説明

無停電電源装置、情報処理装置、並びに無停電電源管理システム

【課題】複数の負荷装置への給電をより適切に行う。
【解決手段】UPS111Aの電力供給回路121Aは、複数の出力系統122A1乃至122A3を介して、複数の負荷装置112A1乃至112A3への給電を行う。出力系統122A1は、出力系統122A1からの出力電力の測定を行う電力測定回路131A1、および、出力系統122A1からの出力をオンまたはオフするスイッチ132A1を備え、出力系統122A2は、出力系統122A2からの出力電力の測定を行う電力測定回路131A2、および、出力系統122A2からの出力をオンまたはオフするスイッチ132A2を備え、出力系統122A3は、出力系統122A3からの出力電力の測定を行う電力測定回路131A3、および、出力系統122A2からの出力をオンまたはオフするスイッチ132A3を備えている。本発明は、無停電電源装置に適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無停電電源装置、情報処理装置、並びに無停電電源管理システムに関し、特に、複数の負荷装置への給電をより適切に行うことができるようにした無停電電源装置、情報処理装置、並びに無停電電源管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、従来のUPS(Uninterruptible Power Supply,無停電電源装置)を用いた情報処理システムの構成の一例を示している。
【0003】
図1の情報処理システム1は、UPS11A乃至11C、負荷装置12A1乃至12C3、および、情報処理装置13により構成される。UPS11A乃至11Cは、図示せぬ交流電源に接続されている。また、負荷装置12A1乃至12A3はUPS11Aに接続され、負荷装置12B1乃至12B3はUPS11Bに接続され、負荷装置12A1乃至12A3はUPS11Cに接続されている。さらに、UPS11A乃至11Cは、それぞれ情報処理装置13に接続されている。
【0004】
ここで、UPS11Aの構成について説明する。UPS11Aは、電力供給回路21A、負荷容量監視回路22A、スイッチ23A、および、3つの出力端子24A1乃至24A3を含むように構成される。また、出力端子24A1乃至24A3には、負荷装置12A1乃至12A3がそれぞれ接続されている。
【0005】
電力供給回路21Aは、UPS11Aの本体部であり、負荷装置12A1乃至12A3への給電を行う。具体的には、電力供給回路21Aは、図示せぬ交流電源に接続され、交流電源からの電力の供給を受ける。その交流電源から電力が正常に供給されている場合、電力供給回路21Aは、スイッチ23Aおよび出力端子24A1乃至24A3を介して、交流電源からの電力を負荷装置12A1乃至12A3に供給するとともに、内蔵するバッテリ(不図示)の充電を行う。一方、停電や電圧の異常(電圧低下または上昇)などの交流電源から供給される電力の異常が発生した場合、電力供給回路21Aは、バッテリに蓄積されている電力をインバータ(不図示)により交流に変換し、スイッチ23Aおよび出力端子24A1乃至24A3を介して、負荷装置12A1乃至12A3に供給する。
【0006】
負荷容量監視回路22Aは、負荷装置12A1乃至12A3に供給される電力量の合計を監視する。そして、例えば、負荷側で短絡が発生し、負荷装置12A1乃至12A3に供給される電力量の合計が電力供給回路21Aの能力を超えたことが検出された場合、スイッチ23Aがオフされ、負荷装置12A1乃至12A3への給電が停止する。
【0007】
なお、UPS11BおよびUPS11Cも、UPS11Aと同様の構成を有しており、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0008】
情報処理装置13は、通信インタフェース(I/F)25A乃至25Cを介して、UPS11A乃至11Cの各種の設定項目の設定を行ったり、UPS11A乃至11Cに起動または停止の指令を与えたりする。また、情報処理装置13は、ユーザによる設定などに基づいて、負荷装置12A1乃至12C3のうち電源をオフするときにシャットダウン処理を行う必要がある装置に対して、所定のタイミングでシャットダウンの実行を指令する。
【0009】
また、UPS11A乃至11Cのように、複数の負荷装置への給電を行うUPSとして、停電時に、接続されている各負荷装置の消費電流を測定し、負荷装置毎に個別に起動待ち状態になったことを確認してから給電を停止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】特開平5−227680号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところで、昨今、地球温暖化対策を推進するために、UPSの負荷装置の使用電力を監視したり、監視結果に基づき負荷装置の電源のオンまたはオフをきめ細かく制御したりすることが求められている。
【0012】
しかしながら、例えば、図1のUPS11Aでは、出力端子24A1乃至24A3から出力される電力を個別に監視することはできない。また、UPS11Aでは、出力端子24A1乃至24A3からの電力の出力を一斉にオンまたはオフすることしかできない。従って、負荷装置12A1乃至12A3の消費電力を個別に監視したり、負荷装置12A1乃至A3への給電を個別に制御するには、それ専用の機器を別に設ける必要がある。これは、UPS11BおよびUPS11Cについても同様である。
