説明

焼き饅類用ミックス粉及び焼き饅類

【課題】ボリュームがありながら、軽い食感で歯切れがよく、冷凍保存後であってもパサつかず、しっとりとした食感を有する焼き饅類を製造できる焼き饅類用ミックス粉及び焼き饅類を提供する。
【解決手段】
米粒又は米粉に、圧縮力、衝撃力、摩擦力及び剪断力から選ばれる少なくとも1種を加えることによって製造された、膨潤度が4.5以上で、アミログラフ糊化最高粘度が500BU以下とされた改質米粉を含有する焼き饅類用ミックス粉を用いて生地を調製し、焼成して焼き饅類を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボリュームがありながら、軽い食感で歯切れがよく、冷凍保存後であってもパサつかず、しっとりとした食感を有する焼き饅類を製造できる焼き饅類用ミックス粉及び焼き饅類に関する。
【背景技術】
【0002】
どら焼き、ホットケーキ、パンケーキ、鯛焼、今川焼、カステラ焼き、人形焼き、もみじ饅頭、鈴カステラ、ワッフルなどの焼き饅類は、小麦粉や膨張剤などを含むミックス粉に水を加えて調製した生地(バッター液)を、鉄板上に流して平焼きしたり、所望の形状の型に流し込んで型焼きして作られる。
【0003】
このような焼き饅類の食感を向上するため、焼き饅類用のミックス粉に加工澱粉や、乳化剤などをさらに含有することが従来より行われている。
【0004】
例えば、下記特許文献1には、水、エタノール、糖類、及び乳化剤を含有する油脂組成物を用いてホットケーキ、パンケーキ、今川焼き、回転焼き、人形焼き、鈴カステラ、大判焼き、鯛焼き等を製造することが開示されている。
【0005】
また、下記特許文献2には、加工澱粉および/または馬鈴薯澱粉を50〜99重量%、油脂類を1〜10重量%配合した原料に水を加えて混合し液状生地を作製後、焼成して、鯛焼き、今川焼き、人形焼き、もみじ饅頭、ワッフルなどの鯛焼き類菓子を製造することが開示されている。
【特許文献1】特開2000−116311号公報
【特許文献2】特開2004−321182号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の焼き饅類では、ボリューム感を持たせようとした場合、食感が重くなり易かった。このため、ボリュームがありながら、軽い食感で歯切れがよい焼き饅類を得ることは困難であった。また、冷凍保存した後、電子レンジなどで加熱調理すると、パサ付いた食感になり易かった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、ボリュームがありながら、軽い食感で歯切れがよく、冷凍保存後であってもパサつかず、しっとりとした食感を有する焼き饅類を製造できる焼き饅類用ミックス粉及び焼き饅類を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の焼き饅類用ミックス粉は、米粒又は米粉に、圧縮力、衝撃力、摩擦力及び剪断力から選ばれる少なくとも1種を加えることによって製造され、膨潤度が4.5以上で、アミログラフ糊化最高粘度が500BU以下とされた改質米粉を含有することを特徴とする。
【0009】
本発明の焼き饅類用ミックス粉は、どら焼き、ホットケーキ、パンケーキ、鯛焼き、今川焼き、カステラ焼き、人形焼き、もみじ饅頭、鈴カステラ及びワッフルから選ばれる焼き饅類の製造に用いられることが好ましい。
【0010】
本発明の焼き饅類用ミックス粉は、前記改質米粉を1〜80質量%含有することが好ましい。
【0011】
本発明の焼き饅類用ミックス粉は、前記改質米粉と、前記改質米粉を除く穀粉及び/又は該穀粉から製造される澱粉類と、膨張剤と、糖類とを含有することが好ましく、前記改質米粉を1〜80質量%、前記改質米粉を除く穀粉及び/又は該穀粉から製造される澱粉類を1〜99質量%、膨張剤を0.1〜20質量%、糖類を1〜80質量%含有することがさらに好ましい。
