説明

画像処理装置及び画像処理装置の制御方法

【課題】あらゆる目的で作成された複数画像が、1つのファイルに保存されている画像データを、汎用的に受け入れ、動画ライクに表示すべきか否かを適切に切り替えることができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第1から第nまでの複数の画像を1つのファイルに含む複数画像形式ファイルを読み込むファイル読み込み、上記複数画像形式ファイルの撮影情報を解析し、上記撮影情報に基づいて、上記複数の画像を連続表示するかどうかを判断し、連続表示すると判断した複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成した画像を、所定時間間隔で自動的に切り替えて表示し、一方、連続表示しないと判断した複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成した画像を、上記所定時間間隔での切り替えを行わずに表示する画像処理装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画像データが1ファイルに含まれている画像ファイル形式を表示する画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
メモリカード内の画像を印刷する機能として、近年のデジタルカメラの普及に伴い、様々な印刷形態が提供されている。たとえば、メモリカード内に複数の画像ファイルが保存され、また、各画像ファイルにサムネイル画像や主画像が含まれている。ユーザの指示によって、これらの画像ファイルから1つの画像を印刷する印刷形態や、複数画像をインデックス形式で印刷する形態もある。また、画像に対して赤目除去や明るさを調整する機能も提供されている。これらの印刷機能に使用される画像ファイルは、上記のように、1つの主画像とサムネイルとで構成され、複数の画像を1つのファイルに保存した構成のデータも考えられる。
【0003】
たとえば、所定時間内に連続撮影された複数の画像を、1つのファイルに保存する形態や、複数の撮影位置から撮影された画像を、1つのファイルに保存する形態が考えられる。また、露出時間等、撮影条件を変えて同一被写体を撮影した画像を、1つのファイルに保存する形態や、1つの画像から複数の解像度の画像を生成し、それらを1つのファイルに保存する形態等、様々な形態が考えられる。
【0004】
一方、複数の画像を1つのファイルに保存する形式として、動画ファイルフォーマットとして、様々な形態が既に存在する。たとえば、ディジタルスチルカメラは、動画で撮影する動画モードを備えている(たとえば、特許文献1参照)。このディジタルスチルカメラによって、動画モードで撮影した場合、JPEGフォーマットの一連の低解像度静止画像ファイルが生成される。動画ファイルを再生する場合、一旦、動画ファイルフォーマットに変換し、再生する。
【0005】
動画再生表示は、ユーザオペレーションによって、複数の画像を1画像ずつ切り替えて表示する場合に比べて、次々と画像が自動的に表示されるので、操作面で勝っている。また、動画再生表示は、複数の画像を1つのWindow上で、画像データを順次表示するので、1つのファイルについて、表示Windwowが1つで済むという利点もある。
【0006】
また、特許文献1で示されるように、一般的に動画撮影時には、低解像度の画像ファイルが生成される。これは、静止画と比較して、動画では、解像感を検知しにくいという人間の特性を活かし、再生時時にギクシャクしないスムーズな再生をするために、処理時間が少なくて済むように、画像サイズを小さくしている。
【特許文献1】特開2001−69392号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1をはじめとして、動画再生する場合、動画再生目的で画像が生成されることが前提である。ところが様々な形態で撮影され複数の画像を1つのファイルに保存した場合、動画目的で撮影された画像とは限らない。このために、必ずしも動画として表示することが適切ではないケースがある。特に、撮影機器と表示機器とが異なる場合、表示機器は、動画再生表示をすべきか否かを判断することができないという問題がある。たとえば、1つの画像から複数の解像度の画像を生成し、これらを1つのファイルに保存する形態で、画像を動画表示しようとすると、同じような画像が映り続けているように見えるので、動画表示よりも効果が無い。また、露出時間等撮影条件を変えて同一被写体を撮影した画像を、1つのファイルに保存する形態では、動画表示すると、それぞれの画像を同時に見比べて表示しすることができない。さらに、動画再生目的で撮影されていない画像の場合、動画再生目的で撮影された画像と比較して高解像度であることが多いので、表示処理に時間がかかり、スムーズに表示できないという問題がある。つまり、上記従来例では、あらゆる目的で作成された複数画像が、1つのファイルに保存されている画像データを、汎用的に受け入れ、動画ライクに表示すべきか否かを適切に切り替えることができないという問題がある。
【0008】
