受装置がこの回動動作を支持するために使用される。このピボットシャフトは、例えば、装置の主軸であってもよい。
【0018】
さらに有利な実施の形態の場合、少なくとも1つのロッキングエレメントが、第二ピボット軸に対して回動可能となるように実装され、第二実装装置が、第二ピボット軸に対するこの回動動作を支持するために使用される。このように、ロッキングエレメントを、例えば、ブロー成形用金型キャリア部上で回動可能となるように配置し、この回動動作を支持するために上記軸受装置を使用することが可能である。
【0019】
この場合、滑り軸受は、いずれの場合も洗浄および殺菌を簡潔にするために滑らかな内面を有することが可能である。しかし、少なくとも1つの実装が、少なくとも1つの軸受面に、凹部または一般的に凸凹部分を有することも可能である。この種の凹部または凸凹部は、例えば、溝または開口部の形で設計することができるが、例えば、軸受の内面または外面に設けることができる。この溝のおかげで、例えば、殺菌剤がこの溝を流れることができるので、軸受装置の洗浄および殺菌を簡潔にすることができる。
さらに有利な実施の形態の場合、少なくとも1つの軸受装置は、滑り軸受の材料としてプラスチック材料を有する。少なくとも1つの軸受装置の少なくとも1つの材料を、熱可塑性プラスチック材料、熱硬化性プラスチック材料、金属材料、これらの組み合わせ等を含むプラスチック材料群から選ぶことも可能である。
【0020】
装置の複数の軸受装置、例えば、ブロー成形用金型キャリアの回動動作の実装およびロッキングエレメントの実装の両方を、上記方法で設計することも可能である。
さらに有利な実施の形態の場合、軸受装置用潤滑剤が、少なくとも1つの軸受装置用材料として作用する少なくとも1つのプラスチック材料に含まれている。このようにして、例えば、通常グリースが充填されている穴をプラスチック材料を基にした材料で射出成形する軸受を使用することが可能である。これを、例えば、射出処理により実施することができる。この場合に使用されるプラスチック材料は、熱可塑性プラスチック材料であることが有利である。潤滑剤の重要な部分を、この熱可塑性プラスチック材料中に含めることができる。これにより、熱可塑性プラスチック材料が潤滑剤を時間をかけて継続的に供給するスポンジとして作用することになる。
【0021】
この実施の形態の場合、基本的に、あらゆる所望のころ軸受を使用し、例えば、潤滑剤が浸透した熱可塑性材料を用いた射出成形処理等の方法で射出することが可能である。このアプリケーションの利点は、低コストで、使用する構造空間のサイズが変わらないということである。さらに、上記の「スポンジ」は軸受のロール体をほぼ完全に密封するので、よりよい潤滑が可能である。また、この実施の形態の軸受装置は、特に殺菌または無菌アプリケーションにも適している。
【0022】
さらに有利な実施の形態の場合、少なくとも1つの軸受装置が、ラジアル軸受および/または軸方向軸受として作用する。この場合、軸受が、軸方向および径方向の両方向の力を吸収できることが好ましい。このように、軸受を、例えば、フランジ上ブッシュの形で設計することもできる。
【0023】
さらに有利な実施の形態の場合、滑り軸受は、互いに接着、焼結、噴霧等がされた2つ以上の材料を有することもできる。しかし、滑り軸受または軸受装置が単一の材料で構成されることも可能である。
【0024】
さらに有利な実施の形態の場合、軸受装置は、これを流れる流動性殺菌剤を有することが可能である。このアプリケーションは、特に無菌適用の場合に重要である。この場合、殺菌剤は、例えば、上記溝または凹部をそれぞれ流れることが可能である。
【0025】
更なる効果および実施の形態は、添付図面より明らかである。図面には、以下のものがある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】プラスチック材料容器製造プラントの概略図である。
【図2】ブロー成形ステーション領域のクリーンルームの図である。
【図3】ブロー成形ステーションの斜視図である。
【図4】従来技術による軸受装置を示す。
【図5】本発明に係るブロー成形ステーションを示す。
【図6】(a)〜(d)は、軸受本体の4つの配置を示す。