【0013】
また、特許文献1に記載の発明では、停電時にしか、各負荷装置の消費電流を測定し、UPSから各負荷装置への給電を制御することしか考慮されていない。
【0014】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、UPSから複数の負荷装置への給電をより適切に行うことができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の第1の側面の無停電電源装置は、複数の出力系統を備える無停電電源装置において、それぞれの出力系統において、出力系統からの出力を測定する測定手段と、出力系統からの出力をオンまたはオフする開閉手段とを備える。
【0016】
本発明の第1の側面においては、無停電電源装置の各出力系統からの出力が測定され、各出力系統からの出力がオンまたはオフされる。
【0017】
従って、無停電電源装置に接続されている負荷装置の消費電力を出力系統毎に把握することができるとともに、各負荷装置への給電を出力系統毎に制御することができる。その結果、無停電電源装置から複数の負荷装置への給電をより適切に行うことができる。
【0018】
この測定手段は、例えば、電力測定回路や電力測定器により構成される。また、この開閉手段は、例えば、スイッチ、リレー、コンタクタなどの開閉機器により構成される。
【0019】
この無停電電源装置には、出力系統からの出力の測定結果を出力系統毎に分けて表示するように制御する表示制御手段をさらに設けることができる。
【0020】
これにより、無停電電源装置に接続されている負荷装置の消費電力を、簡単に出力系統毎に把握することができる。
【0021】
この表示制御手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などの演算装置により構成される。
【0022】
この表示制御手段には、ユーザにより指定された時間単位で、出力系統毎の出力の測定結果を表示するように制御させることができる。
【0023】
これにより、無停電電源装置に接続されている負荷装置の消費電力を、所望の時間単位で出力系統毎に把握することができる。
【0024】
この無停電電源装置には、表示制御手段の制御の基に、出力系統毎の出力の測定結果を表示する表示手段をさらに設けることができる。
【0025】
これにより、他の装置を用いずに、無停電電源装置の出力系統毎の出力の測定結果を表示することができ、より簡単に無停電電源装置に接続されている負荷装置の消費電力を出力系統毎に把握することができる。
【0026】
この表示手段は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)などの表示装置により構成される。
【0027】
この無停電電源装置には、出力系統からの出力の測定結果を出力系統毎に分けて示すデータを生成し、出力する生成手段をさらに設けることができる。
【0028】
これにより、無停電電源装置に接続されている負荷装置の消費電力の測定結果を出力系統毎に分けて示すデータを、配布したり他の装置において利用したりすることができる。
【0029】
この生成手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などの演算装置により構成される。
【0030】
この無停電電源装置には、測定手段による出力の測定結果に基づいて、複数の出力系統の開閉手段の開閉を個別に制御する出力制御手段をさらに設けることができる。
【0031】
これにより、無停電電源装置に接続されている負荷装置の稼動状態に応じて、負荷装置毎に給電の有無を自動的に制御することができる。
【0032】
この出力制御手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などの演算装置により構成される。
【0033】
この出力制御手段には、出力の異常が検出された場合、異常が検出された出力系統の開閉手段を開き、その出力系統からの出力をオフするように制御させることができる。
【0034】
これにより、正常に稼動している負荷装置への給電を継続したまま、異常が発生した負荷装置への給電を停止することができる。
【0035】
本発明の第2の側面の情報処理装置は、複数の出力系統を備える無停電電源装置であって、それぞれの出力系統において、出力系統からの出力を測定する測定手段と、出力系統からの出力をオンまたはオフする開閉手段とを備える無停電電源装置の出力系統からの出力の測定結果を出力系統毎に分けて表示する表示手段を備える。
【0036】
本発明の第2の側面においては、複数の出力系統を備える無停電電源装置であって、それぞれの出力系統において、出力系統からの出力を測定する測定手段と、出力系統からの出力をオンまたはオフする開閉手段とを備える無停電電源装置の出力系統からの出力の測定結果が出力系統毎に分けて表示される。
【0037】
従って、簡単に無停電電源装置に接続されている負荷装置の消費電力を出力系統毎に把握することができる。その結果、無停電電源装置から複数の負荷装置への給電をより適切に行うことができる。
【0038】
