説明

画像形成装置

【課題】 装置の移動が容易であるとともに安定性が高い画像形成装置であって、さらに移動時における装置の転倒を確実に防止でき、且つ小さな力で装置を移動することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置10の筐体底面の4隅近傍に固定式脚部21が設けられるとともに、前記筐体底面の少なくとも一端縁側に2以上のキャスタ22が設けられ、該キャスタ22が、前記一端縁側の脚部21より外側で且つ前記一端縁より内側に位置し、前記一端縁と前記一端縁側の脚部21との接線より前記キャスタ22の一部が突出するようにし、且つ前記キャスタ21の高さが前記脚部21の高さより低くなるように構成し、装置移動時には前記キャスタ21を支点として装置本体を傾動させて移動するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの複合機等の画像形成装置に関し、特に装置筐体の底面に移動用キャスタを具備し、装置を容易に移動できるようにした画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置として、デスクトップタイプの小型の装置から床置タイプの大型の装置まで様々なタイプのものが知られている。これらの画像形成装置には、装置筐体の底面の4隅近傍に固定式或いは可動式の脚部材が取り付けられているものがある。装置の移動を容易にするために可動式の脚部材が取り付けられた装置は、例えば装置筐体底面の4隅にキャスタがねじ込み式で取り付けられ、その締め量を調整することにより、全てのキャスタが接地するように高さ調節できるようになっている。これにより、画像形成装置のがたつきを防止でき、且つ移動を容易にしている。
【0003】
一般的な画像形成装置は、メンテナンス等のために内部を露出させる開閉部や給紙カセット等の引出部を備えている。可動式の脚部材を有する場合、これらを開放した状態では装置が不安定となり転倒してしまう惧れがあった。そこで、装置が傾いた際に筐体底部に突出した転倒防止部材が接地して転倒を防止する構成が提案されている。
【0004】
また、特許文献1(特開2002−296863号公報)では、装置筐体の底面に対して取り外し可能な転倒防止ユニットを設けた構成が開示されている。この転倒防止ユニットは、筐体底面の後端から前方に向かって延び、筐体の手前側に装置固定用のレベルボルトが設けられており、装置の設置位置にてこのレベルボルトを緩めることにより接地部を床面に当接させて固定する構成となっている。これにより、移動時に転倒防止部材が破損することなく、且つ確実に装置を固定することが可能となる。
【0005】
しかし、4個のキャスタを設けることはコスト高となる上に、使用時やメンテナンス時のがたつきから安定性に欠け、また、特許文献1記載のように取り外し自在な転倒防止部材を設ける構成では、移動の度に転倒防止部材の着脱操作が必要となり、手間がかかる。
そこで、特許文献2(特開平8−123118号公報)では、図6に示すように、画像形成装置50の装置筐体51の底部に、一方の端部側にキャスタ53を、他方の端部側に固定脚52を夫々設け、移動時にはキャスタ53を支点として矢印a方向に筐体51を傾けて、筐体側面を押しながらキャスタ53を転がして矢印b方向に移動させる構成を開示している。これにより、脚部材の部品点数を減らすことができ、また装置を簡単に移動させることができる。
【0006】
【特許文献1】特開2002−296863号公報
【特許文献2】特開平8−123118号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般に、画像形成装置において、デスクトップタイプの小型の装置は固定式の脚部を有するものが多く、床置タイプの大型の装置は可動式の脚部を有するものが多い。固定式の装置は、移動時には持上げて搬送するようになっており、少しでも移動する場合には持上げるか若しくは強引に引きずるしかなく、デスクや装置に破損が生じることがあった。また、小型の装置であって高重量のものもあり、1人で運搬する場合や力の弱い人には移動が困難であった。一方、可動式の装置では安定性に欠け、メンテナンスや給紙時等にがたつきが発生したり、また固定手段を具備する場合はコスト高となったり、移動時の着脱操作等により作業が煩雑化するという問題があった。
【0008】
また、特許文献2のように、筐体底部の一方側にのみコロを設ける構成とすると、装置移動時の傾けすぎによる転倒等の不安がある。また、装置自体の重量が大きいため、コロを支点として片側を持上げるには大きな力が必要となり、作業者に多大な負担がかかることとなる。
従って本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、装置の移動が容易であるとともに、がたつきを防止でき安定性が高い画像形成装置であって、さらに移動時における装置の転倒を確実に防止でき、且つ小さな力で装置を移動することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、
