説明

無線通信コードレス電話システムおよび無線通信電界強度表示方法

【課題】コードレス電話機の親機設置時、および、コードレス電話機の子機使用時の両方で受信電界強度を確認できる無線通信コードレス電話システムおよび無線通信電界強度表示方法を提供することを目的とする。
【解決手段】無線通信基地局101と、前記無線通信基地局101と無線通信で接続し、かつ、無線通信で無線通信コードレス電話子機103と接続する無線通信コードレス電話親機102と、前記無線通信コードレス電話親機102と無線通信で接続する無線通信コードレス電話子機103、とからなる無線通信コードレス電話システムにおいて、前記無線通信コードレス電話親機102における前記無線通信基地局101からの受信電界強度を前記無線通信コードレス電話親機102と前記無線通信コードレス電話子機103の両方の装置で表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコードレス電話に関し、特にセルラ無線通信システムによって公衆網に接続されるコードレス電話に関するものである。
【背景技術】
【0002】
音声通信、データ通信が可能な電話システムは、有線、無線を含む様々な通信方式、通信プロトコルによってサービスが提供されている。
【0003】
有線接続の形態では、アナログ電話サービス回線や総合デジタルネットワークサービス(ISDN)回線などのサービスが提供されている。一方、無線接続の形態では、一般にセルラと呼ばれるGSM、cdma、PHS、W−CDMAなどの無線通信サービスや、衛星電話などのサービスが提供されている。
【0004】
ユーザが使用する端末形態としては、有線電話網では据え置き型電話端末、コードレス端末、無線通信網では携帯電話端末などが一般的である。
【0005】
またセルラ通信の送受信機とRJ11などのインターフェースを有し、公衆網へはセルラ通信で接続し、ユーザは据え置き型端末もしくはコードレス電話の親機を接続して使用する形態のセルラ通信機器も使用されている。
【0006】
これは、有線接続で公衆網に接続するのではなく、セルラ通信を用いて公衆網に接続する形態を採るため、有線電話網が未整備の地域で固定電話を利用する際に、有線網構築のためのインフラ整備のコストを削減できるメリットがある。
【0007】
また、このような構成の場合、セルラ送受信装置を自宅の窓際などの電波状態が良好な位置に固定的に設置して使用できるため、自宅内に存在するセルラ通信の不感地帯を解消する効果も得られる。
【0008】
このようなセルラ通信において、特許文献1記載に開示されているような受信電界強度表示を端末に設けることが一般的である
【特許文献1】特開2002−374574号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来の携帯電話には電界強度が表示され、ユーザはその端末の画面に表示される電界強度に基づいて通信品質を確認していた。
【0010】
しかし、セルラ通信で公衆網に接続し、さらに無線接続されたコードレス子機を有するコードレス電話機の構成では、コードレス親機にのみセルラ通信の受信電界強度を表示した場合、コードレス親機と離れた場所で通話していると、セルラ通信の受信電界強度を確認できない課題がある。
【0011】
また、コードレス子機のみに受信電界強度を表示した場合、親機設置時に子機を見ながら設置作業を行う必要があり、設置作業が煩雑になってしまう課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の無線通信コードレス電話システムでは、コードレス親機およびコードレス子機の両方にセルラ通信の受信電界強度を表示させる構成を採る。
【発明の効果】
【0013】
本発明の無線通信コードレス電話システムによれば、コードレス親機設置時には、コードレス親機で表示される受信電界強度を確認しながら、通信環境が最適な位置にコードレス親機を設置することができる。
【0014】
また、親機から離れた場所、例えば親機が設置されている部屋とは別の部屋などで、コードレス子機を使用して発着信、通話などを行う場合、親機で表示されている電界強度を確認することなく、子機のみで確認することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の骨子は、セルラ無線通信網に無線通信接続するコードレス電話において、セルラ通信網からの受信電界強度をコードレス電話の親機、子機の双方に表示することにある。以下、本発明の具体的な内容について実施の形態1〜3を用いて説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の無線通信コードレス電話システムの実施の形態1の構成図である。
