説明

異常判定装置、異常判定プログラム及び異常判定方法

【課題】修理後に異常が再発した場合にもその異常の発生をセンタへ通知することができるようにする。
【解決手段】ナビゲーション装置は、車両において故障が発生したと判定した場合にその故障を情報収集センタのサーバへ通知する(S101)。具体的には、このナビゲーション装置は、ある故障が発生していないと判定している状態においてその故障の検出される状態が8秒間継続したことを条件としてその故障が発生したと判定する。そして、その後にその故障の検出されない状態が10トリップ継続したことを条件としてその故障が解消したと判定するが、故障に対する修理が完了したことを検出した場合には(S106:YES)、10トリップを1トリップに短縮する(S108)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両における異常の発生の有無を判定するための異常判定装置、異常判定プログラム及び異常判定方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、車両において異常が発生した場合に、その情報を車両から外部のセンタへ自動的に通知する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載の情報提供システムでは、車両に搭載された通信ECUが、他のECUと定期的に通信を行ってその動作状態をモニタリングし、正常に動作していない場合にはそのデータを情報提供センタに送信する。このようにすることで、情報提供センタでは、異常の生じた機能を特定し、その機能を代行あるいは部分代行するといったことが可能となる。
【特許文献1】特開平10−297446号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、車両において検出される異常は、異常の検出される状態と検出されない状態とが頻繁に変化する(チャタリングが生じる)ことがある。例えば、オイルやウォッシャー液などの液面レベルに基づき異常を検出するものでは、坂道等による車両の傾きの影響を受けて、異常の検出されない状態から一時的に異常の検出される状態となったり、逆に、異常の検出される状態から一時的に異常の検出されない状態となったりすることがある。したがって、異常の検出状態に応じて直ちに異常が発生した(あるいは解消した)と判定することは適切ではない。
【0004】
そこで、異常の検出される状態が一定期間継続したことをもって異常が発生したと判定する手法が有効となる。また、異常が発生したと判定した後にその異常が解消したと判定する場合も同様であり、異常の検出されない状態が一定期間継続したことをもって異常が解消したと判定する。
【0005】
ここで、上記一定期間は、チャタリングの影響を受けにくくするという面では長期間に設定することが好ましいが、異常の発生については早期に通知することも重要となる。そこで、異常が発生したと判定するための期間は比較的短期間(例えば8秒間)に設定され、異常が発生したと判定した後にその異常が解消したと判定するための期間は比較的長期間(例えば10トリップ)に設定されることが好ましい。なお、ここでいうトリップとは、イグニッションスイッチがオンされてから次にオンされるまでの期間を意味する。
【0006】
例えば、図4に示すように、車両において故障の有無を判定する装置は、同一の故障通知を一定期間(例えば8秒間)継続して受信した時点で、故障が発生したという判定結果を確定する。その後、その故障通知が受信されない状態が一定期間(例えば10トリップ)継続した時点で、故障が解消したという判定結果を確定する。
【0007】
このような仕組みを導入することにより、車両の修理を行うディーラでは、車両の故障情報をセンタから事前に取得して準備を行うことができ、これにより車両の修理を効率よく行うことができる。
【0008】
しかしながら、車両がディーラで修理されてユーザへ返却された後に故障が再発した場合には、その故障の発生がセンタへ通知されないといった問題が生じ得る。具体的には、10トリップが継続する前に、つまり故障が解消したと判定する前に故障が再発した場合であり、故障状態が継続しているのと同様の扱いになってしまう。
【0009】
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、修理後に異常が再発した場合にもその異常の発生をセンタへ通知することのできる異常判定装置、異常判定プログラム及び異常判定方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の異常判定装置では、通知手段が、車両において異常が発生したと判定した場合にその異常を外部へ通知する。具体的には、この異常判定装置は、ある異常が発生していないと判定している状態においてその異常の検出される状態が所定の異常発生判定期間継続したことを条件としてその異常が発生したと判定する。そして、その後にその異常の検出されない状態が所定の異常解消判定期間継続したことを条件としてその異常が解消したと判定する。
【0011】
また、この異常判定装置では、完了検出手段が、異常に対する修理が完了したことを検出し、完了検出手段により修理の完了が検出された場合に、短縮手段が、異常解消判定期間を短縮する。
【0012】
