説明

画像形成装置

【課題】低コスト化を実現する画像形成装置を提供することである。
【解決手段】
実施形態の画像形成装置は、複数のカラー用感光体ドラムを備えたドラム駆動ユニットと、前記複数のカラー用感光体ドラムを駆動するモータと、前記モータにより駆動される複数のカラー用現像ローラを備えた現像駆動ユニットと、前記モータを含む切替機構ユニットと、前記切替機構ユニットに設けられ、前記黒用感光体ドラムと他のカラー用感光体ドラムとを選択的に駆動連結するドラム駆動軸継手および前記黒用現像ローラとカラー現像ローラとを選択的に駆動連結する現像駆動軸継手と、前記ドラム駆動軸継手と現像駆動軸継手の連結または連結解除の為の情報を出力するセンサと、前記センサの出力に基づいて、前記切替機構ユニットの前記ドラム駆動軸継手と現像駆動軸継手のそれぞれの選択動作を指示する制御部とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとの切替機構を備えた画像形成装置がある。この切替機構は、ドラム駆動部、現像駆動部の夫々に備えられる。モノクロ印刷モードの場合にBk(ブラック)出力軸のみに駆動力を伝え、カラー印刷モードの時には、Bk,C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の夫々の出力軸に駆動力を伝える。
【0003】
このような画像形成装置では、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとを検知するためのセンサと、このセンサの検知結果に基づき切り替え動作を行なうモータとを備える。センサとモータにより、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとの切り替えを行うことができる。
しかしながらこのセンサとモータは、夫々、ドラム駆動部と現像駆動部に1つ以上設けられる。そのため、モータおよびセンサは、夫々2つ以上必要であり、コストが上がってしまうという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−70596公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとの切り替えを1つのモータおよび1つのセンサで行うことを可能とする画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、実施形態の画像形成装置は、黒用感光体ドラムを含む複数のカラー用感光体ドラムを備えたドラム駆動ユニットと、前記複数のカラー用感光体ドラムを駆動するモータと、前記モータにより駆動される黒用現像ローラを含む複数のカラー用現像ローラを備えた現像駆動ユニットと、前記モータを含む切替機構ユニットと、前記切替機構ユニットに設けられ、前記黒用感光体ドラムと他のカラー用感光体ドラムとを選択的に駆動連結するドラム駆動軸継手と、前記切替機構ユニットに設けられ、前記黒用現像ローラとカラー現像ローラとを選択的に駆動連結する現像駆動軸継手と、前記ドラム駆動軸継手と現像駆動軸継手の連結または連結解除の為の情報を出力するセンサと、前記センサの出力に基づいて、前記切替機構ユニットの前記ドラム駆動軸継手と現像駆動軸継手のそれぞれの選択動作を指示する制御部とを備えていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本実施形態の画像形成装置を示す断面図。
【図2】図1に示す画像形成装置の画像形成部本体を示す外観斜視図。
【図3】図2に示す画像形成部本体の内部構成を示す説明図。
【図4】本実施形態の画像形成装置の切替機構ユニットを説明するための概略説明図。
【図5】図4に示す切替機構ユニットのモノクロ印刷モードのときの状態を表す図であり、(a)はドラム駆動軸継手、(b)は現像駆動軸継手の説明図。
【図6】本実施形態の画像形成装置のモノクロ印刷モード時の切替機構ユニットを説明する図であり、(a)は切替機構ユニットに設けられた切替ギアを示し、(b)は切替機構ユニットを示す説明図。
