説明

物品検索報知システム

【課題】物品を収容する容器自体に発光表示器や電池を設けなくても、棚に収納された複数の容器の中から検索された容器を容易に特定できるようにする。
【解決手段】物品を収容する容器13と、この容器13を左右方向に並べて収納可能な棚部を有し、棚部の前側に容器の出し入れ口を有する収納棚10と、この収納棚に収納された容器の棚部における収納部位を報知する報知手段とを備える。報知手段は、棚部の容器収納部位に対応して設けられたランプ15と、各ランプを選択的に発光させる駆動手段とからなる。容器13は、棚部に収納された際に、その収納部位に対応する発光手段からの光を、収納棚10の出し入れ口に位置する当該容器13の面まで導くレンズ部23を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば受取人不在のために郵便局に持ち戻った郵便物のような物品を検索し報知する物品検索報知システムに関する。
【背景技術】
【0002】
郵便物の一つに記録扱い郵便物がある。この記録扱い郵便物は、受取人が不在の場合には郵便局に戻されて保管される。このとき、郵便物は所定の容器に収容された状態で収納棚に収納され、保管される。一方、不在であった受取人に対しては、郵便物の代わりに不在配達票が残される。そこで受取人は、後で郵便局に出向いて不在配達票を局員に渡す。局員は、不在配達票に記載されている識別番号(お知らせ番号)をキーにして収納棚から該当する郵便物が収容された容器を手作業により検索し、該当する容器を探し出すと、その容器の中から郵便物を取り出して受取人に渡していた。
【0003】
ところで従来、収納棚の棚板に左右方向に並べて収納されたファイル等の被検索物の中から必要とする被検索物だけを瞬時に検索して報知することができる個別検索装置はあった(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、商品陳列作業時に商品の陳列位置をランプを点灯させることにより容易に分かるようにした電子棚札システムも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特許2593319号公報
【特許文献2】特開2004−35143公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の個別検索装置は、被検索物である容器に受発信部と発光表示器を設け、受発信部にて受信された検索信号が自己の固有番地と一致した際に発光表示器を発光させるというものであった。このため、各容器にそれぞれ発光表示器とその動作電源である電池が必要であったので、容器1個当たりの価格が高くなるという問題があった。また、容器の電池交換も適時要求されるので、容器の管理が面倒であるという問題もあった。
【0006】
そこで、収納棚の前面にランプを配列し、被検索物の収容位置をランプを点灯させることにより知らせることも従来技術から考えられるが、郵便物のように厚みの薄い被検索物が接近して収納されていた場合には、ランプによって指示された収納位置に収納されている被検索物がどれなのかの特定が困難であった。
【0007】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、物品を収容する容器自体に発光表示器や電池を設けなくても、棚に収納された複数の容器の中から検索された容器を容易に特定することができ、容器に要する経費の節減及び管理の簡素化を図り得る物品検索報知システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、物品を収容する容器と、この容器を左右方向に並べて収納可能な棚部を有し、棚部の前側に容器の出し入れ口を有する収納棚と、この収納棚に収納された容器の棚部における収納部位を報知する報知手段とを備えた物品検索報知システムであって、報知手段は、棚部の容器収納部位に対応して設けられた発光手段と、各発光手段を選択的に発光させる駆動手段とからなる。容器は、棚部に収納された際に、その収納部位に対応する発光手段からの光を、収納棚の出し入れ口に位置する当該容器の面まで導く導光手段を有したものである。
【発明の効果】
【0009】
