点灯制御システム
【課題】人を避難誘導する点灯制御システムにおいて、的確に人を避難誘導すると共に、省エネ化を図る。
【解決手段】点灯制御システム1は、複数の発光ダイオードユニット2と、明るさセンサ3と、発光ダイオードユニット2を点灯制御する制御装置4と、を備える。制御装置4は、明るさセンサ3の検知信号に応じて送り点灯及び低出力点灯の出力を制御し、誘導路周囲の明るさが暗いときに低出力点灯を行うと共に送り点灯の出力を小さくする。また、制御装置4は、明るいときに低出力点灯を行わなず、送り点灯の出力を大きくする。これにより、人Mを所定の避難方向へ的確に誘導することができると共に、省エネ化が可能となる。
【解決手段】点灯制御システム1は、複数の発光ダイオードユニット2と、明るさセンサ3と、発光ダイオードユニット2を点灯制御する制御装置4と、を備える。制御装置4は、明るさセンサ3の検知信号に応じて送り点灯及び低出力点灯の出力を制御し、誘導路周囲の明るさが暗いときに低出力点灯を行うと共に送り点灯の出力を小さくする。また、制御装置4は、明るいときに低出力点灯を行わなず、送り点灯の出力を大きくする。これにより、人Mを所定の避難方向へ的確に誘導することができると共に、省エネ化が可能となる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の発光ダイオードを時系列に順次点灯させ、点灯順序の方向に人を誘導する点灯制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、特許文献1及び特許文献2に示されるように、複数の発光素子等を点灯させて人を誘導する避難誘導システムが知られている。この種の避難誘導システムを図12に示す。避難誘導システム101は、主制御装置104の制御の下、誘導路等の床面に所定間隔で設置された複数の発光ダイオード102を時系列に順次点灯させて(以下、送り点灯)、擬似的に光が流れるように見せる。これにより、緊急時等に人Mを破線矢印で示すような所定の避難方向へ誘導する。
【特許文献1】特開平3−226900号公報
【特許文献2】特開平6−28583号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の特許文献1及び特許文献2に記載の避難誘導システムでは、発光ダイオードは、一度送り点灯した後、再び送り点灯するまでの間、消灯してしまう。従って、誘導路が真っ暗なときには、避難しようとする人Mは、誘導先にある発光ダイオードが点灯するまで、避難経路を視認することができず、避難誘導システムによって誘導される避難方向を予測することができなかった。
【0004】
この問題を解決するには、避難誘導システムの作動時において誘導路に設置された発光ダイオードが常時ほんのりと点灯すれば、避難しようとする人Mは、避難経路の概要が分かるので、発光ダイオードの送り点灯によって示される避難方向をある程度予測することができる。しかし、昼間等のように、誘導路周囲が明るいときには、避難経路の見通しは良いので、上記のように発光ダイオードをほんのり点灯させる必要はない。また、誘導路周囲が明るいときに発光ダイオードをほんのり点灯させても、人Mはその点灯をほとんど視認することができないので、不要な電力を消費してしまう。特に、地震や火災といった緊急時に作動する避難誘導システムでは、電池駆動や非常電源駆動等が用いられることもあるので、効果的に人を所定の避難方向へ誘導することができるだけでなく、省電力化されることが望ましい。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するものであり、誘導路周辺の明るさに応じて発光ダイオードの点灯を制御して、避難者に対して避難経路の概要を視認させ、的確に避難方向へ誘導すると共に、省エネ化を実現することができる点灯制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、人を避難誘導するための誘導路に配設された複数の発光ダイオードを時系列に順次点灯させる送り点灯及び前記送り点灯よりも暗い明るさで前記発光ダイオードを点灯させる低出力点灯を行う点灯制御システムであって、誘導路周辺の明るさを検知する明るさセンサと、前記明るさセンサの検知信号を受けて前記発光ダイオードを点灯制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記明るさセンサの検知信号に応じて前記送り点灯及び低出力点灯の出力を制御するものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の点灯制御システムにおいて、前記制御装置が、前記送り点灯の出力と前記低出力点灯の出力との比を一定としたまま、前記各出力を増減させるものである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の点灯制御システムにおいて、前記制御装置が、前記明るさセンサによって所定の明るさが検知されたとき、前記送り点灯を行う発光ダイオードの個数を増加させるものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、制御装置が明るさセンサの検知信号に応じて発光ダイオードに対する送り点灯の出力及び低出力点灯の出力を制御して、例えば、誘導路周囲の明るさが暗いときに低出力点灯を行うと共に送り点灯の出力を小さくする。また、制御装置は、明るいときに低出力点灯を行わなず、送り点灯の出力を大きくする。これにより、避難する人を所定の避難方向へ的確に誘導することができると共に、省エネ化が可能となる。
