説明

生体信号送信機、及び生体情報検出装置

【課題】 未使用時に前記一対の胸電極が短絡しても生体信号送信機の動作開始スイッチがオンにならないようにすること。
【解決手段】 胸電極2は、生体信号送信機10のケース16の一端部が固着されたベルトの一端の近傍に取付けられている。胸電極3は、ベルト結合部6の止め部6bを備えた止め部品が固着されたベルト1の他端の近傍に取付けられている。胸電極2と回路基板15とはセンサ信号線4により回路基板15に接続されている。胸電極3と回路基板15とは、固定部品側導電路6f、固定部品側接点6c、止め部品側接点6d、及び止め部品側導電路6gとで形成されたセンサ信号線5によって接続されている。ベルト結合部6は、その固定部品と止め部品の結合と分離によって作動するオンオフスイッチを形成し、前記オンオフスイッチは装着センサ回路の構成に利用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生体信号送信機、及び前記生体信号送信機を備えた生体情報検出装置に関する。前記生体情報検出装置としては、一対の胸電極と胸部ベルトを有する心拍計測用送信機と腕時計型心拍計測用受信機とを備えた心拍計測装置が代表的なものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、心拍計測用送信機10は、図8に示す如く、胸部ベルトに取付けられた一対の胸電極2と3、胸電極2と3が検出した心電信号に基づいて単位時間当たりの心拍数データを演算して出力する信号演算回路11、前記心拍数データを無線信号に変換して送信アンテナから無線送信する無線送信回路12、人体への装着を検出する装着検出回路13、及び電源制御回路14とで構成されている。
【0003】
電源制御回路14はボタン電池を電源として備え、装着検出回路13からの装着検出信号に基づいて、心拍計測を開始させる。装着検出回路13の装着検出電極は、前記一対の胸電極2と3が兼用されている。電源制御回路13は、また、人体に装着された際に前記一対の胸電極2と3間で検出された人体の抵抗値により、信号演算回路11と無線送信回路12の電源を制御する。
【0004】
従来の胸部ベルトを有する生体信号送信機としては、特開平6−245913号公報(特許文献1)に開示されている如く、生体信号送信機の本体ケースが胸部ベルトと一体成形されたものと、特開2002−143110号公報(特許文献2)に開示されている如く、着脱可能な生体信号送信機ユニットと、ユニット収納用開口が設けられた胸部ベルトを備え、生体信号送信機ユニットを胸部ベルトのユニット収納用開口に嵌め込んで構成したものがある。
【0005】
従来の心拍計測用送信機は、利用者が胸部ベルトを胸部に装着すると、一対の胸電極が身体に密着して装着検出回路には装着検出信号が発生する。すると、電源制御回路は、装着検出信号に基づいて心拍計測を開始させる。要するに、従来の心拍計測用送信機は、利用者が身体に装着すると同時に、心拍計測用送信機を構成する各種電子回路に駆動電流が供給されるようになっている。換言すれば、一対の胸電極は心拍計測用送信機の電源スイッチとして機能しているのである。
【0006】
上述の如く、従来の一対の胸電極と胸部ベルトを有する心拍計測用送信機は、一対の胸電極が電源スイッチとして機能するような構造である。このため、特許文献1に開示の心拍計測用送信機は、利用者が胸部ベルトを外してスチール机に置いた場合に、一対の胸電極がスチール机の表面に接触すると電源スイッチがオンになり、無駄な電力を消費することになるという問題があった。要するに、特許文献1に開示の心拍計測用送信機は、スチール机などの導電性物体が、心拍計測用送信機の未使用時に一対の胸電極を短絡させてしまう。
【0007】
