説明

画像形成装置及び画像形成方法

【課題】 排紙積載部から用紙を除去し忘れたことをユーザ等に適確に報知する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 情報読出部309aが読み出した排紙情報に基づいて、複数の画像情報にかかる複数の用紙のうちいずれが排紙トレイ307から除去されたかを判定するコントローラ部204を有し、コントローラ部204により排紙トレイ307から除去されていないと判定された用紙にかかる排紙情報を所定タイミングで報知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ホストコンピュータ等から受信した画像情報に基づいて用紙上に画像を形成する画像形成装置が知られている。そして、画像形成装置として、複数のユーザ(複数のホストコンピュータ等の外部装置)から入力された画像情報に基づいて画像を形成した用紙を、複数のユーザ毎(又は単一のユーザからの複数の画像情報毎)に仕分けをするための複数の排紙積載部を有するものが知られている。
【0003】
一方、画像形成装置等で使用する用紙に、用紙にかかる画像情報等を埋め込むために、用紙に不揮発性記憶媒体(例えば非接触にて情報の読み書きが可能なRFID(Radio Frequency Identification))を付加し、各種の情報の読み書きをすることで画像形成装置の高性能化を図るこころみがなされている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2004−152260号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、複数の排紙積載部に用紙を仕分けたとしても、ユーザが排紙積載部から用紙を除去しないと、複数のユーザからの画像情報にかかる用紙や、単一のユーザからの複数の画像情報にかかる用紙が排紙積載部で混載されてしまい、その中から所望の用紙だけを抜き出すのが困難になってしまうという問題がある。
【0005】
また、ユーザ自身が画像形成装置に入力した画像情報にかかる用紙だけを排紙積載部から除去しようとして誤って他のユーザ(他の画像情報)にかかる用紙をも除去してしまった場合に、いずれの用紙が排紙積載部に積載されており、いずれの用紙が排紙積載部から除去されたのかを正確に認識できないという問題があった。
【0006】
また、誤って他のユーザ(他の画像情報)が用紙を除去してしまった後に排紙積載部に用紙を戻した場合にもいずれの用紙が排紙積載部に残存しているのかを正確に認識できないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、用紙に付加された記憶媒体に用紙の排紙先を示す排紙情報を書き込むとともに、排紙積載部から用紙が除去されたかを判定し、排紙積載部から除去されていないと判定された用紙にかかる排紙情報を所定タイミングで報知するので、排紙積載部から用紙を除去し忘れたことをユーザ等に適確に報知することができる。また、用紙に形成する画像情報の入力元に対して、排紙積載部から用紙を除去し忘れたことをユーザ等に適確に報知することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために本発明にかかる画像形成装置は、画像情報を入力する画像入力手段と、前記画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像形成された用紙を積載するための複数の排紙積載部を有する排紙手段と、前記用紙に付加された不揮発性記憶媒体に情報を書き込む情報書込み手段であって、前記用紙が前記複数の排紙積載部のいずれに排紙されたかを示す排紙情報を前記用紙に形成される画像情報と関連付けて書き込む情報書込み手段と、前記用紙に付加された前記不揮発性記憶媒体から前記情報を読み出す情報読み出し手段と、前記情報読み出し手段が読み出した前記排紙情報に基づいて、複数の画像情報にかかる複数の用紙のうちいずれが前記排紙積載部から除去されたかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記排紙積載部から除去されていないと判定された用紙にかかる前記排紙情報を所定タイミングで報知する報知手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記の目的を達成するために本発明にかかる画像形成方法は、画像情報を入力する画像入力ステップと、前記画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