説明

画像表示装置を備える情報端末

【課題】画像データの表示を行う機能を持った情報端末を提供する。
【解決手段】情報端末1の外部にある主装置から出力された電磁波はアンテナ6により受信され、検波回路7により2値化信号に変換される。この検波回路7により得られた信号により、電源回路10は、プロセッサ8、メモリ9、表示部2、データ配線駆動信号3、データ配線駆動信号4、タイミングコントローラ5を駆動する電力を発生させる。プロセッサ8は、検波回路7が受信した信号を解読し、受信した情報をメモリ9に記憶する。タイミングコントローラ5は、検波回路7で2値化した信号から、データ配線駆動回路3の制御信号、走査配線駆動回路4の制御信号、および画像データを生成し、画像を表示部2に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報端末に係り、特に主装置との間で電磁波により画像データを受信し、受信した画像の表示を行う画像表示装置を備えた情報端末に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、Felica、IDカードなど、RF信号でデータ通信を行う非接触ICカードに代表される携帯型の情報端末が普及している。非接触ICカードとは、カード内にアンテナ、受信回路、メモリを内蔵したもので、電磁波を介してリーダ/ライタ(主装置)との間のデータのやり取りが可能になる。この非接触ICカードは、従来の磁気カードのデータ読出しで行う磁気カードリーダへのカード挿入等の煩わしさが無いため、カードの利便性が向上する。
【0003】
このような非接触ICカードの利便性を更に向上させるため、画像表示素子を付加したカードの提案が行われている。例えば、特許文献1にはTFT基板上にRF送受信回路を形成し、かつ、液晶等の表示素子と組み合わせた構成が示されている。表示機能が付いたカードが実現すれば、受信したデータを即座に視覚化でき、ユーザへのサービスを格段に向上させることができる。
【特許文献1】特開2006−13481号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非接触ICカードに画像表示素子(画像表示装置)を付加することにより、カードの利便性が向上するが、これを実現するためには、データの送受信と画像表示という異なる機能をどのように組み合わせるかという課題がある。具体的には、全体の構成をどうするか、個別の機能をどう実現するか、また、どのように作製するか、等の課題が挙げられる。
【0005】
これらの課題の中で、本発明では特に、データの送受信部と画像表示部とのインターフェイス部に着目した。すなわち、受信した信号からどのように表示部の制御信号、画像信号を生成するかについての信号処理について、従来技術では詳細に考慮されていない。
【0006】
本発明の目的は、電磁波として受信した画像データを表示させるための画像表示装置を備えた情報端末を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の情報端末では、アンテナ、検波回路、タイミングコントローラ、表示部、表示部駆動回路を持った画像表示装置を具備し、アンテナが受信したデータを表示部に画像として表示するために、タイミングコントローラは、アンテナで受信し、検波回路が検出した画像信号およびヘッダ信号と同期した制御信号を生成し、表示部制御回路に送る。
【0008】
また、前記検波回路、前記タイミングコントローラ、画像表示部、表示部制御回路等の各回路を画像表示装置の基板上に薄膜トランジスタを用いて作りこむ。タイミングコントローラは、アンテナが受信した画像信号をNRZ信号に変換し、かつ、信号振幅を画像データ用の電圧レベルに変換し、表示部に転送する。表示部制御回路は、画像表示部のデータ配線を駆動するデータ配線駆動回路と画像表示部の走査配線を駆動する走査配線駆動回路により構成され、各駆動回路が1つ以上複数のシフトレジスタを持ち、それらのシフトレジスタが所定のデータ配線、走査配線を駆動するよう接続されていることから、複数のシフトレジスタの内所定のシフトレジスタを駆動することにより、表示部内の所定の位置へ画像表示を行う。
【0009】
さらに、アンテナが受信する信号に、画像データを表すヘッダおよび、表示部上の位置を表すヘッダを付加することにより、画像表示装置は、画像表示部上の画像表示位置を認識することができる。
【0010】
