説明

画像表示方法及び装置及びプログラム、及び記憶媒体

【課題】サムネイル画像の選択の有無、選択順、選択数等を確認できるように表示する。
【解決手段】マウスカーソル38により選択されたサムネイル画像35a,35bは、サムネイル画像35a,35bを囲むサムネイル表示エリア41a,41bの表示色が変更される。また、サムネイル画像が選択されるごとに選択数がカウントされ、サムネイル表示エリア41a,41bの上部には、何コマ目の選択画像であるかを表す選択コマ数45a,45bが表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画像を一覧できるように表示して、表示された複数の画像の中から任意の画像の選択を受け付ける画像表示方法及び装置及びプログラムと、このプログラムを記憶する記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラで撮影された画像をパーソナルコンピュータに読み込み、印刷や画像補正を行なう画像表示プログラムが知られている。この画像表示プログラムは、パーソナルコンピュータにインストールして使用され、パーソナルコンピュータに接続されたデジタルカメラから画像ファイルを読み込んでサムネイル画像を一覧できるように表示する。そして、サムネイル画像の選択と、選択されたサムネイル画像に対する処理とを受け付け、選択されたサムネイル画像に対応する画像ファイルに対して選択された処理を実行する。
【0003】
上述のように複数のサムネイル画像を表示して選択できるようにした場合、未選択のサムネイル画像と選択済みのサムネイル画像とを識別できるように表示する必要がある。例えば、特許文献1記載の発明では、選択されたサムネイル画像の表示色を変化させている。また、特許文献2記載の発明では、選択されたサムネイル画像の近傍にチェックマークを表示させている。さらに、特許文献3記載の発明では、サムネイル画像の一覧表示領域とは別の表示領域を設け、選択されたサムネイル画像をこの別領域に表示させている。
【特許文献1】特開平11−146313号公報
【特許文献2】特開2003−114856号公報
【特許文献3】特開2002−152665号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記画像表示プログラムでは、多数の撮影画像が読み込まれたときに画面をスクロール表示させることで、多数のサムネイル画像を一覧できるようにしている。これは、サムネイル画像の表示を小さくしすぎると画像内容の視認が困難になるためである。しかし、特許文献1及び2記載の発明では、スクロール時の表示位置によっては、選択済みの画像があるのか、どの画像が選択済みであるのか、選択順序はどうなっているのかがすぐに分らず、誤選択の原因となることがあった。
【0005】
また、特許文献3記載の発明は、選択済みの画像をすぐに確認することができるものの、選択済み画像を表示する領域により非選択画像を一覧表示する領域が縮小されるため、一度に表示されるサムネイル画像の枚数が少なくなり、スクロール作業が多くなるという問題があった。
【0006】
また、決められた枚数の画像を選択したい場合には、画面をスクロール表示させながら選択済みの枚数を数えなければならず、煩わしいという問題があった。従来の画像表示プログラムには、選択された画像の合計枚数を所定の位置に表示するものがあるが、ユーザーはサムネイル画像の一覧表示領域と合計枚数の表示位置との間で視線移動を行なわなければならず、煩わしいという問題があった。
【0007】
また、選択された複数のサムネイル画像の位置が離れている場合には、選択済みの画像を確認する際のスクロール作業が多くなるという問題もあった。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するために、選択済みの画像及び選択順、選択数等をすぐに確認することができ、スクロールを多用せずに選択済み画像の確認を行なうことができる画像表示方法及び装置、プログラム及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明の画像表示方法は、複数の画像を一覧できるように表示するステップと、画像の選択を受け付けるステップと、画像の選択数をカウントするステップと、選択された画像の近傍に、何コマ目に選択された画像であるかを表す選択コマ数を表示するステップを行なうようにしたものである。
【0010】
また、画像の選択が2コマ目以降の選択であるときには、当該画像よりも前に選択された画像の選択コマ数を消去するようにしたものである。あるいは、画像の選択が2コマ目以降の選択であるときに、当該画像よりも前に選択された画像の選択コマ数の表示を、最後に選択された画像の選択コマ数に変更してもよい。
【0011】
本発明の別の画像表示方法は、複数の画像を一覧できるように表示するステップと、複数の画像の上で移動されるカーソルを表示するステップと、画像の上にカーソルが移動され、所定の選択操作がなされたときに画像の選択を受け付けるステップと、画像の選択数をカウントするステップと、カーソルが画像の上で留まっている時間を計測するステップと、計測時間が所定時間を経過したときに、その画像が選択された場合に何コマ目の選択画像になるかを表す予告コマ数をカーソルの近傍に表示するステップとを行なうようにしたものである。
【0012】
本発明の更に別の画像表示方法は、複数の画像を一覧できるように表示するステップと、画像の選択を受け付けるステップと、画像が複数選択されたときに、選択順に各画像の間を少なくとも1本の接続線でそれぞれ接続するステップを行なうようにしたものである。
【0013】
また、接続線の選択を受け付けるステップと、接続線に接続されている第1の画像と第2の画像とを特定するステップと、第1の画像と第2の画像との表示状態に応じて表示をスクロールし、第1の画像または第2の画像を表示するステップを行なうようにしたものである。
【0014】