【図7】本発明に係る軸受装置の更なる配置を示す。
【図8】回動動作を示す図である。
【図9】洗浄設備付きブロー成形ステーションの更なる実施の形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、従来技術によるプラスチック材料容器生産プラントの概略図である。このプラント50は、中でプラスチック材料プリフォーム10が加熱される加熱装置30を有する。この場合、これらのプラスチック材料プリフォーム10は、ここでは循環チェーン等の搬送装置34によりこの加熱装置30を通して搬送され、この場合、複数の加熱素子31により加熱される。この加熱装置30には、プリフォーム10を殺菌室32へ転送する転送ユニット36が取り付けられている。この場合、この殺菌室32は同様に搬送ホイール37を有しており、殺菌素子をこのホイール37上に、さらに固定した状態で配置することができる。この領域では、例えば過酸化水素ガスによる殺菌または電磁放射による殺菌が可能である。特に、この領域では、プリフォームの内部殺菌が実施される。
【0028】
参照符号20は、全体としてクリーンルームを示し、この外部境界をここでは点線Lで示している。さらに好ましい実施の形態では、クリーンルーム20を搬送ホイール2および充填装置40の領域に配置するだけでなく、可能な場合、それはすでに加熱装置30、殺菌室32、プラスチック材料プリフォームの供給、および/またはプラスチック材料プリフォームの生産の領域から始まっている。このクリーンルーム20は、殺菌室32の領域から始まっていることは明らかである。クリーンルーム20内にあまりに大量のガスが流入することなく、損失をなくして、プラスチック材料プリフォームをクリーンルーム20に導入するために、この領域で装置を取り出すことができる。
【0029】
破線Lで示すように、クリーンルームは、プラントの各部品の外形に適合するようになっている。このようにして、クリーンルームの体積を低減することができる。
【0030】
参照符号1は、全体として成形機を示し、その中に、複数のブロー成形ステーションまたは成形ステーション8が搬送ホイール2上に配置されており、この成形ステーション8の1ステーションのみ図示されている。プラスチック材料プリフォーム10を、これら成形ステーション8により膨張させて容器10aを形成する。ここでは詳細に示されていないが、搬送装置2の全体領域がクリーンルーム20内に位置しておらず、クリーンルーム20またはアイソレータは、全体として装置内部の小型アイソレ―タの形で設計されている。このように、クリーンルームを少なくとも成形装置1の領域でダクトの形状に設計することが可能となる。
【0031】
参照符号22は、プリフォームを成形装置1に転送する供給装置に関し、参照符号24は、成形装置1から生産されたプラスチック材料容器20を除去する除去装置に関する。供給装置22および除去装置24の領域において、クリーンルーム20は、それぞれこれら装置22および24を受ける凹部を有していることが分かる。このようにして、プラスチック材料プリフォーム10の成形装置1への転送、またはプラスチック材料プリフォーム10aの成形装置1からの転送を、特に有利な方法で実施することができる。
【0032】
この膨張したプラスチック材料容器は、転送ユニット42により充填装置40に転送され、そして追加搬送ユニット44により、これらは充填装置40から除去される。この場合、充填装置40も、前記クリーンルーム内部に位置している。充填装置の場合、例えば、飲料水タンク付きの充填装置40全体を完全にクリーンルーム6内部(しかもこの場合、容器が実際に導かれるこれらのエリアのみ)に配置しないようにすることも可能である。この点において、充填装置を、プラスチック材料プリフォーム10を成形する装置1と同じように設計することも可能である。
【0033】
上記のように、クリーンルーム20は、装置1の領域において、可能な限り小さいエリアに、つまりブロー成形ステーション8自体に必須のエリアに縮小されている。クリーンルームのこの小型設計の結果、一般的により容易かつ速い方法で、クリーンルームを生産することが可能であり、また作業工程においてシステムを無菌に保つためには価格が低くなければならない。より殺菌レベルが低い空気も必要であり、この結果フィルターユニットはより小さくなり、制御不能な渦を形成する危険性も低くなる。
