説明

物品支持脚のための脚止め具

【課題】ボルトが台座に立設され、ボルト雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部位に螺合させて台座を物品支持基体上に配置して物品を基体(床等)上に支持でき、台座に隣り合うボルト部位にボルト回し具係合部が設けてある物品支持脚の脚止め具を提供する。
【解決手段】脚止め具2は係合部13に脱離可能に外嵌可能の二股部21と、基体に固定される固定部22と、中間部23とを含む。二股部21には、二股部本体210の内側面にそって延在し、本体210に連結された屈曲帯状板バネ24が配置される。バネ24は、二股部21を回し具係合部13に外嵌させることで弾性変形し、回し具係合部13を挟着する。かくして二股部21をガタツキが抑制される状態で物品支持脚の回し具係合部13に嵌められ、物品支持脚を基体の定位置に安定化させるとともに係合部13の不測の回動をより確実に阻止でき、安定的に物品支持脚に被支持物品を支持できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は工作機械、コンベア等の各種機械、本、書類等を収納するロッカーや棚類等の各種家具、各種ディスプレイ装置、テレビ、オーディオ装置等の各種電気電子機器などの物品を支持する物品支持脚用の固定具、特に、雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部位に螺合させ、該ボルト螺合部位からのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体(物品を配置する建物の床、工場等の床など)上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができ、前記ボルトの前記ボルト台座に隣り合う部位にボルト回し具係合部が形成されている物品支持脚のための脚止め具に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の物品支持脚の例を図4に示す。図4に示す物品支持脚1は、雄ねじ部111を有するボルト11及びボルト11を回転自在に立設したボルト台座12を含んでいる。ボルト11のボルト台座12に隣り合う部位(図示例ではボルト台座12の直上部位にボルト回し具係合部13を設けてある。
【0003】
ボルト回し具係合部13は、ボルト11に後付けされたものでもよいが、図示例ではボルト11と一体的に形成されており、平面形状が6角形のものである。側周面に互いに平行な面部分を有する6角形ボルト頭や6角形ナットなどに係合して回し操作できるスパナ型レンチ、回し対象物を掴む顎の間隔を調節できる所謂モンキーレンチ等のボルト回し具(図示省略)をボルト回し具係合部13に係合させてボルト11を回し操作できる。
【0004】
ボルト台座12はこの例では平面から見た形状が円形であり、碗を伏せた如き形状、構造のものである。ボルト11はこの例ではボルト回し具係合部13の下へも若干突出しており、その突出部112がボルト台座12の頂部貫通孔121を貫通して台座12の下面側凹所122へ突出している。
【0005】
突出部112に抜け止め部材14が取り付けられていることで、ボルト11は台座12から抜け止めされている。抜け止め部材14は図示例では突出部112に螺合させた6角形ナットであるが、他の抜け止め部材、例えば、所謂C形等のスナップリング、突出部112に螺合する6角形ナット以外の部材などであることもある。
【0006】
この物品支持脚1は、図4に例示するように、被支持物品3に設けられたボルト螺合部位31にボルト11の雄ねじ部111を螺合させ、ボルト螺合部位31からのボルト突出量を調整するとともに、ボルト台座12を物品支持基体(物品を配置する建物の床、工場等の床など)4上に配置することで物品3を物品支持基体4上に高さ調節して支持することができる。ボルト11は、必要に応じ、ボルト回し具係合部13に図示省略のスパナ型レンチ等のボルト回し具を係合させて回し操作できる。
【0007】
以上説明した類の物品支持脚は例えば特許第3035474号公報や特許第3129905号公報に記載されている。
これら特許公報に記載された物品支持脚ではボルト回し具係合部とボルト台座との間にスラストベアリングが嵌装されている。
【0008】
以上説明した物品支持脚1によると、ボルト台座12は物品支持基体4上に配置されているだけであるから、必ずしもその位置が安定しているとは言い難い。例えば、物品3の傍を他の物品が搬送されるとき、それが衝突して位置ずれしたり、物品3の運転に振動を伴う場合、その振動のために位置ずれしたりする等のおそれがある。
【0009】
そのため、図4及び図5に例示するごとき物品支持脚用の脚止め具が提案され、実用に供されている。
【0010】
図4及び図5に示す脚止め具2’は、前記のボルト回し具係合部13に脱離可能に外嵌可能の二股部21’と、物品支持基体4に固定されるべき固定部22’と、二股部21’と固定部22’とに跨がって二股部21’及び固定部22’と一体的に形成された中間部23’とを含んでいる。
【0011】
二股部21’は、内側面が平行な対をなす面211’、212’と、それらをつなぐ、平面からみると円弧形状の奥側面213’とで形成されているものである。