また、受信した電磁波から電力を生成して内臓電源とすることが可能であり、外部電源を必要としない携帯型情報端末を実現できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る画像表示装置を備えた情報端末により、外部から放射される電磁波を受信し、受信した信号から画像信号と画像表示用の制御信号および画像データを生成し、画像表示を行う通信機能を有する表示デバイスを実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る画像表示装置を備えた情報端末を詳細に説明する。なお、同一もしくは同様の構成部分には、同一の参照符号を付してその重複する説明は省略する。
【実施例1】
【0013】
図1は本発明の実施例1を示す構成図である。画像表示装置を備えた情報端末1は、表示部2、データ配線駆動回路3、走査配線駆動回路4、タイミングコントローラ5、アンテナ6、検波回路7、プロセッサ8、メモリ9、電源回路10を内蔵している。ここで、表示部2は、液晶、電子ペーパー、有機EL等により構成されるものである。
【0014】
この情報端末の動作を以下に説明する。まず、入力データは、情報端末1の外部にある主装置から電磁波を介して入力される。この電磁波はアンテナ6により受信され、検波回路7により2値化信号に変換される。この2値化信号は、例えば、図2に示すようなマンチェスター方式の信号形式をとっている。また、この検波回路7により得られた信号により、電源回路10は、プロセッサ8、メモリ9、表示部2、データ配線駆動信号3、データ配線駆動信号4、タイミングコントローラ5を駆動する電力を発生させる。プロセッサ8は、検波回路7が受信した信号を解読し、受信した情報をメモリ9に記憶する。また、メモリ9に記憶されている信号をアンテナ6を用いて電磁波として画像表示装置1の外部(主装置)に発信する。
【0015】
次に、タイミングコントローラ5は、検波回路7で2値化した信号から、データ配線駆動回路3の制御信号、走査配線駆動回路4の制御信号、および画像データを生成する回路である。これらの信号の特徴的な点は、データ配線駆動回路3の制御信号および走査配線駆動回路4の制御信号が画像データ信号と同期していることである。また、画像データは、検波回路7が検出した信号をNRZ信号に変換し、画像データ用の信号振幅にレベル変換したものである。
【0016】
ここで、タイミングコントローラ5が生成するデータ配線駆動回路3の制御信号、走査配線駆動回路4の制御信号、および画像データについてその1例を説明する。図3に表示部2、データ配線駆動回路3、走査配線駆動回路4の構成と入力信号の1例を示す。表示部2内は、複数のデータ配線21と複数の走査配線22が交差しており、各交差点に画素23が配置されている。また、データ配線駆動回路3はシフトレジスタ31とスイッチ32により構成され、シフトレジスタ31には制御信号HFRM、HCLK1、HCLK2が入力される。一方、走査配線駆動回路4はシフトレジスタ41およびレベルシフタ42により構成され、シフトレジスタ41には制御信号VFRM、VCLK1、VCLK2が入力される。また、画像データDATAはスイッチ32を介して、すべてのデータ配線21と接続されている。
【0017】
シフトレジスタ41へ入力される制御信号VFRM、VCLK1、VCLK2および、シフトレジスタ31へ入力される制御信号HFRM、HCLK1、HCLK2の波形の1例を図4に示す。VFRMは、シフトレジスタ41のスタートパルスで、1画面の表示期間の最初に1回Highになる信号である。シフトレジスタ41は、このVFRM信号をCLK1およびCLK2により転送することで、走査配線22を順次駆動する。
【0018】
また、シフトレジスタ31は、HFRMをスタートパルスとし、その信号をHCLK1およびHCLK2により転送して、スイッチ32を順次駆動する。スイッチ32が駆動されることで、画像データDATAは、駆動されたスイッチ32と対応したデータ配線21に転送される。1本の走査配線が選択されている期間内にすべてのスイッチ32を時分割で駆動することで、表示部2内の1行の中にある各画素23に画像データDATAを転送する。この画像データの転送を、検波回路7の出力である2値化信号と同期して行うことにより、画像表示装置1は、画像表示装置1の外部から入力される電磁波による信号を、順次、表示部2に表示することができる。
【0019】