また、特許文献2に開示の心拍計測用送信機は、利用者が胸部ベルトを外してスチール机に置いた場合に無駄な電力消費が発生しないようにするためには、生体信号送信機ユニットを胸部ベルトからその都度取り外さなければならないというという問題があった。ところが、ユニット収納用開口は防水性を高めるために生体信号送信機ユニットをすっぽりと収納するものであるから、生体信号送信機ユニットを胸部ベルトから取り外すことも、取付けることも非常に面倒である。このため、特許文献2に開示の心拍計測用送信機においても、生体信号送信機ユニットが胸部ベルトから取り外されないでスチール机に置かれ、一対の胸電極がスチール机の表面に接触して電源スイッチがオンになり、無駄な電力を消費することになるという問題があった。要するに、特許文献2に開示の心拍計測用送信機も、スチール机などの導電性物体が、心拍計測用送信機の未使用時に一対の胸電極を短絡させてしまう。
【特許文献1】特開平6−245913号公報
【特許文献2】特開2002−143110号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、一対の胸電極と胸部ベルトを有する生体信号送信機において、未使用時に前記一対の胸電極が短絡しても生体信号送信機の動作開始スイッチがオンにならないようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために、第1胸電極と第2胸電極、前記胸電極が検出した生体信号に所定の信号処理を施す信号演算回路、前記信号演算回路の出力信号を無線送信する無線送信回路、前記第1胸電極と第2胸電極を装着センサに兼用する装着検出回路、及び電源制御回路とで構成され、且つ胸部ベルトに取付けられた生体信号送信機において、
前記胸部ベルトのベルト結合部の固定部品と止め部品のそれぞれに導電回路を形成し、前記固定部品と止め部品の結合と分離に対応して作動するオンオフスイッチを構成し、前記オンオフスイッチを利用して装着センサ回路を構成した。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、未使用時に前記一対の胸電極が短絡しても生体信号送信機の動作開始スイッチがオンにならないようにすることができた。従って、従来の生体信号送信機に比較して、電池の寿命を延ばすことができるようになった。
【0011】
また、本発明においては胸部ベルトのベルト結合部を利用者の胸側に配置したので、従来の利用者の背中側に配置された胸部ベルトを備えた生体信号送信機に比較して、生体信号送信機の身体への装着と取り外しが極めて容易になった。
【0012】
更に、胸部ベルトのベルト結合部に構成されたオンオフスイッチは、止め部の挿入口が接点部までレールで案内されるため、安定した導通ができ、また、レールの先端に接点部を設けることでサイズを大きくしなくてもよいという特長を有する。
更にまた、胸部ベルトのベルト結合部に構成されたオンオフスイッチに仮止め固定を設けた本発明に係る生体信号送信機は、生体信号を検出しない間も身体から取り外すことなく電流を流さない状態を維持できるという特長もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、第1胸電極と第2胸電極、前記胸電極が検出した生体信号に所定の信号処理を施す信号演算回路、前記信号演算回路の出力信号を無線送信する無線送信回路、前記第1胸電極と第2胸電極を装着センサに兼用する装着検出回路、及び電源制御回路とで構成され、且つ胸部ベルトに取付けられた生体信号送信機において、
前記胸部ベルトのベルト結合部の固定部品と止め部品のそれぞれに導電回路を形成し、前記固定部品と止め部品の結合と分離に対応して作動するオンオフスイッチを構成し、前記第1胸電極と第2胸電極と生体信号送信機の回路基板とを接続するセンサ信号線のいずれか1本の途中に前記オンオフスイッチを挿入して、前記第1胸電極と第2胸電極と前記オンオフスイッチとによって装着センサ回路を構成したことを特徴とするものである。
【実施例1】
【0014】
本発明の実施例1の生体信号送信機10は、図1から図5に示す如く、第1胸電極2と第2胸電極3、前記胸電極が検出した生体信号に所定の信号処理を施す信号演算回路11、信号演算回路11の出力信号を無線送信する無線送信回路12、第1胸電極2と第2胸電極3を装着センサに兼用する装着検出回路13、及び電源制御回路14とで構成されたものであって、胸部ベルト1のベルト結合部6の固定部品と止め部品のそれぞれに導電路6fと6gを形成し、前記固定部品と止め部品の結合と分離に対応して作動するオンオフスイッチを構成し、前記オンオフスイッチを利用して装着センサ回路を構成したものである。
