説明

煙突効果による風力発電機

【課題】 上空と地表の気圧差を利用し、その差を利用して羽を回転させる風力発電機の回転量を増幅するために、円筒形状の筒の途中を絞り込み、羽の高速化を提供する。
【解決手段】 円筒形状の筒(1)の一部を絞り込み(2)、絞り込んだ部分に発電機の羽(3)を設けた風力発電機を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、煙突効果を利用し、その上下の圧力差による風圧を利用して発電を行うものである。
【背景技術】
【0002】
従来、風力発電機には風車を利用したものなどが実用化されているが、気圧差を利用して発電する方式は見当たらない。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案第3031915号
【特許文献2】特許公開平6−88566号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、風車による発電は、風のない日は発電しないし、装置が大掛かりで、しかも、大きな敷地が必要であった。本発明は建物などに円筒形状の筒を取り付けるだけで、場所を取らず、しかも、上昇気流を利用するため、常に一定の風速が得られることを利用したものである。
しかも、円筒形状の筒の途中を絞ることにより、風圧を強めることができ、発電機を高速に回転することが可能となった。
風速が安定していれば、交流発電機の使用も可能になるため、従来の直流発電機のように、蓄電池が不要となることも可能である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
円筒形状の筒(1)の一部を絞り、その部分(2)に発電機を回すための羽(3)を設ける。
本発明は、以上の構成よりなる煙突効果を利用した発電機である。
【発明の効果】
【0006】
円筒形状の筒を長くとれば、中を流れる空気は圧力差により増大し風速が大となる。更に、筒の途中を例えばテーパー状に細く絞れば風力はさらに増大される。従って、発電力も増大する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
円筒形状の筒(1)の途中を狭く(2)して(例えば円錐形)その狭まった部分に発電機の羽(3)を設ける。
本発明は、以上のような構造である。
これは建物などの構造物の一部に容易に設置できるので、家庭用などの自家発電に利用できる。
【符号の説明】
【009】
1. 円筒形状の筒
2. 円筒を絞った部分
3. 発電機の羽

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒形状の筒(1)の途中を絞り、その部分(2)に発電機を回すための羽(3)を設けた風力発電機。

【図1】
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