さらに、画像データは検波回路7の出力信号をNRZ信号化し、かつ信号振幅を画像データに適した振幅にレベル変換したものにすることで、受信した信号の1/0が、そのまま表示部の個々の画素の明/暗、もしくは暗/明として順次表示させることができる。ここで、表示部がセグメント表示である場合は、受信した信号を各セグメントへ順次書込みを行う。
【0020】
なお、上で述べた回路は、LSIで作製する部分と、薄膜トランジスタ、特に低温ポリシリコン薄膜トランジスタを用いて作製する部分に分けて作製する構成が考えられるが、全ての回路を薄膜トランジスタを用いて作製すれば、画像表示装置の基板上に同一プロセスで作製でき、低コスト化が期待できる。さらに、薄膜トランジスタを印刷技術を用いて作製することができれば、より低コスト化が実現でき、また、薄膜トランジスタをフレキシブル基板上に作製して本発明の画像表示装置を作製すれば、より利便性を向上させることができる。
【実施例2】
【0021】
図5は、本発明の実施例2を示す構成図である。図5において、画像表示装置を備えた情報端末1は、表示部2、データ配線駆動回路3、走査配線駆動回路4、タイミングコントローラ5、アンテナ6、検波回路7、電源回路10を内蔵している。図1の構成と異なる点は、プロセッサ8、メモリ9を持たない点であり、この実施例の画像表示装置は、アンテナ6が受信した電磁波を表示させる機能のみを有するものである。
【0022】
実施例2の構成も、図1で説明した実施例1の構成同様、全ての回路を薄膜トランジスタを用いて作製すれば、低コスト化が期待できる。さらに、薄膜トランジスタを印刷技術を用いて作製することができれば、より抵抗コスト化を実現でき、また、薄膜トランジスタをフレキシブル基板上に作製して本発明の画像表示装置を作製すれば、より利便性を向上させることができる。
【実施例3】
【0023】
図6は、本発明の実施例3を示す構成図である。図6において、画像表示装置を備えた情報端末1は、表示部2、データ配線駆動回路3、走査配線駆動回路4、タイミングコントローラ5、アンテナ6、検波回路7、プロセッサ8、メモリ9、電源回路10、画像データ用メモリ200を内蔵している。図1で説明した実施例1の構成と異なる点は画像データ用メモリ200を持っている点である。
【0024】
図7は、画像データ用メモリ200を含んだ本実施例の画像データ用メモリ200、表示部1、データ配線駆動回路3、および走査配線駆動回路4の構成を示す。画像データ用メモリ200は、画像データ用第1メモリ201および画像データ用第2メモリ202により構成されており、表示部2の1行分の画像データを交互に記憶する。第1と第2画像データ用メモリ201、202は、それぞれスイッチ33およびスイッチ34を介してデータ配線21に接続されており、スイッチ33およびスイッチ34は、信号SWC1およびSWC2により制御される。この構成により、1本の走査配線22が選択されるたびに第1画像データ用メモリ201、第2画像データ用メモリ202のデータを交互にデータ配線21に転送し、各画素23にデータを記憶させることで、画像の表示を行う。
【0025】
この実施例3の構成も、図1で説明した実施例1の構成同様、全ての回路を薄膜トランジスタを用いて作製すれば、低コスト化が期待できる。さらに、薄膜トランジスタを印刷技術を用いて作製することができれば、より抵抗コスト化を実現でき、また、薄膜トランジスタをフレキシブル基板上に作製して本発明の画像表示装置を作製すれば、より利便性を向上させることができる。
【実施例4】
【0026】
次に、タイミングコントローラ5内部の構成について、その構成例1を説明する。図8は、タイミングコントローラ5内部のブロック図を示したものである。タイミングコントローラ5は、NRZ信号化回路52、レベルシフタ53、クロック生成回路54、制御信号生成回路55により構成される。
【0027】
NRZ信号化回路52は、例えば図2に示すような検波回路7の出力をNRZ信号に変換する回路である。次に、レベルシフタ53は、NRZ信号の振幅を、画像データ用の信号振幅に変換する回路である。ここで、NRZ信号化回路の出力信号の振幅が、すでに画像データ用の信号振幅である場合には、レベルシフタ53は不要である。また、クロック生成回路53は、NRZ信号化回路52の出力から、検波回路7の出力と同期したクロックを生成する回路である。最後に制御信号生成回路55は、NRZ信号化回路52の出力とクロック生成回路53の出力から、例えば図4に示すような制御信号を生成する回路である。
【0028】