成ステップと、前記用紙に付加された不揮発性記憶媒体に情報を書き込む情報書込みステップであって、前記用紙が前記複数の排紙積載部のいずれに排紙されたかを示す排紙情報を前記用紙に形成される画像情報と関連付けて書き込む情報書込みステップと、前記画像形成ステップにて画像形成された用紙を、前記用紙を積載するための複数の排紙積載部のいずれかに排紙する排紙ステップと、前記用紙に付加された前記不揮発性記憶媒体から前記排紙情報を読み出す情報読み出しステップと、前記情報読み出し手段が読み出した前記排紙情報に基づいて、複数の画像情報にかかる複数の用紙のうちいずれが前記排紙積載部から除去されたかを判定する判定ステップと、前記判定ステップにて前記排紙積載部から除去されていないと判定された用紙にかかる前記排紙情報を所定タイミングで報知する報知ステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、用紙に付加された記憶媒体に用紙の排紙先を示す排紙情報を書き込むとともに、排紙積載部から用紙が除去されたかを判定し、排紙積載部から除去されていないと判定された用紙にかかる排紙情報を所定タイミングで報知するので、排紙積載部から用紙を除去し忘れたことをユーザ等に適確に報知することができる。また、用紙に形成する画像情報の入力元に対して、排紙積載部から用紙を除去し忘れたことをユーザ等に適確に報知することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は本発明の一実施形態にかかる画像形成システムのシステム構成を示す図である。
【0012】
本発明の実施例の構成は以下のようになっており、ネットワーク網8の環境下において、以下の装置等が接続されている。
【0013】
まず、端末となるコンピュータ1はネットワーク8に接続されており、後述するサーバ2のクライアントとなり、ネットワークに対してデータの送受信およびサービスを実行するものである。
【0014】
また、サーバ2はネットワーク8の中心となる役割を担い、そのためのデータベースおよびファイルを構築し、ネットワーク8上のファイルを共有してネットワーク8に接続するコンピュータ1が使用可能なようにするファイルサーバ、ネットワーク上のプリンタを管理するプリントサーバ、メールの送受信を行うメールサーバなどのサービスを提供するものである。
【0015】
また、PDA(Personal Digital Assistance)端末3は情報携帯端末であり、機器内に内蔵する無線LANユニットからネットワーク8に接続し、ネットワークに対してデータの送受信およびサービスを実行するものである。
【0016】
また、携帯電話4もPDA端末3と同様に不図示の電話網を介してネットワーク8に接続し、ネットワークに対してデータの送受信およびサービスを実行するものである。
【0017】
画像形成装置5および6はネットワーク8に接続され、主として原稿画像を画像情報として読み取って(スキャンして)入力するスキャナ機能と、画像情報に基づいて用紙上に画像を形成するプリンタ機能を持つものである。
【0018】
また印刷装置7は前述のプリンタ機能を持つものである。なお、図1は本発明の一実施形態を示すものに過ぎず、コンピュータ1、サーバ2、PDA端末3等がネットワーク8上に各々複数台数が接続される構成であっても良い。
【0019】
次に図2について説明する。
【0020】
図2は本発明の一実施形態にかかる画像形成装置5の制御構成を示す制御ブロック図である。なお、画像形成装置6も画像形成装置6と同様の構成であるので説明は省略する。
【0021】
画像形成装置5は、原稿を画像情報として読み取るスキャナ部201と、ネットワーク8と接続するためのネットワーク部206と、インターフェース(例えばセントロ二クスインターフェースやUSBインターフェース)を介して他の機器と接続するためのコントローラ部204と、スキャナ部201又はネットワーク部206から入力された画像情報に基づいて用紙上に画像を形成するプリンタ部202と、画像形成装置の各種の設定の変更などの操作をするためのテンキーや表示パネルからなる操作・表示部と、コントローラ部204で展開した画像情報を格納しておくための記憶部207と、用紙上に付加された不揮発性メモリである無線タグに情報を無線にて読み出すための情報読出部308と、用紙上に付加された不揮発性メモリである無線タグに情報を無線にて書き込むための情報書込部309と、画像形成装置5における各部間のデータの送受信を行うための内部バス208を有する。
【0022】