【0034】
図2は、ブロー成形ステーション8の領域における装置1の詳細図である。この種の複数のブロー成形ステーション8は、X軸の回りを回転するように搬送装置2またはキャリアにより移動される。図2から明らかなように、ブロー成形ステーション8は、ここではダクトの形で設計されているクリーンルーム20内部を案内される。このクリーンルーム20は、可動横壁19およびこの可動横壁19により1つのピースに形成されたカバー17とにより閉じられている。この場合は、この横壁19およびカバー17は、ブロー成形ステーション8と連動して回転する。
【0035】
参照符号18は、クリーンルーム6に境界をつける追加の壁に関する。この壁18は、ここでは、外部に位置し、固定状態で配置される壁である。カバー17および壁18の間には、例えば、上記のようにサージ室の使用により、相互に移動可能な要素17および18をお互いに封じ込む密閉装置25が設けられている。壁18の下部は、固定および密閉した状態で床13上に配置されている。キャリア26は、同様に回転しながら移動でき、ブロー成形ステーション8を保持する保持装置23が設けられており、このキャリア26はクリーンルーム20内部に設けられ、この場合壁19に直接当接している。
【0036】
参照符号11は、クリーンルーム6を通じた経路上のブロー成形ステーションを開閉するために、特にプラスチック材料プリフォームをブロー成形ステーションに導入し、それを再度除去するために、ガイドカム9により作動可能なフォロワ装置に関する。この場合、ガイドカム9はクリーンルーム20内部にも配置されている。しかし、各ブロー成形ステーション8下部の部分11をクリーンルーム20外部に出すことも可能である。
【0037】
搬送装置2は、クリーンルーム20の上方に配置される追加要素をさらに有することができる。
【0038】
この場合、キャリア26は、保持体29上に固定して配置され、この保持体は、次に床13に対して移動可能である。この場合、参照符号27は、互いに対して移動可能な領域13および29もこのエリアで密閉する追加密閉装置に関する。
【0039】
参照符号5は、プラスチック材料プリフォーム10を長手方向に伸ばすためにブロー成形ステーションに対して移動可能な伸縮棒に関する。この場合、反対側で伸縮棒がY方向に移動可能なスライド12は、カバー7上に配置される。参照符号21は、伸縮棒5のこのスライド12用の追加保持手段に関する。
【0040】
伸縮棒の特定の領域は、ブロー成形処理中、クリーンルームの外部にもクリーンルームの内部にもある。この目的のために、折りたたみ式送風機等の保護装置をクリーンルーム20の外部またはスライド12の上方に設けることが可能である。そして、折りたたみ式送風機は、伸縮棒5が直接外部環境と接触しないように伸縮棒5を覆っている。参照文字Uは、クリーンルーム20の(無殺菌)環境を示す。参照符号28は、ブロー成形用金型4の構成部品を同様に形成する土間型を運ぶキャリアを示す。この場合、このキャリアは、同様にY方向に移動可能である。
【0041】
参照符号55は、この場合クリーンルーム20の内部に配置され、各成形ステーションあるいはこれら成形ステーション8の各構成部品の殺菌に利用されるのが好ましい殺菌装置に関する。この殺菌装置55は、この場合、例えば、過酸化水素または別の殺菌剤を用いて成形ステーション8で作用することができる。この場合、殺菌装置55を、固定されるように配置でき、そして成形ステーションが殺菌装置55に対して移動できる。この殺菌装置または応力装置55を、搬送ホイール2上または縦壁18上に位置させることができる、または、概ね固定するように配置でき、ノズル等で構成することができる。さらに、ばっ気システムによりクリーンルーム20を殺菌できるようにクリーンルーム20に殺菌した空気を導入することが有利である。
【0042】