【0012】
図4に例示するように被支持物品3を物品支持基体4の定位置に支持している物品支持脚1は、脚止め具2’の二股部21’をボルト回し具係合部13に外嵌係合する一方、脚止め具2’の固定部22’をその孔22h’に通したアンカーボルト5で基体4に固定することで、前記定位置により安定的に固定されるとともにボルト回し具係合部13の不測の回動が防止され、それだけ安定的に物品3を支持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特許第3035474号公報
【特許文献2】特許第3129905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
前記した従来タイプの脚止め具2’は、その二股部21’を物品支持脚1のボルト回し具係合部13に嵌合させる操作を容易化するため、例えば、ボルト回し具係合部13が図4、図5の係合部13のように、二股部21’が外嵌係合できる互いに平行な面部分131、131(図4参照)を有するものである場合、二股部21’の対向平行面211’、212’間の間隔Aは、係合部13の平行面部分131、131の間隔dより若干大きくしてある。例えば、間隔dが24mmとすると、間隔Aは24.5mm〜25mm程度である。
【0015】
そのため、脚止め具2’の二股部21’と物品支持脚1のボルト回し具係合部13との間に隙間があり、それにより二股部21’が係合部13に対してガタつくおそれがある。しかしそのようなガタツキは抑制して物品支持脚1をより定位置に安定化させることが好ましい。
【0016】
そこで本発明は、雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部位に螺合させ、該ボルト螺合部位からのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができ、前記ボルトの前記ボルト台座に隣り合う部位にボルト回し具係合部が設けられている物品支持脚のための脚止め具であり、前記ボルト回し具係合部に脱離可能に外嵌可能の二股部と、前記物品支持基体に固定されるべき固定部と、前記二股部と前記固定部とにわたって該二股部及び固定部と一体的に形成された中間部とを含んでいる脚止め具であって、次の利点を有する脚止め具を提供することを課題とする。
すなわち、従来の同種の脚止め具と比較すると、二股部をガタツキが抑制される状態で物品支持脚のボルト回し具係合部に嵌めることができ、それにより物品支持脚を物品支持基体の定位置に安定化させることができるとともにボルト回し具係合部の不測の回動をより確実に阻止でき、それらにより全体として安定的に物品支持脚に被支持物品を支持させておくことができる脚止め具である。
【課題を解決するための手段】
【0017】
前記課題を解決するため本発明は、
雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部位に螺合させ、該ボルト螺合部位からのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができ、前記ボルトの前記ボルト台座に隣り合う部位にボルト回し具係合部が設けられた物品支持脚のための脚止め具であり、前記ボルト回し具係合部に脱離可能に外嵌可能の二股部と、前記物品支持基体に固定されるべき固定部と、前記二股部と前記固定部とにわたって該二股部及び固定部と一体的に形成された中間部とを含んでいる脚止め具であって、前記二股部は、二股部本体の内側面にそって該二股部本体の一方の部分から該二股部本体の奥部へ、さらに該奥部から該二股部本体の他方の部分へ延在するとともに該二股部本体に連結された屈曲帯状板バネを含んでおり、前記屈曲帯状板バネは、前記二股部を前記物品支持脚の前記ボルト回し具係合部に外嵌させることで弾性変形するとともに、前記二股部本体の一方の部分にそった部分と他方の部分にそった部分とで前記ボルト回し具係合部を弾性復元力で挟着することができるバネである物品支持脚のための脚止め具を提供する。
【0018】
本発明に係る脚止め具によると、従来の脚止め具と同様に、例えば図4に示されるように被支持物品を物品支持基体(床等)の定位置に支持している物品支持脚のボルト回し具係合部に脚止め具の二股部を外嵌係合させる一方、該脚止め具の固定部をそのアンカーボルト通し孔に通したアンカーボルトで物品支持基体に固定することができる。
【0019】
しかし本発明に係る脚止め具によると、その二股部本体の内側面にそって上記のとおり屈曲帯状板バネを配置してあるから、二股部を物品支持脚のボルト回し具係合部に外嵌係合させるとき、該屈曲帯状板バネをその弾力に抗して変形させつつ外嵌係合させることになり、該二股部がボルト回し具係合部に外嵌係合した状態では、弾性変形した屈曲帯状板バネの二股部本体の一方の部分にそった部分と他方の部分にそった部分とで、板バネ弾性復元力でボルト回し具係合部がしっかりと挟着される。
【0020】
