説明

画面設計装置および描画部品設定方法

【課題】効率的に設定処理を行うことができる画面設計装置を得ること。
【解決手段】プログラマブル表示器の画面を構成する部品の属性を示す設定項目を設定する画面設計装置であって、ある部品の設定項目の設定値を他の部品の属性の設定時の参照元とする場合に、参照元の設定項目が設定されている部品を参照元部品として選択し、参照元部品の設定項目から1つ以上の設定項目を参照元項目として選択する参照元選択部11と、部品の設定項目と、その設定項目と関連する他の部品の設定項目と、の対応を保持し、前記対応に基づいて参照元項目と関連する設定項目の値を、参照元項目の設定値に基づいて設定する貼り付け部14と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラマブル表示器の画面設計を行なう際に、画面上に配置される各オブジェクト(描画部品,部品)に対して設定を行う画面設計装置および描画部品設定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プログラマブル表示器は、画面表示するオブジェクトをユーザが選択して配置することが可能な表示装置である。プログラマブル表示器の画面設計を行う際、ユーザはGUI(グラフィカルユーザインタフェース)上にオブジェクトを配置し、配置されたオブジェクトに対し、そのオブジェクトを構成するために必要な設定項目をそれぞれ設定する必要がある。以下、この設定をオブジェクト設定とよぶ。
【0003】
プログラマブル表示器のオブジェクト設定を行なう際、配置済みのある部品の設定項目を、他の設定済みの設定項目の値と同一値として設定したい場合がある。このような場合、配置済みの部品の一部の設定項目を他の設定項目からコピーすることになるが、従来の方法では、コピーを行なうためには、コピー元とコピー先のそれぞれの部品に対応する設定箇所を編集するための画面を開きコピーを行なう必要がある。
【0004】
一方、ユーザがオブジェクトの設定項目を容易に変更するための技術として、たとえば、下記特許文献1に、作画ソフトウェアを用いることなく設定項目を変更可能なプログラマブル表示器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−362258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の技術によれば、配置済みの部品の一部の設定項目を他の設定項目からコピーする際に、それぞれの部品に対応する設定箇所を編集するための画面を開く必要があり手間がかかり作業効率が低下する、という問題があった。また、複数の項目をコピーする際は、前述の処理を項目分繰り返す必要があり、さらに作業効率が低下する、という問題があった。
【0007】
また、上記特許文献1に記載の技術では、配置済みの部品の一部の設定項目を他の設定項目からコピーする際の操作の簡易化については述べられておらず、上記従来の方法の課題を解決していない。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、配置済みの部品の一部の設定項目を、他の設定済みの設定項目に基づいて設定する際に、効率的に設定処理を行うことができる画面設計装置および描画部品設定方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、プログラマブル表示器の画面を構成する部品の属性を示す設定項目を設定する画面設計装置であって、前記部品の設定項目の設定値を他の部品の属性の設定時の参照元とする場合に、参照元の設定項目が設定されている前記部品を参照元部品として選択し、前記参照元部品の設定項目から1つ以上の設定項目を参照元項目として選択する参照元選択手段と、前記部品の設定項目と、その設定項目と関連する他の前記部品の設定項目と、の対応を保持し、前記対応に基づいて前記参照元項目と関連する設定項目の値を、前記参照元項目の設定値に基づいて設定する設定手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、設定済みの部品の設定項目の値を他の部品の設定項目の設定に用いる場合に、1以上の参照元の設定項目の選択を受付け、選択された参照元の設定項目に基づいて関連する部品の対応する項目への設定を行なうようにしたので、配置済みの部品の一部の設定項目を、他の設定済みの設定項目に基づいて設定する際に、効率的に設定処理を行うことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、画面設計装置の機能構成例を示す図である。
【図2】図2は、画面設計装置の画面設計作業時の画面表示の一例を示す図である。
【図3】図3は、オブジェクト設定処理手順の一例を示す図である。
【図4】図4は、自動変更項目の貼り付けの一例を示す図である。
【図5】図5は、自動変更項目に対してユーザによる変更を行なう場合の一例を示す図である。
【0012】
以下に、本発明にかかる画面設計装置および描画部品設定方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0013】
実施の形態.
