生殖系列幹細胞の保存システム
ヒトの生殖系列細胞および生殖腺組織の単離、特徴付け、低温保存および保存のための方法とシステムとが提供される。また、不妊の生殖器官を再配置させるために低温保存された細胞の移植のための方法も開示される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
生殖能力を失うおそれのある哺乳動物から生殖腺組織を収集することと、
前記生殖腺組織を中央保存設備に運ぶことと、
前記生殖腺組織を処理することと、
前記生殖腺組織を低温保存することと、
前記低温保存された生殖腺組織の生殖能力の可能性を決定することと、
を含む、生殖系列幹細胞を保存する方法。
【請求項2】
前記生殖腺組織は、
精巣組織である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記精巣組織を処理することは、
約0.5‐2.0mm2の精巣組織の断片を調製することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
精巣組織を処理することは、
コラゲナーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、ヒアルロニダーゼおよびトリプシンからなる群から選択される少なくとも1つの酵素で前記精巣組織を分解することと、
前記少なくとも1つの酵素を不活性化することによって、分離した精巣細胞の懸濁液を得ることと、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
分離した精巣細胞から雄の生殖系列幹細胞を単離するステップをさらに含み、
前記雄の生殖系列幹細胞は、
黄体形成ホルモン受容体を発現しないことで特徴付けられる、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
分離した精巣細胞から雄の生殖系列幹細胞を単離するステップをさらに含み、
前記雄の生殖系列幹細胞は、
SSEA‐4を発現することで特徴付けられる、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記雄の生殖系列幹細胞は、
GFR‐α1およびVASAをさらに発現する、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記生殖能力の可能性を決定することは、
成熟した精子に生体外で分化するための精巣組織の能力である、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項9】
生殖能力の可能性を決定することは、
減数分裂および減数分裂後のマーカーの発現と、大きさと、形態との少なくとも1つによって精巣細胞の特性を決定することである、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記生殖腺組織は、
卵巣組織である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記卵巣組織を処理することは、
約0.5‐3.0mm2の卵巣組織の断片を調製することを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記処理することは、
コラゲナーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、ヒアルロニダーゼおよびトリプシンからなる群から選択される少なくとも1つの酵素で前記卵巣組織を分解することと、
前記少なくとも1つの酵素を不活性化することによって、分離した卵巣細胞の懸濁液を得ることと、
をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
生殖能力の可能性を決定することは、
成熟した卵子に生体外で分化するための前記卵巣組織の能力によって行われる、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
生殖能力の可能性を決定することは、
減数分裂および減数分裂後のマーカーの発現と、大きさと、形態との少なくとも1つによって卵巣細胞の特性を決定することである、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記低温保存した生殖腺組織を、前記生殖腺組織が単離された同じ個体に残された生殖腺組織に移植するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
生殖腺組織を収集する手段と、
生殖腺組織を運ぶ手段と、
生殖系列幹細胞を単離するために生殖腺組織を処理する手段と、
生殖腺組織または前記生殖系列幹細胞を低温保存する手段と、
低温保存された生殖腺組織または前記低温保存された生殖系列幹細胞の生殖能力の可能性を決定する手段と、
を備える生殖系列幹細胞の保存システム。
【請求項1】
生殖能力を失うおそれのある哺乳動物から生殖腺組織を収集することと、
前記生殖腺組織を中央保存設備に運ぶことと、
前記生殖腺組織を処理することと、
前記生殖腺組織を低温保存することと、
前記低温保存された生殖腺組織の生殖能力の可能性を決定することと、
を含む、生殖系列幹細胞を保存する方法。
【請求項2】
前記生殖腺組織は、
精巣組織である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記精巣組織を処理することは、
約0.5‐2.0mm2の精巣組織の断片を調製することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
精巣組織を処理することは、
コラゲナーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、ヒアルロニダーゼおよびトリプシンからなる群から選択される少なくとも1つの酵素で前記精巣組織を分解することと、
前記少なくとも1つの酵素を不活性化することによって、分離した精巣細胞の懸濁液を得ることと、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
分離した精巣細胞から雄の生殖系列幹細胞を単離するステップをさらに含み、
前記雄の生殖系列幹細胞は、
黄体形成ホルモン受容体を発現しないことで特徴付けられる、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
分離した精巣細胞から雄の生殖系列幹細胞を単離するステップをさらに含み、
前記雄の生殖系列幹細胞は、
SSEA‐4を発現することで特徴付けられる、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記雄の生殖系列幹細胞は、
GFR‐α1およびVASAをさらに発現する、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記生殖能力の可能性を決定することは、
成熟した精子に生体外で分化するための精巣組織の能力である、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項9】
生殖能力の可能性を決定することは、
減数分裂および減数分裂後のマーカーの発現と、大きさと、形態との少なくとも1つによって精巣細胞の特性を決定することである、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記生殖腺組織は、
卵巣組織である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記卵巣組織を処理することは、