なお、コントローラ部204は、プリントコントローラを含み、前記コンピュータ端末等からネットワーク経由等で転送されたPDLデータおよびイメージデータをプリンタ部202で記録できるデータに展開するものである。コントローラ部204に内蔵されている不図示のプリントコントローラは、制御を行うプログラムを格納するメモリを有する。そして、コントローラ部204は画像形成装置の動作状態を制御するとともに、各部(スキャナ部、プリンタ部等)の動作状態をメモリに記憶する。
【0023】
次に、図3を用いて画像形成装置5の概要を説明する。
【0024】
図3は画像形成装置5の全体構成を示す図である。
【0025】
図3において301は画像形成装置5で原稿を読み取るための給紙装置であり、給紙装置301上に載せた原稿302の原稿束を1枚ずつ順番にスキャナ部201に給紙して画像情報として読み取らせるものである。なお、画像情報の読み取りが終了した原稿302は、順次原稿トレイ303へ排出する。なお、給紙装置301は原稿の両面に読み取るべき原稿像が形成されている両面原稿の読み取りも可能であり給紙装置301内には原稿の表裏の向きを変更する機構が備えられている。
【0026】
そして、給紙装置301には、内部に無線タグであるRFIDへの情報の書き込み及び読み出しを行う無線タグユニット308が設けられている。無線タグユニット308は、無線タグに情報を書き込む情報書込部309aと、無線タグから情報を読み出す情報読出部309bからなり、原稿を給紙するごとに、原稿が無線タグ付き用紙であるかどうか、無線タグ付き用紙である場合は、無線タグから情報(無線タグを特定するID情報、原稿の紙質、原稿サイズ、原稿のデータ情報)を読み取り、コントローラ部204を経由して、それらの情報を記憶部207へ格納する。
【0027】
また、画像形成装置5は操作・表示部203を有し、操作・表示部203は液晶パネル、テンキー、およびスタートキー等の操作キーより構成されている。
【0028】
また、画像形成装置5は給紙カセット305を有し、給紙カセット305はコントローラ部204から印刷要求を受けたことに応じて用紙を給紙する。なお、給紙カセット305は種々のサイズ・タイプのものを画像形成装置5にて用いるために、複数備えられている。
【0029】
また画像形成装置5は不図示の画像形成ユニットを有し、給紙カセット305から給紙した用紙上にトナー画像を転写するとともに、用紙上に転写されたトナー像を熱定着させ、更にフィニッシャ部306へ送る。なお、フィニッシャ部306は、画像形成が終了した複数枚の用紙を整合した後にステイプルしたり、用紙を折り曲げたりする後処理を行うものである。そして、フィニッシャ部306は、用紙を積載するための複数の排紙積載トレイ307を3つ(上段から307a、307b、307c)有し、コントローラ部204にて決定された排紙先へ用紙を排紙するよう制御される。
【0030】
なお、画像形成ユニットからフィニッシャ部へ用紙を搬送する部分に、無線タグ(RFID)への情報の書き込み及び読み出しを行う無線タグユニット309が設けられている。無線タグユニット309は、無線タグに情報を書き込む情報書込部309aと、無線タグから情報を読み出す情報読出部309bからなる。
【0031】
情報読出部309aは、用紙上に付加された無線タグから情報(無線タグを特定するためのID情報、用紙の紙質を示す紙質情報、用紙サイズを示すサイズ情報等)を読み取り、用紙に形成する画像情報と関連付けて記憶部207へ記憶する。
【0032】
情報書込部309bは、用紙上に付加された無線タグに対して、情報(用紙に対して実行する画像形成条件(転写電圧、定着温度等)に関する情報、用紙に形成する画像情報を特定するための情報、用紙をいずれの排紙トレイ307へ排紙するかを示す排紙情報等)を書き込む。
【0033】
次に、図4から図6を用いて本実施の形態にかかる画像形成装置5の動作を説明する。
【0034】
図4は、ネットワーク8上の端末(コンピュータ1、PDA端末3、あるいは携帯電話4)から画像形成装置5に画像情報の用紙への形成を要求(プリント要求)した場合の、画像形成装置5の動作を示すフローチャートである。そして、図4は、ネットワーク8上の端末からプリント要求されてから、端末に排紙トレイ307に積載されている用紙の排紙情報を通知するまでの動作を示すものである。
【0035】
ステップS401でコントローラ部204は、ネットワーク8上の端末からプリントデータを受信したか否かを判定し、プリントデータを受信したと判定すればステップS402へ進み、受信しないと判定すれば再びステップS401を実行する。なお、ネットワーク8上の端末から受信するプリントデータは、プリントすべき画像情報に加えて、画像形成装置5における各種の画像形成条件(出力部数、倍率、用紙サイズ、用紙タイプ、いずれの排紙トレイ307a〜307cのいずれへ排紙すべきか、両面印刷の有無等)に関する端末上から設定された設定情報が含まれるとともに、用紙が排紙トレイ307に排紙されたことを示す情報をプリントデータを送信した端末に対して報知するか否かの設定情報が含まれる。