このように、本発明に係る脚止め具は、従来の同種の脚止め具と比較すると、二股部本体の内側面にそって配置した屈曲帯状板バネにより二股部をガタツキが抑制される状態で物品支持脚のボルト回し具係合部にしっかりと外嵌係合させることができ、それにより従来の脚止め具より物品支持脚を物品支持基体の定位置に安定化させることができるとともにボルト回し具係合部の不測の回動をより確実に阻止でき、それらにより全体として安定的に物品支持脚に被支持物品を支持させておくことができる。
【0021】
前記屈曲帯状板バネは、前記二股部本体に外れないように連結されるのであるが、少なくとも1箇所で、さらに好ましくは2箇所で、さらに好ましくは3箇所で連結する例を挙げることができる。
【0022】
2箇所で二股部本体に連結する場合の例として、前記屈曲帯状板バネが前記二股部本体の前記一方の部分及び他方の部分のそれぞれの先端外面上へ回り込んだ部分を含んでおり、該回り込んだ部分が該二股部本体の先端外面に連結されることで合計2箇所で二股部本体に連結される場合を挙げることができる。
【0023】
屈曲帯状板バネを二股部本体に対しより安定的に配置するために3箇所で二股部本体に連結する場合の例として、前記屈曲帯状板バネが前記二股部本体の前記一方の部分及び他方の部分のそれぞれの先端外面上へ回り込んだ部分を含んでおり、該回り込んだ部分が該二股部本体の先端外面に連結されるとともに前記二股部本体奥部に臨む部分が該奥部に連結されることで合計3箇所で二股部本体に連結される場合を挙げることができる。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように本発明によると、
雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部位に螺合させ、該ボルト螺合部位からのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができ、前記ボルトの前記ボルト台座に隣り合う部位にボルト回し具係合部が設けられている物品支持脚のための脚止め具であり、前記ボルト回し具係合部に脱離可能に外嵌可能の二股部と、前記物品支持基体に固定されるべき固定部と、前記二股部と前記固定部とにわたって該二股部及び固定部と一体的に形成された中間部とを含んでいる脚止め具であって、次の利点を有する脚止め具を提供することができる。
すなわち、従来の同種の脚止め具と比較すると、二股部をガタツキが抑制される状態で物品支持脚のボルト回し具係合部に嵌めることができ、それにより物品支持脚を物品支持基体の定位置に安定化させることができるとともにボルト回し具係合部の不測の回動をより確実に阻止でき、それらにより全体として安定的に物品支持脚に被支持物品を支持させておくことができる脚止め具である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係る物品支持脚のための脚止め具を物品支持脚のボルト回し具係合部とともに示す平面図である。
【図2】図1の脚止め具をボルト回し具係合部に外嵌係合させた状態の平面図である。
【図3】図1及び図2の脚止め具の使用状態例を示す側面図である。
【図4】従来の脚止め具例の使用状態例を示す側面図である。
【図5】図4に示す物品支持脚例とその脚止め具例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1、図2は本発明に係る物品支持脚のための脚止め具の1例を示している。
図1は脚止め具2を図3、図4に示す物品支持脚1のボルト回し具係合部13へ外嵌係合させる前の状態で示す平面図である。
図2は脚止め具2を図3、図4に示す物品支持脚1のボルト回し具係合部13へ外嵌係合させた状態で示す平面図である。
【0027】
脚止め具2は、物品支持脚1のボルト回し具係合部13に脱離可能に外嵌可能の二股部21と、物品支持基体4(図3参照)に固定されるべき固定部22と、二股部21と固定部22とにわたってそれらと一体的に形成された中間部23とを含んでいる。
【0028】
二股部21と固定部22との間には物品支持脚1のボルト台座12の高さに略相当する段差があり、中間部23はこの段差を保持する傾斜姿勢で二股部21及び固定部22とに跨がってそれらと一体的に形成されている。
【0029】
固定部22には、アンカーボルトを通す孔22hが形成されている。
二股部21は、二股部本体210に屈曲帯状板バネ24を配設したものである。
【0030】
二股部本体210は、一方の部分211、これと対をなす他方の部分212及びそれらを繋ぐ奥部分213を含んでいる。部分211、212のそれぞれの内側面は平坦であり、互いに平行である。奥部分213の内側面は部分211、212の内側面に連続し、平面から見ると円弧形状を呈している。
【0031】
屈曲帯状板バネ24は、二股部本体210の一方の部分211の内側面にそって二股部本体210の奥部分213の方へ延びる部分241、該部分に連続し、奥部分213に臨む部分243及び該部分に連続し二股部本体210の他方の部分212の内側面にそって延びる部分242を含んでいる。
【0032】
バネ部分241、242のそれぞれは二股部本体210の対をなしている部分211、212のそれぞれの先端外面上へ回り込んだ部分241a、242aを含んでいる。それら部分241a、242aで二股部本体部分211、212のそれぞれの先端外面に連結されているとともにバネ部分243の中央部分で二股部本体の奥部分213に連結されている。この例ではこのように合計3箇所で二股部本体に連結されている。