かかる手段を講じた本発明によれば、物品を収容する容器自体に発光表示器や電池を設けなくても、棚に収納された複数の容器の中から検索された容器を容易に特定することができ、容器に要する経費の節減及び管理の簡素化を図り得る物品検索報知システムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良な形態について説明する。
なお、この実施の形態は、受取人不在のために郵便局に持ち戻った郵便物を収納し検索する郵便物検索報知システムに本発明を適用した場合である。
【0011】
図1は本実施の形態における郵便物検索報知システムのシステム構成を示す模式図である。同図において、10は郵便物を収納する収納棚である。この収納棚10には、受取人が不在の理由により郵便局に戻された郵便物が保管される。この収納棚10にはホストコンピュータ11が接続されている。
【0012】
収納棚10は一面が開口された直方体形状の棚部を有しており、開口を前側に向けて棚部への物品出し入れ口としている。そして、この収納棚10における棚板10aの上面には、その出し入れ口から背板10b方向に向かって複数の仕切り板12が設けられている。隣接する仕切り板12のピッチは、後述する無線タグ付容器13の厚さとほぼ同じに設定されており、仕切り板12の高さは、同無線タグ付容器13を自立させるのに十分な高さに設定されている。このようにして、仕切り板12がn組の場合には、棚部が(n+1)個の容器収納部位である収納部14に分割されている。
【0013】
各収納部14の背面を形成する背板10bの内面には、図2に示すように、収納部14と1対1に対応して、当該収納部14に収納された無線タグ付容器13に付された無線タグ22との交信が可能な無線タグ用アンテナ21が設けられている。
【0014】
また、各収納部14上方の出し入れ口近傍には、収納部14と1対1に対応して、発光手段としてのランプ15が設けられている。ランプ15は、例えば発光ダイオードである。
【0015】
無線タグ付容器13は、図3に示すように、はがき,封筒等の郵便物を収容可能な薄板状の容器であり、一方の側面の下方部に無線タグ22が取り付けられている。また、上面の前記無線タグ22が取り付けられている側面とは反対側の側面側に透明部材23aを備えたレンズ部23が突設されている。さらに、前記無線タグ22が取り付けられている側面とは反対側の側面の上方部であるレンズ部23の近傍に摘み部24が取り付けられている。
【0016】
かかる構成の無線タグ付容器13は、図示矢印Aに示すように、無線タグ22が取り付けられている側面から収納棚10の収納部14に挿入される。そして、図4に示すように、収納棚10の天板10c前面に形成された係止部16にレンズ部23が当接するまで押し込まれて収納される。このとき、当該収納部14に対応して設けられているランプ15がレンズ部23の背面側に位置決めされ、ランプ15が点灯または点滅すると、その光がレンズ部23の透明部材23aを透過して当該無線タグ付容器13の摘み部24が設けられている面、つまりは収納棚10の出し入れ口に位置する面まで導かれて光る。ここに、レンズ部23aは導光手段を構成する。
【0017】
図5は各収納部14にそれぞれ設けられた無線タグ用アンテナ21(211,212,…,21n)と、この無線タグ用アンテナ21を介して無線タグ22に記憶されたデータを読取り処理する無線タグリーダ31の要部構成を示すブロック図である。
【0018】
無線タグリーダ31は上位端末、つまりホストコンピュータ11とのインタフェースを行うインタフェース部32、CPU、ROM、RAM等で構成される制御部33、無線タグ22への送信データを変調する変調部34、変調電波を増幅して各アンテナ211〜21nから放射させる送信アンプ35、各アンテナ211〜21nで受信した電波を増幅する受信アンプ36及び増幅された受信電波を復調する復調部37等で構成されている。
【0019】
各アンテナ211〜21nはそれぞれ切換えスイッチ381〜38nを介して送信アンプ35及び受信アンプ36に接続されている。この切換えスイッチ381〜38nは制御部33からの切換え信号に応じて切換えられる。
【0020】
なお、391〜39nは各収納部14に対応して設けられた前述したランプ15を示している。これらランプ391〜39nの点灯制御は制御部33により行われる。
【0021】
