説明

画像形成装置および画像形成システムおよび画面表示制御プログラム

【課題】
提供された処理機能で用いる情報の設定をより簡便に行うことを可能にした画像形成装置および画像形成システムおよび画面表示制御プログラムを提供する。
【解決手段】
表示制御部22によってユーザ認証されたユーザに対する操作履歴情報を操作履歴管理部23から取得し、当該操作履歴情報として管理された印刷設定画面を構成する各設定項目に対して、利用回数が一定回数未満である設定項目の情報の読み込みを行う。さらに、読み込んだ設定項目を、予め指定された初期状態の印刷設定画面上で非表示とする画面を生成して表示操作部21に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置および画像形成システムおよび画面表示制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置にはさまざまな処理機能が搭載され、各処理機能において、複数の設定を行うことができるように構成されている。これにより、各処理機能を使用者および使用状況に応じた設定が可能となり使用用途に即した処理結果を得ることが可能である。使用者が画像形成装置に搭載する処理機能について熟知している場合等においてはこのような設定により最適な結果を得ることができるのに対して、不慣れな使用者や特定の項目だけを設定したい場合等においては、煩雑な操作となり、必ずしも最適な結果を得ることができない場合がある。
【0003】
特許文献1に開示された技術では、各使用者(ユーザ)ごとに設定項目の配置を変更した画面データを保持し、操作性を向上させている。
【0004】
また、特許文献2に開示された技術では、実行した機能をカウントし、このカウントした機能のうち使用頻度が高い機能を第1画面に優先的に表示できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−022497号公報
【特許文献2】特開2002−162869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、提供された処理機能で用いる情報の設定をより簡便に行うことを可能にした画像形成装置および画像形成システムおよび画面表示制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、操作者を識別する操作者識別手段と、前記操作者識別手段によって識別した操作者による前記操作画面を構成する各設定項目の利用状態を解析する解析手段と、前記解析手段によって解析された利用状態に基づいて前記操作画面上に表示する1または複数の設定項目を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された1または複数の設定項目により構成される操作画面を生成する画面生成手段とを具備する。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記操作者による前記操作画面の操作を検出する操作検出手段と、前記操作画面の設定項目のうち、前記操作検出手段で検出した操作における操作対象の設定項目に対して前記利用状態を管理する状態管理手段とを具備する。
【0009】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記操作検出手段は、前記操作画面上の設定項目に表示された設定値から他の設定値への変更を検出し、前記状態管理手段は、前記操作検出手段により前記他の設定値への変更を検出した設定項目の利用状態を更新して管理する。
【0010】
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記状態管理手段は、前記設定項目に対する利用状態として当該設定項目の操作回数を管理し、前記解析手段は、前記操作画面を構成する各設定項目の操作回数を計数し、前記画面生成手段は、前記解析手段によって解析された前記操作回数が一定回数未満となる設定項目を非表示とし、該設定項目以外の他の設定項目により構成される操作画面を生成する。
【0011】
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記画面生成手段は、前記操作画面を構成する設定項目のうち、1つ以上の設定項目が非表示となる場合に該非表示となった設定項目を表示する表示手段を備えた操作画面を生成する。
【0012】
また、請求項6の発明は、請求項1の発明において、画像形成装置と、前記画像形成装置に印刷指示を行う情報処理装置とを備え、前記情報処理装置は、前記画像形成装置により提供される操作画面を操作する操作者を識別する操作者識別手段と、前記操作者識別手段によって識別した操作者による前記操作画面を構成する各設定項目の利用状態を解析する解析手段と、前記解析手段によって解析された利用状態に基づいて前記操作画面上に表示する1または複数の設定項目を決定し、該設定項目により構成される操作画面を生成する画面生成手段とを具備する。
【0013】