本発明は、あらゆる目的で作成された複数画像が、1つのファイルに保存されている画像データを、汎用的に受け入れ、動画ライクに表示すべきか否かを適切に切り替えることができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、第1から第nまでの複数の画像を1つのファイルに含む複数画像形式ファイルを読み込むファイル読み込み手段と、上記複数画像形式ファイルの撮影情報を解析する解析手段と、上記解析手段が得た上記撮影情報に基づいて、上記複数の画像を連続表示するかどうかを判断する判断手段と、上記判断手段が連続表示すると判断した複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成した画像を、所定時間間隔で自動的に切り替えて表示する第1の表示手段と、上記判断手段が連続表示しないと判断した複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成した画像を、上記所定時間間隔での切り替えを行わずに表示する第2の表示手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数画像形式のファイルに多数の画像が格納されている場合、撮影情報から自動的に判断し、適切な場合に動画ライクな表示を行うことができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
【実施例1】
【0012】
図1は、本発明の実施例1であるMFP100の概観を示す装置外観図である。MFP100は、画像処理装置であり、操作部101と、カードインタフェース102と、読取部103と、記録部104とを有する。通常、図1に示すように、読取部103と記録部104とを閉じた状態で設置する。そして、読み取りを実行する場合や、コピーを実行する場合、カードからの印刷を実行する場合、読取部103または記録部104、もしくは読取部103及び記録部104を開いて、ユーザが所望する機能を実行する。
【0013】
図2は、MFP100の構成を示すブロック図である。図1に示す要素と同一の要素には、図2において、同一の符号を付してある。他の図においても、同様である。MFP100は、操作部101と、カードインタフェース102と、読取部103と、記録部104とを有する。また、MFP100は、CPU200と、ROM201と、RAM202と、不揮発性RAM203と、表示部204と、画像処理部205と、圧縮/解凍部206と、駆動部207と、センサ部208とを有する。CPU200は、MFP100が具備する様々の機能を制御し、操作部101における所定の操作に従い、ROM201に記憶されている画像処理のプログラムを実行する。ROM201は、MFP100の制御命令プログラム等を格納している。読取部103は、CCDを備え、このCCDは、原稿画像を読み取り、赤(R)、緑(G)及び青(B)色のアナログ輝度データを出力する。なお、読取部103は、CCDの代わりに、密着型イメージセンサ(CIS)を使用するようにしてもよい。
【0014】
カードインタフェース102は、操作部101の操作に応じて、読取部103が読み取った画像を、メモリカード等に記録する。また、カードインタフェース102は、たとえばデジタルスチルカメラが撮影し、メモリカード等に記録されている画像を、操作部101の操作に応じて、読み込む機能を具備する。なお、カードインタフェース102を介して記録された画像データと、このカードインタフェース102を介して読み込まれた画像データとを、後述する画像処理部205が、所望の画像処理を施す。
【0015】
圧縮/解凍部206は、読取部103が読み取った画像と、記録部104が出力した画像の圧縮/解凍処理を実行し、たとえば、JPEG等の圧縮画像の生成と解凍との処理を実行する。画像処理部205は、読取部103が読み取った画像と、圧縮/解凍部206が解凍した画像の入力画像処理とが実行される。また、カードインタフェース102を介して読み取られた画像が、圧縮/解凍部206で解凍された場合に、その画像の出力画像処理も実行する。入力画像処理と出力画像処理とにおいて、デジタルカメラ等に用いられている色空間(たとえばYCbCr)と、標準的なRGB色空間(たとえばNTSC−RGBやsRGB)との間で変換する。また、画像データの解像度の変換処理、画像データを包括する画像ファイルに含まれているヘッダ情報の生成、解析処理と、画像の解析処理、画像補正処理と、サムネイル画像生成、補正処理等の機能を備えている。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM202に格納され、カードインタフェース102を介して、メモリカードに記録する場合、必要な所定量に達すると、記録処理を実行する。また、記録部104が印刷した場合にも、必要な所定量に達すると、記録部104が記録動作を実行する。
【0016】
