説明

画像形成方法

【課題】樹脂レンズを使用した小型、低コストのレーザイメージャーにより銀塩光熱写真ドライイメージング材料を迅速に熱現像した場合でも、画像品質、湿度変化に伴う濃度変動に優れる画像形成方法を提供。
【解決手段】半導体レーザ、ポリゴンミラー、樹脂で形成した結像レンズ、を有する走査露光部を用い銀塩光熱写真ドライイメージング材料にレーザビームを照射し、熱現像処理し、画像を記録する画像形成方法において、該イメージング材料が支持体上に有機銀塩、ハロゲン化銀、バインダー、還元剤を含有する感光性層を有し、かつ支持体上の該感光性層を有する側の層の全層合計で、露光波長で0.30〜1.00の吸光度をもたらす輻射線吸収性化合物を含有し、かつ支持体上の該感光性層を有する側と反対側の層の全層合計で、露光波長で0.20〜1.50の吸光度をもたらす輻射線吸収性化合物を含有する画像形成方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体レーザと、ポリゴンミラーと、樹脂で形成されている結像レンズと、を有する走査露光部を用いて銀塩光熱写真ドライイメージング材料にレーザビームを照射した後、熱現像処理を行うことにより画像を記録する画像形成方法において、該銀塩光熱写真ドライイメージング材料が支持体上に有機銀塩、ハロゲン化銀、バインダー及び還元剤を含有する感光性層を有しており、かつ支持体上の該感光性層を有する側に設けられた層の全層合計で、露光波長で0.30〜1.00の吸光度をもたらす輻射線吸収性化合物を含有し、かつ支持体をはさんで該感光性層を有する側と反対側に設けられた層の全層合計で、露光波長で0.20〜1.50の吸光度をもたらす輻射線吸収性化合物を含有することを特徴とする画像形成方法。
【請求項2】
前記樹脂は、シクロオレフィンポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項3】
前記還元剤が下記一般式(RD1)で表される化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法。
【化1】

〔式中、X1はカルコゲン原子又はCHR1を表し、R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基又は複素環基を表す。R2はアルキル基を表し、同一でも異なってもよいが、少なくとも一方は2級又は3級のアルキル基である。R3は水素原子又はベンゼン環に置換可能な基を表す。R4はベンゼン環上に置換可能な基を表し、m及びnは各々0〜2の整数を表す。〕
【請求項4】
前記一般式(RD1)で表される化合物において、R3は少なくとも1つの基がヒドロキシル基を置換基として有する炭素数1〜20のアルキル基、または脱保護されることによりヒドロキシル基を形成しうる基を置換基として有する炭素数1〜20のアルキル基、であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成方法。
【請求項5】
感光性層の乾燥膜厚が4μm以上、16μm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
【請求項6】
現像温度123℃、熱現像時間10秒で熱現像して得られる画像が、拡散濃度(Y軸)と常用対数露光量(X軸)の単位長の等しい直交座標上に示される特性曲線について、拡散光での光学濃度で0.25〜2.5の平均階調が1.8〜6.0であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成方法。
【請求項7】
前記感光性層に含有されるハロゲン化銀粒子が、沃化銀を5モル%以上100モル%以下の割合で含有する銀塩光熱写真ドライイメージング材料を用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成方法。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成方法において、銀塩光熱写真ドライイメージング材料をシート状にしたシート感光材料を搬送速度30〜200mm/secで加熱しながら搬送することを特徴とする画像形成方法。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成方法において、銀塩光熱写真ドライイメージング材料をシート状にしたシート感光材料を前記シート感光材料の一枚のシートの一部が露光されながら、同時に既に前記露光がなされたシート感光材料の一部分で現像が開始されることを特徴とする画像形成方法。
【請求項10】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成方法において、銀塩光熱写真ドライイメージング材料をシート状にしたシート感光材料を露光部と現像部の距離が0cm以上50cm以下であるレーザイメージャーにより現像することを特徴とする画像形成方法。
【請求項11】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成方法において、銀塩光熱写真ドライイメージング材料をシート状にしたシート感光材料をレーザイメージャーにより10秒以下の加熱時間で熱現像することを特徴とする画像形成方法。
【請求項12】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成方法において、銀塩光熱写真ドライイメージング材料をシート状にしたシート感光材料を設置面積が0.40m2以下であるレーザイメージャーにより熱現像することを特徴とする画像形成方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−108317(P2007−108317A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−297708(P2005−297708)
【出願日】平成17年10月12日(2005.10.12)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】