また、請求項7の発明は、コンピュータを、操作画面の操作者を識別する操作者識別手段、前記操作者識別手段によって識別した操作者による前記操作画面を構成する各設定項目の利用状態を解析する解析手段、前記解析手段によって解析された利用状態に基づいて前記操作画面上に表示する1または複数の設定項目を決定し、該設定項目により構成される操作画面を生成する画面生成手段として機能させる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の請求項1によれば、提供された処理機能で用いる情報の設定をより簡便に行えるようになるという効果を奏する。
【0015】
また、請求項2によれば、設定項目の利用状態に応じた情報の設定が簡便に行えるようになるという効果を奏する。
【0016】
また、請求項3によれば、変更された設定項目における利用状態に応じた情報の設定が簡便に行えるようになるという効果を奏する。
【0017】
また、請求項4によれば、頻繁に利用する設定項目についてのみ設定可能にした画面を用いて情報の設定が可能となり、ユーザの利用形態に応じた画面によって情報の設定を行うことが可能になるという効果を奏する。
【0018】
また、請求項5によれば、非表示となった状態にある設定項目についても情報の設定を行うことが可能となるという効果を奏する。
【0019】
また、請求項6によれば、提供された処理機能で用いる情報の設定をより簡便に行えるようになるという効果を奏する。
【0020】
また、請求項7によれば、提供された処理機能で用いる情報の設定をより簡便に行えるようになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態における画像形成装置および画像形成システムおよび画面表示制御プログラムを適用して構成した画像形成システムのシステム構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態における画像形成装置および画像形成システムおよび画面表示制御プログラムを適用して構成した画像形成システムのシステム構成を示す図。
【図3】本発明の実施の形態における画像形成装置によって行われる処理の詳細な流れを示すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態における画像形成装置によって行われる処理の詳細な流れを示すフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態における画像形成装置によって行われる処理の詳細な流れを示すフローチャート。
【図6】画面の表示例を示す図。
【図7】画面の表示例を示す他の図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明に係わる画像形成装置および画像形成システムおよび画面表示制御プログラムの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0023】
図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置および画像形成システムおよび画面表示制御プログラムを適用して構成した画像形成システムのシステム構成図の一例である。
【0024】
図1において、印刷出力等の画像形成処理を行う画像形成装置100は、コントローラ20、エンジン30によって構成し、コントローラ20は、表示操作部21、表示制御部22、操作履歴管理部23、印刷制御部24、記憶部25を具備し、エンジン30は、印刷出力部31を具備して構成する。
【0025】
表示操作部21は、表示ディスプレイや操作ボタン、操作者(ユーザ)の操作者識別情報をカード等から読み取るカードリーダ等のユーザインターフェースであって、画像形成装置が搭載する機能に基づいて各種設定を行う設定画面を表示する操作がユーザにより行われる。この画像形成装置が搭載する機能として、例えば印刷機能、画像読取機能、ファクシミリ通信機能等がある。
【0026】
以下では、画像形成装置が提供する印刷機能を使用する場合について説明する。
【0027】
表示操作部21を用いてユーザが操作者識別情報(以下、「ユーザID」という)を入力し、印刷機能による印刷設定を指示すると、表示操作部21から表示制御部22へとその情報が通知される。表示制御部22では、この通知を受信することにより印刷機能による印刷出力処理を行う際の印刷設定を行う設定画面(以下、「印刷設定画面」という)の表示制御を行う。
【0028】
この表示制御処理では、通知された情報に含まれるユーザIDに基づいてユーザを識別し、操作履歴管理部23で管理する当該ユーザに対する操作履歴を検索する。この操作履歴管理部23では、ユーザごとに操作履歴を管理し、表示制御部22からの応答に対して当該操作履歴として管理する情報の送受信を行う。
【0029】
この操作履歴管理部23が管理する操作履歴には、印刷設定画面を構成する設定項目ごとの利用状態を管理する情報が含まれる。利用状態は、どの程度その設定項目が利用されたかを示す情報であって、例えば利用回数によって示される。
【0030】