装置の筐体底面に装置本体を支持する固定式脚部が設けられた画像形成装置において、
前記筐体底面の少なくとも一端縁側に2以上のキャスタを設け、
前記キャスタが、前記一端縁側の固定式脚部より外側で且つ前記一端縁より内側に位置し、前記一端縁と前記一端縁側の固定式脚部との接線より前記キャスタの一部が突出するようにし、且つ前記キャスタの高さが前記固定式脚部の高さより低くなるように構成し、
前記キャスタを支点として装置本体を傾動させ、移動を行なうようにしたことを特徴とする。
【0010】
本発明に係る画像形成装置は、装置設置時には前記固定式脚部のみが床面に接地して装置本体を支持し、移動時には前記キャスタを支点としてその反対側を持ち上げ、該キャスタのみ接地させて移動するようになっている。
これによれば、装置設置時には前記キャスタが床面に接触せず、前記固定式脚部のみにより装置本体が支持されるため、メンテナンス時や給紙時等における不用意な振動などによる転がり、がたつきが防止でき、安定性が向上する。
また、装置移動時にはキャスタを支点として装置片側を持ち上げ、キャスタを転がして移動させることができるため、装置を完全に持ち上げることなく容易に移動させることが可能である。
装置の片側持ち上げの際には、まずキャスタ側の固定式脚部を支点としてこの反対側の脚部を持ち上げ、さらにキャスタが接地したらこれを支点として持ち上げるようになっているため、てこの原理を2段階で利用することができ、持ち上げの力を最小限にすることができる。
さらに、前記キャスタを前記一端縁の内側に位置させているため、傾斜しすぎても筐体の端縁が床面に接触して重心の移動を抑えられるので転倒を防止することができる。
【0011】
また、前記キャスタを支点として前記一端縁が接地するまで装置本体を傾斜させた時に、水平方向において前記装置本体の重心位置が前記キャスタの回転中心位置よりも前記固定式脚部側に存在するようにしたことを特徴とする。
これによれば、装置本体を最大に傾斜させた場合においても重心が残っているため、装置の転倒を確実に防止することができる。
【0012】
また、前記キャスタが、水平方向に360°回転自在な構成とすることが好ましい。これにより、移動可能領域が増えて作業者の思い通りに装置を移動させることができる。
さらに前記発明において、前記キャスタを、前記筐体底面の隣接する2端縁側に夫々設けた構成としても良い。これにより、装置本体を奥行き方向と幅方向の2方向に対して容易に移動することができるようになる。
さらにまた、前記装置の筐体側面のうち前記キャスタ側の側面に対面する側面に、装置傾動用の把持部を設けることが好ましい。この位置に把持部を設けることにより、モーメントが小さくなるため小さな力で装置を傾動させることが可能となる。
【発明の効果】
【0013】
以上のように本発明に係る画像形成装置によれば、装置設置時には前記固定式脚部のみが床面に接地して装置本体を支持する構成であるため、メンテナンス時や給紙時等における不用意な振動などによる転がり、がたつきが防止でき、安定性が向上し、装置移動時には前記キャスタを支点としてその反対側を持ち上げ、該キャスタのみ接地させて移動する構成であるため、装置を完全に持ち上げることなく容易に移動させることが可能である。
また、装置の片側持ち上げの際には、てこの原理を2段階で利用しているため、持ち上げの力を最小限にすることができる。
また、前記キャスタを前記一端縁の内側に位置させているため、傾斜しすぎても筐体の端縁が床面に接触して重心の移動を抑えられるので転倒を防止することができ、さらに、装置本体の重心位置をキャスタ中心位置よりも水平方向において脚部側に存在させているため、装置本体を最大に傾斜させた場合においても重心が残り、装置の転倒を確実に防止することができる。
【0014】
さらに、前記キャスタを水平方向に360°回転自在な構成としたり、前記キャスタを筐体底面の隣接する2端縁側に設けたりすることにより、移動可能領域が増えて作業者の思い通りに装置を移動させることができる。
さらにまた、前記装置の筐体側面のうち前記キャスタ側の側面に対面する側面に、装置傾動用の把持部を設けることにより、モーメントが小さくなるため小さな力で装置を傾動させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
本実施例に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの複合機等に適用することができる。
図1は本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略側面図、図2は図1に示した画像形成装置の底面図、図3は図1の画像形成装置における移動時の状態を示す概略側面図、図4は図1の画像形成装置を最大に傾斜させた状態を示す概略側面図、図5は本発明の実施例2に係る画像形成装置の底面図である。
