説明

画像形成装置及び画像形成方法

【課題】 操作パネルがシンプルな画像形成装置において外部装置に格納されたデータから選択されたデータを印刷する場合、メモリ内のデータ内容を確認することができないため、選択されたデータのみを印刷することが出来ない。
【解決手段】 外部メモリ内のデータ一覧(IDとデータのファイル名)リストを印刷する。プリンタのテンキーや、選択キーを押した回数でIDを指定することにより、選択されたデータのみを印刷する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部記憶装置内に保持されたデータから、選択されたデータを印刷する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、外部記憶装置内に保持されたデータから所望のデータを選択し、印刷する技術として、次のようなものがある。
【0003】
外部記憶装置内に格納されるサムネイル画像の一覧と、サムネイル画像を指定するためのマーク可能なフィールドを有するプルーフシートを予め印刷しておく。
【0004】
そして、ユーザによってマークされたプルーフシートをスキャンすることにより、マークに対応した画像データを印刷するというものである。(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
ここで「外部記憶装置」とは、画像形成装置に着脱可能なUSBメモリ、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ(HDD)、フラッシュメモリやHDDを装備したデジタルカメラや携帯電話等を指している。
【0006】
また、外部記憶装置からデータを読み込み、そのデータをPCに保持されている出力履歴と比較し、未印刷か否かを判定し、未印刷と判定されたデータを印刷するものがある。(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2005−236983号公報
【特許文献2】特開2005−244478号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
多数のデータが格納されている外部記憶装置より、特定のデータを画像形成装置から印刷する場合、ユーザは外部記憶装置に格納されているデータを確認した上で、印刷対象のデータを指定する必要がある。
【0008】
例えば特許文献1によれば、ユーザはプルーフシートに印刷されたサムネイル画像で、データの内容を確認できる。また、ユーザはプルーフシートにマークをしてスキャナに読み込ませることにより印刷対象の指定を行うことができる。
【0009】
しかしながら、この方法では画像形成装置にスキャナ機能が装備されていることが前提となる。
【0010】
一方、例えば特許文献2は、未印刷のデータについてのみ印刷を行う場合においては有効な手段である。
【0011】
しかしこの方法は、印刷済みのデータをユーザが再度印刷したい場合に対応できる手段ではない。
【0012】
また、ユーザにとって、未印刷のデータをすべて印刷する必要が無い場合においては、必要のないデータも印刷されてしまうので有効な手段とはいえない。
【0013】
これら先行技術に拠らず多数のデータが格納された外部記憶装置より、特定のデータを画像形成装置から印刷するためには、画像形成装置に備えられた操作パネル上に外部記憶装置に格納されたデータの内容を表示し、所望のデータを選択する必要がある。
【0014】
しかしながら、操作パネルがシンプルな画像形成装置においてユーザからデータの指示を受ける際、操作パネルに格納されたデータの内容、ファイル名等を表示する機能がない場合は、所望のデータを操作パネル上で選択することは困難である。
【0015】
また、画像形成装置が、データのファイル名を操作パネルに表示する際に用いられるフォントを表示する機能を有さない場合、操作パネルにてデータのファイル名を表示することができない。
【0016】
具体的にはデータを特定するためにデータのファイル名を操作パネルに表示する場合、操作パネル上に1バイトコード文字しか表示できない画像形成装置において、2バイトコード文字が使用されたデータのファイル名を表示することができない。
【0017】
よって所望のデータを、操作パネル上で識別することは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
第1のフォントを用いて表示を行う表示手段、
前記第1のフォント及び第2のフォントを用いて印刷を行う印刷手段、
外部記憶装置に保存されたデータであり該データのファイル名に前記第2のフォントが使用されたデータを受信する受信手段、
前記外部記憶装置から受信したデータそれぞれに固有のIDを付加するID付加手段、該ID付加手段にて付加されたIDと該IDに対応する前記データのファイル名のリストを印刷するリスト印刷手段を有し、
さらに
前記印刷されたリストに記載のIDに基づいて印刷するデータの選択を受ける出力データ選択受信手段、
該出力データ選択受信手段にて選択されたデータのみを印刷する印刷手段、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、操作パネルがシンプルな画像形成装置において外部装置に格納されたデータを印刷する場合、選択されたデータのみを印刷することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【0021】