すなわち、操作履歴管理部23で管理する操作履歴は、ユーザごとに印刷設定画面を構成する各設定項目の利用回数を記録した情報である。
【0031】
表示制御部22によって、操作履歴管理部23で管理する当該ユーザに対する操作履歴が検索されると、表示制御部22を構成する画面生成部22−1が、その操作履歴情報に基づいて印刷設定画面の生成を行う。この画面生成部22−1では、記憶部25に記憶する初期状態の印刷設定画面を構成する各設定項目のうち、検索した操作履歴情報に含まれる利用回数が一定回数未満である設定項目を非表示とする処理を行うことによって印刷設定画面を生成する。
【0032】
もちろん、単に、設定項目を非表示とするではなく、非表示となる設定項目以外の他の設定項目を再レイアウトすることによって新たなレイアウトからなる印刷設定画面を生成するように構成してもよい。
【0033】
画面生成部22−1によって印刷設定画面の生成が行われると、表示制御部22では、表示操作部21の表示ディスプレイにその印刷設定画面を表示する。
【0034】
また、表示制御部22による検索処理によってユーザに対する操作履歴が検索されない場合については、記憶部25で記憶する初期状態の印刷設定画面を取得し、その印刷設定画面を表示操作部21の表示ディスプレイに表示する。
【0035】
このようにして、表示操作部21に印刷設定画面が表示される。このときの印刷設定画面の一例を図6および図7に示す。
【0036】
図6には、印刷処理における各種設定を行う印刷設定画面の一例を示している。
【0037】
図6(a)は、画像形成装置における印刷出力に際して設定可能な全ての設定項目を表示した初期状態の印刷設定画面である。
【0038】
この図6(a)に示す状態の印刷設定画面は、用紙サイズ設定項目601、用紙種類設定項目602、レイアウト設定項目603によって構成され、OKボタン604を押下することでこれらの設定項目によって設定された設定値に基づいて印刷出力が行われる。また、キャンセルボタン605を押下することによって設定項目における設定値の選択を取り消す。
【0039】
図6(a)に示す例では、用紙サイズ設定項目601として「A4」が選択され、用紙種類設定項目602として「普通紙」が選択され、レイアウト設定項目603として「2up」が選択された状態を示している。この設定によって、エンジン30では、A4サイズからなる普通紙の片面に、2ページ分のデータを配置して印刷出力を行う。
【0040】
また、図6(b)は、図6(a)に示す初期状態の印刷設定画面に示される設定項目のうち、印刷用紙設定項目602を非表示とした画面を示している。
【0041】
すなわち、印刷用紙設定項目602の利用回数が一定回数未満となり、利用回数が低い設定項目であるとみなされ、非表示となった状態を示している。それに対して、用紙サイズ設定項目601、レイアウト設定項目603については、利用回数が一定回数以上であること若しくは利用回数にかかわらず必ず表示を行う設定項目であることのいずれかであることによって表示された状態にある。
【0042】
なお、全ての設定項目の利用回数が一定回数以下となる場合には、予め指定した設定項目のみを表示するような構成とするほか、その旨を示すメッセージ画面を表示する。もちろん、任意の設定項目については非表示とすることができない、すなわち利用回数にかかわらず必ず表示することも可能である。
【0043】
図7は、図7(a)は、図6(b)に示す印刷設定画面に、さらに設定項目再表示ボタン606を備えた画面である。
【0044】
この設定項目再表示ボタン606を押下することによって、図7(a)に示すような一部の設定項目を非表示とした状態から、図6(a)に示すような初期状態の設定画面すなわち全ての設定項目が表示された印刷設定画面へと切り替えを行う設定項目再表示ボタン606を備えた画面構成である。このときの画面を図7(b)に示している。
【0045】
以上に示すような印刷設定画面が表示操作部21に表示されると、この印刷設定画面に表示された設定項目の設定値の確認、変更がユーザによって行われる。
【0046】
このとき、印刷設定画面を用いてユーザにより各設定項目の確認、変更の操作が行われ、これを表示制御部22が検知すると、操作対象となった設定項目に対する操作回数を計数する。印刷設定画面における印刷設定が確定(例えば、「OKボタン」を押下)すると、表示制御部22から操作履歴管理部23に対してその操作回数の情報が通知され、操作履歴管理部23では、設定項目に対する利用回数にその操作回数を加算して操作履歴を更新する。
【0047】
さらに、表示制御部22では、印刷設定画面によって設定された印刷設定を印刷制御部24に通知し、印刷制御部24では、この印刷設定に基づいて印刷制御を行うことで印刷データを作成する。そして、この印刷制御部24は、作成した印刷データをエンジン30の印刷出力部31に転送し、印刷出力部31が印刷出力処理を行うことによって印刷出力される。
【0048】
なお、図2に示すように、所定のアプリケーションがインストールされたクライアントPC10と画像形成装置100とからなる画像形成システムにおいて、図1の画像形成装置100に備えた表示制御部22、操作履歴管理部23、記憶部24を、そのクライアントPC10に備えた構成とすることも可能である。