【0015】
即ち、実施例1の生体信号送信機10は、ベルト1の一端にその一端部が固着されたケース16内に回路基板15を収納し、その表側は枠17により、且つその裏側は裏蓋20によって封鎖されている。回路基板15には、信号演算回路11、無線送信回路12、装着検出回路13及び電源制御回路14がそれぞれ形成されている。ケース16は、平面形状が1:4程度の細長い略矩形のケースで、ベルト1の幅より少し広い幅を有するものである。
【0016】
一対の胸電極のうちの胸電極2は、生体信号送信機10のケース16の一端部が固着されたベルトの一端の近傍に取付けられている。胸電極2と回路基板15とはセンサ信号線4により接続されている。センサ信号線4は、図1から図3に示す如く、胸電極2と一体の金属板で形成され、その端部はピン18、19により回路基板15のプリント回路の所定の箇所に結合されている。
【0017】
ケース16の他端部には、ベルト結合部6の固定部6aを備えた固定部品が固着されている。ベルト結合部6の止め部6bを備えた止め部品は、ベルト1の他端に固着されている。
【0018】
一対の胸電極のうちの胸電極3は、ベルト結合部6の止め部6bを備えた止め部品が固着されたベルト1の他端の近傍に取付けられている。胸電極3と回路基板15とはセンサ信号線5により接続されている。センサ信号線5は、図1から図3に示す如く、固定部品側導電路6f、固定部品側接点6c、止め部品側接点6d、及び止め部品側導電路6gとで形成されている。止め部品側導電路6gは、胸電極3と一体の金属板で形成され、その端部は止め部品側接点6dに接続されている。固定部品側導電路6fは、胸電極3と同一の金属板で形成され、その一端は固定部品側接点6cに接続され、その他端はピン19により回路基板15のプリント回路の所定の箇所に結合されている。
【0019】
ベルト結合部6は、図4の斜視図に示す如く、固定部6aを備えた固定部品と、1個の接点用突出部と2個の止め部6bを備えた止め部品とで構成されている。前記1個の接点用突出部は前記止め部品の端部の中央に形成された矩形断面の突出部であって、その端面には止め部品側接点6dが形成されている。前記2個の止め部6bは、前記接点用突出部の前記止め部品の端部の左右に形成された茸状の突出部である。
【0020】
ベルト結合部6において、固定部品の固定部6aは1個の接点用突出部と2個の止め部6bを備えた止め部品が係止できる大きさの矩形断面の前側貫通穴を備えているが、その奥行きは茸状の止め部6bの頭部が貫通する長さである。固定部6aは、更に、前記矩形断面の貫通穴と生体信号送信機10のケース15との間に後側係合穴と上下連結板とを備える。前記後側係合穴は、生体信号送信機10のケース15に形成された矩形断面の開口であって、固定部品側接点6cは前記後側係合穴の奥の面に形成されている。前記矩形断面の前側貫通穴の上側内面には、2本のレール状突起6eが形成されている。この2本のレール状突起6eの間隔は、ベルト結合部6の止め部品の端部の中央に形成された矩形断面の突出部を案内するのに適した間隔である。
【0021】
上述の如き構造のベルト結合部6において、上記固定部品と止め部品が結合されると、固定部品側接点6cと止め部品側接点6dが接触し、この状態が保持される。すると、胸電極3と生体信号送信機10の回路基板15との間のセンサ信号線5が導通し、この状態を保持する。従って、胸電極2とセンサ信号線4、胸電極3とセンサ信号線5、及び生体信号送信機10がベルト1によって装着された利用者の人体を結ぶ装着センサ回路が形成される。装着検出回路13は前記装着センサ回路からの電流を検出し、電源制御回路14は装着検出回路13の出力信号に基づいて信号演算回路11と無線送信回路12の作動を開始させる。
【0022】
要するに、実施例1の生体信号送信機は、胸部ベルト1の一方側に第1胸電極2を取り付け、胸部ベルト1の他方側に第2胸電極3を取り付け、更に、第2胸電極3と生体信号送信機10の回路基板15とを接続するセンサ信号線5の途中に前記オンオフスイッチを挿入して、第1胸電極2と第2胸電極3と前記オンオフスイッチとによって装着センサ回路を構成したことを特徴とするものである。
