説明

無線センサ

【課題】安価で、かつ電力消費の少ない無線センサを提供する。
【解決手段】
計測部10に計測用CPU3を設ける。無線通信部20に送信用CPU4を設ける。計測用CPU3は、計測周期毎に起動して計測素子1の出力から計測データを作成し、この作成した計測データに所定値を超える変化が認められた場合、送信用CPU4へ起動指令を送るとともに、その作成した計測データを通知する。そして、この計測データの通知後、スリープ状態に移行する。送信用CPU4は、計測用CPU3からの起動指令を受けて起動し、計測用CPU3から通知された計測データを送信データに変換して無線送信させる。そして、この送信データの無線送信後、スリープ状態に移行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、温度などの物理情報を計測データとして無線送信する無線センサに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、空調制御用の室内型温度センサなど、計測データを無線送信する無線センサは、電池で動作することが要求される。その際、例えば空調制御領域では、電池交換の手間を少なくするために、単3電池数本程度の電池容量で3年〜5年程度の電池寿命が要求される。そのため、無線センサに設けられている計測回路、送信回路、CPUを常時スリープモードにしておき、これらを定周期で起動して計測・送信を行うことで、その要求を満たしている。例えば、特定小電力無線システムの温度センサでは、1分間隔の定周期で計測および送信を行うことで、単3電池2本の電池容量で3年の電池寿命を実現している。
【0003】
これに対して、空調制御用のダクト挿入型温度センサなどでは、5秒間隔の計測周期が要求される。このような無線センサにおいて、5秒毎にスリープモードから起動して計測および送信を行うようにしたのでは、電池寿命が数ヶ月程度となってしまう。
【0004】
そこで、特許文献1では、センサと、このセンサの出力から計測データを作成する計測部と、この計測部が作成した計測データを無線送信する無線通信部と、計測部および無線送信部の動作を制御する制御部とを無線センサに設け、制御部からの指令によって計測部において定期的に計測データを作成させ、この計測部において作成された計測データに変化があった場合にのみ、制御部からの指令によって無線通信部を起動して、その計測データを無線送信するようにしている。これにより、無線通信部の起動回数が減るので、消費電力が減り、電池寿命を延ばすことができる。
【0005】
【特許文献1】特開2004−355164号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1では、計測部、無線通信部、制御部にそれぞれ計測用CPU、送信用CPU、制御用CPUの3つのCPUを必要とすることから、センサ自体が高価となる。また、制御用CPUは、計測部もしくは無線通信部の動作が完了するまでは動作するので、特に計測周期が比較的短周期の場合に制御用CPUの動作する時間も長くなり、電力の消費も多くなる。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、安価で、かつ電力消費の少ない無線センサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、本発明は、センサと、このセンサの出力から計測データを作成する計測部と、この計測部が作成した計測データを無線送信する無線通信部とを備え、電池によって駆動される無線センサにおいて、計測部に、所定の計測周期毎に起動してセンサの出力から計測データを作成し、この作成した計測データに所定値を超える変化が認められた場合、無線通信部へ起動指令を送った後、スリープ状態に移行する第1CPUを設け、無線通信部に、第1CPUからの起動指令を受けて起動し、センサの出力から作成された計測データを送信データに変換して無線送信させた後、スリープ状態に移行する第2CPUを設けたものである。
【0009】
この発明において、第1CPU(計測部のCPU)は、所定の計測周期毎に起動してセンサの出力から計測データを作成し、この作成した計測データに所定値を超える変化が認められた場合、第2CPU(無線通信部のCPU)へ起動指令を送る。そして、この起動指令を送った後、スリープ状態に移行する。一方、第2CPUは、第1CPUからの計測データの通知を受けて起動し、センサの出力から作成された計測データを送信データに変換して無線送信させる。そして、この送信データの無線送信後、スリープ状態に移行する。
【0010】
このようにして、本発明では、計測部のCPU(計測用CPU)と無線通信部のCPU(送信用CPU)とが連携して動作し、計測データの作成、計測データの送信データへの変換、送信データの無線送信、スリープ状態への移行などを行う。これにより、制御用CPUが不要となり、CPUの個数が減って、安価となる。また、使用するCPUの個数が減った分、電力消費が少なくなる。
【0011】
本発明において、第1CPUは、計測データに所定値を超える変化が認められた場合、起動指令を無線通信部へ送るが、この起動指令とともにその時の計測データを無線通信部へ通知するようにし、第2CPUにおいて、第1CPUから通知された計測データを送信データに変換して無線送信させるようにしてもよい。
