生殖能力管理のためのロニダミンアナログ
生殖能力の管理は、対象に対して、式Iの化合物の1または2以上の用量を投与し、対象の生殖能力を低下させることを含むことができる。生殖能力の管理はまた、以下も含むことができる:化合物の有効量を投与して、雄対象におけるセルトリ細胞機能を障害すること;対象における精子形成を阻害すること;対象における精巣重量を減少させること;雌対象において卵巣重量を減少させること;雌対象において血清プロゲステロンを減少させること;雌対象において、卵巣の卵胞機能を障害すること;対象において可逆的な生殖能力をもたらすこと。生殖能力を回復させるために、前記方法は、対象への化合物の投与を停止して、対象における生殖能力を回復させることを含むことができる。化合物は、対象を不可逆的に不妊化するために投与することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象における生殖能力を低下させる方法であって、
対象に対して、式I:
【化1】
式中、R1は、カルボキシル、アクリル、またはカルボン酸ヒドラジドであり;
式中、R2は、水素、ハロゲン、アルコール、アルキル、アルコキシ、アラルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、またはカルボキシルであり;
式中、XおよびYは、互いに同一または異なっており、ハロゲンまたは低級アルキルであり;
式中、Z1、Z2、Z3、およびZ4は、独立して窒素または炭素である;
で表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩およびエステルの、1または2以上の用量を投与して、対象の生殖能力を低下させることを含む、前記方法。
【請求項2】
式中、R2が水素である場合は、
Z1、Z2、Z3、およびZ4の少なくとも1つが窒素であり、残りは独立して炭素または窒素であるか;または
R1は、−COOH、−CONHNH2、−CONHN(CH3)2、−CH=CHCOOHではない、
のいずれかである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
化合物が、
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
6−クロロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸メチルエステル;
6−フルオロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;および
その薬学的に許容し得る塩およびエステル、からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
化合物が、
ガメンダゾール;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸(JWS−2−72またはH2−ガメンダゾール);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸(TH2−192);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸(TH2−178);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(TH2−179);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸(JWS1−190);
1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS2−22);
1−(2,4−ジフルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS1−282);
および
その薬学的に許容し得る塩およびエステル、からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
化合物を、対象におけるセルトリ細胞の機能を障害する有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
化合物を、対象における精子形成を阻害する有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
化合物を、対象において精巣重量を減少させる有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
化合物を、対象において卵巣重量を減少させる有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
化合物を、対象において血清プロゲステロンを減少させる治療有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
化合物を、対象における卵巣の卵胞機能を障害する有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
対象への化合物の投与を停止して、対象の生殖能力を回復させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
化合物を、雌対象を不可逆的に不妊化するための有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
化合物を、雌対象において単一用量で不妊性を誘発する有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
化合物を、対象において不妊性を誘発する複数用量レジメンで投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
雄対象における精子形成を可逆的に阻害するための方法であって、
雄対象に対して、式I:
【化2】
式中、R1は、カルボキシル、アクリル、またはカルボン酸ヒドラジドであり;
式中、R2は、水素、ハロゲン、アルコール、アルキル、アルコキシ、アラルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、またはカルボキシルであり;
式中、XおよびYは、互いに同一または異なっており、ハロゲンまたは低級アルキルであり;
式中、Z1、Z2、Z3、およびZ4は、独立して窒素または炭素である;
で表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩およびエステルの、1または2以上の用量を投与して、精子形成を阻害することを含む、前記方法。
【請求項16】
化合物が、
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
6−クロロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸メチルエステル;
6−フルオロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
ガメンダゾール;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸(JWS−2−72またはH2−ガメンダゾール);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸(TH2−192);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸(TH2−178);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(TH2−179);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸(JWS1−190);
1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS2−22);
1−(2,4−ジフルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS1−282);および
その薬学的に許容し得る塩およびエステル、からなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
化合物を有効量で、以下の項目:
対象の体重を維持すること;
インヒビンBの産生を阻害すること;
卵胞刺激ホルモン(FSH)の循環を増加させること;
化合物関連毒性を阻害すること;
構造化された精細胞型の層化を低減すること;
精子(spermatozoa)を減少させること;
精子細胞(spermatids)を減少させること;
精原細胞を減少させること;
生殖上皮を減少させること;
生殖細胞の量を減少させること;
精巣重量を減少させること;
熱ショックタンパク質HSP90AB1を阻害すること;
真核生物翻訳伸長因子1アルファ1(EEF1A1)を阻害すること;;
インターロイキン1タンパク質の産生を増加させること、または
NF−κB阻害剤α(Nfkbia)の産生を増加させること;
のうちの少なくとも1つに従って投与する、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
対象への化合物の投与を停止して、対象の生殖能力を回復させることをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