【0017】
無線通信コードレス電話システムは、101の無線通信基地局(以下、基地局と記載)、102の無線通信コードレス電話親機(以下、親機と記載)、103の無線通信コードレス電話子機(以下、子機と記載)で構成されている。
【0018】
101の基地局は、一般的には数kmから数十kmのマクロセルと呼ばれる通信エリアを構成し、そのエリアに在圏する無線通信端末装置と、GSMやcdmaなど(104)の通信方式で、音声、データなどの無線通信を行う。また、在圏する無線通信端末装置への着信通知などの制御信号のやり取りも行う。親機102は、基地局101と無線通信によって音声、データなどのやり取りを行い、公衆網に接続している。
【0019】
一方、親機102は、DECT、無線LAN、Bluetoothなど(105)の通信方式を使って、一般的には数mから数百mのマイクロセルを構成し、その通信エリアに在圏する子機103と無線通信を行う。
【0020】
さらに、親機102は、基地局101からの無線通信104の受信電界強度を表示する受信電界強度表示部106を持つ。
【0021】
子機103は、通話時の音声、メールなどのデータを親機102と無線通信する。ひとつの親機102に接続する子機103は、複数台で構成することも可能である。さらに、子機103は、親機102で測定された基地局101からの無線通信104の受信電界強度を表示する受信電界強度表示部107を持つ。
【0022】
親機102は、宅内の窓際、外壁面そば等の基地局101からの電波の受信環境が良好な位置に半固定的に設置して使用することが想定される。そのため、親機102を使用する際に、まず、基地局101からの無線通信104の電界強度を受信電界強度表示部106で確認しながら設置作業を行う。もし、親機102に受信電界強度表示部106が無い場合は、子機103の受信電界強度表実107を目視確認しながらの設置作業となるため、設置する親機102およびその周辺の設置場所を同時に目視確認することが難しく、設置作業が煩雑になってしまう。
【0023】
一方、子機103は、親機102が設置されている同一の部屋内での使用の他、親機102から壁などで隔てられた他の部屋での使用も想定される。その際、基地局101からの親機102間の無線通信104の受信電界強度を受信電界強度表示部107で確認することが可能である。もし、子機103に受信電界強度表示部107が無い場合は、親機102における基地局101からの受信電界強度を、親機102の設置場所に移動し、受信電界強度表示部106で確認しなければならなくなってしまう。
【0024】
図2は、図1の無線通信コードレス電話システムの親機のブロック図である。
【0025】
親機102は、基地局101と無線通信を行うマクロセル通信部201と、子機103と無線通信を行うマイクロセル通信部202とに大別される。
【0026】
マクロセル通信部201は、203のアンテナ部、204のアンテナ共用部、205の受信部、206の送信部、207の電界強度処理部、208の受信電界強度表示部とから構成される。一方、マイクロセル通信部202は、209のアンテナ部、210のアンテナ共用部、211の受信部、212の送信部とで構成される。
【0027】
さらに、213の制御部は、マクロセル通信部201およびマイクロセル通信部202の各機能ブロックの制御や、マクロセル通信部201で受信したデータを予め定められたデータフォーマットに変換し、マイクロセル通信部202に送る、また逆にマイクロセル通信部202で受信したデータを予め定められたデータフォーマットに変換し、マクロセル通信部201に送る機能を有する。
【0028】
マイクロセル通信部201では、アンテナ部203は、基地局101との無線送受信を行う。アンテナ共用部204は、アンテナ部203での無線送信、無線受信を1本のアンテナで行うために、送信信号と受信信号を分離する機能を持つ。受信部205は、基地局101からの制御信号やユーザデータ等の復調、復号処理などの受信処理を行う。送信部206は、制御信号やユーザデータ等の符号化、変調処理などの送信処理を行う。
【0029】
一方、マイクロセル通信部202では、アンテナ部209は、子機103との無線送受信を行う。アンテナ共用部210は、アンテナ部209での無線送信、無線受信を1本のアンテナで行うために、送信信号と受信信号を分離する機能を持つ。受信部211は、子機103からの制御信号やユーザデータ等の復調、復号処理などの受信処理を行う。送信部212は、制御新語やユーザデータ等の符号化、変調処理などの送信処理を行う。