[実施例1]
【0022】
図1は、画像形成装置100を示すブロック図である。
【0023】
図示するように、画像形成装置100において、101は画像形成装置100のCPUであり、ROM102や、外部メモリ103に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス104に接続される各ブロックを制御する。
CPU101の処理により生成された画像信号が、印刷部I/F105を介して、印刷部(画像形成装置エンジン)106に出力情報として出力される。
【0024】
また、CPU101は、入力部107を介してホストコンピュータ199との通信処理が可能となっており、画像形成装置100内の情報等をホストコンピュータ199にネットワーク110を経由して通知できる。
【0025】
ROM102内のプログラムROMには、CPU101の制御プログラム等を記憶している。
【0026】
ROM102内のフォント用ROMには、出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶している。
【0027】
ROM102内のデータ用ROMには、ハードディスクやメモリカード等の外部メモリ103がない画像形成装置の場合、ホストコンピュータ199上で利用される情報等を記憶している。
【0028】
RAM108は、CPU101の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
【0029】
また、RAM108は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
【0030】
外部メモリ103は、メモリコントローラ(MC)109によりアクセスを制御される。外部メモリ103は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
【0031】
また、外部メモリ103は、携帯が可能なメモリカードとして、画像データや文書データ等を記憶する。操作パネル111はユーザからの操作を受けるためのスイッチ及びLED表示器等で構成されている。
【0032】
〔操作パネルの説明〕
図2および図3は、図1に示した画像形成装置100における操作パネル111の構成を説明するための図である。
【0033】
例えば、操作パネル111は図2の200に示すような構成である。
【0034】
図2において、201はLCD表示部で、各種メッセージや操作のための情報を表示する。表示可能なフォントは第1のフォントのみである。この第1のフォントは例えば1バイトコード文字である。
【0035】
1バイトコード文字に限らず、LCD表示部201は、データのファイル名に用いられている第1のフォント以外の文字を表示する機能がないことを前提とする。
【0036】
例えば、2バイトコード文字を正常に表示する機能がないことを前提とする。
正常に表示とは、文字としてユーザに認識されることが可能である状態を指す。
【0037】
これに限らず、LCD表示部201は、外部メモリ103が記憶するデータのファイル名に用いられているフォントを表示する機能がないことを前提とする。
【0038】
202〜206は、ユーザが画像形成装置100に対する各種操作を行うためのキーであり、それぞれ以下の役割を持つ。207はオンライン・オフライン等の情報を表示するLED表示器である。
【0039】
キー202は、オンラインキーとして機能し、オンライン・オフラインの切り替えを行う際に押下指示される。キー203〜206は、上下左右矢印キーとして機能し、動作モード切り替え、セットアップメニュー操作、ユーティリティ印刷操作を行う際に押下指示される。
【0040】
また他の例として、操作パネル111は図3の300に示すような構成である。
【0041】
図3は、図2より多くのキーを備えた操作パネルを示す図である。
【0042】
図3において、301はLCD表示部で、各種メッセージや操作のための情報を表示する。図2で述べたように、表示可能なフォントは、第1のフォントのみである。
【0043】
この第1のフォントは例えば1バイトコード文字である。
【0044】
1バイトコード文字に限らず、LCD表示部(301)は、データのファイル名に用いられている第1のフォント以外の文字を表示する機能がないことを前提とする。
【0045】
例えば、2バイトコード文字を正常に表示する機能がないことを前提とする。
正常に表示とは、文字としてユーザに認識されることが可能である状態を指す。
【0046】
これに限らず、LCD表示部301は、外部メモリ103が記憶するデータのファイル名に用いられているフォントを表示する機能がないことを前提とする。
【0047】
302〜306及び310〜320は、画像形成装置100に対する各種操作を行うためのキーであり、それぞれ以下の役割を持つ。307はオンライン・オフライン等の情報を表示するLED表示器である。
【0048】
