説明

画像形成装置

【課題】中継線の曲げ応力の発生を抑制して該中継線の傷みを防ぐことができるとともに、中継線の長手方向の移動(引き抜きと押し込み)を規制することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】後端部が画像形成装置本体上に回動可能に連結された原稿搬送装置を備え、該原稿搬送装置の後端部から導出する中継線10によって当該原稿搬送装置と画像形成装置本体とを電気的に接続する画像形成装置において、前記中継線10をガイドするガイド部を前記原稿搬送装置上に形成し、該ガイド部に中継線10を位置付けるカバー部材22を原稿搬送装置に取り付けるとともに、中継線10の一部に突起部(結束バンド18)を設け、該中継線10の前記突起部を挟む長手方向両側部を前記カバー部材22によって挟み込むことによって、該中継線10の捩れを許容しつつ長手方向の移動を規制する中継線固定手段を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、後端部が画像形成装置本体上に回動可能に連結された原稿搬送装置と画像形成装置本体とを中継線によって電気的に接続して成る画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を採用する複写機等の画像形成装置においては、後端部が画像形成装置本体上に回動可能に連結された原稿搬送装置が設けられており、この原稿搬送装置を回動させることによって画像形成装置本体上の原稿載置部が開閉される。
【0003】
ところで、画像形成装置本体の上部に設けられる原稿搬送装置には、自動原稿搬送装置やタブレット入力装置としての機能を備えたものがあり、斯かる原稿搬送装置にあっては、当該原稿搬送装置と画像形成装置本体とを電気的に接続するための中継線が後端部から導出している。
【0004】
上記中継線を原稿搬送装置の下端位置から法線方向に導出させる構成では、原稿搬送装置を開いたとき、該原稿搬送装置と画像形成装置本体の上面とで拘束される中継線の途中部分が大きな曲率で屈曲する。このため、原稿搬送装置を開く際には中継線を大きく屈曲させながら開く必要があり、中継線の変形に伴う大きな弾発力が原稿搬送装置を開く際の抵抗となるとともに、中継線が傷み易いという問題がある。
【0005】
そこで、特許文献1には、原稿搬送装置の後端面からの中継線の導出方向を当該後端面にほぼ沿う方向であって且つ原稿搬送装置の幅方向と略平行な方向とする提案がなされている。
【0006】
特許文献2には、ADFと光学読取部とを接続する電気ケーブル束を2つの固定部によって支持するとともに、固定部と固定部との間の電気ケーブルを束線チューブによって被覆して湾曲部を形成し、ADFの開閉によって生じる電気ケーブル束の捩れを湾曲部と固定部にて吸収する提案がなされている。
【0007】
特許文献3には、2種類の電源束線と信号束線の少なくとも1つの束線を通すための束線カバーを設け、該束線カバーの一端を装置本体上面の回動支点近傍に固定し、束線カバーの他端を原稿送り装置底面の回動支点近傍を通して固定する構成が提案されている。
【0008】
特許文献4には、筐体の側壁に形成した部品の挿入開口に連なる切欠部に電線ケーブルを挿通固定したブッシングを嵌合固定する電線ケーブルの取付構造として、前記切欠部の形状を前記開口から遠ざかるに従いその幅を狭くした形状として、前記切欠部のブッシングとの接合面全面に塗りむらなく接着剤の塗布を実現するとともに、塗布後の接着剤の流れ落ちを抑制する提案がなされている。
【0009】
特許文献5には、固定読取り方式で原稿を読み取る画像読取装置において、画像読み取り時に原稿を押し付ける押付面を備えた圧板の本体にスナップフィット機構を設け、該スナップフィット機構によって他の圧板部品(例えば、ポケット状の原稿収納部や、ADF搭載時に用いる原稿テーブル等)を接合可能とする提案がなされている。
【特許文献1】特許第3625148号公報
【特許文献2】特開2004−357370号公報
【特許文献3】特開2001−142272号公報
【特許文献4】特開2000−307266号公報
【特許文献5】特開2002−287274号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、開閉動作を行う原稿搬送装置から導出する中継線は、原稿搬送装置の開閉動作によって大きな曲げ応力が発生するために傷み易く、又、装置の外部に露出しているため、その長手方向の移動、つまり、引き抜きと押し込み(ストレインレリーフ)を規制する必要がある。