図1は、本発明にかかる画面設計装置の機能構成例を示す図である。本実施の形態の画面設計装置は、CPU(Central Processing Unit)等の制御部1と、RAM,ROMなどの各種メモリおよびハードディスクなどのストレージデバイスを含み、上記制御部1が実行すべきプログラム,処理の過程で得られた必要なデータなどを記憶する記憶部2と、ディスプレイ等の表示部3と、キーボード、マウス等の入力部4と、を備えるシステム上に実装されることとする。本実施の形態の画面設計装置は、参照元選択部11と、インクリメント設定(自動演算設定)部12と、変更受付部13と、貼り付け部(設定手段)14と、表示部3と、入力部4と、記憶部2と、で構成される。
【0014】
本実施の形態の画面設計装置は、プログラマブル表示器の画面設計を行なう機能を有し、GUIを用いて部品(オブジェクト)を配置する。画面設計機能については、従来技術と同様であり、説明を省略する。
【0015】
本実施の形態の画面設計装置が設定や編集を行なった各部品の設定項目を、ネットワークや媒体等によりプログラマブル表示器がアクセス可能な場所に格納するとする。
【0016】
本実施の形態の画面設計装置は、本実施の形態の画面設計装置の機能を実現するためのアプリケーションプログラムが記憶部3にインストールされ、アプリケーションプログラムの実行時に、記憶部3から読み出されたアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションという)が記憶部3の所定の場所に格納される。この状態で、制御部1の各構成要素(参照元選択部11,インクリメント設定部12,変更受付部13,貼り付け部14)が、記憶部3に格納されたプログラムに従って、処理を実行する。
【0017】
図2は、本実施の形態の画面設計装置の画面設計作業時の画面表示の一例を示す図である。図2では、本実施の形態の画面設計装置としての機能を実現するアプリケーションを起動した場合の画面設計作業時に表示部3に表示される画面表示例であり、メニュー表示部21,標準ツールバー表示部22,作業領域表示部23が表示されている。作業領域表示部23内には、配置済み部品24とポインティングデバイス25が表示されている。ユーザは、入力部4を用いて、作業領域表示部23に、部品を新たに配置したり、部品の配置を変更したり、等の操作を行なう。なお、図2は、画面表示の一例であり、部品の配置などの操作が可能な表示画面であれば、表示する項目や表示形式は、これに限らずどのようなものでもよい。
【0018】
つぎに、本実施の形態のオブジェクト設定方法について説明する。ユーザは、配置済みの部品(図2に例示した配置済み部品24)について、その部品の属性の設定を行なう。属性の設定項目としては、たとえば、表示色,表示サイズ,表示位置等、部品の種類によってさまざまな設定項目が考えられるが、設定項目の内容は限定しない。
【0019】
ユーザが、配置済みの部品についての設定を行なう際、設定済みの他の部品との設定項目の値と同一の値を用いたい場合がある。このような場合に、本実施の形態では、設定済みの他の部品のある項目の値をコピーし、他の部品の設定項目の値として設定する。
【0020】
図3は、本実施の形態のオブジェクト設定処理手順の一例を示す図である。まず、ユーザは、表示部3に表示された配置済みの部品のうちコピー元の部品(コピー元の設定項目が設定されている部品)を入力部4を用いて選択し、参照元選択部11が入力部4から選択結果を取得し選択結果に基づいてコピー元の部品を選択する(ステップS11)。つぎに、ユーザが入力部4のキーボードの特定のキーを選択する、またはコピーボタンを入力部4のマウスにより選択するなどによりコピー開始を指示し、参照元選択部11が入力部4からその指示を取得する(ステップS12)。
【0021】
または、ユーザが入力部4によりコピー開始を指示し、参照元選択部11が入力部4からその指示を取得し(ステップS13)、その後に、ユーザが表示部3に表示された配置済みの部品のうちコピー元の部品を、入力部4を用いて選択し、参照元選択部11が入力部4から選択結果を取得する(ステップS14)。
【0022】
ステップS12の後、またはステップS14の後に、参照元選択部11は、選択された部品の、コピー可能な設定項目を表示部3に表示する等して、ユーザは、入力部4を用いてコピー元として選択する設定項目(コピー項目)を選択し、参照元選択部11は設定項目の選択結果を入力部4から取得する(ステップS15)。この際、コピー項目は、複数選択可能とする。また、コピー開始時の条件などによりコピー項目が決まっている場合は、選択は不要とする。