さらに、第1の画像と第2の画像とのいずれか一方のみが表示されているときには、表示されていない画像が表示されるように表示をスクロールするようにしたものである。あるいは、第1の画像及び第2の画像が表示されていないときには、接続線が選択される際の選択位置から第1の画像と第2の画像までの距離を測定し、第1の画像と第2の画像のうち、選択位置まで遠い方の画像が表示されるように表示をスクロールするようにしたものである。
【0015】
また、画像の選択解除を受け付けたときには、選択解除された第1の画像に接続されている接続線を消去し、第1の画像に接続されている接続線が2本であるときには、これら2本の接続線に接続されていた第2の画像と第3の画像とを新たな接続線で接続するようにしたものである。
【0016】
本発明の更に別の画像表示方法は、複数の画像を並べて表示するステップと、画像の選択を受け付けるステップと、画像が複数コマ選択されたときに、選択画像である第1の画像と第2の画像との間に配置される非選択画像を非表示状態にするステップと、第1の画像と第2の画像の間に、非選択画像を再表示させるために操作される再表示ボタンを表示するステップを行なうようにしたものである。
【0017】
また、再表示ボタンが操作されたときには、第1の画像と第2の画像との間で非表示状態とされていた非選択画像を再表示するステップと、第1の画像と第2の画像との間の非選択画像が2コマ以上であり、これらの非選択画像の少なくとも1つが選択されたときに、新たに選択された画像と第1の画像または第2の画像との間の非選択画像を非表示状態にするステップと、第1の画像または第2の画像と、新たに選択された画像との間に再表示ボタンを表示するステップを行なうようにしたものである。
【0018】
また、再表示ボタンが操作されたときの別の処理として、第1の画像と第2の画像との間で非表示状態とされていた非選択画像を再表示するステップと、第1の画像と第2の画像の外側の非選択画像が選択されたときに、再表示されていた非選択画像を再び非表示状態にするステップと、第1の画像と第2の画像との間に再表示ボタンを表示するステップを行なうようにしたものである。
【0019】
更に、画像の選択解除を受け付けるステップと、選択解除された画像の前後に選択画像である第1の画像と第2の画像があるときに、第1の画像と第2の画像との間に配置される非選択画像を非表示状態にするステップと、第1の画像と第2の画像との間に再表示ボタンを表示するステップを行なうようにしたものである。
【0020】
更に、第1の画像と第2の画像は、非選択画像が非表示状態とされたときに、隣接して表示されるようにしたものである。
【0021】
更に、画像が選択されたときに、当該画像の表示形態を変化させて選択済みであることを表すようにしたものである。
【0022】
また、本発明の画像表示装置は、複数の画像を一覧できるように表示する表示手段と、画像を選択する選択手段と、画像の選択数をカウントするカウント手段と、表示手段に複数の画像を一覧できるように表示させ、かつ選択された前記画像の近傍に、何コマ目に選択された画像であるかを表す選択コマ数を表示する表示制御手段とから構成したものである。
【0023】
本発明の別の画像表示装置は、複数の画像を一覧できるように表示し、これら複数の画像の上で移動されるカーソルを表示する表示手段と、カーソルを画像の上に移動させ、所定の操作を行なうことにより画像の選択を行なう選択手段と、画像の選択数をカウントするカウント手段と、カーソルが画像の上で留まっている時間を計測する計時手段と、表示手段に複数の画像とカーソルとを表示させ、かつ前記計測時間が所定時間を経過したときに、その画像が選択された場合に何コマ目の選択画像になるかを表す予告コマ数をカーソルの近傍に表示する表示制御手段とから構成したものである。
【0024】
本発明の更に別の画像表示装置は、複数の画像を一覧できるように表示する表示手段と、画像を選択する選択手段と、表示手段に複数の画像を一覧できるように表示させ、かつ画像が複数選択されたときに、選択順に各画像の間を少なくとも1本の接続線でそれぞれ接続する表示制御手段とから構成したものである。
【0025】
本発明の更にまた別の画像表示装置は、複数の画像を並べて表示する表示手段と、画像を選択する選択手段と、表示手段に複数の画像を並べて表示させ、かつ画像が複数コマ選択されたときに、選択画像である第1の画像と第2の画像との間に配置される非選択画像を非表示状態にし、該第1の画像と第2の画像の間に非選択画像を再表示させるために操作される再表示ボタンを表示する表示制御手段とから構成したものである。
【0026】
また、本発明の画像表示プログラムによれば、複数の画像を一覧できるように表示する処理と、画像の選択を受け付ける処理と、画像の選択数をカウントする処理と、選択された画像の近傍に、何コマ目に選択された画像であるかを表す選択コマ数を表示する処理をコンピュータに実行させるようにしたものである。
【0027】
本発明の別の画像表示プログラムは、複数の画像を一覧できるように表示する処理と、複数の画像の上で移動されるカーソルを表示する処理と、画像の上にカーソルが移動され、所定の選択操作がなされたときに画像の選択を受け付ける処理と、画像の選択数をカウントする処理と、カーソルが画像の上で留まっている時間を計測する処理と、計測時間が所定時間を経過したときに、その画像が選択された場合に何コマ目の選択画像になるかを表す予告コマ数を前記カーソルの近傍に表示する処理をコンピュータに実行させるようにしたものである。
【0028】
本発明の更に別の画像表示プログラムは、複数の画像を一覧できるように表示する処理と、画像の選択を受け付ける処理と、画像が複数選択されたときに、選択順に各画像の間を少なくとも1本の接続線でそれぞれ接続する処理をコンピュータに実行させるようにしたものである。
【0029】