ブロー成形用金型(図示しない)は、ブロー成形用金型キャリア6内部に配置されている。より正確には、この場合、互いに回動可能であり、いずれの場合も1つのブロー成形用金型部を保持する2つのブロー成形用金型キャリア部を設けることができる。プラスチック材料プリフォームの導入、および仕上がったブロー成形済み容器の除去のために、ブロー成形用金型をこの回動処理により開けることができる。この場合、これらのブロー成形用金型キャリアおよびブロー成形用金型は同様にクリーンルーム内部に配置される。
【0043】
しかし、搬送装置2またはキャリアは、部分的にクリーンルームの外壁をも形成するC字形外周を有することが可能であり、好ましい(図2に示す以外)。このようにして、このC字形クリーンルーム壁は、搬送装置2、即ち、ブローホイールと共に回転する。本実施形態では、クリーンルームの下側境界は、床13から距離を置いて配置されており、床に対して移動する。このように、クリーンルームを、図2に示すよりもさらに小さく作製することができる。この場合、ここでクリーンルームの内壁並びに下側および上側カバーのいずれをも形成する搬送装置のC字形外形を、クリーンルームの外壁に対してのみ密閉することが好ましい。この場合、この外壁を固定した状態で配置することが好ましい。
【0044】
図3は、ブロー成形ステーション8の斜視図である。後者は、ブロー成形用金型を開閉するために互いの方向に回動可能である、またはピボット軸Aの回りを互いに対して回動可能である2つのブロー成形用金型キャリア部6aおよび6bを有する。
【0045】
参照符号80は、全体として、プラスチック材料プリフォームの膨張中にブロー成形用金型の半分ずつをロッキングするのに使用されるロッキング機構を示す。この場合、このロッキング機構80は、第一ロッキングエレメント82および第二ロッキングエレメント84を有している。この場合、この第一ロッキングエレメント82は、第一軸受装置(ここで詳細に図示しない)により回動可能になるように第二金型キャリア部66に配置されている。ロッキングの目的で、第一ロッキングエレメント82の適切な突出部が、第二ロッキングエレメント84の凹部に係合している。この場合、第二ロッキングエレメント84は、第一金型キャリア部6a上に回転可能に固定した状態で配置されている。参照符号92は、スイベルレバー94上に配置され、かつ第一ロッキングエレメント82の回動動作を起こすために使用されるカムローラに関する。2つの金型キャリア部6aおよび6bは、幾何学的ピボット軸Aに対して回動可能になるように配置され、その場合、対応する軸受装置もこの目的で設けられる。
【0046】
図4は、従来技術による軸受装置を示す。この場合、ここに主軸104が設けられ、これに潤滑剤ニップル106により潤滑剤を供給できる。この潤滑剤は、ダクト108および複数の補助ダクト112により、それぞれの軸受ポイント110まで通過する。しかし、これらの場合、グリース漏れが起こり、これは特に無菌アプリケーションにおいて望ましくない。
【0047】
図5は、本発明に係るブロー成形ステーションを示す。この場合、2つの金型キャリア6aおよび6bは、再びはっきり見え、また後者に受けられ、かつ協働してブロー成形用金型4を形成するブロー成形用金型部4aおよび4bも同様である。参照符号60は、ブロー成形用金型部6aおよび6bを移動可能に実装するための第一軸受装置を示す。参照符号70は、ロッキングエレメント(図示しない)実装のための第二軸受装置を表す。参照符号72は、より正確かつ詳細に説明されている軸受本体を示す。
【0048】
図6aは、この種の軸受本体72の可能な配置を示す。この配置では、この軸受本体は、軸受本体72の内壁75にいずれも配置される複数の溝74を有する。この軸受本体72の反対側に実装される軸は、軸受本体72の内側に位置する。この場合、溝74は直角に延びている、即ち、ロッキングエレメントの回動が実施される幾何学軸AまたはBそれぞれに沿って延びてもいる。この場合、溝74は丸い凹部の形に設計されている。このようにして、ほこりの蓄積に対処することが可能である。また、このようにして、それぞれ軸AおよびBに沿って殺菌が可能である、即ち、殺菌剤はこの凹部を用いて軸受装置70および軸受要素72それぞれを通過することもできる。
【0049】
