説明

画像処理回路、および印刷装置

【課題】回路サイズを抑制しつつ参照値を展開する記憶部の記憶容量を増加させることが可能な画像処理回路を提供する。
【解決手段】入力データに対して参照値を参照しつつ所定の処理を施す複数の処理部と、
参照値を記憶する記憶部と、を有し、記憶部は、直列に接続された複数の記憶素子により構成され、所定数の記憶素子毎に各処理部と接続し、同記憶素子に記憶された参照値を接続された各処理部に出力するシフトレジスタと、予め指定されたアドレスを受け付け、シフトレジスタに記憶された前記参照値を更新させるアクセス受信部と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力データに対して所定の処理を施す画像処理回路に関し、特に、参照値を参照して処理を施す画像処理回路、及び上記画像処理回路を使用した印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、入力データに対して所定の処理を施すための画像処理回路が知られている。この画像処理回路では、入力データに対する処理値を参照するための参照値を展開する記憶部を備えており、この記憶部に展開された参照値を参照しつつ所定の処理を入力データに施す。また、画像処理回路では、記憶部に記憶された参照値を複数の処理部が同時に参照する場合があり、記憶部は複数の入出力端子を備えるレジスタ構成とされてきた。
【0003】
レジスタ構成とされた記憶部は、フィリップ・フロップ等の記憶素子により構成され、各記憶素子は個別にアドレスデコーダを備えている。そのため、外部からアドレスを指定するアドレス信号が画像処理回路に入力されると、各アドレスデコーダはアドレス信号をデコードし、このアドレス信号が対応するものである場合は接続された記憶素子に対して参照値の書き込み又は読み出しを実行させる(例えば、特許文献1及び2、参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−73140号公報
【特許文献2】特開2000−57760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように記憶部を構成する場合、記憶部の記憶容量と同数のアドレスデコーダを実装する必要があり、記憶容量の増加に応じて記憶部の回路サイズが大きくなることとなる。例えば、記憶部が1Kバイトの参照値を記憶可能である場合、記憶部は8000個の記憶素子を備え、記憶素子と同数のアドレスデコーダを備える必要も生じる。そのため、記憶部の記憶容量の増加と、画像処理回路の回路サイズの増加とは相反するものとなっていた。
【0006】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、回路サイズを抑制しつつ参照値を展開する記憶部の記憶容量を増加させることが可能な画像処理回路、および上記画像処理回路を使用した印刷装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明では、入力データに対して参照値を参照しつつ所定の処理を施す複数の処理部と、前記参照値を記憶する記憶部と、を有し、前記記憶部は、
直列に接続された複数の記憶素子により構成され、所定数の記憶素子毎に前記各処理部と接続し、同記憶素子に記憶された参照値を接続された前記各処理部に出力するシフトレジスタと、予め指定されたアドレスを受け付け、前記シフトレジスタに記憶された前記参照値を更新させるアクセス受信部と、を有する構成としてある。
【0008】
上記のように構成された発明では、各処理部が記憶部に記憶される参照値を参照しつつ入力データに対して処理を施す画像処理回路において、アクセス受信部が、シフトレジスタに予め指定されたアドレスを受け付けると、シフトレジスタに記憶された前記参照値を更新させる。
そのため、複数ビットで構成された参照値を書き込み又は読み出す際、この参照値を記憶又は読み出す1つのシフトレジスタのアドレスを指定すればよいため、記憶素子毎にアドレスを指定する必要がなく、アドレスデコーダの数を削減することができる。その結果、回路構成を小さくすることができる。
【0009】
また、シフトレジスタを構成する素子の一例として、前記シフトレジスタは、複数のD−フィリップ・フロップを直列に接続して構成され、前記アクセス受信部は、前記複数のD−フィリップ・フロップにクロック信号を供給して前記参照値を更新させる。
上記のように構成された発明では、D−フィリップ・フロップを用いた簡易な構成のシフトレジスタを構成することができる。
【0010】
そして、入力データの一例として、前記入力データは、カラー画像データであって、前記シフトレジスタは、前記カラー画像データの各色に対応した参照値を記憶する。
上記のように構成された発明では、カラー画像データの各色に対応した参照値を1つのシフトレジスタに記憶するため、各処理部はシフトレジスタの値を参照すればよく、各色に対応した参照値を一括で参照することで処理に要する時間を低減することができる。
【0011】