【0023】
ところで、ベルト結合部6の固定部品と止め部品は、図4の斜視図に示す如く仮止め可能な構造を備えているので、生体信号を検出しない間も身体か胸部ベルト1を取り外すことなく生体信号送信機に電流を流さない状態を維持できるという特長もある。更に、胸部ベルトのベルト結合部に構成されたオンオフスイッチは、止め部の挿入口が接点部までレールで案内されるため、安定した導通ができ、また、レールの先端に接点部を設けることでサイズを大きくしなくてもよいという特長を有する。
【実施例2】
【0024】
本発明の実施例2の生体信号送信機10は、図6に示す如く、第1胸電極2と第2胸電極3を胸部ベルト1の一方側に取り付け、第2胸電極3と生体信号送信機の15とを接続するセンサ信号線5の途中に実施例1に採用されたオンオフスイッチ、即ちベルト結合部6を利用したオンオフスイッチを挿入して、第1胸電極2と第2胸電極3と前記オンオフスイッチとによって装着センサ回路を構成したことを特徴とするものである。
【0025】
実施例2の生体信号送信機10において、胸部ベルト1の一方側に生体信号送信機10のケース16と第1胸電極2と第2胸電極3が全て取り付けられているから、胸部ベルト1の他方側に配置されるのはセンサ信号線5のみである。そして、生体信号送信機10のケース16側からベルト結合部6を介して胸部ベルト1の他方側に延伸して配置されたセンサ信号線5は折り返される。そして、折り返されたれたセンサ信号線5はベルト結合部6を介してケース16側まで延伸して配置されている。
【0026】
センサ信号線5は折り返しがあるので、ベルト結合部6に形成されるオンオフスイッチは実施例1に採用されている構造のものを一部変更する必要がある。この変更は、実施例1にオンオフスイッチが1本の導電路を接続したり分離したりする構成であるのに対し、2本の導電路をそれぞれ接続したり分離したりする構成への変更である。
【0027】
ところで、ベルト結合部6は実施例1では図1から図4に示す如く生体信号送信機10の近傍、従って人体の前部に配置されているが、実施例2では人体の側面に配置することも可能である。
【実施例3】
【0028】
本発明の実施例3の生体信号送信機10は、図7に示す如く、第1胸電極2と第2胸電極3、信号演算回路11、無線送信回路12、人体への装着を検出する装着検出回路13、及び電源制御回路14とで構成され、且つ胸部ベルト1に取付けられた生体信号送信機10において、胸部ベルト1のベルト結合部6の固定部品と止め部品のそれぞれに導電路を形成し、前記固定部品と止め部品の結合と分離に対応して作動するオンオフスイッチを構成し、装着検出回路13の装着センサ信号線7と前記オンオフスイッチとによって装着センサ回路を構成したことを特徴とするものである。
【0029】
実施例3の生体信号送信機10において、胸部ベルト1の一方側に生体信号送信機10のケース16と第1胸電極2と第2胸電極3が全て取り付けられているから、胸部ベルト1の他方側に配置されるのは装着センサ信号線7のみである。そして、生体信号送信機10のケース16側からベルト結合部6を介して胸部ベルト1の他方側に延伸して配置された装着センサ信号線7は折り返される。そして、折り返されたれた装着センサ信号線7はベルト結合部6を介してケース16側まで延伸して配置されている。
【0030】
装着センサ信号線7は折り返しがあるので、ベルト結合部6に形成されるオンオフスイッチは実施例1に採用されている構造のものを一部変更する必要がある。この変更は、実施例1にオンオフスイッチが1本の導電路を接続したり分離したりする構成であるのに対し、2本の導電路をそれぞれ接続したり分離したりする構成への変更である。
【0031】
ところで、ベルト結合部6は実施例1では図1から図4に示す如く生体信号送信機10の近傍、従って人体の前部に配置されているが、一対の胸電極2と3を装着センサに兼用しない実施例3では人体の側面や背面に配置することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施例1の生体信号送信機の長手方向の断面図である。なお、胸ベルトの固定部品と止め部品は結合されている。