キー302は、オンラインキーとして機能し、オンライン・オフラインの切り替えを行う際に押下指示される。キー303〜306は、上下左右矢印キーとして機能し、動作モード切り替え、セットアップメニュー操作、ユーティリティ印刷操作を行う際に押下指示される。キー310〜319はテンキーとして、機能し、数値情報を入力する際に押下指示され、キー320はクリアキーで、入力した内容をクリアする際に押下指示される。
【0049】
操作パネルは、図2、3に示したもの以外にも、例えば、表示可能なフォントが1バイトコード文字のみであり、データのファイル名に用いられているフォントを表示する機能がないLCD表示部とユーザの指示を受けるためのキーから構成されているものなら良い。
【0050】
〔操作パネルからの印刷指示処理〕
図4は、図2および図3に示した操作パネル111を使用して、外部メモリ103内のデータを印刷する処理の一例を示すフローチャートである。
【0051】
なお、本明細書で示す印刷指示処理手順は、印刷が行われるデータがRAM108、外部メモリ103のいずれかの記憶手段に記憶されて、印刷指示処理がCPU101により実行される。
【0052】
まず、画像形成装置100に対して外部メモリ103が装着されたことをメモリコントローラ(MC)109が検知する(S4001)。
【0053】
次にメモリコントローラ(MC)109が外部メモリ103内部のデータを読み取り、RAM108にデータの情報を受信する(S4002)。
【0054】
ここで、メモリコントローラ(MC)109が外部メモリ103から読み取り、RAM108にて受信するデータの情報とは、データオブジェクトとデータのファイル名などである。
【0055】
データのファイル名は、第2のフォントを用いた文字を含む。
【0056】
例えば、2バイトコード文字を含んだデータのファイル名である。
【0057】
本実施例の前提のもとでは、図2および図3のLCD表示部201および301は、データのファイル名に用いられているフォントを表示する機能がない。
【0058】
つまり、先述したように第1のフォントを有するLCD表示部に、第2のフォントを用いたデータのファイル名を表示することができない。
【0059】
したがって、LCD表示部から、外部データから取り込んだデータを選択することができない。そこで、以下に示すように処理を行う。
【0060】
CPU101は、操作パネル111に、外部メモリ103内の「すべてのデータを印刷する」、「データリストを印刷する」のいずれかを選択させるメニューを表示する(S4003)。
【0061】
操作パネル111は、ユーザから「すべてのデータを印刷する」、「データリストを印刷する」の選択結果を判定する(S4004)。
【0062】
「すべてのデータを印刷する」の選択を受信した場合は、メモリコントローラ(MC)109が外部メモリ103内のすべてのデータを読み取る。
【0063】
続いてCPU101が、このデータを印刷可能な状態へ変換して、RAM108上に展開する。そして、印刷部I/F105を経て、印刷部106で印刷可能になるようにデータを送信する(S4005)。
【0064】
S4004にて「データリストを印刷する」の選択を受信した場合は、CPU101がデータに固有のIDを付加する。このID付加処理によって付加されたIDとデータのファイル名の対応表をRAM108に保存する(S4006)。
【0065】
続いて、IDとデータのファイル名の対応表を印刷部I/F105を経て、印刷部106で印刷可能になるように、対応表の印刷データを送信する(S4007)。
【0066】
ここで印刷部106は、第1のフォントと第2のフォントを用いて対応表の印刷をする。
【0067】
操作パネル111にIDの入力を促す画面を表示する(S4008)。ユーザからの操作パネル111へ入力されたIDをメモリコントローラ(MC)109が受信し(S4009)、入力されたIDとRAM108に保持されているIDとデータの対応表を比較する(S4010)。入力されたIDに対応するIDがRAM108に保持されている対応表に存在するかを判定する(S4011)。
【0068】
入力されたIDに対応するIDがRAM108に存在しない場合は、操作パネル111に存在しない旨のメッセージを表示し(S4012)、S4008へ戻る。
【0069】
入力されたIDに対応するIDがRAM108に存在する場合は、RAM108の対応表のIDに対応し、外部メモリ103のデータに格納されているデータを参照する。その際、メモリコントローラ(MC)109を経由して外部メモリ103を参照する。
【0070】
続いて、CPU101がデータを印刷可能な状態へ変換してRAM108上に展開する。このデータは印刷部I/F105を経て、印刷部106で印刷できるように、データを印刷部へ送信する(S4013)。
【0071】
続けて印刷を行うかどうかユーザの選択を受けて、(S4014)、印刷を続ける場合は、S4008の処理に戻る。
【0072】
印刷続けない場合で、ユーザが外部メモリ103を取り外したならば、メモリコントローラ(MC)109が検知し、処理を終了する(S4015)。
【0073】
〔IDとファイル名の対応表〕
図7は、図4のS4007で画像形成装置によって印刷されるIDとデータのファイル名との対応表の一例を示す図である。対応表700には、外部メモリ103内に格納されているデータを一意に特定する固有のID701および、IDに対応するデータのファイル名702が印刷される。
【0074】