【図7】本実施形態の画像形成装置のカラー印刷モード時の切替機構ユニットを説明する図であり、(a)は切替機構ユニットに設けられた切替ギアを示し、(b)は切替機構ユニットを示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0009】
図1は、実施形態の画像形成装置(MFP、Multi−Functional Peripheral)101の概略を示す。
【0010】
画像形成装置101は、出力すべき画像情報を、例えば“ハードコピー”または“プリントアウト”と称されるトナー像がシート媒体に定着する状態の“出力画像”として出力する画像形成部本体1、画像形成部本体1が形成したトナー像の出力に用いる任意サイズの用紙(出力媒体)を供給可能な用紙供給部3、画像形成部本体1が画像形成する対象である画像情報を、画像情報を保持した読み取り対象物(以下、原稿と称する)から画像データとして取り込む画像読取部5を含む。
【0011】
画像読取部5は、詳述しないが、原稿を支持する原稿テーブル(原稿ガラス)5aと、原稿の画像情報を画像データに変換する画像センサ、例えばCCDセンサと、詳述しないが、原稿の画像情報を光の明暗としてCCDセンサの図示しない受光面に案内する光学要素を含む。画像読取部5は、説明を省略する照明装置からの照明光を原稿テーブル5aにセットされた原稿に照射して得られる反射光を、CCDセンサで画像信号に変換する。
【0012】
画像形成部本体1は、潜像を保持する第1〜第4の感光体ドラム11a〜11d、感光体ドラム11a〜11dが保持する潜像に現像剤、すなわちトナーを供給して現像する第1〜第4の現像装置13a〜13d、感光体ドラム11a〜11dが保持するトナーの像を順に保持する転写ベルト15、感光体ドラム11a〜11dに残るトナーを個々の感光体ドラム11a〜11dから取り除くクリーナ17a〜17d、転写ベルト15が保持するトナー像を、トナー像を保持して出力するシート状の媒体、例えば用紙あるいは透明な樹脂シートであるOHPシート等に転写する転写装置19、転写装置19による転写によりトナー像が移動したシート媒体にトナー像を固定する定着装置23および感光体ドラム11a〜11dに潜像を形成する露光装置21等を含む。
【0013】
第1〜第4の現像装置13a〜13dは、減法混色によりカラー画像を得るために用いるY(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびBk(ブラック)の任意の色のトナーを収容し、感光体ドラム11a〜11dのそれぞれが保持する潜像を、Y、M、CおよびBkの対応する色で可視化する。各色の順は、画像形成プロセスやトナーの特性に応じて、所定の順に決定する。
【0014】
転写ベルト15は、第1〜第4の感光体ドラム(Y)11a〜11dおよび対応する現像装置13a〜13dが形成した各色のトナー像を、トナー像の形成の順に保持する。
【0015】
用紙供給部3は、トナー像が移動するためのシート媒体を、所定のタイミングで、転写装置19に供給する。
【0016】
複数のカセットスロット31に位置する詳述しないカセットは、任意のサイズのシート媒体を収容する。詳述しない画像形成動作に応じ、ピックアップローラ33が対応するカセットからシート媒体を取り出す。シート媒体のサイズは、画像形成に際して要求のある倍率および画像形成部本体1が形成するトナー像の大きさに対応する。
【0017】
分離機構35は、ピックアップローラ33がカセットから取り出すシート媒体が2枚以上になることを阻止する(1枚に分離する)。
【0018】
複数の搬送ローラ37は、分離機構35が1枚に分離したシート媒体をアライニングローラ39に向けて送る。
【0019】
アライニングローラ39は、転写装置19が転写ベルト15からトナー像を転写する(トナー像が(転写位置で)移動する)タイミングに合わせて、シート媒体を転写装置19と転写ベルト15が接する転写位置に送る。
【0020】
定着装置23は、画像情報に対応するトナー像をシート媒体に定着し、画像出力(ハードコピーまたはプリントアウト)として、画像読取部5と画像形成部本体1との間の空間に位置するストック部51に送る。
【0021】