【0012】
また、本発明の焼き饅類は、上記焼き饅類用ミックス粉を用いて調製した生地を焼成して得られたことを特徴とする。
【0013】
本発明の焼き饅類は、冷凍又は冷蔵されており、電子レンジ又はオーブンで再加熱されて食されるものであることが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の焼き饅類用ミックス粉は、水などの液体を加えて調製した生地を焼成することで、ボリューム感がありながら、軽い食感で歯切れがよく、表面はサックリとして香ばしい風味があり、内部はしっとりとして口溶けが良い焼き饅類を得ることができる。また、この焼き饅類用ミックス粉を用いて得られる焼き饅類は、保水力が高く、製造後から時間がたっても食感が劣化し難い。更には、冷蔵保存や冷凍保存した後、加熱調理してもパサ付きがなく食感が良好であるので、出来たての食感を再現でき、テイクアウト用やチルド用として好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の対象となる焼き饅類は、どら焼き、ホットケーキ、パンケーキなどのような生地(バッター液)を平焼きして得られる平焼き物や、鯛焼き(動物形状の型焼き物を含む)、今川焼き(大判焼き、回転焼きともいう)、カステラ焼き、人形焼き(人形形状の型焼き物を含む)、もみじ饅頭、鈴カステラ、ワッフルなどのような、生地(バッター液)を所定の形状の型枠内で焼成して得られる型焼き物が好ましく挙げられる。
【0016】
[焼き饅類用ミックス粉]
本発明の焼き饅類用ミックス粉は、米粒又は米粉に、圧縮力、衝撃力、摩擦力及び剪断力から選ばれる少なくとも1種を加えることによって製造された、膨潤度が4.5以上で、アミログラフ糊化最高粘度が500BU以下とされた改質米粉を含有するものである。
【0017】
(改質米粉)
上記改質米粉は、米粒又は米粉に、圧縮力、衝撃力、摩擦力及び剪断力から選ばれる少なくとも1種を加え、澱粉を部分的に損傷させて得られた米粉であって、例えば、清酒醸造用の酒米の製造時に産出される米粉や、白糠等が好ましく挙げられる。
【0018】
上記改質米粉は、膨潤度が4.5以上であることが必要であり、5〜12が好ましく、6〜10がより好ましい。膨潤度が4.5未満であると、本発明の効果が十分得られない。なお、膨潤度は、次のようにして測定した値である。すなわち、試料となる米粉1gを水100ccに分散させ、30分間遠心分離してゲル層と上澄み液に分け、ゲル層の重量を測定し、この時の、ゲル層の重量をAとする。そして、ゲル層を105℃で3時間乾燥させ、乾燥させたゲル層の重量をBとする。そして、A/Bの値を膨潤度とする。なお、粳米を粉末化して得られる米粉の膨潤度は、およそ2〜3.6程度である。
【0019】
上記改質米粉は、アミログラフ糊化最高粘度が500BU以下であることが必要であり、400BU以下が好ましく、300BU以下がより好ましい。アミログラフ糊化最高粘度が500BUを超えると、本発明の効果が十分得られない。アミログラフ糊化最高粘度とは、小麦粉の糊化度の粘度変化をアミログラフ試験機で測定した時の最高粘度であって、アミログラフ試験機の測定容器に、固形分50gの試料を含む水懸濁液500gを入れて装置に設置し、1.5℃/minで昇温した後、95℃到達後30分間同温度に保持して、この間の最高粘度をアミログラフ糊化最高粘度とする。なお、粳米を粉末化して得られる米粉のアミログラフ糊化最高粘度は、およそ700〜1000BUである。
【0020】
上記改質米粉は、α化度が50〜90%が好ましく、60〜85%がより好ましい。α化度が50%未満であると、焼成直後は良好な食感を有する焼き饅類を得ることができるが、時間がたつと食感が硬くなる傾向にある。α化度が90%を超えると、得られる焼き饅類の口溶けが悪くなる傾向にある。
【0021】
