説明

物品装入装置及び物品装入方法

【課題】 包装袋の開口部から物品を包装袋内に確実に装入することができる物品装入装置を提供する。
【解決手段】 シート状の包装袋2の開口側端部を拡開させて開口部18を形成し、該開口部18から物品4を前記包装袋2内に装入する物品装入装置1において、前記物品4を前記包装袋4内に装入する際、前記開口部18に挿入されるとともに、内部を前記物品4が挿通するときに拡開して該物品4の挿通を許容する案内部材20を有する物品案内具7を備え、案内部材20は、前記包装袋2の前記開口部18に向けて次第に細くなる錐状に形成された構成としてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、化粧液等が充填された容器等の物品を包装袋内に装入する物品装入装置及び物品装入方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、容器等の物品を包装袋内に装入するには、例えば、装入位置に配置されたシート状包装袋の開口側端部を拡開させて開口部を形成し、該開口部から物品を包装袋内に装入する。また、包装袋の開口部からの物品の装入を容易にするために、物品を包装袋内に装入する前に該包装袋内にエアを供給して、包装袋を膨らます技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平07−017522号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記従来の技術においては、容器と包装袋との容積差が大きい場合は、比較的簡単に包装袋の開口部から容器を該包装袋内に装入することができる。しかし、容器と包装袋との容積差が小さい場合は、包装袋の開口部が相対的に小さくなることから、該開口部から容器を確実に包装袋内に装入することが難しくなる。
特に、化粧液等が充填された容器の包装袋は、容器を装入した後、熱を加えて収縮させるシュリンク袋を用いる場合が多く、外観が重視されることから、皺等の発生を防止すべく、容器と包装袋との容積差が小さい。従って、包装袋の開口部が小さく、エア等によって包装袋を膨らませても、包装袋の開口部から容器を包装袋内に確実に装入することが難しいという問題がある。
【0004】
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、包装袋の開口部から物品を包装袋内に確実に装入することができる物品装入装置及び物品装入方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、シート状の包装袋の開口側端部を拡開させて開口部を形成し、該開口部から物品を前記包装袋内に装入する物品装入装置において、
前記物品を前記包装袋内に装入する際、前記開口部に挿入されるとともに、内部を前記物品が挿通するときに拡開して該物品の挿通を許容する案内部材を有する物品案内具を備え、該案内部材は、前記包装袋の前記開口部に向けて次第に細くなる錐状に形成された構成としてある。
上記構成によれば、物品を包装袋内に装入する際に、該包装袋の開口部に、該開口部に向けて次第に細くなる錐状に形成された物品案内具の案内部材を挿入して、該案内部材を拡開させつつ、案内部材の内部に物品を挿通させるため、包装袋の開口部から物品を包装袋内に確実に装入することができる。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記物品案内具は、環状の本体と、該本体の一側周方向に所定の間隔で複数取り付けられた弾性片とを有して、該複数の弾性片によって前記案内部材を構成し、前記複数の弾性片が、それぞれ先端に向けて互いに接近するように傾斜配置されることにより、前記案内部材が前記包装袋の前記開口部に向けて次第に細くなる錐状に形成される構成としてある。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、前記シート状包装袋の開口側端部の両面にそれぞれ拡開用吸着部を配置し、各拡開用吸着部を相対的に離間させることにより、前記物品案内具の前記案内部材が前記包装袋の前記開口部に挿入される前に、あらかじめ前記開口側端部を拡開させる構成としてある。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記包装袋内に気体を供給する気体供給装置を備え、該気体供給装置によって、前記物品案内具の前記案内部材が前記開口部に挿入される前又は挿入と同時に、前記包装袋内に気体を供給する構成としてある。