また、図8はデータ数が多い場合のIDとデータのファイル名との対応表の一例を示す図である。この例では1ページに印刷可能なデータ数を10としており、外部メモリ103に保持されているデータ数が40であるために、4ページに渡ってデータリストが印刷されることを示している。
【0075】
[外部メモリから受信したデータの管理方法]
図9は、図4のS4002でメモリコントローラ(MC)109が外部メモリ103内部のデータを読み取りRAM108にてデータの情報を受信した際の、データの管理方法の例を示した図である。各データに対してデータ固有に付加されるID901と、データのファイル名902、データオブジェクト903がある。このようにデータがリスト構造になって、データリスト900に格納されている。
【0076】
[操作パネルからのID入力]
図11は、図4のフローチャートのS4008にて記載したIDの入力を促す画面が表示されている状態において、図3に示した操作パネル111を用いて、ユーザからIDの指定を受ける際の操作、つまり出力データ選択受信の一例を示す図である。
【0077】
IDとして「3」を指定する場合は、テンキーの「3」を選択し、その後、下矢印キーを選択することにより、ID指定が完了することを示している。
【0078】
図12は、図2に示したテンキーの無い操作パネル111を用いて、IDの指定を行う操作の一例を示す図である。IDとして「3」を指定する場合は、右矢印キーを3回選択し、その後、下矢印キーを選択することにより、ID指定が完了することを示している。
【0079】
このID指定を受けた後、上述したようなフローに従って印刷処理が行われる。
【0080】
なお、ユーザからデータ選択を受ける方法は上記に示した方法に限らない。
【0081】
上記実施例により、スキャナがない画像形成装置であって、操作パネルがシンプルな画像形成装置において外部装置に格納されたデータを印刷する場合、外部記憶装置内の全データを印刷するか、データリストを印刷するかを選択することが可能である。このため、ユーザがデータを個別に指定して印刷したい場合と、全データを印刷したい場合の両方に対応することができる。
【0082】
[実施例2]
実施例1では、外部メモリ103内のデータ量を考慮していない場合の印刷指示方法について説明した。
【0083】
しかし、外部メモリ103内のデータが多い場合、図8で示したようにデータリストを多数印刷する必要があり、印刷用紙およびインク、トナーのコストの観点からもあまり好ましくない。
【0084】
また、多数のデータリストから特定のデータを選択することは、ユーザにとっても手間がかかる。
【0085】
そこで、本実施例2においては、外部メモリ103内のデータ量が多い場合に、データリスト印刷の対象となるデータを絞り込む印刷指示方法について説明する。
【0086】
〔データ量が多い場合の操作パネルからの印刷指示処理〕
図6は、外部メモリ103内に多数のデータが格納されている場合に、図2および図3に示した操作パネル111を使用してデータを指定し印刷する処理の一例を示すフローチャートである。
【0087】
まず、画像形成装置100に対して外部メモリ103が装着されたことをメモリコントローラ(MC)109が検知する(S6001)。次にメモリコントローラ(MC)109が外部メモリ103内部のデータを読み取り、RAM108にデータの情報を展開する(S6002)。ここで、外部メモリ103から読み取り、RAM108に受信するデータとは、データオブジェクト、データのファイル名、データの作成日付、データの更新日付、データのファイル名の拡張子等である。操作パネル111に、外部メモリ103内の「すべてのデータを印刷する」、「データリストを印刷する」のいずれかをユーザに選択させるメニューを表示する(S6003)。
【0088】
操作パネル111は、「すべてのデータを印刷する」、「データリストを印刷する」の選択結果を判定する(S6004)。
【0089】
ここで、「すべてのデータを印刷する」が選択された場合は、リストを印刷せず、メモリコントローラ(MC)109が外部メモリ103内のすべてのデータを読み取る。
【0090】
続いて、CPU101にて印刷可能な状態へ変換したデータをRAM108上に展開し、印刷部I/F105を経て、印刷部106よりすべてのデータを印刷する(S6024)。
【0091】
S6004にて「データリストを印刷する」が選択された場合は、印刷するデータリストが1枚に収まるデータ量であるかどうかを判定する(S6005)
判定の結果、1ページで収まるデータ量である場合はS6015へ進む。
【0092】
判定の結果、データリストが複数ページになる場合は、操作パネル111に印刷されるデータリストのページ数を表示するとともに、データリストの全ページを印刷するか、データを絞り込むか選択させるように表示を行う(S6006)。
【0093】
操作パネル111からユーザの選択を受けて、データリストを全ページ印刷するか、データを絞り込むかを判定する(S6007)。
【0094】
全ページを印刷する場合は、S6015へ進む。
【0095】
データを絞り込む場合は、外部メモリ103内のデータの作成日付が新しいもの、つまり作成日順に並べて上位にあるデータから、データリスト1ページ以内で印刷可能なデータ数のみのリストを印刷するか判定する(S6008)。そして、データの作成日付でデータを絞り込む場合は、S6015へ進む。