本発明の更にまた別の画像表示プログラムは、複数の画像を並べて表示する処理と、画像の選択を受け付ける処理と、画像が複数コマ選択されたときに、選択画像である第1の画像と第2の画像との間に配置される非選択画像を非表示状態にする処理と、第1の画像と第2の画像の間に、非選択画像を再表示させるために操作される再表示ボタンを表示する処理をコンピュータに実行させるようにしたものである。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、選択された画像の近傍に選択コマ数を表示するので、選択されているのか否か、何コマ目に選択された画像であるのか、合計の選択数がいくつなのかを簡単に把握することができる。また、選択コマ数は、画像の近傍に表示するようにしたので、画像の選択と選択数の確認とを行なう際の視線移動を小さくすることができる。
【0031】
また、カーソルの近傍に、画像が選択された場合の予告選択数を表示するので、選択前に選択数を確認することができる。更に、予告選択数をカーソルの近傍に表示するので、見落としが発生することはない。
【0032】
また、選択された複数の画像を接続線で接続するので、選択されているのか否か、選択順等を簡単に把握することができる。更に、接続線が選択されたときに、その接続線に接続された画像の状況に応じて、表示を変更するようにしたので、ユーザーがスクロール操作を行なわなくても、選択された画像を表示させることができる。また、画像の選択が解除されたときに接続線の再接続を自動的に行なうので、接続線の接続が途切れてしまうことはない。
【0033】
また、非選択の画像を非表示状態にするので、選択画像をまとめて表示することができ、表示領域を有効利用することができる。更に、非表示状態にある非選択画像を任意に再表示できるので、画像の選択を追加することもできる。また、画像の選択解除が行なわれたときには、自動的に非選択画像を非表示にする処理が行なわれるので、非選択画像が選択画像の観察を阻害することはない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。図1に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)2は、各種演算処理を行うCPU3と、オペレーティングシステム(OS)や本発明の画像表示プログラム、画像ファイル等が記憶されるハードディスクドライブ(HDD)4と、PC2の起動プログラムが記憶されるROM5と、HDD4からOSや画像表示プログラムがロードされるRAM6等を備えている。各部は、データバス7を介して接続されている。
【0035】
本実施形態の画像表示プログラムは、CD−ROM10等の記憶媒体に記憶されて供給され、CD−ROMドライブ11で読み取られてPC2にインストールされる。PC2は、画像表示プログラムが起動されたときに画像表示装置として機能する。本実施形態の画像表示装置は、モニタ12に複数のサムネイル画像を一覧できるように表示させ、選択されたサムネイル画像に対応する画像ファイルに対し、印刷や画像編集等の指定された処理を実行する。
【0036】
PC2の操作は、データバス7に接続されたキーボード15やマウス16によって行われる。マウス16は、本発明の選択手段を構成する。また、PC2の操作画面の表示は、ビデオ回路17と、このビデオ回路17に接続されたモニタ12によって行われる。このモニタ12及びビデオ回路17は、本発明の表示手段を構成する。デジタルカメラ18やメモリカード等からの画像ファイルの入力や、プリンタ19へのプリント出力には、各種外部機器が接続される入出力I/F22が用いられる。デジタルカメラ18からPC2に入力された画像ファイル20は、HDD4に設けられた画像フォルダ21(図2参照)内に記憶される。
【0037】
図2は、PC2が画像表示装置25として機能するときの機能ブロック図である。PC2で画像表示プログラムが起動すると、CPU3は、制御部26、表示制御部27、カウンタ28として機能する。制御部26は、画像表示装置25の全体を制御する。表示制御部27は、画像フォルダ21から画像ファイル20を読み出し、RAM6に記憶する。そして、RAM6に記憶された複数の画像ファイル20から、撮影時にデジタルカメラ18で作成されて付帯されているサムネイル画像をそれぞれ読み出し、モニタ12に一覧できるように表示する。
【0038】
図3に示すように、表示制御部27は、モニタ12に画像表示装置25の操作画面31を表示する。この操作画面31は、各種操作メニューが表示されるメニュー部32、メニューアイコンが表示されるアイコン部33、PC2のストレージ構成が表示されるストレージ表示部34、複数のサムネイル画像35が左上から右下に向かって縦横方向に順に並べて表示される一覧表示部36を備えている。一覧表示部36の側方には、一覧表示部36を上下方向でスクロールして、さらに多数のサムネイル画像35を表示するスクロールバー37が設けられている。
【0039】
また、表示制御部27は、操作画面31の上にマウスカーソル38を表示する。このマウスカーソル38は、マウス16の操作量に応じて操作画面31上を移動される。
【0040】
図4(A)に示すように、一覧表示部36に表示されるサムネイル画像35は、サムネイル画像35よりも一回り大きなサムネイル表示エリア41内に表示される。サムネイル表示エリア41の下方には、そのサムネイル画像35が付帯されている画像ファイル20のファイル名42が表示される。
【0041】
サムネイル画像35の選択は、マウス16を用いて行なわれる。マウス16を机上で操作してモニタ12上でマウスカーソル38を移動させ、選択するサムネイル画像35の上にマウスカーソル38を留まらせる(以下、この状態をマウスオーバーと呼ぶ)。そして、マウス16に設けられている操作ボタンを操作(以下、クリック操作と呼ぶ)することで、サムネイル画像35の選択が行なわれる。マウス16によって選択されたサムネイル画像35の情報は、制御部26に入力される。
【0042】