【0011】
しかしながら、従来の技術のおいて中継線の長手方向の移動(引き抜きと押し込み)を規制するためには、原稿搬送装置後端部の中継線出口付近において中継線を固定する必要があり、その固定部と中継線の捩れ部が近ければ近いほど中継線が傷む可能性が高い。
【0012】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、中継線の曲げ応力の発生を抑制して該中継線の傷みを防ぐことができるとともに、中継線の長手方向の移動(引き抜きと押し込み)を規制することができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、後端部が画像形成装置本体上に回動可能に連結された原稿搬送装置を備え、該原稿搬送装置の後端部から導出する中継線によって当該原稿搬送装置と画像形成装置本体とを電気的に接続するとともに、原稿搬送装置を回動させることによって画像形成装置本体上の原稿載置部を開閉する画像形成装置において、前記中継線をガイドするガイド部を前記原稿搬送装置上に形成し、該ガイド部に中継線を位置付けるカバー部材を原稿搬送装置に取り付けるとともに、中継線の一部に突起部を設け、該中継線の前記突起部を挟む長手方向両側部を前記カバー部材によって挟み込むことによって、該中継線の捩れを許容しつつ長手方向の移動を規制する中継線固定手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記中継線の一部に結束バンドを巻き付けることによって前記突起部を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記中継線の前記原稿押え装置の後端部からの導出方向を前記画像形成装置本体に対して斜め下方としたことを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記カバー部材に開口部と該開口部を挟む両側に押え部を形成し、前記開口部に前記中継線に設けられた前記突起部を臨ませるとともに、該中継線の突起部を挟む両側を前記押え部によって押えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1記載の発明によれば、中継線の突起部を挟む長手方向両側部をカバー部材によって挟み込むことによって、該中継線の捩れを許容しつつ長手方向の移動を規制するようにしたため、中継線の曲げ応力の発生が抑制されて該中継線の傷みが防がれるとともに、中継線の長手方向の移動(引き抜きと押し込み)が規制される。
【0018】
請求項2記載の発明によれば、中継線とは別体の結束バンドを中継線の一部に巻き付けることによって、該中継線の長手方向の移動を規制するための突起部を中継線に容易に設けることができる。
【0019】
請求項3記載の発明によれば、中継線の原稿搬送装置の後端部からの導出方向を画像形成装置本体に対して斜め下方としたため、中継線が下方向に撓み、該中継線を画像形成装置本体に接続する際の応力を小さく抑えることができるとともに、中継線の後方への飛び出し量を小さく抑えることができる。
【0020】
請求項4記載の発明によれば、カバー部材に開口部と該開口部を挟む両側に押え部を形成し、前記開口部に中継線に設けられた突起部を臨ませるとともに、該中継線の突起部を挟む両側を前記押え部によって押えるようにしたため、組み立て時及び組み立て後の突起部による中継線の半固定状態(捩れが許容されつつ長手方向の移動が規制された状態)を容易に確認することができ、組立不良の発生が防がれる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0022】
図1は本発明に係る画像形成装置の外観斜視図であり、図示の画像形成装置1は、コピー機能とファックス機能及びプリンタ機能を兼備した複合機であって、その画像形成装置本体2の上部には自動原稿搬送装置である原稿搬送装置3が設置され、画像形成装置本体2の上部には原稿読取装置4が配置され、その前側には操作表示部5が設けられている。又、画像形成装置本体2の内部には不図示のプリント部が収容されており、同画像形成装置本体2の左側面上部には排紙トレイ6が配され、前面には用紙を収容した上下4段の給紙カセット7a〜7dが前面側に引き出し可能に設けられている。