【0023】
参照元選択部11は選択されたコピー項目をインクリメント設定部12に通知し、インクリメント設定部12は、通知されたコピー項目のうち、数値などその項目の値に基づいて値を変更して設定する項目(たとえば他の設定項目に連続性のある数値として設定する項目等)に、自動変更対象項目(数値などその項目の値に基づいて値を変更して設定する項目(たとえば他の設定項目に連続性のある数値として設定する項目等))の参照元になる項目が含まれているか否かを判断する(ステップS16)。
【0024】
自動変更対象の参照元になる項目が含まれている場合(ステップS16 Yes)には、参照元選択部11は、自動変更対象項目の参照元になる項目に対して、インクリメント、デクリメント間隔など、自動変更を行なうための変更法則を決定し、変更法則を記憶部2に保持する(ステップS17)。なお、自動変更対象項目については、どの項目を参照元とするかの情報と、参照元の項目の値を用いてどのような変更を行なうかを示す変更法則を決定するための情報(数値の変更だけでなく、文字列の一部のみの値変更なども含む)と、をあらかじめ記憶部2に保持しておく。インクリメント設定部12はその情報に基づいてステップS17の処理を行う。なお、変更法則をユーザからの指示などにより、変更できるようにしてもよい。
【0025】
つぎに、ユーザは入力部4経由でのコピー先(貼り付け先)の部品(コピー項目の値を用いた設定を行なう部品)の選択し、貼り付け部14はその選択結果を取得する(ステップS18)。この際、たとえば、表示部3に貼り付け可能な部品(コピー項目を用いた値を設定することが可能な部品)を表示し(たとえば、図2に例示したような表示画面を表示し)、ユーザは、表示された部品から入力部4を用いて貼り付け先の部品を選択する。
【0026】
また、ステップS16で、自動変更対象の参照元になる項目が含まれていない場合(ステップS16 No)は、ステップS18へ進む。
【0027】
そして、貼り付け部14は、ステップS18で選択された貼り付け先の部品について、その部品の設定項目のうち、コピー項目の値を貼り付ける設定項目と貼り付けた値とを表示部3に表示する(ステップS19)。なお、コピー項目と貼り付け先項目の対応は、あらかじめ定めておき、記憶部2に保持していることとする。または、ステップS18で貼り付け先の部品を選択する際に、貼り付け先の項目も選択するようにしてもよい。たとえば、部品Aの設定項目Xと部品Bの設定項目Xを同一の値とする必要がある場合には、部品Aの設定項目Xがコピー項目として選択され、部品Bが貼り付け先の部品として選択された場合には、部品Bの設定項目Yとして、設定項目Xの値を表示する。
【0028】
また、ステップS19では、貼り付け部14は、決定した変更法則に対応する項目については、変更法則に基づいてコピー項目の値を変更した後の値を、貼り付け先の部品の該当する設定項目に貼り付ける。たとえば、部品Bの設定項目Yの値を、部品Aの設定項目Zの値に対し、1を加算した値とするような変更法則がある場合には、部品Bが貼り付け先の部品として選択された場合には、部品Bの設定項目Zとして設定項目Yの値に1を加えた値を貼り付け、表示する。
【0029】
また、貼り付け部14は、ステップS19での貼り付け処理時に、貼り付けによる設定を許可しない部品に対し貼り付けを行おうとした際には、表示部3等に表示する等によりユーザにエラーを通知する。また、このエラーを通知する際には、コピー項目として選択した項目のうち一部貼り付け可能な項目がある場合に、エラーとして貼り付けを行なわないか、一部貼り付け可能な項目のみを貼り付けるか、のいずれかを選択できるようにしてもよい。
【0030】
また、貼り付け部14は、値の上限、下限が決まっている設定項目については、ステップS19での変更法則に基づく変更後の値が、その項目のその上限を超える、または下限に満たない場合は、その旨のエラーを表示部3等に表示する等によりユーザに通知する。
【0031】
つぎに、変更受付部13は、ステップS19で表示した貼り付けた値について、入力部4によるユーザからの変更指示を受付け、変更指示があるか否かを判断する(ステップS20)。たとえば、ユーザは、表示部3に表示された貼り付けた値を、入力部4を用いて編集することにより、変更指示を行なう。変更を行なうか否かを選択するボタンを表示部3に表示し、どちらのボタンが選択されたかにより変更指示の有無を判断してもよい。
【0032】
変更指示がある場合(ステップS20 Yes)、変更受付部13は、貼り付けた値をユーザにより編集された値に変更し(ステップS21)、変更後の値を対応する項目に貼り付け、その設定を記憶部2に保存する(ステップS22)。