【図2】本発明の実施例1の生体信号送信機の長手方向の平面図である。なお、胸ベルトの固定部品と止め部品は分離されている。
【図3】本発明の実施例1の生体信号送信機の長手方向の平面図である。なお、胸ベルトの固定部品と止め部品は結合されている。
【図4】本発明の実施例1に採用されている胸ベルトの固定部品と止め部品の斜視図である。
【図5】本発明の実施例1の生体信号送信機のブロック回路図である。
【図6】本発明の実施例2の生体信号送信機のブロック回路図である。
【図7】本発明の実施例3の生体信号送信機のブロック回路図である。
【図8】従来の生体信号送信機のブロック回路図である。
【符号の説明】
【0033】
1 胸部ベルト
2,3 胸電極
4,5 センサ信号線
6 ベルト結合部
6a 固定部
6b 止め部
6c 固定部品側接点
6d 止め部品側接点
6e 案内溝
6f 固定部品側導電路
6g 止め部品側導電路
7 装着センサ信号線
10 生体信号送信機
11 信号演算回路
12 無線送信回路
13 装着検出回路
14 電源制御回路
15 回路基板
16 ケース
17 枠
18,19 ピン
20 裏蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1胸電極と第2胸電極、前記胸電極が検出した生体信号に所定の信号処理を施す信号演算回路、前記信号演算回路の出力信号を無線送信する無線送信回路、前記第1胸電極と第2胸電極を装着センサに兼用する装着検出回路、及び電源制御回路とで構成され、且つ胸部ベルトに取付けられた生体信号送信機において、
前記胸部ベルトのベルト結合部の固定部品と止め部品のそれぞれに導電路を形成し、前記固定部品と止め部品の結合と分離に対応して作動するオンオフスイッチを構成し、前記オンオフスイッチを利用して装着センサ回路を構成したことを特徴とする生体信号送信機。
【請求項2】
前記第1胸電極と第2胸電極と生体信号送信機の回路基板とを接続するセンサ信号線のいずれか1本の途中に前記オンオフスイッチを挿入して、前記第1胸電極と第2胸電極と前記オンオフスイッチとによって装着センサ回路を構成したことを特徴とする請求項1に記載の生体信号送信機。
【請求項3】
前記胸部ベルトの一方側に前記第1胸電極を取り付け、前記胸部ベルトの他方側に前記第2胸電極を取り付け、更に、前記第2胸電極と生体信号送信機の回路基板とを接続するセンサ信号線の途中に前記オンオフスイッチを挿入して、前記第1胸電極と第2胸電極と前記オンオフスイッチとによって装着センサ回路を構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の生体信号送信機。
【請求項4】
前記ベルトの一方側に前記第1胸電極並びに第2胸電極を取り付け、前記第1胸電極と第2胸電極と生体信号送信機の回路基板とを接続するセンサ信号線のいずれか1本の途中に前記オンオフスイッチを挿入して、前記第1胸電極と第2胸電極と前記オンオフスイッチとによって装着センサ回路を構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の生体信号送信機。
【請求項5】
第1胸電極と第2胸電極、前記胸電極が検出した生体信号に所定の信号処理を施す信号演算回路、前記信号演算回路の出力信号を無線送信する無線送信回路、人体への装着を検出する装着検出回路、及び電源制御回路とで構成され、且つ胸部ベルトに取付けられた生体信号送信機において、
前記胸部ベルトのベルト結合部の固定部品と止め部品のそれぞれに導電路を形成し、前記固定部品と止め部品の結合と分離に対応して作動するオンオフスイッチを構成し、前記装着検出回路の装着センサ信号線と前記オンオフスイッチとによって装着センサ回路を構成したことを特徴とする生体信号送信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−117157(P2007−117157A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−309551(P2005−309551)
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】