【0010】
請求項2の発明によれば、送り点灯の出力と低出力点灯の出力との比が一定となるので、例えば、明るさセンサから送信された検知信号を基準として、送り点灯の出力を検知信号の出力値の20倍とし、低出力点灯の出力を同じく10倍とするといった出力設定が可能となり、上記の各出力を個別に設定するよりも簡単に出力設定を行うことができる。
【0011】
請求項3の発明によれば、送り点灯をする発光ダイオードの個数が増加するので、避難時の誘導灯としての視認性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の第1の実施形態に係る点灯制御システムについて、図1及び図2を参照して説明する。本実施形態の点灯制御システム1は、複数の発光ダイオードユニット2(2A,2B,・・・)と、誘導路周辺の明るさを検知する明るさセンサ3と、明るさセンサ3の検知信号を受けて発光ダイオードユニット2を点灯制御する制御装置4と、を備える。
【0013】
発光ダイオードユニット2は、発光ダイオード(LED)20が組み込まれており、破線矢印で示すように、避難用の誘導路に沿って、その床面に埋没するように所定間隔で配置され、夫々が信号線5を介して制御装置4に、電線6を介して電源7に接続される。発光ダイオードユニット2の設置個数は誘導路の長さや範囲に応じて適宜に決定される。明るさセンサ3は、誘導路周辺に設置され、信号線8を介して制御装置4に接続される。また、明るさセンサ3及び制御装置4は独自の電源を有する又は外部の電源(図示せず)に接続される。
【0014】
発光ダイオードユニット2は、発光ダイオード20と電気的に接続されたスイッチング素子21を有し、このスイッチング素子21が信号線5を介して制御装置4に接続される。スイッチング素子21は、制御装置4からの信号を受信すると共に、受信信号の情報に基づいて発光ダイオード20に対する給電のオンオフを行う。なお、制御装置4の制御を受けて点灯するのは発光ダイオード20であるが、以下の説明においては、便宜上、発光ダイオードユニット2が点灯するとものとして記載する。
【0015】
点灯制御システム1において、制御装置4は、警報装置等(図示せず)から所定の警報信号等を受信すると、図1の白抜き矢印に示されるように、誘導路に配設された発光ダイオードユニット2を時系列に順次点灯させる。これにより、避難しようとしている人Mに対して、発光ダイオードユニット2の点灯順序に応じた方向に、あたかも光が走行しているように視認させることで、人Mを所定の避難方向へ誘導する。
【0016】
制御装置4は、警報装置等からの警報信号等又は明るさセンサ3からの検知信号を受信する受信部41と、発光ダイオードユニット2へ所定の調光制御信号を出力する出力部42と、発光ダイオードユニット2のアドレス番号や点灯パターン等のデータを記憶する記憶部43と、記憶部43に記憶されたデータを読み込むと共に、出力部42に発光ダイオードユニット2へ調光制御信号を出力させる汎用のマイコン等から成る制御部44と、を備える。
【0017】
発光ダイオード20は、点灯制御システム1の設置環境に応じた適宜の発色光を照射可能な汎用の発光ダイオードが用いられる。スイッチング素子21は、制御装置4からの信号を受信する受信部と、発光ダイオード20へ調光信号(制御装置4からの調光制御信号とは異なる信号)を出力する出力部と、発光ダイオード20の点灯パターン等を記憶する記憶部と、これら各構成部を制御する制御部と、を備える。また、明るさセンサ3は、フォトダイオード等から成る汎用の明るさセンサが用いられる。
【0018】
次に、本実施形態の点灯制御システム1の動作について、上述の図1に加えて図3を参照して説明する。制御装置4の受信部41が、点灯制御システム1に接続された警報装置等(図示せず)からの警報信号等を受信すると、制御部44は、所定の点灯パターンで発光ダイオードユニット2を点灯させるよう、出力部42に調光制御信号を出力させる。各発光ダイオードユニット2には夫々アドレス番号(ここでは、2A,2B,2C・・・,2Fとする)が設定されており、これらのアドレス番号は制御装置4の記憶部43に記憶されている。制御部44は、記憶部43に記憶されたアドレス番号を読み出し、これらのアドレス番号に対応する発光ダイオードユニット2の夫々を所定の点灯パターンで点灯させるように、出力部42に調光制御信号を出力させる。
【0019】