上記構成によれば、物品案内具の案内部材を包装袋の開口部に挿入する際に、該開口部全体を拡開させることができるので、前記案内部材を前記開口部に確実に挿入することができる。また、包装袋全体が膨らんだ状態となるため、物品を包装袋内にスムースに装入することができる。
【0009】
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記シート状包装袋をシュリンク袋としてある。
【0010】
請求項6に係る発明は、シート状の包装袋の開口側端部を拡開させて開口部を形成し、該開口部から物品を前記包装袋内に装入する物品装入方法であって、
前記シート状包装袋の開口側端部の両面をそれぞれ拡開用吸着部で吸着してあらかじめ前記開口側端部を拡開させて前記開口部を形成し、前記開口部に向けて次第に細くなる錐状に形成された物品案内具の案内部材を、前記包装袋の前記開口部に挿入し、前記物品を前記包装袋内に装入するに際し、前記案内部材を拡開して、前記物品を前記案内部材の内部を挿通させる方法としてある。
【0011】
請求項7に係る発明は、請求項6において、前記物品案内具の前記案内部材が前記包装袋の開口部に挿入される前又は挿入と同時に、前記包装袋内に気体を供給する構成としてある。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、物品を包装袋内に装入する際に、該包装袋の開口部に、該開口部に向けて次第に細くなる錐状に形成された物品案内具の案内部材を挿入して、案内部材を拡開させつつ該案内部材の内部に物品を挿通させるため、包装袋の開口部から物品を包装袋内に確実に装入することができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例である物品装入装置を説明するための概略平面図、図2は図1の矢印A方向から見た図、図3は図1の矢印B方向から見た図、図4は物品の装入方法の一例を説明するための工程図である。
【0014】
本発明の実施の形態の一例である物品装入装置1は、図1及び図2に示すように、シート状の包装袋(シュリンク袋)2を複数枚積層した状態で収容するシート収容部3と、該シート収容部3からシート状シュリンク袋2を一枚ずつ取り出して容器(物品)4の装入位置まで搬送する搬送装置5と、容器4の装入位置でシート状シュリンク袋2を載置する載置テーブル6と、該載置テーブル6上のシート状シュリンク袋2の開口側端部に対向配置される物品案内具7と、物品案内具7の載置テーブル6から離間する側に配置される容器4を押圧して、該容器4を載置テーブル6側に向けて移動させる押圧シリンダ8とを備えている。
【0015】
シート収容部3は、図2に示すように、底部に配置されたモータ9により昇降駆動され、これにより、シート状シュリンク袋2の積層方向の高さを調整可能になっている。
【0016】
搬送装置5は、互いに平行配置される、シート状シュリンク袋2の長手方向に長い一対の吸着プレート10と、一対の吸着プレート10の長手方向の中央部どうしを連結する連結片11とを備えている。
連結片11の中央部には、図2及び図3に示すように、旋回モータ12のモータ軸が接続されており、また、旋回モータ12には、昇降シリンダ13が略同心に接続されている。従って、旋回モータ12及び昇降シリンダ13を駆動することにより、一対の吸着プレート10が、連結片11の中央部を支点として旋回動作及び昇降動作を行うようになっている。
一対の吸着プレート10には、真空吸引等によりシート状シュリンク袋2を吸着する吸着部14が、幅方向の両側において、それぞれ長手方向に離間して2カ所ずつ、合計4カ所に配置されている。また、一対の吸着プレート10のシート状シュリンク袋2の開口側端部に対応する長手方向端部の幅方向中央部には、シート状シュリンク袋2の開口側端部を拡開するための拡開用吸着部15が配置されている。
【0017】