図6bは、軸受要素72の更なる配置を示す。これもまた、図6aに示す配置の場合と同様に、軸方向軸受である。この場合も、溝74が再び設けられ、この溝74は、長手方向には伸びず、斜め方向に延びている。このようにしても、殺菌剤の通過が可能である。参照符号78は、軸受要素72の壁を表す。
【0050】
図6cは、軸受要素の更なる配置を示し、この場合、ここで軸受要素72の上面および下面のそれぞれに配置される溝74aおよび74bが設けられている。これらのダクトも洗浄剤の通過を可能とする。
【0051】
図6dは、軸受要素72の更なる図である。この軸受要素の場合も、滑らかな内面75がここでは設けられないが、いずれの場合も内部に向かって放射状に突出する複数の第一突出部66および第二突出部68が設けられる。さらに、殺菌媒体が流通可能なダクト67が、これら各突出部66および88の間に形成される。この場合、突出部66の1列目がここに形成され、そしてこれに反する長手方向および周方向両方のオフセット、そして第二の突出部68の二列目となる。このようにしても、軸受本体72の非常に有利な設計を達成する。
【0052】
図7は、本発明に係る軸受装置の更なる配置を示す。この場合、金型キャリア部6bに対して回動可能なように配置されているピボットシャフト82もここで再び設けられる。この配置により、軸受装置は、例えば、針等のロール体86を有しており、これは、シャフト82に対する金型キャリア部6bの回転実装を起こす。参照符号88は、これらのころ軸受が埋め込まれる射出プラスチック材料を図式的に示す。この場合、このプラスチック材料88は、既に潤滑剤の大部分を含んでいるので、ロール体86の回転実装がこのように滑らかになる。参照符号98は、上記の通り、シャフト96に対して回転する軸受装置の外側リングを示す。
【0053】
このようにして、例えば、プラスチック材料は、潤滑剤を含み、かつ例えば潤滑油または注油不要改良剤を体積2〜40%含む熱可塑性合成樹脂化合物となることが可能である。この場合、この合成樹脂化合物は、難燃剤、静電気防止剤、酸化防止剤、例えば銀イオン等の抗菌剤等の成分をさらに含むことができる。プラスチック材料化合物は、総応力または総体積の5〜25%の潤滑剤を含むことが好ましい。
【0054】
このようにして、潤滑剤またはグリースが含まれる熱可塑性プラスチック材料またはPEを、材料のキャリア物質として使用することが可能である。この場合、キャリア部分が20%〜40%、好ましくは30%であると考えられ、したがって、潤滑剤の部分は60%〜80%、好ましくは70%であると考えられる。したがって、ころ軸受は、隙間が本体、つまりころ軸受自体を潤滑にする材料で充填されるにあたり使用することが好ましい。
【0055】
図8は、金型キャリア部6bの回動動作を示す更なる図である。この場合、射出プラスチック材料88に埋め込まれる複数のロール体が再び見える。このようにして、このような方法で設計された軸受装置は、基本的に全耐用年数を通して自身の軸受特性を得る。
【0056】
図9は、ブロー成形ステーションの更なる実施の形態、この場合特に、シャフト96の洗浄の可能性を示す。この配置を、従来のブロー成形ステーションの場合、即ち、特に請求項1の前文に述べられたブロー成形ステーションの場合(ロッキング機構付きまたはロッキング機構無し)にも利用することができることも特徴である。特に、図9に示す特徴を、従来の軸受装置と組み合わせることもできる。
【0057】
出願人は、この種の配置に対して独立した特許保護を主張する権利を有する。
【0058】
図9に示す実施の形態の場合、1つまたは複数の(液体、および/または気体)洗浄媒体または殺菌媒体が流通できるダクト122、124がシャフト内部に形成されている。参照符号140は、バルブ装置を示し、この場合、少なくとも1つの洗浄剤、好ましくは非常に多数の洗浄剤をシャフトに供給することを可能にする多方向バルブを示す。より正確には、シャフトは、それに対して、供給ライン146により発砲洗浄剤の供給を第一容器145から開始し、供給ライン144により例えば過酢酸または過酸化水素等の殺菌剤の供給を第二容器143から開始し、そして供給ライン142により噴出および乾燥用圧縮空気の供給を第三容器141から開始することができる。したがって、装置は、少なくとも1つの洗浄剤または殺菌剤のシャフト96および/または軸受装置への供給、好ましくは、少なくとも2つの洗浄剤または殺菌剤の供給、特に好ましくは、3つの洗浄剤または殺菌剤の軸受装置への供給を可能にするバルブ装置140を有することが好ましい。軸受材料のダメージが可能な限り少なくなるように、洗浄剤または殺菌剤の選択がなされる。