ここで、タイミングコントローラ5内のNRZ信号化回路52およびクロック生成回路53の信号生成法について、その1例を図9を用いて説明する。図9は、上段にマンチェスター方式の入力信号、中段にNRZ信号、下段にクロックを示している。NRZ信号化回路52は、図中に点線で示した判定タイミングで入力信号を判定し、1,0の信号を出力する。また、クロック生成回路53は、同様の判定タイミングで1,0を反転させた信号を生成する。この判定タイミングは、アンテナが受信した搬送波をカウントすることにより生成する。
【0029】
次に、制御信号生成回路55について信号生成法の1例を説明する。ここで説明する駆動信号生成回路は、図3に示すデータ配線駆動回路3、走査配線駆動回路4を駆動する信号を生成する回路の例である。制御信号生成回路55は、図4に示すVFRM、VCLK1、VCLK2、HFRM、HCLK1、HCLK2の6信号を生成する。ここで、HCLK1、HCLK2はクロック生成回路53が生成したクロックおよびその反転信号を用いる。HFRM信号は、図3の表示部2の1行のデータの書き始めを示す信号であるが、この信号は、NRZ信号から行の先頭を検出して生成する。また、VCLK1、VCLK2は、NRZ信号から行の先頭を検出して切り替わるクロック信号である。最後にVFRMは、表示部2への1画面の表示を開始する信号で、NRZ信号から1画面の先頭を検出して生成する。
【実施例5】
【0030】
本発明の実施例5について図10を用いて説明する。図10は、画像表示装置を備えた情報端末1に搭載されている表示部2、データ配線駆動装置3、および走査配線駆動装置4の構成を示したものである。データ配線駆動回路3は第1シフトレジスタ35、36、37およびスイッチ32で構成されており、走査配線駆動回路4は、第2シフトレジスタ43、44、45およびレベルシフタ42により構成されている。ここで、データ配線駆動回路3および走査配線駆動回路4は、それぞれ3つのシフトレジスタを持っているが、このシフトレジスタ数は3つに限らず、1以上であればよい。
【0031】
図10ではデータ配線駆動装置3、および走査配線駆動装置4が、それぞれ3つのシフトレジスタを持つことから、表示部2は9個のブロックに分割される。それらは、それぞれ表示部2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2h、2iとして、図10中に示されている。表示部2、データ配線駆動装置3、および走査配線駆動装置4がこのような構成になっていることから、これらの9つの表示部のうち、任意の表示部に画像を表示させることが可能になる。任意の表示部に画像を表示させるには、第1シフトレジスタ33、34、35および、第2シフトレジスタ45、46、47の内からそれぞれ任意の1つのシフトレジスタを動作させることにより、行われる。
【0032】
上記した任意のシフトレジスタを動作させるには、タイミングコントローラ5が、所定のシフトレジスタのみへ駆動信号を供給することで実行される。そのためには、タイミングコントローラ5への入力信号として、画像データに加えて、表示部2上の位置情報が必要になる。表示部2上の位置情報の入力方法の1例を実施例6として以下に示す。
【実施例6】
【0033】
従来使用されている非接触ICカードのリーダ・ライタでは、電磁波により送信するデータの先頭に、データの開始を検出するためのヘッダが付加されている。本発明の情報端末へ入力される電磁波による入力信号も、同様にデータの開始を検出するためのヘッダが必要であるが、それと共に、画像データかどうかを判定する画像データ用のヘッダが必要になる。図11に、本発明の情報端末の実施例6が受信するデータの構成の1例を本発明の実施例6として示す。
【0034】
図11において、受信データは、ヘッダ101、画像データ以外のデータ102、画像データ用ヘッダ103、画像データ104により構成されている。データは図中の矢印に沿って、左から右に送信される。図11のデータが、電磁波として図1の情報端末1に入力されると、受信信号は、アンテナ6、検波装置7により、2値化データとして検出される。ここで、画像データ用ヘッダ103が入力されたことをタイミングコントローラ5が検出すると、タイミングコントローラ5は図3に示した制御信号および画像データを出力する。なお、図11において、画像データ以外のデータ102が存在しない場合、ヘッダ101を画像データ用ヘッダとして代用することも可能である。
【実施例7】
【0035】