【0023】
而して、上記のように構成された画像形成装置1において原稿搬送装置3の原稿トレイ8上に積載された原稿Pを自動で連続的に読み取る場合には、原稿Pは、画像形成装置本体2の上面に設けられたプラテンガラス等の不図示の原稿載置部へと1枚ずつ送り込まれ、その画像が原稿読取装置4によって読み取られた後、排紙トレイ9上へと排出される。
【0024】
又、原稿Pを1枚ずつ手動で読み取る場合には、原稿搬送装置3を後端部を中心として上方へ回動させて原稿載置部を開き、原稿Pを原稿載置部に載置した後に原稿搬送装置3を後端部を中心として下方へ回動させて原稿載置部を閉じ、操作表示部5をキー操作して原稿Pの画像を原稿読取装置4によって読み取る。
【0025】
上述のようにして原稿Pの画像が原稿読取装置4によって読み取られると、画像形成装置本体2内のプリント部は、読み取られた画像データに基づいてトナー画像を形成し、給紙カセット7a〜7dの何れかから送り出された用紙にトナー画像を転写する。そして、用紙上に転写されたトナー画像は不図示の定着装置によって加熱及び加圧されて用紙上に定着され、トナー画像が定着された用紙は排紙トレイ6へと排出されて一連の画像形成動作が終了する。尚、以上は画像形成装置1が複写機として機能する場合の動作について説明したが、プリント部がパソコンやファクシミリ装置から送信されてくる画像データに基づいて用紙上に画像を形成することよって画像形成装置1はプリンタ機能及びファクシミリ機能を果たすこともできる。
【0026】
ここで、中継線固定手段による原稿搬送装置3と中継線10の半固定構造の詳細を図2〜図9に基づいて説明する。
【0027】
図2は原稿搬送装置を前方斜め上方から見た斜視図、図3は同原稿搬送装置を後方斜め上方から見た斜視図、図4は同原稿搬送装置を右斜め上方から見た斜視図、図5は同原稿搬送装置の中継線半固定部の斜視図、図6は図5の拡大詳細図、図7は同中継線半固定部のカバー部材を取り外して示す斜視図、図8はカバー部材を斜め上方から見た斜視図、図9は同カバー部材を斜め下方から見た斜視図である。
【0028】
本実施の形態に係る原稿搬送装置3は、原稿トレイ8上に積載された原稿Pを画像形成装置本体2上の原稿載置部に1枚ずつ自動搬送する原稿自動搬送機能を備えるものであって、図2〜図4に示すように、画像形成装置本体2の上部に取り付けられる装置本体11と、この装置本体11の上部に取り付けられた前記原稿トレイ8と、この原稿トレイ8の下方に形成された前記排紙トレイ9を備えている。ここで、原稿トレイ8は、前側板12と後側板13との間に配置されており、これには原稿Pの通紙幅方向(原稿Pの送り出し方向に直交する方向)を規制するための左右一対の幅規制板14がスライド可能に設けられている。
【0029】
又、原稿搬送装置3においては、原稿トレイ8の左側(原稿Pの送り出し方向)には不図示の原稿給紙部が設けられており、この原稿給紙部には各種ローラや搬送路が設けられ、これらは開閉可能な搬送カバー15によって覆われている。
【0030】
ところで、図3及び図4に示すように、原稿搬送装置3は、その後端部が左右一対のヒンジ16によって画像形成装置本体2の上部に上下回動可能に連結されており、前述のように原稿Pを手動で読み取る場合には、該原稿搬送装置3をヒンジ16を中心として上方へ回動させて原稿載置部を開き、原稿Pを原稿載置部に載置した後に原稿搬送装置3をヒンジ16を中心として下方へ回動させて原稿載置部を閉じる。
【0031】
而して、図3及び図4に示すように、原稿搬送装置3の後端部の後側板13からは、原稿給紙部を動作させるための電源と信号を画像形成装置本体2側から供給するための中継線(インターフェースケーブル)10が画像装置本体2に対して斜め下方に導出しており、この中継線10は、コネクタ17を介して原稿読取装置4に電気的に接続されている。具体的には、中継線10は、後側板13の右端部から後方に向かって斜め下方に導出した後、左方(図3の右方)に向かって略直角に折り曲げられて後側板13の後方を略水平に延び、その端部に取り付けられたコネクタ17が原稿読取装置4に設けられた端子に差し込まれることによって原稿搬送装置3と画像形成装置本体2とを電気的に接続している。
【0032】