上記の発光ダイオードユニット2の点灯パターンについて、図3を参照して説明する。ここでは、1秒を1周期として5つの発光ダイオードユニット2A〜2Eを0.2秒ごとに送り点灯させるパターンを例とする。制御装置4は、発光ダイオードユニット2Aを、最初の0.2秒間、比較的高い出力で点灯させ(高出力点灯)、次の0.8秒間、高出力点灯より明るさが暗くなるように、低い出力で点灯させ(低出力点灯)、これらの高出力及び低出力による点灯を繰り返し行う。また、制御装置4は、発光ダイオードユニット2B,2C,2D,2Eに対して、発光ダイオードユニット2Aが最初に点灯したときよりも、夫々0.2秒,0.4秒,0.6秒,0.8秒ずつ遅いタイミングで、発光ダイオードユニット2Aと同様の高出力及び低出力による点灯を繰り返し行う。すなわち、制御装置4は、発光ダイオードユニット2A〜2Eを0.2秒ごとに順次、高出力点灯させ(送り点灯)、高出力点灯以外のときに低出力点灯させ、この点灯を1秒毎に繰り返し行う。こうすることで、点灯制御システム1は、低出力点灯により作動時に発光ダイオードユニット2の全てをぼんやり点灯させて、避難しようとする人Mに誘導路の概要を知らせると共に、高出力の送り点灯により、明るい光が走行しているように視認させることで、所定の避難方向へ人Mを誘導することができる。
【0020】
また、制御装置4は、明るさセンサ3の検知信号に応じて上記の送り点灯及び低出力点灯の出力を制御する。この制御動作について、図4乃至図6を参照して説明する。なお、図5及び図6において、避難方向は図中左側から右側へ向かうものとし、送り点灯している発光ダイオードユニットを白抜きで、低出力点灯している発光ダイオードユニット2を点パターン又は黒塗りで示している。また、図5及び図6は、発光ダイオードユニット2(2A,2B・・・,2L)が直線的に配置された構成を示しているが、本実施形態の点灯制御システム1において、発光ダイオードユニット2の配置や構成等はこれらに限られない。
【0021】
明るさセンサ3は、誘導路周囲の明るさが明るいときに高出力の検知信号を、暗いときに低出力の検知信号を制御装置4へ送信する。制御装置4は、明るさセンサ3から受信した検知信号が、所定の基準値よりも高いとき(図4の期間(I))、すなわち誘導路周囲の明るさが明るいときは、例えば、図5(a)〜(c)に示されるように、発光ダイオードユニット2(2A,2B・・・)を時系列に順次、高出力点灯させることにより、送り点灯を行う。また、このとき、制御装置4は、発光ダイオードユニット2の低出力点灯における出力を低くする又は出力を行わない。
【0022】
また、制御装置4は、明るさセンサ3から受信した検知信号が、所定の基準値よりも低いとき(図4の期間(II))、すなわち誘導路周囲の明るさが暗いときは、例えば、図6(a)〜(c)に示されるように、発光ダイオードユニット2(2A,2B・・・)を時系列に順次、高出力点灯させることにより、送り点灯を行う。また、このとき、制御装置4は、発光ダイオードユニット2を低出力点灯させる。なお、上記の基準値は制御装置4の記憶部43に記憶され、ユーザによって設定される。これにより、本実施形態の点灯制御システム1では、誘導路周囲の明るさが所定の基準値よりも明るいときには、低出力点灯における出力が低くなる又は出力が行われないので、不要な電力消費が抑制される。一方、誘導路周囲の明るさが所定の基準値よりも暗いときに、低出力点灯が行われ、避難する人Mに対して、誘導路の概要を知らせて、所定の避難方向を予測できるようにする。
【0023】
上記の送り点灯は、誘導路周囲の明るさが暗いときは、明るいときよりも低い出力で行われることが望ましい。すなわち、本実施形態の点灯制御システム1では、誘導路周囲の明るさが所定の基準値より明るいときには、より明るい光による送り点灯が行われることで、避難する人Mに対して的確に避難方向を視認させる。一方、誘導路周囲の明るさが所定の基準値より暗いときは、避難する人Mに対して誘導路の概要を視認させるのに十分な程度の比較的暗い光による送り点灯が行われ、不要な電力消費が抑制される。このように、制御装置4が明るさセンサ3の検知信号に応じて、発光ダイオードユニット2を送り点灯及び低出力点灯させる出力を制御するので、避難する人Mに対して的確に避難方向を視認させることができると共に、省エネ化が可能となる。
【0024】
また、制御装置4が上記の送り点灯の出力と低出力点灯の出力との比を一定としたまま、上記各出力を増減させるようにしてもよい。例えば、図7に示されるように、送り点灯の出力が30%のときは低出力点灯の出力を15%とし、送り点灯の出力が50%に増加すると低出力点灯の出力を25%とし、送り点灯の出力が更に増加して70%のときは低出力点灯の出力を15%とするように、送り点灯の出力と低出力点灯の出力の比を2:1としたまま上記の各出力を増加させる。このようにすれば、例えば、明るさセンサ3から送信された検知信号を基準として、送り点灯の出力を上記検知信号の出力値の20倍とし、低出力点灯の出力を同じく10倍とするといった出力設定が可能となり、上記各出力を個別に設定するよりも簡単に出力設定を行うことができる。
【0025】