また、不揮発性RAM203は、バッテリバックアップされたSRAM等であり、MFP100に固有のデータ等を記憶する。操作部101は、記憶媒体に記憶されている画像データを選択し、記録をスタートするためのダイレクト写真印刷スタートキーを有する。また、操作部101は、モノクロ画像やカラー画像の読取を開始する時のスキャンスタートキー、コピー時に使用するモノクロコピースタートキー、カラーコピースタートキーを有する。操作部101は、コピーやスキャンの解像度や画質等のモードを指定するモードキー、コピー等の動作を停止するストップキー、コピー数を入力するテンキーや登録キー、印刷する画像ファイル選択手段を指定するカーソルキー等をも有する。CPU200は、これらのキーの押下状態を検出し、この押下状態に応じて、各部を制御する。
【0017】
記録部104は、インクジェット方式のインクジェットヘッド、汎用IC等によって構成され、CPU200の制御によって、RAM202に格納されている記録データを読み出し、ハードコピーとして印刷出力する。駆動部207は、読取部103、記録部104のそれぞれの動作において、給排紙ローラを駆動するためのステッピングモータと、ステッピングモータの駆動力を伝達するギヤと、ステッピングモータを制御するドライバ回路等によって構成されている。センサ部208は、記録紙幅センサ、記録紙有無センサ、原稿幅センサ、原稿有無センサ、記録媒体検知センサ等によって構成されている。CPU200は、これらセンサから得られた情報に基づいて、原稿と記録紙との状態を検知する。表示部204は、操作部101のキー押下状態に応じて、内容を表示し、また、MFP100が行っている処理の内容等も表示する。
【0018】
図3は、実施例1における複数画像形式を説明する図である。図3(a)は、複数画像形式を示す図であり、図3(a)に示すように、n枚の画像が連結されて記憶されている。ここでは、このn枚の画像について、ファイルの先頭から、第1画像、第2画像、……、第n画像と呼ぶ。それぞれの画像は、SOIマーカで始まり、EOIマーカで終わるJPEG形式の画像である。ファイル先頭のSOIマーカの後には、第1画像のExif付属情報401と、第1画像の複数画像形式付属情報402と、JPEGで圧縮された第1画像とが存在する。JPEGで圧縮された第1画像の後には、EOIマーカが存在する。
【0019】
第1画像のEOIマーカの後には、第2画像のSOIマーカが存在し、その後には、第2画像のExif付属情報、第2画像の複数画像形式付属情報403、JPEGで圧縮された第2画像が存在する。第1画像のEOIマーカと、第2画像のSOIマーカとの間に、別の情報が存在するようにしてもよい。第2画像のEOIマーカの後には、第3画像のSOIマーカが存在し、その後には、第3画像のExif付属情報、複数画像形式付属情報、JPEGで圧縮された第3画像が存在する。第2画像のEOIマーカと第3画像のSOIマーカとの間に、別の情報が存在するようにしてもよい。上記と同様に、第2画像、第3画像、と続き、第n画像まで記憶されている。
【0020】
図3(b)は、第1画像の複数画像形式付属情報402を示す図である。第1画像の複数画像形式付属情報402には、APP2マーカ、複数画像形式であることを示す識別子がある。識別子は、図3(b)中で、複数画像形式であるとして示してある。さらに、ヘッダ、インデックスIFD(Image File Directory)404、第1画像IFDが記憶されている。インデックスIFD404は、第1画像から第n画像までの全体構成を示す。この詳細については、後述する。
【0021】
図3(c)は、第2画像の複数画像形式付属情報403を示す図である。第2画像の複数画像形式付属情報403には、APP2マーカ、複数画像形式であることを示す識別子がある。識別子は、図3中では、複数画像形式として示してある。さらに、ヘッダ、第n画像IFDが含まれている。この第n画像IFDには、第n画像の固有の情報が含まれている。たとえば、その画像がファイルの中で何番目の画像であるのかを示す。
【0022】
図4は、複数画像形式のインデックスIFDの説明図である。図4(a)は、インデックスIFD404の内部構造を示す図である。このインデックスIFD404の内部構造は、図3に示すインデックスIFD404に対応している。このインデックスIFD404には、複数画像形式のバージョン、ファイルに含まれている画像数、第1画像のエントリへのオフセット、第1画像から第n画像のそれぞれのユニークIDリスト、総コマ数、次のIFDへのオフセット値が、記録されている。さらに、IFDの値として、第1画像から第n画像のそれぞれのエントリ406、第1画像から第n画像までのユニークIDが、記録されている。このように、第1画像の複数画像形式付属情報と、第2画像以降の複数画像形式付属情報とは、内部に含まれている情報が異なる。
【0023】
図4(b)は、第1画像から第n画像のそれぞれのエントリ406の構造を示す図である。第1画像から第n画像のそれぞれのエントリ406は、画像のそれぞれの個別の情報を示す。第1画像から第n画像のそれぞれのエントリ406には、画像の種別407、画像サイズ、画像データオフセット、下位画像1エントリ番号、下位画像2エントリ番号が記録されている。なお、下位画像は、該画像に対して従属的な関係にある画像であり、たとえば、モニタに表示するための画像である。この表示用の画像は、上位にある画像(以下、「上位画像」という)と同じ内容であるが、低い解像度で作成されている。モニタ表示は、印刷に比べて高い解像度が求められず、さらには表示するまでの処理時間の短縮が求められるので、同じファイル内にこのような表示用の画像を下位画像として含むことは有効である。下位画像1エントリ番号、下位画像2エントリ番号は、それぞれ、下位画像が1〜nの何番目の画像であるかを示している。また、画像の種別407については、図7で説明する。