【実施例1】
【0016】
図1に示されるように、本実施例1に係る画像形成装置10は、その外形が略矩形の筐体20により形成され、内部には、原稿画像を載置するコンタクトガラス12、走査光源、ミラー、レンズ、受光素子13等を具備して画像データを取り込む画像読取部11と、帯電器、露光装置、感光体14、現像装置等を具備してトナー画像を生成する現像部15と、転写ローラ、搬送ローラ等を具備して記録紙にトナー画像を転写する転写部16と、転写されたトナー画像を記録紙に定着させる定着部と、給紙カセット18、搬送ローラ対17等を具備する給紙部19などが収納されている。
【0017】
図2に示すように、前記筐体20の底面には固定式の脚部21と、可動式のキャスタ22が取り付けられている。前記固定式の脚部21は筐体底面の4隅近傍に1つずつ設けられている。該脚部21の取り付け位置及び数量は、設置時に装置本体を支持可能な構成であれば特に限定されない。また該脚部21は、前記筐体20と一体的に設けても良いし、別に取り付けられたものであっても良い。さらに、好ましくは前記脚部21が上下動調節機構を有する。
【0018】
前記キャスタ22は筐体底面の一端縁側、好適には前記筐体底面の短辺となる側に2以上取り付けられ、前記一端縁側の脚部21より外側で且つ筐体底面の前記一端縁より内側に位置させる。該キャスタ22は、例えば、円筒状のコロと、コロの内周面に嵌め込まれた回転軸と、該回転軸を回転自在に保持する保持部材(何れも不図示)と、から構成されるホイール型キャスタを用いることができる。該保持部材が固定具により筐体底面に固定されることにより、前記キャスタ22が筐体20に取り付けられる。また、前記キャスタ22が上下動調節機構を有していても良い。その他にも、前記キャスタ22としてボールキャスタ等を用いることができる。該ボールキャスタの構造は、球体と、該球体の接地部を露出させた状態でこれを保持する球面座と、該球面座を前記筐体底面に取り付ける保持部材と、からなる。
【0019】
さらに、前記キャスタ22の高さは前記脚部21の高さより低くし、すべての脚部21を接地した状態、即ち装置を固定設置した状態において、高さAだけ浮くようにし、該キャスタ22が床面に対して非接触となるようにする。
このように、装置の設置時には、前記キャスタ22が床面に対して非接触となるように構成することにより、装置の安定性が向上し、不用意な振動などによるころがり、がたつきを防止することができる。
【0020】
さらにまた、図3に示すように、筐体底面におけるキャスタ22側の一端縁と、前記脚部21におけるキャスタ22側の角部との接線より、前記キャスタ22のコロの一部が幅Dだけ突出するように前記キャスタ22の位置、大きさ等を決定する。
装置の移動時には、前記キャスタ22と反対側を持上げることによって、該キャスタ22のコロが接地し、キャスタ側の脚部21が幅Eだけ浮き上がる。この状態で移動すれば、装置全体を持ち上げるに比して小さな力で動かすことができる。また、持ち上げの際に、まずキャスタ側の脚部21を支点として該キャスタ22と反対側の脚部21を持ち上げ、さらにキャスタ22が接地したらこれを支点として持ち上げるようになっているため、てこの原理を2段階で利用することができ、持ち上げの力を最小限にすることが可能となる。
【0021】
また、図4に示すように、前記筐体底面におけるキャスタ22側の一端縁25が接地するまで装置を傾動した場合に、前記キャスタ22のコロ中心31と、前記画像形成装置10の重心30との水平方向の位置関係X−Yは、前記装置の重心30が前記コロ中心31より脚部21側に位置する関係とする。
これは、装置を最大に傾斜させた状態にて、重心30がキャスタ22より脚部側に存在するため、傾斜しすぎても装置底面の一端縁25が床面に接触し、重心が脚部側に残るため、装置の転倒を確実に防止できる。
【0022】
また、前記キャスタ22は、前記コロの回転軸を保持する前記保持部材を水平方向Bに360°回転可能な機構とすることが好適である。これにより、移動時に装置を一方向だけでなく360℃に亘って多方向に動かすことができ、作業者の思い通りに移動することが可能である。
さらに、前記画像形成装置10は、前記筐体20の側面若しくは底面に把持部26が設けられていることが好ましい。前記把持部26は、好適には前記キャスタ22側の側面に対面する側面の上方に設けられていると良く、この位置に把持部26を設けることにより、モーメントが小さくなるため小さな力で装置を傾動させることが可能となる。
【実施例2】
【0023】
図5に本実施例2に係る画像形成装置の底面図を示す。該画像形成装置10の概略構成は、前記実施例1と略同様の構成であるためその詳細については省略する。