次に、本発明の第2の実施形態に係る点灯制御システムについて、図8乃至図11を参照して説明する。本実施形態の点灯制御システム1は、上記第1の実施形態と同等の構成にあって、制御装置4の制御態様のみが異なる。本実施形態において、制御装置4は、複数の発光ダイオードユニット2のうち、明るさセンサ3によって検知された誘導路周囲の明るさが明るくなるに従って、同時に点灯する発光ダイオードユニット2の個数を増加させる。
【0026】
制御装置4において、誘導路周囲の明るさが所定の明るさよりも暗いと判断されたとき、例えば、図8の期間(I)に示されるように、明るさセンサ3の検知信号の出力値が2V以下であるときは、送り点灯する光の個数を少なくしても、避難する人Mに対して避難方向を十分に視認させることができる。従って、このとき、制御装置4は、図9(a)〜(c)に示されるように、1つの光が避難方向(図中右方向)に走行しているように見せる。次に、図8の期間(II)に示されるように、明るさセンサ3の検知信号の出力値が2Vから4Vの範囲にあるときは、図10(a)〜(c)に示されるように、制御装置4は、2つの光が走行しているように見せる。
【0027】
また、制御装置4において、誘導路周囲の明るさが所定の明るさよりも明るいと判断されたとき、例えば、図8の期間(III)に示されるように、明るさセンサ3の検知信号の出力が4Vから5Vの範囲にあるときは、送り点灯する光の個数が少ないと、避難する人Mに対して避難方向を視認させることができない虞がある。従って、このとき、制御装置4は、同時に点灯する発光ダイオードユニット2の個数を増加させ、例えば、図11(a)〜(c)に示されるように、3つの光が走行しているように見せる。このように、本実施形態の点灯制御システム1は、明るさセンサ3の検知信号に応じて送り点灯する光の個数を増減させることにより、導路周囲の明るさが暗いときは、同時に点灯する発光ダイオードユニット2の個数を減らして省エネ化を可能とし、また、誘導路周囲の明るさが明るいときは、同時に点灯する発光ダイオードユニット2の個数を増やして避難する人Mに対して的確に避難方向を視認させることができる。
【0028】
なお、本発明は、種々の変形が可能であり、明るさセンサの検知信号に基づいて所定の出力で発光ダイオードを点灯させて、効果的かつ効率的に人を所定の避難方向へ誘導するものであれば、上記の構成に限られない。また、本発明の点灯制御システムは、緊急時の避難誘導灯として適用されるだけでなく、例えば、屋内駐車場の車両誘導灯として適用されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る点灯制御システムの構成を示す斜視図。
【図2】同システムのブロック構成図。
【図3】同システムにおける発光ダイオードユニットの点灯パターンを説明する図。
【図4】同システムにおける誘導路周囲の明るさを検知した明るさセンサから送信される検知信号の出力値の変移の例を示す図。
【図5】(a)乃至(c)は同システムにおける誘導路周囲の明るさが基準値よりも明るいときの動作を説明する図。
【図6】(a)乃至(c)は同システムにおける誘導路周囲の明るさが基準値よりも暗いときの動作を説明する図。
【図7】同システムにおける送り点灯の出力と低出力点灯の出力との比を示す図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る点灯制御システムにおける誘導路周囲の明るさを検知した明るさセンサから送信される検知信号の出力値の変移の例を示す図。
【図9】(a)乃至(c)は同システムにおける明るさセンサの検知信号の出力値が2V以下であるときの動作説明図。
【図10】(a)乃至(c)は同システムにおける明るさセンサの検知信号の出力値が2V以上、4V以下下であるときの動作説明図。
【図11】(a)乃至(c)は同システムにおける明るさセンサの検知信号の出力値が4V以上であるときの動作説明図。
【図12】従来の避難誘導システムの構成を示す斜視図。
【符号の説明】
【0030】
1 点灯制御システム
2 発光ダイオードユニット
20 発光ダイオード
3 明るさセンサ
4 制御装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の発光ダイオードを時系列に順次点灯させ、点灯順序の方向に人を誘導する点灯制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、特許文献1及び特許文献2に示されるように、複数の発光素子等を点灯させて人を誘導する避難誘導システムが知られている。この種の避難誘導システムを図12に示す。避難誘導システム101は、主制御装置104の制御の下、誘導路等の床面に所定間隔で設置された複数の発光ダイオード102を時系列に順次点灯させて(以下、送り点灯)、擬似的に光が流れるように見せる。これにより、緊急時等に人Mを破線矢印で示すような所定の避難方向へ誘導する。
【特許文献1】特開平3−226900号公報