【0030】
次に、親機102を介して、基地局101から子機103へデータを送信する流れを説明する。
【0031】
基地局101から送信されたユーザデータを含む無線信号は、親機102のアンテナ部203で受信する。受信された無線信号はアンテナ共用部204で送信信号と分離され受信部205に送られる。受信部205では受信した無線信号に対して復調、復号処理等の受信処理を行い、受信データを生成し、制御部213へと送る。制御部213では受信データのデータフォーマット変換を行い、送信データを生成し、送信部212へ送る。
【0032】
制御部213でのデータフォーマット変換は、受信データを送信データのデータ長に変換する、所定のヘッダを付与するなどの処理を指す。
【0033】
送信データを受信した送信部212は、符号化、変調処理等の送信処理を行い、アンテナ共用部210へと送る。アンテナ共用部210では受信データと分離し、アンテナ部209へ無線信号を送り、アンテナ部209を介して子機103へと無線送信される。
【0034】
逆に、親機102を介して、子機103から基地局101へデータを送信する流れは、基地局101から子機103へデータを送信する流れの逆の経路、すなわち、アンテナ部209、アンテナ共用部210、受信部211、制御部213、送信部206、アンテナ共用部204、アンテナ部203の流れで同様の処理が行われる。
【0035】
次に、基地局101からの信号の親機102での受信電界強度を表示するための制御について説明する。
【0036】
まず、既知信号系列、すなわち、受信側である親機102側で受信周波数帯、受信タイミング、受信データ系列等が既知である信号を基地局101から送信する。既知信号系列を含む制御信号を親機102のアンテナ部203で受信すると、アンテナ共用部204を介して受信部205に送られる。受信部205では、既知信号系列を参照して受信電界強度を測定し、受信電界強度処理部207へ送る。受信電界強度処理部207では、受信電界強度の移動平均算出処理を一定周期で行い、その結果を受信電界強度表示部208に送り、受信電界強度表示部208に受信電界強度が表示される。
【0037】
また、受信電界強度処理部207での算出結果は、制御部213で、子機103向けの送信信号に重畳され、送信部212、アンテナ共用部210、アンテナ部209を介して、子機103へ送信される。これを受信した子機103で、電界強度を表示する。
【0038】
図8は、受信電界強度情報の送信データフォーマットを示す模式図である。
【0039】
801はヘッダ部で、無線通信に必要な一般的なヘッダ情報が含まれている。
【0040】
802は受信電界強度情報で、具体的には親機102で測定された受信電界強度(−36.5[dBm])などの値である。子機103では、受信した受信電界強度802を使って親機とは異なる独自の受信電界強度の表示が可能である。
【0041】
803は電界強度レベルで、親機102で測定した受信電界強度から算出した電界強度レベルが含まれている。具体的には、0〜3で表された数値であり、受信電界強度を圏外、弱、中、強などで表している。子機103は、受信した電界強度レベル803を用いて、親機と同一の電界強度を表示することができる。
【0042】
図3は、図1の無線通信コードレス電話システムの子機のブロック図である。
【0043】
子機103は、301のマイクロセル無線送受信用アンテナ部、302のアンテナ共用部、303の受信部、304の送信部、305の制御部、306のマイク、307のキー、308の表示部、309のスピーカーで構成される。
【0044】
アンテナ部301、アンテナ共用部302、受信部303、送信部304は、親機102におけるアンテナ部209、アンテナ共用部210、受信部211、送信部212と同等の機能を持つ。
【0045】
制御部305では、受信部303から送られた音声信号、テキスト情報などに所定の処理を施し、表示部308やスピーカー309に送る処理を行う。また、制御部305では、マイク306で入力された音声信号や、キー307で入力されたテキスト情報などに所定の処理を施し、送信部304へ送る処理も行う。
【0046】
親機102から送信された音声信号やテキスト情報を含む無線信号105をアンテナ部301で受信した子機103では、アンテナ共用部302で送信信号と分離し、受信部303、制御部305を介して、スピーカー309で音声が、表示部308でテキスト情報をそれぞれ出力する。
【0047】