この測定手段は、例えば、電力測定回路や電力測定器により構成される。また、この開閉手段は、例えば、スイッチ、リレー、コンタクタなどの開閉機器により構成される。さらに、この情報処理装置は、例えば、コンピュータにより構成される。また、この表示手段は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)などの表示装置により構成される。
【0039】
本発明の第3の無停電電源システムは、複数の出力系統を備える無停電電源装置、および、情報処理装置を備える無停電電源管理システムであって、無停電電源装置は、それぞれの出力系統において、出力系統からの出力を測定する測定手段と、出力系統からの出力をオンまたはオフする開閉手段とを備え、情報処理装置は、無停電電源装置の出力系統からの出力の測定結果を出力系統毎に分けて表示する表示手段を備える。
【0040】
本発明の第3の側面においては、無停電電源装置の各出力系統からの出力が測定され、各出力系統からの出力がオンまたはオフされ、無停電電源装置の出力系統からの出力の測定結果が出力系統毎に分けて表示される。
【0041】
従って、簡単に無停電電源装置に接続されている負荷装置の消費電力を出力系統毎に把握することができるとともに、各負荷装置への給電を出力系統毎に制御することができる。その結果、無停電電源装置から複数の負荷装置への給電をより適切に行うことができる。
【0042】
この測定手段は、例えば、電力測定回路や電力測定器により構成される。また、この開閉手段は、例えば、スイッチ、リレー、コンタクタなどの開閉機器により構成される。さらに、この情報処理装置は、例えば、コンピュータにより構成される。また、この表示手段は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)などの表示装置により構成される。
【発明の効果】
【0043】
本発明の第1乃至第3の側面によれば、無停電電源装置から複数の負荷装置への給電をより適切に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0044】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0045】
図2は、本発明を適用した情報処理システムの一実施の形態を示すブロック図である。
【0046】
図2の情報処理システム101は、UPS111A乃至111C、各種の電気機器により構成される負荷装置112A1乃至112C3、および、情報処理装置113を含むように構成される。UPS111A乃至111Cは、図示せぬ交流電源に接続されている。また、負荷装置112A1乃至112A3はUPS111Aに接続され、負荷装置112B1乃至112B3はUPS111Bに接続され、負荷装置112C1乃至112C3はUPS111Cに接続されている。さらに、UPS111A乃至111Cは、それぞれ情報処理装置113に接続されている。
【0047】
なお、以下、UPS111A乃至111Cを個々に区別する必要がない場合、単に、UPS111と称する。また、以下、負荷装置112A1乃至112C3を個々に区別する必要がない場合、単に、負荷装置112と称する。
【0048】
ここで、UPS111Aの構成について説明する。UPS111Aは、電力供給回路121A、3つの出力系統122A1乃至122A3、制御部123A、および、通信インタフェース(I/F)124Aを含むように構成される。また、出力系統122A1は、電力測定回路131A1、スイッチ132A1および出力端子133A1を備え、出力系統122A2は、電力測定回路131A2、スイッチ132A2および出力端子133A2を備え、出力系統122A3は、電力測定回路131A3、スイッチ132A3および出力端子133A3を備えている。さらに、出力系統122A1の出力端子133A1には、負荷装置112A1が接続され、出力系統122A2の出力端子133A2には、負荷装置112A2が接続され、出力系統122A3の出力端子133A3には、負荷装置112A3が接続されている。
【0049】
電力供給回路121Aは、UPS111Aの本体部であり、制御部123Aの制御の基に、負荷装置112A1乃至112A3への給電を行う。なお、電力供給回路121Aの給電方式は、特定の方式に限定されるものではなく、例えば、常時商用給電方式、ラインインタラクティブ給電方式、常時インバータ給電方式などを採用することが可能である。
【0050】
例えば、常時商用給電方式を採用した場合、交流電源から正常に電力が供給されているとき、電力供給回路121Aは、出力系統122A1乃至122A3を介して、交流電源からの電力(以下、入力電力と称する)をそのまま負荷装置112A1乃至112A3に供給する。また、電力供給回路121Aは、入力電力を用いて充電器(不図示)により内蔵するバッテリ(不図示)の充電を行う。一方、停電や入力電圧の異常(電圧低下または上昇)などの入力電力の異常が発生したとき、電力供給回路121Aは、バッテリに蓄積されている電力を、インバータ(不図示)により交流に変換し、出力系統122A1乃至122A3を介して負荷装置112A1乃至112A3に供給する。
【0051】