【特許文献2】特開平6−28583号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の特許文献1及び特許文献2に記載の避難誘導システムでは、発光ダイオードは、一度送り点灯した後、再び送り点灯するまでの間、消灯してしまう。従って、誘導路が真っ暗なときには、避難しようとする人Mは、誘導先にある発光ダイオードが点灯するまで、避難経路を視認することができず、避難誘導システムによって誘導される避難方向を予測することができなかった。
【0004】
この問題を解決するには、避難誘導システムの作動時において誘導路に設置された発光ダイオードが常時ほんのりと点灯すれば、避難しようとする人Mは、避難経路の概要が分かるので、発光ダイオードの送り点灯によって示される避難方向をある程度予測することができる。しかし、昼間等のように、誘導路周囲が明るいときには、避難経路の見通しは良いので、上記のように発光ダイオードをほんのり点灯させる必要はない。また、誘導路周囲が明るいときに発光ダイオードをほんのり点灯させても、人Mはその点灯をほとんど視認することができないので、不要な電力を消費してしまう。特に、地震や火災といった緊急時に作動する避難誘導システムでは、電池駆動や非常電源駆動等が用いられることもあるので、効果的に人を所定の避難方向へ誘導することができるだけでなく、省電力化されることが望ましい。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するものであり、誘導路周辺の明るさに応じて発光ダイオードの点灯を制御して、避難者に対して避難経路の概要を視認させ、的確に避難方向へ誘導すると共に、省エネ化を実現することができる点灯制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、人を避難誘導するための誘導路に配設された複数の発光ダイオードを時系列に順次点灯させる送り点灯及び前記送り点灯よりも暗い明るさで前記発光ダイオードを点灯させる低出力点灯を行う点灯制御システムであって、誘導路周辺の明るさを検知する明るさセンサと、前記明るさセンサの検知信号を受けて前記発光ダイオードを点灯制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記明るさセンサの検知信号に応じて前記送り点灯及び低出力点灯の出力を制御するものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の点灯制御システムにおいて、前記制御装置が、前記送り点灯の出力と前記低出力点灯の出力との比を一定としたまま、前記各出力を増減させるものである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の点灯制御システムにおいて、前記制御装置が、前記明るさセンサによって所定の明るさが検知されたとき、前記送り点灯を行う発光ダイオードの個数を増加させるものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、制御装置が明るさセンサの検知信号に応じて発光ダイオードに対する送り点灯の出力及び低出力点灯の出力を制御して、例えば、誘導路周囲の明るさが暗いときに低出力点灯を行うと共に送り点灯の出力を小さくする。また、制御装置は、明るいときに低出力点灯を行わなず、送り点灯の出力を大きくする。これにより、避難する人を所定の避難方向へ的確に誘導することができると共に、省エネ化が可能となる。
【0010】
請求項2の発明によれば、送り点灯の出力と低出力点灯の出力との比が一定となるので、例えば、明るさセンサから送信された検知信号を基準として、送り点灯の出力を検知信号の出力値の20倍とし、低出力点灯の出力を同じく10倍とするといった出力設定が可能となり、上記の各出力を個別に設定するよりも簡単に出力設定を行うことができる。
【0011】
請求項3の発明によれば、送り点灯をする発光ダイオードの個数が増加するので、避難時の誘導灯としての視認性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の第1の実施形態に係る点灯制御システムについて、図1及び図2を参照して説明する。本実施形態の点灯制御システム1は、複数の発光ダイオードユニット2(2A,2B,・・・)と、誘導路周辺の明るさを検知する明るさセンサ3と、明るさセンサ3の検知信号を受けて発光ダイオードユニット2を点灯制御する制御装置4と、を備える。
【0013】
発光ダイオードユニット2は、発光ダイオード(LED)20が組み込まれており、破線矢印で示すように、避難用の誘導路に沿って、その床面に埋没するように所定間隔で配置され、夫々が信号線5を介して制御装置4に、電線6を介して電源7に接続される。発光ダイオードユニット2の設置個数は誘導路の長さや範囲に応じて適宜に決定される。明るさセンサ3は、誘導路周辺に設置され、信号線8を介して制御装置4に接続される。また、明るさセンサ3及び制御装置4は独自の電源を有する又は外部の電源(図示せず)に接続される。
【0014】