図6は無線タグ22の内部構成を示すブロック図である。無線タグ22は、送受信可能なタグアンテナ41とLSIチップ42とを基板と一体成形した独立の部品である。タグアンテナ41は、矩形状に成形されたループコイル等からなる。LSIチップ42は、タグアンテナ41で受信した変調電波の整流と安定化を行うことによりLSIチップ42の各部に電源を供給する電源生成部43、上記変調電波を復調して制御部46へ送信する復調部44、制御部46から送信されたデータを変調してタグアンテナ41に送信する変調部45、復調部44で復調されたデータのメモリ47への書き込みや、メモリ47から送信データを読み出して変調部45へ送出する制御部46及びメモリ47等で構成されている。メモリ47には、当該無線タグ22の製造段階で製造業者により割当て設定された固有のID(RFID)を記憶する無線IDエリアと、ユーザで任意のデータを書き込むことができるユーザエリアとが形成されている。
【0022】
図7はホストコンピュータ11の要部構成を示すブロック図である。このホストコンピュータ11はCPU51を中心に構成されている。CPU51のシステムバスには、ROM52、RAM53、入力部54、表示部55、バーコードリーダ56、インタフェース57、無線タグリーダ58が接続される。インタフェース57は、前述した無線タグリーダ31のインタフェース32に接続される。
【0023】
さて、上記の如く構成された本実施の形態の郵便物検索システムが導入された郵便局では、受取人が不在のため郵便局に持ち戻された郵便物は、図3の無線タグ付容器13に収容された後、収納棚10に収納されて保管される。この際、局員は以下に示す手順により郵便物を収納棚10に収納させている。
【0024】
先ず、持ち戻った郵便物をどの無線タグ付容器13に収納したかをホストコンピュータ11に登録する作業を行う。受取人が不在の場合には、郵便局員は不在配達票を受取人の所に置いて来る。その不在配達票には、郵便物を特定するためのお知らせ番号が記載されている。また郵便局員は、お知らせ番号が記載された用紙を郵便物に貼り付けて郵便局に持ち戻る。そして、ホストコンピュータ11に備えられているバーコードリーダ56によりその用紙に記載されているお知らせ番号をバーコードリーダで読取るとともに、郵便物を収容した無線タグ付容器13に取り付けられている無線タグ22の固有IDであるRFIDを無線タグリーダ58で読取り、RFIDとお知らせ番号とを図8に示すように対応付けてRAM53に記憶させる処理を行う。
【0025】
しかる後、郵便局員は、郵便物を収納した無線タグ付容器13を摘み部24を手前にして収納棚10の空いている収納部14に挿入する。このように、無線タグ付容器13を収納部14に収納すると、無線タグ22は、図2に示すように、無線タグ用アンテナ21と対向するように位置する。また、図4に示すように、レンズ部23がランプ15の前方に位置決めされる。
【0026】
以下、同様にして、郵便局員が持ち戻った郵便物は同様の処理を経て収納棚10に収納される。
【0027】
次に、受取人が不在配達票を持参して郵便局に郵便物を受け取りに来たときの処理について説明する。
【0028】
先ず、郵便局員は不在配達票に記載されているお知らせ番号を入力部54から入力する。すると、ホストコンピュータ11は入力部54から入力されたお知らせ番号に対応する郵便物が収納された無線タグ付容器13に取り付けられている無線タグ22のRFIDをRAM53に記憶されている図8のテーブルを検索することにより求める。
【0029】
こうして、検索すべき郵便物を収納した無線タグ付容器13に取り付けられた無線タグ22のRFIDが判明すると、このRFIDを検索用IDとして該当する無線タグ付容器13を検索する処理を行う。
【0030】
つまり、無線タグリーダ31の制御部33は、切換えスイッチ381〜38nを順番に1つずつオンする処理を行う。これにより、各収納部14の背面に設けられた無線タグ用アンテナ21から順番に電波が放射される。この無線タグ用アンテナ21から放射される電波は指向性が強いので、収納部14内に放射される。
【0031】