【0059】
参照符号152は、この場合、逆止弁の形に設計され、物質が容器141、143および/または145に戻ることを防止するさらなる弁体を示す。
【0060】
したがって、それぞれの洗浄剤または殺菌剤を、シャフト96内部に形成された第一ダクト124に供給し、軸受装置60の滑り軸受ブッシュ130にまで遠く運ぶことができる。シャフト96内に形成された第二ダクトは、洗浄媒体または殺菌媒体を戻すために利用される。さらに正確に説明すると、洗浄媒体または殺菌媒体を、除去ライン155により除去して収集容器156に入れることができる。参照符号154は、オプションで設けることができ、かつ洗浄剤、または洗浄剤や殺菌剤の残留物を供給ラインまたは除去ラインそれぞれから除去することを可能にする真空ポンプに関する。同様に、対応する容器へ戻ること、および洗浄剤または殺菌剤の再利用が可能である。
【0061】
さらに、従来技術において本質的に知られている通り、潤滑剤またはグリースを軸受装置60またはシャフトに供給することも可能である。この場合、洗浄剤供給に使用される同じダクトを潤滑剤供給にも使用することが有利である。そして潤滑剤をしばらくの間(特に作業中)供給することができ、洗浄剤をバルブ装置140により軸受装置にしばらくの間(特に洗浄作業中)供給することができる。
【0062】
参照符号132、134は、軸受装置またはシャフト96とクリーンルームとの境界を定める任意の密封装置に関する。したがって、図9に示す好ましい実施の形態では、ブロー成形用金型キャリアの開放機構に関連し、かつ容器の搬送路からこの開放機構を隔離する少なくとも1つの密封装置を設けることが有利である。さらに、有利には図9に示す実施の形態の場合、または、密封装置の別の実施の形態の場合、非殺菌室が、ブロー成形用金型を密閉する部品(特に、応力装置またはブロー成形ノズル、ブロー成形用金型、又はブロー成形用金型ベース等)のうち少なくとも一個の部品に対して設けられ得る。
【0063】
さらに、ブロー成形ノズル、伸縮棒、金型キャリア、ロッキング手段、および/またはベース等の部品の(クリーンルーム外部に配置されている)駆動装置と、各ブロー成形用金型を備えたクリーンルームとの間に密封装置を設けることも考えられる。
【0064】
この場合、この密封装置には多種多様な実施の形態が考えられる。
【0065】
このようにして、この密封装置を折り畳み式ベローの形で設計することができる。この場合、この折り畳み式ベローは、EPDM、テフロン(登録商標)、天然ゴム、エラストマー、ゴム、スチール等の弾塑性材料、絞りベロー、波形ベロー、またはこれらの組み合わせを含有する材料を構成することができる、またはこの材料から生産することができる。
【0066】
さらに、密封装置が2つの隣接するブロー成形ステーションのブロー成形用金型キャリアに触れることが可能である。このようにして、金属の場合、密封装置または折り畳み式ベローそれぞれの一部を、ブロー成形ステーションのブロー成形用金型キャリアの半部分間に配置することが可能である。
【0067】
密封装置は、2つの成形金型キャリア半部分の回転軸を通じて延びることが可能である。この場合、もう一方で回転し合う2つのシャフトをブロー成形用金型キャリア半部分を移動させるのに使用することが可能である。
【0068】
この場合、ブロー成形用金型キャリア部のロッキング機構を、例えば、下方または上方からブロー成形用金型キャリア部に取り付けられるカップ型ロッキング手段の形で設計することもできる。この種の1つのカップ型ロッキング手段を、上方からブロー成形用金型キャリア部に取り付けること、およびこの種の2つ目のカップ型ロッキング手段を下方からブロー成形用金型キャリア部に取り付けることも可能である。この場合、例えば、このカップ型ロッキング手段を、ブロー成形用金型のベース部を保持するキャリアエレメント、またはブロー成形ノズル(または応力装置)を保持するキャリアエレメントとすることができるが、これをベース金型または応力装置それぞれから独立して設計することもできる。