【0033】
ステップS20で、変更指示がない場合(ステップS20 No)、ステップS19で貼り付けた値を、その設定項目の値として貼り付け、記憶部2に保存する(ステップS22)。
【0034】
ステップS22の後、変更受付部13は、貼り付けを続けるか否かのユーザの指示を入力部4経由で受付け(ステップS23)、貼り付けを続ける場合(ステップS23 Yes)には、ステップS18に戻る。貼り付けを続けない場合(ステップS23 No)には、処理を終了する。
【0035】
図4は、本実施の形態の自動変更項目の貼り付けの一例を示す図である。コピー元の部品31の設定項目(ここでは設定項目#1とする)に“X001”の値が設定されているとする。貼り付け先の部品32である部品33−1〜部品33−3は、コピー元の部品31の設定項目#1の値を参照元とする自動変更項目を自身の設定項目として含むとする。変更法則として、部品33−1の対応する項目には、設定項目#1の値に+2のインクリメントが設定され、部品33−2の対応する項目には、部品33−1に自動変更により設定した値に+2のインクリメントが設定され、部品33−3の対応する項目には、部品33−2に自動変更により設定した値に+2のインクリメントが設定されるよう定められているとする。この場合、図4に示すように、部品33−1〜部品33−3には、順次+2ずつインクリメントされた値が設定されることになる。
【0036】
図5は、本実施の形態の自動変更項目に対してユーザによる変更を行なう場合の一例を示す図である。図5中、図4と同一の符号を付した要素は、図4と同様である。図5の例では、部品33−1〜部品33−3の自動変更された値が、ステップS19で表示された後、ステップS21でユーザにより貼り付け内容が変更される場合を示している。表示された、部品33−3の自動変更値41(“X007”)は、ユーザにより変更され、変更後設定値42(“X008”)となり、この場合は、変更後設定値42が、設定されることになる。
【0037】
なお、本実施の形態では、単純なコピーによる貼り付け(同一値の貼り付け)だけでなく、コピー元の値を元に自動変更を行なった値の貼り付けも行なうようにしたが、同一値の貼り付けのみが必要な場合には、自動変更の処理を実施しないようにしてもよい。また、本実施の形態では、貼り付け後の値についてユーザからの変更を受け付けるようにしたが、ユーザからの変更を受け付ける必要のない場合等には、ユーザからの変更を受け付ける処理(ステップS20,ステップS21)を省略してもよい。また、コピー元の部品の設定項目によって貼り付け先の部品と設定項目が固定で決まっている場合には、ステップS18を省略して、貼り付け先に対応する設定項目に自動で貼り付けを行なうようにしてもよい。
【0038】
このように、本実施の形態では、設定済みの部品の設定項目の値を他の部品の設定項目に貼り付ける場合に、1以上のコピー元の設定項目の選択を受付け、選択されたコピー元の設定項目を、貼り付け先の部品の対応する項目へ貼り付けるようにした。そのため、配置済みの部品の設定項目を変更する際に、個々の部品の設定箇所を開く必要がなくなるため、作業効率が向上し、作業時間の削減につながる。
【0039】
また、従来の方法では、コピー元の数値を他の部品の項目に貼り付けする際には、貼り付ける内容はコピー元と同じ内容に限られており、たとえば、コピー元の数値に固定値を加える等加工した数値を貼り付けることができなかったが、本実施の形態の自動変更を行なうことにより、加工した数値を自動的に貼り付けることができ、さらに作業効率が向上し、作業時間の削減につながる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上のように、本発明にかかる画面設計装置および描画部品設定方法は、プログラマブル表示器の画面設計を行なう際に、画面上に配置される各オブジェクトに対して設定を行う画面設計装置に有用であり、特に、複数のオブジェクトの設定項目に、同一値を設定する画面設計装置に適している。
【符号の説明】
【0041】
1 制御部
2 記憶部
3 表示部
4 入力部
11 参照元選択部
12 インクリメント設定部
13 変更受付部
14 貼り付け部
21 メニュー表示部
22 標準ツールバー表示部
23 作業領域表示部
24 配置済み部品
25 ポインティングデバイス
31 コピー元の部品
32 貼り付け先の部品
33−1〜33−3 部品
41 自動変更値
42 変更後設定値