上記改質米粉は、焼き饅類用ミックス粉中に1〜80質量%含有することが好ましく、1〜50質量%含有することがより好ましく、1〜30質量%含有することが特に好ましい。含有量が1質量%未満であると十分な効果が得られないことがある。含有量が80質量%を超えると作業性が悪くなり、更には保形性が悪くなることがある。
【0022】
(その他成分)
本発明の焼き饅類用ミックス粉は、更に、改質米粉を除く穀粉及び/又は該穀粉から製造される澱粉類を含有することが好ましい。穀粉としては、タピオカ、馬鈴薯、とうもろこし、小麦、甘薯、米粉(本発明の改質米粉を除く)等が好ましく用いられる。また、澱粉類としては、前述した穀粉から得られた澱粉や、これらの澱粉を化工処理(エーテル化、エステル化、架橋、酸化、酸分解)した化工澱粉等が好ましく用いられる。改質米粉を除く穀粉及び/又は該穀粉から製造される澱粉類は、焼き饅類用ミックス粉中に1〜99質量%含有することが好ましく、1〜90質量%がより好ましく、1〜80質量%が特に好ましい。含有量が1質量%未満であると、得られる焼き饅類の保形性が悪くなることがある。また、含有量が99質量%を超えると、焼き饅類特有の食感が得られなくなることがある。
【0023】
本発明の焼き饅類用ミックス粉は、更に、膨張剤を含有することが好ましい。膨張剤としては特に制限はなく、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等のpH7以上の炭酸水素塩と、ミョウバン、酒石酸カリウム、フマル酸等の酸又は酸性反応を示す塩類との混合物等が好ましく用いられる。
【0024】
膨張剤は、焼き饅類用ミックス粉中に0.1〜20質量%含有することが好ましく、0.1〜15質量%含有することがより好ましく、0.1〜10質量%含有することが特に好ましい。含有量が0.1質量%未満であると十分な発泡が得られず、内層が詰まってしまうことがある。含有量が20質量%を超えると発泡が激しすぎて、作業性が悪化し、更には、得られる焼き饅類に苦みが付与されてしまう傾向にある。
【0025】
本発明の焼き饅類用ミックス粉は、更に糖類を含有することが好ましい。糖類としては特に限定はなく、グルコース、フラクトース、キシロース等の単糖類、トレハロース、ショ糖(砂糖)、マルトース、ラクトース、パラチノース等の二糖類、オリゴ糖、転化糖等の多糖類、糖アルコールが例示できる。
【0026】
糖類は、焼き饅類用ミックス粉中に1〜80質量%含有することが好ましく、1〜70質量%含有することがより好ましく、1〜50質量%含有することが特に好ましい。含有量が1質量%未満であると焼き色が薄く、食感もパサ付きやすい。含有量が80質量%を超えると型離れなどの作業性が悪くなり、更には、得られる焼き饅類の甘みが強くなる傾向にある。
【0027】
また、本発明の焼き饅類用ミックス粉は、目的とする焼き饅類の種類に応じて更に食塩、脱脂粉乳、香料などを添加してもよい。
【0028】
[焼き饅類]
次に、本発明の焼き饅類について説明する。
【0029】
本発明の焼き饅類は、上記焼き饅類用ミックス粉に水を加え、更に必要に応じて油脂や卵を加えて混合して生地(バッター液)を調製し、該生地を焼成して得られる。
【0030】
例えば、どら焼き、ホットケーキ、パンケーキなどのような平焼き物においては、上記生地を120〜220℃に加熱した鉄板に流し、両面を焼成することで得られる。
【0031】
また、鯛焼き、今川焼き、カステラ焼き、人形焼き、もみじ饅頭、ワッフル、鈴カステラなどのような型焼き物においては、120〜220℃に加熱した所定の型枠内に上記生地を流し入れて焼成することで得られる。
【0032】
本発明の焼き饅類は、ボリューム感がありながら、軽い食感で歯切れがよく、表面はサックリとして香ばしい風味があり、内部はしっとりとして口溶けが良い。また、表面の焼き色が鮮明で見た目にも優れている。また、保水力が高く、製造してから時間が経過しても食感が硬くならず、しっとり感があって、食感が劣化し難い。上記改質米粉は、アミログラフの冷却曲線での粘度が、他の穀粉や澱粉類に比べて高くなりにくく、改質米粉自体が硬くなりにくいことから、製造してから時間がたっても、焼き饅類の食感が硬くなりにくくなったものと推測される。