【0069】
ブロー成形用金型キャリアを、滑らかな表面にするために、上等なスチールから、特に好ましい方法で生産するのは有利である。さらに、プラスチック材料センタリング手段を、ブロー成形用金型半部分用に設けることもできる。
【0070】
図9に示すシャフト96用の洗浄を、ブロー成形用金型の連結レバーに対して対応する方法で設けることもできる。上記軸受装置の代わりに、図9に示す実施の形態と同様に、特に、上等なスチールころ軸受、セラミックころ軸受、および/またはプラスチック材料滑り軸受等の軸受装置を使用することも可能である。応力装置、伸縮棒、ブロー成形用金型キャリア、ロッキング手段、および/またはベース部を移動させる駆動装置の一部または全部を、電気および/または磁気駆動装置の形で設計することもできる。これら駆動装置のうち少なくとも1つをクリーンルームの外部に配置することが有利である。上記駆動装置のあらゆる所望の組み合わせをクリーンルームの外部に配置することも可能である。さらに、ロッキング手段の電気的または磁気的に開放することも可能である。
【0071】
しかしながら、図9に示す実施の形態は、クリーンルームなしで無菌応用しない場合にも活用することができる。さらに、図9に示すように、金型キャリアシャフトをクリーンルームの外部ではなく、(少なくとも一部を)クリーンルームの内部に配置することも可能である。対応する軸受装置をクリーンルームの内部に配置することもできる。
【0072】
出願人は、出願書類に開示した全ての特徴が、従来技術と比べて単独か組み合わせることで新規である限り、本発明に対して本質的であることを主張する権利を有する。
【符号の説明】
【0073】
1 成形装置
2 搬送ホイール、搬送装置
3 軸受装置、ブロー成形用金型
4a,4b ブロー成形用金型部
5 伸縮棒
6 クリーンルーム
6a,6b ブロー成形用金型キャリア部
8 ブロー成形ステーション、成形ステーション
9 ガイドカム
10a 容器
10 プラスチック材料プリフォーム
11 フォロア装置、部分
12 スライド
13 床
17 カバー
18 壁
19 横壁
20 クリーンルーム
21 追加保持手段
22 供給装置
23 保持装置
24 除去装置
25 密封装置
26 キャリア
27 追加密封装置
28 キャリア
29 保持体
30 加熱装置
31 加熱素子
32 殺菌装置
34 搬送装置
36 転送ユニット
37 搬送ホイール
40 充填装置
42 転送ユニット
44 搬送ユニット
50 プラント
55 殺菌装置
60 第一軸受装置
66,68 突出部
67 ダクト
70 第二軸受装置
72 軸受本体、軸受要素
74 溝、凹部
74a,74b 溝
75 内面
78 壁
80 ロッキング機構
82 第一ロッキングエレメント
84 第二ロッキングエレメント
86 ロール体
88 突出部、射出プラスチック材料
92 カムローラ
94 ピボットレバー
96 シャフト
98 外側リング
100 装置(従来技術)
104 主軸
106 潤滑剤
108 ダクト
110 軸受ポイント
112 補助ダクト
122,124 シャフト96内のダクト
130 滑り軸受ブッシュ
132,134 密封装置
140 バルブ装置
141,143,145 容器
142,144,146 供給ライン
152 バルブエレメント
154 真空ポンプ
155 除去ライン
156 収集容器
A,B ピボット軸
Lr 長手方向、クリーンルーム
U 非殺菌環境
X 軸
Y 方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可動キャリア(2)上に配置される複数のブロー成形ステーション(8)を用いてプラスチック材料プリフォーム(10)をプラスチック材料容器(10a)に成形する装置であって、
前記ブロー成形ステーション(8)は、いずれの場合も少なくとも2つのブロー成形用金型部を有し、内部で前記プラスチック材料プリフォーム(10)が膨張可能な穴を内部に形成するブロー成形用金型(4)を有しており、前記ブロー成形ステーション(8)は、いずれの場合も、流動性媒体で前記プラスチック材料プリフォーム(10)を膨張させるために前記プラスチック材料プリフォーム(10)に作用する応力装置を有しており、