さらに、アクセス受信部の一例として、前記アクセス受信部は、前記アドレスを指定するアドレス信号とリード信号又はライト信号から、前記記憶された参照値をシフトさせるための信号を生成し、この生成した信号に同期させて前記複数のD−フィリップ・フロップに記憶された参照値をシフトさせて同参照値の更新を行う。
【0012】
また、本発明は、画像処理回路のみならず、この画像処理回路を備える印刷装置にも適応することができる。そのため、本発明の他の局面として、入力データに対して参照値を参照しつつ所定の処理を施す複数の処理部と、前記参照値が記憶される記憶部と、前記処理後の入力データを用いて印刷処理を実行する印刷処理部と、を有し、前記記憶部は、直列に接続された複数の記憶素子により構成され、所定数の記憶素子毎に前記各処理部と接続し、同記憶素子に記憶された参照値を接続された前記各処理部に出力するシフトレジスタと、予め指定されたアドレスを受け付け、前記シフトレジスタに記憶された前記参照値を更新させるアクセス受信部と、を有する構成としてある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】印刷装置100の構成を説明するブロック構成図である。
【図2】一例としての画像処理回路70の構成を示すブロック構成図である。
【図3】参照値を記憶部60に記憶する際の各波形を示す波形図である。
【図4】記憶部60に記憶された参照値を更新する際の各波形を示す波形図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図を参照しつつ本発明に係る画像処理回路を備える印刷装置を説明する。
1.第1の実施形態:
2.その他の実施形態:
【0015】
1.第1の実施形態:
図1は、印刷装置100の構成を説明するブロック構成図である。印刷装置100は、RAM91、ROM92、外部IF93及び印刷エンジン(印刷処理部)94がそれぞれバスを介してメインコントローラ80と接続しており、メインコントローラ80により各部の駆動が制御される。具体的には、外部IF93を介して取得されたビデオデータを用いて印刷処理を実行する場合、取得された画像データはRAM91に展開された後、メインコントローラ80が印刷データを生成し、この印刷データを印刷エンジン94に出力する。その後、印刷エンジン94は、印刷データをもとに用紙等の媒体に対して印刷処理を実行する。
【0016】
メインコントローラ80は、CPU81との間でデータを制御するCPU制御部82と、RAM91及びROM92との間のデータのアクセスをそれぞれ制御するRAM制御部83及びROM制御部84と、外部IF93を制御するIF制御回路85と、メインコントローラ80に入力された画像データを印刷データに変換する画像処理回路70と、を備えて構成されている。
【0017】
メインコントローラ80は、IF制御回路85の制御により外部IF93を介して入力されたビデオデータを、画像処理回路70により印刷データに変換する。このとき、メインコントローラ80全体の駆動は、CPU81がROM92に記憶された所定のファームウェアに応じて制御し、CPU81から出力される命令はバス86を介して各部に出力される。
なお、本実施形態におけるメインコントローラ80は、SOC(シングル・オン・チップ)形式のASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されるため、内部にCPU81を備えているが、CPU81はメインコントローラ80の外部に実装されていてもよい。
【0018】
ROM制御部84及びRAM制御部83は、CPU81の制御に応じてROM92に記憶されたファームェアやデータをRAM91に展開する。CPU81はRAM91に展開されたファームウェアやデータを参照して、印刷装置100の駆動を制御する。更に、CPU81は、ファームウェアに応じて画像処理回路70に印刷データを生成させる。
【0019】
画像処理回路70は、RGBの表色系で構成されたビデオデータをC,M,Y,Kの各色データに変換するとともに、この色データに対して所定の処理を施し印刷データを生成する。このとき画像処理回路70は、変換された色データに対して、参照値を参照しつつ、補正処理を施す。
【0020】
図2は、一例としての画像処理回路70の構成を示すブロック構成図である。以下、図2を参照して、画像処理回路70の構成を説明する。画像処理回路70は、RGBのビデオデータをC,M,Y,Kの各色データに変換し、このC,M,Y,Kの各色データに対して補正処理を施すCプレーン処理部71、Mプレーン処理部72、Yプレーン処理部73、Kプレーン処理部74(以下、単に処理部71〜74と記載する)と、各処理部71〜74が画像データを参照するための参照値としてテーブル又はパラメータが格納される記憶部60とを備えて構成されている。また、各処理部71〜74は、記憶部60の出力端子とそれぞれ接続しており、各処理部71〜74は、記憶部60から出力される参照値を参照する。
【0021】