また、マイク306で入力された音声信号や、キー307で入力されたテキスト情報は、制御部305に送られ所定の処理を施した後、送信部304、アンテナ共用部302、アンテナ部301を介して無線信号105で親機102に送られる。
【0048】
また、親機102から送られたマクロセル無線通信の受信電界強度は、アンテナ部301、受信部303を介して制御部305に送られる。制御部305では、受信した受信電界強度を表示部308に送り、表示部308で受信電界強度を表示する。
【0049】
以上のように、親機102で測定したマクロセル無線通信の受信電界強度を、親機102および子機103の双方で表示させることにより、親機102の設置時には親機102の受信電界強度表示106を、通常の子機103使用時は子機103の受信電界強度表示107を、それぞれ参照でき、良好な通信環境が得られる。
【0050】
なお、親機102の受信電界強度の表示形式は、移動通信端末に一般的なアンテナ本数での表示の他に、LEDによる色の表示でも良い。例えば、圏外の場合は赤色、圏内弱受信電界強度の場合は黄色、圏内中受信電界強度の場合は緑色、圏内強受信電界強度の場合は青色などである。
【0051】
これは、親機102を室内壁面の高い位置に設置する場合などでは、親機102の電界強度表示が遠く、見にくい角度になってしまう、等の問題が発生する場合があり、そのような場合に受信電界強度を色の違いで表示することで一見して受信電界強度を確認することが可能となる。
【0052】
(実施の形態2)
図4は、本発明の無線通信コードレス電話システムの実施の形態2の構成図である。ただし、図1と同一構成部分は、図1と同一の参照番号を付与している。
【0053】
図4における親機102では、マクロセル無線通信の受信電界強度表示106に加えて、子機103で測定されたマイクロセル無線通信の受信電界強度を受信電界強度表示401で表示する。
【0054】
これは、良好な通信環境を確保するためには、親機102における基地局101からの受信電界強度と、子機103における親機102からの受信電界強度が両方共に一定レベルを満たしていなければならない。そこで、親機102ではマクロセル無線通信、マイクロセル無線通信の両方の受信電界強度を表示することにより、親機102の設置時に両方の通信環境が確認できる。
【0055】
また、図4における子機103では、親機102で測定されたマクロセル受信電界強度表示107に加えて、子機103で測定されたマイクロセル無線通信の受信電界強度を受信電界強度表示402で表示する。
【0056】
これにより、通常の音声通話、データ通信を行う際に、マクロセル無線通信およびマイクロセル無線通信の双方の通信環境が確認できる。
【0057】
ここでは、親機102および子機103において、マクロセル無線通信の親機102における受信電界強度を親機102の受信電界強度表示106および子機103の受信電界強度表示107でそれぞれ表示するのに加えて、子機103で測定されたマイクロセル無線通信の受信電界強度を子機103の受信電界強度表示402、および、子機103から親機102に送信し、親機102の受信電界強度表示401、の双方で表示する構成を採る。
【0058】
図5は、図4の無線通信コードレス電話システムの親機のブロック図である。ただし、図2と同一構成部分は、図2と同一の参照番号を付与している。
【0059】
子機103から送信された、子機103におけるマイクロセル無線通信の受信電界強度が重畳された無線信号は、親機102において、アンテナ部209で受信され、受信部211で所定の処理が施され制御部213に送られる。さらに、制御部213から受信電界強度表示501に送られ、表示される。
【0060】
図6に、図4の無線通信コードレス電話システムの子機のブロック図である。ただし、図3と同一構成部分は、図3と同一の参照番号を付与している。
【0061】
まず、親機102から子機103で既知の信号が重畳された制御信号が送信される。その制御信号はアンテナ部301で受信され、アンテナ共用部302を介して受信部303で受信される。受信部303では既知信号から受信電界強度を測定し、測定結果を受信電界強度処理部601に送る。
【0062】
受信電界強度処理部601では、受信部303から送られる受信電界強度の移動平均を一定周期で算出する。算出された受信電界強度の移動平均値は、表示部308へ送られ表示される。また、制御部305へ送られる。
【0063】
制御部305では、マイク306から入力された音声信号やキー307で入力されたテキスト情報などに、受信電界強度の移動平均値を重畳し、送信部304へ送る。以下、アンテナ共用部302、アンテナ部301を介して親機102へと送信される。
【0064】