また、ラインインタラクティブ方式を採用した場合、入力電力が正常であるとき、電力供給回路121Aは、常時商用給電方式を採用した場合と同様に、出力系統122A1乃至122A3を介して、入力電力をそのまま負荷装置112A1乃至112A3に供給するとともに、入力電力を用いて充電器により内蔵するバッテリの充電を行う。一方、停電が発生したとき、電力供給回路121Aは、バッテリに蓄積されている電力を、インバータにより交流に変換し、出力系統122A1乃至122A3を介して負荷装置112A1乃至112A3に供給する。また、入力電圧の異常が発生したとき、電力供給回路121Aは、昇圧または降圧を行い、入力電圧を正常な値に補正した後、出力系統122A1乃至122A3を介して負荷装置112A1乃至112A3に、電圧を補正した後の入力電力を供給する。
【0052】
さらに、常時インバータ給電方式を採用した場合、入力電力が正常であるとき、電力供給回路121Aは、入力電力をコンバータ(不図示)によりいったん直流に変換した後、インバータにより交流に変換し、インバータから出力される電力を、出力系統122A1乃至122A3を介して負荷装置112A1乃至112A3に供給する。また、電力供給回路121Aは、コンバータから出力される直流の電力を用いて内蔵するバッテリの充電を行う。一方、入力電力に異常が発生したとき、電力供給回路121Aは、常時商用給電方式を採用した場合と同様に、バッテリに蓄積されている電力を、インバータにより交流に変換し、出力系統122A1乃至122A3を介して負荷装置112A1乃至112A3に供給する。
【0053】
なお、以下、給電方式の違いに関わらず、電力供給回路121Aが、バッテリに蓄積されている電力を用いて負荷装置112A1乃至112A3に給電することを、バックアップ給電と称し、入力電力を用いて負荷装置112A1乃至112A3に給電することを、通常給電と称する。
【0054】
電力測定回路131A1は、スイッチ132A1および出力端子133A1を介して、負荷装置112A1に供給される出力系統122A1の出力電力の状態(例えば、電力量、電圧、電流、周波数など)の測定を行い、測定結果を示す情報を制御部123Aに供給する。同様に、電力測定回路131A2は、出力系統122A2の出力電力の状態の測定を行い、測定結果を示す情報を制御部123Aに供給し、電力測定回路131A3は、出力系統122A3の出力電力の状態の測定を行い、測定結果を示す情報を制御部123Aに供給する。
【0055】
スイッチ132A1は、制御部123Aの制御の基に、または、ユーザによる操作により、オンまたはオフされ、その結果、出力系統122A1からの出力がオンまたはオフされる。同様に、スイッチ132A2は、制御部123Aの制御の基に、または、ユーザによる操作により、オンまたはオフされ、その結果、出力系統122A2からの出力がオンまたはオフされ、スイッチ132A3は、制御部123Aの制御の基に、または、ユーザによる操作により、オンまたはオフされ、その結果、出力系統122A3からの出力がオンまたはオフされる。
【0056】
出力端子133A1乃至133A3は、例えば、コンセント(英語でoutlet)により構成される。そして、出力端子133A1には、負荷装置112A1の電源コネクタが接続され、出力端子133A2には、負荷装置112A2の電源コネクタが接続され、出力端子133A3には、負荷装置112A3の電源コネクタが接続されている。
【0057】
なお、出力系統122A1乃至122A3に設けられる出力端子の数は、1個に限定されるものではなく、2個以上としてもよい。例えば、出力系統122A1に複数の出力端子を設けた場合、スイッチ132A1をオンまたはオフすることにより、それらの出力端子からの出力を一斉にオンまたはオフすることができる。
【0058】
制御部123Aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置により構成される。制御部123Aは、入力電力の状態(例えば、電力量、電圧、電流、周波数など)を示す情報、および、電力供給回路121Aの状態(例えば、稼動状態など)を示す情報を電力供給回路121Aから取得する。また、制御部123Aは、出力系統122A1乃至122A3からの出力電力の状態を示す情報を、電力測定回路131A1乃至131A3から取得する。さらに、制御部123Aは、図示せぬ入力装置を介してユーザにより入力されたり、通信インタフェース124Aを介して情報処理装置113から入力される、UPS111Aの各種の設定値(例えば、出力電圧、停電検出感度など)を示す情報を取得する。そして、制御部123Aは、入力電力および出力電力の状態、並びに、取得した設定値に基づいて、電力供給回路121Aの起動および停止、並びに、スイッチ132A1乃至132A3のオンおよびオフを制御し、負荷装置112A1乃至112A3への給電の開始および停止を個別に制御する。
【0059】
また、制御部123Aは、図示せぬ入力装置を介してユーザにより入力される指令、または、通信インタフェース124Aを介して情報処理装置113から入力される指令に従って、電力供給回路121Aの起動および停止、並びに、スイッチ132A1乃至132A3のオンおよびオフを制御することにより、負荷装置112A1乃至112A3への給電の開始および停止を個別に制御する。
【0060】
さらに、制御部123Aは、入力電力および出力電力の状態、並びに、電力供給回路121Aの状態を示す情報を、通信インタフェース124Aを介して情報処理装置113に供給する。
【0061】