発光ダイオードユニット2は、発光ダイオード20と電気的に接続されたスイッチング素子21を有し、このスイッチング素子21が信号線5を介して制御装置4に接続される。スイッチング素子21は、制御装置4からの信号を受信すると共に、受信信号の情報に基づいて発光ダイオード20に対する給電のオンオフを行う。なお、制御装置4の制御を受けて点灯するのは発光ダイオード20であるが、以下の説明においては、便宜上、発光ダイオードユニット2が点灯するとものとして記載する。
【0015】
点灯制御システム1において、制御装置4は、警報装置等(図示せず)から所定の警報信号等を受信すると、図1の白抜き矢印に示されるように、誘導路に配設された発光ダイオードユニット2を時系列に順次点灯させる。これにより、避難しようとしている人Mに対して、発光ダイオードユニット2の点灯順序に応じた方向に、あたかも光が走行しているように視認させることで、人Mを所定の避難方向へ誘導する。
【0016】
制御装置4は、警報装置等からの警報信号等又は明るさセンサ3からの検知信号を受信する受信部41と、発光ダイオードユニット2へ所定の調光制御信号を出力する出力部42と、発光ダイオードユニット2のアドレス番号や点灯パターン等のデータを記憶する記憶部43と、記憶部43に記憶されたデータを読み込むと共に、出力部42に発光ダイオードユニット2へ調光制御信号を出力させる汎用のマイコン等から成る制御部44と、を備える。
【0017】
発光ダイオード20は、点灯制御システム1の設置環境に応じた適宜の発色光を照射可能な汎用の発光ダイオードが用いられる。スイッチング素子21は、制御装置4からの信号を受信する受信部と、発光ダイオード20へ調光信号(制御装置4からの調光制御信号とは異なる信号)を出力する出力部と、発光ダイオード20の点灯パターン等を記憶する記憶部と、これら各構成部を制御する制御部と、を備える。また、明るさセンサ3は、フォトダイオード等から成る汎用の明るさセンサが用いられる。
【0018】
次に、本実施形態の点灯制御システム1の動作について、上述の図1に加えて図3を参照して説明する。制御装置4の受信部41が、点灯制御システム1に接続された警報装置等(図示せず)からの警報信号等を受信すると、制御部44は、所定の点灯パターンで発光ダイオードユニット2を点灯させるよう、出力部42に調光制御信号を出力させる。各発光ダイオードユニット2には夫々アドレス番号(ここでは、2A,2B,2C・・・,2Fとする)が設定されており、これらのアドレス番号は制御装置4の記憶部43に記憶されている。制御部44は、記憶部43に記憶されたアドレス番号を読み出し、これらのアドレス番号に対応する発光ダイオードユニット2の夫々を所定の点灯パターンで点灯させるように、出力部42に調光制御信号を出力させる。
【0019】
上記の発光ダイオードユニット2の点灯パターンについて、図3を参照して説明する。ここでは、1秒を1周期として5つの発光ダイオードユニット2A〜2Eを0.2秒ごとに送り点灯させるパターンを例とする。制御装置4は、発光ダイオードユニット2Aを、最初の0.2秒間、比較的高い出力で点灯させ(高出力点灯)、次の0.8秒間、高出力点灯より明るさが暗くなるように、低い出力で点灯させ(低出力点灯)、これらの高出力及び低出力による点灯を繰り返し行う。また、制御装置4は、発光ダイオードユニット2B,2C,2D,2Eに対して、発光ダイオードユニット2Aが最初に点灯したときよりも、夫々0.2秒,0.4秒,0.6秒,0.8秒ずつ遅いタイミングで、発光ダイオードユニット2Aと同様の高出力及び低出力による点灯を繰り返し行う。すなわち、制御装置4は、発光ダイオードユニット2A〜2Eを0.2秒ごとに順次、高出力点灯させ(送り点灯)、高出力点灯以外のときに低出力点灯させ、この点灯を1秒毎に繰り返し行う。こうすることで、点灯制御システム1は、低出力点灯により作動時に発光ダイオードユニット2の全てをぼんやり点灯させて、避難しようとする人Mに誘導路の概要を知らせると共に、高出力の送り点灯により、明るい光が走行しているように視認させることで、所定の避難方向へ人Mを誘導することができる。
【0020】
また、制御装置4は、明るさセンサ3の検知信号に応じて上記の送り点灯及び低出力点灯の出力を制御する。この制御動作について、図4乃至図6を参照して説明する。なお、図5及び図6において、避難方向は図中左側から右側へ向かうものとし、送り点灯している発光ダイオードユニットを白抜きで、低出力点灯している発光ダイオードユニット2を点パターン又は黒塗りで示している。また、図5及び図6は、発光ダイオードユニット2(2A,2B・・・,2L)が直線的に配置された構成を示しているが、本実施形態の点灯制御システム1において、発光ダイオードユニット2の配置や構成等はこれらに限られない。
【0021】
明るさセンサ3は、誘導路周囲の明るさが明るいときに高出力の検知信号を、暗いときに低出力の検知信号を制御装置4へ送信する。制御装置4は、明るさセンサ3から受信した検知信号が、所定の基準値よりも高いとき(図4の期間(I))、すなわち誘導路周囲の明るさが明るいときは、例えば、図5(a)〜(c)に示されるように、発光ダイオードユニット2(2A,2B・・・)を時系列に順次、高出力点灯させることにより、送り点灯を行う。また、このとき、制御装置4は、発光ダイオードユニット2の低出力点灯における出力を低くする又は出力を行わない。