制御部26は、選択されたサムネイル画像35の情報、すなわち、選択されたサムネイル画像が付帯されている画像ファイルのファイル名を表示制御部27に入力する。また、カウンタ28にはカウントアップ信号を入力する。カウンタ28は、サムネイル画像35の選択数をカウントする。画像表示プログラムの起動時には、カウント値nがリセットされて「0」にセットされる。そして、制御部26からカウントアップ信号が入力されると、「n+1」の演算を行なってカウントアップする。また、サムネイル画像35の選択が解除された場合には、制御部26からカウントダウン信号が入力され、「n−1]の演算が行なわれる。このカウント値nは表示制御部27に入力される。
【0043】
図4(B)に示すように、表示制御部27は、選択されたサムネイル画像、例えばサムネイル画像35aのサムネイル表示エリア41aに対し、カウンタ28のカウント値nに基づいて、例えば「nコマ選択中」等の選択コマ数45aを表示する。また、複数のサムネイル画像35が選択された場合には、同様の手順を繰り返すことにより、各サムネイル画像35に選択コマ数が表示される。さらに、選択されたサムネイル画像35aのサムネイル表示エリア41aは、表示色が変化される。
【0044】
次に、図5のフローチャートを参照しながら上記実施形態の作用について説明する。PC2において画像表示プログラムが起動されると、CPU3は制御部26,表示制御部27,カウンタ28として機能し、PC2は画像表示装置として動作する。表示制御部27は、HDD4の画像フォルダ21から複数の画像ファイル20を読み出してRAM6に記憶させる。そして、表示制御部27は、各画像ファイル20からサムネイル画像を読み出し、モニタ12に操作画面31を表示する。このときにカウンタ28がリセットされ、カウント値nが「n=0」となる。
【0045】
ユーザーは、マウス16を操作してモニタ12上でマウスカーソル38を移動させ、サムネイル画像35にマウスオーバーさせてクリック操作することにより、そのサムネイル画像35を選択する。例えば、複数のサムネイル画像35の中から、図4(B)に示すサムネイル画像35aが選択された場合、制御部26は、選択されたサムネイル画像35aの情報を表示制御部27に入力し、カウントアップ信号をカウンタ28に入力する。カウントタ28は「n+1」の演算を行なってカウントアップする。このカウント値nは表示制御部27に入力される。
【0046】
表示制御部27は、入力されたカウント値nに基づいて、サムネイル画像35aのサムネイル表示エリア41aに対し、例えば「1コマ選択中」等の選択コマ数45aを表示する。また、サムネイル表示エリア41aの表示色を変化させて選択済みであることを明確にする。同様に、2コマ目のサムネイル画像35として、図4(C)に示すサムネイル画像35bが選択された場合、「2コマ選択中」という選択コマ数45bがサムネイル表示エリア41bに表示される。
【0047】
これにより、選択されているサムネイル画像35a,35bの識別、及び選択コマ数の確認が容易になる。さらに、一覧表示部36内で選択コマ数を確認できるので、別の表示エリアに選択コマ数を表示する場合に比べ、視線の移動を少なくすることができる。
【0048】
なお、上記第1の実施形態では、選択された各サムネイル画像35a,35bに選択コマ数45a,45bを表示させたが、最後に選択されたサムネイル画像にのみ選択コマ数を表示してもよい。
【0049】
図6及び図7に示すように、例えば、複数のサムネイル画像35の中から最初にサムネイル画像35aが選択(カウント値n=1)されると、「1コマ選択中」という選択コマ数45aがサムネイル表示エリア41aに表示される(図4(B)参照)。次いで、2コマ目にサムネイル画像35bが選択(カウント値n=2)されると、サムネイル表示エリア41bに「2コマ選択中」という選択コマ数45bが表示される。その後、カウント値「n−1」の画像であるサムネイル画像35aの選択コマ数が消去され、サムネイル画像35bにのみ選択コマ数45bが表示される。
【0050】
これによれば、選択コマ数が表示されているサムネイル画像を観察することで、合計の選択数を容易に確認することができる。
【0051】
また、上記第1の実施形態では、選択されたサムネイル画像35a,35bに、各コマが選択された際の選択コマ数45a、45bを表示させたが、選択された全てのサムネイル画像に対し、最後に選択されたサムネイル画像の選択コマ数、すなわち合計選択数を表示させてもよい。
【0052】
図8及び図9に示すように、例えば、複数のサムネイル画像35の中から最初にサムネイル画像35aが選択(カウント値n=1)されると、「1コマ選択中」という選択コマ数45aがサムネイル表示エリア41aに表示される(図4(B)参照)。次いで、2コマ目にサムネイル画像35bが選択(カウント値n=2)されると、サムネイル表示エリア41bに「2コマ選択中」という選択コマ数45bが表示される。その後、カウント値「n−1」の画像であるサムネイル画像35aの選択コマ数45aが「1コマ選択中」から「2コマ選択中」に変更される。
【0053】
これによれば、選択されているサムネイル画像のいずれか見ることによって合計選択数を確認することができる。
【0054】
また、上記第1の実施形態では、選択されたサムネイル画像のサムネイル表示エリア上に選択コマ数や合計選択数を表示させたが、実際に選択が行なわれる前に、選択すると何コマ目の選択画像となるかを予告する予告コマ数を表示してもよい。以下、予告コマ数を表示する第2の実施形態について説明するが、第1の実施形態と同じ構成については、同符号を用いて詳しい説明は省略する。
【0055】
図10に示す画像表示装置50のCPU3は、画像表示プログラムが起動したときに、制御部26、表示制御部27、カウンタ28とともに計時部51として機能する。制御部26は、図11(A)及び図12に示すように、サムネイル画像53またはサムネイル表示エリア54上にマウスカーソル55が移動してマウスオーバーの状態になると、計時部51を動作させてマウスオーバーの時間を計測させる。計時部51で計測されたマウスオーバーの時間が予め設定されている所定時間を経過し、かつそのサムネイル画像53が未選択であるときに、制御部26は、表示制御部27に選択されたサムネイル画像53の情報を送信する。
【0056】