【0033】
バネ24の前記各箇所での連結は螺子止め等の止め部材を用いて行われてもよいが、本例では溶接にて連結されている。
なお、図示はしていないが、バネ部分243の二股部本体奥部分213への連結を省略して残りの2箇所だけで連結してもよいが、図示例ではバネ24を二股部本体210により安定的に配置するために前記のように3箇所で連結している。
【0034】
以上説明した脚止め具2によると、従来の脚止め具と同様に例えば図3に示されるように被支持物品3を物品支持基体(床等)4の定位置に支持している物品支持脚1のボルト回し具係合部13に、従来の脚止め具2’の場合と同様に二股部21を外嵌係合させる一方、固定部22をそのアンカーボルト通し孔22hに通したアンカーボルト5で物品支持基体4に固定することができる。
【0035】
しかし脚止め具2によると、その二股部本体210の内側面にそって上記のとおり屈曲帯状板バネ24を配置してあるから、二股部21を物品支持脚1のボルト回し具係合部13に外嵌係合させるとき、板バネ24をその弾力に抗して変形させつつ外嵌係合させることになる。二股部21がボルト回し具係合部13に外嵌係合した状態では、弾性変形した板バネ24の部分241、242(二股部本体210の対部分211、212にそった部分241、242)が、板バネ24の弾性復元力のもとにボルト回し具係合部13をしっかりと挟着する。
【0036】
このように、脚止め具2は、従来の同種の脚止め具2’と比較すると、二股部本体210の内側面にそって配置された屈曲帯状板バネ24により二股部21がガタツキが抑制される状態で物品支持脚1のボルト回し具係合部13にしっかりと外嵌係合することができ、それにより従来の脚止め具2’より物品支持脚1を物品支持基体4の定位置に安定化させることができるとともにボルト回し具係合部13の不測の回動をより確実に阻止でき、それらにより全体として安定的に物品支持脚1に被支持物品3を支持させておくことができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
1 物品支持脚
11 ボルト
12 ボルト台座
13 ボルト回し具係合部
131 係合部13の平行面
2、2’ 脚止め具
21、21’ 二股部
210 二股部本体
211 二股部本体の一方の部分
211’ 部分211の内側面
212 二股部本体の他方の部分
212’ 部分212の内側面
213 二股部本体の奥部分
22、22’ 固定部
22h、22h’ アンカーボルト通し孔
23、23’ 連結部
24 屈曲帯状板バネ
241、242、243 バネ24の部分
241a、242a バネ24の二股部先端外面への回り込み部分
3 被支持物品
4 物品支持基体
5 アンカーボルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部位に螺合させ、該ボルト螺合部位からのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができ、前記ボルトの前記ボルト台座に隣り合う部位にボルト回し具係合部が設けられた物品支持脚のための脚止め具であり、前記ボルト回し具係合部に脱離可能に外嵌可能の二股部と、前記物品支持基体に固定されるべき固定部と、前記二股部と前記固定部とにわたって該二股部及び固定部と一体的に形成された中間部とを含んでいる脚止め具であって、前記二股部は、二股部本体の内側面にそって該二股部本体の一方の部分から該二股部本体の奥部へ、さらに該奥部から該二股部本体の他方の部分へ延在するとともに該二股部本体に連結された屈曲帯状板バネを含んでおり、前記屈曲帯状板バネは、前記二股部を前記物品支持脚の前記ボルト回し具係合部に外嵌させることで弾性変形するとともに、前記二股部本体の一方の部分にそった部分と他方の部分にそった部分とで前記ボルト回し具係合部を弾性復元力で挟着することができるバネであることを特徴とする物品支持脚のための脚止め具。
【請求項2】
前記屈曲帯状板バネは前記二股部本体の前記一方の部分及び他方の部分のそれぞれの先端外面上へ回り込んだ部分を含んでおり、該回り込んだ部分が該二股部本体の先端外面に連結されるとともに前記二股部本体奥部に臨む部分が該奥部に連結されることで合計3箇所で二股部本体に連結されている請求項1記載の物品支持脚のための脚止め具。
【請求項3】
前記屈曲帯状板バネは前記二股部本体の前記一方の部分及び他方の部分のそれぞれの先端外面上へ回り込んだ部分を含んでおり、該回り込んだ部分が該二股部本体の先端外面に連結されることで合計2箇所で二股部本体に連結されている請求項1記載の物品支持脚のための脚止め具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−92853(P2012−92853A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−237891(P2010−237891)
【出願日】平成22年10月22日(2010.10.22)
【出願人】(390037051)株式会社大和螺子 (23)
【出願人】(598010182)
【Fターム(参考)】