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プログラマブル表示器の画面を構成する部品の属性を示す設定項目を設定する画面設計装置であって、
前記部品の設定項目の設定値を他の部品の属性の設定時の参照元とする場合に、参照元の設定項目が設定されている前記部品を参照元部品として選択し、前記参照元部品の設定項目から1つ以上の設定項目を参照元項目として選択する参照元選択手段と、
前記部品の設定項目と、その設定項目と関連する他の前記部品の設定項目と、の対応を保持し、前記対応に基づいて前記参照元項目と関連する設定項目の値を、前記参照元項目の設定値に基づいて設定する設定手段と、
を備えることを特徴とする画面設計装置。
【請求項2】
前記設定手段は、複数の前記部品について、前記参照元項目と関連する設定項目を前記参照元項目の設定値に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の画面設計装置。
【請求項3】
前記設定手段は、前記参照元項目と関連する設定項目の値として、前記参照元項目の設定値と同一の値を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画面設計装置。
【請求項4】
前記参照元項目の設定値に基づいてその参照元項目に関連する設定項目の設定値を算出するための規則を変更規則として設定する自動変更設定手段、
をさらに備え、
前記設定手段は、前記参照元項目と関連する設定項目の値として、前記変更規則に基づいて算出した値を設定することを特徴とする請求項1、2または3に記載の画面設計装置。
【請求項5】
前記変更規則を、前記参照元項目の設定値に所定の数を加算する規則とすることを特徴とする請求項4に記載の画面設計装置。
【請求項6】
前記変更規則として、前記参照元項目の設定値に基づいて2つ以上の値を算出し、算出した値を、それぞれ異なる設定項目に設定するための規則を含むことを特徴とする請求項4に記載の画面設計装置。
【請求項7】
前記変更規則として、所定の加算間隔を定め、前記参照元項目の設定値に前記所定の加算間隔を所定の回数加算することにより、前記2つ以上の値を算出する、ことを特徴とする請求項6に記載の画面設計装置。
【請求項8】
前記設定手段は、前記参照元項目と関連する設定項目に対応する部品が複数ある場合に、それらの部品のうち操作者により選択された部品について前記参照元項目の設定値に基づく設定を行なうことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の画面設計装置。
【請求項9】
前記設定手段が設定した前記参照元項目と関連する設定項目の値の変更指示を受け付ける入力手段と、
前記入力手段が変更指示を受け付けた場合に、その変更指示に基づいて前記参照元項目と関連する設定項目の値を変更し、変更後の値をその設定項目の値として設定する変更受付手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の画面設計装置。
【請求項10】
前記変更受付手段からの指示に基づいて表示を行なう表示手段、
をさらに備え、
前記変更受付手段は、前記設定手段が設定した前記参照元項目と関連する設定項目の値を表示するよう指示し、また前記変更後の値を表示するよう指示する、
ことを特徴とする請求項9に記載の画面設計装置。
【請求項11】
プログラマブル表示器の画面を構成する部品の属性を示す設定項目を設定する画面設計装置における描画部品設定方法であって、
前記部品の設定項目の設定値を他の部品の属性の設定時の参照元とする場合に、参照元の設定項目が設定されている前記部品を参照元部品として選択し、前記参照元部品の設定項目から1つ以上の設定項目を参照元項目として選択する参照元選択ステップと、
前記部品の設定項目と、その設定項目と関連する他の前記部品の設定項目と、の対応を保持し、前記対応に基づいて前記参照元項目と関連する設定項目の値を、前記参照元項目の設定値に基づいて設定する設定ステップと、
を含むことを特徴とする描画部品設定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−159151(P2011−159151A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−21132(P2010−21132)
【出願日】平成22年2月2日(2010.2.2)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】