そして、一対の吸着プレート10を下降させて、一方の吸着プレート10の吸着部14によってシート収容部3のシート状シュリンク袋2を吸着した後、一対の吸着プレート10を上昇させる。次いで、一対の吸着プレート10を180°旋回させることにより、一方の吸着プレート10を載置テーブル6の上方に配置した後、一対の吸着プレート10を下降させてシート状シュリンク袋2を載置テーブル6に載置し、吸着部14によるシート状シュリンク袋2の吸着を解除する。これにより、シート状シュリンク袋2が容器4の装入位置に配置される。このとき、他方の吸着プレート10は、吸着部14によってシート収容部3のシート状シュリンク袋2を吸着する。
【0018】
載置テーブル6のシート状シュリンク袋2の開口側端部に対応する長手方向端部の幅方向中央部には、図2及び図3に示すように、シート状シュリンク袋2の開口側端部を拡開するための拡開用吸着部16が吸着プレート10の拡開用吸着部15に対応して配置されている。また、載置テーブル6は、図2に示すように、シート収納部3側の幅方向側部を支点として傾動可能とされており、載置テーブル6の底部に連結された傾動シリンダ17を収縮動作させることにより、下方に傾動するようになっている。
【0019】
そして、シート状シュリンク袋2を載置テーブル6に載置し、一方の吸着プレート10の吸着部14によるシート状シュリンク袋2の吸着を解除した後、該吸着プレート10の拡開用吸着部15及び載置テーブル6の拡開用吸着部16によってシート状シュリンク袋2の開口側端部両面を吸着する。この状態で、一対の吸着プレート10を上昇させることにより、容器4の装入位置に配置されたシート状シュリンク袋2の開口側端部が拡開して、容器4をシュリンク袋2内に装入するための開口部18が形成される。
【0020】
物品案内具7は、ほぼ円環状の本体19と、該本体19の一端部に周方向に所定の間隔で複数取り付けられた案内部材(弾性片)20とを備えている。
複数の弾性片20は、例えば、ゴム、プラスチックあるいは金属等の帯板によって形成されており、それぞれ先端に向けて互いに接近するように傾斜配置されている。これにより、複数の弾性片20が、シュリンク袋2の開口部18に向けて次第に細くなる円錐状に形成されている。
【0021】
物品案内具7は、ゲートシリンダ21によって載置テーブル6上のシュリンク袋2の開口部18に向けて進退動作するようになっている。これにより、物品案内具7の複数の弾性片20がシュリンク袋2の開口部18に対して挿脱自在に配置され、また、押圧シリンダ8によって容器4を押圧して該容器4をシュリンク袋2内に装入する際に、複数の弾性片20の円錐状の先端がシュリンク袋2の開口部18に挿入されるようになっている。
【0022】
物品案内具7の複数の弾性片20の内部は容器4が挿通自在とされており、該挿通時には、複数の弾性片20が拡開して該容器4の挿通を許容するようになっている。また、載置テーブル6上のシュリンク袋2の開口部18近傍には、物品案内具7の複数の弾性片20をシュリンク袋2の開口部18に挿入する前、あるいは該挿入と同時に、シュリンク袋2内に空気等の気体を供給する気体供給装置22が配置されている。
【0023】
次に、図4を参照して、載置テーブル6上に配置されたシュリンク袋2内に容器4を装入する方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、シート状シュリンク袋2を載置テーブル6に載置して、吸着プレート10の吸着部14によるシート状シュリンク袋2の吸着を解除し、吸着プレート10の拡開用吸着部15及び載置テーブル6の拡開用吸着部16によってシート状シュリンク袋2の開口側端部両面を吸着する。
次に、図4(b)に示すように、一対の吸着プレート10を上昇させることにより、載置テーブル6上に載置されたシート状シュリンク袋2の開口側端部が拡開して、開口部18が形成される。
【0024】
次に、図4(c)に示すように、気体供給装置22からシュリンク袋2内に空気等の気体を供給する。このとき、気体供給装置22の位置やノズルの向き等を調整することによって、気体が弾性片20に沿って供給されるようにすると、シュリンク袋20の内部に確実に供給される。これにより、各拡開用吸着部15,16によるシュリンク袋2の開口部18の拡開方向だけでなく、開口部18全体を拡開させることができるとともに、シュリンク袋2全体を膨らませることができる。
次に、図4(d)に示すように、ゲートシリンダ21によって物品案内具7をシュリンク袋2の開口部18に向けて前進動作させ、該物品案内具7の複数の弾性片20の円錐状の先端をシュリンク袋2の開口部18に挿入する。