このとき、収納部14内に無線タグ付容器13が収納されていた場合には、この容器13に付された無線タグ22が、無線タグ用アンテナ21から放射された電波の問いかけに応答して自己のRFIDを無線タグリーダ31に返信する。そして、制御部33は無線タグ22から返送されたRFIDが検索用IDと一致しているかを検索する(検索手段)。そして、一致していると判断した場合には、当該RFIDを受信した無線タグ用アンテナ21が設けられている収納部14を、検索用IDが記憶されている無線タグが付された容器13の収納位置として特定する(位置特定手段)。そして、この収納部14に対応するランプ15を点灯あるいは点滅させる処理を行う(駆動手段)。
【0032】
検索用IDが記憶されている無線タグ22が付された無線タグ付容器13が収納されている収納部14のランプ15が点灯または点滅すると、このランプ15の光が当該無線タグ付容器13のレンズ部23における透明部材23aを透過して、摘み部24が設けられている面、つまりは収納棚10の出し入れ口に位置する面が光る。
【0033】
このように、無線タグ機能を利用して検索された無線タグ付容器13が収納されている収納部14のランプ15を点灯あるいは点滅させることにより郵便局員に知らせることができるので、郵便局員は容易に所望する郵便物が収容された無線タグ付容器13を検索することができる。そこで郵便局員は、レンズ部23が光っている無線タグ付容器13の摘み部24を摘んで引出すことによって、検索された無線タグ付容器13を収納棚10から取り出し、さらに容器13から郵便物を取り出して、受取人に渡す。
【0034】
ここに、発光手段を構成するランプ15と、当該ランプ15を点灯または点滅させる駆動手段とによって、検索手段により検索された無線タグ付容器13の棚部における収納部位を報知する報知手段が構成されている。
【0035】
このように本実施の形態によれば、検索された無線タグ付容器13自体が光るので、収納棚10内に厚みが薄い無線タグ付容器13が左右方向に近接して並べられていたとしても、郵便局員は所望する容器13を容易に特定することができる。しかも、光っている部位の近傍に摘み部24があるので、特定した容器13を容易に収納棚10から取り出すことができる。
【0036】
ところで本実施の形態では、無線タグ付容器13自体にはLED等の発光表示器が備えられていない。したがって、発光表示器を点灯または点滅させるための回路や電源としての電池も不要なので、無線タグ付容器13のコストを低減できる。その結果、大量の無線タグ付容器13が必要な郵便局等の業態においては、無線タグ付容器13に要する経費を大幅に節約できる利点がある。また、収納棚10に取り付けられたランプ15の電源としては商用電源を使用できるので、電池交換も不要であり、容器や電池等の管理を簡素化できる利点もある。
【0037】
なお、この発明は前記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
【0038】
例えば、前記実施の形態では、各収納部14の上方部にランプ15を取り付けたが、下方部にランプ15を取り付けても、容器13の下面にレンズ部23を設けることによって、本発明を実施可能であり、同様な作用効果を奏することができる。また、透明部材23aの代わりに光ファイバを用いてランプ15の光を容器自体の光として導光してもよい。
【0039】
また、前記実施の形態では、無線タグリーダ31の切換えスイッチ381〜38nを順番に1つずつオンさせたが、無線タグ付容器13が収納されている収納部14に対応した切換えスイッチ381〜38nを選択して可変に1つずつオンさせるようにしてもよい。収納部14に無線タグ付容器13が収納されているか否かの判断は、例えば各無線タグ用アンテナ21から周期的に無線タグ問合せ電波を発信させ、無線タグ22からの応答有無情報を随時記憶することによって可能となる。つまり検索時には、無線タグ22からの応答有り情報が記憶された収納部14に対応した切換えスイッチ381〜38nを選択して可変に1つずつオンさせる。こうすることにより、検索対象とする無線タグ付容器13を迅速に検索できる効果を奏する。
【0040】
また、保管する郵便物が多い場合には、図9に示すように、ホストコンピュータ11に複数の収納棚101〜10nを接続するようにシステム構成すればよい。この場合、郵便物を収納棚101〜10nに収納させる際に、どの収納棚に収納させたかの収納棚識別情報を図9のテーブルに記憶させるとよい。例えば郵便物を地域毎に区分して収納棚101〜10nに分配収納させる場合には、地域コード等を収納棚識別情報として記憶させる。あるいは、郵便物を日付毎に区分して収納棚101〜10nに分配収納させる場合には、日付情報を収納棚識別情報として記憶させる。こうすることにより、ホストコンピュータ11に複数の収納棚が接続されている場合でも迅速に郵便物を検索することができる。