なお、以下、負荷装置112A1乃至112A3を個々に区別する必要がない場合、単に、負荷装置112Aと称する。また、以下、出力系統122A1乃至122A3を個々に区別する必要がない場合、単に出力系統122Aと称する。さらに、以下、電力測定回路131A1乃至131A3を個々に区別する必要がない場合、単に、電力測定回路131Aと称する。また、以下、スイッチ132A1乃至132A3を個々に区別する必要がない場合、単に、スイッチ132Aと称する。さらに、以下、出力端子133A1乃至133A3を個々に区別する必要がない場合、単位、出力端子133Aと称する。
【0062】
なお、UPS111BおよびUPS111Cも、UPS111Aと同様の構成を有しており、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0063】
情報処理装置113は、例えば、コンピュータにより構成される。情報処理装置113は、UPS111A乃至111Cの各種の設定項目の設定を行ったり、UPS111A乃至111Cに起動または停止の指令を与えたりする。また、情報処理装置113は、UPS111A乃至111Cの状態、入力電力、および、出力電力を監視し、監視結果をユーザに通知する。
【0064】
また、情報処理装置113は、ユーザによる設定などに基づいて、負荷装置112A1乃至112C3のうち電源をオフするときにシャットダウン処理を行う必要がある装置に対して、所定のタイミングでシャットダウンの実行を指令する。
【0065】
なお、図2の情報処理システム101における各装置の数は、その一例であり、それぞれ装置の数を増やしたり、減らしたりすることが可能である。また、図2の情報処理システム101における各UPS111の出力系統の数、および、各UPS111に接続される負荷装置の数も、その一例であり、それぞれ増やしたり、減らしたりすることが可能である。さらに、UPS111ごとに、出力系統の数や接続する負荷装置の数が異なる構成とすることも可能である。
【0066】
図3は、UPS111Aの制御部123Aにより実現される機能の構成の一例を示すブロック図である。制御部123Aは、監視部151、電力供給制御部152、出力制御部153、記憶部154、および、データ生成部155を含むように構成される。
【0067】
監視部151は、電力供給回路121Aから入力電力の状態を示す情報を取得し、電力測定回路131A1乃至131A3から出力電力の状態を示す情報を取得し、UPS111Aの入力および出力の状態を監視する。また、監視部151は、UPS111Aの入力の監視結果を示す情報を電力供給制御部152に通知し、UPS111Aの出力の監視結果を示す情報を電力供給制御部152および出力制御部153に通知する。さらに、監視部151は、UPS111Aの入力および出力の監視結果を記憶部154に記憶させる。
【0068】
電力供給制御部152は、UPS111Aの入力および出力の監視結果、図示せぬ入力装置を介して入力されるユーザからの指令、並びに、通信インタフェース124Aを介して入力される情報処理装置113からの指令に基づいて、電力供給回路121Aの動作を制御する。例えば、電力供給制御部152は、入力の異常が検出された場合、電力供給回路121Aを通常給電からバックアップ給電に切り替え、入力の異常が解消された場合、電力供給回路121Aをバックアップ給電から通常給電に切り替える。また、電力供給制御部152は、電力供給回路121Aのバッテリの放電が終了した場合、電力供給回路121Aを停止する。さらに、電力供給制御部152は、ユーザまたは情報処理装置13からの指令に従って、電力供給回路121Aを起動したり、停止したりする。
【0069】
また、電力供給制御部152は、電力供給回路121Aの状態(例えば、起動、停止など)を示す情報を出力制御部153に供給したり、通信インタフェース124Aを介して情報処理装置113に供給したりする。さらに、電力供給制御部152は、電力供給回路121Aの状態の履歴を記憶部154に記憶させる。
【0070】
出力制御部153は、UPS111Aの出力の監視結果、電力供給回路121Aの状態、図示せぬ入力装置を介して入力されるユーザからの指令、並びに、通信インタフェース124Aを介して入力される情報処理装置113からの指令に基づいて、スイッチ132A1乃至132A3のオンおよびオフ、換言すれば、スイッチ132A1乃至132A3の開閉を個別に制御する。
【0071】
例えば、出力制御部153は、ユーザまたは情報処理装置113からの指令に従って、スイッチ132A1乃至132A3を個別にオンしたり、オフしたりする。これにより、UPS111Aからの電力の出力の有無を、出力系統122Aごとに個別に設定することができ、無駄な消費電力を抑えることができる。なお、スイッチ132A1乃至132A3は、出力制御部153を介さずに、ユーザが直接操作してオンおよびオフさせることも可能である。
【0072】
また、例えば、出力制御部153は、出力の異常が検出された場合、出力の異常が検出された出力系統122Aのスイッチ132Aをオフにする(スイッチ132Aを開く)。これにより、正常に稼動している負荷装置112Aへの給電を継続したまま、短絡などの異常が発生した負荷装置112Aへの給電を停止し、電力供給回路121Aを保護することができる。
【0073】