【0025】
次に、図4(e)に示すように、押圧シリンダ8によって容器4を押圧して、該容器4を載置テーブル6側に向けて移動させ、複数の弾性片20を拡開させつつ、複数の弾性片20の内部に容器4を挿通させて、該容器4をシュリンク袋2に装入する。
次に、図4(f)に示すように、ゲートシリンダ21によって物品案内具7をシュリンク袋2の開口部18から後退動作させる。その後、載置テーブル6の底部に連結された傾動シリンダ17を収縮動作させて、載置テーブル6を下方に傾動させ、シュリンク袋2に装入された容器4を載置テーブル6から払い出し、加熱用コンベヤ23に投入する。これにより、シュリンク袋2が熱収縮して容器4が包装される。
【0026】
上記の説明から明らかなように、この実施の形態では、容器4をシュリンク袋2内に装入する際に、該シュリンク袋2の開口部18に、該開口部18に向けて次第に細くなる円錐状に形成された物品案内具7の複数の弾性片20を挿入して、複数の弾性片20を拡開させつつ、該複数の弾性片20の内部に容器4を挿通させるため、容器4とシュリンク袋2との容積差が小さい場合においても、シュリンク袋2の開口部18から容器4をシュリンク袋2内に確実に装入することができる。
また、物品案内具7の複数の弾性片20をシュリンク袋2の開口部18に挿入する前、あるいは該挿入と同時に、気体供給装置22からシュリンク袋2内に空気等の気体を供給して、各拡開用吸着部15,16によるシュリンク袋2の開口部18の拡開方向だけでなく、開口部18全体を拡開させているため、複数の弾性片20をシュリンク袋2の開口部18に確実に挿入することができる。更に、シュリンク袋2全体が膨らんだ状態となっているので、容器4をシュリンク袋2内にスムースに装入することができる。
【0027】
なお、本発明の包装袋、開口部、物品、物品案内具、案内部材、気体供給装置、吸着部、本体、弾性片等の構成は、上記実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
すなわち、物品案内具7の複数の弾性片20を円錐状とした場合を例示したが、これに限定されない。例えば、複数の弾性片20を三角錐状、四角錐状やその他の多角錐状としてもよい。この場合、本体19は、複数の弾性片20の角錐形状に応じて、三角環状、四角環状やその他の多角環状に形成するとよい。
また、物品案内具7の案内部材は、複数の弾性片20によって構成した場合を例示したが、これに限定されない。例えば、錐状の筒体の頂点側端部に周方向に所定の間隔で複数のスリットを形成して、物品の挿通時に案内部材の頂点側端部を拡開させるようにしてもよい。この場合、本体と案内部材とをゴムやプラスチック等によって一体に成形するようにしてもよい。
また、案内部材としては、弾性片20に代えて、剛性を有する板状片(20)を用い、この板状片を、通常時は、本体19の内径側に付勢するスプリングを有するヒンジなどによって、本体19に拡開自由に取り付けたものであってもよい。この場合も、本体19や板状片(20)の形状は、弾性片20の場合と同様に、いろいろな形状とすることができる。
【0028】
また、物品としての容器4の形状を円筒状とした場合を例示したが、これに限定されない。例えば、容器4の形状を三角筒状、四角筒状やその他の多角筒状、あるいは軸方向に断面積が異なる筒状としてもよい。この場合、容器4の断面形状と物品案内具7の本体19の内周形状とを合わせるのが好ましい。
また、物品として、化粧液等が充填された筒状の容器4を例示したが、これに限定されない。例えば、飲料水等が充填された筒状の容器の他、粘度有する流動物が充填されたチューブ状容器であってもよい。
また、上記実施の形態では、物品として容器を例示したが、これに限定されない。例えば、食品やその他の固体、塊体を物品としてもよい。
【0029】
また、上記実施の形態では、シュリンク袋2内への容器4の装入方向を水平方向とした場合を例示したが、これに限定されず、任意の方向、例えば、シュリンク袋2内への容器4の装入方向を鉛直方向としてもよい。
また、気体供給装置は、本体19を中空状とするとともに、この本体19の弾性片20側にノズル孔を設けた構成とし、本体の中空部に気体を供給して前記孔から気体を吹き出し、供給するようにしてもよい。この場合、孔を設ける角度は、気体が弾性片20の表面又は裏面に沿って供給されるようにすることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施の形態の一例である物品装入装置の一部を切り欠いた概略平面図である。