【0022】
また、制御装置4は、明るさセンサ3から受信した検知信号が、所定の基準値よりも低いとき(図4の期間(II))、すなわち誘導路周囲の明るさが暗いときは、例えば、図6(a)〜(c)に示されるように、発光ダイオードユニット2(2A,2B・・・)を時系列に順次、高出力点灯させることにより、送り点灯を行う。また、このとき、制御装置4は、発光ダイオードユニット2を低出力点灯させる。なお、上記の基準値は制御装置4の記憶部43に記憶され、ユーザによって設定される。これにより、本実施形態の点灯制御システム1では、誘導路周囲の明るさが所定の基準値よりも明るいときには、低出力点灯における出力が低くなる又は出力が行われないので、不要な電力消費が抑制される。一方、誘導路周囲の明るさが所定の基準値よりも暗いときに、低出力点灯が行われ、避難する人Mに対して、誘導路の概要を知らせて、所定の避難方向を予測できるようにする。
【0023】
上記の送り点灯は、誘導路周囲の明るさが暗いときは、明るいときよりも低い出力で行われることが望ましい。すなわち、本実施形態の点灯制御システム1では、誘導路周囲の明るさが所定の基準値より明るいときには、より明るい光による送り点灯が行われることで、避難する人Mに対して的確に避難方向を視認させる。一方、誘導路周囲の明るさが所定の基準値より暗いときは、避難する人Mに対して誘導路の概要を視認させるのに十分な程度の比較的暗い光による送り点灯が行われ、不要な電力消費が抑制される。このように、制御装置4が明るさセンサ3の検知信号に応じて、発光ダイオードユニット2を送り点灯及び低出力点灯させる出力を制御するので、避難する人Mに対して的確に避難方向を視認させることができると共に、省エネ化が可能となる。
【0024】
また、制御装置4が上記の送り点灯の出力と低出力点灯の出力との比を一定としたまま、上記各出力を増減させるようにしてもよい。例えば、図7に示されるように、送り点灯の出力が30%のときは低出力点灯の出力を15%とし、送り点灯の出力が50%に増加すると低出力点灯の出力を25%とし、送り点灯の出力が更に増加して70%のときは低出力点灯の出力を15%とするように、送り点灯の出力と低出力点灯の出力の比を2:1としたまま上記の各出力を増加させる。このようにすれば、例えば、明るさセンサ3から送信された検知信号を基準として、送り点灯の出力を上記検知信号の出力値の20倍とし、低出力点灯の出力を同じく10倍とするといった出力設定が可能となり、上記各出力を個別に設定するよりも簡単に出力設定を行うことができる。
【0025】
次に、本発明の第2の実施形態に係る点灯制御システムについて、図8乃至図11を参照して説明する。本実施形態の点灯制御システム1は、上記第1の実施形態と同等の構成にあって、制御装置4の制御態様のみが異なる。本実施形態において、制御装置4は、複数の発光ダイオードユニット2のうち、明るさセンサ3によって検知された誘導路周囲の明るさが明るくなるに従って、同時に点灯する発光ダイオードユニット2の個数を増加させる。
【0026】
制御装置4において、誘導路周囲の明るさが所定の明るさよりも暗いと判断されたとき、例えば、図8の期間(I)に示されるように、明るさセンサ3の検知信号の出力値が2V以下であるときは、送り点灯する光の個数を少なくしても、避難する人Mに対して避難方向を十分に視認させることができる。従って、このとき、制御装置4は、図9(a)〜(c)に示されるように、1つの光が避難方向(図中右方向)に走行しているように見せる。次に、図8の期間(II)に示されるように、明るさセンサ3の検知信号の出力値が2Vから4Vの範囲にあるときは、図10(a)〜(c)に示されるように、制御装置4は、2つの光が走行しているように見せる。
【0027】
また、制御装置4において、誘導路周囲の明るさが所定の明るさよりも明るいと判断されたとき、例えば、図8の期間(III)に示されるように、明るさセンサ3の検知信号の出力が4Vから5Vの範囲にあるときは、送り点灯する光の個数が少ないと、避難する人Mに対して避難方向を視認させることができない虞がある。従って、このとき、制御装置4は、同時に点灯する発光ダイオードユニット2の個数を増加させ、例えば、図11(a)〜(c)に示されるように、3つの光が走行しているように見せる。このように、本実施形態の点灯制御システム1は、明るさセンサ3の検知信号に応じて送り点灯する光の個数を増減させることにより、導路周囲の明るさが暗いときは、同時に点灯する発光ダイオードユニット2の個数を減らして省エネ化を可能とし、また、誘導路周囲の明るさが明るいときは、同時に点灯する発光ダイオードユニット2の個数を増やして避難する人Mに対して的確に避難方向を視認させることができる。
【0028】