記憶部60は、C,M,Y,Kの各色データに対応した参照値を一括で記憶するシフトレジスタ50と、参照値のシフトレジスタ50への記憶、及び記憶された参照値の更新を実行させるアクセス受信部40と、を備えて構成されている。
【0022】
処理部71〜74は、シフトレジスタ50の各出力端子が接続された切替え部71a〜74aとそれぞれ接続しており、ビデオデータに基づいて生成された選択信号により、切替え部71a〜74aを切り替え、シフトレジスタ50から出力される参照値から所望の値を参照する。
【0023】
アクセス受信部40は、アドレス信号を受信するアドレスデコード回路41と、ライトストローブ信号(ライト信号)又はリードストローブ信号(リード信号)を受信する端子42,43とを備えている。端子42,43は、OR回路44で接続されており、OR回路44の出力端子はアドレスデコード回路41の出力端子とAND回路45で接続されている。また、AND回路45の出力端子は、シフトレジスタ50に接続されている。そのため、アドレスデコード回路がアドレス信号をデコードした出力値、及びライトストローブ信号又はリードストローブ信号の変化により、AND回路45からは、シフトレジスタ50にクロック信号が出力される。
【0024】
シフトレジスタ50は、複数のD−フィリップ・フロップ(以下、D−FFと記載する)1〜nの出力端子と入力端子とを直列に接続して構成されており、アクセス受信部40からのクロック信号に同期して参照値を記憶及び更新する。具体的には、アクセス受信部40のAND回路45の出力端子は、各D−FF1〜nのQLK端子と接続しており、アクセス受信部40から出力されるクロック信号の立ち上がりに同期して、参照値を1ビットずつ各D−FF1〜n内でシフトさせて記憶及び更新する。
【0025】
例えば、シフトレジスタ50を128個のD−FFで構成する場合は、アクセス受信部40から出力されるクロック信号の立ち上がりに同期して、参照値を1ビットずつD−FF1〜128間でシフトさせて記憶し、計128回のクロック信号の立ち上がりにより参照値をD−FF1〜128に記憶する。同様に、記憶された参照値を更新する場合は、上記クロック信号を変化させて、新たに入力される参照値を各D−FFに記憶させていく。
【0026】
また、各D−FF1〜nの出力端子1〜nは、複数ライン毎に処理部71〜74と接続しており、C,M,Y,Kの各色データに対応した参照値を処理部71〜74に出力する。例えば、DーFF1〜nに記憶されるデータが各処理部71〜74が参照するテーブルである場合は、このデータの連続する複数ビットが各処理部71〜74に出力され、テーブルとして使用される。
【0027】
図3は、参照値を記憶部60に記憶する際の各波形を示す波形図である。図3は、記憶部60のシフトレジスタ50に参照値が記憶される場合の、各信号の波形を示している。以下、図3を参照して、記憶部60が参照値を記憶する過程を説明する。
【0028】
CPU81からの命令に応じて、記憶部60の入力端子にアドレス信号が入力されると、アドレスデコード回路41はアドレス信号をデコードし、選択信号をAND回路45に出力する。この状態で、シフトレジスタ50の入力端子に参照値data1〜nが入力され、且つライトストローブ信号が変化(ロー)すると、AND回路45から各D−FF1〜nのQLK端子にクロック信号が出力される。そのため、D−FF1は、QLK端子に入力したクロック信号に同期して、入力データdata1を記憶する。
【0029】
また、D−FF1〜nは、OR回路44に入力されるライトストローブ信号の波形変化に同期して、入力データdata1〜nを1ビットずつD−FF1〜n間でシフトして記憶する。そのため、クロック信号が所定周期が経過した時点で、シフトレジスタのD−FF1〜nには、data1〜nが記憶される。
【0030】
また、各D−FF1〜nは、それぞれdata1〜nを保持するため、切替え部71a〜74aには、それぞれ複数ビットの参照値data1〜nが出力される。処理部71〜74は、入力されたビデオデータ信号に基づいて生成された選択信号により、切替え部71a〜74aを切り替え、切替え部71a〜74aに入力されたdataの内、参照対象となるdataを受信し、ビデオデータに対して補正処理を実行する。以上、記憶部60が参照値を処理部に出力する過程を説明した。
【0031】
図4は、記憶部60に記憶された参照値を更新する際の各波形を示す波形図である。なお、図4では、図3で記憶された入力data1〜nを更新する場合を例に説明を行う。以下、図4を参照して、記憶部60が記憶した参照値を更新する過程を説明する。
【0032】
記憶部60の各DーFF1〜nにdata1〜nが記憶された状態で、CPU81の命令に応じて、記憶部60の入力端子にアドレス信号が入力されると、アドレスデコード回路41は、アドレス信号をデコードし、選択信号をAND回路45に出力する。この状態で、リードストローブ信号が変化(ロー)すると、AND回路45から各D−FF1〜nのQLK端子にクロック信号が出力される。そのため、各D−FF1〜nは、クロック信号に同期して入力端子を介して入力される新たな参照値を1ビットずつシフトさせて記憶していく。その後、リードストローブ信号が参照値のビット数に対応した数だけ変化すると、D−FF1〜nに新たな参照値が記憶され、参照値の更新が行われる。以上、参照値の更新を説明した。