【0096】
ここで「データの作成日付」とは、データが外部メモリ103へ書き込まれた日付であっても良いし、データそのものが更新された日付であっても良い。
【0097】
データの作成日付で絞り込まない場合は、外部メモリ103内のデータの拡張子で絞り込むかどうかを判定する(S6009)。
【0098】
判定結果がNOの場合はS6007へ戻る。
【0099】
データの拡張子で絞り込む場合は、操作パネル111からユーザの拡張子を示すアルファベットの入力を受ける(S6010)。
【0100】
そして、入力された拡張子に対応するデータが存在するか判断する。
【0101】
入力された拡張子に対応するデータが存在する場合には、データリスト1ページ以内で印刷可能なデータ数のみ存在するか、複数ページにわたって印刷用紙が必要になるほど、入力された拡張子に対応するデータが存在するかを判定する(S6011)。
【0102】
入力された拡張子に対応するデータが1つも無い場合は、操作パネル111に存在しない旨のメッセージを表示し(S6012)、S6007へ戻る。
【0103】
入力された拡張子に対応するデータが1ページに収まるデータ数存在する場合は、S6015へ進む。
【0104】
入力された拡張子に対応するデータが複数ページになる場合は、操作パネル111に印刷されるデータリストのページ数を表示するとともに、データリストの全ページを印刷するか、データを絞り込むか選択させるように表示を行う(S6013)。
【0105】
すると操作パネル111からユーザの選択を受け、データリストを全ページ印刷するか、再度データを絞り込むかを判定する(S6014)。
【0106】
全ページを印刷する場合は、S6015へ進む。
【0107】
再度データを絞り込む場合は、S6010へ戻る。
【0108】
次に、外部メモリ103データあるいは外部メモリ103のデータから前記の条件により、絞り込まれたデータに固有のIDを付与する。
【0109】
そして、この付与されたIDとデータのファイル名の対応表をRAM108に保存する(S6015)。
【0110】
続いて、IDとデータのファイル名の対応表を、印刷部106より印刷する(S6016)。
【0111】
操作パネル111にIDの入力を促す画面を表示する(S6017)。
【0112】
ユーザから操作パネル111へ入力されたIDをメモリコントローラ(MC)109が受理し(S6018)、入力されたIDとRAM108に保持されているIDとデータの対応表を比較する(S6019)。
【0113】
入力されたIDに対応するIDがRAM108に保持されている対応表に存在するかを判定する(S6020)。入力されたIDに対応するIDが存在しない場合は、操作パネル111に存在しない旨のメッセージを表示し(S6021)、S6017へ戻る。
【0114】
入力されたIDに対応するIDが存在する場合は、RAM108の対応表のIDに対応し外部メモリ103のデータに格納されているデータを参照する。
【0115】
この際、メモリコントローラ(MC)109を経由してデータを参照する。
【0116】
続いて、CPU101にて印刷可能な状態へ変換したデータをRAM108上に展開し、印刷部I/F105を経て、印刷部106よりデータを印刷する(S6022)。続けて印刷を行うかどうかを判定し(S6023)、印刷する場合は、S6017の処理に戻る。
【0117】
印刷しない場合は、ユーザが外部メモリ103を取り外したことをメモリコントローラ(MC)109が検知し、処理を終了する(S6024)。
【0118】
[外部メモリから受信したデータの管理方法]
図10は、図6のS6002およびS6015等でメモリコントローラ(MC)109が外部メモリ103内部のデータを読み取り、RAM108にデータの情報を受信したときのデータの管理方法を例示したものである。
【0119】
各データにデータ固有に付加されるID1001と、データのファイル名1002がある。また、データが外部メモリに格納された日時を示すデータ作成日付1003、データオブジェクトの内容が更新された日時を示すデータ更新日付1004、データオブジェクト1005がある。
【0120】
このようにデータがリスト構造になって、データリスト1000に格納されている。
【0121】
[操作パネルからのデータ絞込み指定]
図15は、図6のフローチャートにて記載したデータの絞込みを行う場合に、図2および図3に示した操作パネル111を用いて、絞り込みを行う操作の一例を示す図である。
【0122】
図6のS6006でデータリストが複数ページになった状態を1500にて示している。
【0123】
1501および1504は、データの拡張子で絞り込む場合(図6のS6010)の操作パネル111の表示状態を示している。
【0124】
1504の表示状態において、右矢印キーを1回選択することにより、アルファベット文字のAからZまでを指定することが可能である。
【0125】
また、下矢印キーを1回選択することによりアルファベット文字を確定する。
【0126】
右矢印キーと下矢印キーの操作を繰り返すことにより、アルファベット文字を複数選択することが可能である。
【0127】
下矢印キーを2回続けて入力することにより、データの拡張子を示すアルファベット文字を確定する。
【0128】