ここで、中継線10の原稿搬送装置3からの導出部の半固定構造を図5〜図9に基づいて説明する。
【0033】
図5〜図7は原稿搬送装置3から後側板13を取り外して装置本体11の内部を示す部分斜視図であり、図7に示すように、装置本体11の後端部の中継線10が導出する部分には矩形台状の台座11Aが一体に形成されており、該台座11Aにはガイド部を構成する2つの貫通溝11a,11bが形成されている。各貫通溝11a,11bの底面は中継線10の外周に沿った半円弧状に成形されており、一方の貫通溝11aには原稿搬送装置3の内部から延びる中継線10が貫通して外部へと導出している。そして、この中継線10の貫通溝11aを貫通する部分の外周には結束バンド18が巻き付けられており、この結束バンド18が突起部を形成している。又、原稿搬送装置3の装置本体11に形成された前記台座11A上の貫通溝11aを挟む部分の両端部には位置決めピン19,20が突設され、その間の中央部分にはねじ穴21が刻設されている。
【0034】
而して、図7に示すように中継線10を台座11Aの貫通溝11aに通した状態で図5及び図6に示すように台座11Aの上にカバー部材22を被せてこれを固定することによって、中継線10の突起部である結束バンド18を挟む長手方向両側部がカバー部材22によって挟み込まれ、該中継線10は捩れが許容されつつ長手方向の移動(つまり、押し引き)が規制される状態で半固定される。
【0035】
図8及び図9に示すように、上記カバー部材22の上面の中央には円孔22aが形成され、その左右には位置決め用の円孔22bと長孔22cが形成されている。又、カバー部材22の貫通溝11a,11bに対応する箇所には平面視矩形の開口部22d,22eが形成されており、各開口部22d,22eを挟んでこれの前後(中継線10の長手方向の沿う前後)には支柱状の押え部22A,22Bが下方に向かって一体に形成されており、相対向する2つの押え部22A同士及び22B同士の間には切欠き状の空間S1,S2が形成されている。
【0036】
更に、カバー部材22の前側壁22Cと後側壁22Dの前記押え部22A,22Bに対応する箇所には、中継線10の外周に沿う半円状の切欠き22f,22gが形成されており、各押え部22A,22Bの下面は中継線10の外周に沿う半円弧状の曲面に成形されている。
【0037】
上述のように構成されたカバー部材22を、図6に詳細に示すように、原稿搬送装置3の台座11Aに上方から被せ、台座11Aに突設された位置決めピン19,20を該カバー部材22に形成された位置決め用の円孔22bと長孔22cにそれぞれ嵌合させてカバー部材22を位置決めする。そして、カバー部材22に形成された円孔22aにねじ23を上方から通し、該ねじ23を台座11Aに刻設されたねじ穴21にねじ込むことによってカバー部材22を台座11Aに取り付ければ、台座11Aの貫通溝11aに通された中継線10の突起部である結束バンド18を挟む長手方向の2箇所がカバー部材22の押え部22Aによって押えられる。このとき、結束バンド18が両押え部22A間の切欠き状の空間S1に嵌合するため、中継線10の長手方向の移動(つまり、引き抜きと押し込み)が規制される反面、カバー部材22の切欠き状の空間S1は結束バンド18の周方向の回動を規制することがないため、中継線10の捩りが許容され、結果として中継線10が半固定状態で固定される。
【0038】
以上のように、本実施の形態では、中継線10の突起部である結束バンド18を挟む長手方向両側部をカバー部材22によって挟み込むことによって、該中継線10を半固定状態で固定しその捩れを許容しつつ長手方向の移動を規制するようにしたため、中継線10の曲げ応力の発生が抑制されて該中継線10の傷みが防がれるとともに、中継線10の長手方向の移動(引き抜きと押し込み)が規制される。
【0039】
又、本実施の形態では、中継線10とは別体の結束バンド18を中継線10の一部に巻き付けることによって、該中継線10の長手方向の移動を規制するための突起部を中継線10に容易に設けることができる。
【0040】
更に、本実施の形態によれば、中継線10の原稿搬送装置3の後端部からの導出方向を画像形成装置本体2に対して斜め下方としたため、中継線10が下方向に撓み、該中継線10を画像形成装置本体2に接続する際の応力を小さく抑えることができるとともに、中継線10の後方への飛び出し量を小さく抑えることができる。
【0041】