表示制御部27は、カウンタ28のカウント値nを参照して「K=n+1」の演算を実施し、そのサムネイル画像53が選択された場合に何コマ目の選択画像となるかを算出する。そして、マウスカーソル55の近傍にツールチップ58を表示し、このツールチップ58内に、例えば「Kコマ目を選択」のように、そのサムネイル画像53が選択された場合に何コマ目の選択画像となるかを予告する予告コマ数59を表示する。これにより、予告コマ数59を確認することで、現在の選択コマ数も容易に知ることができる。なお、図11(B)に示すように、ツールチップ58はサムネイル画像53が選択されると消去されるので、表示が阻害されることはなく、予告コマ数59が選択中のコマ数と間違われることもない。
【0057】
上記第1,第2の各実施形態では、選択済みの画像を確認する際に一覧表示部36の表示をスクロールさせる必要があり、操作性を低下させていた。以下では、スクロール操作を行なわずに他の選択済み画像を表示することができる第3の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態と同じ構成については、同符号を用いて詳しい説明は省略する。
【0058】
図13(A)及び図15に示すように、マウス16を使用して複数のサムネイル画像の中からサムネイル画像70aを選択すると、制御部26は、表示制御部27に選択されたサムネイル画像70aの情報を送信し、カウンタ28にカウントアップ信号を入力する。カウンタ28は、「n+1」の演算を行なってカウント値nを表示制御部27に入力する。
【0059】
表示制御部27は、カウント値nが「1」のとき、すなわち選択されたサムネイル画像70aが最初に選択されたサムネイル画像であるときに、そのサムネイル表示エリア71aとマウスカーソル72との間にライン状の接続線であるコネクタ73aを表示する。このコネクタ73aは、マウスカーソル72の移動によって伸縮する。
【0060】
そして、図13(B)に示すように、マウス16で別のサムネイル画像70bを選択すると、表示制御部27はサムネイル表示エリア71aと71bとをコネクタ73aで接続する。また、サムネイル表示エリア71bとマウスカーソル72とを接続するコネクタ73bを新たに表示して、次のサムネイル画像を選択できるようにする。以上のようにサムネイル画像の選択を繰り返すと、図14に示すように、選択された各サムネイル画像70a〜70eの間が選択された順にコネクタ73a〜73eで接続される。
【0061】
これにより、一覧表示部36に表示されている選択済みのサムネイル画像にコネクタが接続されている場合には、他に選択済みのサムネイル画像があることが分る。また、一覧表示部36にコネクタしか表示されていない場合でも、コネクタの先に選択済みの画像があることがすぐに理解できる。さらに、他の選択済み画像を確認する際には、コネクタを追っていくことにより到達することができるので、選択済みのサムネイル画像を見落とすことがない。
【0062】
また、本実施形態では、コネクタを直接クリック操作することにより、コネクタに接続されているサムネイル画像を表示させることができる。例えば、図16(A)及び図18に示すように、サムネイル画像77aとサムネイル画像77bとがコネクタ78で接続され、サムネイル画像77aとコネクタ78とが一覧表示部36に表示されている状態において、マウスカーソル79でコネクタ78をクリックすると、制御部26はコネクタ78に接続されているサムネイル画像77aとサムネイル画像77bを特定する。そして、これらのサムネイル画像77aとサムネイル画像77bが両方とも一覧表示部36に表示されているか、またはいずれか一方のみが表示されているか、あるいは両方とも表示されていないかを判定し、その結果を表示制御部27に入力する。
【0063】
表示制御部27は、いずれか一方のサムネイル画像のみが表示されている場合には、表示されていなかった方のサムネイル画像が表示されるように、一覧表示部36の表示をスクロールさせる。例えば、図16(A)に示す例では、サムネイル画像77aだけが表示されている状態であるので、同図(B)に示すように、一覧表示部36が上方にスクロールされてサムネイル画像77bが表示される。
【0064】
また、図17(A)に示すように、サムネイル画像77aとサムネイル画像77bに接続されたコネクタ78だけが一覧表示部36に表示されている場合には、制御部26は、マウスカーソル79によってコネクタ78が選択された選択位置Xから、サムネイル画像77a及びサムネイル画像77bまでの距離La,Lbを測定し、選択位置Xから遠い方のサムネイル画像の情報を表示制御部27に入力する。図に示す状態では、距離Laのほうが長いので、制御部26はサムネイル画像77aの情報を表示制御部27に入力する。同図(B)に示すように、表示制御部27は、サムネイル画像77aが表示されるように表示を下方にスクロールさせる。
【0065】
以上のように、本実施形態では、コネクタのクリック操作により自動的に表示をスクロールさせて選択済みの画像を表示させることができるので、スクロール操作が不要となって操作性が向上する。
【0066】
なお、サムネイル画像の選択が解除された場合には、その選択解除されたサムネイル画像に接続されていたコネクタも削除される。しかし、選択解除されたサムネイル画像に2本のコネクタが接続されていた場合、選択解除されたサムネイル画像に接続されていたサムネイル画像の連結が解除されてしまう。そこで、本実施形態では、選択解除処理を有している。
【0067】
例えば、図19(A)及び図20に示すように、サムネイル画像83a〜83cが順に選択され、各画像の間が2本のコネクタ84,85で接続されている状態において、中央のサムネイル画像83bが再度クリック操作されて選択解除されると、サムネイル画像83bに接続されていたコネクタ84,85は消去される。そして、図19(B)に示すように、サムネイル画像83aとサムネイル画像83cとを接続する新たなコネクタ86が表示される。これにより、選択済みのサムネイル画像83a及びサムネイル画像83cが再結合されるので、コネクタによる画像表示の効果が損なわれることはない。