【0024】
図4(c)は、画像の種別407の内部構造を示す図である。画像の種別407には、メイン画像フラグ、下位画像フラグ、上位画像フラグが記録されている。メイン画像フラグには、該画像がメイン画像である場合、1が記録され、そうでない場合、0が記録されている。ここでは、上記上位画像、下位画像に加え、メイン画像が定義されている。このように定義されているのは、複数画像形式ファイルにおいて、全ての画像が並列の関係でないことが有効であると考えられるためである。たとえば、モニタ表示をする際に、ユーザは、ファイルに含まれている複数の画像から、表示される画像を選択できる。一方、ユーザにとっては、初めに表示される画像が重要である。たとえば、ブラケット撮影機能を利用し、ホワイトバランスを+、−に数段階変えて撮影して保存したファイルについて、ユーザが画像を選択する場合、初めに、基準となる0の位置に、ホワイトバランスがある画像が表示されることが望ましいと考えられる。このように、複数ある画像の中で、中心となる画像を、他の画像と区別する必要がある。そこで、このように、複数ある画像の中で、中心になる画像を、「メイン画像」と定義する。また当該画像が他の画像の下位に位置付けられている場合、下位画像フラグに1が記録され、そうでない場合、下位画像フラグに0が記録されている。また、当該画像が他の画像の上位に位置付けられている場合、上位画像フラグに1が記録され、そうでない場合、0が記録されている。
【0025】
ところで、デジタルカメラの中には、所定時間内に連続して撮影する、所謂連写撮影機能を持つものがある。連写撮影された画像は、Exif付属情報のうちで、メーカノートを利用し、各メーカで独自の拡張を施し、連写撮影情報をファイルに格納することができる。実施例1において、MFP100は、選択した画像について、撮影情報としてExif付属情報から、連写撮影情報を取得することができるものとする。
【0026】
図5は、実施例1における複数画像形式ファイル500の内容を模式的に示す図である。複数画像形式ファイル500には、デジタルカメラで撮影された複数の画像が保存されている。具体的には、連写撮影機能を使用して、坂道をボールが転がる6つのシーンを撮影し、1つのファイル中に、6枚の画像が保存されている。さらに、連写撮影された画像情報には、それぞれのExif付属情報のうちで、メーカノートに連写撮影情報が付加され、上記連写撮影情報には、撮影順序が含まれているとする。さらに、Exif付属情報には、連写情報の他に、JPEG画像と対応しているサムネイル画像が付加されているとする。
【0027】
複数画像形式ファイル500には、第1画像501〜第6画像506と、それぞれの画像に対応している撮影情報とが保存されている。上記撮影情報に含まれている撮影順序が示すように、第1画像501は、1番目に撮影された画像である。以下、第2画像502は、2番目に撮影された画像であり、第3画像503は、3番目に撮影された画像であり、……のように、撮影順と画像格納順とが同じであるとする。なお、複数画像形式の画像の種別407によれば、第1画像501が、メイン画像であり、他の画像は、メイン画像ではない。
【0028】
画像501〜506が記憶されているメモリカードをカードインタフェース102に挿入すると、MFP100は、ROM201に記録されているプログラムにしたがって、メモリカードに記憶されている画像データを、表示部204に表示する。そしてユーザは、操作部101による操作によって、表示対象となるファイルを選択することができる。
【0029】
<選択されたファイルを表示するプログラム>
図6は、実施例1において、選択されたファイルを表示する方法を自動的に選択し、この選択された表示方法によってファイルを自動的に表示する動作を示すフローチャートである。S601で、ユーザが選択したファイルが複数画像形式であるかどうかを調べる。ファイルの先頭に記録されているファイルに、複数画像形式付属情報402があるかどうかを調べ、複数画像形式付属情報402があれば、複数画像形式であると判断する。ファイルが複数画像形式であれば、S603に進み、そうでなければ、S602に進み、JPEG形式ファイルを表示する。なお、実施例1において、複数画像形式ファイル500は、複数画像形式であるので、S603に進む。
【0030】
S603で、画像を検索し、Exif付属情報のうちで、メーカノートに記述されている連写撮影情報の有無を判定し、連写撮影であると判定する。ファイルに含まれている画像が連写撮影であると判定されると、S605に進み、そうでなければ、S604に進み、複数画像のうちで、メイン画像を表示する。実施例1において、複数画像形式ファイル500は、Exif付属情報のうちで、メーカノートに記述されている連写撮影情報が付加されているので、S605に進む。S605では、複数画像を所定時間間隔で順次表示する。なお、選択されたファイルを表示するプログラム(図6に示す動作のプログラム)が処理中に、ユーザ操作によって、選択されたファイルが変更されると、直ちに処理を終了し、新たに選択されたファイルの表示処理を開始する。