なお、出力の異常を検出した場合に、出力の異常が検出された出力系統122Aのスイッチ132Aを自動的にオフするか否かの設定を、ユーザが選択できるようにしてもよい。また、出力制御部153ではなく、情報処理装置113からの指令により、出力の異常が検出された出力系統122Aのスイッチ132Aをオフにするようにしてもよい。
【0074】
さらに、例えば、出力制御部153は、UPS111Aの起動時に、電力供給回路121Aが起動された後、スイッチ132A1乃至132A3をオンにする。このとき、例えば、負荷装置112Aが出力端子133Aに接続されている出力系統122Aのスイッチ132Aのみをオンするようにしてもよい。
【0075】
また、出力制御部153は、スイッチ132Aの状態を示す情報を、電力供給制御部152に供給したり、通信インタフェース124Aを介して情報処理装置113に供給したりする。さらに、出力制御部153は、スイッチ132Aの状態の履歴を記憶部154に記憶させる。
【0076】
記憶部154は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶媒体により構成される。
【0077】
データ生成部155は、記憶部154に記憶されている、UPS111Aの入力および出力の監視結果、電力供給回路121Aの状態、並びに、スイッチ132Aの状態の履歴に基づいて、各種の分析データを生成する。データ生成部155は、生成した分析データを、通信インタフェース124Aを介して情報処理装置113に供給する。情報処理装置113は、例えば、所定のアプリケーションプログラムを実行することにより、取得した分析データを示す画面を図示せぬモニタに表示する。
【0078】
なお、UPS111Bの制御部123BおよびUPS111Cの制御部123Cも、UPS111Aの制御部123Aと同様の機能を有しており、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0079】
次に、各UPS111の出力の監視結果に基づいて、情報処理装置113により表示される画面の一例について説明する。
【0080】
図4は、UPS111の出力の監視結果を24時間単位(1日単位)で表示する場合の画面の一例を示している。
【0081】
領域201には、UPS111の出力の監視結果を24時間単位で表示していること、および、監視結果を表示する対象となっている日付が表示される。
【0082】
領域202には、監視結果を表示する対象となっているUPS111の識別子(例えば、装置番号など)が表示される。なお、以下、図4および後述する図5において、UPS111Aの出力の監視結果が表示されているものとして説明する。また、図4および図5において、出力系統122A1乃至122A3は、それぞれ出力1乃至3として表示されている。
【0083】
グラフ203乃至205には、電力測定回路131A1乃至131A3による、UPS111Aの各出力系統122Aからの出力の測定結果が、出力系統122A毎に分けて表示されている。具体的には、グラフ203は、UPS111Aの出力系統122A1の1分毎の出力電力量の推移、すなわち、負荷装置112A1の1分毎の消費電力量の推移を示している。なお、グラフ203の横軸は時刻を示し、縦軸は消費電力量(単位はWh)を示している。また、グラフ203において、負荷装置112A1の消費電力量の正常な範囲の上限値が線LU1により示され、下限値が線LL1により示されている。これにより、ユーザは、負荷装置112A1の消費電力量が正常に推移しているか否かを一目で把握することができる。
【0084】
同様に、グラフ204は、UPS111Aの出力系統122A2の1分毎の出力電力量の推移、すなわち、負荷装置112A2の1分毎の消費電力量の推移を示し、グラフ205は、UPS111Aの出力系統122A3の1分毎の出力電力量の推移、すなわち、負荷装置112A3の1分毎の消費電力量の推移を示している。
【0085】
また、グラフ206は、UPS111Aの出力系統122A1乃至122A3の1分毎の出力電力量の合計値の推移、すなわち、負荷装置112A1乃至112A3の1分毎の消費電力量の合計値の推移を示している。
【0086】
なお、グラフ204乃至206において、線LU2乃至LU4は、グラフ203の線LU1と同様に、消費電力量の正常な範囲の上限値を示し、線LL2乃至LL4は、グラフ203の線LL1と同様に、消費電力量の正常な範囲の下限値を示している。また、グラフ203乃至206において、消費電力量が正常な範囲から外れた付近において、例えば、グラフ204に示されるように、「異常」の文字を表示することにより、ユーザに対する警告が行われる。
【0087】
なお、各負荷装置112の1分あたりの消費電力量、および、その合計値の正常な範囲の上限値および下限値は、ユーザが任意に設定することが可能である。
【0088】
表207は、各出力系統122Aの出力電力量の最大値、および、各出力系統122Aの出力電力量の合計値の最大値と、その発生時刻を示している。また、表207において、各出力電力量およびその合計値の最大値について、その値が正常な範囲を外れている場合、正常な範囲を外れている値の横に「異常」の文字を表示することにより、ユーザに対する警告が行われる。
【0089】
ユーザは、図4の画面において、監視結果を表示させる日付を任意に設定することができ、所望の日付のUPS111の出力の推移を簡単に確認することができる。このとき、ユーザは、現在の日付を設定することにより、UPS111の出力をリアルタイムに監視することができる。また、ユーザは、図4の画面において、監視結果を表示させる対象となるUPS111を任意に選択することができる。