【0036】
ステップS402でコントローラ部204は、ネットワーク部を介して入力されたプリントデータを記憶部207へ記憶させた後、コントローラ部204の内部に備えられているメモリに読み出しを行いジョブ(プリントデータに含まれる複数ページにかかる画像情報を用紙上へ形成する一連の動作)の実行を開始する。
【0037】
ステップS403でコントローラ部204は、プリントデータに含まれる設定情報を解析するとともに、プリントデータをプリンタ部202で記録できる画像情報に展開し、展開した複数ページにかかる画像情報を記憶部207へ転送する。更にコントローラ部204は内部に備えている記憶媒体に記憶しているプリントデータに含まれる設定情報に基づいて、複数ページにかかる画像情報を設定情報に基づいた順序で記憶部207から読み出し、プリンタ部202へ転送する。画像情報を受信したプリンタ部202は、受信した画像情報に基づいて用紙上に画像を形成する。
【0038】
ステップS404で、コントローラ部204は、無線タグユニット309の情報読出部309aが読み出した情報に基づいて、無線タグユニット309の設置位置近傍で搬送される用紙が無線タグ付きの用紙であるかどうかを判定し、無線タグ付きであればステップS405に進み、無線タグ付きでなければステップS406へ進む。
【0039】
ステップS405で、情報読出部309aは、無線タグの情報(無線タグを特定するためのID情報、用紙の紙質を示す紙質情報、用紙サイズを示すサイズ情報等)を読み取り、用紙に形成する画像情報と関連付けて記憶部207へ記憶する。またステップS405で情報書込部309bは、用紙上に付加された無線タグに対して、情報(用紙に対して実行する画像形成条件(転写電圧、定着温度等)に関する情報、用紙に形成する画像情報を特定するための情報、用紙をいずれの排紙トレイ307へ排紙するかを示す排紙情報等)を書き込み、それらの情報をコントローラ部204経由で記憶部207へ格納する。
【0040】
ステップS406でコントローラ部204は、設定情報にて指定された排紙トレイ(307a〜cのいずれか)へ用紙を排紙させるようフィニッシャ部306を制御する。
【0041】
ステップS407でコントローラ部204は、設定情報に基づいて用紙の排紙先である排紙トレイに関する情報をプリントデータを送信した端末に通知するかどうかを判定する。
【0042】
ステップS408でコントローラ部204は、プリントデータの送信元の端末に対して、画像形成装置5を特定する情報および、用紙の排紙先の排紙トレイを示す情報を、ネットワーク8を経由して送信する。
【0043】
図5は、ネットワーク8上の端末(コンピュータ1、PDA端末3、あるいは携帯電話4)から画像形成装置5に画像情報の用紙への形成を要求(プリント要求)した場合の、画像形成装置5の動作を示すフローチャートである。そして、図5は、排紙トレイ307に積載されている用紙が排紙トレイから取り除かれる等して排紙状況が変化した場合に、画像形成装置5が排紙トレイ307上の用紙の無線タグに新たな排紙情報(排紙先の排紙トレイ、排紙トレイ上の位置(最上部の用紙から何枚目の位置にあるか)を端末に報知する処理を示すものである。
【0044】
ステップS501でコントローラ部204は、排紙トレイ307上の用紙の無線タグから情報を読み出す。
【0045】
ステップS502でコントローラ部204は、無線タグから読み出した情報と、予めコントローラ部204の揮発性メモリに記憶させている排紙情報テーブル(排紙トレイ307に積載された用紙の排紙情報を記憶したテーブル)を比較し、排紙トレイ307から新たに除去された用紙があるかどうかを判定する。コントローラ部204は排紙情報テーブルに記憶されている複数の用紙の用紙ID(用紙を特定するための情報)のうち、無線タグから読み出した情報に含まれていない用紙IDがあれば、その用紙は除去されたものと判定し、ステップS503へ進む。
【0046】
ステップS503でコントローラ部204は、排紙情報テーブルに記憶されている複数の用紙の用紙ID(用紙を特定するための情報)のうち、無線タグから読み出した情報に含まれていない用紙IDに関する情報を排紙情報テーブルから削除するとともに、用紙IDを削除したことに応じて他の用紙の排紙情報を更新する。例えば、排紙トレイ307aに積載される最上部の用紙から3枚目の用紙を除去したと判定した場合には、その下に積載されていた4枚目の用紙を3枚目に更新し、5枚目の用紙を4枚目に更新し・・・と排紙情報を更新する。