【0031】
<複数画像を所定時間間隔で順次表示するプログラム>
図7は、S605で選択されたファイルを、所定時間間隔で、順次表示する(連続表示する)動作を示すフローチャートである。S701で、画像の表示順序を決定し、現在の表示順序を示すカウンタNの値を、1に初期化する。実施例1で、複数画像形式ファイルを検索し、Exif付属情報のうちで、メーカノートに記述されている連写撮影情報から撮影順序を取得し、表示順序とする。複数画像形式ファイル500は、撮影順序と画像データ格納順とが等しいので、表示順序は、画像データ格納順と等しくなる。このために、第1画像501、第2画像502、第3画像503のように、データ格納順に表示し、最後に、第6画像506を表示する表示順序である。S702で、ファイルを検索し、表示対象になった画像のExif付加情報に、サムネイル画像が付加されているか否かを検索する。全ての画像にサムネイル画像が付加されていると判断されると(S703)、サムネイルつき複数画像形式ファイルである旨を記憶する。
【0032】
S703でサムネイルつき複数画像形式ファイルでないと判断されれば、S704で、複数画像のうちで、現在表示すべき画像を表示し、S706に進む。なお、現在表示すべき画像は、S701で決定された表示順に基づいて決定される。S703で全ての画像にサムネイルが付加されていると判断されれば、S705に進む。複数画像形式ファイル500は、Exif付加情報にサムネイルが付加されているので、S705に進む。S705で、複数画像のうちで、現在表示すべき画像のサムネイルを表示し、S706に進む。現在表示すべき画像は、S701で決定された表示順に基づいて、決定される。複数画像形式ファイル500であれば、初回はカウンタNの値が1になっているので、表示順序が1番目の画像(すなわち第1画像501)のサムネイルを表示する。
【0033】
S706で、カウンタNの値を参照し、現在表示中の画像が、最後の画像であるか否かを判定する。最後の画像を表示中であれば、最後の画像を表示した状態で、処理を終了する。最後の画像を表示中でなければ、S707に進む。複数画像形式ファイル500であれば、第6画像506が最後の画像であるので、第1画像501から第5画像505を表示中は、S707に進む。S707で、カウンタNの値に1を加算し、表示対象を1つ進める。S708で、S704または、S705の表示処理に要した時間が、予め定められた画像切り替え時間を超えているか否かを判定する。予め定められた画像切り替え時間を超えていると判断されれば、S703に戻る。一方、画像切り替え時間を超えていないと判断されれば、S709に進む。なお、この所定の画像切り替え時間を、ここでは、たとえば0.3秒とする。また実施例1で、S704における表示処理に要する時間を、たとえば0.5秒とする。一方、S705の表示処理に要する時間を、たとえば0.1秒とする。これは、サムネイルは、画像データと比較してサイズが小さいので、サムネイル表示に要する時間が画像表示と比較して少なくて済むためである。さらに、実施例1の複数画像形式ファイル500であれば、S703からS707までの一連の処理に要した時間が0.1秒であるとする。すると、画像表示に要する時間は表示処理に要する時間に一連の処理に要する時間を加算したものであるので、ここではサムネイル表示に要する時間(0.1秒)に一連の処理に要する時間(0.1秒)を加算した0.2秒間となる。これは画像切り替え時間0.3秒よりも短いので、S709に進む。
【0034】
S709で、S704またはS705の表示処理に要する時間と画像切り替え時間0.3秒との差分だけ処理を中断した後に、S703に進む。複数画像形式ファイル500であれば、S705の表示処理に0.1秒かかっているので、S709で、0.3−0.2=0.1秒間、処理を中断する。
【0035】
上記S703から始まる一連の処理が、カウンタNの値が画像数分に達し、S706にて処理を終了するまで、繰り返される。複数画像形式ファイル500であれば、第6画像506の表示処理を終了した状態で、カウンタNの値が6になり、S706で、最終画像であると判断され、第6画像506を表示した状態で終了する。
【0036】
実施例1によれば、複数画像形式のファイルに多数の画像が格納され、なおかつ連写撮影された画像であれば、自動的に動画ライクな表示を行うことができるという効果を奏する。複数画像形式のファイルであっても、連写撮影されていない画像であれば、動画ライクな表示が不適切であると判断され、メイン画像だけを表示することができるという効果を奏する。これらの効果によって、ユーザは、連写撮影されている複数の画像が含まれているファイルに含まれる全ての画像を、ユーザが操作しなくても、動画感覚で閲覧することができ、利便性が向上する。さらに、サムネイルが付加された画像であれば、高速に表示を切り替えることができるので、スムーズに動画ライクな表示をすることができる。
【0037】