【0090】
図5は、UPS111の出力の監視結果を1ヶ月単位で表示する場合の画面の一例を示している。
【0091】
領域251には、UPS111の出力の監視結果を1ヶ月単位で表示していること、および、監視結果を表示する対象となっている月が表示される。
【0092】
領域252は、図4の領域202と同様に、監視結果を表示する対象となっているUPS111の識別子が表示される。
【0093】
グラフ253乃至255には、電力測定回路131A1乃至131A3による、UPS111Aの各出力系統122Aからの出力の測定結果が、出力系統122A毎に分けて表示されている。具体的には、グラフ253は、UPS111Aの出力系統122A1の1日あたりの出力電力量の推移、すなわち、負荷装置112A1の1日あたりの消費電力量の推移を示している。なお、グラフ253の横軸は日付を示し、縦軸は消費電力量(単位はWh)を示している。また、グラフ253において、負荷装置1の消費電力量の正常な範囲の上限値が線LU11により示され、下限値が線LL11により示されている。これにより、ユーザは、負荷装置112A1の消費電力量が正常に推移しているか否かを一目で把握することができる。
【0094】
同様に、グラフ254は、UPS111Aの出力系統122A2の1日あたりの出力電力量の推移、すなわち、負荷装置112A2の1日あたりの消費電力量の推移を示し、グラフ255は、UPS111Aの出力系統122A3の1日あたりの出力電力量の推移、すなわち、負荷装置112A3の1日あたりの消費電力量の推移を示している。
【0095】
また、グラフ256は、UPS111Aの出力系統122A1乃至122A3の1日あたりの出力電力量の合計値の推移、すなわち、負荷装置112A1乃至112A3の1日あたりの消費電力量の合計値の推移を示している。
【0096】
なお、グラフ254乃至256において、線LU12乃至LU14は、グラフ253の線LU11と同様に、消費電力量の正常な範囲の上限値を示し、線LL12乃至LL14は、グラフ253の線LL11と同様に、消費電力量の正常な範囲の下限値を示している。また、図5では例示されていないが、図4のグラフ204と同様に、グラフ253乃至256において、消費電力量が正常な範囲から外れた付近において、「異常」の文字を表示することにより、ユーザに対する警告が行われる。
【0097】
なお、各負荷装置112の1日あたりの消費電力量、および、その合計値の正常な範囲の上限値および下限値は、ユーザが任意に設定することが可能である。
【0098】
表257は、各出力系統122Aの1日あたりの出力電力量の最大値、および、各出力系統122Aの1日あたりの出力電力量の合計値の最大値と、その発生日を示している。また、図5では例示されていないが、図4の表257と同様に、表257において、各出力電力量およびその合計値の最大値について、それらの値が正常な範囲を外れている場合、正常な範囲を外れている値の横に「異常」の文字を表示することにより、ユーザに対する警告が行われる。
【0099】
ユーザは、図5の画面において、監視結果を表示させる月を任意に設定することができ、所望の月のUPS111の出力の推移を簡単に確認することができる。また、ユーザは、図5の画面において、監視結果を表示させる対象となるUPS111を任意に選択することができる。
【0100】
また、ユーザは、図4および図5の画面を切り替えることにより、指定した時間単位でUPS111の出力の推移を簡単に確認することができる。なお、上述した24時間および1ヶ月以外の時間単位で、UPS111の出力の監視結果を表示できるようにしてもよい。また、図4および図5の画面を、各UPS111に設けられている表示装置(不図示)において表示するようにしてもよい。
【0101】
なお、図3の記憶部154およびデータ生成部155の機能を、UPS111ではなく情報処理装置113に設けるようにしてもよい。この場合、UPS111Aの入力および出力の監視結果、電力供給回路121A乃至121Cの状態、並びに、スイッチ132A1乃至132C3の状態の履歴が、UPS111A乃至111Cから情報処理装置113に逐次送信され、情報処理装置113において、上述した履歴の記憶、UPS111の各種データの分析、および、分析データの生成が行われる。
【0102】
また、各UPS111のデータ生成部155が、図4および図5のような分析データを表示する画面のデータを生成し、UPS111の表示装置または情報処理装置113の表示装置(不図示)の表示を制御するようにしてもよい。
【0103】
さらに、各UPS111のデータ生成部155が、図4および図5に示されるようなグラフや表などからなる分析データを生成し、生成した分析データを、情報処理装置113など外部に出力するようにしてもよい。この場合、個々のグラフや表を、別々のデータとして生成するようにしてもよいし、1つのデータとしてまとめて生成するようにしてもよい。
【0104】
以上のようにして、専用の装置を設置することなく、UPS111の出力系統毎に個別に出力のオンまたはオフを設定することができる。その結果、UPS111から各負荷装置112への給電をより適切に行うことができ、無駄な消費電力を抑えることができる。
【0105】