1502はデータの作成日付でデータを絞り込む場合(図6のS6008)の操作パネル111の表示状態を示している。
【0129】
1503はデータの絞込みを行わずに全てのデータのリストを印刷する場合(図6のS6007)の操作パネル111の表示状態を示している。
【0130】
上述したように、本実施例2によると、
外部記憶装置内に大量のデータが格納されている場合に、特定のデータのみの印刷を行うケースにおいて、データの作成日付、更新日付やデータのファイル名の拡張子を条件にして、データの絞込みを行ってから、データリストを印刷することができる。
【0131】
これにより、不要なデータリストを印刷することなく、所望のデータを指定することが可能となる。
【0132】
また、大量のデータからデータリストの絞りこみを行うので、ユーザにとってデータの選択をすることが容易になる。
【0133】
[実施例3]
実施例1では外部メモリ103内のデータを印刷する処理の一例を説明したが、本実施例3では選択したデータが100ページにも渡る文書データであった場合を想定し、印刷するページ範囲を指定する方法について説明する。
【0134】
図5は、図2および図3に示した操作パネル111を使用して、外部メモリ103内のデータを印刷する処理の一例を示すフローチャートである。
【0135】
図5のS5013はデータ印刷時に印刷開始のページと終了のページを指定する処理を行う。S5013を除いては、実施例1の図4のフローチャートと同様である。
【0136】
[操作パネルからの印刷開始終了ページ指定]
図13は、図5のフローチャートのS5013にて記載したデータの印刷開始ページと印刷終了ページの入力を促す画面が表示されている状態において、図3に示した操作パネル111を用いて、ユーザが印刷するページ範囲の指定を行う操作の一例を示す図である。本実施例における画像処理装置は、ページ範囲受信すると、指定を受けた印刷範囲のみ印刷データを作成し、選択ページ出力を行う。
【0137】
1300は印刷開始ページを入力する場合の操作を示しており、印刷開始ページとして「3」を指定する場合は、テンキーの「3」を選択し、その後、下矢印キーを選択することにより、印刷開始ページ指定が完了することを示している。同様に、1301は印刷終了ページを入力する場合の操作を示しており、印刷終了ページとして「8」を指定する場合は、テンキーの「8」を選択し、その後、下矢印キーを選択することにより、印刷開始ページ指定が完了することを示している。
【0138】
図14は、図2に示したテンキーの無い操作パネル111を用いて、ページ指定を行う操作の一例を示す図である。
【0139】
1400は印刷開始ページを入力する場合の操作を示しており、印刷開始ページとして「3」を指定する場合は、右矢印キーを3回選択する。その後下矢印キーを選択することにより、印刷開始ページ指定が完了することを示している。
【0140】
同様に、1401は印刷終了ページを入力する場合の操作を示しており、印刷終了ページとして「8」を指定する場合は、右矢印キーを3回選択する。
【0141】
その後、下矢印キーを選択することにより、印刷終了ページ指定が完了することを示している。
【0142】
上述したように、本実施例によると、
印刷を行うデータを指定するのみならず、印刷範囲の指定も行うことが可能となるため、無駄な用紙の削減および印刷効率の向上に効果がある。
【0143】
[本発明の他の実施形態]
前述した実施形態の機能を実現するように前述した実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記憶させ、該記憶媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。また、前述のプログラムが記憶された記憶媒体はもちろんそのプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。
【0144】
かかる記憶媒体としてはたとえばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。
【0145】
また前述の記憶媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウエア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施形態の範疇に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0146】
【図1】画像形成装置に係るブロック図
【図2】図1に示した画像形成装置における操作パネルの構成図(テンキー無し)
【図3】図1に示した画像形成装置における操作パネルの構成図(テンキー有り)
【図4】実施例1において、操作パネル111を使用して、外部メモリ103内のデータを印刷する処理の一例を示すフローチャート
【図5】実施例3において、操作パネル111を使用して、外部メモリ103内のデータを印刷する処理の一例を示すフローチャート
【図6】実施例2において、操作パネル111を使用して、外部メモリ103内のデータを印刷する処理の一例を示すフローチャート
【図7】IDとデータのファイル名との対応表の一例を示す図
【図8】データ数が多い場合のIDとデータのファイル名との対応表の一例を示す図