前記画像形成装置10には、筐体底面の4隅近傍に脚部21が1つずつ取り付けられており、前記筐体底面の隣接する2端縁に沿って、3つのキャスタ22、23、22が取り付けられている。前記キャスタ23は隣接する2端縁の角部に、前記キャスタ22は前記キャスタ23とは他端側に夫々位置する。さらに、これらのキャスタ22、23は前記脚部21より外側で且つ前記筐体底面の端縁より内側に設けられる。前記キャスタ23は、水平方向に少なくとも90°以上回転する機構を有し、好適にはボールキャスタ若しくは水平方向に360°回転自在なホイールキャスタとすると良い。一方、前記キャスタ22は、ホイールキャスタ等を利用でき、好適には水平方向に360°回転自在なキャスタとする。
【0024】
また、前記キャスタ22、23の高さは前記脚部21の高さより低く、装置を固定設置した状態において、床面に対して非接触となるようにする。
さらに、前記実施例1(図3参照)と同様に、前記キャスタ22、23のコロの一部が、該キャスタ22、23側に位置する筐体底面の端縁と前記脚部21との接線より突出するようにする。
さらにまた、前記実施例1(図4参照)と同様に、前記筐体底面におけるキャスタ22、23側の端縁が接地するまで装置を傾動した場合に、前記キャスタ22、23のコロの中心と、前記画像形成装置10の重心との水平方向の位置関係は、前記装置の重心30が前記コロの中心31より脚部21側に位置するように構成する。
【0025】
装置の移動時には、移動したい方向に位置するキャスタを支点として、該キャスタの半端側を持ち上げ、脚部21を浮かせた状態で動かす。
このように本実施例2では、隣接する2端縁に沿ってキャスタ22、23を設ける構成としたため、画像形成装置10を奥行き方向H、又は幅方向Gの何れにも簡単に移動させることができるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明によれば、装置の設置時には固定式の脚部のみを接地するようにしたため安定性が高く、移動時にはキャスタのみを接地するようにしたため容易に且つ小さな力で移動することが可能な画像形成装置であるので、デスクトップ型の小型装置から床置タイプの大型装置の画像形成装置まで適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略側面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の底面図である。
【図3】図1の画像形成装置における移動時の状態を示す概略側面図である。
【図4】図1の画像形成装置を最大に傾斜させた状態を示す概略側面図である。
【図5】本発明の実施例2に係る画像形成装置の底面図である。
【図6】従来の画像形成装置の概略側面図である。
【符号の説明】
【0028】
10 画像形成装置
11 画像読取部
15 現像部
16 転写部
19 給紙部
20 筐体
21 脚部
22 ホイールキャスタ
23 ボールキャスタ
25 端縁
26 把持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置の筐体底面に装置本体を支持する固定式脚部が設けられた画像形成装置において、
前記筐体底面の少なくとも一端縁側に2以上のキャスタを設け、
前記キャスタが、前記一端縁側の固定式脚部より外側で且つ前記一端縁より内側に位置し、前記一端縁と前記一端縁側の固定式脚部との接線より前記キャスタの一部が突出するようにし、且つ前記キャスタの高さが前記固定式脚部の高さより低くなるように構成し、
前記キャスタを支点として装置本体を傾動させ、移動を行なうようにしたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記キャスタを支点として前記一端縁が接地するまで装置本体を傾斜させた時に、水平方向において前記装置本体の重心位置が前記キャスタの回転中心位置よりも前記固定式脚部側に存在するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記キャスタが、水平方向に360°回転自在な構成としたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記キャスタを、前記筐体底面の隣接する2端縁側に夫々設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記装置の筐体側面のうち前記キャスタ側の側面に対面する側面に、装置本体傾動用の把持部を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−126605(P2006−126605A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−316254(P2004−316254)
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】