【0068】
上記第3の実施形態では、コネクタを用いることにより、スクロール操作を行なわずに選択画像を表示できるようにしたが、非選択画像を非表示状態にすることにより、選択画像の表示範囲を広くしても同様の効果を得ることができる。以下では、非選択画像を非表示状態にする第4の実施形態について説明するが、上記第1の実施形態と同じ構成については、同符号を用いて詳しい説明は省略する。
【0069】
図21(A)及び図22に示すように、マウスカーソル90で複数のサムネイル画像の中からサムネイル画像91a,91dを選択すると、制御部26は選択されたサムネイル画像91a,91dの情報を表示制御部27に入力する。
【0070】
表示制御部27は、図21(B)に示すように、サムネイル画像91a,91dの間に配置されている非選択状態のサムネイル画像91b,91cを非表示状態にする。また、同時にサムネイル画像91dをサムネイル画像91a側に移動させて隣接して表示する。さらに、サムネイル画像91aとサムネイル画像91dの間に、非表示状態とされたサムネイル画像91b,91cを再表示するための再表示ボタンであるオープンボタン92が表示される。サムネイル画像91dの外側に選択済みのサムネイル画像91e,91fが存在している場合、これらのサムネイル画像91e,91fもサムネイル画像91dの横に移動される。これにより、選択済みの画像をまとめて表示することができるので、容易に選択済み画像の確認を行なうことができる。
【0071】
次に、オープンボタンがクリック操作されたときの処理について、図26のフローチャートを参照しながら説明する。例えば、図23(A)に示すように、列の先頭のサムネイル画像Fと末尾のサムネイル画像Bとの間のオープンボタン95を操作することにより、同図(B)に示すように、非表示状態であったサムネイル画像N1,N2が再表示された場合に、例えば、再表示されたサムネイル画像N2を選択すると、同図(C)に示すように、サムネイル画像N1だけが非表示状態にされる。
【0072】
また、図24(A)に示すように、サムネイル画像Fとサムネイル画像Bとの間のオープンボタン95を操作することにより、同図(B)に示すように、非表示状態であったサムネイル画像Nが再表示された場合に、例えば、サムネイル画像F,Bの外に配置されているサムネイル画像Cを選択すると、同図(C)に示すように、サムネイル画像Nが再び非表示状態にされる。
【0073】
さらに、図25(A)に示すように、サムネイル画像Fとサムネイル画像Bとの間のオープンボタン95を操作し、同図(B)に示すように、非表示状態であったサムネイル画像N1〜N3が再表示された場合に中央のサムネイル画像N2を選択すると、同図(C)に示すように、サムネイル画像N1,N3が非表示状態となる。このように、非表示状態にあったサムネイル画像が再表示されたときには、次の画像選択時に非選択画像の非表示処理が行なわれるので、非選択画像が選択画像の観察を阻害することはない。
【0074】
同様に、サムネイル画像の選択が解除されたときにも、図30のフローチャートにしたがって非選択画像の非表示処理が実行される。例えば、図27(A)に示すように、サムネイル画像F,N1,N2,Bのうち、サムネイル画像N1,N2,Bが選択されている状態において、サムネイル画像N2の選択が解除されると、選択画像の間に非選択画像が配置されている状態となるため、同図(B)に示すように、サムネイル画像N2が非表示状態にされてオープンボタン98が表示される。
【0075】
また、図28(A)に示すように、サムネイル画像F,N1,N2,Bのうち、サムネイル画像N1,N2,Bが選択されている状態において、サムネイル画像N1の選択が解除されると、選択画像の間に非選択画像が配置されないため、同図(B)に示すように、非表示処理は行なわれない。
【0076】
さらに、図29(A)に示すように、サムネイル画像F,N,Bの間の非選択画像が非表示状態とされてオープンボタン98が表示されている状態において、サムネイル画像Nの選択が解除されると、サムネイル画像F,Bの間のサムネイル画像は全て非選択画像となるため、サムネイル画像Nが非表示状態にされてオープンボタン98が表示される。このように、選択解除に応じて適切に非選択画像の非表示処理が行なわれるので、選択解除された画像が選択画像の観察を阻害することはない。
【0077】
なお、上記各実施形態では、パーソナルコンピュータ上で画像表示プログラムを動作させて画像表示装置として使用する例を用いて説明したが、デジタルカメラ、プリンタ、ビューワー装置等の画像ファイルを取り扱う装置に本発明を用いてもよい。また、各実施形態をそれぞれ別々に説明したが、各実施形態を適宜組み合わせて実施することも本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の画像表示プログラムが用いられるパーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図2】パーソナルコンピュータが第1の実施形態の画像表示装置として動作する際の機能ブロック図である。
【図3】画像表示装置の操作画面を示す説明図である。
【図4】選択コマ数の表示手順を示す動作説明図である。
【図5】選択コマ数の表示手順を示すフローチャートである。
【図6】最後に選択されたサムネイル画像にのみ選択コマ数が表示されている状態を示す説明図である。
【図7】最後に選択されたサムネイル画像にのみ選択コマ数を表示する手順を示すフローチャートである。
【図8】選択された全サムネイル画像に合計選択数が表示されている状態を示す説明図である。
【図9】選択された全サムネイル画像に合計選択数を表示する手順を示すフローチャートである。
【図10】パーソナルコンピュータが第2の実施形態の画像表示装置として動作する際の機能ブロック図である。
【図11】ツールチップに予告コマ数が表示された状態を示す説明図である。
【図12】ツールチップに予告コマ数を表示する手順を示すフローチャートである。