【0033】
また、冷蔵保存や冷凍保存した後、加熱調理してもパサ付きがなく食感が良好であるので、出来たての食感を再現できる。したがって、テイクアウト用やチルド用の焼き饅類として好適である。
【0034】
また、本発明においては、上記のようにして焼成して得られた焼き饅類を冷蔵してチルド食品としてもよく、冷凍して冷凍食品としてもよい。そして、冷蔵又は冷凍した焼き饅類は、そのまま電子レンジで加熱するだけで、焼成直後の良好な食感を有する焼き饅類となる。
【実施例】
【0035】
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。なお、以下の各試験例において、改質米粉としては、白糠(膨潤度=6.8,アミログラフ最高粘度=120BU、α化度=76.7%)を用いた。また、米粉としては、粳米粉末品(膨潤度=3.6,アミログラフ最高粘度=990BU,α化度=35.9%)を用いた。α化米粉としては、粳米粉末品を完全にα化したもの(膨潤度=8.9,アミログラフ最高粘度:測定不能,α化度=99%以上)を用いた。
【0036】
[試験例1] (今川焼き)
下記表1に示す配合量(単位:質量%)を混合して実施例1−1、比較例1−1〜1−2のミックス粉を調製した。
【0037】
【表1】

【0038】
上記ミックス粉100gと、卵5gと、水130gとを混練し、均一化して生地を調製した。そして、得られた生地40gを、予め150℃前後に加熱しておいた今川焼きの型にいれ4分間焼成し、反対側の型に生地30gを入れた後、それぞれの型を合せて4分間焼成した。
得られた今川焼きについて、中心部の厚さをノギスで測定し、ボリューム感を評価し、結果を表2に記す。なお、表2のカッコ内の数値は、比較例1−3の今川焼きのボリュームを1とした時の比率である。
また、図1に実施例1−2、比較例1−3、比較例1−4の今川焼きの断面写真を記す。
【0039】
【表2】

【0040】
上記結果より、改質米粉を含むミックス粉を使用した実施例1−2の今川焼きは、最もボリューム感があった。また、この今川焼きは、中身はしっとりした食感で表面はサクッとしており、香ばしい香りがあった。
一方、改質米粉を含まないミックス粉を使用した比較例1−3,1−4の今川焼きはボリューム感がなく、また、その食感は硬く、ヒキがあった。
【0041】
[試験例2] (カステラ焼き)
下記表3に示す配合量(単位:質量%)を混合して実施例2−1〜2−2、比較例2−1〜2−4のミックス粉を調製した。
【0042】
【表3】

【0043】
上記ミックス粉100gと、卵100と、水30〜50gと、溶かしバター15gとを混練し、均一化して生地を調製した。
得られた生地100gを180℃の焼成プレートに流して3分間焼成し、その後反転して2分間焼成した。得られたカステラ焼きについて、中心部の厚さをノギスで測定し、ボリューム感を評価した(実施例2−3、実施例2−4、比較例2−5)。下記表4にまとめて記す。なお、表4のカッコ内の数値は、比較例2−5のカステラ焼きのボリュームを1とした時の比率である。また、図2に実施例2−3、実施例2−4、比較例2−5のカステラ焼きの断面写真を記す。
【0044】
【表4】

【0045】
上記結果より、改質米粉を含むミックス粉を使用した実施例2−3,2−4のカステラ焼きは、ボリューム感がありつつ、しっとりとしていて口溶けの良いものであった。
【0046】
次に、得られた生地20gを、予め150℃前後に加熱しておいたカステラ焼きの型に入れて2分間焼成し、反対側の型に生地10gを入れた後、それぞれの型を合せて2分間焼成した。