なお、実施例1では、複数画像形式ファイルを、動画ライクに表示する場合、表示順序が最後である画像を表示した状態で、処理を終了するが、別の表示方法も考えられる。たとえば、表示順序が最後である画像を表示した後に、表示順序が最初の画像から順に、再度表示し、選択ファイルを切り替える操作を、ユーザが実行するまで、連続表示を無限に繰り返すようにしてもよい。また、実施例1では、画像切り替えに要する時間を、0.3秒に固定的に設定しているが、画像切り替えに要する時間として、0.3秒以外の時間を設定するようにしてもよい。たとえば、連写時の撮影間隔情報等を利用して、画像切り替えに要する時間を、動的に設定するようにしてもよい。
【0038】
読取部103は、第1から第nまでの複数の画像を1つのファイルに含む複数画像形式ファイルを読み込むファイル読み込み手段の例である。CPU200は、上記複数画像形式ファイルの撮影情報を解析する解析手段の例であり、上記解析手段が得た上記撮影情報に基づいて、上記複数の画像を連続表示するかどうかを判断する判断手段の例である。表示部204は、上記判断手段が連続表示すると判断した複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成した画像を、所定時間間隔で自動的に切り替えて表示する第1の表示手段の例である。また、表示部204は、上記判断手段が連続表示しないと判断した複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成した画像を、上記所定時間間隔での切り替えを行わずに表示する第2の表示手段の例である。この場合、上記判断手段は、連写撮影を示す情報が、上記撮影情報に含まれていれば、連続表示すると判断する手段である。
【実施例2】
【0039】
実施例2において、図1から図4までの説明は、実施例1と同じであるので、それらの説明を省略する。ただし、実施例2において、図4(c)に示す画像の種別407の内部構造が拡張され、撮影時の撮影モード情報や、対応する画像の撮影位置情報が付加できるものである。
【0040】
図8は、実施例2における複数画像形式ファイル800の内容を模式的に示す図である。複数画像形式ファイル800には、第1画像801〜第5画像805と、それぞれの画像に対応する撮影情報とが含まれている。複数画像形式ファイル800には、デジタルカメラで複数の撮影位置から撮影した第1画像801〜第5画像805が保存されている。ユーザ操作によってデジタルカメラを複数撮影位置モードにしてから、複数の撮影位置で撮影することによって、第1画像801〜第5画像805を得ることができる。第1画像801〜第5画像805は、複数画像形式ファイルとして1ファイルにまとめられ、さらに、複数撮影位置モードで撮影されたファイルであることを示す情報が、画像の種別407に付加されている。なお、ここでは、被写体に対して、同心円上の5つの撮影地点から撮影され、生成された複数画像形式ファイルに、さらに撮影地点の位置情報が、ユーザ編集によって、画像の種別407に付加されている。
【0041】
図9は、被写体を複数の撮影位置から撮影する様子を示す図である。撮影者は、まず、被写体を撮影地点1で被写体を撮影する。次に、撮影地点1から被写体を中心とした同心円上を、45度移動した撮影地点2で被写体を撮影する。以降、同様に、45度ずつ移動した撮影地点で被写体を撮影する。このようにして撮影された複数画像形式ファイルに対して、さらに、ユーザ編集によって撮影情報を付加する。まず、撮影位置を移動する場合における基準となる画像である場合に1を付し、そうでない場合に0を付す基点フラグを、撮影位置情報として画像の種別407に付す。そして、第1画像801に付す基点フラグを1に設定する。さらに、第1画像801以外の画像について、第1画像801を撮影した位置からの移動角度を、撮影位置情報として、画像の種別407に付す。なお、第1画像801〜第5画像805についての上記撮影位置情報の全てが、第1画像801の複数画像形式付属情報402に付加される。上記手順によって、複数画像形式ファイル800が生成される。
【0042】
<選択されたファイルを表示するプログラム>
図10は、実施例2において、選択されたファイルを表示する方法を自動的に選択し、この選択された表示方法によってファイルを自動的に表示する動作を示すフローチャートである。S1001で、ユーザが選択したファイルが複数画像形式かどうかを調べる。ファイルの先頭に記録されたファイルに、複数画像形式付属情報402があるかどうかを調べ、あれば複数画像形式である判断する。ここでファイルが複数画像形式でなければ、S1002に進み、JPEG形式ファイルを表示する。実施例2における複数画像形式ファイル800は、複数画像形式であるので、S1003に進む。S1003で、画像の種別407から撮影モードを取得し、撮影モードが複数撮影位置モードであるか否かを判定する。撮影モードが複数撮影位置モードでないと判定されると、S1004に進み、第1画像801から順に、全ての画像をそれぞれ別の表示Windowに表示する。ただし、複数画像形式ファイルに含まれる画像数が表示Window数を上回る場合、表示Window数しか表示しない。複数画像形式ファイルに含まれる画像数が表示Window数を上回らなければ、S1004に進む。一方、S1003で、撮影モードが複数撮影位置モードであると判定されると、S1005に進む。実施例2では、複数画像形式ファイル800は複数撮影位置モードであるので、S1005に進む。S1005で、1つのWindowで、複数画像を所定時間間隔で順次表示する。