約0.5‐3.0mm2の卵巣組織の断片を調製することを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記処理することは、
コラゲナーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、ヒアルロニダーゼおよびトリプシンからなる群から選択される少なくとも1つの酵素で前記卵巣組織を分解することと、
前記少なくとも1つの酵素を不活性化することによって、分離した卵巣細胞の懸濁液を得ることと、
をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
生殖能力の可能性を決定することは、
成熟した卵子に生体外で分化するための前記卵巣組織の能力によって行われる、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
生殖能力の可能性を決定することは、
減数分裂および減数分裂後のマーカーの発現と、大きさと、形態との少なくとも1つによって卵巣細胞の特性を決定することである、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記低温保存した生殖腺組織を、前記生殖腺組織が単離された同じ個体に残された生殖腺組織に移植するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
生殖腺組織を収集する手段と、
生殖腺組織を運ぶ手段と、
生殖系列幹細胞を単離するために生殖腺組織を処理する手段と、
生殖腺組織または前記生殖系列幹細胞を低温保存する手段と、
低温保存された生殖腺組織または前記低温保存された生殖系列幹細胞の生殖能力の可能性を決定する手段と、
を備える生殖系列幹細胞の保存システム。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図1G】
【図1H】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図4】
【図4P】
【図4Q】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図7E】
【図7F】
【図7G】
【図7H】
【図7I】
【図7J】
【図7K】
【図7L】
【図7M】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図8F】
【図8G】
【図8H】
【図8I】
【図8J】
【図8K】
【図8L】
【図9】
【図10】
【図10P】
【図10Q】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図14E】
【図14F】
【図14G】
【図14H】
【図14I】
【図14J】
【図14K】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図16D】
【図17A】
【図17B】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26A】
【図26B】
【図27】
【図28】
【図29A】
【図29B】
【図29C】
【図29D】
【図30A】
【図30B】
【図31A】
【図31B】
【図32A】
【図32B】
【図33A】
【図33B】
【図34A】
【図34B】
【図35A】
【図35B】
【図36A】
【図36B】
【図37A】
【図37B】
【図38A】
【図38B】
【図39】
【図40A】
【図40B】
【図41】
【図42】
【図43A】
【図43B】
【図43C】
【図43D】
【図43E】
【図43F】
【図43G】
【図43H】
【図43I】
【図44】
【図45A】
【図45B】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50A】
【図50B】
【図51A】
【図51B】
【図52】
【図53A】
【図53B】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図1F】
【図1G】
【図1H】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図4】
【図4P】
【図4Q】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図7E】
【図7F】
【図7G】
【図7H】
【図7I】
【図7J】
【図7K】
【図7L】
【図7M】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図8F】
【図8G】
【図8H】
【図8I】
【図8J】
【図8K】
【図8L】
【図9】
【図10】
【図10P】
【図10Q】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図14E】
【図14F】
【図14G】
【図14H】
【図14I】
【図14J】
【図14K】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図16D】
【図17A】
【図17B】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26A】
【図26B】
【図27】
【図28】
【図29A】
【図29B】
【図29C】
【図29D】
【図30A】
【図30B】
【図31A】
【図31B】
【図32A】
【図32B】
【図33A】
【図33B】
【図34A】
【図34B】
【図35A】
【図35B】
【図36A】
【図36B】
【図37A】
【図37B】
【図38A】
【図38B】
【図39】
【図40A】
【図40B】
【図41】
【図42】
【図43A】
【図43B】
【図43C】
【図43D】
【図43E】
【図43F】
【図43G】
【図43H】
【図43I】
【図44】
【図45A】
【図45B】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50A】
【図50B】
【図51A】
【図51B】
【図52】
【図53A】
【図53B】
【公表番号】特表2013−514969(P2013−514969A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538044(P2012−538044)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/055706
【国際公開番号】WO2011/057123
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(512116549)プライムジェン バイオテック エルエルシー ディービーエイ リプロサイト (2)
【出願人】(512116550)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/055706
【国際公開番号】WO2011/057123
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(512116549)プライムジェン バイオテック エルエルシー ディービーエイ リプロサイト (2)
【出願人】(512116550)
【Fターム(参考)】
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