ブロー成形用金型部(4a、4b)は、いずれの場合も、ブロー成形用金型キャリア(6a、6b)上に配置され、前記ブロー成形用金型キャリア(6a、6b)は、ブロー成形用金型を開閉するために互いに対して移動可能であり、
ブロー成形ステーションは、前記ブロー成形用金型キャリア(6a、6b)を閉状態で共にロックするためにロッキング機構(80)を有し、この前記ロッキング機構(80)は、第一ロッキングエレメント(82)および前記第一ロッキングエレメント(82)に対して移動可能な第二ロッキングエレメント(84)を有しており、
少なくとも1つの第一軸受装置(60)が、ブロー成形用金型キャリアが互いに対して移動可能に実装されるように設けられ、及び/または少なくとも1つの第二軸受装置(70)が、前記第一ロッキングエレメント(82)を前記第二ロッキングエレメント(84)に対して移動可能に実装するために設けられ、そしてこれら軸受装置(60、70)の少なくとも1つが、潤滑剤なしの滑り軸受の形、または互いに対して移動可能な軸受部間で少なくとも一部がプラスチック材料から射出成形される軸受の形で設計されていることを特徴とする、
装置。
【請求項2】
装置(1)は、ブロー成形ステーションが搬送されるクリーンルーム内に有しており、このクリーンルームは、少なくとも1つの壁により周囲から隔離されていることを特徴とする、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
少なくとも1つのブロー成形用金型キャリア(6a、6b)は、第一プリセットピボット軸(A)に対して回動可能となるように配置され、前記第一軸受装置(60)が、この回動動作を支持するために使用されることを特徴とする、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
少なくとも1つのロッキングエレメント(82、84)を、第二ピボット軸(B)に対して回動可能となるように実装され、前記第二実装装置(70)は、前記第二ピボット軸(B)に対するこの回動動作を支持するために使用されることを特徴とする、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
少なくとも1つの実装装置(60、70)は、少なくとも1つの軸受面上に少なくとも1つの凹部(62)を有することを特徴とする
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
少なくとも1つの軸受装置(60,70)は、滑り軸受の材料としてのプラスチック材料を有することを特徴とする、
請求項5に記載の装置。
【請求項7】
少なくともどちらか1つの軸受装置の少なくとも一つの材料が、プラスチック材料の群、特に熱可塑性プラスチック材料または熱硬化性プラスチック材料から選ばれるか、あるいは、金属材料またはそれらの組み合わせ等を含むことを特徴とする、
請求項6に記載の装置。
【請求項8】
軸受装置用潤滑剤が、少なくとも1つの軸受装置用の材料として作用するプラスチック材料に含まれることを特徴とする、
請求項1に記載の装置。
【請求項9】
少なくとも1つの軸受装置は、ラジアル軸受及び/または軸方向軸受として作用することを特徴とする、
請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
少なくとも1つの軸受装置は、自身の流通を可能とする流動性殺菌剤を有することができることを特徴とする、
請求項1に記載の装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2013−1120(P2013−1120A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−133850(P2012−133850)
【出願日】平成24年6月13日(2012.6.13)
【出願人】(508120916)クロネス アーゲー (65)
【Fターム(参考)】