【0041】
さらに、上記実施の形態において、隣接する仕切り板12の内側に遮蔽板を設けるようにしても良い。このようにすることにより、無線タグ用アンテナ21から放射された電波が他の収納部14に漏れることを確実に防止することができる。さらには、無線タグ22から放射される電波が他の収納部14に漏れることを確実に防止することができる。
【0042】
なお、上記実施の形態ではRFIDを検索用IDとして使用したが、RFIDに限らず無線タグ22に別のIDを書き込んでおくことにより、この別のIDを検索用IDとして使用しても良い。
【0043】
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施の形態である郵便物検索システムのシステム構成を示す模式図。
【図2】同実施の形態に係わる収納棚の要部構成を示す模式図。
【図3】同実施の形態に係わる無線タグ付容器の構成を示す斜視図。
【図4】同実施の形態に係わる無線タグ付容器を収納棚に収納したときの状態説明に用いる模式図。
【図5】同実施の形態に係わる無線タグリーダの要部構成を示すブロック図。
【図6】同実施の形態に係わる無線タグの要部構成を示すブロック図。
【図7】同実施の形態に係わるホストコンピュータの要部構成を示すブロック図。
【図8】同実施の形態に係わるRFIDとお知らせ番号との関係を示すテーブルを示す模式図。
【図9】本発明の他の実施の形態である郵便物検索システムのシステム構成を示す図。
【符号の説明】
【0045】
10…収納棚、11…ホストコンピュータ、12…仕切り板、13…無線タグ付容器、14…収納部、15…ランプ、21,211〜21n…無線タグ用アンテナ、22…無線タグ、23…レンズ部、24…摘み部、381〜38n…切換えスイッチ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を収容する容器と、
前記容器を左右方向に並べて収納可能な棚部を有し、前記棚部の前側に前記容器の出し入れ口を有する収納棚と、
前記収納棚に収納された容器の前記棚部における収納部位を報知する報知手段とを具備し、
前記報知手段は、前記棚部の容器収納部位に対応して設けられた発光手段と、各発光手段を選択的に発光させる駆動手段とからなり、
前記容器は、前記棚部に収納された際にその収納部位に対応する発光手段からの光を前記収納棚の出し入れ口に位置する面まで導く導光手段を有したことを特徴とする物品検索報知システム。
【請求項2】
物品を収容する無線タグ付きの容器と、
前記容器を左右方向に並べて収納可能な棚部を有し、前記棚部の前側に前記容器の出し入れ口を有する収納棚と、
前記棚部に収容された前記容器の無線タグと交信可能な無線タグ用アンテナと、
この無線タグ用アンテナを介して交信した無線タグの中から検索用IDが記憶されている無線タグを検索する検索手段と、
この検索手段により検索された無線タグが付された容器の前記棚部における収納部位を報知する報知手段とを具備し、
前記報知手段は、前記棚部の容器収納部位に対応して設けられた発光手段と、各発光手段を選択的に発光させる駆動手段とからなり、
前記容器は、前記棚部に収納された際にその収納部位に対応する発光手段からの光を前記収納棚の出し入れ口に位置する面まで導く導光手段を有したことを特徴とする物品検索報知システム。
【請求項3】
前記容器は、前記導光手段によって光が導かれる部位の近傍に摘み部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の物品検索報知システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−16113(P2006−16113A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−193865(P2004−193865)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】