転写ベルト15は、転写ベルト15に残るトナー(以下余剰(廃)トナーと称する)を保持し、ベルト面の移動に従い、所定位置に、廃(余剰)トナーを移動する。転写ベルト15と所定の位置で接するベルトクリーナ41は、転写ベルト15のベルト面が保持する廃トナーを転写ベルト15から除去する。
【0022】
上記説明は、カラー原稿のコピー動作について説明したが、モノクロ原稿のコピーの場合は、画像形成部本体1のモノクロ画像を形成する第1の感光体ドラム11aおよび第1の現像装置13aが動作する。
【0023】
続いて図2および図3を用いて、画像形成装置101が含むドラム駆動ユニット10、現像駆動ユニット12および切替機構ユニット60の機構と動作について説明をする。
【0024】
切替機構ユニット60は、図3に示すドラム駆動軸継手62と現像駆動軸継手64とを中継するユニットであり、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとの切り替えを行う。
【0025】
ドラム駆動ユニット10と現像駆動ユニット12は夫々、切替機構ユニット60に設けられたドラム駆動軸継手62および現像駆動軸継手64を備える。ドラム駆動軸継手62および現像駆動軸継手64が夫々、係合と係合の解除とを行うことにより、ドラム駆動ユニット10と現像駆動ユニット12の連結および連結解除が行われる。
【0026】
まずドラム駆動ユニット10について説明をする。ドラム駆動ユニット10は、4つの画像形成ユニットの第1ないし第4の感光体ドラム11a〜11dが、切替機構ユニット60に切替モータ68から得た駆動力により回転される機構を備える。モノクロ印刷モードでは、例えば、第1の感光体ドラム(Bk)11aのみが回転する。カラー印刷モードでは第1の感光体ドラム11aと連携して、第2ないし第4の感光体ドラム11b〜11dも回転する。
【0027】
モノクロ印刷モードの場合、図4に示す第1のドラム駆動軸継手62aと第2のドラム駆動軸継手62bとが係合していない。この場合、第1の感光体ドラム(Bk)11aのみに切替モータ68の駆動力が伝達され、第1の感光体ドラム(Bk)11aのみが回転する。
【0028】
カラー印刷モードの場合、第1のドラム駆動軸継手62aと第2のドラム駆動軸継手62bとが係合している。この場合、第1のドラム駆動軸継手62aは、第1の感光体ドラム(Bk)11aに切替モータ68の駆動力を伝達し、それと共に、第2のドラム駆動軸継手62bは、第2の感光体ドラム(C)11bに、切替モータ68の駆動力を伝達する。
【0029】
第2の感光体ドラム(C)11bに伝達された駆動力は、図3に示すように第1のサブギア71aを介して第3の感光体ドラム(M)11cに伝達され、第3の感光体ドラム(M)11cが回転する。第3の感光体ドラム(M)11cに伝達された駆動力は、第2のサブギア71bを介して第4の感光体ドラム(Y)11dに伝達され、第4の感光体ドラム(Y)11dが回転する。
【0030】
このようにして、カラー印刷モードの場合、第1のドラム駆動軸継手62aと第2のドラム駆動軸継手62bとが係合して連動することにより、第1ないし第4の感光体ドラム11a〜11dが回転する。
【0031】
第1のドラム駆動軸継手62aと第2のドラム駆動軸継手62bとが係合した状態であるドラム駆動軸継手62と、第1のサブギア71aと、第2のサブギア71bは、第1ないし第4の感光体ドラム11a〜11dの夫々に、回転位相の差が発生しないように組み立てられる。
【0032】
続いて現像駆動ユニット12について説明をする。現像駆動ユニット12は、第1〜第4現像装置13a〜13dのそれぞれの第1〜第4の現像ローラ14a〜14dを回転する機構を備える。
【0033】
第1の現像装置13aの第1の現像ローラ14aは、切替機構ユニット60に設けられた切替モータ68により回転される。なお、不図示のRAMに一時的に保持された黒画像データが露光装置21に転送された時点から所定時間経過(黒画像露光終了)後に、不図示の制御部からの指示(制御コマンド)に応じて黒現像位置から所定の待避位置に、第1の現像装置13aが待避される。
【0034】