【図2】図1の矢印A方向から見た図である。
【図3】図1の矢印B方向から見た図である。
【図4】物品の装入方法の一例を説明するための工程図であり、(a)は装入位置にシート状シュリンク袋を配置した状態を示す図、(b)はシュリンク袋の開口側端部を拡開して開口部を形成した状態を示す図、(c)はシュリンク袋の開口部に物品案内具を挿入した状態を示す図、(d)はシュリンク袋内にエアを供給した状態を示す図、(e)は物品案内具の内部に容器を挿通させた状態を示す図、(f)はシュリンク袋内に容器を装入した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0031】
1 物品装入装置
2 包装袋(シュリンク袋)
4 容器(物品)
7 物品案内具
15,16 拡開用吸着部
18 開口部
19 本体
20 案内部材(弾性片)
22 気体供給装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の包装袋の開口側端部を拡開させて開口部を形成し、該開口部から物品を前記包装袋内に装入する物品装入装置において、
前記物品を前記包装袋内に装入する際、前記開口部に挿入されるとともに、内部を前記物品が挿通するときに拡開して該物品の挿通を許容する案内部材を有する物品案内具を備え、
前記案内部材は、前記包装袋の前記開口部に向けて次第に細くなる錐状に形成されたことを特徴とする物品装入装置。
【請求項2】
前記物品案内具は、環状の本体と、該本体の一側周方向に所定の間隔で複数取り付けられた弾性片とを有して、該複数の弾性片によって前記案内部材を構成し、
前記複数の弾性片が、それぞれ先端に向けて互いに接近するように傾斜配置されることにより、前記案内部材が前記包装袋の前記開口部に向けて次第に細くなる錐状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の物品装入装置。
【請求項3】
前記シート状包装袋の開口側端部の両面にそれぞれ拡開用吸着部を配置し、各拡開用吸着部を相対的に離間させることにより、前記物品案内具の前記案内部材が前記包装袋の前記開口部に挿入される前に、あらかじめ前記開口側端部を拡開させることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品装入装置。
【請求項4】
前記包装袋内に気体を供給する気体供給装置を備え、
該気体供給装置によって、前記物品案内具の前記案内部材が前記開口部に挿入される前又は挿入と同時に、前記包装袋内に気体を供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の物品装入装置。
【請求項5】
前記シート状包装袋がシュリンク袋であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の物品装入装置。
【請求項6】
シート状の包装袋の開口側端部を拡開させて開口部を形成し、該開口部から物品を前記包装袋内に装入する物品装入方法であって、
前記シート状包装袋の開口側端部の両面をそれぞれ拡開用吸着部で吸着してあらかじめ前記開口側端部を拡開させて前記開口部を形成し、
前記開口部に向けて次第に細くなる錐状に形成された物品案内具の案内部材を、前記包装袋の前記開口部に挿入し、
前記物品を前記包装袋内に装入するに際し、前記案内部材を拡開して、前記物品を前記案内部材の内部を挿通させる
ことを特徴とする物品装入方法。
【請求項7】
前記物品案内具の前記案内部材が前記包装袋の前記開口部に挿入される前又は挿入と同時に、前記包装袋内に気体を供給することを特徴とする請求項6に記載の物品装入方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−55670(P2007−55670A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−245787(P2005−245787)
【出願日】平成17年8月26日(2005.8.26)
【出願人】(505323792)株式会社テクノエイト (3)
【Fターム(参考)】