【図13】サムネイル画像間をコネクタで接続する第3の実施形態を示す説明図である。
【図14】複数のサムネイル画像が複数のコネクタによって接続された状態を示す説明図である。
【図15】コネクタによる接続手順を示すフローチャートである。
【図16】コネクタのクリック操作により非表示のサムネイル画像を表示させる一例を示す説明図である。
【図17】コネクタのクリック操作によりクリック位置から最も遠い位置のサムネイル画像を表示させる一例を示す説明図である。
【図18】コネクタクリック処理の手順を示すフローチャートである。
【図19】コネクタが接続されたサムネイル画像の解除処理の一例を示す説明図である。
【図20】サムネイル画像の解除処理の手順を示すフローチャートである。
【図21】非選択画像を非表示状態とする第4の実施形態を示す説明図である。
【図22】非選択画像を非表示状態とする手順を示すフローチャートである。
【図23】再表示された非選択画像が選択された際の非表示処理を示す説明図である。
【図24】選択画像の外側の画像が選択された際の非表示処理を示す説明図である。
【図25】再表示された複数の非選択画像の中央の画像が選択された際の非表示処理を示す説明図である。
【図26】オープンボタンが操作された際の非表示処理を示すフローチャートである。
【図27】選択画像の間の画像が選択解除された際の非表示処理を示すフローチャートである。
【図28】端部の選択画像が選択解除された際の非表示処理を示すフローチャートである。
【図29】非表示状態の非選択画像を挟む複数の選択画像のうち、内側の選択画像が選択解除された際の非表示処理を示すフローチャートである。
【図30】サムネイル画像が解除された際の非表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0079】
2 パーソナルコンピュータ
3 CPU
10 CD−ROM
12 モニタ
16 マウス
25,50 画像表示装置
26 制御部
27 表示制御部
28 カウンタ
35,53,70,91 サムネイル画像
36 一覧表表示部
38,55,72 マウスカーソル
45a,45b 選択コマ数
51 計時部
58 ツールチップ
59 予告コマ数
73a コネクタ
92,95 オープンボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像を一覧できるように表示するステップと、
前記画像の選択を受け付けるステップと、
前記画像の選択数をカウントするステップと、
選択された前記画像の近傍に、何コマ目に選択された画像であるかを表す選択コマ数を表示するステップを備えることを特徴とする画像表示方法。
【請求項2】
前記画像の選択が2コマ目以降の選択であるときに、当該画像よりも前に選択された画像の選択コマ数を消去するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の画像表示方法。
【請求項3】
前記画像の選択が2コマ目以降の選択であるときに、当該画像よりも前に選択された画像の選択コマ数の表示を、最後に選択された画像の選択コマ数に変更するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の画像表示方法。
【請求項4】
複数の画像を一覧できるように表示するステップと、
前記複数の画像の上で移動されるカーソルを表示するステップと、
前記画像の上にカーソルが移動され、所定の選択操作がなされたときに画像の選択を受け付けるステップと、
前記画像の選択数をカウントするステップと、
前記カーソルが画像の上で留まっている時間を計測するステップと、
前記計測時間が所定時間を経過したときに、その画像が選択された場合に何コマ目の選択画像になるかを表す予告コマ数を前記カーソルの近傍に表示するステップを備えることを特徴とする画像表示方法。
【請求項5】
複数の画像を一覧できるように表示するステップと、
前記画像の選択を受け付けるステップと、
前記画像が複数選択されたときに、選択順に各画像の間を少なくとも1本の接続線でそれぞれ接続するステップを備えることを特徴とする画像表示方法。
【請求項6】
前記接続線の選択を受け付けるステップと、
前記接続線に接続されている第1の画像と第2の画像とを特定するステップと、
前記第1の画像と第2の画像との表示状態に応じて表示をスクロールし、第1の画像または第2の画像を表示するステップを含むことを特徴とする請求項5記載の画像表示方法。
【請求項7】
前記第1の画像と第2の画像とのいずれか一方のみが表示されているときに、表示されていない画像が表示されるように表示をスクロールするステップを含むことを特徴とする請求項6記載の画像表示方法。
【請求項8】
前記第1の画像及び第2の画像が表示されていないときに、前記接続線が選択される際の選択位置から第1の画像と第2の画像までの距離を測定するステップと、
前記第1の画像と第2の画像のうち、前記選択位置まで遠い方の画像が表示されるように表示をスクロールするステップを含むことを特徴とする請求項6記載の画像表示方法。
【請求項9】
前記画像の選択解除を受け付けるステップと、
選択解除された第1の画像に接続されている接続線を消去するステップと、
前記第1の画像に接続されている接続線が2本であるときに、これら2本の接続線に接続されていた第2の画像と第3の画像とを新たな接続線で接続するステップを含むことを特徴とする請求項5記載の画像表示方法。
【請求項10】
複数の画像を並べて表示するステップと、
前記画像の選択を受け付けるステップと、
前記画像が複数コマ選択されたときに、選択画像である第1の画像と第2の画像との間に配置される非選択画像を非表示状態にするステップと、
前記第1の画像と第2の画像の間に、前記非選択画像を再表示させるために操作される再表示ボタンを表示するステップを備えることを特徴とする画像表示方法。
【請求項11】
前記第1の画像と第2の画像との間の再表示ボタンを操作するステップと、
前記第1の画像と第2の画像との間で非表示状態とされていた非選択画像を再表示するステップと、