この場合、第1CPUは計測用とされ、所定の計測周期(秒単位の比較的長い周期)で計測を行えればよく、動作クロックが遅く、動作時間の短い低消費電力のCPUを使用することにより、第1CPU側での電力消費を抑えることが可能となる。これに対し、第2CPUは無線通信用とされ、通信プロトコルに従って送信の実行を行うために、速い動作クロックを必要とし、動作時間が長くなるので、第1CPUよりも消費電力が大きくなる。しかし、第2CPUは、第1CPUから計測データの通知を受け、その計測データを送信データに変換して無線送信する間だけ起動し、それ以外はスリープ状態に移行するので、全体として使用される電力は小さく、第2CPU側での電力消費を抑えることが可能となる。
【0012】
また、本発明において、第2CPUは、第1CPUからの起動指令を受けて起動するが、この時、センサの出力から第1CPUよりも高精度に計測データを作成し、この作成した計測データを送信データに変換して無線送信させるようにしてしてもよい。
この場合、第2CPUが第1CPUよりも高精度に計測データを作成するから、第1CPUが作成する計測データは、送信すべきと判断することができる程度の低い精度でよい。これにより、第1CPU側において、高速・低精度のA/D変換器(例えば、フラッシュ型A/D変換器)を使用するようにして、第1CPU側での電力消費を抑えることが可能となる。また、第2CPU側では、高精度の計測データを作成するために低速・高精度のA/D変換器(例えば、二重積分型A/D変換器)を使用することになるが、このA/D変換器を用いての計測データの作成は第1CPUにおいて作成された計測データに所定値を超える変化が認められた場合のみであるので、全体として使用される電力は小さく、第2CPU側での電力消費を抑えることが可能となる。
【0013】
なお、本発明において、第1CPUは、所定の計測周期毎に起動してセンサの出力から計測データを作成し、この作成した計測データに所定値を超える変化が認められたか否かの判断を行うが、この判断を行う方法として次の(1),(2)のような方法が考えられる。
(1)今回作成した計測データと前回作成した計測データとを比較し、今回作成した計測データが前回作成した計測データに対して所定の閾値を超えて変化している場合を「計測データに所定値を超える変化が認められた場合」と判断する。
(2)今回作成した計測データと前回起動指令を送った時の計測データとを比較し、今回作成した計測データが前回起動指令を送った時の計測データに対して所定の閾値を超えて変化している場合を「計測データに所定値を超える変化が認められた場合」と判断する。
上記(2)の方法を採用すると、計測値の変化が緩やかで前回の計測データとの比較では閾値以内でも、その傾向が長く続いて前回無線送信した計測データと比べると変化量が顕著であるような場合に、見逃すことなく確実に外部に直近の計測データを無線送信することができるようになる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、計測部の第1CPU(計測用CPU)と無線通信部の第2CPU(送信用CPU)とが連携して動作し、計測データの作成、計測データの送信データへの変換、送信データの無線送信、スリープ状態への移行などを行うので、制御用CPUを不要として、CPUの個数を減らし、安価とすることができるようになる。また、第1CPUや第2CPU側で消費される電力を抑え、さらに電力消費を少なくすることができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1は本発明に係る無線センサの一実施の形態を示すブロック図である。同図において、1は温度などの物理量を電気信号に変換する計測素子(センサ)、2は計測素子1からの出力(アナログ信号)をデジタル信号に変換するA/D変換器、3はA/D変換器2を介する計測センサ1の出力から計測データを作成する計測用CPU、4は計測用CPU3が作成した計測データを送信元のアドレスなどを加えた送信データに変換する送信用CPU、5は送信用CPU4からの送信データを無線送信するRF回路であり、これらは図示されていない電池からの電力の供給を受けて動作する。
【0016】
この無線センサ100において、計測用CPU3に対してはメモリM1やタイマTMが設けられており、メモリM1には本実施の形態特有のプログラムとして送信用CPU起動プログラムP1が格納されている。また、タイマTMは、計測用CPU3を定期的に起動するタイマであり、このタイマTMの起動周期が計測データの計測周期Tとされる。本実施の形態では、計測周期Tとして、例えば5〜10秒程度の周期が定められている。
【0017】
なお、この実施の形態では、A/D変換器2と計測用CPU3とメモリM1とタイマTMとによって計測部10が構成されており、送信用CPU4とRF回路5とによって無線通信部20が構成されている。
【0018】
以下、図2に示すフローチャートを参照して、送信用CPU起動プログラムP1に従って計測用CPU3が実行する処理動作について説明する。
計測用CPU3は、タイマTMからの起動指令を受けると(ステップ101のYES)、それまでのスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行する。そして、A/D変換器2を介して計測素子1の出力(センサ出力)を取り込み、この取り込んだセンサ出力から計測データを作成する(ステップ102)。
【0019】