【図9】実施例1において、外部メモリ103内部のデータを読み取り、RAM108にデータの情報を受信したときのデータの管理方法の例を示した図
【図10】実施例2において、外部メモリ103内部のデータを読み取り、RAM108にデータの情報を受信したときのデータの管理方法の例を示した図
【図11】操作パネル111を用いて、IDの指定を行う操作の一例を示す図
【図12】テンキーの無い操作パネル111を用いて、IDの指定を行う操作の一例を示す図
【図13】操作パネル111を用いて、ページ指定を行う操作の一例を示す図
【図14】テンキーの無い操作パネル111を用いて、ページ指定を行う操作の一例を示す図
【図15】操作パネル111を用いて、データの絞り込みを行う操作の一例を示す図
【符号の説明】
【0147】
100 画像形成装置
101 CPU
102 ROM
103 外部メモリ
104 システムバス
105 印刷部I/F
106 印刷部(画像形成装置エンジン)
107 入力部
108 RAM
109 メモリコントローラ(MC)
110 ネットワーク
111 操作パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のフォントを用いて表示を行う表示手段、
前記第1のフォント及び第2のフォントを用いて印刷を行う印刷手段、
外部記憶装置に保存されたデータであり該データのファイル名に前記第2のフォントが使用されたデータを受信する受信手段、
前記外部記憶装置から受信したデータそれぞれに固有のIDを付加するID付加手段、
該ID付加手段にて付加されたIDと該IDに対応する前記データのファイル名のリストを印刷するリスト印刷手段を有し、
さらに
前記印刷されたリストに記載のIDに基づいて印刷するデータの選択を受ける出力データ選択受信手段、
該出力データ選択受信手段にて選択されたデータのみを印刷する印刷手段、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
外部記憶装置に保存されたデータを受信する受信手段、
前記外部記憶装置に保存されたデータのファイル名に用いられているフォントを正常に表示できない表示手段、
前記受信したファイル名に用いられるフォントを有する印刷手段、
前記外部記憶装置から受信したデータそれぞれに固有のIDを付加するID付加手段、
該ID付加手段にて付加されたIDと該IDに対応する前記データのファイル名のリストを印刷するリスト印刷手段を有し、
さらに
前記印刷されたリストに記載のIDに基づいて印刷するデータの選択を受ける出力データ選択受信手段、
該出力データ選択受信手段にて選択されたデータのみを印刷する印刷手段、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
第1のフォントとは、1バイトコード文字であり
第2のフォントとは2バイトコード文字であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
さらに
前記リスト印刷手段にて、
前記外部記憶装置から受信した全てのデータにそれぞれに固有のIDを付加し、該IDと該IDに対応するデータのファイル名のリストを印刷するか
前記外部記憶装置から受信したデータの中から条件を満たすデータのみそれぞれに固有のIDを付加し、該IDと該IDに対応するデータのファイル名のリストを印刷するか
を選択する絞り込み手段、
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記条件を満たすデータとは、
前記外部記憶装置に保存されたデータを、データの作成日付あるいはデータの更新日付の新しい順に並び替えることで絞り込まれるデータであり、
該データの数は、
前記リストが1ページもしくは指定された数ページに収まるデータ数であること
を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記条件を満たすデータとは、
前記外部記憶装置に保存されたデータのうち、該データのファイル名の拡張子により絞り込まれたもの
であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
さらに
前記出力データ選択受信手段にて選択されたデータの印刷開始ページ及び印刷終了ページの選択を受けるページ範囲受信手段を有し、
該ページ範囲受信手段にて選択されたページに対応するデータのみを出力する選択ページ出力手段、
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記受信手段で受信したデータすべてを印刷するか
前記リスト印刷手段によって、前記受信手段で受信したデータに対応したリストを印刷するか選択することが可能な請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項9】
第1のフォントを用いて表示を行う表示ステップ、
前記第1のフォント及び第2のフォントを用いて印刷を行う印刷ステップ、
外部記憶装置に保存されたデータであり該データのファイル名に前記第2のフォントが使用されたデータを受信する受信ステップ、
前記外部記憶装置から受信したデータそれぞれに固有のIDを付加するID付加ステップ、
該ID付加ステップにて付加されたIDと該IDに対応する前記データのファイル名のリストを印刷するリスト印刷ステップを有し、