前記第1の画像と第2の画像との間の非選択画像が2コマ以上であり、これらの非選択画像の少なくとも1つが選択されたときに、新たに選択された画像と第1の画像または第2の画像との間の非選択画像を非表示状態にするステップと、
前記第1の画像または第2の画像と、新たに選択された画像との間に再表示ボタンを表示するステップを含むことを特徴とする請求項10記載の画像表示方法。
【請求項12】
前記第1の画像と第2の画像との間の再表示ボタンを操作するステップと、
前記第1の画像と第2の画像との間で非表示状態とされていた非選択画像を再表示するステップと、
前記第1の画像と第2の画像の外側の非選択画像が選択されたときに、再表示されていた非選択画像を再び非表示状態にするステップと、
前記第1の画像と第2の画像との間に再表示ボタンを表示するステップを含むことを特徴とする請求項10記載の画像表示方法。
【請求項13】
前記画像の選択解除を受け付けるステップと、
選択解除された前記画像の前後に選択画像である第1の画像と第2の画像があるときに、該第1の画像と第2の画像との間に配置される非選択画像を非表示状態にするステップと、
前記第1の画像と第2の画像との間に再表示ボタンを表示するステップを含むことを特徴とする請求項10記載の画像表示方法。
【請求項14】
前記第1の画像と第2の画像は、前記非選択画像が非表示状態とされたときに、隣接して表示されることを特徴とする請求項10〜13いずれか記載の画像表示方法。
【請求項15】
前記画像が選択されたときに、当該画像の表示形態を変化させて選択済みであることを表すステップを含むことを特徴とする請求項1〜14いずれか記載の画像表示方法。
【請求項16】
複数の画像を一覧できるように表示する表示手段と、
前記画像を選択する選択手段と、
前記画像の選択数をカウントするカウント手段と、
前記表示手段に複数の画像を一覧できるように表示させ、かつ選択された前記画像の近傍に、何コマ目に選択された画像であるかを表す選択コマ数を表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする画像表示装置。
【請求項17】
複数の画像を一覧できるように表示し、これら複数の画像の上で移動されるカーソルを表示する表示手段と、
前記カーソルを画像の上に移動させ、所定の操作を行なうことにより画像の選択を行なう選択手段と、
前記画像の選択数をカウントするカウント手段と、
前記カーソルが画像の上で留まっている時間を計測する計時手段と、
前記表示手段に複数の画像とカーソルとを表示させ、かつ前記計測時間が所定時間を経過したときに、その画像が選択された場合に何コマ目の選択画像になるかを表す予告コマ数をカーソルの近傍に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする画像表示装置。
【請求項18】
複数の画像を一覧できるように表示する表示手段と、
前記画像を選択する選択手段と、
前記表示手段に複数の画像を一覧できるように表示させ、かつ前記画像が複数選択されたときに、選択順に各画像の間を少なくとも1本の接続線でそれぞれ接続する表示制御手段を備えることを特徴とする画像表示装置。
【請求項19】
複数の画像を並べて表示する表示手段と、
前記画像を選択する選択手段と、
前記表示手段に複数の画像を並べて表示させ、かつ前記画像が複数コマ選択されたときに、選択画像である第1の画像と第2の画像との間に配置される非選択画像を非表示状態にし、該第1の画像と第2の画像の間に非選択画像を再表示させるために操作される再表示ボタンを表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする画像表示装置。
【請求項20】
複数の画像を一覧できるように表示する処理と、
前記画像の選択を受け付ける処理と、
前記画像の選択数をカウントする処理と、
選択された前記画像の近傍に、何コマ目に選択された画像であるかを表す選択コマ数を表示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項21】
複数の画像を一覧できるように表示する処理と、
前記複数の画像の上で移動されるカーソルを表示する処理と、
前記画像の上にカーソルが移動され、所定の選択操作がなされたときに画像の選択を受け付ける処理と、
前記画像の選択数をカウントする処理と、
前記カーソルが画像の上で留まっている時間を計測する処理と、
前記計測時間が所定時間を経過したときに、その画像が選択された場合に何コマ目の選択画像になるかを表す予告コマ数を前記カーソルの近傍に表示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項22】
複数の画像を一覧できるように表示する処理と、
前記画像の選択を受け付ける処理と、
前記画像が複数選択されたときに、選択順に各画像の間を少なくとも1本の接続線でそれぞれ接続する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項23】
複数の画像を並べて表示する処理と、
前記画像の選択を受け付ける処理と、
前記画像が複数コマ選択されたときに、選択画像である第1の画像と第2の画像との間に配置される非選択画像を非表示状態にする処理と、
前記第1の画像と第2の画像の間に、前記非選択画像を再表示させるために操作される再表示ボタンを表示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項24】
請求項20〜23いずれか記載の画像表示プログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2008−17208(P2008−17208A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−186964(P2006−186964)
【出願日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】