また、親機102に対して複数の子機103が通信可能な状態にある場合、複数の子機から受信した受信電界強度は制御部213において、子機間の平均値や、子機の中で最も受信電界強度が低い値等を算出し、その値を受信電界強度表示部501で表示しても良い。
【0065】
(実施の形態3)
ここでは、マクロセル無線通信の受信電界強度が圏外の時のみ子機103で表示する場合の処理について説明する。
【0066】
図7に、本発明の無線通信コードレス電話システムの実施の形態3の制御フローチャートを示す。
【0067】
制御部213における処理が開始されると(STEP1)、まず、受信電界強度処理部207から受信電界強度を取得する(STEP2)。次に、取得した受信電界強度が予め定められた閾値と比較して、閾値よりも大きい場合は圏内、閾値よりも小さい場合は圏外と判定する(STEP3)。
【0068】
圏内と判定された場合は、次の受信電界強度取得処理(STEP2)に戻り処理を継続する。
【0069】
圏外と判定された場合は、さらに、受信電界強度が圏外である旨の信号を生成し、送信部212へと送る受信電界強度送信処理(STEP4)を行い、次の受信電界強度取得処理(STEP2)に戻り処理を継続する。
【0070】
一方、子機103では、圏外の場合のみ受信電界強度圏外信号をアンテナ部301、アンテナ共用部302、受信部303を介して制御部305で取得する。受信電界強度圏外信号を受信した制御部305では、圏外である旨の表示を表示部308に指示し、表示部308で圏外表示される。
【0071】
このように、親機102において受信電界強度が劣化した場合のみ子機103に圏外通知を行うことによって、子機103の受信処理負荷を軽減し、消費電力の軽減を図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明にかかる無線通信コードレス電話システムおよび無線通信電界強度表示方法は、無線通信コードレス電話の親機、子機への利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の無線通信コードレス電話システムの実施の形態1の構成図
【図2】図1の無線通信コードレス電話システムの親機のブロック図
【図3】図1の無線通信コードレス電話システムの子機のブロック図
【図4】本発明の無線通信コードレス電話システムの実施の形態2の構成図
【図5】図4の無線通信コードレス電話システムの親機のブロック図
【図6】図4の無線通信コードレス電話システムの子機のブロック図
【図7】本発明の無線通信コードレス電話システムの実施の形態3の制御フローチャート
【図8】受信電界強度情報の送信データフォーマットを示す模式図
【符号の説明】
【0074】
101 無線通信基地局
102 無線通信コードレス電話親機
103 無線通信コードレス電話子機
106、107 受信電界強度表示部
201 マクロセル通信部
202 マイクロセル通信部
203 アンテナ部
204 アンテナ共用部
205 受信部
206 送信部
207 受信電界強度処理部
208 受信電界強度表示部
209 アンテナ部
210 アンテナ共用部
211 受信部
212 送信部
213 制御部
301 アンテナ部
302 アンテナ共用部
303 受信部
304 送信部
305 制御部
306 マイク
307 キー
308 表示部
309 スピーカー
401、402 電界強度表示部
501 受信電界強度表示部
601 受信電界強度処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信基地局と、前記無線通信基地局と無線通信で接続し、かつ、無線通信で子機と接続する無線通信コードレス電話親機と、前記無線通信コードレス電話親機と無線通信で接続する無線通信コードレス電話子機、とからなる無線通信コードレス電話システムにおいて、前記無線通信コードレス電話親機における前記無線通信基地局からの受信電界強度を前記無線通信コードレス電話親機と前記無線通信コードレス電話子機の両方の装置で表示する、ことを特徴とした無線通信コードレス電話システム。
【請求項2】
請求項1記載の無線通信コードレス電話システムの前記無線通信コードレス電話親機において、前記無線通信基地局から受信した無線信号の受信電界強度を測定する受信電界強度処理部と、前記受信電界強度処理部で処理された受信電界強度を表示する受信電界強度表示部と、前記受信電界強度処理部で処理された受信電界強度を前記無線通信コードレス電話子機に送信するための所定のデータフォーマットを生成するための制御部と、を具備することを特徴とした無線通信コードレス電話親機。