図12に、本発明の情報装置が受信するデータの構成の他の例を本発明の実施例7として示す。図12において、送信データはヘッダ101、画像データ以外のデータ102、画像データ用ヘッダ103a、画像データ104a、画像データ用ヘッダ103b、画像データ104b、画像データ用ヘッダ103c、画像データ104cにより構成されている。データは図中の矢印に沿って、左から右に送信される。このデータは、例えば図10において、表示部2b、2e、2hの3つの部分に画像を表示させる時のデータに対応したものである。画像データ用ヘッダ103aは表示部2aに画像を表示するためのヘッダでこれをタイミングコントローラ5が検出すると、図10のシフトレジスタ36とシフトレジスタ43を動作させる。同様に、タイミングコントローラ5が画像データ用ヘッダ103bを検出すると、シフトレジスタ36とシフトレジスタ44を動作させ、画像データ用ヘッダ103cを検出するとシフトレジスタ36とシフトレジスタ45を動作させる。
【実施例8】
【0036】
図13に本発明の情報装置が送信するデータの構成のさらに他の例を本発明の実施8として示す。この例では、受信データは、ヘッダ101、画像データ以外のデータ102、画像データ用ヘッダ103に続いて、画像データ104a、行先頭ヘッダ105a、画像データ104b、行先頭ヘッダ105b、画像データ104cと続いて構成されている。データは図中の矢印に沿って、左から右に送信される。このデータ構成では、例えば、図3の表示部2に画像を表示させる場合、行の切り替わりが行先頭ヘッダにより認識できるため、タイミングコントローラ5がこの行先頭ヘッダを判定し、表示部2内の1段下の行内の画素へ画像データの表示を開始する。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係る画像表示装置を備えた情報端末の実施例1の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の検波回路が検出する波形図である。
【図3】図1の表示部、データ配線駆動回路、走査配線駆動回路の構成と入力信号の1例を示す図である。
【図4】図1における制御信号の波形の1例を示す図である。
【図5】本発明に係る画像表示装置を備えた情報端末の実施例2の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る画像表示装置を備えた情報端末の実施例3の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る画像表示装置を備えた情報端末の実施例3の画像データ用メモリ、表示部、データ配線駆動回路、および走査配線駆動回路の構成を示す図である。
【図8】本発明に係る画像表示装置を備えた情報端末の実施例4のタイミングコントローラ内部のブロック図を示す図である。
【図9】タイミングコントローラの入力波形、NRZ信号およびクロックを示す図である。
【図10】本発明に係る画像表示装置を備えた情報端末の実施例5の表示部、データ配線駆動装置、および走査配線駆動装置の構成を示す図である。
【図11】本発明に係る情報端末の実施例6における受信データの構成を示す図である。
【図12】本発明に係る情報端末の実施例7における受信データの構成を示す図である。
【図13】本発明に係る情報装置の実施例8における受信データの構成を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1…情報端末、2…表示部、3…データ配線駆動回路、4…走査配線駆動回路、5…タイミングコントローラ、6…アンテナ、7…検波回路、8…プロセッサ、9…メモリ、10…電源回路、21…データ配線、22…走査配線、23…画素、2a…表示部、2b…表示部、2c…表示部、2d…表示部、2e…表示部、2f…表示部、2g…表示部、2h…表示部、2i…表示部、31…シフトレジスタ、32…スイッチ、33…スイッチ、34…スイッチ、35…シフトレジスタ、36…シフトレジスタ、37…シフトレジスタ、41…シフトレジスタ、42…レベルシフタ、43…シフトレジスタ、44…シフトレジスタ、45…シフトレジスタ、52…NRZ信号化回路、53…クロック生成回路、54…レベルシフタ、55…制御信号生成回路、101…ヘッダ、102…信号、103…画像データ用ヘッダ、103a…画像データ用ヘッダ、103b…画像データ用ヘッダ、103c…画像データ用ヘッダ、104…画像データ、104a…画像データ、104b…画像データ、104c…画像データ、105a…行先頭ヘッダ、105b…行先頭ヘッダ、200…画像データ用メモリ、201…画像データ用メモリ、202…画像データ用メモリ、VFRM…制御信号、VCLK1…制御信号、VCLK2…制御信号、HFRM…制御信号、HCLK1…制御信号、HCLK2…制御信号、SWC1…制御信号、SWC2…制御信号。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部と、前記表示部を駆動する表示部駆動回路と、前記表示部駆動回路に制御信号を供給するタイミングコントローラを持つ画像表示装置を備える情報端末であって、