又、本実施の形態では、カバー部材22に開口部22dと該開口部22dを挟む両側に押え部22Aを形成し、開口部22dに中継線10に巻き付けられた結束バンド18を臨ませるとともに、該中継線10の結束バンド18挟む両側を一対の押え部22Aによって押えるようにしたため、組み立て時及び組み立て後の結束バンド18による中継線10の半固定状態(捩れが許容されつつ長手方向の移動が規制された状態)を容易に確認することができ、組立不良の発生が防がれるという効果が得られる。
【0042】
尚、以上は本発明を特に静電複写方式を採用する複合機に適用した形態について説明したが、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置単体、或いはインクジェット方式を採用する画像形成装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係る画像形成装置の外観斜視図である。
【図2】原稿搬送装置を前方斜め上方から見た斜視図である。
【図3】原稿搬送装置を後方斜め上方から見た斜視図である。
【図4】原稿搬送装置を右斜め上方から見た斜視図である。
【図5】原稿搬送装置の中継線半固定部の斜視図である。
【図6】図5の拡大詳細図である。
【図7】原稿搬送装置の中継線半固定部のカバー部材を取り外して示す斜視図である。
【図8】カバー部材を斜め上方から見た斜視図である。
【図9】カバー部材を斜め下方から見た斜視図である。
【符号の説明】
【0044】
1 画像形成装置
2 画像形成装置本体
3 原稿搬送装置
4 原稿読取装置
5 操作表示部
6 排紙トレイ
7a〜7d 給紙カセット
8 原稿トレイ
9 排紙トレイ
10 中継線(インターフェースケーブル)
11 原稿搬送装置本体
11A 原稿搬送装置本体の台座
11a,11b 台座の貫通溝(ガイド部)
12 前側板
13 後側板
14 幅規制板
15 搬送カバー
16 ヒンジ
17 コネクタ
18 結束バンド(突起部)
19,20 位置決めピン
21 ねじ穴
22 カバー部材
22A,22B カバー部材の押え部
22C カバー部材の前側板
22D カバー部材の後側板
22a カバー部材の円孔
22b カバー部材の位置決め用円孔
22c カバー部材の位置決め用長孔
22d,22e カバー部材の開口部
22f,22g カバー部材の切欠き
23 ねじ
P 原稿
S1,S2 空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
後端部が画像形成装置本体上に回動可能に連結された原稿搬送装置を備え、該原稿搬送装置の後端部から導出する中継線によって当該原稿搬送装置と画像形成装置本体とを電気的に接続するとともに、原稿搬送装置を回動させることによって画像形成装置本体上の原稿載置部を開閉する画像形成装置において、
前記中継線をガイドするガイド部を前記原稿搬送装置上に形成し、該ガイド部に中継線を位置付けるカバー部材を原稿搬送装置に取り付けるとともに、中継線の一部に突起部を設け、該中継線の前記突起部を挟む長手方向両側部を前記カバー部材によって挟み込むことによって、該中継線の捩れを許容しつつ長手方向の移動を規制する中継線固定手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記中継線の一部にバンドを巻き付けることによって前記突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記中継線の前記原稿押え装置の後端部からの導出方向を前記画像形成装置本体に対して斜め下方としたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記カバー部材に開口部と該開口部を挟む両側に押え部を形成し、前記開口部に前記中継線に設けられた前記突起部を臨ませるとともに、該中継線の突起部を挟む両側を前記押え部によって押えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−294409(P2009−294409A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−147526(P2008−147526)
【出願日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】