雌対象における生殖能力を低下させる方法であって、
雌対象に対して、式I:
【化3】
式中、R1は、カルボキシル、アクリル、またはカルボン酸ヒドラジドであり;
式中、R2は、水素、ハロゲン、アルコール、アルキル、アルコキシ、アラルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、またはカルボキシルであり;
式中、XおよびYは、互いに同一または異なっており、ハロゲンまたは低級アルキルであり;
式中、Z1、Z2、Z3、およびZ4は、独立して窒素または炭素である;
で表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩およびエステルの、1または2以上の用量を投与して、生殖能力を低下させることを含む、前記方法。
【請求項20】
化合物が、
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
6−クロロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸メチルエステル;
6−フルオロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
ガメンダゾール;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸(JWS−2−72またはH2−ガメンダゾール);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸(TH2−192);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸(TH2−178);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(TH2−179);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸(JWS1−190);
1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS2−22);
1−(2,4−ジフルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS1−282);および
その薬学的に許容し得る塩およびエステル、からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
化合物を有効量で、以下の項目:
対象の体重を維持すること;
インヒビンBの生産を阻害すること;
エストラジオールの産生を阻害すること;
卵巣重量を減少させること;
血清プロゲステロンを減少させること;
プロゲステロンの産生を阻害すること;
退縮卵胞を誘発すること;
生存可能な卵胞の数を減少させること;
生殖細胞の量を減少させること;
排卵を阻害すること;
のうちの少なくとも1つに従って投与する、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
化合物が、対象における可逆的な不妊化をもたらすための有効量で投与され、該方法がさらに、
対象への化合物投与を停止して、対象の生殖能力を回復させることを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
化合物を、対象を不可逆的に不妊化するための有効量で投与する、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
化合物の、対象の生殖能力を低下させるための医薬の調製のための使用であって、該化合物が、式I:
【化4】
式中、R1は、カルボキシル、アクリル、またはカルボン酸ヒドラジドであり;
式中、R2は、水素、ハロゲン、アルコール、アルキル、アルコキシ、アラルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、またはカルボキシルであり;
式中、XおよびYは、互いに同一または異なっており、ハロゲンまたは低級アルキルであり;
式中、Z1、Z2、Z3、およびZ4は、独立して窒素または炭素である;
で表される構造を有し、およびその薬学的に許容し得る塩およびエステルである、前記の使用。
【請求項1】
対象における生殖能力を低下させる方法であって、
対象に対して、式I:
【化1】
式中、R1は、カルボキシル、アクリル、またはカルボン酸ヒドラジドであり;
式中、R2は、水素、ハロゲン、アルコール、アルキル、アルコキシ、アラルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、またはカルボキシルであり;
式中、XおよびYは、互いに同一または異なっており、ハロゲンまたは低級アルキルであり;
式中、Z1、Z2、Z3、およびZ4は、独立して窒素または炭素である;
で表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩およびエステルの、1または2以上の用量を投与して、対象の生殖能力を低下させることを含む、前記方法。
【請求項2】
式中、R2が水素である場合は、
Z1、Z2、Z3、およびZ4の少なくとも1つが窒素であり、残りは独立して炭素または窒素であるか;または
R1は、−COOH、−CONHNH2、−CONHN(CH3)2、−CH=CHCOOHではない、
のいずれかである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
化合物が、
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
6−クロロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸メチルエステル;
6−フルオロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;および
その薬学的に許容し得る塩およびエステル、からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
化合物が、
ガメンダゾール;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸(JWS−2−72またはH2−ガメンダゾール);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸(TH2−192);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸(TH2−178);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(TH2−179);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸(JWS1−190);
1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS2−22);
1−(2,4−ジフルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS1−282);
および
その薬学的に許容し得る塩およびエステル、からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
化合物を、対象におけるセルトリ細胞の機能を障害する有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
化合物を、対象における精子形成を阻害する有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
化合物を、対象において精巣重量を減少させる有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
化合物を、対象において卵巣重量を減少させる有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
化合物を、対象において血清プロゲステロンを減少させる治療有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
化合物を、対象における卵巣の卵胞機能を障害する有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
対象への化合物の投与を停止して、対象の生殖能力を回復させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
化合物を、雌対象を不可逆的に不妊化するための有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
化合物を、雌対象において単一用量で不妊性を誘発する有効量で投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
化合物を、対象において不妊性を誘発する複数用量レジメンで投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
雄対象における精子形成を可逆的に阻害するための方法であって、
雄対象に対して、式I:
【化2】
式中、R1は、カルボキシル、アクリル、またはカルボン酸ヒドラジドであり;