さらに
前記印刷されたリストに記載のIDに基づいて印刷するデータの選択を受ける出力データ選択受信ステップ、
該出力データ選択受信ステップにて選択されたデータのみを印刷する印刷ステップ、
を有することを特徴とする画像形成方法。
【請求項10】
外部記憶装置に保存されたデータを受信する受信ステップ、
前記外部記憶装置に保存されたデータのファイル名に用いられているフォントを正常に表示できない表示ステップ、
前記受信したファイル名に用いられるフォントを有する印刷ステップ、
前記外部記憶装置から受信したデータそれぞれに固有のIDを付加するID付加ステップ、
該ID付加ステップにて付加されたIDと該IDに対応する前記データのファイル名のリストを印刷するリスト印刷ステップを有し、
さらに
前記印刷されたリストに記載のIDに基づいて印刷するデータの選択を受ける出力データ選択受信ステップ、
該出力データ選択受信ステップにて選択されたデータのみを印刷する印刷ステップ、
を有することを特徴とする画像形成方法。
【請求項11】
第1のフォントとは、1バイトコード文字であり
第2のフォントとは2バイトコード文字であることを特徴とする請求項9記載の画像形成方法。
【請求項12】
さらに
前記リスト印刷ステップにて、
前記外部記憶装置から受信した全てのデータにそれぞれに固有のIDを付加し、該IDと該IDに対応するデータのファイル名のリストを印刷するか
前記外部記憶装置から受信したデータの中から条件を満たすデータのみそれぞれに固有のIDを付加し、該IDと該IDに対応するデータのファイル名のリストを印刷するか
を選択する絞り込みステップ、
を有することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成方法。
【請求項13】
前記条件を満たすデータとは、
前記外部記憶装置に保存されたデータを、データの作成日付あるいはデータの更新日付の新しい順に並び替えることで絞り込まれるデータであり、
該データの数は、
前記リストが1ページもしくは指定された数ページに収まるデータ数であること
を特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。
【請求項14】
前記条件を満たすデータとは、
前記外部記憶装置に保存されたデータのうち、該データのファイル名の拡張子により絞り込まれたもの
であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。
【請求項15】
さらに
前記出力データ選択受信ステップにて選択されたデータの印刷開始ページ及び印刷終了ページの選択を受けるページ範囲受信ステップを有し、
該ページ範囲受信ステップにて選択されたページに対応するデータのみを出力する選択ページ出力ステップ、
を有することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成方法。
【請求項16】
前記受信ステップで受信したデータすべてを印刷するか
前記リスト印刷ステップによって、前記受信ステップで受信したデータに対応したリストを印刷するか
選択することが可能な請求項9又は10に記載の画像形成方法。
【請求項17】
コンピュータに
第1のフォントを用いて表示を行う表示ステップ、
前記第1のフォント及び第2のフォントを用いて印刷を行う印刷ステップ、
外部記憶装置に保存されたデータであり該データのファイル名に前記第2のフォントが使用されたデータを受信する受信ステップ、
前記外部記憶装置から受信したデータそれぞれに固有のIDを付加するID付加ステップ、
該ID付加ステップにて付加されたIDと該IDに対応する前記データのファイル名のリストを印刷するリスト印刷ステップを有し、
さらに
前記印刷されたリストに記載のIDに基づいて印刷するデータの選択を受ける出力データ選択受信ステップ、
該出力データ選択受信ステップにて選択されたデータのみを印刷する印刷ステップ、
を実行させるためのプログラム。
【請求項18】
コンピュータに
外部記憶装置に保存されたデータを受信する受信ステップ、
前記外部記憶装置に保存されたデータのファイル名に用いられているフォントを正常に表示できない表示ステップ、
前記受信したファイル名に用いられるフォントを有する印刷ステップ、
前記外部記憶装置から受信したデータそれぞれに固有のIDを付加するID付加ステップ、
該ID付加ステップにて付加されたIDと該IDに対応する前記データのファイル名のリストを印刷するリスト印刷ステップを有し、
さらに
前記印刷されたリストに記載のIDに基づいて印刷するデータの選択を受ける出力データ選択受信ステップ、
該出力データ選択受信ステップにて選択されたデータのみを印刷する印刷ステップ、
を実行させるためのプログラム。
【請求項19】
請求項17乃至18に記載のプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−763(P2010−763A)
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−163637(P2008−163637)
【出願日】平成20年6月23日(2008.6.23)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】