カラー印刷モードの場合も同様に、切替モータ68により、第1の現像装置13aの第1の現像ローラ14aが回転される。第1の現像ローラ14aの回転が現像駆動軸継手64により中継されて第4の現像装置13dの現像ローラ14bが回転され、第3のサブギア72aにより、第3の現像装置13cの現像ローラ14cが回転され、第3のサブギア72bにより第4の現像装置13dの現像ローラ14dが回転される。
【0035】
続いて図4ないし図7を用いて切替機構ユニット60について説明をする。切替機構ユニット60は、図3に示すドラム駆動ユニット10と現像駆動ユニット12とを中継し、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとの切り替えを行う。ドラム駆動ユニット10と、現像駆動ユニット12のギア列には、不図示のモノクロ印刷モードとカラー印刷モードとを切り替えるための不図示の切替軸が、夫々設けられている。切替軸上には、ドラム駆動軸継手62および現像駆動軸継手64が設けられる。
【0036】
ドラム駆動軸継手62は第1のドラム駆動軸継手62aと第2のドラム駆動軸継手62bとが係合したものである。図5(a)は第1のドラム駆動軸継手62aと第2のドラム駆動軸継手62bとの係合が解除されたときの状態を表す図である。第1のドラム駆動軸継手62aと第2のドラム駆動軸継手62bとの間にはドラム駆動連結解除バネ74が設けられている。係合が解除されたとき、ドラム駆動連結解除バネ74によって、第1のドラム駆動軸継手62aと第2のドラム駆動軸継手62bとが、押し戻される。
現像駆動軸継手64は第1の現像駆動軸継手64aと第2の現像駆動軸継手64bとが係合したものである。図5(b)は第1の現像駆動軸継手64aと第2の現像駆動軸継手64bとの係合が解除されたときの状態を表す図である。第1の現像駆動軸継手64aと第2の現像駆動軸継手64bとの間には現像駆動連結解除バネ75が設けられている。係合が解除されたとき、現像駆動連結解除バネ75によって、第1の現像駆動軸継手64aと第2の現像駆動軸継手64bとが押し戻される。
【0037】
切替機構ユニット60(図4参照)は、中継部材69を備えたプレート66と、中継部材69と噛み合い、クランク機構によりプレート66をスライドさせる切替ギア67とを備える。プレート66はドラム駆動軸継手62および現像駆動軸継手64と同期して動作する。
【0038】
切替モータ68の直下に設けられた夫々の切替ギア67を回転させ、切替ギア67に繋がる中継部材69と中継部材69に繋がるプレート66とをクランク機構を利用し上下方向に動作させる。このクランク機構は1方向にのみ回転する。
【0039】
ドラム駆動軸継手62および現像駆動軸継手64の動作は、切替機構ユニット60に設置した1つのセンサ(不図示)の検知結果の出力に基づいて、図示しないCPUを含む制御部からの動作指示により行われる。このセンサはモノクロ印刷モードとカラー印刷モードとを検知する。センサによる検知結果に基づき、カラー印刷モードにする信号が本体から出た場合にセンサがモノクロ印刷モードと検知している場合にはモータを動作させ、センサがカラー印刷モードと検知している場合にはモータを動作させない。モノクロ印刷モードにする信号が本体から出た場合にセンサがカラー印刷モードと検知している場合にはモータを動作させ、センサがモノクロ印刷モードと検知している場合にはモータを動作させない。
【0040】
モノクロ印刷モードにするという命令が本体から来た場合に、切替機構部品プレート66がカラー印刷モードであった場合にプレート66は矢印A方向にスライドする。このときの切替ギア67の位相は0度である。
【0041】
図7に示すように、カラー印刷モードにするという命令が本体から来た場合に、切替機構部品プレート66がモノクロ印刷モードであった場合にプレート66は矢印B方向にスライドする。このときの切替ギア67の位相は180度である。
プレート66は矢印Aとは逆の矢印B方向にスライドする。これにより、プレート66の裏に設置している第1のドラム駆動軸継手62aが第2のドラム駆動軸継手62b側に係合され、モノクロ駆動ギア列70aとカラー駆動ギア列70bとが連結される。
【0042】