また、UPS111の出力の監視結果を出力系統毎に簡単に確認でき、UPS111に接続されている個々の負荷装置112の消費電力を簡単に把握することができる。これにより、例えば、個々の消費電力に基づいた負荷装置112のオンおよびオフの制御を実行することにより、無駄な消費電力を削減することができる。また、日々の改善努力の結果を数値化して確認することができ、省電力化の推進への動機付けとすることができる。さらに、各負荷装置112の消費電力の異常を迅速かつ容易に把握でき、各負荷装置112の異常を早期に発見することができる。
【0106】
なお、本明細書において、システムの用語は、複数の装置、手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0107】
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】従来の情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した情報処理システムの一実施の形態を示すブロック図である。
【図3】UPSの制御部により実現される機能の構成の例を示すブロック図である。
【図4】UPSの出力の監視結果を24時間単位で表示する画面の一例を示す図である。
【図5】UPSの出力の監視結果を1ヶ月単位で表示する画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0109】
101 情報処理システム
111A乃至111C UPS
112A1乃至112C3 負荷装置
113 情報処理装置
121A乃至121C 電力供給回路
122A乃至122C 出力系統
123A乃至123C 制御部
124A乃至124C 通信インタフェース
131A1乃至131C3 電力測定回路
132A1乃至132C3 スイッチ
133A1乃至133C3 出力端子
151 監視部
152 電力供給制御部
153 出力制御部
154 記憶部
155 データ生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の出力系統を備える無停電電源装置において、
それぞれの前記出力系統において、
前記出力系統からの出力を測定する測定手段と、
前記出力系統からの出力をオンまたはオフする開閉手段と
を備えることを特徴とする無停電電源装置。
【請求項2】
前記出力系統からの出力の測定結果を前記出力系統毎に分けて表示するように制御する表示制御手段を
さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の無停電電源装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、ユーザにより指定された時間単位で、前記出力系統毎の出力の測定結果を表示するように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の無停電電源装置。
【請求項4】
前記表示制御手段の制御の基に、前記出力系統毎の出力の測定結果を表示する表示手段を
さらに備えることを特徴とする請求項2に記載の無停電電源装置。
【請求項5】
前記出力系統からの出力の測定結果を前記出力系統毎に分けて示すデータを生成し、出力する生成手段を
さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の無停電電源装置。
【請求項6】
前記測定手段による出力の測定結果に基づいて、複数の前記出力系統の前記開閉手段の開閉を個別に制御する出力制御手段を
さらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の無停電電源装置。
【請求項7】
前記出力制御手段は、出力の異常が検出された場合、異常が検出された前記出力系統の前記開閉手段を開き、その前記出力系統からの出力をオフするように制御する
ことを特徴とする請求項6に記載の無停電電源装置。
【請求項8】
複数の出力系統を備える無停電電源装置であって、それぞれの前記出力系統において、前記出力系統からの出力を測定する測定手段と、前記出力系統からの出力をオンまたはオフする開閉手段とを備える無停電電源装置の前記出力系統からの出力の測定結果を前記出力系統毎に分けて表示する表示手段を
備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
複数の出力系統を備える無停電電源装置、および、情報処理装置を備える無停電電源管理システムにおいて、
前記無停電電源装置は、それぞれの前記出力系統において、
前記出力系統からの出力を測定する測定手段と、
前記出力系統からの出力をオンまたはオフする開閉手段と
を備え、
前記情報処理装置は、
前記無停電電源装置の前記出力系統からの出力の測定結果を前記出力系統毎に分けて表示する表示手段を
備えることを特徴とする無停電電源管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−88170(P2010−88170A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−252375(P2008−252375)
【出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】