このような異常判定装置によれば、異常に対する修理が完了した後でその異常が再発した場合に、その異常が外部へ通知されないといったことを防ぐことができる。すなわち、前述したように、異常に対する修理が完了しても、異常解消判定期間内(異常が解消したと判定する前)にその異常が再発すると、異常状態が継続しているのと同様の扱いになってしまい、異常の通知が行われない。このため、実際には異常が新たに発生したにもかかわらず、その異常が外部へ通知されないことになってしまう。
【0013】
これに対し、本発明の異常判定装置では、修理の完了を検出した場合に異常解消判定期間を短縮するようにしているため、異常解消判定期間内に異常が再発するといったことが生じにくくなる。
【0014】
ここで、異常に対する修理が完了したことの検出は、例えば請求項2に記載のように、完了検出手段が、修理の際に接続されるサービスツールからの情報に基づき検出するとよい。このようにすれば、異常に対する修理が完了したことを容易にかつ正確に検出することができる。
【0015】
また、修理中には、動作チェックなどを行うことにより、新たに異常が発生したと判定してその異常を外部へ通知してしまうことが考えられるが、このように修理中に検出される異常は外部へ通知しないことが好ましい。
【0016】
そこで、請求項3に記載の異常判定装置では、開始検出手段が、異常に対する修理が開始されたことを検出し、通知手段は、開始検出手段により修理の開始が検出されてから完了検出手段により修理の完了が検出されるまでの期間は異常の通知を行わない。このような異常判定装置によれば、修理中に異常を通知してしまうことを防ぐことができる。
【0017】
次に、請求項4に記載の異常判定プログラムは、車両において異常が発生したと判定した場合にその異常を外部へ通知する通知手段を備え、その異常が発生していないと判定している状態においてその異常の検出される状態が所定の異常発生判定期間継続したことを条件としてその異常が発生したと判定するとともに、その後にその異常の検出されない状態が所定の異常解消判定期間継続したことを条件としてその異常が解消したと判定する異常判定装置としてコンピュータを機能させるためのものである。そして、この異常判定プログラムは、その異常に対する修理が完了したことを検出する完了検出手段と、完了検出手段により修理の完了が検出された場合に、異常解消判定期間を短縮する短縮手段としてコンピュータを機能させる。
【0018】
このような異常判定プログラムによれば、請求項1に記載の異常判定装置としてコンピュータを機能させることができ、これにより前述した効果を得ることができる。
また、請求項5に記載の異常判定方法は、車両において異常の検出される状態が、その異常が発生していないと判定している状態において所定の異常発生判定期間継続したことを条件として、その異常が発生したと判定するとともに、その後にその異常の検出されない状態が所定の異常解消判定期間継続したことを条件としてその異常が解消したと判定するものである。そして、この異常判定方法では、異常に対する修理が完了したことを検出した場合に、異常解消判定期間を短縮する。
【0019】
このような異常判定方法によれば、請求項1に記載の異常判定装置と同様の効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.全体構成]
図1は、実施形態の情報提供システムの概略構成を表すブロック図である。
【0021】
同図に示すように、この情報提供システムは、複数の車両から無線送信される情報を車両外部の情報収集センタが管理する仕組みを実現するものである。
この情報提供システムを利用する車両には、ナビゲーション装置10と、通信機20とが搭載されている。
【0022】
ナビゲーション装置10は、メインマイコン11と、車載LANドライバ12とを備える。車載LANドライバ12は、車載LAN30を介して接続されたECU40,40,…との間で通信を行うためのインタフェースとして機能する。また、メインマイコン11は、通信機20を介して、遠隔地に存在する情報収集センタと無線通信を行う。
【0023】
一方、情報収集センタには、サーバ51と、データベース(DB)52とが設けられている。データベース52は、車両から収集された情報を管理するためのものである。
[2.処理の概要]
次に、この情報提供システムで実現される処理の概要について説明する。
【0024】
図2に示すように、車両において故障が発生すると、ECU40によってその故障が検出され、その故障に関する故障通知(ウォーニング通知)がそのECU40からナビゲーション装置10へ送信される。具体的には、例えば、ナビゲーション装置10がウォーニングランプ等の情報を定期的に監視し、異常を検出した場合にすべてのECU40に問い合わせを行い、その異常に対応するECU40が故障通知をナビゲーション装置10へ送信する、といった仕組みで実現される。
【0025】
ナビゲーション装置10では、故障通知を8秒間継続して受信した時点で、故障が発生したという判定結果を確定し、その情報を情報収集センタのサーバ51へ通知(アップロード)する。これにより、車両の修理を行うディーラは、情報収集センタへの問い合わせや情報収集センタからの通知などにより、車両の故障情報を事前に取得して修理の準備を行うことができる。
【0026】