【0043】
<選択されたファイルを表示するプログラム>
次に、連続表示(S1005)を詳細に説明する。S1005の詳細フローチャートは、実施例1における、S605の詳細フローチャート(S701〜S709)と同様であるので、図7を用いて、連続表示(S1005)を説明する。S701で、画像の表示順序を決定し、現在の表示順序を示すカウンタNの値を、1に初期化する。実施例2では、撮影位置情報のうちで、基点フラグが1である画像を、表示順序の第1番目の画像であるとする。複数画像形式ファイル800は、第1画像801の基点フラグが1であるので、第1画像801が表示順序の第1番目の画像である。その後は、基点フラグが1となっている画像から、移動距離の近い順に、画像が表示されるように、表示順序を決定する。複数画像形式ファイル800において、第2画像802が第1画像801に最も近いので、第2画像802が表示順序の第2番目である。以降、第3画像803、第4画像804、第5画像805の順に表示順序が決定される。さらに表示順序の第5番目に決定された画像を表示した後に、第4番目、第3番目と第1番目の画像まで遡って表示するように、表示順序が決定され、これら表示順序を繰り返すように表示順序が決定される。以降の処理については、第1の実施例と同じであるので、その説明を省略する。
【0044】
図11は、複数画像形式ファイル800とは異なる複数画像形式ファイル1100の内容を模式的に示す図である。1101〜1103は、それぞれ複数画像形式ファイル1100と、それぞれの画像に対応した撮影情報を示している。この複数画像形式ファイル1100には、1つの被写体について、デジタルカメラで露出時間を変えて、3度撮影した第1画像1101、第2画像1102、第3画像1103が保存されている。これらの画像は、ユーザ操作によってデジタルカメラを複数露出モードにし、1つの被写体について、露出時間を変えて複数回撮影することによって、得ることができる。第1画像1101、第2画像1102、第3画像1103は、複数画像形式ファイルとして1ファイルにまとめられ、さらに複数露出モードで撮影されたファイルであることを示す情報が、画像の種別407に付加されている。また、そのときの露出時間も、画像の種別407に自動的に付加される。
【0045】
図12は、表示部204の画像表示画面が、第1のWindowから第4のWindowまでの4つのWindowによって構成されていることを示す図である。第1のWindow1201、第2のWindow1202、第3のWindow1203、第4のWindow1204には、複数画像形式ファイル800と、複数画像形式ファイル1100とが表示されている。複数画像形式ファイル800は、複数撮影位置モードで撮影されたファイルであるので、動画ライクに表示することが適切であると判断され、動画ライクに所定時間間隔で順次第1画像801から第5画像805までが、Window1201に、表示される。一方、Window1202からWindow1204には、複数画像形式ファイル800の表示には使われないので、図12で示すファイルの表示に使用することができる。
【0046】
複数画像形式ファイル1100は、複数撮影位置モードで撮影されたファイルではないので、動画ライクに表示することが不適切であると判断される。よって、Window1202に、第1画像1101が表示される、Window1203に、第2画像1102が表示され、Window1204に、第3画像1103が表示される。これによって、ユーザは、Window1201に表示された画像が、複数画像形式ファイルであることを知ることができる。一方、ユーザは、Window1202からWindow1204に表示されている画像は、同一の被写体を撮影したものであることを確認することができる。さらに、それらの画像の差異を、同一画面上で見比べることができるという効果を奏する。
【0047】
以上の効果によって、ユーザは、複数画像形式ファイルの撮影情報に応じた適切な画像表示が実行され、動画ライクに表示した分、表示Windowを節約することができ、より多くの画像を表示することができ、利便性が向上する。一方で、動画ライクに表示することが適さない画像については、並べて表示可能であるので、画像を容易に比較することができるので、利便性が向上する。
【0048】
実施例2において、上記判断手段は、被写体を複数の位置から撮影したことを示す情報が、上記撮影情報に含まれていれば、連続表示すると判断する手段である。CPU200は、上記複数の画像のそれぞれに対応するサムネイル画像が、上記複数の画像に付加されているか否かを判定するサムネイル有無判定手段の例である。また、上記サムネイル有無判定手段が、サムネイルが付加されていると判断すると、実施例2における上記第1の表示手段は、上記サムネイル画像を用いて表示する手段である。なお、上記実施例において、各手段を工程に置き換えれば、上記実施例は、画像処理装置の制御方法の例である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施例1であるMFP100の概観を示す装置外観図である。