そして、前回作成した計測データと今回作成した計測データとの差(絶対値)を変化量ΔDとして求め(ステップ103)、この変化量ΔDが予め定められている所定値ΔDthを超えていれば(ステップ104のYES)、送信用CPU4へ起動指令を送るとともに今回作成した計測データを通知する(ステップ105)。そして、この計測データの通知後、スリープ状態に移行する(ステップ106)。変化量ΔDが所定値ΔDth以下であれば(ステップ104のNO)、送信用CPU4への計測データの通知は行わず、直ちにスリープ状態に移行する(ステップ106)。
【0020】
送信用CPU4は、計測用CPU3から起動指令を受けると、それまでのスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行し、計測用CPU3から通知された計測データを送信元のアドレスなどを加えた送信データに変換し、RF回路5を作動させて無線送信する。そして、この無線送信後、RF回路5を非作動状態とし、スリープ状態に移行する。これにより、今回作成した計測データに所定値ΔDthを超える変化が認められた場合にのみ、その計測データが送信されるようになる。
【0021】
このようにして、本実施の形態では、計測用CPU3と送信用CPU4とが連携して動作し、計測データの作成、計測データの送信データへの変換、送信データの無線送信、スリープ状態への移行などが行われる。これにより、特許文献1に示されているような制御用CPUが不要となり、CPUの個数が減って、安価となる。また、使用するCPUの個数が減った分、電力消費が少なくなる。
【0022】
また、この実施の形態において、計測用CPU3は、5〜10秒程度の比較的長い計測周期Tで計測を行えればよく、動作クロックが遅く、動作時間の短い低消費電力のCPUが使用でき、計測用CPU3側での電力消費が抑えられる。これに対し、送信用CPU4は、通信プロトコルに従って送信の実行を行うために、速い動作クロックを必要とし、動作時間が長くなるので、計測用CPU3よりも消費電力が大きくなる。しかし、送信用CPU4は、計測用CPU3から計測データの通知を受け、その計測データを送信データに変換して無線送信する間だけ起動し、それ以外はスリープ状態に移行するので、全体として使用される電力は小さく、送信用CPU4側での電力消費が抑えられる。
【0023】
〔実施の形態2〕
実施の形態1において、高精度の計測データを送ろうとすると、計測用CPU3において高精度の計測を行わなければならず、計測用CPU3での電力消費が大きくなる。そこで、実施の形態2では、計測用CPU3側で送信すべきと判断することができる程度の低い精度の計測を行うようにし、計測用CPU3側で送信すべきと判断された場合にのみ、送信用CPU4側で高精度の計測を行うようにする。
【0024】
図3に実施の形態2の無線センサのブロック図を示す。この無線センサ200では、計測用CPU3と計測素子1との間に高速・低精度のA/D変換器(例えば、フラッシュ型A/D変換器)2−1を設け、送信用CPU4と計測素子1との間に低速・高精度のA/D変換器(例えば、二重積分型A/D変換器)2−2を設け、計測用CPU3側で低精度の計測を行うようにし、計測用CPU3からの起動指令を受けた場合にのみ、送信用CPU4側で高精度の計測を行うようにしている。
【0025】
図4に送信用CPU起動プログラムP1に従って計測用CPU3が実行する処理動作を示す。計測用CPU3は、タイマTMからの起動指令を受けると(ステップ201のYES)、それまでのスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行する。そして、A/D変換器2−1を介して計測素子1の出力(センサ出力)を取り込み、この取り込んだセンサ出力から計測データを作成する(ステップ202)。この場合、計測用CPU3は、A/D変換器2−1を通して、高速で、低精度の計測データを作成する。
【0026】
そして、前回作成した計測データと今回作成した計測データとの差(絶対値)を変化量ΔDとして求め(ステップ203)、この変化量ΔDが予め定められている所定値ΔDthを超えていれば(ステップ204のYES)、送信用CPU4に起動指令を送る(ステップ205)。そして、この起動指令を送った後、スリープ状態に移行する(ステップ206)。変化量ΔDが所定値ΔDth以下であれば(ステップ204のNO)、送信用CPU4へは起動指令を送らず、直ちにスリープ状態に移行する(ステップ206)。
【0027】
送信用CPU4は、計測用CPU3からの起動指令を受けると、それまでのスリープ状態からウェイクアップ状態へ移行し、A/D変換器2−2を介して計測素子1の出力(センサ出力)を取り込み、この取り込んだセンサ出力から計測データを作成する。この場合、計測用CPU3は、A/D変換器2−2を通して、低速で、高精度の計測データを作成する。
【0028】
そして、この作成した高精度の計測データを送信元のアドレスなどを加えた送信データに変換し、RF回路5を作動させて無線送信する。この無線送信後、送信用CPU4は、RF回路5を非作動状態とし、スリープ状態に移行する。これにより、計測用CPU3側で送信すべきと判断された場合にのみ、送信用CPU4側で作成された高精度の計測データが送信されるようになる。
【0029】
このようにして、本実施の形態では、計測用CPU3と送信用CPU4とが連携して動作し、計測データの作成、計測データの送信データへの変換、送信データの無線送信、スリープ状態への移行などが行われる。これにより、特許文献1に示されているような制御用CPUが不要となり、CPUの個数が減って、安価となる。また、使用するCPUの個数が減った分、電力消費が少なくなる。
【0030】