【0049】
これら表示制御部22、操作履歴管理部23、記憶部24における処理は、上記で説明すると同様である。
【0050】
続いて、図3は、本発明の実施の形態における画像形成装置によって行われる処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0051】
図3では、画像形成装置の表示ディスプレイや、この画像形成装置と電気通信回線によって接続されたクライアントPCの表示ディスプレイに表示する印刷設定画面の表示要求が、画像形成装置の操作若しくはクライアントPCの操作によって行われると以下の処理が開始される。
【0052】
まず、印刷設定画面の表示要求を行ったユーザを識別する(301)。例えば、利用するユーザが所持するユーザカード等からユーザ識別情報を読み取るほか、クライアントPCにログインしたユーザ識別情報により識別する。
【0053】
このようにしてユーザが識別されると、そのユーザに対して管理する操作履歴の情報を検索する(302)。この検索によってユーザに対する操作履歴の情報が検索されたかを判断し(303)、検索されない場合(303でNO)には、当該ユーザによる操作が初めてであること等であって操作履歴が作成された状態にないと判断し、予め記憶する初期設定画面の読み込みを行う(306)。
【0054】
それに対して、識別したユーザに対する操作履歴情報が検索されると(303でYES)、その操作履歴情報として管理された印刷設定画面を構成する各設定項目に対して、利用回数が一定回数未満である設定項目の情報の読み込みを行う(304)。さらに、読み込んだ設定項目を、予め指定された初期状態の印刷設定画面から非表示にした印刷設定画面の生成を行う(305)。
【0055】
そして、生成した印刷設定画面若しくは読み込みを行った初期状態の印刷設定画面を要求元の表示ディスプレイに表示する(307)。
【0056】
図4は、本発明の実施の形態における画像形成装置によって行われる処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【0057】
図3に示すような処理によって印刷設定画面が表示されると処理が開始され、当該印刷設定画面における設定項目をユーザが操作したことを検知したか否かを判断する(401)。
【0058】
設定項目の操作を検知すると(401でYES)、続いて、その操作によって設定項目の設定値が変更されたかを判断する(402)。例えば、設定項目がコンボボックスによって構成され、コンボボックスにより示された初期設定値が他の設定値に変更されたか否かを判断する。
【0059】
設定項目における設定値の変更を検知することによって変更されたと判断する場合(402でYES)には、操作により設定値が変更された設定項目に対する操作回数を計数する(403)。
【0060】
そして、変更された設定項目の設定値に基づいた印刷出力が行われることが確定したかを判断する(404)。例えば、図6および図7に示す印刷設定画面のOKボタンが押下されることにより確定する。この判断によって、確定したと判断される場合(404でYES)には、変更された設定項目の操作回数を変更元のユーザに対して管理する操作履歴の利用回数に加算して保存する(405)。
【0061】
それに対して、印刷設定画面の操作が検知されない場合(401でNO)や、操作が検知されたものの設定値の変更が行われていない場合(402でNO)、さらには、OKボタンの押下により設定項目の設定値が確定しない場合(404でNO)には、これらの処理が行われることを待つ状態となる。
【0062】
このように、設定項目の設定値が変更されたことが確定することによって、利用回数を計数して操作履歴として保存するほか、設定値の変更の有無にかかわらず設定項目に対する操作が行われることによって当該設定項目の操作回数を計数する場合を図5に示す。
【0063】
図5において、図3に示すような処理によって印刷設定画面が表示されると処理が開始され、当該印刷設定画面における設定項目をユーザが操作したことを検知したか否かを判断する(501)。設定項目の操作を検知すると(501でYES)、操作された設定項目の操作回数を計数する(502)。
【0064】
そして、変更された設定項目の設定値による印刷出力を行うことが確定したかを判断し(503)、例えば、図6および図7に示す印刷設定画面のOKボタンが押下されることにより印刷出力を行うことが確定した場合(503でYES)には、変更された設定項目の操作回数を変更元のユーザに対して管理する操作履歴の利用回数に加算して保存する(504)。
【0065】
以上に示す実施の形態は、本発明の実施の一形態であって、これらの実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0066】