その後、ナビゲーション装置10は、その故障に関する故障通知がECU40から送信されない状態が10トリップ継続した時点で、故障が解消したという判定結果を確定し、その情報を情報収集センタのサーバ51へ通知(アップロード)する。ただし、故障が解消したという判定結果を確定する前に、ディーラで故障が修理されたと判定した場合には、10トリップを1トリップに変更して同様の処理を行う。なお、ディーラで故障が修理されたという判定は、ディーラにおいて故障の修理の際に接続されるサービスツールからの情報に基づき行う。
【0027】
[3.ナビゲーション装置が実行する処理]
次に、ナビゲーション装置10のメインマイコン11が、あらかじめ記憶しているプログラムに従い実行する故障確定処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、この故障確定処理は、故障が発生したという判定結果を確定した時点(故障通知を8秒間継続して受信した時点)で開始される。
【0028】
メインマイコン11は、この故障確定処理を開始すると、まずS101で、確定した故障情報を情報収集センタのサーバ51へ通知(アップロード)する。
続いて、S102では、トリップ数を計数するための故障解消カウンタNの値を10に設定する。
【0029】
続いて、S103では、確定した故障に関する故障通知がECU40から受信されたか否かを判定する。
そして、S103で、確定した故障に関する故障通知が受信されていないと判定した場合には、S104へ移行し、ディーラでの故障修理の開始を検出したか否かを判定する。具体的には、サービスツールが接続されたことを、修理の開始として検出する。
【0030】
そして、S104で、ディーラでの故障修理の開始を検出したと判定した場合には、S105へ移行し、故障情報アップロードマスク機能をオンした後、S106へ移行する。ここで、故障情報アップロードマスク機能とは、当該ナビゲーション装置10から情報収集センタのサーバ51への故障情報の通知(アップロード)を禁止する機能のことであり、この機能がオンされている状態では、新たな故障通知が受信された場合にも、サーバ51への情報の通知を行わない。このようにしているのは、修理中における動作チェック時に、故障通知が受信されてしまうことがあるからである。
【0031】
一方、S104で、ディーラでの故障修理の開始を検出していないと判定した場合には、そのままS106へ移行する。
S106では、ディーラでの故障修理の完了を検出したか否かを判定する。具体的には、サービスツールから修理が完了したことを示す信号が受信されたことを、修理の完了として検出する。
【0032】
そして、S106で、ディーラでの故障修理の完了を検出したと判定した場合には、S107へ移行し、S105でオンした故障情報アップロードマスク機能をオフする。続いて、S108で、故障解消カウンタNの値を1に設定する。その後、S109へ移行する。
【0033】
一方、S106で、ディーラでの故障修理の完了を検出していないと判定した場合には、そのままS109へ移行する。
S109では、イグニッションスイッチがオフからオンにされたか否かを判定する。
【0034】
そして、S109で、イグニッションスイッチがオフからオンにされていないと判定した場合には、S103へ戻る。
一方、S109で、イグニッションスイッチがオフからオンにされたと判定した場合には、S110へ移行し、故障解消カウンタNの値をデクリメント(1を減算)する。つまり、トリップ数を計数する。
【0035】
続いて、S111では、故障解消カウンタNの値が0以下になったか否かを判定する。
そして、S111で、故障解消カウンタNの値が0以下になっていないと判定した場合には、S103へ戻る。
【0036】
つまり、確定した故障に関する故障通知が受信されない間は(S103:NO)、S103〜S109の処理が繰り返し実行され、イグニッションスイッチがオフからオンにされるごとに、故障解消カウンタNの値が1ずつ減算される。したがって、10トリップの期間中(故障解消カウンタN>0となっている間)は、S103〜S109の処理が繰り返されることになる。
【0037】
ただし、前述したS103で、確定した故障に関する故障通知が受信されたと判定した場合には、S102へ戻り、故障解消カウンタNの値が10に設定(リセット)されることになる。つまり、確定した故障に関する故障通知が受信されない状態が継続する必要がある。
【0038】
一方、S111で、故障解消カウンタNの値が0以下になったと判定した場合には、本故障確定処理を終了する。これにより、故障が解消したという判定結果を確定する。
[4.効果]
以上説明したように、本実施形態の情報提供システムにおいて、ナビゲーション装置10は、ある故障が発生していないと判定している状態においてその故障の検出される状態が8秒間継続したことを条件としてその故障が発生したと判定する。そして、その後にその故障の検出されない状態が10トリップ継続したことを条件としてその故障が解消したと判定するが、故障に対する修理が完了したことを検出した場合には(S106:YES)、10トリップを1トリップに短縮する(S108)。
【0039】
このようなナビゲーション装置10によれば、故障に対する修理が完了した後でその故障が再発した場合に、その故障が情報収集センタのサーバ51へ通知されないといったことを防ぐことができる。
【0040】