【図2】MFP100の構成を示すブロック図である。
【図3】実施例1における複数画像形式を説明する図である。
【図4】複数画像形式のインデックスIFDの説明図である。
【図5】実施例1における複数画像形式ファイル500の内容を模式的に示す図である。
【図6】実施例1において、選択されたファイルを表示する方法を自動的に選択し、この選択された表示方法によってファイルを自動的に表示する動作を示すフローチャートである。
【図7】S605で選択されたファイルを、所定時間間隔で、順次表示する(連続表示する)動作を示すフローチャートである。
【図8】実施例2における複数画像形式ファイル800の内容を模式的に示す図である。
【図9】被写体を複数の撮影位置から撮影する様子を示す図である。
【図10】実施例2において、選択されたファイルを表示する方法を自動的に選択し、この選択された表示方法によってファイルを自動的に表示する動作を示すフローチャートである。
【図11】複数画像形式ファイル800とは異なる複数画像形式ファイル1100の内容を模式的に示す図である。
【図12】表示部204の画像表示画面が、第1のWindowから第4のWindowまでの4つのWindowによって構成されていることを示す図である。
【符号の説明】
【0050】
100…MFP、
101…操作部、
102…カードインタフェース、
103…読取部、
104…記録部、
200…CPU、
201…ROM、
202…RAM、
203…不揮発性RAM、
204…表示部、
205…画像処理部、
206…圧縮/解凍部、
207…駆動部、
208…センサ部、
500、800、1100…複数画像形式ファイル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1から第nまでの複数の画像を1つのファイルに含む複数画像形式ファイルを読み込むファイル読み込み手段と;
上記複数画像形式ファイルの撮影情報を解析する解析手段と;
上記解析手段が得た上記撮影情報に基づいて、上記複数の画像を連続表示するかどうかを判断する判断手段と;
上記判断手段が連続表示すると判断した複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成した画像を、所定時間間隔で自動的に切り替えて表示する第1の表示手段と;
上記判断手段が連続表示しないと判断した複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成した画像を、上記所定時間間隔での切り替えを行わずに表示する第2の表示手段と;
を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
請求項1において、
上記判断手段は、連写撮影を示す情報が、上記撮影情報に含まれていれば、連続表示すると判断する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
請求項1において、
上記判断手段は、被写体を複数の位置から撮影したことを示す情報が、上記撮影情報に含まれていれば、連続表示すると判断する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
請求項1において、
上記複数の画像のそれぞれに対応するサムネイル画像が、上記複数の画像に付加されているか否かを判定するサムネイル有無判定手段を有し、
上記サムネイル有無判定手段が、サムネイルが付加されていると判断すると、上記第1の表示手段は、上記サムネイル画像を用いて表示する手段であることを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
第1から第nまでの複数の画像を1つのファイルに含む複数画像形式ファイルを読み込むファイル読み込み工程と;
上記複数画像形式ファイルの撮影情報を解析する解析工程と;
上記解析工程で得た上記撮影情報に基づいて、上記複数の画像を連続表示するかどうかを判断する判断工程と;
上記判断工程で連続表示すると判断された複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成された画像を、所定時間間隔で自動的に切り替えて表示する第1の表示工程と;
上記判断工程で連続表示しないと判断された複数の画像であって、上記複数画像形式ファイルから生成された画像を、上記所定時間間隔での切り替えを行わずに表示する第2の表示工程と;
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−148066(P2010−148066A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−326457(P2008−326457)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】