なお、本発明は、通信機能を備えた画像形成システムで上述の動作を実行させ、あるいは上述の手段を構成させるためのプログラムを格納した記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM等)から該プログラムをコンピュータにインストールし、これを実行させることにより、上述の処理を実行する画像形成システムを構成することも可能である。画像形成システムを構成するコンピュータは、システムバスを介してCPU(Central Processor Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクが接続されている。CPUは、ROMまたはハードディスクに記憶されているプログラムに従い、RAMを作業領域にして処理を行う。
【0067】
また、プログラムを供給するための媒体は、通信媒体(通信回線、通信システムのように一時的または流動的にプログラムを保持する媒体)でもよい。例えば、通信ネットワークの電子掲示板(BBS:Bulletin Board Service)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して配信するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0068】
10 クライアントPC
11 表示操作部
12 印刷指示部
20 コントローラ
21 表示操作部
22 表示制御部
23 操作履歴管理部
24 印刷制御部
25 記憶部
30 エンジン
31 印刷出力部
100 画像形成装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作者を識別する操作者識別手段と、
前記操作者識別手段によって識別した操作者による前記操作画面を構成する各設定項目の利用状態を解析する解析手段と、
前記解析手段によって解析された利用状態に基づいて前記操作画面上に表示する1または複数の設定項目を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された1または複数の設定項目により構成される操作画面を生成する画面生成手段と
を具備する画像形成装置。
【請求項2】
前記操作者による前記操作画面の操作を検出する操作検出手段と、
前記操作画面の設定項目のうち、前記操作検出手段で検出した操作における操作対象の設定項目に対して前記利用状態を管理する状態管理手段と
を具備する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記操作検出手段は、
前記操作画面上の設定項目に表示された設定値から他の設定値への変更を検出し、
前記状態管理手段は、
前記操作検出手段により前記他の設定値への変更を検出した設定項目の利用状態を更新して管理する請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記状態管理手段は、
前記設定項目に対する利用状態として当該設定項目の操作回数を管理し、
前記解析手段は、
前記操作画面を構成する各設定項目の操作回数を計数し、
前記画面生成手段は、
前記解析手段によって解析された前記操作回数が一定回数未満となる設定項目を非表示とし、該設定項目以外の他の設定項目により構成される操作画面を生成する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画面生成手段は、
前記操作画面を構成する設定項目のうち、1つ以上の設定項目が非表示となる場合に該非表示となった設定項目を表示する表示手段を備えた操作画面を生成する請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
画像形成装置と、
前記画像形成装置に印刷指示を行う情報処理装置と
を備え、
前記情報処理装置は、
前記画像形成装置により提供される操作画面を操作する操作者を識別する操作者識別手段と、
前記操作者識別手段によって識別した操作者による前記操作画面を構成する各設定項目の利用状態を解析する解析手段と、
前記解析手段によって解析された利用状態に基づいて前記操作画面上に表示する1または複数の設定項目を決定し、該設定項目により構成される操作画面を生成する画面生成手段と
を具備する画像形成システム。
【請求項7】
コンピュータを、
操作画面の操作者を識別する操作者識別手段、
前記操作者識別手段によって識別した操作者による前記操作画面を構成する各設定項目の利用状態を解析する解析手段、
前記解析手段によって解析された利用状態に基づいて前記操作画面上に表示する1または複数の設定項目を決定し、該設定項目により構成される操作画面を生成する画面生成手段
として機能させる画面表示制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−201814(P2010−201814A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−50651(P2009−50651)
【出願日】平成21年3月4日(2009.3.4)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】