【請求項3】
請求項1記載の無線通信コードレス電話システムの前記無線通信コードレス電話子機において、前記無線通信コードレス電話親機から送信された無線信号を受信する受信部と、前記受信部で受信した無線信号から前記無線通信コードレス電話親機で測定された受信電界強度を取得する制御部と、前記取得した受信電界強度を表示する表示部と、を具備することを特徴とした無線通信コードレス電話子機。
【請求項4】
前記無線通信コードレス電話親機から送信された無線信号の受信電界強度を無線通信コードレス電話子機で表示し、かつ、前記受信電界強度を無線通信コードレス電話親機に無線伝送し、前記受診電界強度を無線通信コードレス電話親機で表示する、ことを特徴とする請求項1記載の無線通信コードレス電話システム。
【請求項5】
請求項4記載の無線通信コードレス電話システムの前記無線通信コードレス電話親機において、複数の子機から送信された受信電界強度の最も小さい受信電界強度を表示する、ことを特徴とした無線通信コードレス電話親機。
【請求項6】
請求項4記載の無線通信コードレス電話システムの前記無線通信コードレス電話親機において、複数の子機から送信された受信電界強度の平均値を表示する、ことを特徴とした無線通信コードレス電話親機。
【請求項7】
請求項4記載の無線通信コードレス電話システムの前記無線通信コードレス電話子機において、前記無線通信コードレス電話親機から送信された無線信号を受信する受信部と、前記無線信号から受信電界強度を生成する受信電界強度処理部と、前記受信電界強度処理部で生成された受信電界強度を表示する表示部と、前記受信電界強度を無線送信するための所定のフォーマットを生成する制御部と、前記受信電界強度を送信する送信部と、を具備することを特徴とした無線通信コードレス電話子機。
【請求項8】
請求項4記載の無線通信コードレス電話システムの前記無線通信コードレス電話親機において、前記無線通信コードレス電話子機で測定した受信電界強度を含む無線信号を受信する受信装置と、前記無線信号から受信電界強度を取得する制御部と、前記制御部で取得された受信電界強度を表示する表示装置と、を具備することを特徴とした無線通信コードレス電話親機。
【請求項9】
請求項1記載の無線通信コードレス電話システムの前記無線通信コードレス電話親機において、前記基地局から送信された無線信号の受信電界強度を測定する受信電界強度処理部と、前記受信電界強度と所定の閾値を比較し、閾値以下の場合は圏外信号を生成する制御部と、前記圏外信号を送信する送信部と、を具備することを特徴とする無線通信コードレス電話親機。
【請求項10】
請求項1記載の無線通信コードレス電話システムの前記無線通信コードレス電話子機において、圏外信号を含む前記無線通信コードレス電話親機から送信された無線信号を受信する受信部と、受信した無線信号から圏外信号を取得する制御部と、圏外であることを表示する表示部と、を具備することを特徴とした無線通信コードレス電話子機。
【請求項11】
前記受信電界強度表示部は、受信電界強度の状態をLEDの色の違いで表示することを特徴とした請求項2記載の無線通信コードレス電話親機。
【請求項12】
無線通信基地局と、前記無線通信基地局と無線通信で公衆網に接続し、かつ、無線通信で子機と接続する無線通信コードレス電話親機と、前記無線通信コードレス電話親機と無線通信で接続する無線通信コードレス電話子機、とからなる無線通信コードレス電話システムの前記無線通信コードレス電話親機が、前記無線通信基地局から受信した無線信号の受信電界強度を測定し、前記受信電界強度処理部で処理された受信電界強度を表示し、また、前記受信電界強度処理部で処理された受信電界強度を前記無線通信コードレス電話子機に送信するための所定のデータフォーマットを生成し、生成された前記データフォーマットを送信し、前記無線通信コードレス電話子機が、前記無線通信コードレス電話親機から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号から受信電界強度を取得し、前記取得した受信電界強度を表示する、ことを特徴とした無線通信電界強度表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−21685(P2010−21685A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−178828(P2008−178828)
【出願日】平成20年7月9日(2008.7.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】