外部から入射される電磁波を受信するアンテナおよび、前記アンテナが受信した電磁波に含まれる信号を検出する検波回路を内蔵し、
前記検出された信号に画像信号およびヘッダ信号が含まれる場合、前記タイミングコントローラは、前記画像信号および前記ヘッダ信号と同期した制御信号を前記表示部駆動回路に供給し、前記画像信号を前記表示部に表示することを特徴とする画像表示装置を備える情報端末。
【請求項2】
請求項1において、
前期表示部、前記表示部駆動回路、前記タイミングコントローラ、および前記検波回路は、薄膜トランジスタを用いて構成されていることを特徴とする画像表示装置を備える情報端末。
【請求項3】
請求項1において、
前記タイミングコントローラは、前記アンテナが受信した画像信号をNRZ信号に変換するNRZ信号化回路と、前記NRZ信号を画像表示用のデータとして用いるための電圧にレベル変換するレベルシフタと、NRZ信号化回路の出力から前記検波回路の出力と同期したクロックを生成するクロック生成回路と、前記画像表示装置の表示制御信号を生成する制御信号生成回路を備え、
前記表示制御信号を前記表示装置に供給することにより、前記アンテナが受信した画像信号を前記表示部に表示することを特徴とする画像表示装置を備える情報端末。
【請求項4】
請求項3において、
前記タイミングコントローラは、前記検波回路出力を記憶するメモリを備え、前記アンテナが受信してNRZ信号に変換された画像信号を、一旦前記メモリに記憶した後、所定のタイミングで前記表示部に供給することにより、前記アンテナにより受信した信号を前記表示部に表示することを特徴とする画像表示装置を備える情報端末。
【請求項5】
請求項1において、
前記アンテナが受信した画像データには、当該受信信号が画像データであることを示すヘッダデータが付加されており、当該ヘッダデータを検出することにより、画像データの表示を開始することを特徴とする画像表示装置を備える情報端末。
【請求項6】
請求項1において、
前記表示部は、画像データを転送する複数のデータ配線と、前記データ配線と交差して配置される複数の走査配線と、前記データ配線と前記走査配線の各交点に対応した複数の画素により構成されており、
前記表示部駆動回路は、前記データ配線を駆動するデータ配線駆動回路と前記走査配線を駆動する走査配線駆動回路を有し、
前記データ配線駆動回路は前記データ配線を選択するための第1シフトレジスタを複数備えて、それぞれが異なったデータ配線を選択する構成を有し、
前記走査配線駆動回路は前記走査配線を選択するための第2シフトレジスタを複数備えて、それぞれが異なった走査配線を選択する構成を有することを特徴とする画像表示装置を備える情報端末。
【請求項7】
請求項6において、
前記アンテナが受信した画像データには、当該受信信号が前期表示部上のどの位置から表示を開始するかを示すヘッダデータが付加されており、当該ヘッダデータを検出することにより、前記複数の第1シフトレジスタおよび前記複数の第2シフトレジスタのうちの前記表示部の所定の位置に対応するシフトレジスタを動作させて、前記表示部の所定の位置から画像データの表示を開始することを特徴とする画像表示装置を備える情報端末。
【請求項8】
請求項7において、
前記画像データは前記表示部の1行分の画像データ毎に分割されており、前記各行の画像データの先頭に先頭を認識するためのヘッダデータが付与されており、当該ヘッダデータを検出することにより、前記表示部へ画像データを供給する行を変更することを特徴とする画像表示装置を備える情報端末。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2007−248553(P2007−248553A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−68610(P2006−68610)
【出願日】平成18年3月14日(2006.3.14)
【出願人】(502356528)株式会社 日立ディスプレイズ (2,552)
【Fターム(参考)】