カラー印刷モードのとき、プレート66は、ドラム駆動軸継手62と現像駆動軸継手64を動作させる。ドラム駆動軸継手62と現像駆動軸継手64は、切替機構のフレームの勾配をスライドして上昇し、前後に移動する。
【0043】
以上のことにより、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとの切り替えを1つのモータおよび1つのセンサで行うことが可能となる。これによりコストを削減することができる。
【0044】
さらには、切り替え動作に1方向回転方向のクランク機構を用いることにより、モータを正転、逆転させなくとも良い。そのためモータを正転時から逆転時に切り替える際に機構部品が噛んでモータがロックしてしまう危険性を回避することができる。
【0045】
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0046】
10・・・ドラム駆動ユニット
11a・・・黒用感光体ドラム(第1の感光体ドラム)
11b〜11d・・・カラー用感光体ドラム(第2〜第4の感光体ドラム)
12・・・現像駆動ユニット
14a・・・黒用現像ローラ(第1の現像ローラ)
14b〜14d・・・カラー用現像ローラ(第2〜第4の現像ローラ)
60・・・切替機構ユニット
62・・・ドラム駆動軸継手
62a・・・第1のドラム駆動軸継手
62b・・・第2のドラム駆動軸継手
64・・・現像駆動軸継手
64a・・・第1の現像駆動軸継手
64b・・・第1の現像駆動軸継手
68・・・モータ(切替モータ)
69・・・中継部材
74・・・ドラム駆動連結解除バネ
75・・・現像駆動連結解除バネ
101・・・画像形成装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
黒用感光体ドラムを含む複数のカラー用感光体ドラムを備えたドラム駆動ユニットと、
前記複数のカラー用感光体ドラムを駆動するモータと、
前記モータにより駆動される黒用現像ローラを含む複数のカラー用現像ローラを備えた現像駆動ユニットと、
前記モータを含む切替機構ユニットと、
前記切替機構ユニットに設けられ、前記黒用感光体ドラムと他のカラー用感光体ドラムとを選択的に駆動連結するドラム駆動軸継手と、
前記切替機構ユニットに設けられ、前記黒用現像ローラとカラー用現像ローラとを選択的に駆動連結する現像駆動軸継手と、
前記ドラム駆動軸継手と現像駆動軸継手の連結または連結解除の為の情報を出力するセンサと、
前記センサの出力に基づいて、前記切替機構ユニットの前記ドラム駆動軸継手と現像駆動軸継手のそれぞれの選択動作を指示する制御部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記切替機構ユニットは、前記モータを1方向にのみ回転させる中継部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ドラム駆動軸継手は、第1のドラム駆動軸継手と第2のドラム駆動軸継手とからなり、前記第1のドラム駆動軸継手と第2のドラム駆動軸継手との間にはドラム駆動弾性部材が設けられており、前記現像駆動軸継手は、第1の現像駆動軸継手と第2の現像駆動軸継手とからなり、前記第1の現像駆動軸継手と第2の現像駆動軸継手との間には現像駆動弾性部材が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記切替機構ユニットのドラム駆動軸継手が前記黒用感光体ドラムと他のカラー用感光体ドラムを駆動連結した状態で前記モータにより全ての感光体ドラムが駆動され、カラー印刷が可能となり、連結駆動が解除された状態で前記モータにより黒用感光体ドラムが駆動され、モノクロ印刷が可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−97378(P2013−97378A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−222663(P2012−222663)
【出願日】平成24年10月5日(2012.10.5)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】