なお、本発明は、種々の変形が可能であり、明るさセンサの検知信号に基づいて所定の出力で発光ダイオードを点灯させて、効果的かつ効率的に人を所定の避難方向へ誘導するものであれば、上記の構成に限られない。また、本発明の点灯制御システムは、緊急時の避難誘導灯として適用されるだけでなく、例えば、屋内駐車場の車両誘導灯として適用されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る点灯制御システムの構成を示す斜視図。
【図2】同システムのブロック構成図。
【図3】同システムにおける発光ダイオードユニットの点灯パターンを説明する図。
【図4】同システムにおける誘導路周囲の明るさを検知した明るさセンサから送信される検知信号の出力値の変移の例を示す図。
【図5】(a)乃至(c)は同システムにおける誘導路周囲の明るさが基準値よりも明るいときの動作を説明する図。
【図6】(a)乃至(c)は同システムにおける誘導路周囲の明るさが基準値よりも暗いときの動作を説明する図。
【図7】同システムにおける送り点灯の出力と低出力点灯の出力との比を示す図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る点灯制御システムにおける誘導路周囲の明るさを検知した明るさセンサから送信される検知信号の出力値の変移の例を示す図。
【図9】(a)乃至(c)は同システムにおける明るさセンサの検知信号の出力値が2V以下であるときの動作説明図。
【図10】(a)乃至(c)は同システムにおける明るさセンサの検知信号の出力値が2V以上、4V以下下であるときの動作説明図。
【図11】(a)乃至(c)は同システムにおける明るさセンサの検知信号の出力値が4V以上であるときの動作説明図。
【図12】従来の避難誘導システムの構成を示す斜視図。
【符号の説明】
【0030】
1 点灯制御システム
2 発光ダイオードユニット
20 発光ダイオード
3 明るさセンサ
4 制御装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人を避難誘導するための誘導路に配設された複数の発光ダイオードを時系列に順次点灯させる送り点灯及び前記送り点灯よりも暗い明るさで前記発光ダイオードを点灯させる低出力点灯を行う点灯制御システムであって、
誘導路周辺の明るさを検知する明るさセンサと、前記明るさセンサの検知信号を受けて前記発光ダイオードを点灯制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記明るさセンサの検知信号に応じて前記送り点灯及び低出力点灯の出力を制御することを特徴とする点灯制御システム。
【請求項2】
前記制御装置は、前記送り点灯の出力と前記低出力点灯の出力との比を一定としたまま、前記各出力を増減させることを特徴とする請求項1に記載の点灯制御システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記明るさセンサによって所定の明るさが検知されたとき、前記送り点灯を行う発光ダイオードの個数を増加させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の点灯制御システム。
【請求項1】
人を避難誘導するための誘導路に配設された複数の発光ダイオードを時系列に順次点灯させる送り点灯及び前記送り点灯よりも暗い明るさで前記発光ダイオードを点灯させる低出力点灯を行う点灯制御システムであって、
誘導路周辺の明るさを検知する明るさセンサと、前記明るさセンサの検知信号を受けて前記発光ダイオードを点灯制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記明るさセンサの検知信号に応じて前記送り点灯及び低出力点灯の出力を制御することを特徴とする点灯制御システム。
【請求項2】
前記制御装置は、前記送り点灯の出力と前記低出力点灯の出力との比を一定としたまま、前記各出力を増減させることを特徴とする請求項1に記載の点灯制御システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記明るさセンサによって所定の明るさが検知されたとき、前記送り点灯を行う発光ダイオードの個数を増加させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の点灯制御システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2008−158755(P2008−158755A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−346099(P2006−346099)
【出願日】平成18年12月22日(2006.12.22)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月22日(2006.12.22)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
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