また、この実施の形態では、送信用CPU4が計測用CPU3よりも高精度に計測データを作成するから、計測用CPU3が作成する計測データは送信すべきと判断することができる程度の低い精度でよく、高速・低精度のA/D変換器2−1の使用により、計測用CPU3側での電力消費が抑えられる。また、送信用CPU4側では、高精度の計測データを作成するために低速・高精度のA/D変換器2−2を使用しているが、このA/D変換器2−2を用いての計測データの作成は計測用CPU3において作成された計測データにΔDthを超える変化が認められた場合のみであるので、全体として使用される電力は小さく、送信用CPU4側での電力消費が抑えられる。
【0031】
なお、上述した実施の形態1では、ステップ103において、前回作成した計測データと今回作成した計測データとの差を変化量ΔDとして求めるようにしたが、送信用CPU4へ前回通知した計測データ(前回起動指令を送った時の計測データ)と今回作成した計測データとの差を変化量ΔDとして求めるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態2では、ステップ203において、前回作成した計測データと今回作成した計測データとの差を変化量ΔDとして求めるようにしたが、送信用CPU4へ前回起動指令を送った時の計測データと今回作成した計測データとの差を変化量ΔDとして求めるようにしてもよい。
このようにすると、計測値の変化が緩やかで前回作成した計測データとの比較では閾値以内でも、その傾向が長く続いて前回無線送信した計測データと比べると変化量が顕著であるような場合に、見逃すことなく確実に外部に直近の計測データを無線送信することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る無線センサの一実施の形態(実施の形態1)を示すブロック図である。
【図2】この無線センサにおける計測用CPUが実行する送信用CPU起動プログラムに従う処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明に係る無線センサの一実施の形態(実施の形態2)を示すブロック図である。
【図4】この無線センサにおける計測用CPUが実行する送信用CPU起動プログラムに従う処理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0033】
1…計測素子、2,2−1,2−2…A/D変換器、3…計測用CPU、4…送信用CPU、5…RF回路、10…計測部、20…無線通信部、M1…メモリ、TM…タイマ、P1…送信用CPU起動プログラム、T…計測周期、100,200…無線センサ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサと、このセンサの出力から計測データを作成する計測部と、この計測部が作成した計測データを無線送信する無線通信部とを備え、電池によって駆動される無線センサにおいて、
前記計測部は、
所定の計測周期毎に起動して前記センサの出力から計測データを作成し、この作成した計測データに所定値を超える変化が認められた場合、前記無線通信部へ起動指令を送った後、スリープ状態に移行する第1CPUを備え、
前記無線通信部は、
前記第1CPUからの起動指令を受けて起動し、前記センサの出力から作成された計測データを送信データに変換して無線送信させた後、スリープ状態に移行する第2CPUを備える
ことを特徴とする無線センサ。
【請求項2】
請求項1に記載された無線センサにおいて、
前記第1CPUは、
前記計測データに所定値を超える変化が認められた場合、前記起動指令とともにその時の計測データを前記無線通信部へ通知し、
前記第2CPUは、
前記第1CPUからの起動指令を受けて起動し、前記第1CPUから通知された計測データを送信データに変換して無線送信させる
ことを特徴とする無線センサ。
【請求項3】
請求項1に記載された無線センサにおいて、
前記第2CPUは、
前記第1CPUからの起動指令を受けて起動し、前記センサの出力から前記第1CPUよりも高精度に計測データを作成し、この作成した計測データを送信データに変換して無線送信させる
ことを特徴とする無線センサ。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか1項に記載された無線センサにおいて、
前記第1CPUは、
今回作成した計測データと前回作成した計測データとを比較し、今回作成した計測データが前回作成した計測データに対して所定の閾値を超えて変化している場合を前記計測データに所定値を超える変化が認められた場合と判断する
ことを特徴とする無線センサ。
【請求項5】
請求項1〜3の何れか1項に記載された無線センサにおいて、
前記第1CPUは、
今回作成した計測データと前記第2CPUへ前回起動指令を送った時の計測データとを比較し、今回作成した計測データが前回起動指令を送った時の計測データに対して所定の閾値を超えて変化している場合を前記計測データに所定値を超える変化が認められた場合と判断する
ことを特徴とする無線センサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−52414(P2008−52414A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−226412(P2006−226412)
【出願日】平成18年8月23日(2006.8.23)
【出願人】(000006666)株式会社山武 (1,808)
【Fターム(参考)】