【0033】
以上説明したように、画像処理回路70の記憶部60は、シフトレジスタにより構成されているため、1つのアドレス信号により複数ビットの参照値を記憶することができる。そのため、アドレスデコーダの数を低減することができ、画像処理回路70の回路サイズを小さくすることができる。また、記憶部に記憶するデータ数を増やす場合は、D−FFの数を増加するのみで対応することができる。
【0034】
2.第2の実施形態:
本発明は、様々な変形例が存在する。
記憶部が備えるシフトレジスタの数は一つに限定されず、複数のシフトレジスタを備えていてもよい。無論、実装するシフトレジスタの数に応じてアドレスデコーダの数を増加させる必要はあるが、画像処理部の各処理部が連続して参照値等を読み込む必要がある場合に、シフトレジスタを複数実装することで、各シフトレジスタがデータ連続して出力することが可能となる。
【0035】
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。即ち、上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること、上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、は本発明の一実施例として開示されるものである。

【符号の説明】
【0036】
40…アクセス受信部、41…アドレスデコード回路、42,43…端子、44…OR回路、45…AND回路、50…シフトレジスタ、60…記憶部、70…画像処理回路、71…Cプレーン処理部(処理部)、72…Mプレーン処理部(処理部)、73…Yプレーン処理部(処理部)、74…Kプレーン処理部(処理部)、71a〜74a…切替え部、80…メインコントローラ、81…CPU、82…CPU制御部、83…RAM制御部、84…ROM制御部、85…IF制御回路、86…バス、91…RAM,92…ROM,93…外部IF、94…印刷エンジン、100…印刷装置



【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力データに対して参照値を参照しつつ所定の処理を施す複数の処理部と、
前記参照値を記憶する記憶部と、を有し、
前記記憶部は、
直列に接続された複数の記憶素子により構成され、所定数の記憶素子毎に前記各処理部と接続し、同記憶素子に記憶された参照値を接続された前記各処理部に出力するシフトレジスタと、
予め指定されたアドレスを受け付け、前記シフトレジスタに記憶された前記参照値を更新させるアクセス受信部と、を有することを特徴とする画像処理回路。
【請求項2】
前記シフトレジスタは、複数のD−フィリップ・フロップを直列に接続して構成され、 前記アクセス受信部は、前記複数のD−フィリップ・フロップにクロック信号を供給して前記参照値を更新させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理回路。
【請求項3】
前記入力データは、カラー画像データであって、
前記シフトレジスタは、前記カラー画像データの各色に対応した参照値を記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の画像処理回路。
【請求項4】
前記アクセス受信部は、前記アドレスを指定するアドレス信号とリード信号又はライト信号から、前記記憶された参照値をシフトさせるための信号を生成し、この生成した信号に同期させて前記複数のD−フィリップ・フロップに記憶された参照値をシフトさせて同参照値の更新を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像処理回路。
【請求項5】
入力データに対して参照値を参照しつつ所定の処理を施す複数の処理部と、
前記参照値が記憶される記憶部と、
前記処理後の入力データを用いて印刷処理を実行する印刷処理部と、を有し、
前記記憶部は、
直列に接続された複数の記憶素子により構成され、所定数の記憶素子毎に前記各処理部と接続し、同記憶素子に記憶された参照値を接続された前記各処理部に出力するシフトレジスタと、
予め指定されたアドレスを受け付け、前記シフトレジスタに記憶された前記参照値を更新させるアクセス受信部と、を有することを特徴とする印刷装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2010−176604(P2010−176604A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−21226(P2009−21226)
【出願日】平成21年2月2日(2009.2.2)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】