また、ナビゲーション装置10は、修理の際に接続されるサービスツールからの情報に基づき修理が完了したことを検出するようにしているため、故障に対する修理が完了したことを容易にかつ正確に検出することができる。
【0041】
さらに、ナビゲーション装置10は、故障に対する修理中は故障情報アップロードマスク機能をオンにするため、修理中であるにもかかわらず情報収集センタのサーバ51へ故障を通知してしまうことを防ぐことができる。
【0042】
[5.特許請求の範囲との対応]
なお、本実施形態の情報提供システムでは、ナビゲーション装置10が異常判定装置に相当する。そして、S101の処理を実行するメインマイコン11が通知手段に相当し、S104の処理を実行するメインマイコン11が開始検出手段に相当し、S106の処理を実行するメインマイコン11が完了検出手段に相当し、S108の処理を実行するメインマイコン11が短縮手段に相当する。
【0043】
[6.他の形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0044】
例えば、上記実施形態では、本発明の異常発生判定期間を8秒間、異常解消判定期間を10トリップに設定した構成を示したが、これらはあくまでも一例であり、適宜最適な期間に設定すればよい。
【0045】
また、上記実施形態では、本発明の異常判定装置をナビゲーション装置に適用した構成を例示したが、これに限定されるものではなく、ナビゲーション装置以外の車載装置に適用することも可能である。また、上記実施形態では、異常として故障を判定する構成を例示したが、故障以外の異常(液量の不足等)についても同様である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】実施形態の情報提供システムの概略構成を表すブロック図である。
【図2】情報提供システムで実現される処理の概要を表すタイムチャートである。
【図3】故障確定処理のフローチャートである。
【図4】車両における故障の有無の判定方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0047】
10…ナビゲーション装置、11…メインマイコン、12…車載LANドライバ、20…通信機、30…車載LAN、40…ECU、51…サーバ、52…データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両において異常が発生したと判定した場合に前記異常を外部へ通知する通知手段を備え、
前記異常が発生していないと判定している状態において前記異常の検出される状態が所定の異常発生判定期間継続したことを条件として前記異常が発生したと判定するとともに、その後に前記異常の検出されない状態が所定の異常解消判定期間継続したことを条件として前記異常が解消したと判定する異常判定装置であって、
前記異常に対する修理が完了したことを検出する完了検出手段と、
前記完了検出手段により修理の完了が検出された場合に、前記異常解消判定期間を短縮する短縮手段と、
を備えることを特徴とする異常判定装置。
【請求項2】
前記完了検出手段は、修理の際に接続されるサービスツールからの情報に基づき、修理が完了したことを検出すること
を特徴とする請求項1に記載の異常判定装置。
【請求項3】
前記異常に対する修理が開始されたことを検出する開始検出手段を備え、
前記通知手段は、前記開始検出手段により修理の開始が検出されてから前記完了検出手段により修理の完了が検出されるまでの期間は異常の通知を行わないこと
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の異常判定装置。
【請求項4】
車両において異常が発生したと判定した場合に前記異常を外部へ通知する通知手段を備え、前記異常が発生していないと判定している状態において前記異常の検出される状態が所定の異常発生判定期間継続したことを条件として前記異常が発生したと判定するとともに、その後に前記異常の検出されない状態が所定の異常解消判定期間継続したことを条件として前記異常が解消したと判定する異常判定装置としてコンピュータを機能させるための異常判定プログラムであって、
前記異常に対する修理が完了したことを検出する完了検出手段と、
前記完了検出手段により修理の完了が検出された場合に、前記異常解消判定期間を短縮する短縮手段
としてコンピュータを機能させることを特徴とする異常判定プログラム。
【請求項5】
車両において異常の検出される状態が、その異常が発生していないと判定している状態において所定の異常発生判定期間継続したことを条件として、前記異常が発生したと判定するとともに、その後に前記異常の検出されない状態が所定の異常解消判定期間継続したことを条件として前記異常が解消したと判定する異常判定方法であって、
前記異常に対する修理が完了したことを検出した場合に、前記異常解消判定期間を短縮すること
を特徴とする異常判定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−79649(P2010−79649A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−248018(P2008−248018)
【出願日】平成20年9月26日(2008.9.26)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】