式中、R2は、水素、ハロゲン、アルコール、アルキル、アルコキシ、アラルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、またはカルボキシルであり;
式中、XおよびYは、互いに同一または異なっており、ハロゲンまたは低級アルキルであり;
式中、Z1、Z2、Z3、およびZ4は、独立して窒素または炭素である;
で表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩およびエステルの、1または2以上の用量を投与して、精子形成を阻害することを含む、前記方法。
【請求項16】
化合物が、
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
6−クロロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸メチルエステル;
6−フルオロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
ガメンダゾール;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸(JWS−2−72またはH2−ガメンダゾール);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸(TH2−192);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸(TH2−178);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(TH2−179);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸(JWS1−190);
1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS2−22);
1−(2,4−ジフルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS1−282);および
その薬学的に許容し得る塩およびエステル、からなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
化合物を有効量で、以下の項目:
対象の体重を維持すること;
インヒビンBの産生を阻害すること;
卵胞刺激ホルモン(FSH)の循環を増加させること;
化合物関連毒性を阻害すること;
構造化された精細胞型の層化を低減すること;
精子(spermatozoa)を減少させること;
精子細胞(spermatids)を減少させること;
精原細胞を減少させること;
生殖上皮を減少させること;
生殖細胞の量を減少させること;
精巣重量を減少させること;
熱ショックタンパク質HSP90AB1を阻害すること;
真核生物翻訳伸長因子1アルファ1(EEF1A1)を阻害すること;;
インターロイキン1タンパク質の産生を増加させること、または
NF−κB阻害剤α(Nfkbia)の産生を増加させること;
のうちの少なくとも1つに従って投与する、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
対象への化合物の投与を停止して、対象の生殖能力を回復させることをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
雌対象における生殖能力を低下させる方法であって、
雌対象に対して、式I:
【化3】
式中、R1は、カルボキシル、アクリル、またはカルボン酸ヒドラジドであり;
式中、R2は、水素、ハロゲン、アルコール、アルキル、アルコキシ、アラルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、またはカルボキシルであり;
式中、XおよびYは、互いに同一または異なっており、ハロゲンまたは低級アルキルであり;
式中、Z1、Z2、Z3、およびZ4は、独立して窒素または炭素である;
で表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩およびエステルの、1または2以上の用量を投与して、生殖能力を低下させることを含む、前記方法。
【請求項20】
化合物が、
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
6−クロロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸メチルエステル;
6−フルオロ−1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸;
ガメンダゾール;
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル]−プロピオン酸(JWS−2−72またはH2−ガメンダゾール);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−イル]アクリル酸(TH2−192);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸(TH2−178);
1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(TH2−179);
3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−イル]−アクリル酸(JWS1−190);
1−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS2−22);
1−(2,4−ジフルオロベンジル)−6−クロロ−1H−インダゾール−3−カルボン酸ヒドラジド(JWS1−282);および
その薬学的に許容し得る塩およびエステル、からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
化合物を有効量で、以下の項目:
対象の体重を維持すること;
インヒビンBの生産を阻害すること;
エストラジオールの産生を阻害すること;
卵巣重量を減少させること;
血清プロゲステロンを減少させること;
プロゲステロンの産生を阻害すること;
退縮卵胞を誘発すること;
生存可能な卵胞の数を減少させること;
生殖細胞の量を減少させること;
排卵を阻害すること;
のうちの少なくとも1つに従って投与する、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
化合物が、対象における可逆的な不妊化をもたらすための有効量で投与され、該方法がさらに、
対象への化合物投与を停止して、対象の生殖能力を回復させることを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
化合物を、対象を不可逆的に不妊化するための有効量で投与する、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
化合物の、対象の生殖能力を低下させるための医薬の調製のための使用であって、該化合物が、式I:
【化4】
式中、R1は、カルボキシル、アクリル、またはカルボン酸ヒドラジドであり;
式中、R2は、水素、ハロゲン、アルコール、アルキル、アルコキシ、アラルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、またはカルボキシルであり;
式中、XおよびYは、互いに同一または異なっており、ハロゲンまたは低級アルキルであり;
式中、Z1、Z2、Z3、およびZ4は、独立して窒素または炭素である;
で表される構造を有し、およびその薬学的に許容し得る塩およびエステルである、前記の使用。
【図11】
【図18A】
【図18B】
【図21】
【図23】
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図19】
【図20】
【図22】
【図18A】
【図18B】
【図21】
【図23】
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図19】
【図20】
【図22】
【公表番号】特表2012−532198(P2012−532198A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−519667(P2012−519667)
【出願日】平成22年7月6日(2010.7.6)
【国際出願番号】PCT/US2010/041065
【国際公開番号】WO2011/005759
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(510122201)カンザス大学 (5)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月6日(2010.7.6)
【国際出願番号】PCT/US2010/041065
【国際公開番号】WO2011/005759
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(510122201)カンザス大学 (5)
【Fターム(参考)】
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