得られたカステラ焼きの焼成10分経過後、2時間経過後、冷凍・レンジアップ後の食感(歯切れ感、しっとり感)を、10人のパネラーにより評価した(実施例2−5、比較例2−6〜2−8)。これらの結果の平均値を表5に示す。なお、歯切れは、5:非常に歯切れが良い、4:歯切れが良い、3:やや歯切れが良い、2:ややヒキがある、1:ヒキがある、とした。また、しっとり感は、5:非常にしっとりしている、4:しっとりしている、3:ややしっとりしている、2:ややパサつく、1:パサつく、とした。
【0047】
【表5】

【0048】
上記結果より、改質米粉を含むミックス粉を使用して製造した実施例2−5のカステラ焼きは、歯切れ感がよく、しっとりとして口溶けが良いものであった。また、経時変化に強く、食感が劣化しにくく、更には、冷凍・レンジアップ後であっても、製造直後の美味しさを有していた。
【0049】
[試験例3] (ホットケーキ)
下記表6に示す配合量(単位:質量%)を混合して実施例3−1、比較例3−1〜3−3のミックス粉を調製した。
【0050】
【表6】

【0051】
上記ミックス粉100gと、全卵25gと、牛乳75gとを泡立て器で混合し、均一化して生地を調製した。得られた生地100gを、180℃に熱したホットプレートに円形に流して表3分間焼成し、その後反転して裏2分間焼成した。
改質米粉を含む実施例3−1のミックス粉を用いて製造したホットケーキは、ボリューム感が最もあった。また、食感も軽く、しっとりとして口溶けの良いものであった。更には、冷凍・レンジアップ後であってもその効果は変わらず、パサつきが無かった。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】実施例1−2、比較例1−3、比較例1−4の今川焼きの断面写真である。
【図2】実施例2−3、実施例2−4、比較例2−5のカステラ焼きの断面写真である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
米粒又は米粉に、圧縮力、衝撃力、摩擦力及び剪断力から選ばれる少なくとも1種を加えることによって製造され、膨潤度が4.5以上で、アミログラフ糊化最高粘度が500BU以下とされた改質米粉を含有することを特徴とする焼き饅類用ミックス粉。
【請求項2】
どら焼き、ホットケーキ、パンケーキ、鯛焼き、今川焼き、カステラ焼き、人形焼き、もみじ饅頭、鈴カステラ及びワッフルから選ばれる焼き饅類の製造に用いられる、請求項1に記載の焼き饅類用ミックス粉。
【請求項3】
前記改質米粉を1〜80質量%含有する、請求項1又は2に記載の焼き饅類用ミックス粉。
【請求項4】
前記改質米粉と、前記改質米粉を除く穀粉及び/又は該穀粉から製造される澱粉類と、膨張剤と、糖類とを含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の焼き饅類用ミックス粉。
【請求項5】
前記改質米粉を1〜80質量%、前記改質米粉を除く穀粉及び/又は該穀粉から製造される澱粉類を1〜99質量%、膨張剤を0.1〜20質量%、糖類を1〜80質量%含有する、請求項4に記載の焼き饅類用ミックス粉。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の焼き饅類用ミックス粉を用いて調製した生地を焼成して得られた焼き饅類。
【請求項7】
冷凍又は冷蔵されており、電子レンジ又はオーブンで再加熱されて食されるものである、請求項6に記載の焼き饅類。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−104245(P2010−104245A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−276944(P2008−276944)
【出願日】平成20年10月28日(2008.10.28)
【出願人】(000227489)日東富士製粉株式会社 (11)
【Fターム(参考)】