【0047】
ステップS504で情報書込部309bは、ステップS503にて更新した用紙の排紙情報を排紙トレイ307上の用紙に書き込む。
【0048】
ステップS505でコントローラ部204は、排紙トレイ307に積載されている用紙について、その用紙に形成された画像情報の送信元に対して用紙の排紙情報を報知し、端末を操作するユーザに対して排紙トレイ307に積載された用紙の除去を促す。なお、コントローラ部204は、用紙の排紙情報を端末に報知するか否かは、プリントデータに含まれる設定情報に基づいて決定する。なお、図5のフローチャートは、コントローラ部204にて所定時間毎に実行するようにしても良い。所定時間毎にユーザに対して排紙トレイ307から除去されていない用紙情報を報知することで、適切にユーザに用紙の取り忘れを報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】画像形成システムのシステム構成を示す図である。
【図2】画像形成装置5の制御構成を示す制御ブロック図である。
【図3】画像形成装置5の全体構成を示す図である。
【図4】画像形成装置5の動作を示すフローチャートである。
【図5】画像形成装置5の動作を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像情報を入力する画像入力手段と、
前記画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により画像形成された用紙を積載するための複数の排紙積載部を有する排紙手段と、
前記用紙に付加された不揮発性記憶媒体に情報を書き込む情報書込み手段であって、前記用紙が前記複数の排紙積載部のいずれに排紙されたかを示す排紙情報を前記用紙に形成される画像情報と関連付けて書き込む情報書込み手段と、
前記用紙に付加された前記不揮発性記憶媒体から前記情報を読み出す情報読み出し手段と、
前記情報読み出し手段が読み出した前記排紙情報に基づいて、複数の画像情報にかかる複数の用紙のうちいずれが前記排紙積載部から除去されたかを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記排紙積載部から除去されていないと判定された用紙にかかる前記排紙情報を所定タイミングで報知する報知手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記画像情報入力手段は、前記画像情報を前記画像情報の入力元を特定する情報とともに入力し、
前記報知手段は、前記排紙情報を前記排紙情報に対応する前記入力元へ報知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記所定タイミングは、所定時間間隔ごとのタイミングであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項4】
画像情報を入力する画像入力ステップと、
前記画像データに基づいて画像を用紙上に形成する画像形成ステップと、
前記用紙に付加された不揮発性記憶媒体に情報を書き込む情報書込みステップであって、前記用紙が前記複数の排紙積載部のいずれに排紙されたかを示す排紙情報を前記用紙に形成される画像情報と関連付けて書き込む情報書込みステップと、
前記画像形成ステップにて画像形成された用紙を、前記用紙を積載するための複数の排紙積載部のいずれかに排紙する排紙ステップと、
前記用紙に付加された前記不揮発性記憶媒体から前記排紙情報を読み出す情報読み出しステップと、
前記情報読み出し手段が読み出した前記排紙情報に基づいて、複数の画像情報にかかる複数の用紙のうちいずれが前記排紙積載部から除去されたかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにて前記排紙積載部から除去されていないと判定された用紙にかかる前記排紙情報を所定タイミングで報知する報知ステップと、
を有することを特徴とする画像形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−180060(P2006−180060A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−369422(P2004−369422)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】